JP5949192B2 - 半導体装置の製造方法及び半導体装置の欠陥試験装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置の欠陥試験装置 Download PDF

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本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体装置の欠陥試験装置に関する。
半導体装置の製造工程では、半導体素子や配線層を形成した後、表面検査によって異物やパターンの欠落の有無を調べる。例えば、ウェハ上の異物と結晶欠陥を区別して検出したい場合には、ウェハの表面を基準として仰角が30°〜60°の角度をなす高角度受光系で異物と結晶欠陥の両方を検出する。さらに、仰角が30°以下の低角度受光系で異物のみを検出する。このとき、レーザ光は、ウェハ表面に垂直に入射するか、ブリュースター角に相当する角度で斜め方向からP偏光のレーザ光を入射させる。
この検査方法によれば、2つの受光系の両方で検出された欠陥は異物であり、高角度受光系のみで検出された欠陥は結晶欠陥であることがわかる。これは、通常の結晶欠陥は、深さが直径に比べて非常に浅いので、結晶欠陥における散乱光はウェハの表面に対して約30°以上という指向性を有するためである。
また、ウェハの上方に金属膜を形成し、さらにその上に絶縁膜を形成した後の検査工程では、金属膜と絶縁膜との間の空隙の有無を調べることがある。これは、金属膜と絶縁膜との間に空隙は、絶縁膜の剥離に繋がり易いためである。ここでの検査では、直線偏光させたレーザ光を金属膜上の絶縁膜に入射させ、レーザ光の入射角度は、0°から90°まで、例えば1°ずつ変化させる。そして、金属膜の表面で反射したレーザ光の反射率の変化から空隙の有無を判定する。金属膜と絶縁膜を多層に積層させるときには、このような検査が絶縁膜を形成する度に実施される。
また、回路パターンを形成する工程の後には、機能検査が行われる。機能検査では、回路に検査用の電圧を与えて回路の動作を検査する。さらに、回路パターンを形成した後では、通常以上の負荷をかけた状態で回路の動作を調べ、隠れた欠陥がないか検査するバーンイン試験が実施される。バーンイン試験では、例えば、低温での動作や、高温での動作、低電圧や高電圧を印加したときの動作などが検査される。また、電源間の耐圧なども検査される。これは、例えば、機能試験時では配線がショートしていなかったが、バーンイン試験でストレスが加えられることによって、配線がショートする場合があるためである。
特開平9−304289 特開平10−12681
ここで、表面検査や、絶縁膜の剥離、回路の動作不良を検出した場合には、そのチップは廃棄される。しかしながら、表面に欠陥が検出されたチップを全て廃棄すると、半導体装置の歩留まりが著しく低下してしまう。さらに、多層の配線構造を有する半導体装置を製造する場合には、配線層を形成する度に機能検査及びバーンイン試験によって動作不良をチェックする必要があった。このために、従来の半導体装置の製造工程では、試験回数が多くなって、生産性を低下していた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、半導体装置の製造工程における検査や試験を効率良く行うことを目的とする。
実施形態の一観点によれば、ウェハの上方にダマシン法を用いて第1の配線層を形成する工程と、前記第1の配線層の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の表面にレーザ光を斜めに照射し、前記第1の配線層の配線材料を研磨によって除去するときに前記第1の配線層に形成されたスクラッチによって前記絶縁膜の表面に形成された凹部における散乱光を散乱光検出器を用いて取得する工程と、前記散乱光の強度が予め定められた閾値以上のときに、前記レーザ光を照射した領域に動作不良を発生する欠陥が生じていると制御装置が判定する工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
また、実施形態の別の観点によれば、ダマシン法により形成されたスクラッチを含む第1の配線層の上に配置された表面に凹部が形成された薄膜に対して10°〜30°の傾斜角度でレーザ光を照射するレーザ光源と、前記薄膜の表面の凹部における前記レーザ光の散乱光を検出する散乱光検出器と、前記散乱光検出器で検出した前記散乱光の強度が予め定められた閾値以上のときに、前記レーザ光を照射した領域に動作不良を発生する欠陥が生じていると判定する制御装置と、を含むことを特徴とする半導体装置の欠陥試験装置が提供される。
絶縁膜上にレーザ光を斜めに照射することによって、下層のスクラッチに起因して配線のショートの原因になり得る欠陥を検出することが可能になる。従って、配線ショートを引き起こさない欠陥が廃棄されることが防止、半導体装置の収率が向上する。また、ストレス試験やストレス試験後の工程試験を省略できる。従って、半導体装置の生産性が向上する。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の原理を説明するための図である(その1)。 図2は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の原理を説明するための図である(その2)。 図3は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の原理を説明するための図である(その3)。 図4は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の原理を説明するための図である(その4)。 図5は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の原理を説明するための図である(その5)。 図6は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の原理を説明するための図であり、各工程におけるスクラッチ等の検出数を模式的に示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造装置である欠陥試験装置の概略構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造装置である欠陥試験装置においてレーザ光の照射角度とスクラッチの検出数の関係を調べた結果を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程リストと、比較例の製造方法の工程リストを示す図である。 図10Aは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その1)。 図10Bは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その2)。 図10Cは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その3)。 図10Dは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その4)。 図10Eは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その5)。 図10Fは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その6)。 図10Gは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その7)。 図10Hは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その8)。 図10Iは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その9)。 図11Aは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その10)。 図11Bは、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図である(その11)。 図12は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程リストと、比較例の製造方法の工程リストを示す図である。
発明の目的及び利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素及び組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、典型例及び説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
最初に、この実施の形態における半導体装置の欠陥と、欠陥の発生メカニズムについて説明する。
半導体装置は、ダマシン法やデュアルダマシン法を用いて製造した多層配線構造を有する。例えば、図1に示す第1の配線層31は、第1の層間絶縁膜20の配線溝27に銅膜29を埋め込んだ後、CMP法によって余分な銅膜29と第1の層間絶縁膜20の上側の一部を除去することで形成されている。このときに、配線溝27の壁部27Aでは、第1の層間絶縁膜20の上端部分がスクラッチされることによって膜の一部が欠落することがある。例えば、チップ領域75Aでは、配線溝27の壁部27Aに深さH1の第1のスクラッチ76が1つ生じている。第1のスクラッチ76は、CMP法による研磨によって第1の層間絶縁膜20の一部が引き剥がされることによって生じている。
これに対して、別のチップ領域75Bでは、配線溝27の壁部27Aに深さH2の第2のスクラッチ77が1つ生じている。深さH2は、深さH1より大きい。
続いて、図2に示すように、1番目の配線層31の上に2番目の配線層61を形成する。最初に1番目の配線層31の上に第2の層間絶縁膜43を形成する。このとき、第2の層間絶縁膜43は、第1の層間絶縁膜20の第1のスクラッチ76と第2のスクラッチ77によって形成された凹部に充填されるか、一部が埋め込まれる。第2の層間絶縁膜43を形成したら、パターニングして配線溝49を形成する。
ここで、第1のスクラッチ76の上方では、第2の層間絶縁膜43の上面に第1の凹部83が形成される。第1の凹部83は、第1のスクラッチ76によって第1の配線層31が凹んでいるために形成されたものであり、第3の深さH3を有する。同様に、第2のスクラッチ77の上方には、第2の層間絶縁膜43の上面に第2の凹部84が形成されている。第2の凹部84は、第2のスクラッチ77によって第1の配線層31が凹んでいるために形成されたものであり、第2の深さH4を有する。第2の深さH4は、第1の深さH3より大きい。このために、第2の凹部84の平面視における大きさは、第1の凹部83の平面視より大きい。
この状態で、図3に示すように、第2の層間絶縁膜43の配線溝49に銅膜50を埋め込むと、余分な銅膜50が第1の凹部83及び第2の凹部84にも埋め込まれる。この後、CMP法によって、余分な銅膜50と、第2の層間絶縁膜43の一部を除去する。このとき、第1及び第2の凹部83,84も研磨によって除去され、第2の層間絶縁膜43の表面は平坦になる。これによって、図4に示すように、第2の配線層61が形成される。そして、2層の配線構造を有する半導体装置68が完成する。
このような半導体装置68に対して機能検査すると、第1の配線層31の銅配線、及び第2の配線層61の銅配線は、共にショートしていないので正常に動作する。従って、この半導体装置68は、機能試験を合格する。
しかしながら、この後にバーンイン試験を実施し、半導体装置68を例えば加熱すると、図5に示すように第2のスクラッチ77の部分に銅が拡散し、第2のスクラッチ77を挟む2つの銅配線78A,78Bがショートすることがある。これは、第2のスクラッチ77の発生箇所では、第1の層間絶縁膜20が欠落し、その上に形成された第2の層間絶縁膜43が十分に埋め込まれていないか、絶縁膜の密度が小さくなっており、配線溝27内の銅元素が拡散し易くなっているためであると考えられる。
これに対して、第1のスクラッチ76の部分では、銅膜29は拡散するが、第1のスクラッチ76を挟む2つの配線78C,78Dをショートするほどの拡散は生じない。これは、第1のスクラッチ76の深さH1が小さいために、銅膜29の拡散量が少ないからであると考えられる。
次に、スクラッチ76,77と不良発生率の関係について図6を参照して説明する。縦軸はスクラッチ等の検出数を示し、横は検査のタイミングを示す。第1の配線層31の形成後には、表面検査によってスクラッチ76,77の発生を検査できる。このときのスクラッチ76,77の発生数は、例えば、N1とする。同じサンプルに対して第2の配線層61を形成した後、表面検査によって凹部83,84の数を検査したところ、凹部83,84の発生数は例えばN2であった。N2はN1より少なかった。さらに、同じサンプルでバーンイン検査によって動作不良の発生を検査すると、動作不良の発生数は、例えばN3であった。N3はN2より少ない。
ここで、N1>N2であることから、第1の配線層31で発見されたスクラッチ76,77の一部のみが、第2の配線層61で凹部83,84を発生させていることが分かる。さらに、N2>N3であることから、第2の配線層61で発見された凹部83,84の一部のみが、バーンイン試験で動作不良を生じていることが分かる。即ち、第1の配線層31におけるスクラッチ76,77の全てが動作不良を引き起こすのではない。さらに、第2の配線層61における凹部83,84の全てが動作不良を引き起こすのではない。このために、スクラッチ76,77が発見されたチップを全て減耗すると半導体装置68の収率が大きく低下してしまう。これに対して、第2の配線層61において凹部83,84が検出されたチップを減耗すると、半導体装置68の収率の大幅な低下を防止できる。さらに、動作不良を起こす凹部83,84のみ、例えば図2の第2の凹部84を検出するようにすれば、半導体装置68の収率の大幅な低下をさらに防止できる。
この実施の形態では、第1の配線層31で生じたスクラッチ76,77であって、動作不良を生じる可能性があるものを、第2の配線層61の表面検査によって検出することで、動作不良を防止すると共に、半導体装置68の収率の低下を防止することとした。
次に、第2の凹部83,84の検出に用いられる欠陥試験装置の概略構成について、図7を参照して説明する。
欠陥試験装置91は、ウェハ1を載置するテーブル92を有し、テーブル92の上方にはレーザ光源93と、レーザ光の散乱光を検出する散乱光検出器94とが配置されている。さらに、欠陥試験装置91は、レーザ光源93と散乱光検出器94に接続された制御装置95を有する。
レーザ光源93には、例えば、アルゴンレーザやヘリウムネオンレーザが用いられる。レーザ光源93は、ウェハ1の表面に対して所定の傾斜角度αで支持されている。傾斜角度αは、例えば、10°〜30°である。ウェハ1に対するレーザ光の照射位置は、テーブル92又はレーザ光源93を不図示の移動機構によって相対的に移動可能になっている。
また、散乱光検出器94は、レーザ光がウェハ表面、又はウェハ1の上方に形成された薄膜上で反射した散乱光を検出するもので、例えば、光の強度に応じて電気信号を発生させる構成を有する。散乱光検出器94は、例えば、ウェハ1の表面に垂直な方向に配置されている。
さらに、制御装置95は、例えば、CPUやメモリ、入出力装置、HDD(Hard Disk Drive)96などを有するコンピュータが用いられている。また、制御装置95は、例えば、レーザー光の照射位置を制御する装置制御部97と、不良判定を行う判定部98とに機能分割できる。
ここで、図8に、レーザ光の照射角度とスクラッチ数の検出数の関係を調べた結果を示す。横軸はレーザ光の照射角度を示し、縦軸は第2の配線層61の第2の層間絶縁膜43の凹部83,84によって検出されるスクラッチの数を示す。スクラッチは、図1に示すスクラッチ76,77である。この図に示すように、レーザ光の照射角度が10°から30°の間でスクラッチ76,77が検出された。また、スクラッチ76,77が最も検出されたときのレーザ光の照射角度は約20°であった。このことから、レーザ光をウェハ1の表面に照射するときの傾斜角度αは、10°〜30°が望ましいことがわかる。
次に、この実施の形態に係る半導体装置の製造方法及び欠陥試験方法について説明する。
図9の工程リストに示すように、ステップS101で、ウェハ1上の半導体素子と第1の配線層31及び第2の配線層61の配線溝49を形成する。ステップS102では、欠陥試験を行う。欠陥試験は、欠陥試験装置91を用いて行われ、バーンイン試験等で動作不良になるチップを検出する。続くステップS103で、配線溝49に銅膜50を埋め込んで2層目の配線層61を形成する。この後、ステップS104で、前工程試験としてトランジスタなどの性能チェックを行い、故障が検出されたチップを廃棄する。
まず、ステップS101の製造工程の詳細について説明する。以下の例では、ダマシン法やデュアルダマシン法を用いて多層配線を形成する場合について説明する。
最初に、図10Aに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、n型又はp型のウェハ1の表面を熱酸化することにより素子分離絶縁膜2を例えば30nmの深さに形成し、この素子分離絶縁膜2でトランジスタの活性領域を画定する。ウェハ1には、例えば、シリコン基板が用いられる。また、素子分離構造は、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)と呼ばれることもある。素子分離領域2には、STI(Shallow Trench Isolation)を用いても良い。
次いで、ウェハ1の活性領域にイオン注入法により、ドーパント不純物を導入してウェルを形成する。ドーパント不純物としてp型不純物、例えばボロンを導入すると、ウェハ1にpウェル3が形成される。pウェル3を形成した後、その活性領域の表面を熱酸化してゲート絶縁膜5を形成する。ゲート絶縁膜5は、例えば熱酸化膜を約6nm〜7nmの厚さに形成する。なお、以下においては、pウェル3を形成した場合について説明するが、ウェハ1にnウェルを形成した場合も同様の工程が実施される。
続いて、ウェハ1の上側全面に、ポリシリコン膜を例えばCVD法を用いて200nmの膜厚に形成する。その後に、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いてポリシリコン膜をパターニングして、ウェハ1上にゲート電極6を形成する。ゲート電極6は、pウェル3上に互いに平行に複数形成され、その各々はワード線の一部を構成する。
さらに、ゲート電極6をマスクにしてpウェル3にイオンを注入し、pウェル3のゲート電極6の両側の領域に、n型不純物としてリンを導入する。これにより、第1、第2ソース/ドレインエクステンション8が形成される。その後に、ウェハ1の上側全面に、絶縁膜としてシリコン酸化膜を例えばCVD法を用いて300nmの厚さに形成する。その後、絶縁膜を異方性エッチングする。絶縁膜がエッチバックされ、ゲート電極6の側部に絶縁性サイドウォール10が形成される。
続いて、ゲート電極6及び絶縁性サイドウォール10をマスクとして用い、ウェハ1に砒素等のn型のドーパント不純物を再びイオン注入する。これにより、ゲート電極6の側方のpウェル3に、ソース/ドレイン拡散層11が形成される。
さらに、ウェハ1の全面に、例えば、スパッタリング法によりコバルト膜等の高融点金属膜を10nmの厚さに形成する。この後、高融点金属膜を例えば、500℃で30秒加熱してシリコンと反応させる。これにより、ソース/ドレイン拡散層11におけるウェハ1上にコバルトシリサイド層等の高融点金属シリサイド層が形成され、各ソース/ドレイン拡散層11が低抵抗化する。この後、素子分離絶縁膜2の上などに未反応のまま残っている高融点金属膜を例えば硫酸と過酸化水素水の混合液によってウエットエッチングして除去する。さらに、窒素雰囲気中、800℃で30秒のアニールを2回行う。これにより、ソース/ドレイン拡散層11上に、例えばコバルトシリサイドで形成されるソース/ドレイン電極12Aが形成される。また、ゲート電極6の上部に、例えばコバルトシリサイドからなるシリサイド層12Bが形成される。
ここまでの工程により、ウェハ1の活性領域には、ゲート絶縁膜5、ゲート電極6、及びソース/ドレイン電極12A等から構成される半導体素子であるトランジスタT1,T2が形成される。
次に、図10Bに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
ウェハ1の上側の全面に、酸化膜14として、例えば酸化シリコン膜(SIO膜)をプラズマCVD法によって1000nmの厚さに形成する。この後、CMP法によって酸化膜14の表面を研磨して平坦化する。
続いて、不図示のレジスト膜をマスクに用いて酸化膜14をエッチングして、コンタクトホール15をソース/ドレイン電極12Aに到達するまで形成する。そして、コンタクトホール15を用いてソース/ドレイン電極12Aに電気的に接続される導電性プラグ16を形成する。具体的には、コンタクトホール15の内面に密着膜として、例えばTi/TiN膜をCVD法によって形成する。さらに、密着膜上にW膜をCVD法によって成長させる。これにより、W膜でコンタクトホール15の空隙が埋まる。この後、酸化膜14の上面上に成長した余分なW膜及び密着膜をCMP法で除去する。これにより、各コンタクトホール15に、導電性プラグ16が1つずつ形成される。
次に、図10Cに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
酸化膜14上及び導電性プラグ16上に、第1の層間絶縁膜20として、第1のSOG膜21と第1のSIO膜22とを順番に形成する。第1のSOG膜21は、最初にスピンナー型の塗布装置を用いて例えば、300nmの厚さに塗布する。塗布材料は、例えばイソプロピルアルコールなどの溶剤にSiOを溶かして形成される。第1のSIO膜22は、SiHガスを用いたプラズマCVD法によって300nmの厚さに形成する。第1の層間絶縁膜20は、その他の絶縁材料、例えばSIOCを用いて形成しても良い。
さらに、第1のSIO膜22の上には、絶縁膜(ハードマスク膜)23としてSIN膜を例えばSiHガスを用いたプラズマCVD法によって100nmの厚さに形成する。続いて、絶縁膜23の上にBARC膜(反射防止膜)24を形成する。この後、BARC膜24の上にレジスト膜25を塗布する。フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト膜25をパターニングしてマスク25Aを形成する。さらに、マスク25Aを用いてBARC膜24と絶縁膜23を順番にエッチングする。これによって、絶縁膜23がパターニングされて、ハードマスク23Aが形成される。
さらに、図10Dに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
ハードマスク23Aを用いて第1のSIO膜22と第1のSOG膜21をドライエッチングして配線溝27を形成する。第1のSIO膜22のドライエッチングの条件は、例えば、エッチング装置のチャンバ内にArガスを400sccm、Oガスを10sccm、CFガスを10sccm、それぞれ流し、高周波電源のパワーは上部電極を490W、下部電極を1860Wとする。さらに、第1のSOG膜21のドライエッチングの条件は、例えば、チャンバ内にNガスを500sccm、Hガスを150sccm、CHガスを2sccm、それぞれ流し、高周波電源のパワーは上下の電極共に350Wとする。これによって、配線溝27が形成される。さらに、配線溝27の底部には、下層の導電性プラグ16が露出する。
さらに、図10Eに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
配線溝27の内壁及び基板1の表面を含む全面に、バリア膜28を例えばPVD法によって10nmの厚さに形成する。バリア膜28としては、Ta膜、Ti膜、TaN膜、TiN膜、WN膜、又はこれらの積層を用いることができる。
続いて、バリア膜28上に、不図示のシード層を例えばPVD法により形成した後、電解メッキ法によって導電膜として銅(Cu)膜29を成長させる。銅膜29は、配線溝27に埋め込まれると共に、第1の層間絶縁膜20上にも形成される。
次に、図10Fに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
第1のSIO膜22の上の余分な銅膜29をCMP法による研磨で除去する。研磨によって余分な銅膜29を除去すると共に、第1のSIO膜22上のバリア膜28及びハードマスク23Aを除去する。これによって、第1の層間絶縁膜20に配線30(回路パターン)が埋め込まれた第1の配線層31が形成される。
ここで、第1の層間絶縁膜20の上面に、図1に示すような、スクラッチ76,77が形成されることがある。ここでは、スクラッチ76,77の有無を検査することなく、次の工程に進む。
続いて、図10Gに示すように、第1の配線層31の上に酸化防止絶縁膜41として、例えば、SIN膜をスパッタ法によって約30nmの厚さに形成する。酸化防止絶縁膜41の上には、第2の層間絶縁膜43を形成する。第2の層間絶縁膜43は、例えばプラズマCVD法によって形成されるSIO膜や、SIOC膜である。
さらに、第2の層間絶縁膜42の上に、絶縁膜(ハードマスク膜)44としてSIN膜を例えばSiHガスを用いたプラズマCVD法によって100nmの厚さに形成する。絶縁膜44の上には、BARC膜(反射防止膜)45を形成する。この後、BARC膜45の上にレジスト膜46を塗布する。
次に、図10Hに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト膜46をパターニングしてマスクを形成する。さらに、マスクを用いてBARC膜45と絶縁膜44を順番にエッチングする。これによって、絶縁膜44がパターニングされて、ハードマスク44Aが形成される。ドライエッチングの条件は、例えば、チャンバ内にArガスを400sccm、Oガスを15sccm、CFガスを10sccm、CHガスを2sccm、それぞれ流し、高周波電源のパワーは上部電極を1750W、下部電極を200Wとする。
続いて、ハードマスク44Aを用いて第2の層間絶縁膜42、酸化防止絶縁膜41をエッチングして複数のビアホール48を形成する。ビアホール48は、第1の配線層31の配線30の上方に形成される。ビアホール48は、配線30に到達する深さまで形成される。さらに、ビアホール48及びハードマスク44Aの全面にレジストマスクを形成し、第2の層間絶縁膜42をエッチングして複数の配線溝49を形成する。
この後、図10Iに示すように、ハードマスク44Aを除去する。ここまでの処理で、図9のステップS101が終了する。
次に、ステップS102の欠陥試験の詳細について説明する。欠陥試験は、図1に示す欠陥試験装置91を用いて試験を行う。
ウェハ1をテーブル92上に載置したら、制御装置96の装置制御部97がウェハ1の上方に形成された第2の層間絶縁膜43上の所定位置にレーザ光を10°〜30°の傾斜角度で照射する。ここで、図2に示す配線溝49の溝幅W1は、0.1μm〜0.5μmであった。また、配線溝49の壁部49Aの幅W2は、0.1μm〜2.0μmであった。これらの幅W1,W2は、第1の配線層31における配線溝27の溝幅及び壁部27Aの幅と同じである。
このような幅W2に形成されたスクラッチ76,77によって形成された凹部83,84にレーザ光が照射されると、第2の層間絶縁膜43の表面で反射した散乱光が上方に配置された散乱光検出器94によって検出される。散乱光検出器94は、散乱光の強度に応じた信号を制御装置95に出力する。
制御装置95の判定部98は、散乱光検出器94が出力する信号の強度が予め定められている閾値を越えたら、欠陥が存在すると判定する。ここでの欠陥とは、バーンイン試験時の配線のショートの原因となり得る欠陥であり、第1の配線層31のスクラッチ76,77によるものである。欠陥の判定に用いる散乱光の閾値は、配線溝27の壁部27Aの大きさや、第2の層間絶縁膜43の材料や膜厚によって異なる値であり、制御装置95の記憶装置96に予め登録されているものを使用する。例えば、閾値は、図2の凹部83における散乱光の光強度は欠陥として判定されないが、凹部84における散乱光の光強度は欠陥として判定されるような値である。
そして、制御装置95の判定部98は、欠陥の判定結果と、第2の層間絶縁膜43上のレーザ光の照射位置とから、バーンイン試験などを行った場合に、動作不良を発生すると考えられるチップを特定し、記憶装置96に記憶する。例えば、図2のチップ領域75Bが減耗対象として登録される。これに対して、チップ領域75Aは、第1の凹部83を有するが、第1の凹部83のサイズが第1の配線層31でショートを発生させる大きさではないので、減耗対象として登録されない。
次に、図9のステップS103の第2の配線層61の製造工程について説明する。
最初に、図11Aに示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
配線溝49及びビアホール47を含む第2の層間絶縁膜40の全面に、不図示のバリアメタル膜を例えばスパッタ法によって形成する。さらに、バリアメタル膜の上に銅膜50をメッキ法によって形成する。銅膜50の膜厚は、例えば800nmとする。
続いて、図11Bに断面構造を示すように、表面の銅膜50と、バリアメタル膜と、ハードマスク44AをCMP法による研磨で順番に除去する。これによって、ビアホール47に導電性プラグ51が形成されると共に、配線溝49に配線52が形成される。これによって、低誘電体膜である第2の層間絶縁膜40に配線52及び導電性プラグ51を有する回路パターンが埋め込まれた第2の配線層61が形成される。そして、2層の配線構造を有する半導体装置68が形成される。ここで、半導体装置68の配線は2層に限定されない。
ここで、図9のステップS104の前工程試験では、ステップS102の欠陥試験で除外されたチップ領域以外に対して機能検査を実施する。そして、機能検査を合格したチップ領域のみがウェハから切り出され、パッケージされた後に出荷される。
以上、説明したように、この実施の形態では、配線溝49を形成した後、欠陥試験として第2の絶縁膜80にレーザ光を斜めに照射し、その下層である第1の層間絶縁膜20に生じたスクラッチ76,77のうち、配線ショートの原因になり得るものを検出するようにした。従って、図1の第1のスクラッチ76のように浅いスクラッチなど、配線ショートを引き起こさない欠陥が廃棄されることが防止される。この結果、リジェクトすべきチップの選択効率が高まり、半導体装置68の収率が向上する。
また、従来の半導体装置の製造方法の工程リストを図9に示すように、従来では、ステップS102の欠陥試験の代わりに表面検査を行い、その分ステップS103の後にストレス試験と、ストレス試験後の工程試験を実施する必要があった。これは、ストレス試験を実際に行わないと配線のショートを発見することができなかったためである。これに対して、この実施の形態では、従来の表面検査のタイミングで欠陥試験を行うことによって、配線がショートするチップ領域を調べることができるので、ストレス試験やストレス試験後の工程試験を省略できる。従って、半導体装置68の生産性が向上する。
ここで、この実施の形態の変形例について説明する。
図12には、実施の形態の変形例として、欠陥試験を多層配線構造の各層を形成する度に実施する場合の製造方法の工程リストが示されている。
まず、ステップS201で半導体素子、例えばトランジスタを形成する。続いて、ステップS202で半導体素子の上に第1の配線層31の配線溝27を形成してから、ステップS203で第1の欠陥試験を実施する。第1の欠陥試験は、図7の欠陥試験装置91を用い、第1の層間絶縁膜20の表面の検査を行う。
この段階では、下層にスクラッチを伴う配線層はないので、第1の配線層31の配線溝形成工程の評価が行われる。例えば、配線溝27をエッチングした時の異物やパターン不良、第1の層間絶縁膜20を形成した時に発生した異物等を検出できる。第1の欠陥試験で検出された欠陥による機能不良は、前試験工程でリジェクトされる。
この後、ステップS204で配線溝27に銅膜29を埋め込んで第1の配線層31を形成する。次に、ステップS205で第2の配線層61の配線溝49を形成したら、ステップS206で第2の欠陥試験を行う。第2の欠陥試験は、図7の欠陥試験装置91を用い、第2の層間絶縁膜43の表面の検査を行う。この試験工程は、前記の通りである。この後、ステップS207で配線溝49に銅50を埋め込んで第2の配線層61を形成する。
さらに、ステップS208で第3の配線層の配線溝を形成したら、ステップS209で第3の欠陥試験を行う。第3の欠陥試験は、図7の欠陥試験装置91を用い、第3の層間絶縁膜の表面の検査を行う。この試験工程では、第3の層間絶縁膜の表面の凹部を検出することによって、その下の第2の層間絶縁膜43のスクラッチを検出し、配線52のショートに繋がる欠陥が生じているか調べる。
この後、ステップS210で配線溝に銅を埋め込んで第3の配線層を形成する。第3の配線層の上にカバー膜を形成したら、ステップS211で第4の欠陥試験をする。第4の欠陥試験では、第1〜第3の欠陥試験で検出される不良チップをまとめて減耗する。さらに、ステップS212において、ウェハ状態で前工程試験を行い、動作不良のチップを廃棄する。ここまでで前工程が終了するので、以降は後工程を実施する。後工程では、ステップS213でパッケージ組み立てして半導体装置の製造が完了する。この後、ステップS214で、半導体装置が出荷される。
従来では、図12の比較例に示すように、ステップS203、S206、S209の第1〜第3の欠陥試験の代わりに、表面検査を行って欠陥を有するチップを減耗していた。この実施の形態によれば、チップが減耗され過ぎることを防止し、半導体装置の収率の低下を防止できる。
さらに、従来では、ステップS213の後工程としてストレス試験と、ストレス試験後の工程試験を実施していた。この実施の形態では、これらの試験が不要になるので半導体装置の生産性が向上する。
ここで挙げた全ての例及び条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明及び概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例及び条件に限定することなく解釈するものであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換及び変形を施すことができる。
以下に、前記の実施の形態の特徴を付記する。
(付記1) ウェハの上方にダマシン法を用いて第1の配線層を形成する工程と、
前記第1の配線層の上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜の表面にレーザ光を斜めに照射し、前記絶縁膜の表面における散乱光を散乱光検出器を用いて取得する工程と、
前記散乱光の強度が予め定められた閾値以上のときに、前記レーザ光を照射した領域に動作不良を発生する欠陥が生じていると制御装置が判定する工程と、
を含む半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記レーザ光は、前記絶縁膜に対して10°〜30°の傾斜角度で入射することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記散乱光を取得する工程は、前記第1の配線層の配線材料を研磨によって除去するときに前記第1の配線層に形成されたスクラッチによって前記絶縁膜に形成された凹部における散乱光を受光することを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
第1の配線層の配線の間隔は、0.1μmから2.0μmであることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記レーザ光の照射による欠陥の判定工程は、ダマシン法を用いた配線の上に絶縁膜を形成する度に実施されることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
ウェハの上方にダマシン法を用いて製造した第1の配線層の上に形成された絶縁膜に、前記レーザ光を前記絶縁膜に対して10°〜30°の傾斜角度で入射する工程と、
前記絶縁膜の表面にレーザ光を斜めに照射し、前記絶縁膜の表面における散乱光を取得する工程と、
前記散乱光の強度が予め定められた閾値以上のときに、前記レーザ光を照射した領域に動作不良を発生する欠陥が生じていると判定する工程と、
を含む半導体装置の欠陥試験方法。
(付記7)
ダマシン法により形成された第1の配線層の上に配置された薄膜に対して10°〜30°の傾斜角度でレーザ光を照射するレーザ光源と、
前記薄膜の表面における前記レーザ光の散乱光を検出する散乱光検出器と、
前記散乱光検出器で検出した散乱光の強度が予め定められた閾値以上のときに、前記レーザ光を照射した領域に動作不良を発生する欠陥が生じていると判定する制御装置と、
を含むことを特徴とする半導体装置の欠陥試験装置。
1 ウェハ
29 銅膜(配線材料)
31 第1の配線層
43 第2の層間絶縁膜
76 第1のスクラッチ
77 第2のスクラッチ
83 第1の凹部
84 第2の凹部
91 欠陥試験装置
93 レーザ光源
94 散乱光検出器
95 制御装置
96 記憶装置
97 装置制御部
98 判定部
α 傾斜角度

Claims (5)

  1. ウェハの上方にダマシン法を用いて第1の配線層を形成する工程と、
    前記第1の配線層の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の表面にレーザ光を斜めに照射し、前記第1の配線層の配線材料を研磨によって除去するときに前記第1の配線層に形成されたスクラッチによって前記絶縁膜の表面に形成された凹部における散乱光を散乱光検出器を用いて取得する工程と、
    前記散乱光の強度が予め定められた閾値以上のときに、前記レーザ光を照射した領域に動作不良を発生する欠陥が生じていると制御装置が判定する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記レーザ光は、前記絶縁膜に対して10°〜30°の傾斜角度で入射することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の配線層の配線の間隔は、0.1μmから2.0μmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記レーザ光の照射により前記欠陥が生じていると制御装置が判定する工程は、ダマシン法を用いた配線の上に絶縁膜を形成する度に実施されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. ダマシン法により形成されたスクラッチを含む第1の配線層の上に配置された表面に凹部が形成された薄膜に対して10°〜30°の傾斜角度でレーザ光を照射するレーザ光源と、
    前記薄膜の表面の凹部における前記レーザ光の散乱光を検出する散乱光検出器と、
    前記散乱光検出器で検出した前記散乱光の強度が予め定められた閾値以上のときに、前記レーザ光を照射した領域に動作不良を発生する欠陥が生じていると判定する制御装置と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の欠陥試験装置。
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