JP5953571B2 - 索荷重計測装置 - Google Patents
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また、油圧式ウインチは、船舶、海洋構造物等を安定した状態で維持、固定する場合、干満、海流、貨物の有無等による海面の影響を避けるために、索を巻き取るか、若しくは、索を繰り出す必要がある。
この索の巻き取り、または、索の繰り出しの判断は、索の状態を目視で確認して行うことが多く、常時監視が必要となるばかりか、これらの船舶、海洋構造物等の安定した状態に維持、固定するのは容易でない、という問題があった。
なお、索、牽引索とはロープやチェーン等をいうが、主にロープ33として説明する。
従来、この問題を解決するためのものとしては、図7に示す3点シーブ式荷重検査装置45が知られている(例えば、特許文献1)。3点シーブ式荷重検査装置45は、左右に滑車42,43が配置され、その中央にもう一つの滑車44がロープ33を沈めるようにして配置されている。
ひとたび、ロープ33に引張り荷重が作用した場合、ロープ33が引張られ、ロープ33に張力(荷重)が発生すると、中央の滑車44がロープ33に押し上げられる。3点シーブ式荷重検査装置45は、この押し上げ力を図示しないロードセルによって検出し、力の方向が異なるロープ33の引張り力に変換して算出する。
また、3点シーブ式荷重検査装置45のロードセルの位置は、ロープ33の引張り荷重の力の方向と直交しており、ロープ33の引張り荷重は直行方向に方向変換して換算しなければならず、そのため計測精度が悪いという問題があった。さらに、索の径が大きくなった場合、3点シーブ式荷重検査装置45の滑車42,43,44にロープ33を通すことは困難であるという問題があった。
もう一つのロードセル方式は、軸受部のロープ荷重に対する反力は、軸受部の加工精度によりバラツキが大きいため、この反力からロープ33の引張り力を変換する方式では、計測精度が悪いという問題があった。
このため、油圧式ウインチの動作の変化を迅速に把握することができるため、巻き取り時にドラムが停止するストーリング状態やドラムが逆回転するレンダリング状態に陥る前に危険状態を判定し、適正な制御を行うことが可能となる。
このようにして、請求項1に記載の発明に係る索荷重計測装置は、簡易な構成により、油圧式ウインチの動作状態をリアルタイムに高精度に把握することができるため、油圧式ウインチのストーリング状態やレンダリング状態を効果的に回避して、油圧式ウインチを好適に制御することが可能となる。
つまり、油圧式ウインチで巻き取る場合には、油圧モータの駆動力によりドラムを回転させて牽引索を巻き取るのに対し、繰り出す場合には、牽引索が船舶等により引っ張られて油圧モータが回転させられるため、機械効率が逆になるから動作状態に適した別個の換算係数を設定する。
また、前記牽引索に作用する引張り荷重が予め設定した所定の閾値に到達した場合には、前記油圧式ウインチの制御装置に前記牽引索を繰り出す指令を送ることで、牽引索の引張り荷重を適正に制御することができる。
このため、本発明に係る索荷重計測装置を搭載した油圧式ウインチを採用することで、干満、海流、貨物の有無等による海面の変動による牽引索に作用する過大な負荷を緩和して、船舶、海洋構造物等を安定した状態で維持、固定することができる。
図1(a)に示すように、ウインチ30は、船舶の甲板の先端部、後端部および中間部に複数台ずつ据付けられ、例えば、船舶の係留のための牽引索であるロープ33を巻き取り、または、ロープ33を繰り出すことができるロープ巻き取り機である。
なお、牽引索は、ロープ33に限定されるものではなく、船舶、海洋構造物等の係留のために使用される錨を引き上げ、または、投下するチェーンであってもよい。
油圧モータ10は、図3に示すように、ケーシング2内に回転自在に軸支されたロータ5aと、3つのいわゆるチャンバーである作動室(第1作動室5d,第2作動室5e,第3作動室5f)と、各作動室5d,5e,5fに突出するようにロータ5aに配設された3枚のベーン(5c1,5c2,5c3)と、正転逆転を切り換える方向切換弁3と、作動室(5d,5e,5f)に供給する作動油を分配する分配弁(第1分配弁4,第2分配弁6)と、作動油を供給する油圧ポンプ9(図2参照)と、油圧モータ10の動作を制御する制御装置40(図2参照)と、を備えている。
かかる構成により、3枚のベーン5c1,5c2,5c3に作用する作動油の圧力によりロータ5aを回転駆動するようになっている。第2作動室5e、および第3作動室5fも同様である。
図2に示すように、第1分配弁4は、第1分配弁4の作動圧力である第一圧(2.5MPa)を超えると、この第一圧によって第1分配弁4のポートが閉状態から開状態に自動的に切り換わり、第2主油路bを経由して第2作動室5e(図3参照)に作動油が流入して第1作動室5dに加勢する。つまり、第1作動室5dと第2作動室5eでロータ5aを回転駆動させる。
第2分配弁6は、第3主油路cに配置され、調整ばね式の3ポート2位置切換弁である。詳しくは、第2分配弁6は、第1主油路aから分岐し、第3作動室5fへ通る第3主油路cに設けられている。また、第5主油路eとは油路fが接続されている。ロープ33にかかる引張り荷重がさらに大きくなり、2つの作動室のみではトルク不足になると、作動油は荷重に見合ったトルクを出そうとさらに上昇する。第2分配弁6の作動圧力である第二圧(3.0MPa)を超えると、この第二圧によって第2分配弁6のポートが自動的に閉状態から開状態に切り換わり、第3主油路cを経由して第3作動室5f(図3参照)に作動油が流入し、第1作動室5dと第2作動室5eに加勢する。つまり、第1作動室5dと第2作動室5eと第3作動室5fでロータ5aを回転駆動させる。
<序盤の軽荷重>
序盤の軽荷重では、第1作動室5d一つで油圧モータ部5のロータ5aが回転する。この序盤では1個の作動室(チャンバー)に3個分の作動油の油量が供給されるため、その最大速度は、定格速度の3倍の45m/minとなる。この結果、軽荷重の序盤は、ロープ33が高速で巻き取られる。
<中盤の中荷重>
中盤の中荷重では、2個の作動室に3個分の油量を供給するため、油圧モータ10の速度は、定格速度の1.5倍の22.5m/minとなる。
したがって、中荷重の中盤は、ロープ33が中速で巻き取られる。
<終盤の重荷重>
終盤の重荷重では、3個の作動室で油圧モータ10を回転する。3個の作動室に3個分の油量が流入するため、この終盤の最大速度は、定格速度の15m/minとなる。したがって、重荷重の終盤は、ロープ33が低速で巻き取られる。
このように、3個の作動室から構成されたベーン式の油圧モータ10としたことから、図4に示すように、作業者が操作することなしに、ロープ33に作用する引張り荷重の負荷に応じて、自動的にドラム36の回転速度が変化するように制御される。
なお、油圧モータ10の回転速度は、油量Qをコントロール(レバー8で方向切換弁3を調整)することで、任意の回転速度にコントロールをすることが可能であり、油量Qの調整で自動切り換えの状態を作ることができる。
<序盤の軽荷重>
序盤は、ロープ33にかかる負荷(Load)は全負荷(定格荷重)の20%程度であり、油圧モータ10にかかる圧力Pが2.5MPaまで達すると、第1分配弁4が働き、中盤に移行する。
<中盤の中荷重>
中盤は、負荷が50%で、圧力Pが3.0MPaまで達すると、さらに、もう一つの第2分配弁6が働き、終盤に移行する。
<終盤の重荷重>
終盤は、油圧ポンプ9の近傍に配置したリリーフ弁9bの上限まで圧力が上昇する。このとき、負荷は100%(定格荷重)であり、圧力Pが4.0MPaで維持され、例えば、船舶を岸壁に接岸する。
索荷重計測装置20は、図2に示すように、油圧モータ10の入力側の作動油の入力圧力を検出する入力圧力センサ(P1,P2,P3)と、排出側の作動油の排出圧力を検出する排出圧力センサ(P4,P5,P6)と、方向切換弁3の切り換え位置を検出する位置センサP7と、ドラム36の回転数および回転方向を検出する回転センサP8と、演算処理装置20aと、ロープ33をドラム36に巻き取る際の巻き付け段数を算出する巻き付け段数算出手段21と、入力圧力と排出圧力の圧力差に予め設定された換算係数を乗算してロープ33の引張り荷重を算出する索荷重算出手段22と、を備えている。
図2に示すように、位置センサP7は、方向切換弁3のレバー8の回動部に配置されている。図3に示すように、レバー8によるロープ33の巻き取り、停止の中立位置、ロープ33の繰り出しの切り換えは、作業者が直接レバー8を操作するか、または、制御装置40が遠隔操作する切り換え手段(不図示)で操作する。この方向切換弁3の切り換え位置を位置センサP7が検出し、検出した検出信号は演算処理装置20aに入力する。なお、位置センサP7は、ポジンションコーダが好適である。
図1の(a)に示すように、回転センサP8は、油圧式ウインチ30のドラム36の回転数および回転方向を検出するために設けている。回転センサP8によって検出した検出信号は、演算処理装置20aに入力する。
かかる構成により、例えば、大スプロケット39aの歯数と、小スプロケット39bの歯数とが2対1であれば、ドラム36が1/2回転すれば、回転センサP8は、1回転してドラム36の回転数を計測する。
なお、回転センサP8は、ロータリエンコーダが好適である。
巻き付け段数算出手段21は、回転センサP8から回転数と回転方向の検出信号を受けてロープ33をドラム36に巻き取る際の巻き付け段数を算出する。
具体的には、ドラム36の幅をW、ドラム径をD、ロープ径をdとし、図1(b)に示すように、幾何学的にロープの端面が隣接するロープと完全に接触状態であるとすると、各段の許容巻き数mは、m=W/dとなる。つまり、m巻きまでが1段目、(m+1)〜2m巻きまでが2段目、(2m+1)〜3m巻きまでが3段目、…となる。
また、大スプロケット39a(図1(a)参照)の歯数をN0枚、小スプロケット39bの歯数をN1枚とすると、ドラム36が一回転すると、回転センサP8は(N0/N1)回転する。
したがって、巻き付け段数算出手段21は、m×(N0/N1)回転ごとにロープ33が各段に移動することを検出する。
これにより、回転センサP8の回転カウント値を基にリアルタイムで演算して現状のロープ33の段数を求める。
さらに、巻き付け段数算出手段21は、回転センサP8の回転数から演算されたロープ33の段数nと、ドラム径Dおよびロープ径dから、図1の(b)に示すように、ロープ33のn段目の巻き付け直径Dnは、{D+(2n−1)d}として算出する。
つまり、ドラム36における巻き付け直径は、1段目はD+d、2段目はD+3d、3段目はD+5dである。
索荷重算出手段22は、入力圧力と排出圧力の圧力差に予め設定された換算係数を乗算して前記牽引索の引張り荷重(索荷重)を算出する。
第1作動室5dにおける圧力差は、入力圧力センサP1が検出した入力圧力から排出圧力センサP4が検出した排出圧力を減算して求められる。第2作動室5eにおける圧力差、および第3作動室5fにおける圧力差も同様にして求められる。
入力圧力と排出圧力の圧力差は、第1作動室5dにおける圧力差、第2作動室5eにおける圧力差、および第3作動室5fにおける圧力差の合計として算出される。
換算係数は、入力圧力と排出圧力の圧力差(MPa)を索荷重(Ton)に換算するために導入した係数であり、減速比、損失効率、作動油の圧力変動、その他の種々の変動要因を網羅的に総合して処理することができる。
換算係数は、入力圧力と排出圧力の圧力差と、その圧力差におけるロープ33の引張り荷重(索荷重)との関係を予め計算及び実験的に計測して決定される。換算係数は、方向切換弁3(図2参照)の位置が、巻き取り時であるか、繰り出し時であるかで動作効率が異なるため、それぞれの位置における換算係数(それぞれ、巻き取り時の換算係数、繰り出し時の換算係数)を設定する。
索荷重(Ton)=圧力差(MPa)×巻き取り時の換算係数×巻き付け直径係数
10(Ton)=9(MPa)×巻き取り時の換算係数×1.0 であるから、
巻き取り時の換算係数=10(Ton)÷9(MPa)=1.1
と設定することができる。
例えば、繰り出し時の換算係数は、巻き付け段数が1である場合において、索荷重を10Tonに設定した場合における圧力差の合計が7MPaであるときは、
巻き取り時の換算係数=10(Ton)÷7(MPa)=1.4
と設定することができる。
巻き付け段数算出手段21は、
巻き付け直径係数=(D+d)/{D+(2n−1)d} により、巻き付け直径係数を求める。
索荷重算出手段22は、巻き付け段数算出手段21により求めた巻き取り時における巻き付け段数がn段である場合において、圧力センサ(P1〜P6)により検出した圧力から算出した圧力差がPnであれば、
索荷重(Ton)=圧力差Pn(MPa)×換算係数(1.1)×巻き付け直径係数
により、索荷重(Ton)を求めることができる。
作業者(不図示)が方向切換弁3のレバー8(図3参照)を巻き取り(右側)に倒すと、ウインチ30は、ロープ33の巻き取りを開始し(ステップS1)、回転センサP8は、ドラム36の回転数と回転方向を検出する(ステップS2)。
索荷重算出手段22は、回転センサP8および位置センサP7により巻き取り時であるか、繰り出し時であるかを判定して、換算係数を選定する(ステップS3)。巻き取り時であれば、換算係数は、1.1を選択する。なお、繰り出し時であれば、換算係数は、1.4を選択する。
巻き付け段数算出手段21は、巻き付け段数nおよび巻き付け直径係数を求める(ステップS6)。
索荷重算出手段22は、巻き付け時であれば、入力圧力と排出圧力の圧力差Pn(MPa)×換算係数(1.1)×巻き付け直径係数を演算して、索荷重(Ton)を求める(ステップS7)。このとき、索荷重算出手段22は、制御装置40(図2参照)に索荷重(Ton)を表示する指令を送り、制御装置40は表示部40aに索荷重(Ton)を表示する。
そして、索荷重計測装置20は、索荷重算出手段22が求めた索荷重が所定の閾値に到達していないと判定した場合には、続いて、巻き取りが完了したか否かを判定する(ステップS9)。巻き取りが完了していない判定の場合は、ステップS1に戻り、ウインチ30による巻き取り動作を継続し、巻き取りが完了した判定の場合は、処理を終了する。
このように、ロープ33の繰り出しと巻き取りを交互に行うことにより、ロープ33の損傷を防止することができる。
なお、本実施形態においては、索荷重計測装置20は、巻き取りが完了するまで巻き取りを継続したが、繰り出し動作中において、ロープ33の引張り荷重が減少してロープ33が弛んだことを検出し、ウインチ30に繰り出し動作から巻き取り動作に移行する指令を送るようにしてもよい。
索荷重計測装置20は、圧力センサ(P1〜P6)を設けて比較的簡単なプログラム処理により、荷重が変化する動的なロープ33の引張り荷重を高精度に算出することができる。
そして、ウインチ30の動作の変化を迅速に把握することができるため、ストーリング状態やレンダリング状態に陥る前に適正な繰り出し動作を行わせることで、ストーリング状態やレンダリング状態を効果的に抑制することができる。
また、索荷重計測装置20は、繰り出し動作中においても、例えば、ロープ33の引張り荷重が減少してロープ33が弛んだことを検出した場合には、ウインチ30に繰り出し動作から巻き取り動作に移行する指令を送るようにする。
例えば、巻き付け段数算出手段21は、ここではロープ33の直径とドラム36の幅からロープ33の巻き付け段数を演算して求めるが、その他の方法、例えば、ドラム36のフランジ部に通し孔を設け、発光用と受光用の組み合わせからなる光センサをこの通し孔に複数セット配置し、ロープ33の巻き付け段数を直接検出する方法であっても構わない。
なお、ウインチには、係船用ウインチのほか、ウインドラス(揚錨機)、係留用ウインチ、キャプスタン、ムアリングウィンチ、カーゴウインチ、ガイウインチ、トッピングウインチ、ランプドア用ウインチ、網巻ウインチ、観測ウインチ、ロープリール等を含むものとする。
また、巻き取り、繰り出しの制御は、制御装置40の演算結果からの電気信号を、図示しないレバー8の遠隔操作器の制御信号として使用した自動制御としても構わない。
3 方向切換弁
4 第1分配弁
5a ロータ
5d 第1作動室
5e 第2作動室
5f 第3作動室
5g 駆動軸
6 第2分配弁
8 レバー
9 油圧ポンプ
9a 電気モータ
9b リリーフ弁(ポンプリリーフ)
10 油圧モータ
20 索荷重計測装置
20a 演算処理手段
21 巻き付け段数算出手段
22 索荷重算出手段
30 ウインチ(油圧式ウインチ)
33 ロープ(牽引索)
40 制御装置
40a 表示部
P1,P2,P3 入力圧力センサ
P4,P5,P6 排出圧力センサ
P7 位置センサ
P8 回転センサ
Claims (2)
- 牽引索を巻き取るドラムと、このドラムを駆動する油圧モータと、この油圧モータを制御する制御装置と、を有する油圧式ウインチによる牽引索の引張り荷重を計測する索荷重計測装置であって、
前記油圧モータの作動室に供給される入力側の作動油の入力圧力を検出する入力圧力センサと、
前記作動室の排出側の作動油の排出圧力を検出する排出圧力センサと、
前記入力圧力と前記排出圧力の圧力差に予め実験して設定された換算係数を乗算して前記牽引索の引張り荷重を算出する索荷重算出手段と、
前記牽引索の巻き取りと繰り出しを切り換える前記油圧モータの方向切換弁の切り換え位置を検出する位置センサと、を備え、
巻き取り時において、前記索荷重算出手段により算出した前記牽引索に作用する引張り荷重が予め設定した所定の閾値に到達した場合には、前記制御装置に前記牽引索を繰り出す指令を送り前記方向切換弁を切り換えて前記油圧モータを逆転させるとともに、
前記換算係数は、前記油圧式ウインチの巻き取り動作時と繰り出し動作時で異なる換算係数を設定すること、
を特徴とする索荷重計測装置。 - 前記ドラムの回転数および回転方向を検出する回転センサと、
この回転センサにより求めた回転数から前記牽引索を前記ドラムに巻き取る際の巻き付け段数を算出する巻き付け段数算出手段と、を備え、
前記換算係数は、前記巻き付け段数算出手段により求めた巻き付け段数から算出した前記ドラムの巻き付け直径係数を含むことを特徴とする請求項1に記載の索荷重計測装置。
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