JP5687096B2 - メモリ保守装置及びメモリ保守方法並びにデータ転送装置 - Google Patents

メモリ保守装置及びメモリ保守方法並びにデータ転送装置 Download PDF

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本発明は、マルチタスク環境におけるメモリアクセス技術に関する。
従来より、複数のタスクが共通のフラッシュメモリ(フラッシュROMともいう。)にアクセスする環境において、各タスクが効率よくフラッシュメモリにアクセスできるようにするための技術が、種々提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平9−97205号公報
ところで、フラッシュメモリでは、上書き動作が行えないため、ガベージコレクションを適宜実行して、空き容量を確保する必要がある。ガベージコレクションでは、多数のセクタに対する読み込み、書き込み、及び削除が発生し、長時間、フラッシュメモリを占有する。このため、ガベージコレクションが、フラッシュメモリへのアクセスが混み合うタイミングで発生すると、各タスクにおける処理の遅延等を招き、ひいては、装置全体の性能低下をもたらす要因にもなり得る。
しかしながら、従来においては、フラッシュメモリへのアクセスの混み状況を勘案して、ガベージコレクション等のようなフラッシュメモリの保守処理を実行する有効な技術についての提案がなされていないのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、フラッシュメモリの保守処理を各タスクの実行に支障が出ないように実行するメモリ保守装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るメモリ保守装置は、
フラッシュメモリにアクセスする複数のタスク毎に、起動を開始する起点時刻と、起動間隔とが設定されたタスク起動条件テーブルを記憶するタスク起動条件記憶手段と、
前記タスク起動条件テーブルに基づいて、前記フラッシュメモリの保守に関する保守処理の実行スケジュールを作成する保守処理スケジュール作成手段と、
前記作成された実行スケジュールに従って、前記保守処理を実行する保守処理実行手段と、を備え、
前記保守処理スケジュール作成手段は、現時点から、前記フラッシュメモリに対して何れの前記タスクもアクセスしない状態が継続する未アクセス時間を求め、該未アクセス時間を前記実行スケジュールに含め、
前記保守処理実行手段は、前記保守処理として、前記未アクセス時間に基づいて削除可能なセクタ数を算出し、算出した削除可能なセクタ数を限度として、前記フラッシュメモリに格納されているデータの削除を行う、ことを特徴とする。
また、本発明に係るデータ転送装置は、
フラッシュメモリと、
他の装置からデータを取得し、前記フラッシュメモリに格納するデータ収集手段と、
前記フラッシュメモリに格納されているデータを読み出し、該読み出したデータを所定のネットワークを介して接続するサーバに送信するデータ転送手段と、
少なくとも、前記データ収集手段と前記データ転送手段のそれぞれ毎に、起動を開始する起点時刻と、起動間隔とが設定されたタスク起動条件テーブルを記憶するタスク起動条件記憶手段と、
前記タスク起動条件テーブルに基づいて、前記フラッシュメモリの保守に関する保守処理の実行スケジュールを作成する保守処理スケジュール作成手段と、
前記作成された実行スケジュールに従って、前記保守処理を実行する保守処理実行手段と、を備え、
前記保守処理スケジュール作成手段は、現時点から、前記フラッシュメモリに対して前記データ収集手段と前記データ転送手段の何れもアクセスしない状態が継続する未アクセス時間を求め、該未アクセス時間を前記実行スケジュールに含め、
前記保守処理実行手段は、前記保守処理として、前記未アクセス時間に基づいて削除可能なセクタ数を算出し、算出した削除可能なセクタ数を限度として、前記フラッシュメモリに格納されているデータの削除を行う、ことを特徴とする。
本発明は、フラッシュメモリの保守に関する保守処理の実行スケジュールを各タスクの起動条件を勘案して作成するため、フラッシュメモリの保守処理を各タスクの実行に支障が出ないように実行することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。 図1のデータ記憶部のメモリ構造を概略的に示す図である。 タスク起動条件テーブルの一例を示す図である。 データ収集部の処理手順を示すフローチャートである。 データ転送部の処理手順を示すフローチャートである。 GC実行部の処理手順を示すフローチャートである。 GC実行部によって実行されるGC処理の手順を示すフローチャートである。 バックアップデータ削除部の処理手順を示すフローチャートである。 バックアップデータ削除部によって実行されるバックアップデータ削除処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ転送装置10の構成を示すブロック図である。データ転送装置10は、例えば、太陽光発電システムにおける複数のパワーコンディショナ等と接続し、各パワーコンディショナ等の運転状態に関するデータ(ログデータ)を収集する装置(いわゆる、データロガー)である。データ転送装置10は、収集したログデータを、インターネット等の広域ネットワークNを介して、データ収集サーバ20に転送する。
データ転送装置10は、ハードウェア的には、何れも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、メモリインタフェース、ユーザインタフェース、パワーコンディショナ等とのインタフェース、広域ネットワークNを介してデータ通信を行うためのインタフェース等から構成される。
データ転送装置10は、機能的には、データ収集部101と、データ記憶部102と、データ転送部103と、メモリアクセス管理部104と、タスク起動条件記憶部105と、タスク起動指令部106と、保守処理スケジュール作成部107と、GC実行部108と、バックアップデータ削除部109と、を備える。なお、タスク起動条件記憶部105、保守処理スケジュール作成部107、GC実行部108及びバックアップデータ削除部109は、本発明のメモリ保守装置を構成する。
上記の各構成部の機能は、データ転送装置10に実装されている所定のOS(Operating System)の制御下で、CPU等が、ROM等に記憶されている1又は複数の所定のプログラムを実行することで実現される。
データ収集部101(データ収集タスク)は、太陽光発電システムにおける所定装置(例えば、パワーコンディショナ、太陽電池、各種センサ等)から送信された発電量等のログデータを受信する。データ収集部101は、受信したログデータをデータ記憶部102に保存する。
データ記憶部102は、フラッシュメモリで構成される。図2に示すように、データ記憶部102のメモリ領域は、複数のブロック(消去ブロック)で構成される。消去ブロックは、データの消去における処理単位である。本実施形態では、1消去ブロックのサイズは、128KB(キロバイト)であり、データ記憶部102の全容量は、8MB(メガバイト)である。データ記憶部102用のファイルシステム(例えば、FAT(File Allocation Table)等の公知のファイルシステム)は、OSにより構築され、管理される。
各消去ブロックは、ファイルシステムにおけるデータの管理単位であるセクタで分割されている。本実施形態では、1セクタのサイズは、512バイトである。セクタは、「セクタ番号」領域と、「セクタ状態」領域と、「データ」領域と、から構成される。
「セクタ番号」領域には、当該ファイルシステムが管理するセクタ毎に割り振られた番号(セクタ番号)が格納される。
「セクタ状態」領域には、当該セクタの利用状態(セクタ状態)を示す情報が格納される。この「セクタ状態」領域を参照することで、当該セクタが、“未使用”、“使用中”又は“削除”の何れかの状態であるかが判る。例えば、ブロックが消去された直後は、当該ブロックの全てのセクタは、“未使用”を示す。「データ」領域には、「セクタ番号」領域に格納されているセクタ番号に対応するデータが格納される。
図1に戻り、データ転送部103(データ転送タスク)は、データ記憶部102からログデータを読み出し、読み出したログデータを広域ネットワークNを介して、データ収集サーバ20に送信する。
メモリアクセス管理部104は、例えば、セマフォ等により構成され、複数のタスク(ここでは、データ収集部101とデータ転送部103)によるデータ記憶部102の同時アクセスを禁止する排他制御を行う。
タスク起動条件記憶部105は、各タスク(データ収集部101、データ転送部103)の起動条件が設定されたタスク起動条件テーブルを記憶する。本実施形態のタスク起動条件テーブルには、図3に示すように、各タスク毎に、起動を開始する起点時刻と、起動間隔と、が設定されている。
図3の例では、データ収集タスク(即ち、データ収集部101)が、毎日の午前0時に起動され、以降、5分間隔(即ち、0時5分、0時10分、0時15分、…)で起動されることが示されている。また、データ転送タスク(即ち、データ転送部103)が、毎日の午前0時3分に起動され、以降、10分間隔(即ち、0時13分、0時23分、0時33分、…)で起動されることが示されている。なお、タスク起動条件テーブルの内容は、初期設定時等において、ユーザにより外部から設定可能にしてもよい。
タスク起動指令部106は、タスク起動条件記憶部105に記憶されているタスク起動条件テーブルの内容に基づいて、何れかのタスク(データ収集部101又はデータ転送部103)を起動させる。
保守処理スケジュール作成部107は、タスク起動条件記憶部105に記憶されているタスク起動条件テーブルの内容に基づいて、データ記憶部102の保守に関する保守処理の実行スケジュールを作成する。本実施形態では、この保守処理には、後述するGC実行部108が実行するガベージコレクション(GC)と、後述するバックアップデータ削除部109が実行するバックアップデータの削除処理が含まれる。
より詳細には、保守処理スケジュール作成部107は、GC実行部108又はバックアップデータ削除部109から実行スケジュール作成の要求を受けると、現在時刻を取得し、現時点から、データ記憶部102に対して何れのタスクもアクセスしない状態が継続する時間(未アクセス時間)を求める。そして、求めた未アクセス時間を実行スケジュールとして、要求元であるGC実行部108又はバックアップデータ削除部109に返す。
GC実行部108は、データ収集部101において、データ記憶部102へのログデータの書き込みが完了する度に起動し、所定条件の下、保守処理スケジュール作成部107によって作成された実行スケジュールに従って、GCを実行する。
バックアップデータ削除部109は、データ転送部103において、データ記憶部102から読み出されたログデータのデータ収集サーバ20への転送が完了する度に起動し、所定条件の下、保守処理スケジュール作成部107によって作成された実行スケジュールに従って、データ記憶部102に保存されているバックアップデータを削除する。
次に、各構成部の動作について説明する。図4は、本実施形態におけるデータ収集部101の処理手順を示すフローチャートである。データ収集部101は、上述したように、タスク起動指令部106によって起動される。起動後、データ収集部101は、他の装置からのログデータを収集する処理を実行する(ステップS101)。
データ収集部101は、例えば、接続する全ての装置(例えば、パワーコンディショナ、太陽電池、各種センサ等)に対して、ログデータの送信要求メッセージを発行する。各装置は、この送信要求メッセージに応答して、それぞれが保持するログデータをデータ転送装置10に送信する。データ収集部101は、各装置から送信されたログデータを受信し、受信したデータをRAM等に一時的に格納する。
次に、データ収集部101は、メモリアクセス管理部104に対して、データ記憶部102へのアクセスが可能であるか否かの問い合わせを行う(ステップS102)。その結果、メモリアクセス管理部104からアクセス不可の応答が返ってきた場合(ステップS102;NO)、データ収集部101は、所定時間、処理の実行を待機し(ステップS103)、再度、メモリアクセス管理部104に対して、上記の問い合わせを行う(ステップS102)。
一方、メモリアクセス管理部104からアクセス可の応答が返ってきた場合(ステップS102;YES)、データ収集部101は、メモリアクセス管理部104に対して、他のタスクによるデータ記憶部102へのアクセスを禁止する旨の要求を発行する(ステップS104)。これにより、他のタスクからのデータ記憶部102へのアクセスが禁止される。
次に、データ収集部101は、RAMに格納していたログデータをデータ記憶部102に書き込む(ステップS105)。それから、データ収集部101は、GC実行部108に対して、処理の実行を要求する。かかる要求に応答して、GC実行部108は、後述する処理を実行する(ステップS106)。
GC実行部108の処理が完了すると、データ収集部101は、メモリアクセス管理部104に対して、他のタスクによるデータ記憶部102へのアクセスを許可する旨の要求を発行し(ステップS107)、本処理を終了する。これにより、他のタスクからのデータ記憶部102へのアクセスが可能となる。
続いて、データ転送部103の処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。データ転送部103も、上述したように、タスク起動指令部106によって起動される。起動後、データ転送部103は、メモリアクセス管理部104に対して、データ記憶部102へのアクセスが可能であるか否かの問い合わせを行う(ステップS201)。その結果、メモリアクセス管理部104からアクセス不可の応答が返ってきた場合(ステップS201;NO)、データ転送部103は、所定時間、処理の実行を待機し(ステップS202)、再度、メモリアクセス管理部104に対して、上記の問い合わせを行う(ステップS201)。
一方、メモリアクセス管理部104からアクセス可の応答が返ってきた場合(ステップS201;YES)、データ転送部103は、メモリアクセス管理部104に対して、他のタスクによるデータ記憶部102へのアクセスを禁止する旨の要求を発行する(ステップS203)。これにより、他のタスクからのデータ記憶部102へのアクセスが禁止される。
次に、データ転送部103は、データ記憶部102からログデータを読み込む(ステップS204)。データ転送部103は、読み込んだログデータを、広域ネットワークNを介して、データ収集サーバ20に転送する(ステップS205)。
それから、データ転送部103は、転送したログデータを、バックアップデータとして、データ記憶部102に格納する(ステップS206)。本実施形態のデータ転送装置10は、収集したログデータをデータ収集サーバ20に転送した後、バックアップデータとして所定期間保存する。1日分のバックアップデータは、1つのバックアップファイルとして管理される。つまり、新たなバックアップデータは、当該日のバックアップファイルに追記される態様で、データ記憶部102に格納される。なお、当該読み出したログデータは、データ記憶部102から削除される。即ち、元の格納先のセクタのセクタ状態が、“削除”に変更される。
本実施形態のデータ転送装置10では、予め決められた所定ファイル数分のバックアップファイルが保存される。即ち、予め決められた日数分のバックアップファイルが保存される。ファイル数が所定数を超えた場合は、後述するバックアップデータ削除部109の処理によって、最も古いバックアップファイルのデータから削除される。
次に、データ転送部103は、バックアップデータ削除部109に対して、処理の実行を要求する。かかる要求に応答して、バックアップデータ削除部109は、後述する処理を実行する(ステップS207)。
バックアップデータ削除部109の処理が完了すると、データ転送部103は、メモリアクセス管理部104に対して、他のタスクによるデータ記憶部102へのアクセスを許可する旨の要求を発行し(ステップS208)、本処理を終了する。これにより、他のタスクからのデータ記憶部102へのアクセスが可能となる。
続いて、GC実行部108の処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。先ず、GC実行部108は、データ記憶部102の空きセクタ(即ち、セクタ状態が、“未使用”のセクタ)の数が、予め決められた所定値以下であるか否かを判定する(ステップS301)。
その結果、空きセクタの数が、上記の所定値より大きい場合(ステップS301;NO)、空き容量が十分であるとして、GC実行部108は、GCを実行せず、本処理を終了する。一方、空きセクタの数が、上記の所定値以下の場合(ステップS301;YES)、GC実行部108は、保守処理スケジュール作成部107に対して、実行スケジュール作成の要求を行う。
保守処理スケジュール作成部107は、かかる要求を受けると、タスク起動条件記憶部105に記憶されているタスク起動条件テーブルの内容と、現在時刻と、に基づいて、上述したように未アクセス時間を求める。例えば、現在時刻が、0時11分であり、タスク起動条件テーブルに、図3に示す内容が設定されている場合、次に起動予定のタスク(データ転送タスク)の起動予定時刻が0時13分であるため、2分間は、データ記憶部102に対して何れのタスクもアクセスしない状態が継続すると判定される。したがって、この場合は、未アクセス時間=2分となる。
保守処理スケジュール作成部107は、求めた未アクセス時間を実行スケジュールとして、要求元であるGC実行部108に返す。GC実行部108は、これを受け取ることで、実行スケジュール、即ち、未アクセス時間を取得する(ステップS302)。次に、GC実行部108は、取得した未アクセス時間に基づいて、実行可能なGCの回数を算出する(ステップS303)。
具体的には、GC実行部108は、未アクセス時間を、1回当たりのGCの所要時間で除算することで、実行可能なGCの回数を求める。1回当たりのGCの所要時間は、出荷前の計測等によって、予め決定された時間が与えられているものとする。例えば、未アクセス時間が2分であり、1回当たりのGCの所要時間が1分である場合には、実行可能なGCの回数は、2(回)となる。
GC実行部108は、算出した実行可能なGCの回数が1以上であるか否かを判定する(ステップS304)、算出した実行可能なGCの回数が0の場合(ステップS304;NO)、GC実行部108は、GCを実行せず、本処理を終了する。一方、算出した実行可能なGCの回数が1以上である場合(ステップS304;YES)、GC実行部108は、その回数分、後述するGCを実行し(ステップS305)、本処理を終了する。
次に、GC実行部108によって実行されるGC(ガベージコレクション)処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。先ず、GC実行部108は、セクタ状態が“削除”を示すセクタを最も多く含む消去ブロックをデータ記憶部102から検索し、該当する消去ブロックを消去対象ブロックとして決定する(ステップS401)。
GC実行部108は、消去対象ブロック中のセクタ状態が“使用中”を示すセクタを、他の消去ブロックのセクタ状態が“未使用”を示すセクタにコピーする(ステップS402)。そして、GC実行部108は、当該消去対象ブロックを消去する(ステップS403)。これにより、当該消去ブロックの全セクタは、“未使用”となる。
続いて、バックアップデータ削除部109の処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。先ず、バックアップデータ削除部108は、データ記憶部102に記憶されているバックアップファイルのファイル数が、予め決められた上限値を超えているか否かを判定する(ステップS501)。
その結果、ファイル数が、予め決められた上限値を超えていない場合(ステップS501;NO)、バックアップファイルを削除する必要はないとして、バックアップデータ削除部109は、本処理を終了する。一方、ファイル数が、予め決められた上限値を超えている場合(ステップS501;YES)、バックアップデータ削除部109は、保守処理スケジュール作成部107に対して、実行スケジュール作成の要求を行う。
保守処理スケジュール作成部107は、かかる要求を受けると、タスク起動条件記憶部105に記憶されているタスク起動条件テーブルの内容と、現在時刻と、に基づいて、上述したように未アクセス時間を求める。そして、保守処理スケジュール作成部107は、求めた未アクセス時間を実行スケジュールとして、要求元であるバックアップデータ削除部109に返す。バックアップデータ削除部109は、これを受け取ることで、実行スケジュール、即ち、未アクセス時間を取得する(ステップS502)。
次に、バックアップデータ削除部109は、取得した未アクセス時間に基づいて、削除可能なセクタ数を算出する(ステップS503)。具体的には、バックアップデータ削除部109は、未アクセス時間を、1セクタを削除するのに要する時間(1セクタ削除時間)で除算することで、削除可能なセクタ数を求める。1セクタ削除時間は、出荷前の計測等によって、予め決定された時間が与えられているものとする。
バックアップデータ削除部109は、算出した削除可能なセクタ数が1以上であるか否かを判定する(ステップS504)、算出した削除可能なセクタ数が0の場合(ステップS504;NO)、バックアップデータ削除部109は、本処理を終了する。一方、算出した削除可能なセクタ数が1以上である場合(ステップS504;YES)、バックアップデータ削除部109は、後述するバックアップデータの削除処理を実行し(ステップS505)、本処理を終了する。
次に、バックアップデータ削除部109によって実行されるバックアップデータ削除処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。先ず、バックアップデータ削除部109は、データ記憶部102に保存されているバックアップファイルの内、最も古いバックアップファイルを削除対象ファイルとして決定する(ステップS601)。次に、バックアップデータ削除部109は、算出した削除可能なセクタ数が、決定した削除対象ファイルを構成する全セクタの数以上であるか否かを判定する(ステップS602)。
バックアップデータ削除部109は、削除対象ファイルを構成するセクタの数を、図示しないファイル管理テーブルを参照して取得する。このファイル管理テーブルは、ファイル名、ファイルサイズ、当該ファイルを構成するセクタの番号(セクタ番号)等を対応付けたテーブルであり、一般的なファイルシステムによって管理される周知のテーブルである。
上記判定の結果、算出した削除可能なセクタ数が、削除対象ファイルを構成する全セクタの数以上である場合(ステップS602;YES)、バックアップデータ削除部109は、データ記憶部102にアクセスして、当該削除対象ファイルの全セクタのセクタ状態を“削除”に変更する(ステップS603)。これにより、削除対象となったバックアップファイルが削除される。
一方、算出した削除可能なセクタ数が、削除対象ファイルを構成する全セクタの数未満である場合(ステップS602;NO)、バックアップデータ削除部109は、削除対象ファイルを構成する全セクタの内、算出した削除可能なセクタ数分のセクタについて、そのセクタ状態を“削除”に変更する(ステップS604)。この場合、バックアップデータ削除部109は、削除対象ファイルの末尾のセクタから、先頭方向に向かって、算出した削除可能なセクタ数分のセクタを削除状態にする。これにより、削除対象となったバックアップファイルを構成する一部のバックアップデータが削除される。
ステップS603又はS604の処理後、バックアップデータ削除部109は、上記のファイル管理テーブル等のファイルシステムによって管理されるテーブルの内容を更新する(ステップS605)。例えば、ステップS603の処理後の場合は、当該バックアップファイルについての情報を消去する。また、ステップS604の処理後の場合は、新たに末尾となったセクタが判るような情報を付加する等を行う。
以上のように、本実施形態に係るデータ転送装置(メモリ保守装置)によれば、タスク起動条件記憶部105に記憶されたタスク起動条件テーブルに基づいて、保守処理スケジュール作成部107が、データ記憶部102(即ち、フラッシュメモリ)の状態を保守する処理の実行スケジュールを作成する。そして、作成された実行スケジュールに従って、GC実行部108及びバックアップデータ削除部109(保守処理実行手段)が、それぞれに対応した保守処理を実行する。したがって、フラッシュメモリの保守処理を各タスクの実行に支障が出ないように実行することが可能になる。
即ち、ガベージコレクションのように長時間、フラッシュメモリを占有する処理であっても、上記の実行スケジュールに則って実行することで、他のタスクの実行の妨げにならずに、空き容量を確保することが可能になる。
また、例えば、5分間隔でログデータを収集した場合、1日分のバックアップファイルは、288回分のログデータ(バックアップデータ)を含み、大きなサイズとなる。そして、これを1回の処理で削除しようとすると、長時間、フラッシュメモリを占有し、他の処理の遅延等を招く。しかし、本実施形態のデータ転送装置(メモリ保守装置)では、バックアップデータの削除処理において、未アクセス時間の長短に応じて、削除するセクタ数を調整する。したがって、他のタスクの実行の妨げにならずに、バックアップデータを削除することが可能となる。
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
10 データ転送装置
101 データ収集部
102 データ記憶部
103 データ転送部
104 メモリアクセス管理部
105 タスク起動条件記憶部
106 タスク起動指令部
107 保守処理スケジュール作成部
108 GC実行部
109 バックアップデータ削除部
20 データ収集サーバ

Claims (4)

  1. フラッシュメモリにアクセスする複数のタスク毎に、起動を開始する起点時刻と、起動間隔とが設定されたタスク起動条件テーブルを記憶するタスク起動条件記憶手段と、
    前記タスク起動条件テーブルに基づいて、前記フラッシュメモリの保守に関する保守処理の実行スケジュールを作成する保守処理スケジュール作成手段と、
    前記作成された実行スケジュールに従って、前記保守処理を実行する保守処理実行手段と、を備え、
    前記保守処理スケジュール作成手段は、現時点から、前記フラッシュメモリに対して何れの前記タスクもアクセスしない状態が継続する未アクセス時間を求め、該未アクセス時間を前記実行スケジュールに含め、
    前記保守処理実行手段は、前記保守処理として、前記未アクセス時間に基づいて削除可能なセクタ数を算出し、算出した削除可能なセクタ数を限度として、前記フラッシュメモリに格納されているデータの削除を行う、
    ことを特徴とするメモリ保守装置。
  2. 前記保守処理実行手段は、前記保守処理として、ガベージコレクションを実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ保守装置。
  3. フラッシュメモリにアクセスする複数のタスク毎に、起動を開始する起点時刻と、起動間隔とが設定されたタスク起動条件テーブルに基づいて、前記フラッシュメモリの保守に関する保守処理の実行スケジュールを作成する保守処理スケジュール作成ステップと、
    前記実行スケジュールに従って、前記保守処理を実行する保守処理実行ステップと、を有し、
    前記保守処理スケジュール作成ステップでは、現時点から、前記フラッシュメモリに対して何れの前記タスクもアクセスしない状態が継続する未アクセス時間を求め、該未アクセス時間を前記実行スケジュールに含め、
    前記保守処理実行ステップでは、前記保守処理として、前記未アクセス時間に基づいて削除可能なセクタ数を算出し、算出した削除可能なセクタ数を限度として、前記フラッシュメモリに格納されているデータの削除を行う、
    ことを特徴とするメモリ保守方法。
  4. フラッシュメモリと、
    他の装置からデータを取得し、前記フラッシュメモリに格納するデータ収集手段と、
    前記フラッシュメモリに格納されているデータを読み出し、該読み出したデータを所定のネットワークを介して接続するサーバに送信するデータ転送手段と、
    少なくとも、前記データ収集手段と前記データ転送手段のそれぞれ毎に、起動を開始する起点時刻と、起動間隔とが設定されたタスク起動条件テーブルを記憶するタスク起動条件記憶手段と、
    前記タスク起動条件テーブルに基づいて、前記フラッシュメモリの保守に関する保守処理の実行スケジュールを作成する保守処理スケジュール作成手段と、
    前記作成された実行スケジュールに従って、前記保守処理を実行する保守処理実行手段と、を備え、
    前記保守処理スケジュール作成手段は、現時点から、前記フラッシュメモリに対して前記データ収集手段と前記データ転送手段の何れもアクセスしない状態が継続する未アクセス時間を求め、該未アクセス時間を前記実行スケジュールに含め、
    前記保守処理実行手段は、前記保守処理として、前記未アクセス時間に基づいて削除可能なセクタ数を算出し、算出した削除可能なセクタ数を限度として、前記フラッシュメモリに格納されているデータの削除を行う、
    ことを特徴とするデータ転送装置。
JP2011047969A 2011-03-04 2011-03-04 メモリ保守装置及びメモリ保守方法並びにデータ転送装置 Expired - Fee Related JP5687096B2 (ja)

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