しかしながら、従来の照明装置では、LEDユニットにリップルの少ない電圧を出力するために、電源装置は、比較的大きな値のキャパシタンスを有する平滑コンデンサを具備している。何らかの理由でLEDユニットを照明装置から取り外した場合、電源装置は、LEDユニットに流れていた出力電流がゼロになるため、出力電流を増加させようとして出力電圧を上昇させる。そして、出力電圧が所定の上限値に達した時点で電源装置は動作を停止する。平滑コンデンサに蓄えられた電荷は、自己放電のみで放電するので、平滑コンデンサの電圧は、長時間高い電圧(過電圧)を維持することになる。この状態で、LEDユニットを再び取り付けた場合には、平滑コンデンサに蓄えられた電荷がLEDユニットを介して急激に流れ、LEDユニットに過電流が流れるという問題がある。また、同等の明るさを有し、LEDの直列数が少ないLEDユニットに交換した場合には、LEDの個数が減った分だけLEDユニットに過電圧が印加されるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、負荷(光源)を取り付けた場合に過電流が流れることを防止することができる電源装置及び該電源装置を備える照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電源装置は、出力端子間に接続される負荷へ電力を供給する電源部を備える電源装置において、前記電源部が前記出力端子間に出力する電圧を用いて、該電圧と異なり、前記負荷の有無に応じた電圧を生成する電圧生成部と、該電圧生成部で生成した電圧に基づいて前記出力端子間に前記負荷が接続されているか否かを判定する判定部とを備え、前記判定部は、前記負荷が前記出力端子間に接続された状態で前記電圧生成部が生成した電圧が第1閾値電圧V1より高くなった場合、前記負荷が接続されていないと判定し、前記負荷が前記出力端子間に接続されていない状態で前記電圧生成部が生成した電圧が第2閾値電圧V2(<V1)より低くなった場合、前記負荷が接続されたと判定し、さらに、前記判定部で前記負荷が接続されていないと判定した場合、前記電源部が、前記負荷が前記出力端子間に接続された状態で前記出力端子間に出力される電圧よりも低い所定電圧を出力して前記負荷に対する電力を停止すべく制御し、前記判定部で前記負荷が接続されたと判定した場合、前記電源部が前記所定電圧より高い電圧を出力して前記負荷に対する電力供給を開始すべく制御する制御部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、電圧生成部は、電源部が出力端子間に出力する電圧を用いて、負荷の有無に応じて異なる電圧を生成する。例えば、電圧生成部は、負荷が出力端子間に接続された場合(負荷を取り付けた場合、すなわち負荷が有る場合)、電源部が出力端子間に出力する電圧を用いて低い電圧を生成する。また、電圧生成部は、負荷が出力端子間に接続されていない場合(負荷を取り外した場合、すなわち負荷が無い場合)、電源部が出力端子間に出力する電圧を用いて高い電圧を生成する。
制御部は、生成した電圧が第1閾値電圧V1より高くなった場合、例えば、負荷を取り外すことにより電圧が上昇して第1閾値電圧V1より高くなった場合、負荷に対する電力供給を停止すべく制御する。電力供給を停止することにより、負荷を外した場合に、出力端子間の電圧が上昇して過電圧状態となることを防止することができる。また、制御部は、生成した電圧が第2閾値電圧V2(<V1)より低くなった場合、例えば、負荷を取り付けることにより、電圧が下降して第2閾値電圧V2より低くなった場合、負荷に対する電力供給を開始すべく制御する。電圧生成部は出力端子間の電圧を用いて電圧を生成するので、生成した電圧が第2閾値電圧V2(<V1)より低くなった場合には、出力端子間の電圧も低くなっている。すなわち、負荷を取り付けた場合に、出力端子間の電圧が十分に(必要な程度に)低くなったときに、負荷に対する電力供給を開始するので、負荷に過電圧が印加されることを防止することができるとともに負荷に過電流が流れることを防止することができる。
本発明に係る電源装置は、前記電圧生成部は、前記出力端子間に接続された出力抵抗を有し、前記出力抵抗と前記負荷に並列に設けられた並列抵抗の有無とに基づいて電圧を生成するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、出力端子間に出力抵抗を接続してある。例えば、出力端子間に複数の出力抵抗を直列に接続することができる。電圧生成部は、出力抵抗と負荷に並列に設けられた並列抵抗の有無とに基づいて電圧を生成する。例えば、負荷が接続されていない場合(負荷を取り外した場合)、電圧生成部は、出力端子間の電圧を用いるべく、出力抵抗の接続ノードの電圧を生成する。すなわち、電圧生成部は電源部が出力端子間に出力する電圧を出力抵抗で分圧した電圧を高い電圧として生成する。そして、負荷を出力端子間に接続すると(負荷を取り付けた場合)、負荷に設けられた並列抵抗が出力抵抗と並列に接続されることになるため、出力端子間の抵抗値は小さくなり、電圧生成部は低い電圧を生成する。これにより、電圧生成部は、負荷の有無に応じて異なる電圧(低い電圧又は高い電圧)を生成することができる。
本発明に係る電源装置は、前記電源部は、前記制御部が前記負荷に対する電力供給を停止すべく制御した場合、前記出力端子間に所定の無負荷電圧以下の電圧を出力し、前記電圧生成部は、前記第2閾値電圧V2より高い電圧を生成するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、電源部は、制御部が負荷に対する電力供給を停止すべく制御した場合、出力端子間に所定の無負荷電圧以下の電圧を出力する。そして、電圧生成部は、制御部が負荷に対する電力供給を停止すべく制御した場合、第2閾値電圧V2より高い電圧を生成する。例えば、負荷が取り外されて電圧生成部で生成した電圧が第1閾値電圧V1より高くなった場合に、制御部が負荷に対する電力供給を停止すべく制御したときには、電源部は出力端子間に出力する電圧を所定の無負荷電圧以下にするとともに、電圧生成部は生成する電圧を第2閾値電圧V2より高くする。これにより、負荷が接続されていない無負荷状態での出力端子間の電圧が高くなることを防止し、所定の無負荷電圧(例えば、安全性の観点で定められている電圧)以下にする。また、無負荷の状態において電圧生成部で生成する電圧を第2閾値電圧V2より高い電圧にすることにより、電圧生成部で生成する電圧が第2閾値電圧V2より低くなったことで負荷が接続されたことを検出することができる。
本発明に係る電源装置は、前記制御部は、コンパレータを備え、前記電圧生成部で生成した電圧を前記コンパレータの一方の入力端へ入力するようにしてあり、さらに、前記コンパレータの他方の入力端へ前記第1閾値電圧V1又は前記第2閾値電圧V2を択一的に入力する閾値電圧入力部を備え、前記コンパレータの出力端から出力する電圧の高低に応じて前記負荷に対する電力供給の開始又は停止を制御するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、制御部は、コンパレータを備える。電圧生成部で生成した電圧をコンパレータの一方の入力端(例えば、反転入力端)へ入力するようにしてあり、閾値電圧入力部は、コンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ第1閾値電圧V1又は第2閾値電圧V2を択一的に入力する。そして、コンパレータの出力端から出力する電圧の高低に応じて負荷に対する電力供給の開始又は停止を制御する。例えば、コンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ第1閾値電圧V1を入力した場合に、コンパレータの一方の入力端(例えば、反転入力端)へ入力される電圧(電圧生成部が生成した電圧)が第1閾値電圧V1より高くなったときは、コンパレータは低い電圧(Lo)を出力して負荷に対する電力供給を停止する。また、コンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ第2閾値電圧V2を入力した場合に、コンパレータの一方の入力端(例えば、反転入力端)へ入力される電圧(電圧生成部が生成した電圧)が第2閾値電圧V2より低くなったときは、コンパレータは高い電圧(Hi)を出力して負荷に対する電力供給を開始する。
コンパレータを用いて電圧生成部が生成した電圧の高低を判定するので、例えば、マイクロコンピュータを用いて電圧の高低を判定する場合に比べて、判定に要する時間を短くすることができ、負荷の有無の判定を高速化することができる。また、コンパレータを用いて負荷に対する電力供給の開始及び停止の制御を行うことより、例えば、マイクロコンピュータを用いる場合に比べて、高速化することができる(例えば、電力供給を停止させるまでの時間を数十m秒程から数m秒以下にすることができる)。また、マイクロコンピュータを用いる場合には、電力供給を停止させるまでの時間が比較的長い(例えば、数十m秒程度)ため、負荷に過電圧が印加されることになるので、別途過電圧保護回路を必要としたが、コンパレータを用いることにより、電力供給を停止させるまでの時間を短く(例えば、数m秒以下)することができるので、別途過電圧保護回路を設ける必要がない。さらに、マイクロコンピュータを必要としないので、マイクロコンピュータと共に使用する周辺部品が不要となり、部品点数を削減し、部品コストを低減することができる。
本発明に係る電源装置は、前記閾値電圧入力部は、前記制御部が電力供給を開始した場合、前記第1閾値電圧V1を入力し、前記制御部が電力供給を停止した場合、前記第2閾値電圧V2を入力するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、閾値電圧入力部は、制御部が電力供給を開始した場合、第1閾値電圧V1を入力し、制御部が電力供給を停止した場合、第2閾値電圧V2を入力する。制御部が電力供給を開始した場合に、第1閾値電圧V1をコンパレータの他方の入力端に入力することにより、第1閾値電圧V1に基づいて負荷が取り外されたことを検出するとともに、電力供給の停止を制御する。また、制御部が電力供給を停止した場合に、第2閾値電圧V2をコンパレータの他方の入力端に入力することにより、第2閾値電圧V2に基づいて負荷が取り付けられたことを検出するとともに、電力供給の開始を制御する。これにより、1つのコンパレータで負荷の有無(負荷の取り付け及び取り外し)を判定するとともに、電力供給の開始及び停止を制御することができ、部品点数を削減し、部品コストを低減することができる。
本発明に係る電源装置は、前記閾値電圧入力部は、所定の基準電圧を分圧する複数の抵抗と、前記複数の抵抗の接続ノードと前記コンパレータの出力端とを接続する帰還抵抗とを備え、前記接続ノードを前記コンパレータの他方の入力端に接続してあることを特徴とする。
本発明にあっては、閾値電圧入力部は、所定の基準電圧を分圧する複数の抵抗と、当該複数の抵抗の接続ノードとコンパレータの出力端とを接続する帰還抵抗とを備える。そして、当該接続ノードをコンパレータの他方の入力端に接続してある。コンパレータの出力端の電圧が高い(Hi)場合、帰還抵抗を通じて、コンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)の電圧を高い電圧である第1閾値電圧V1にする。また、コンパレータの出力端の電圧が低い(Lo)場合、帰還抵抗を通じて、コンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)の電圧を低い電圧である第2閾値電圧V2にする。これにより、1つのコンパレータで負荷の有無(負荷の取り付け及び取り外し)を判定するとともに、電力供給の開始及び停止を制御することができ、部品点数を削減し、部品コストを低減することができる。
本発明に係る電源装置は、前記制御部は、2つのコンパレータを備え、一方のコンパレータの一方の入力端へ前記電圧生成部で生成した電圧を入力し、該一方のコンパレータの他方の入力端へ前記第1閾値電圧V1を入力するようにしてあり、他方のコンパレータの一方の入力端へ前記第2閾値電圧V2を入力し、該他方のコンパレータの他方の入力端へ前記電圧生成部で生成した電圧を入力するようにしてあり、各コンパレータの出力端から出力する電圧の高低に応じて前記負荷に対する電力供給の開始又は停止を制御するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、制御部は、2つのコンパレータを備える。一方のコンパレータ(第1コンパレータ)の一方の入力端(例えば、反転入力端)へ電圧生成部で生成した電圧を入力し、当該一方のコンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ第1閾値電圧V1を入力する。また、他方のコンパレータ(第2コンパレータ)の一方の入力端(例えば、反転入力端)へ第2閾値電圧V2を入力し、当該他方のコンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ電圧生成部で生成した電圧を入力する。そして、各コンパレータの出力端から出力する電圧の高低に応じて負荷に対する電力供給の開始又は停止を制御する。例えば、第1コンパレータの一方の入力端(例えば、反転入力端)へ入力した電圧が第1閾値電圧よりも高くなった場合、第1コンパレータは高い電圧(Hi)を出力して負荷に対する電力供給を停止する。また、第2コンパレータの他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ入力した電圧が第2閾値電圧よりも低くなった場合(すなわち、第2コンパレータの反転入力端の電圧が非反転入力端の電圧よりも高くなった場合)、第2コンパレータは高い電圧(Hi)を出力して負荷に対する電力供給を開始する。
コンパレータを用いて電圧生成部が生成した電圧の高低を判定するので、例えば、マイクロコンピュータを用いて電圧の高低を判定する場合に比べて、判定に要する時間を短くすることができ、負荷の有無の判定を高速化することができる。また、コンパレータを用いて負荷に対する電力供給の開始及び停止の制御を行うことより、例えば、マイクロコンピュータを用いる場合に比べて、高速化することができる(例えば、電力供給を停止させるまでの時間を数十m秒程から数m秒以下にすることができる)。また、マイクロコンピュータを用いる場合には、電力供給を停止させるまでの時間が比較的長い(例えば、数十m秒程度)ため、負荷に過電圧が印加されることになるので、別途過電圧保護回路を必要としたが、コンパレータを用いることにより、電力供給を停止させるまでの時間を短く(例えば、数m秒以下)することができるので、別途過電圧保護回路を設ける必要がない。さらに、マイクロコンピュータを必要としないので、マイクロコンピュータと共に使用する周辺部品が不要となり、部品点数を削減し、部品コストを低減することができる。
本発明に係る照明装置は、前述のいずれか1つの発明に係る電源装置と、着脱可能な光源とを備え、該光源に対して前記電源装置から電力を供給するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源を外した場合に、出力端子間の電圧が上昇して過電圧状態となることを防止することができる。また、光源を取り付けた場合に、出力端子間の電圧が十分に(必要な程度に)低くなったときに、光源に対する電力供給を開始するので、光源に過電圧が印加されることを防止することができるとともに光源に過電流が流れることを防止することができる。
本発明によれば、負荷(光源)を取り付けた場合に過電流が流れることを防止することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は実施の形態1の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、照明装置は、電源装置100、光源2などを備える。
光源2は、例えば、直列接続された複数のLEDを備え、直列接続された複数のLEDに対して並列に接続された抵抗(不図示)を有する。光源2は着脱が可能であり、電源装置100から取り外すことができる。
なお、光源2は、複数のLEDが直列接続された一群のLEDを1つ備えるものでもよく、あるいは一群のLEDを複数並列に接続した構成でよい。光源2は、例えば、40W型の蛍光灯の代替となる直管形のLED光源である。なお、光源2の形状は、直管形に限定されるものではない。
各LEDは、所定の順方向電流Ifが流がれた場合、所定の順方向電圧Vfを生ずる。光源2のLEDの直列数をNとすると、光源の各LEDの順方向電圧の合計値VFは、VF=N×Vfとなる。例えば、Vf=3.5V程度とし、N=20とすると、VFは70V程度となる。なお、LEDの数、順方向電圧Vfは一例であって、これに限定されるものではなく、合計値VFは、例えば、45V〜95V程度の値を取り得る。
電源装置100は、入力端子AA間に接続される交流電源1からの交流電圧を整流する整流回路10、整流後の電圧を変換して光源2(負荷)へ電力を供給する電源部としての負荷駆動回路20、光源2(負荷)の有無に応じて低い電圧又は高い電圧を生成する電圧生成部30、光源2に対する電力供給の開始又は停止を制御する制御部40などを備える。
負荷駆動回路20の入力側端子Vin、GNDには整流回路10を接続してあり、負荷駆動回路20の出力側端子Vout、GNDには出力端子BBを接続してある。負荷駆動回路20は、例えば、昇圧回路、定電流回路などを備え、光源2のLEDに所要の定電流(順方向電流)を供給することができる。また、負荷駆動回路20は、定電圧源としての動作も行う。
電圧生成部30は、出力抵抗としての抵抗31、32を備え、直列に接続した抵抗31、32を出力端子BB間に接続してある。そして、電圧生成部30は、出力端子BB間の電圧Voutを抵抗31、32で分圧した電圧Vgを生成して制御部40へ出力する。なお、図1の例では、電圧生成部30は、直列接続した抵抗31、32を備える構成であるが、出力端子BB間の電圧を使用して電圧を生成するものであれば、抵抗の数、接続形態等は図1の例に限定されない。
光源2が出力端子BB間に接続された場合には、光源2に設けられた抵抗が出力端子BB間に接続されるので、出力端子BB間の抵抗は小さくなり、電圧生成部30が生成する電圧Vgは低くなる。一方、光源2が出力端子BB間に接続されていない場合には、光源2に設けられた抵抗が出力端子BB間に接続されないので、出力端子BB間の抵抗は抵抗31、32の直列抵抗値となって大きくなり、電圧生成部30が生成する電圧Vgは高くなる。
出力端子BB間の抵抗値の大小に応じて、電圧生成部30が生成する電圧Vgが高低となる理由は、以下のとおりである。すなわち、負荷駆動回路20の出力側端子Voutから見た内部回路は、内部抵抗rと、当該内部抵抗rに直列接続した定電圧源(電圧Vr)とが接続されているとみることができ、負荷駆動回路20は定電圧源として動作する。そして、出力端子BB間の電圧は、電圧Vrを内部抵抗rと出力端子BB間の抵抗で分圧した電圧となる。このため、出力端子BB間の抵抗が小さくなると出力端子BB間の電圧が低くなり、電圧生成部30が生成する電圧Vgも低くなる。逆に、出力端子BB間の抵抗が大きくなると出力端子BB間の電圧が高くなり、電圧生成部30が生成する電圧Vgも高くなる。
すなわち、電圧生成部30は、抵抗31、32及び光源2に設けられた抵抗(並列抵抗)に基づいて電圧Vgを生成する。出力側端子Voutが出力端子BB間に接続された負荷駆動回路20は、定電圧源として動作するので、例えば、光源2が接続されていない場合(光源2を取り外した場合)、電圧生成部30は、負荷駆動回路20が出力端子BB間に出力する電圧Voutを抵抗31、32で分圧した電圧Vgを高い電圧として生成する。また、光源2を出力端子BB間に接続すると(光源2を取り付けた場合)、光源2に設けられた抵抗が抵抗31、32と並列に接続されることになるため、出力端子BB間の抵抗値は小さくなり、電圧生成部30は、低い電圧Vgを生成する。これにより、電圧生成部30は、光源2の有無に応じて異なる電圧(低い電圧又は高い電圧)を生成することができる。
制御部40は、閾値電圧入力部41、コンパレータ42を備える。閾値電圧入力部41は、抵抗411、412、413を備える。より具体的には、閾値電圧入力部41は、所定の基準電圧Vrefを分圧する複数の抵抗411、412と、抵抗411、412同士の接続ノードとコンパレータ42の出力端とを接続する帰還抵抗413とを備える。
コンパレータ42の一方の入力端である反転入力端(-)には、電圧生成部30で生成した電圧Vgが入力される。すなわち、コンパレータ42の反転入力端には、抵抗31、32同士の接続ノードが接続されている。
コンパレータ42の他方の入力端である非反転入力端(+)には、抵抗411、412同士の接続ノードが接続されている。
コンパレータ42の出力端の電圧Veが高い(Hi、例えば、5V程度)場合、帰還抵抗413を通じて、コンパレータ42の非反転入力端(+)に入力される電圧を高い電圧である第1閾値電圧V1にする。また、コンパレータ42の出力端の電圧Veが低い(Lo、例えば、0V程度)場合、帰還抵抗413を通じて、コンパレータ42の非反転入力端(+)に入力される電圧を低い電圧である第2閾値電圧V2(<V1)にする。
また、コンパレータ42の出力端は、負荷駆動回路20の制御端子ENに接続してある。コンパレータ42の出力端の電圧Veが高い(Hi、例えば、5V程度)場合には、負荷駆動回路20は、光源2に対して所望の定電流を出力すべく電力供給を開始する。一方、コンパレータ42の出力端の電圧Veが低い(Lo、例えば、0V程度)場合には、負荷駆動回路20は、光源2に対する電力供給を停止する。
図2は制御部40の動作の一例を示す説明図である。図2において、横軸はコンパレータ42の反転入力端(-)の電圧Vg、すなわち電圧生成部30が生成する電圧を示し、縦軸はコンパレータ42の出力端の電圧Veを示す。
図2に示すように、コンパレータ42の出力端の電圧Veが高い(Hi)場合、コンパレータ42の非反転入力端(+)には、閾値電圧入力部41により高い電圧閾値である第1閾値電圧V1が入力されている。そして、コンパレータ42の反転入力端(-)に入力される電圧Vgが高くなり、反転入力端(-)の電圧Vgが非反転入力端(+)の第1閾値電圧V1より高くなった場合、コンパレータ42の出力端の電圧Veは、高い電圧(Hi)から低い電圧(Lo)に変化する。コンパレータ42の出力端の電圧Veが低い電圧(Lo)になることにより、負荷駆動回路20は光源2に対する電力供給を停止する。
一方、コンパレータ42の出力端の電圧Veが低い(Lo)場合、コンパレータ42の非反転入力端(+)には、閾値電圧入力部41により低い電圧閾値である第2閾値電圧V2が入力されている。そして、コンパレータ42の反転入力端(-)に入力される電圧Vgが低くなり、反転入力端(-)の電圧Vgが非反転入力端(+)の第2閾値電圧V2より低くなった場合、コンパレータ42の出力端の電圧Veは、低い電圧(Lo)から高い電圧(Hi)に変化する。コンパレータ42の出力端の電圧Veが高い電圧(Hi)になることにより、負荷駆動回路20は光源2に対する電力供給を開始する。
次に、実施の形態1の電源装置100の動作について説明する。図3は実施の形態1の電源装置100の光源2の着脱時の動作の一例を示す説明図である。なお、図3では、簡略化のため電源装置100の出力端子BB間の抵抗31、32、及び光源2を図示している。図3に示すように、光源2は、出力端子BB間に接続される複数のLED21と、出力端子BB間に接続される抵抗22を備える。
図3Aは、電源装置100の出力端子BB間に光源2が接続され、光源2が点灯状態である場合を示す。この場合には、電源装置100の出力端子BB間の電圧Voutは、LED21の順方向電圧の合計値VFに等しく、各LED21には所要の定電流が流れている。また、電圧Voutを抵抗31、32で分圧して生成した電圧Vgは、第1閾値電圧V1より低い電圧に保たれている。第1閾値電圧V1は、負荷駆動回路20が出力する電圧Vout(すなわち、無負荷時の出力端子BB間の電圧)が過電圧とならないように制御すべく設定することができる。例えば、第1閾値電圧V1は、100V程度とすることができる。これにより、無負荷時の出力端子BB間の電圧を所要の電圧以下にすることができる。
図3Aの状態で光源2を取り外した場合、LED21に流れていた電流は一時的に抵抗31、32に流れるので、電圧Vgは上昇する。図3Bは光源2が取り外された状態を示す。
図3Bの状態において、電圧Vgが第1閾値電圧V1より高くなると、図2で説明したように、コンパレータ42の出力端の電圧VeはHiからLoに変化する。なお、電圧Vgの上昇は極めて短時間に生じ、光源2が取り外されたのとほぼ同時に電圧Vgは第1閾値電圧V1より高くなる。コンパレータ42の出力端の電圧VeがLoになると、負荷駆動回路20は、光源2に対する電力供給を停止する。
負荷駆動回路20は、光源2に対する電力供給を停止した場合でも、出力端子BB間に所定の無負荷電圧VN(例えば、40V程度)を出力する。すなわち、電源装置100の出力端子BB間の電圧Voutは、VFからVN(<VF)に変化する。また、電圧Vout(=VN)を抵抗31、32で分圧して生成した電圧Vgは、第2閾値電圧V2<Vg<VNの関係となる。
図3Bの状態で光源2を取り付けた場合、出力端子BB間に光源2の抵抗22が並列に接続されるため、電圧Voutを抵抗31、32で分圧した電圧Vgは下降する。図3Cは光源2が取り付けられた状態を示す。
図3Cの状態において、電圧Vgが第2閾値電圧V2より低くなると、図2で説明したように、コンパレータ42の出力端の電圧VeはLoからHiに変化する。なお、電圧Vgの下降は極めて短時間に生じ、光源2が取り付けられたのとほぼ同時に電圧Vgは第2閾値電圧V2より低くなる。コンパレータ42の出力端の電圧VeがHiになると、負荷駆動回路20は、光源2に対する電力供給を開始する。
電源装置100の出力端子BB間の電圧Voutは、VNからVFに変化する。また、光源2は点灯状態となる。また、電圧Vout(=VN)を抵抗31、32で分圧して生成した電圧Vgは、第1閾値電圧V1より低い電圧となり、図3Aの場合と同様の状態になる。
図4は実施の形態1の電源装置100の光源2の着脱時の動作の一例を示すタイムチャートである。図4は、上段から順番に光源の有無、出力端子BB間の電圧Vout、電圧生成部30で生成する電圧Vg、コンパレータ42の出力端の電圧Ve、コンパレータ42の非反転入力端の電圧(閾値電圧)を示す。
図4に示すように、光源2が有る場合(光源2が接続されている場合)、出力端子BB間の電圧VoutはVFとなり、光源2は点灯状態となる。また、電圧生成部30は、第1閾値電圧V1よりも低い電圧Vgを生成する。コンパレータ42の出力端の電圧VeはHiであり(光源2に電力供給している状態)、コンパレータ42の非反転入力端には、帰還抵抗413を介して、第1閾値電圧V1が印加されている。
時刻t1において、光源2が取り外された場合、電圧生成部30で生成する電圧Vgが上昇し、第1閾値電圧V1より高くなると、コンパレータ42の出力端の電圧VeはHiからLoに変化し、負荷駆動回路20による電力供給が停止するので、出力端子BB間の電圧VoutはVFからVNに変化する。このとき、コンパレータ42の出力端の電圧VeがLoになるので、帰還抵抗413を介して、コンパレータ42の非反転入力端には、第2閾値電圧V2が印加される。
時刻t2において、光源2が取り付けられた場合、電圧生成部30で生成する電圧Vgが下降し、第2閾値電圧V2より低くなると、コンパレータ42の出力端の電圧VeはLoからHiに変化し、負荷駆動回路20による電力供給が開始するので、出力端子BB間の電圧VoutはVNからVFに変化する。光源2には所要の電力が供給され光源2は点灯する。このとき、コンパレータ42の出力端の電圧VeがHiになるので、帰還抵抗413を介して、コンパレータ42の非反転入力端には、第1閾値電圧V1が印加される。以下、同様の動作を繰り返す。
上述したように、電圧生成部30は、負荷駆動回路20が出力端子BB間に出力する電圧Voutを用いて、光源2の有無に応じて低い電圧又は高い電圧(異なる電圧)を生成する。例えば、電圧生成部30は、光源2が出力端子BB間に接続された場合(負荷を取り付けた場合、すなわち負荷が有る場合)、負荷駆動回路20が出力端子BB間に出力する電圧Voutを用いて低い電圧Vgを生成する。
また、電圧生成部30は、光源2が出力端子BB間に接続されていない場合(負荷を取り外した場合、すなわち負荷が無い場合)、負荷駆動回路20が出力端子BB間に出力する電圧Voutを用いて高い電圧Vgを生成する。
制御部40(コンパレータ42)は、電圧生成部30で生成した電圧Vgが第1閾値電圧V1より高くなった場合、例えば、光源2を取り外すことにより電圧Vgが上昇して第1閾値電圧V1より高くなった場合、光源2に対する電力供給を停止すべく負荷駆動回路20を制御する。電力供給を停止することにより、光源2を外した場合に、出力端子BB間の電圧Voutが上昇して過電圧状態となることを防止することができる。
また、上述のように、制御部40(コンパレータ42)は、電圧生成部30で生成した電圧Vgが第2閾値電圧V2(<V1)より低くなった場合、例えば、光源2を取り付けることにより、電圧Vgが下降して第2閾値電圧V2より低くなった場合、光源2に対する電力供給を開始すべく負荷駆動回路20を制御する。
電圧生成部30は出力端子BB間の電圧Voutを用いて電圧Vgを生成するので、生成した電圧Vgが第2閾値電圧V2(<V1)より低くなった場合には、出力端子BB間の電圧Voutも低くなっている。すなわち、光源2を取り付けた場合に、出力端子BB間の電圧Voutが十分に(必要な程度、例えば、40V程度に)低くなったときに(例えば、Vout=VN)、光源2に対する電力供給を開始するので、光源2に過電圧が印加されることを防止することができるとともに光源2に過電流が流れることを防止することができる。
また、負荷駆動回路20は、制御部40が光源2に対する電力供給を停止すべく制御した場合、出力端子BB間に所定の無負荷電圧以下の電圧Vout(例えば、電圧Vout=VN)を出力する。そして、電圧生成部30は、制御部40が光源2に対する電力供給を停止すべく制御した場合、第2閾値電圧V2より高い電圧Vg(Vg>V2)を生成する。例えば、光源2が取り外されて電圧生成部30で生成した電圧Vgが第1閾値電圧V1より高くなった場合に、制御部40が光源2に対する電力供給を停止すべく制御したときには、負荷駆動回路20は出力端子BB間に出力する電圧Voutを所定の無負荷電圧以下にするとともに、電圧生成部30は生成する電圧Vgを第2閾値電圧V2より高くする。これにより、光源2が接続されていない無負荷状態での出力端子BB間の電圧Voutが高くなることを防止し、所定の無負荷電圧(例えば、安全性の観点で定められている電圧)以下にする。また、無負荷の状態において電圧生成部30で生成する電圧Vgを第2閾値電圧V2より高い電圧にすることにより、電圧生成部30で生成する電圧Vgが第2閾値電圧V2より低くなったことで光源2が接続されたことを検出することができる。
また、上述のように、制御部40は、コンパレータ42を備える。すなわち、電圧生成部30で生成した電圧Vgをコンパレータ42の一方の入力端(例えば、反転入力端)へ入力するようにしてあり、閾値電圧入力部41は、コンパレータ42の他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ第1閾値電圧V1又は第2閾値電圧V2のいずれかを、コンパレータ42の出力端の電圧Veの高低に応じて選択可能に(択一的に)入力する。そして、コンパレータ42の出力端から出力する電圧の高低に応じて光源2(負荷)に対する電力供給の開始又は停止を制御する。
例えば、コンパレータ42の他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ第1閾値電圧V1を入力した場合に、コンパレータ42の一方の入力端(例えば、反転入力端)へ入力される電圧(電圧生成部が生成した電圧)Vgが第1閾値電圧V1より高くなったときは、コンパレータ42は低い電圧(Lo)を出力して光源2に対する電力供給を停止する。
また、コンパレータ42の他方の入力端(例えば、非反転入力端)へ第2閾値電圧V2を入力した場合に、コンパレータ42の一方の入力端(例えば、反転入力端)へ入力される電圧(電圧生成部が生成した電圧)Vgが第2閾値電圧V2より低くなったときは、コンパレータ42は高い電圧(Hi)を出力して光源2に対する電力供給を開始する。
コンパレータ42を用いて電圧生成部30が生成した電圧の高低を判定するので、例えば、マイクロコンピュータを用いて電圧の高低を判定する場合に比べて、A/D変換回路が不要になり、またマイクロコンピュータを動作させるためのソフトウエア処理が不要となるため、判定に要する時間を短くすることができ、光源2等の負荷の有無の判定を高速化することができる。
また、コンパレータ42を用いて光源2に対する電力供給の開始及び停止の制御を行うことより、例えば、マイクロコンピュータを用いる場合に比べて、高速化することができる(例えば、電力供給を停止させるまでの時間を数十m秒程から数m秒以下にすることができる)。また、マイクロコンピュータを用いる場合には、電力供給を停止させるまでの時間が比較的長い(例えば、数十m秒程度)ため、光源2に過電圧が印加されることになるので、別途過電圧保護回路を必要としたが、コンパレータ42を用いることにより、電力供給を停止させるまでの時間を短く(例えば、数m秒以下)することができるので、別途過電圧保護回路を設ける必要がない。さらに、マイクロコンピュータを必要としないので、マイクロコンピュータと共に使用する周辺部品が不要となり、部品点数を削減し、部品コストを低減することができる。
また、上述のように、閾値電圧入力部41は、制御部40が電力供給を開始した場合、第1閾値電圧V1をコンパレータ42の非反転入力端へ入力し、制御部40が電力供給を停止した場合、第2閾値電圧V2をコンパレータ42の非反転入力端へ入力する。制御部40が電力供給を開始した場合に、第1閾値電圧V1をコンパレータの非反転入力端へ入力することにより、第1閾値電圧V1に基づいて光源2が取り外されたことを検出するとともに、電力供給の停止を制御する。また、制御部40が電力供給を停止した場合に、第2閾値電圧V2をコンパレータ42の非反転入力端へ入力することにより、第2閾値電圧V2に基づいて光源2が取り付けられたことを検出するとともに、電力供給の開始を制御する。これにより、1つのコンパレータで光源2(負荷)の有無(負荷の取り付け及び取り外し)を判定するとともに、電力供給の開始及び停止を制御することができ、部品点数を削減し、部品コストを低減することができる。
(実施の形態2)
図5は実施の形態2の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。実施の形態2の照明装置は、電源装置110、光源2などを備える。実施の形態1の電源装置100との違いは、実施の形態2の電源装置110は、制御部40に代えて制御部50を備える点である。制御部50は、2つのコンパレータ51、52、及びRSフリップフロップ53などを備える。
図5に示すように、一方のコンパレータ(第1のコンパレータ)51の一方の入力端である反転入力端(-)へ電圧生成部30で生成した電圧Vgを入力し、当該第1のコンパレータ51の他方の入力端である非反転入力端(+)へ第1閾値電圧V1を入力する。また、他方のコンパレータ(第2のコンパレータ)52の一方の入力端である反転入力端(-)へ第2閾値電圧V2を入力し、当該第2のコンパレータ52の他方の入力端である非反転入力端(-)へ電圧生成部30で生成した電圧Vgを入力する。
そして、各コンパレータ51、52の出力端から出力する電圧の高低に応じて光源2に対する電力供給の開始又は停止を制御する。より具体的には、第1のコンパレータ51の出力端をRSフリップフロップ53の入力端(R)に接続し、第2のコンパレータ52の出力端をRSフリップフロップ53の入力端(S)に接続し、RSフリップフロップ53の出力端(Q)を負荷駆動回路20の制御端子ENに接続する。
図6は制御部50の動作の一例を示す説明図である。図6は各コンパレータ51、52の入力端へ入力される電圧Vgと、第1閾値電圧V1及び第2閾値電圧V2との高低に応じてRSフリップフロップ53の入力端(R、S)へ入力される電圧及び出力端(Q)の電圧の状態を示す。図6に示すように、第1のコンパレータ51の反転入力端(-)へ入力された電圧Vgが第1閾値電圧V1よりも高くなった場合、第1のコンパレータ51はRSフリップフロップ53の入力端(R)へ高い電圧(Hi)を出力する。これにより、RSフリップフロップ53の出力端(Q)の電圧はLoとなり、制御部50は、光源2に対する電力供給を停止する。
また、第2のコンパレータ52の非反転入力端(+)へ入力された電圧Vgが第2閾値電圧V2よりも低くなった場合、第2のコンパレータ52はRSフリップフロップ53の入力端(S)へ高い電圧(Hi)を出力する。これにより、RSフリップフロップ53の出力端(Q)の電圧はHiとなり、制御部50は、光源2に対する電力供給を開始する。
なお、実施の形態2においても、図3、図4で例示した動作と同様の動作を行うので説明は省略する。
実施の形態2においても、コンパレータ51、52を用いて電圧生成部30が生成した電圧の高低を判定するので、例えば、マイクロコンピュータを用いて電圧の高低を判定する場合に比べて、判定に要する時間を短くすることができ、光源2(負荷)の有無の判定を高速化することができる。また、コンパレータを用いて光源2に対する電力供給の開始及び停止の制御を行うことより、例えば、マイクロコンピュータを用いる場合に比べて、高速化することができる(例えば、電力供給を停止させるまでの時間を数十m秒程から数m秒以下にすることができる)。また、マイクロコンピュータを用いる場合には、電力供給を停止させるまでの時間が比較的長い(例えば、数十m秒程度)ため、光源2(負荷)に過電圧が印加されることになるので、別途過電圧保護回路を必要としたが、コンパレータを用いることにより、電力供給を停止させるまでの時間を短く(例えば、数m秒以下)することができるので、別途過電圧保護回路を設ける必要がない。さらに、マイクロコンピュータを必要としないので、マイクロコンピュータと共に使用する周辺部品が不要となり、部品点数を削減し、部品コストを低減することができる。
上述の実施の形態では、電源装置の負荷としてLED光源として用いる例を説明したが、光源はLEDに限定されず、電流値によって光度が決定されるような電流駆動方式の光源であれば、EL(Electro-Luminescence)等の他の光源に対しても適用することができる。また、負荷は光源に限定されるものではない。