JP5951654B2 - データ追跡システム、データ追跡方法及びデータ追跡用コンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、データ追跡システム、データ追跡方法及びデータ追跡用コンピュータプログラムに関する。
営業システム又は課金システム等のシステム開発において、実際に使用される環境(本番環境)とは異なる環境(テスト環境)でシステムの開発及び改良が行われる。例えば、特許文献1には、APサーバが、リリース管理サーバから取得したリリース対象リストと、今回確認ファイルと前回確認ファイルとの差分との間の差異の有無を確認し、差異が存在する場合には現在の比較ファイルを記憶部に保存することが記載されている。
特開2009−230458号公報
例えば、営業システムでは、ホストコンピュータを利用する際、実際の本番データを扱う本番環境と、システムの開発及び改良を行うテスト環境とを用意して各種の処理を行っている。本番データには個人情報データ(ファイル)が含まれるため、本番データを外部へ漏らさないようにする必要がある。その一方で、本番環境のデータを確認する必要が発生した場合、一時的にテスト環境へ対象データを伝送し、検証を行うことがある。このような場合、検証作業が終了した後、テスト環境内に存在する本番データを確実に消去する必要がある。
テスト環境内の本番データを消去する方法として、オペレータが定期的にファイルを調査して消去する方法又は検証作業の手順書へファイルを消去する旨の記載をする方法等がある。しかし、開発中のシステムのテスト範囲が広くなるほど、ファイルの調査及びファイルの消去に要する作業量が膨大となり、調査自体もオペレータの作業となるため、漏れが発生する可能性がある。
本発明は、テスト環境に存在する本番データを確実に消去することを目的とする。
本発明は、第1環境及び前記第1環境で用いられる本番データを扱う第2環境を含み、前記第1環境から前記第2環境に伝送された前記本番データを監視するシステムであり、前記第1環境は、前記第2環境に伝送した前記本番データの一覧を伝送実績ファイルとして作成した後、前記第2環境に伝送する第1伝送部と、前記第2環境に前記本番データが存在するか否かが判定された結果に基づいて、前記伝送実績ファイルを更新する更新部と、を含み、前記第2環境は、前記第1環境から伝送された前記伝送実績ファイルに基づいて、前記第2環境に前記本番データが存在するか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果を前記第1環境に伝送する第2伝送部と、を含む、データ追跡システムである。
前記第2環境に伝送された前記本番データの名前が変更された場合、変更されたことに関する情報を生成する情報更新部を有し、前記第2伝送部は、前記情報更新部が生成した情報を、前記判定結果とともに前記第1環境に伝送することが好ましい。
前記第1環境は、前記第2環境に残っている前記本番データの情報を出力する出力部を有することが好ましい。
前記第1環境は、前記第2環境から消去された前記本番データであって、かつ前記伝送実績ファイルに所定の期間存在する前記本番データの情報を消去する情報消去部を有することが好ましい。
前記第1環境及び前記第2環境は、前記第1環境において実行された処理の実行結果を記憶する処理結果記憶部を有することが好ましい。
本発明は、第1環境及び前記第1環境で用いられる本番データを扱う第2環境を含み、前記第1環境から前記第2環境に伝送された前記本番データを監視する方法であり、前記第1環境から前記第2環境に伝送した前記本番データの一覧を伝送実績ファイルとして作成した後、前記第2環境に伝送する手順と、前記第1環境から伝送された前記伝送実績ファイルに基づいて、前記第2環境に前記本番データが存在するか否かを判定した結果を前記第1環境に伝送する手順と、前記第1環境において、前記第2環境に前記本番データが存在するか否かが判定された判定結果に基づいて、前記伝送実績ファイルを更新する手順と、を含む、データ追跡方法である。
前記第2環境に伝送された前記本番データの名前が変更された場合、変更されたことに関する情報を、前記判定結果とともに前記第1環境に伝送することが好ましい。
前記伝送実績ファイルを更新した後、前記第2環境に残っている前記本番データの情報を出力することが好ましい。
前記第2環境から消去された前記本番データであって、かつ前記伝送実績ファイルに所定の期間存在する前記本番データの情報を消去することが好ましい。
本発明は、前述したデータ追跡方法をコンピュータに実行させる、データ追跡用コンピュータプログラムである。
本発明は、テスト環境に存在する本番データを確実に消去することができる。
図1は、本実施形態に係るデータ追跡システムを示すブロック図である。 図2は、データ追跡システムが本実施形態に係るデータ追跡方法を実行する際の処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、データ追跡システムが本実施形態に係るデータ追跡方法を実行する際の処理の一例を説明するための図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ追跡システムを示すブロック図である。データ追跡システム1は、例えば、ホストコンピュータ又はサーバ等のコンピュータを用いて所定の処理を実行するシステムにおいて、ホストコンピュータ又はサーバで用いられるデータ(ファイル)が端末装置又は他のホストコンピュータ又はサーバ等に伝送された場合に、そのデータの状態を追跡する機能を有している。
データ追跡システム1は、コンピュータを用いて処理を行うシステムである。データ追跡システム1は、第1処理装置10内に構築される第1環境10Eと、第2処理装置20内に構築されて、第1環境10E及び第1環境10Eで用いられるデータ(以下、適宜本番データという)DRを扱う第2環境20Eとを含む。第1処理装置10は、例えば、ホストコンピュータ又はサーバ(コンピュータ)である。第2処理装置20も、例えば、ホストコンピュータ又はサーバ(コンピュータ)である。両者は、相互に通信できるようになっている。
第1環境10Eは、例えば、電力の使用量の計算、使用量に応じた料金の計算、料金の請求及び料金の引き落とし等の処理を実行する営業システムである。この処理は、第1処理装置10が実行する。本番データDRは、例えば、第1環境10Eにおいて、電力の使用量を計算したり、料金を計算したり、料金の引き落としをしたりする際に用いられる情報である。本番データDRは、電気使用者の住所、電話番号及び口座番号等といった個人情報を含む。第1環境10Eは、電気使用者の個人情報を含む本番データDRを用いて、実際に料金を計算したり、引き落としたりする。以下において、第1環境10Eを、適宜本番環境10Eともいう。第1処理装置10内に構築される本番環境10Eは、単数であってもよいし複数であってもよい。本番環境10Eは、第1処理装置10によって実現される。すなわち、第1処理装置10が、前述した営業システムの各処理を実行する。なお、第1環境10Eは、このような営業システムには限定されない。
第2環境20Eは、例えば、本番環境10Eによって実現される営業システムの開発又は改良を行う。第2環境20Eが実行する処理は、第2処理装置20が実行する。このとき、第2環境20Eは、本番環境10Eから伝送された本番データDRを用いて、例えば、開発又は改良したシステムの動作の検証を実行する。以下において、第2環境20Eを、適宜テスト環境20Eという。第2処理装置20内に構築されるテスト環境20Eは、単数であってもよいし複数であってもよい。テスト環境20Eは、第2処理装置20によって実現される。すなわち、第2処理装置20が、本番データDRを用いた検証等を実行する。
テスト環境20Eは、本番環境10Eによって実現される営業システムの開発又は改良において、本番環境10Eから伝送された本番データDRを用いる。テスト環境20Eに存在する本番データDRは、検証が済んだ後に消去されたり、本番環境10Eからの伝送後、所定の期間が経過した後に消去されたりする。データ追跡システム1は、本実施形態に係るデータ追跡方法を実行して、テスト環境20Eに存在する本番データDRを抽出することにより、本番データDRの消去の漏れを回避する。
本番環境10Eが構築される第1処理装置10は、処理部11と、記憶部12と、入出力部13とを含む。処理部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリを組み合わせた装置である。処理部11は、営業システムの処理及び本実施形態に係るデータ追跡システム1の処理に必要なコンピュータプログラム等を記憶部12から読み出して、営業システムの各処理及び本実施形態に係るデータ追跡システム1の各処理を実行する。このとき、処理部11は、記憶部12から本番データDR等を読み出して処理を実行する。
処理部11は、第1伝送部11Aと、更新部11Bと、出力部11Cと、情報消去部11Dとを含む。第1伝送部11Aは、テスト環境20Eに伝送した本番データDRの一覧を伝送実績ファイルFR、より具体的には累積ファイルFRRとして作成した後、テスト環境20Eに伝送する。すなわち、第1伝送部11Aは、記憶部12に記憶されている本番データDRの中から、テスト環境20Eへ既に伝送された本番データDRを抽出し、その一覧を累積ファイルFRRとして作成して、テスト環境20Eに送信する。
本実施形態において、伝送実績ファイルFRは、累積ファイルFRRと、消去確認ファイルDFとを含む。累積ファイルFRRは、これまで本番環境10Eからテスト環境20Eに伝送された本番データDRの情報が累積されている。累積ファイルFRRは、少なくとも、本番環境10Eからテスト環境20Eに本番データDRが伝送された後に更新される。消去確認ファイルDFは、テスト環境20Eに伝送された後、テスト環境20Eから消去された本番データDRの情報が記述される。
更新部11Bは、テスト環境20Eに本番データDRが存在するか否かが判定された結果に基づいて、伝送実績ファイルFRを更新する。例えば、更新部11Bは、テスト環境20Eから、ある本番データDRが消去されたという判定結果の伝送を受けた場合、消去された本番データDRの情報(例えばファイル名)を消去確認ファイルDFに書き込む。
出力部11Cは、テスト環境20Eに残っている本番データDRの情報を出力する。この情報は、テスト環境20Eに残っている本番データDRの少なくとも名前(例えば、本番データDRのファイル名)である。情報消去部11Dは、テスト環境20Eから消去された本番データDRであって、かつ伝送実績ファイルFR、具体的には累積ファイルFRRに所定の期間存在する本番データDRの情報を消去する。
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ若しくはフラッシュメモリ等又はこれらを組み合わせたものである。記憶部12は、営業システムの処理及び本実施形態に係るデータ追跡システムの処理に必要なコンピュータプログラム並びに本番データDR等を記憶している。本実施形態において、記憶部12は、処理結果記憶部12Aを有する。処理結果記憶部12Aは、本番環境10Eにおいて実行された処理の実行結果を記憶している。より具体的には、処理結果記憶部12Aは、本番環境10Eにおいて処理部11が実行した処理及びその結果に関する情報を記憶している。処理部11は、処理結果記憶部12Aに記憶されている情報を参照することにより、処理部11が実行した処理を把握することができる。このため、処理部11は、例えば、テスト環境20Eに伝送された本番データDRを抽出することができる。記憶部12は、処理結果記憶部12Aの他に、本番データDR、伝送実績ファイルFRを記憶している。
入出力部13は、本番環境10Eと、その外部との間において、情報を入出力するために用いられる。本実施形態において、入出力部13は、通信回線30と電気的に接続されている。テスト環境20Eも、テスト環境20Eの入出力部23が通信回線30と電気的に接続されている。このように、本実施形態では、通信回線30を介して本番環境10Eとテスト環境20Eとが接続されて、相互に情報をやりとりすることができる。本番環境10Eとテスト環境20Eとは、それぞれの入出力部13、23が直接電気的に接続されていてもよい。
入出力部13には、出力装置としてのプリンタ14が電気的に接続されている。前述した出力部11Cは、例えば、テスト環境20Eに残っている本番データDRの名称を、例えば、帳票としてプリンタ14に出力させる。
テスト環境20Eが構築される第2処理装置20は、処理部21と、記憶部22と、入出力部23とを含む。処理部21は、例えばCPU及びメモリを組み合わせた装置である。テスト環境20Eの処理部21の処理能力は、本番環境10Eの処理部11より低くてもよい。処理部21は、システムの検証等に関する処理及び本実施形態に係るデータ追跡システムの処理に必要なコンピュータプログラム等を記憶部22から読み出して、本実施形態に係るデータ追跡システムの各処理を実行する。このとき、処理部21は、本番環境10Eから伝送され、記憶部22に記憶された本番データDRを読み出して処理を実行する。
処理部21は、判定部21Aと、第2伝送部21Bと、情報更新部21Cと、本番データ消去部21Dとを含む。判定部21Aは、本番環境10Eから伝送された伝送実績ファイルFRに基づいて、テスト環境20Eに本番データDRが存在するか否かを判定する。例えば、判定部21Aは、伝送実績ファイルFRと、テスト環境20Eに存在するデータ、具体的にはテスト環境20Eの記憶部22に記憶されているデータとを比較し、両者に存在するデータがあった場合に、テスト環境20Eに本番データDRが存在すると判定する。
伝送実績ファイルFRには、これまでにテスト環境20Eに伝送された本番データDRに関して、その情報が累積された累積ファイルFRRと、テスト環境20Eから消去された本番データDRの情報を有する消去確認ファイルDFとが含まれる。累積ファイルFRRと、消去確認ファイルDFとの差分を求めることにより、現時点においてテスト環境20Eに伝送された本番データDRを求めることができる。
第2伝送部21Bは、判定部21Aによる判定結果を本番環境10Eに伝送する。例えば、判定部21Aによる判定結果が、テスト環境20Eに本番データDRが存在するという判定結果であった場合、第2伝送部21Bは、その旨の情報及び存在する本番データDRを特定できる情報、例えばファイル名を本番環境10Eに送信する。
情報更新部21Cは、テスト環境20Eに伝送された本番データDRの名前が変更された場合、変更されたことに関する情報(以下、適宜変更情報という)を生成する。例えば、本番データDRの名前(ファイル名)が、xxxx.Hからxxxx.Tに変更された場合、xxxx.Hがxxxx.Tに変更されたこと及びxxxx.Hとxxxx.Tとは同一の本番データDRを示すことのうち少なくとも1つを変更情報として生成する。変更情報は、第2伝送部21Bによって本番環境10Eに伝送される。本番データ消去部21Dは、テスト環境20Eにおいて検証が済んだ本番データDR及び本番環境10Eからの伝送後、所定の期間が経過した本番データDRをテスト環境20E、具体的には記憶部22から消去する。
記憶部22は、例えば、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ若しくはフラッシュメモリ等又はこれらを組み合わせたものである。記憶部22は、システムの検証等に関する処理及び本実施形態に係るデータ追跡システムの処理に必要なコンピュータプログラム並びに本番データDR等を記憶している。
本実施形態において、記憶部22は、処理結果記憶部22Aを有する。処理結果記憶部22Aは、本番環境10Eにおいて実行された処理の実行結果を記憶している。テスト環境20Eの処理結果記憶部22Aは、本番環境10Eの処理結果記憶部12Aと同様の情報を記憶している。すなわち、処理結果記憶部22Aは、本番環境10Eにおいて処理部11が実行した処理及びその結果に関する情報を記憶している。テスト環境20Eの処理部21は、処理結果記憶部22Aに記憶されている情報を参照することにより、処理部21が実行した処理を把握することができる。このため、処理部21は、例えば、テスト環境20Eに伝送された本番データDRを抽出することができる。
入出力部23は、テスト環境20Eと、その外部との間において、情報を入出力するために用いられる。前述したように、入出力部23は、通信回線30と電気的に接続されているので、テスト環境20Eと本番環境10Eとは、通信回線30を介して相互に情報をやりとりすることができる。次に、データ追跡システム1による処理の一例を説明する。
(処理の一例)
図2は、データ追跡システムが本実施形態に係るデータ追跡方法を実行する際の処理の一例を示すフローチャートである。図3は、データ追跡システムが本実施形態に係るデータ追跡方法を実行する際の処理の一例を説明するための図である。次においては、本番環境10E及びテスト環境20Eがそれぞれ複数存在する例を説明するが、前述したように、本番環境10E及びテスト環境20Eは、単数であってもよい。また、本番環境10E及びテスト環境20Eの数が複数である場合、その数は限定されない。
ステップS101において、第1処理装置10は、本番環境10Eからテスト環境20Eへ本番データDRを伝送する。図3に示すように、本番環境10Eには、本番環境AAF、ABL、ACGの3環境が存在する。テスト環境20Eには、テスト環境AAT、ABT、ACTの3環境が存在する。第1環境10Eから第2環境20Eに本番データDRが伝送されるにあたって、第1処理装置10は、本番環境AAF、ABL、ACGから、第2処理装置20に構築されているテスト環境AAT、ABT、ACTに本番データDRを伝送する処理を実行する。
図3に示す例では、本番環境AAFからテスト環境AATに本番データDRaが伝送される。本番環境ABLからテスト環境AAT及びテスト環境ABTに本番データDRbが伝送される。本番環境ABLからテスト環境ACTに本番データDRcが伝送される。本番環境ACGからテスト環境ABTに本番データDRdが伝送される。
この結果、テスト環境AATには、本番環境AAFから伝送された本番データDRaと本番環境ABLから伝送された本番データDRbとが存在する。テスト環境AATに、本番環境ACGから伝送された本番データDRdは存在しない。
テスト環境ABTには、本番環境ABLから伝送された本番データDRbと本番環境ACGから伝送された本番データDRdとが存在する。テスト環境ABTに、本番環境AAFから伝送された本番データDRaは存在しない。
テスト環境ACTには、本番環境ABLから伝送された本番データDRcが存在する。テスト環境ACTに、本番環境AAFから伝送された本番データDRa及び本番環境ACGから伝送された本番データDRdは存在しない。以下において、本番データDRa、DRb、DRc、DRdを区別しない場合、本番データDRと称する。本番環境AAF、ABL、ACGを区別しない場合、本番環境10Eと称し、テスト環境AAT、ABT、ACTを区別しない場合、テスト環境20Eと称する。
ステップS102において、図1に示す第2処理装置20は、伝送された本番データDRa、DRb、DRc、DRdを用いて、それぞれのテスト環境AAT、ABT、ACTにおいて検証等の処理を実行する。第1処理装置10は、それぞれの本番環境AAF、ABL、ACGにおいて営業システムの各処理を実行する。
ステップS103において、例えば、1日の処理が終了した場合(ステップS103、Yes)、データ追跡システム1は、本実施形態に係るデータ追跡方法を実行して、テスト環境AAT、ABT、ACTに存在する本番データDRの確認、削除及び本番環境10Eにおける伝送実績ファイルFRの更新等を実行する。1日の処理が終了しない場合(ステップS103、No)、第1処理装置10及び第2処理装置20は、ステップS102において実行するそれぞれの処理を継続する。本実施形態では、1日の処理が終了した後に本実施形態に係るデータ追跡方法が実行されるが、本実施形態に係るデータ追跡方法が実行されるタイミングはこれに限定されない。
1日の処理が終了した場合(ステップS103、Yes)、ステップS104において、図1に示す第1処理装置10の第1伝送部11Aは、伝送実績ファイルFRを作成する。第1伝送部11Aは、記憶部12の処理結果記憶部12Aに記憶されている、処理部11が、どの本番データDRをどのテスト環境20Eに伝送したかの処理結果に基づき、伝送実績ファイルFRを作成する。
次に、ステップS105において、第1伝送部11Aは、作成した伝送実績ファイルFRをテスト環境20Eに伝送する。次に、ステップS106において、図1に示す第2処理装置20の判定部21Aは、本番環境10Eから伝送された伝送実績ファイルFRに基づいて、テスト環境20Eに本番データDRが存在するか否かを判定する。判定部21Aは、記憶部22の処理結果記憶部22Aに記憶されている、処理部11が、どの本番データDRをどのテスト環境20Eに伝送したかの処理結果に基づき、伝送実績ファイルFRから、それぞれのテスト環境AAT、ABT、ACTに対応した情報を抽出する。
図3に示す例において、判定部21Aは、テスト環境AATには本番データDRa、DRbが伝送され、テスト環境ABTには本番データDRb、DRdが伝送され、テスト環境ACTには本番データDRcが伝送されているという情報を得ることができる。このように、本番環境10Eとテスト環境20Eとの両方に、それぞれ処理結果記憶部12A、22Aを設けることにより、それぞれの本番環境AAF、ABL、ACGからそれぞれのテスト環境AAT、ABT、ACTに伝送された本番データDRを監視し、抽出することができる。
テスト環境20Eにおける検証等が終了したことにより、伝送された本番データDRがテスト環境20Eから消去されている場合がある。このため、判定部21Aは、記憶部22に記憶されている本番データDR、すなわちテスト環境20Eに存在する本番データDRと伝送実績ファイルFRの情報とを比較する。この比較においては、本番データDRのファイル名と、伝送実績ファイルFRの一覧に存在するファイル名とが比較される。その結果、判定部21Aは、両者にファイル名が存在するものはテスト環境20Eに存在する本番データDRであり、伝送実績ファイルFRのみにファイル名が存在するものはテスト環境20Eに存在しない本番データDRであると判定する。判定部21Aは、テスト環境20Eに存在しない本番データDRについて、その旨の情報を生成する。この情報が、判定部21Aの判定結果であり、例えば、本番データDRがテスト環境20Eに存在しないことを示すフラグである。
ステップS107において、図1に示す第2処理装置20の情報更新部21Cは、テスト環境20Eにおいて名前(ファイル名)が変更された本番データDRが存在する場合、前述した変更情報を生成する。次に、ステップS108において、本番データ消去部21Dは、本番環境10Eからの伝送後、所定の期間が経過した本番データDRをテスト環境20Eから消去する。本番データ消去部21Dは、消去した本番データDRについて、消去した旨の情報(適宜消去情報という)を生成する。消去情報は、例えば、本番データDRが消去されたことを示すフラグである。
ステップS109において、図1に示す第2伝送部21Bは、判定部21Aによる判定結果を本番環境10Eに伝送する。前述した変更情報及び消去情報が存在する場合、第2伝送部21Bは、これらを判定結果とともに本番環境10Eに伝送する。
判定結果等が伝送されたら、ステップS110において、図1に示す更新部11Bは、第2処理装置20から伝送された判定結果等に基づいて、伝送実績ファイルFRを更新する。例えば、更新部11Bは、消去した本番データDRに関する情報(例えば、ファイル名)を、図1に示す消去確認ファイルDFに書き込むことにより、伝送実績ファイルFRを更新する。このとき、更新部11Bは、テスト環境20Eにおいて本番データDRの名前(ファイル名)が変更されていた場合、テスト環境20Eから伝送された変更情報に基づいて、既にテスト環境20Eから消去された本番データDRを特定する。このように、情報更新部21Cが変更情報を作成するので、テスト環境20Eに本番データDRが伝送された後、その名前が変更された場合であっても、消去された本番データDRが識別される。
次に、ステップS111において、図1に示す出力部11Cは、テスト環境20Eに残っている本番データDRの情報、例えば、ファイル名を抽出して出力する。テスト環境20Eに残っている本番データDRは、更新後の伝送実績ファイルFRから求めることができる。例えば、出力部11Cは、ステップS110の更新後における累積ファイルFRRと消去確認ファイルDFとの差分を求めることにより、テスト環境20Eに残っている本番データDRの情報を抽出することができる。
出力部11Cは、テスト環境20Eに残っている本番データDRの名前を、例えば、図1に示すプリンタ14から、例えば、帳票として出力する。このようにすることで、テスト環境20Eに残っている本番データDRが把握されるので、テスト環境20Eから消去が必要な本番データDRは、例えば、オペレータが第2処理装置20を操作することによって消去することができる。
テスト環境20Eに残っている本番データDRの情報が出力されたら、ステップS112において、図1に示す情報消去部11Dは、テスト環境20Eから消去された本番データDRであって、かつ伝送実績ファイルFRに所定の期間存在する本番データDRの情報を消去する。所定の期間は、例えば、1ヶ月から数ヶ月(本実施形態では3ヶ月)とすることができる。このようにすることで、所定の期間においてテスト環境20Eに伝送され、かつテスト環境20Eから消去された本番データDRの履歴を残すことができる。
ステップS101からステップS112の処理が、データ追跡システム1によって実行される本実施形態に係るデータ追跡方法の処理である。データ追跡システム1は、ステップS101からステップS112の処理を所定のタイミング(本実施形態では1日毎)に繰り返すことにより、本番環境10Eからテスト環境20Eに伝送された本番データDRを確実に消去することができる。また、データ追跡システム1は、オペレータによらず、自動的にステップS101からステップS112の処理を実行するので、本番データDRの消去の漏れが発生する可能性も低減できる。
以上、本実施形態を説明したが、前述した内容により本実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
1 データ追跡システム
10 第1処理装置
10E 第1環境(本番環境)
11、21 処理部
11A 第1伝送部
11B 更新部
11C 出力部
11D 情報消去部
12、22 記憶部
12A、22A 処理結果記憶部
13、23 入出力部
14 プリンタ
20E 第2環境(テスト環境)
21A 判定部
21B 第2伝送部
21C 情報更新部
21D 本番データ消去部
30 通信回線
DR 本番データ
FR 伝送実績ファイル
FRR 累積ファイル

Claims (8)

  1. 第1環境及び前記第1環境で用いられる本番データを扱う第2環境を含み、前記第1環境から前記第2環境に伝送された前記本番データを監視するシステムであり、
    前記第1環境は、
    前記第2環境に伝送した前記本番データの一覧を伝送実績ファイルとして作成した後、前記第2環境に伝送する第1伝送部と、
    前記第2環境に前記本番データが存在するか否かが判定された結果に基づいて、前記伝送実績ファイルを更新する更新部と、
    前記伝送実績ファイルに含まれる情報のうち、前記第2環境から消去された前記本番データの情報であって、かつ前記伝送実績ファイルに所定の期間存在する前記本番データの情報を消去する情報消去部と、を含み、
    前記第2環境は、
    前記第1環境から伝送された前記伝送実績ファイルに基づいて、前記第2環境に前記本番データが存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を前記第1環境に伝送する第2伝送部と、を含む、
    データ追跡システム。
  2. 前記第2環境に伝送された前記本番データの名前が変更された場合、変更されたことに関する情報を生成する情報更新部を有し、
    前記第2伝送部は、前記情報更新部が生成した情報を、前記判定結果とともに前記第1環境に伝送する、請求項1に記載のデータ追跡システム。
  3. 前記第1環境は、
    前記第2環境に残っている前記本番データの情報を出力する出力部を有する、請求項1又は請求項2に記載のデータ追跡システム。
  4. 前記第1環境及び前記第2環境は、前記第1環境において実行された処理の実行結果を記憶する処理結果記憶部を有する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のデータ追跡システム。
  5. 第1環境及び前記第1環境で用いられる本番データを扱う第2環境を含み、前記第1環境から前記第2環境に伝送された前記本番データを監視する方法であり、
    前記第1環境から前記第2環境に伝送した前記本番データの一覧を伝送実績ファイルとして作成した後、前記第2環境に伝送する手順と、
    前記第1環境から伝送された前記伝送実績ファイルに基づいて、前記第2環境に前記本番データが存在するか否かを判定した結果を前記第1環境に伝送する手順と、
    前記第1環境において、前記第2環境に前記本番データが存在するか否かが判定された判定結果に基づいて、前記伝送実績ファイルを更新する手順と、
    前記伝送実績ファイルに含まれる情報のうち、前記第2環境から消去された前記本番データの情報であって、かつ前記伝送実績ファイルに所定の期間存在する前記本番データの情報を消去する手順と、を含む、
    データ追跡方法。
  6. 前記第2環境に伝送された前記本番データの名前が変更された場合、変更されたことに関する情報を、前記判定結果とともに前記第1環境に伝送する、請求項に記載のデータ追跡方法。
  7. 前記伝送実績ファイルを更新した後、前記第2環境に残っている前記本番データの情報を出力する、請求項又は請求項に記載のデータ追跡方法。
  8. 請求項から請求項のいずれか1項に記載のデータ追跡方法をコンピュータに実行さ
    せる、データ追跡用コンピュータプログラム。
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