JP5953571B2 - 索荷重計測装置 - Google Patents

索荷重計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5953571B2
JP5953571B2 JP2013071073A JP2013071073A JP5953571B2 JP 5953571 B2 JP5953571 B2 JP 5953571B2 JP 2013071073 A JP2013071073 A JP 2013071073A JP 2013071073 A JP2013071073 A JP 2013071073A JP 5953571 B2 JP5953571 B2 JP 5953571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
load
winding
hydraulic
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013071073A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014193762A (ja
Inventor
章一 加藤
章一 加藤
田中 信介
信介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukushima Ltd
Original Assignee
Fukushima Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukushima Ltd filed Critical Fukushima Ltd
Priority to JP2013071073A priority Critical patent/JP5953571B2/ja
Publication of JP2014193762A publication Critical patent/JP2014193762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5953571B2 publication Critical patent/JP5953571B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、索荷重計測装置に係り、特に、油圧式ウインチによる牽引索の引張り荷重を計測する索荷重計測装置に関する。
油圧式ウインチは、例えば、船舶を岸壁に係留、海洋掘削リグ(rig)等の海洋構造物の牽引、係留固定に使用されるアンカーの操作等を行う機器として使用されている。
また、油圧式ウインチは、船舶、海洋構造物等を安定した状態で維持、固定する場合、干満、海流、貨物の有無等による海面の影響を避けるために、索を巻き取るか、若しくは、索を繰り出す必要がある。
この索の巻き取り、または、索の繰り出しの判断は、索の状態を目視で確認して行うことが多く、常時監視が必要となるばかりか、これらの船舶、海洋構造物等の安定した状態に維持、固定するのは容易でない、という問題があった。
なお、索、牽引索とはロープやチェーン等をいうが、主にロープ33として説明する。
図7は、3点シーブ式荷重検査装置の全形を示す斜視図である。
従来、この問題を解決するためのものとしては、図7に示す3点シーブ式荷重検査装置45が知られている(例えば、特許文献1)。3点シーブ式荷重検査装置45は、左右に滑車42,43が配置され、その中央にもう一つの滑車44がロープ33を沈めるようにして配置されている。
ひとたび、ロープ33に引張り荷重が作用した場合、ロープ33が引張られ、ロープ33に張力(荷重)が発生すると、中央の滑車44がロープ33に押し上げられる。3点シーブ式荷重検査装置45は、この押し上げ力を図示しないロードセルによって検出し、力の方向が異なるロープ33の引張り力に変換して算出する。
また、索荷重を計測する他の手段として、ウインチのドラムの軸端にロードセルを設け、ドラムの軸の回転力をロードセルによって直接計測する技術が知られている。このロードセル方式(図示せず)では、ロープに引張り荷重が掛かると、軸受部がロープ荷重に対する反力を受けるため、この反力からロープの引張り力を変換して算出する。
特開平11−218453号公報([0002]、図5(a)参照)
しかしながら、3点シーブ式荷重検査装置45の場合、図1に示すようなドラム幅が大きいウインチ30の場合、ロープ33がウインチ30のドラム幅いっぱいに左右へ振られるため、3点シーブ式荷重検査装置45も左右に振れなければならず、設置は容易でないという問題があった。
また、3点シーブ式荷重検査装置45のロードセルの位置は、ロープ33の引張り荷重の力の方向と直交しており、ロープ33の引張り荷重は直行方向に方向変換して換算しなければならず、そのため計測精度が悪いという問題があった。さらに、索の径が大きくなった場合、3点シーブ式荷重検査装置45の滑車42,43,44にロープ33を通すことは困難であるという問題があった。
もう一つのロードセル方式は、軸受部のロープ荷重に対する反力は、軸受部の加工精度によりバラツキが大きいため、この反力からロープ33の引張り力を変換する方式では、計測精度が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、簡易な構成により、高精度に油圧式ウインチの索荷重を計測して、油圧式ウインチの適切な制御に寄与することができる索荷重計測装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、牽引索を巻き取るドラムと、このドラムを駆動する油圧モータと、この油圧モータを制御する制御装置と、を有する油圧式ウインチによる牽引索の引張り荷重を計測する索荷重計測装置であって、前記油圧モータの作動室に供給される入力側の作動油の入力圧力を検出する入力圧力センサと、前記作動室の排出側の作動油の排出圧力を検出する排出圧力センサと、前記入力圧力と前記排出圧力の圧力差に予め設定された換算係数を乗算して前記牽引索の引張り荷重を算出する索荷重算出手段と、前記牽引索の巻き取りと繰り出しを切り換える前記油圧モータの方向切換弁の切り換え位置を検出する位置センサと、を備え、巻き取り時において、前記索荷重算出手段により算出した前記牽引索に作用する引張り荷重が予め設定した所定の閾値に到達した場合には、前記制御装置に前記牽引索を繰り出す指令を送り前記方向切換弁を切り換えて前記油圧モータを逆転させるとともに、前記換算係数は、前記油圧式ウインチの巻き取り動作時と繰り出し動作時で異なる換算係数を設定すること、を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の索荷重計測装置であって、前記ドラムの回転数および回転方向を検出する回転センサと、この回転センサにより求めた回転数から前記牽引索を前記ドラムに巻き取る際の巻き付け段数を算出する巻き付け段数算出手段と、を備え、前記換算係数は、前記巻き付け段数算出手段により求めた巻き付け段数から算出した前記ドラムの巻き付け直径係数を含むことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記入力圧力センサにより検出した入力圧力と前記排出圧力センサにより検出した排出圧力の圧力差に予め設定された換算係数を乗算して牽引索の引張り荷重を算出するため、圧力センサを設けて比較的簡単なプログラム処理により、荷重が変化する動的な牽引索の引張り荷重を高精度に算出することができる。
また、前記圧力差と予め設定された換算係数を用いて種々の変動要因を網羅的に総合して処理することで、あえて油圧式ウインチの駆動力を算出するまでもなく、リアルタイムに刻々と変化する牽引索の引張り荷重を高精度に収集することができる。
このため、油圧式ウインチの動作の変化を迅速に把握することができるため、巻き取り時にドラムが停止するストーリング状態やドラムが逆回転するレンダリング状態に陥る前に危険状態を判定し、適正な制御を行うことが可能となる。
本発明は、圧力差に換算係数を乗算するという簡易な構成であるから、スペース的な制約から解放されるため、既設のウインチにも大幅な改造およびレイアウトを変更することなく、簡単に取り付けることができる。
このようにして、請求項1に記載の発明に係る索荷重計測装置は、簡易な構成により、油圧式ウインチの動作状態をリアルタイムに高精度に把握することができるため、油圧式ウインチのストーリング状態やレンダリング状態を効果的に回避して、油圧式ウインチを好適に制御することが可能となる。
また、前記油圧モータの方向切換弁の切り換え位置を検出する位置センサを備え、油圧式ウインチの動作状態に適した異なる換算係数を設定することで、牽引索の引張り荷重をより高精度に算出することができる。
つまり、油圧式ウインチで巻き取る場合には、油圧モータの駆動力によりドラムを回転させて牽引索を巻き取るのに対し、繰り出す場合には、牽引索が船舶等により引っ張られて油圧モータが回転させられるため、機械効率が逆になるから動作状態に適した別個の換算係数を設定する。
また、前記牽引索に作用する引張り荷重が予め設定した所定の閾値に到達した場合には、前記油圧式ウインチの制御装置に前記牽引索を繰り出す指令を送ることで、牽引索の引張り荷重を適正に制御することができる。
このため、本発明に係る索荷重計測装置を搭載した油圧式ウインチを採用することで、干満、海流、貨物の有無等による海面の変動による牽引索に作用する過大な負荷を緩和して、船舶、海洋構造物等を安定した状態で維持、固定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、巻き付け段数算出手段により、前記牽引索の巻き付け段数を算出することで、巻き付け段数の違いによるドラムの巻き付け直径の変化率を算出して牽引索の引張り荷重をより高精度に算出することができる。
船舶の甲板に設置した油圧式ウインチを示し、(a)は平面図、(b)はロープの3段巻きの状態を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る索荷重計測装置を搭載した油圧式ウインチの構成を示す回路図である。 図1に示すウインチ用油圧モータのA−A線の断面図である。 油圧モータの性能を示し、縦軸がロープの巻き取り速度(V)、横軸にロープにかかる負荷である荷重(l)を示し、3作動室の油圧モータの速度−荷重性能曲線を示すグラフである。 左縦軸に油圧モータに供給される油量(Q)、右縦軸に油圧モータにかかる圧力(P)、横軸にロープにかかる荷重(l)を設けた、荷重(負荷)〜油量・圧力線図である。 索荷重計測装置の算出手順と判定手順を示すフローチャートである。 従来の3点シーブ式荷重検査装置の全形を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る索荷重計測装置20(図2参照)について、船舶の甲板に設置した油圧式ウインチであるウインチ30(図1参照)に搭載した場合を例として適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<油圧式ウインチの構成>
図1(a)に示すように、ウインチ30は、船舶の甲板の先端部、後端部および中間部に複数台ずつ据付けられ、例えば、船舶の係留のための牽引索であるロープ33を巻き取り、または、ロープ33を繰り出すことができるロープ巻き取り機である。
なお、牽引索は、ロープ33に限定されるものではなく、船舶、海洋構造物等の係留のために使用される錨を引き上げ、または、投下するチェーンであってもよい。
ウインチ30は、ベッド31上に載置された油圧モータ10と、この油圧モータ10の駆動軸5gに固定されたピニオンギヤ34と、このピニオンギヤ34が大ギヤ35に噛み合い増力する減速装置と、大ギヤ35に固定され、回転駆動を伝達する回転軸32と、この回転軸32に固定され、フェアリーダー38に挿通されたロープ33を巻き取るドラム36と、ロープ33を手で巻き取る作業に使うワーピングドラム37と、油圧モータ10の動作を制御する制御装置40(図2参照)と、を備えている。ブレーキ装置41はドラム36の回転にブレーキをかけてドラム36を停止及び固定する。
<油圧モータの構成>
油圧モータ10は、図3に示すように、ケーシング2内に回転自在に軸支されたロータ5aと、3つのいわゆるチャンバーである作動室(第1作動室5d,第2作動室5e,第3作動室5f)と、各作動室5d,5e,5fに突出するようにロータ5aに配設された3枚のベーン(5c1,5c2,5c3)と、正転逆転を切り換える方向切換弁3と、作動室(5d,5e,5f)に供給する作動油を分配する分配弁(第1分配弁4,第2分配弁6)と、作動油を供給する油圧ポンプ9(図2参照)と、油圧モータ10の動作を制御する制御装置40(図2参照)と、を備えている。
なお、本実施形態においては、索荷重計測装置20を3つの作動室(チャンバー)からなる油圧モータ10に適用した場合について説明するが、これに限定されるものではなく、種々の形式の油圧モータに適用することができる。
油圧モータ10は、序盤の軽負荷時には第1作動室5dに高圧の作動油を供給してロータ5aを駆動し、中盤の中負荷時にはさらに第2作動室5eが加勢し、終盤の高負荷時にはさらに第3作動室5fも加勢して3つの作動室5d,5e,5fによりロータ5aを駆動するようになっている(図4と図5を参照)。
3枚のベーン5c1,5c2,5c3は、第1作動室5dについて説明すると、始点部に配設されたベーン5c1と、中間部に配設されたベーン5c2と、終端部に配設されたベーン5c3と、から構成されている。
かかる構成により、3枚のベーン5c1,5c2,5c3に作用する作動油の圧力によりロータ5aを回転駆動するようになっている。第2作動室5e、および第3作動室5fも同様である。
<第1分配弁の構成>
図2に示すように、第1分配弁4は、第1分配弁4の作動圧力である第一圧(2.5MPa)を超えると、この第一圧によって第1分配弁4のポートが閉状態から開状態に自動的に切り換わり、第2主油路bを経由して第2作動室5e(図3参照)に作動油が流入して第1作動室5dに加勢する。つまり、第1作動室5dと第2作動室5eでロータ5aを回転駆動させる。
<第2分配弁の構成>
第2分配弁6は、第3主油路cに配置され、調整ばね式の3ポート2位置切換弁である。詳しくは、第2分配弁6は、第1主油路aから分岐し、第3作動室5fへ通る第3主油路cに設けられている。また、第5主油路eとは油路fが接続されている。ロープ33にかかる引張り荷重がさらに大きくなり、2つの作動室のみではトルク不足になると、作動油は荷重に見合ったトルクを出そうとさらに上昇する。第2分配弁6の作動圧力である第二圧(3.0MPa)を超えると、この第二圧によって第2分配弁6のポートが自動的に閉状態から開状態に切り換わり、第3主油路cを経由して第3作動室5f(図3参照)に作動油が流入し、第1作動室5dと第2作動室5eに加勢する。つまり、第1作動室5dと第2作動室5eと第3作動室5fでロータ5aを回転駆動させる。
方向切換弁3は、作業者が操作する切り換えレバー8により、または制御装置40が遠隔操作する切り換え手段(不図示)により、油圧モータ10の正転(巻き取り)、逆転(繰り出し)、および停止中立位置を切り換える7ポート3位置切換弁であり、油圧ポンプ9と作動室(5d,5e,5f)の間、そして、第1主油路aおよび第5主油路eの途中に設けられている。
油圧ポンプ9は、第三圧(4.0MPa)を超える4.5MPaまで、作動油の圧力を高めることができるが、油圧ポンプ9の吐出圧力設定の上限は、安全装置であるリリーフ弁9bで行う。
図4は、本発明の油圧モータの性能を示し、縦軸がロープの巻き取り速度(V)、横軸にロープにかかる負荷である荷重(Load)を示し、第1作動室〜第3作動室の油圧モータの速度−荷重性能曲線を示すグラフである。図4に示すように、ロープ33の巻き取り速度(V)は、ロープ33にかかる荷重(Load)に対して全体が階段状になって低下する。
<序盤の軽荷重>
序盤の軽荷重では、第1作動室5d一つで油圧モータ部5のロータ5aが回転する。この序盤では1個の作動室(チャンバー)に3個分の作動油の油量が供給されるため、その最大速度は、定格速度の3倍の45m/minとなる。この結果、軽荷重の序盤は、ロープ33が高速で巻き取られる。
<中盤の中荷重>
中盤の中荷重では、2個の作動室に3個分の油量を供給するため、油圧モータ10の速度は、定格速度の1.5倍の22.5m/minとなる。
したがって、中荷重の中盤は、ロープ33が中速で巻き取られる。
<終盤の重荷重>
終盤の重荷重では、3個の作動室で油圧モータ10を回転する。3個の作動室に3個分の油量が流入するため、この終盤の最大速度は、定格速度の15m/minとなる。したがって、重荷重の終盤は、ロープ33が低速で巻き取られる。
このように、3個の作動室から構成されたベーン式の油圧モータ10としたことから、図4に示すように、作業者が操作することなしに、ロープ33に作用する引張り荷重の負荷に応じて、自動的にドラム36の回転速度が変化するように制御される。
なお、油圧モータ10の回転速度は、油量Qをコントロール(レバー8で方向切換弁3を調整)することで、任意の回転速度にコントロールをすることが可能であり、油量Qの調整で自動切り換えの状態を作ることができる。
図5は、左縦軸に油圧モータに供給される油量(Q)、右縦軸に油圧モータにかかる圧力(P)、横軸にロープにかかる荷重(Load)を示した荷重(負荷)〜油量・圧力線図である。図5に示すように、油圧モータ10に供給される油量Qは一定である。
<序盤の軽荷重>
序盤は、ロープ33にかかる負荷(Load)は全負荷(定格荷重)の20%程度であり、油圧モータ10にかかる圧力Pが2.5MPaまで達すると、第1分配弁4が働き、中盤に移行する。
<中盤の中荷重>
中盤は、負荷が50%で、圧力Pが3.0MPaまで達すると、さらに、もう一つの第2分配弁6が働き、終盤に移行する。
<終盤の重荷重>
終盤は、油圧ポンプ9の近傍に配置したリリーフ弁9bの上限まで圧力が上昇する。このとき、負荷は100%(定格荷重)であり、圧力Pが4.0MPaで維持され、例えば、船舶を岸壁に接岸する。
<索荷重計測装置>
索荷重計測装置20は、図2に示すように、油圧モータ10の入力側の作動油の入力圧力を検出する入力圧力センサ(P1,P2,P3)と、排出側の作動油の排出圧力を検出する排出圧力センサ(P4,P5,P6)と、方向切換弁3の切り換え位置を検出する位置センサP7と、ドラム36の回転数および回転方向を検出する回転センサP8と、演算処理装置20aと、ロープ33をドラム36に巻き取る際の巻き付け段数を算出する巻き付け段数算出手段21と、入力圧力と排出圧力の圧力差に予め設定された換算係数を乗算してロープ33の引張り荷重を算出する索荷重算出手段22と、を備えている。
入力圧力センサP1は、第1主油路aに設けられ第1作動室5dに供給される作動油の圧力を検出するセンサ、入力圧力センサP2は、第2主油路bに設けられ第2作動室5eに供給される作動油の圧力を検出するセンサ、入力圧力センサP3は、第3主油路cに設けられ第3作動室5fに供給される作動油の圧力を検出するセンサである。
排出圧力センサP4は、排出側の油路eに設けられ第1作動室5dから排出される作動油の圧力を検出するセンサ、排出圧力センサP5は、排出側の油路rに設けられ第2作動室5eから排出される作動油の圧力を検出するセンサ、排出圧力センサP6は、排出側の油路dに設けられ第3作動室5fから排出される作動油の圧力を検出するセンサである。
<位置センサ>
図2に示すように、位置センサP7は、方向切換弁3のレバー8の回動部に配置されている。図3に示すように、レバー8によるロープ33の巻き取り、停止の中立位置、ロープ33の繰り出しの切り換えは、作業者が直接レバー8を操作するか、または、制御装置40が遠隔操作する切り換え手段(不図示)で操作する。この方向切換弁3の切り換え位置を位置センサP7が検出し、検出した検出信号は演算処理装置20aに入力する。なお、位置センサP7は、ポジンションコーダが好適である。
<回転センサ>
図1の(a)に示すように、回転センサP8は、油圧式ウインチ30のドラム36の回転数および回転方向を検出するために設けている。回転センサP8によって検出した検出信号は、演算処理装置20aに入力する。
回転センサP8は、ベース39dを介して甲板上に配置されている。回転センサP8の回転軸には、小スプロケット39bが固定されている。一方、ドラム36の回転軸32の外周には、大スプロケット39aが固定され、この大スプロケット39aと小スプロケット39bがチェーン39cを介してループ状に巻回されている。
かかる構成により、例えば、大スプロケット39aの歯数と、小スプロケット39bの歯数とが2対1であれば、ドラム36が1/2回転すれば、回転センサP8は、1回転してドラム36の回転数を計測する。
なお、回転センサP8は、ロータリエンコーダが好適である。
演算処理装置20aは、図2に示すように、索荷重計測装置20の演算処理および動作を制御する装置であり、油圧モータ10の制御装置40との間で通信できるようになっている。
<巻き付け段数算出手段>
巻き付け段数算出手段21は、回転センサP8から回転数と回転方向の検出信号を受けてロープ33をドラム36に巻き取る際の巻き付け段数を算出する。
具体的には、ドラム36の幅をW、ドラム径をD、ロープ径をdとし、図1(b)に示すように、幾何学的にロープの端面が隣接するロープと完全に接触状態であるとすると、各段の許容巻き数mは、m=W/dとなる。つまり、m巻きまでが1段目、(m+1)〜2m巻きまでが2段目、(2m+1)〜3m巻きまでが3段目、…となる。
また、大スプロケット39a(図1(a)参照)の歯数をN枚、小スプロケット39bの歯数をN枚とすると、ドラム36が一回転すると、回転センサP8は(N/N)回転する。
したがって、巻き付け段数算出手段21は、m×(N/N)回転ごとにロープ33が各段に移動することを検出する。
これにより、回転センサP8の回転カウント値を基にリアルタイムで演算して現状のロープ33の段数を求める。
<ロープの巻き付け直径の算出>
さらに、巻き付け段数算出手段21は、回転センサP8の回転数から演算されたロープ33の段数nと、ドラム径Dおよびロープ径dから、図1の(b)に示すように、ロープ33のn段目の巻き付け直径Dnは、{D+(2n−1)d}として算出する。
つまり、ドラム36における巻き付け直径は、1段目はD+d、2段目はD+3d、3段目はD+5dである。
<索荷重算出手段>
索荷重算出手段22は、入力圧力と排出圧力の圧力差に予め設定された換算係数を乗算して前記牽引索の引張り荷重(索荷重)を算出する。
<圧力差の算出>
第1作動室5dにおける圧力差は、入力圧力センサP1が検出した入力圧力から排出圧力センサP4が検出した排出圧力を減算して求められる。第2作動室5eにおける圧力差、および第3作動室5fにおける圧力差も同様にして求められる。
入力圧力と排出圧力の圧力差は、第1作動室5dにおける圧力差、第2作動室5eにおける圧力差、および第3作動室5fにおける圧力差の合計として算出される。
<換算係数の設定>
換算係数は、入力圧力と排出圧力の圧力差(MPa)を索荷重(Ton)に換算するために導入した係数であり、減速比、損失効率、作動油の圧力変動、その他の種々の変動要因を網羅的に総合して処理することができる。
換算係数は、入力圧力と排出圧力の圧力差と、その圧力差におけるロープ33の引張り荷重(索荷重)との関係を予め計算及び実験的に計測して決定される。換算係数は、方向切換弁3(図2参照)の位置が、巻き取り時であるか、繰り出し時であるかで動作効率が異なるため、それぞれの位置における換算係数(それぞれ、巻き取り時の換算係数、繰り出し時の換算係数)を設定する。
例えば、巻き取り時の換算係数は、巻き付け段数nが1である場合において、索荷重を10Tonに設定した場合における圧力差の合計が9MPaであるときは、
索荷重(Ton)=圧力差(MPa)×巻き取り時の換算係数×巻き付け直径係数
10(Ton)=9(MPa)×巻き取り時の換算係数×1.0 であるから、
巻き取り時の換算係数=10(Ton)÷9(MPa)=1.1
と設定することができる。
繰り出し時には、方向切換弁3(図2参照)により油圧モータ10を逆回転させた状態において、例えば、ロープ33が牽引する船舶等により引っ張られて油圧モータ10がさらに回転させられる。このため、機械効率が逆になるから動作状態に適した別個の換算係数を設定する必要がある。
例えば、繰り出し時の換算係数は、巻き付け段数が1である場合において、索荷重を10Tonに設定した場合における圧力差の合計が7MPaであるときは、
巻き取り時の換算係数=10(Ton)÷7(MPa)=1.4
と設定することができる。
ここで、巻き付け直径係数は、1段目の巻き付け直径(1段目の巻き付け直径D+d)とn段目の巻き付け直径(Dn)の比であり(図1(b)参照)、
巻き付け段数算出手段21は、
巻き付け直径係数=(D+d)/{D+(2n−1)d} により、巻き付け直径係数を求める。
<索荷重の算出>
索荷重算出手段22は、巻き付け段数算出手段21により求めた巻き取り時における巻き付け段数がn段である場合において、圧力センサ(P1〜P6)により検出した圧力から算出した圧力差がPnであれば、
索荷重(Ton)=圧力差Pn(MPa)×換算係数(1.1)×巻き付け直径係数
により、索荷重(Ton)を求めることができる。
以上のように構成された本実施形態に係る索荷重計測装置20の動作について、主として図6を参照しながら説明する。
作業者(不図示)が方向切換弁3のレバー8(図3参照)を巻き取り(右側)に倒すと、ウインチ30は、ロープ33の巻き取りを開始し(ステップS1)、回転センサP8は、ドラム36の回転数と回転方向を検出する(ステップS2)。
索荷重算出手段22は、回転センサP8および位置センサP7により巻き取り時であるか、繰り出し時であるかを判定して、換算係数を選定する(ステップS3)。巻き取り時であれば、換算係数は、1.1を選択する。なお、繰り出し時であれば、換算係数は、1.4を選択する。
入力圧力センサ(P1〜P3)は、油圧モータ10の入口側の圧力を検出する(ステップS4)。排出圧力センサ(P4〜P6)は、油圧モータ10の排出側の圧力を検出する(ステップS5)。
巻き付け段数算出手段21は、巻き付け段数nおよび巻き付け直径係数を求める(ステップS6)。
索荷重算出手段22は、巻き付け時であれば、入力圧力と排出圧力の圧力差Pn(MPa)×換算係数(1.1)×巻き付け直径係数を演算して、索荷重(Ton)を求める(ステップS7)。このとき、索荷重算出手段22は、制御装置40(図2参照)に索荷重(Ton)を表示する指令を送り、制御装置40は表示部40aに索荷重(Ton)を表示する。
索荷重計測装置20は、索荷重算出手段22が求めた索荷重が予め設定した所定の閾値に到達したか否かを判定する(ステップS8)。所定の閾値は、ロープ33の許容荷重を考慮して、ストーリング状態やレンダリング状態を確実に回避できる閾値が設定される。
そして、索荷重計測装置20は、索荷重算出手段22が求めた索荷重が所定の閾値に到達していないと判定した場合には、続いて、巻き取りが完了したか否かを判定する(ステップS9)。巻き取りが完了していない判定の場合は、ステップS1に戻り、ウインチ30による巻き取り動作を継続し、巻き取りが完了した判定の場合は、処理を終了する。
このように、ロープ33の繰り出しと巻き取りを交互に行うことにより、ロープ33の損傷を防止することができる。
なお、本実施形態においては、索荷重計測装置20は、巻き取りが完了するまで巻き取りを継続したが、繰り出し動作中において、ロープ33の引張り荷重が減少してロープ33が弛んだことを検出し、ウインチ30に繰り出し動作から巻き取り動作に移行する指令を送るようにしてもよい。
一方、索荷重計測装置20は、索荷重算出手段22が求めた索荷重が所定の閾値に到達したと判定した場合には、ロープ33を繰り出す指令をウインチ30の制御装置40に送り、繰り出し動作が開始される(ステップS10)。そして、ステップS2に戻る。このとき、索荷重計測装置20は、索荷重算出手段22が求めた索荷重が所定の閾値に到達したと判定したことを制御装置40の表示部40aに表示するとともに、作業者にパトライト(登録商標)による光の点滅や警報音等により警告するようになっている。
続いて、本実施形態に係る索荷重計測装置20の作用効果について説明する。
索荷重計測装置20は、圧力センサ(P1〜P6)を設けて比較的簡単なプログラム処理により、荷重が変化する動的なロープ33の引張り荷重を高精度に算出することができる。
また、予め設定された換算係数を用いて種々の変動要因を網羅的に総合して処理することで、あえて油圧モータ10の駆動力を算出するまでもなく、リアルタイムに刻々と変化する牽引索の引張り荷重を高精度に収集することができる。
そして、ウインチ30の動作の変化を迅速に把握することができるため、ストーリング状態やレンダリング状態に陥る前に適正な繰り出し動作を行わせることで、ストーリング状態やレンダリング状態を効果的に抑制することができる。
また、索荷重計測装置20は、繰り出し動作中においても、例えば、ロープ33の引張り荷重が減少してロープ33が弛んだことを検出した場合には、ウインチ30に繰り出し動作から巻き取り動作に移行する指令を送るようにする。
このため、索荷重計測装置20は、過酷な状況下において、威力を発揮する。例えば、港の沖合いに錨を下ろした船舶、海洋構造物等においては、通常の状態では、ウインチ30は、ブレーキ装置41等の固定装置でロープ33を固定した状態で、その位置を維持、固定しているが、台風の接近等による悪天候による強風や波浪の影響で、船舶、海洋構造物等が流されたり、激しく揺動したりする場合がある。この状態でウインチ30をそのままにしておけば、ウインチ30やロープ33が破損、破断等が発生し、その結果、漂流したり座礁したりする恐れがある。この場合、ウインチ30やロープ33が破損、破断を回避し、船舶、海洋構造物等を安定した状態に維持、固定するために、ブレーキ装置41を解除し、油圧モータ10を運転し、索荷重計測装置20によりロープ33の引張り荷重を計測してストーリング状態やレンダリング状態を効果的に抑制しながらロープ33の巻き取り、繰り出しを行う。
索荷重計測装置20の制御装置40は、過大な引張り荷重が作用したその時、ロープ33に作用する荷重が許容範囲を超えているかをリアルタイムに判定し、作用した荷重が許容荷重を超えている場合は、ロープ33を繰り出して、ロープ33の損傷を回避する。強風が弱まったときにロープ33を巻き取り、元の位置に戻る。このように、ロープ33の繰り出しと巻き取りとを木目細かく行うことにより、ウインチ30、ロープ33の損傷を回避することができる。
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能である。
例えば、巻き付け段数算出手段21は、ここではロープ33の直径とドラム36の幅からロープ33の巻き付け段数を演算して求めるが、その他の方法、例えば、ドラム36のフランジ部に通し孔を設け、発光用と受光用の組み合わせからなる光センサをこの通し孔に複数セット配置し、ロープ33の巻き付け段数を直接検出する方法であっても構わない。
なお、ウインチには、係船用ウインチのほか、ウインドラス(揚錨機)、係留用ウインチ、キャプスタン、ムアリングウィンチ、カーゴウインチ、ガイウインチ、トッピングウインチ、ランプドア用ウインチ、網巻ウインチ、観測ウインチ、ロープリール等を含むものとする。
また、巻き取り、繰り出しの制御は、制御装置40の演算結果からの電気信号を、図示しないレバー8の遠隔操作器の制御信号として使用した自動制御としても構わない。
2 ケーシング
3 方向切換弁
4 第1分配弁
5a ロータ
5d 第1作動室
5e 第2作動室
5f 第3作動室
5g 駆動軸
6 第2分配弁
8 レバー
9 油圧ポンプ
9a 電気モータ
9b リリーフ弁(ポンプリリーフ)
10 油圧モータ
20 索荷重計測装置
20a 演算処理手段
21 巻き付け段数算出手段
22 索荷重算出手段
30 ウインチ(油圧式ウインチ)
33 ロープ(牽引索)
40 制御装置
40a 表示部
P1,P2,P3 入力圧力センサ
P4,P5,P6 排出圧力センサ
P7 位置センサ
P8 回転センサ

Claims (2)

  1. 牽引索を巻き取るドラムと、このドラムを駆動する油圧モータと、この油圧モータを制御する制御装置と、を有する油圧式ウインチによる牽引索の引張り荷重を計測する索荷重計測装置であって、
    前記油圧モータの作動室に供給される入力側の作動油の入力圧力を検出する入力圧力センサと、
    前記作動室の排出側の作動油の排出圧力を検出する排出圧力センサと、
    前記入力圧力と前記排出圧力の圧力差に予め実験して設定された換算係数を乗算して前記牽引索の引張り荷重を算出する索荷重算出手段と、
    前記牽引索の巻き取りと繰り出しを切り換える前記油圧モータの方向切換弁の切り換え位置を検出する位置センサと、を備え、
    巻き取り時において、前記索荷重算出手段により算出した前記牽引索に作用する引張り荷重が予め設定した所定の閾値に到達した場合には、前記制御装置に前記牽引索を繰り出す指令を送り前記方向切換弁を切り換えて前記油圧モータを逆転させるとともに、
    前記換算係数は、前記油圧式ウインチの巻き取り動作時と繰り出し動作時で異なる換算係数を設定すること、
    を特徴とする索荷重計測装置。
  2. 前記ドラムの回転数および回転方向を検出する回転センサと、
    この回転センサにより求めた回転数から前記牽引索を前記ドラムに巻き取る際の巻き付け段数を算出する巻き付け段数算出手段と、を備え、
    前記換算係数は、前記巻き付け段数算出手段により求めた巻き付け段数から算出した前記ドラムの巻き付け直径係数を含むことを特徴とする請求項1に記載の索荷重計測装置。
JP2013071073A 2013-03-29 2013-03-29 索荷重計測装置 Active JP5953571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071073A JP5953571B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 索荷重計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071073A JP5953571B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 索荷重計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014193762A JP2014193762A (ja) 2014-10-09
JP5953571B2 true JP5953571B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=51839336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013071073A Active JP5953571B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 索荷重計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5953571B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6282698B1 (ja) * 2016-08-22 2018-02-21 株式会社タダノ クレーン用ウインチの最大能力設定装置及び最大能力設定方法
CN107807002A (zh) * 2017-11-14 2018-03-16 南京中船绿洲机器有限公司 一种锚绞机恒张力试验加载系统及其加载方法
CN112794209A (zh) * 2021-01-13 2021-05-14 西安理工大学 一种钢丝绳升降行程测量装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525367B2 (ja) * 1972-12-12 1980-07-05
JPS6186391A (ja) * 1984-10-04 1986-05-01 株式会社クボタ 油圧ウインチのテンシヨンコントロ−ル装置
JP2002114488A (ja) * 2000-10-03 2002-04-16 Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd ハンチング防止可能な可変容量形油圧モータの回転速度制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014193762A (ja) 2014-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3869843B2 (ja) トロール曳網装置およびその方法
US4200052A (en) Systems for controlling the position of a moored floating vessel
JP5953571B2 (ja) 索荷重計測装置
US20160137466A1 (en) System for Hoisting a Load on an Offshore Rig
CN109070976B (zh) 用于操作船上的甲板设备的方法以及用于船的甲板设备的绞车
US10046405B2 (en) Salvage sawing system and method
US5984586A (en) Mooring unit and retrofitting method
WO2010126863A1 (en) System for generating electric power from fluid current
KR20110006747A (ko) 하이브리드 타입 데크 머시너리
CN105329408A (zh) 一种船用锚机
JP2014069724A (ja) ウインドラス駆動装置
EP4257838A1 (en) Mooring line tension control system
KR20130066847A (ko) 장력센서가 구비된 장력감소식 윈치
CN112645163A (zh) 卷缆装置和卷缆装置的控制方法
JP2009126613A (ja) 杭打機
JP5576981B2 (ja) 投揚錨装置
CN110104571B (zh) 海洋工程起重机的钢丝绳预紧方法
CN113840776A (zh) 拖曳绞车系统和执行拖曳操作特别是用于协助船舶通过水道的护航操作的方法
JP2018083713A (ja) ウインチの乱巻き防止装置及びクレーン
CN116133940A (zh) 系缆索张力监视系统
JP2012001304A (ja) ロープ速度制御装置、ウインチ装置および作業機械
KR101025875B1 (ko) 심해작업 크레인용 과부하보호장치
KR102420927B1 (ko) 무어링 윈치
WO2010092127A1 (en) A launching system
JPH06272278A (ja) 砂採取船の揚水装置用引き揚げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5953571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250