JP5949020B2 - 携帯端末機 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末機に関する。
従来より、片面もしくは両面の全面にグランドが設けられた上部基板及び下部基板と、下部基板の一端側に設けられたアンテナと、アンテナ及び下部基板のグランドに電流を供給する給電部とを有し、上部基板と下部基板とが重なり合うように配置される携帯無線機があった。
この携帯無線機において、上部基板の下部基板と重なり合う領域に、上部基板のグランドを分断するスリットが設けられている。
特開2010−154507号公報
ところで、従来の携帯無線機は、上部基板に設けられるLCD(Liquid Crystal Silicon)と下部基板に設けられる制御部等は、フレキシブルケーブルによって接続されている。
フレキシブルケーブルはシールドされていないため、フレキシブルケーブルに電流が流れるとフレキシブルケーブルから電磁波が放射される。
フレキシブルケーブルから放射された電磁波が、LCDの制御部、又は、DC−DC(Direct Current Direct Current)コンバータ等に入力されると混変調が発生し、高周波ノイズが発生する。
このような高周波ノイズがフレキシブルケーブルから発振され、アンテナで受信されると、アンテナの通信性能が低下するという課題があった。
そこで、通信性能を改善した携帯端末機を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の携帯端末機は、グランド層を含む基板と、前記グランド層を地板とするアンテナと、前記基板の前記グランド層に接続されるフレキシブル基板と、一端が前記グランド層に接続されるとともに、他端が開放され、前記フレキシブル基板の近傍に配設されるとともに、前記グランド層に対向して配設される導体とを含み、前記アンテナは、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部とは反対側の端部に配設され、前記導体は、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部において、前記一端が前記グランド層に接続され、前記アンテナは、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部とは反対側の端部に給電点を有し、前記導体の前記一端は、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部側で前記グランド層に接続され、前記導体は、前記一端から前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部とは反対側の端部に向かって前記他端まで伸延する
通信性能を改善した携帯端末機を提供することができる。
比較例のスマートフォン端末機10を示す斜視図である。 比較例のスマートフォン10の内部に配設される基板、及び、基板に実装される主な構成要素を示す図である。 比較例の基板20を示す側面図である。 比較例のスマートフォン端末機10において混変調が生じる様子を模式的に示す図である。 比較例のスマートフォン端末機10の基板20における電界分布と磁界分布を示す図である。 実施の形態の携帯端末機の基板、及び、基板に実装される主な構成要素を示す図である。 図6(B)におけるA−A矢視断面を示す図である。 実施の形態の携帯端末機の基板100における電界分布と磁界分布を示す図である。 実施の形態の携帯端末機のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)特性を示す図である。 実施の形態の基板100に流れるグランド電流の方向を示す図である。 実施の形態における導体110の全長を80mmに設定した場合に得られるVSWR特性を示す図である。
以下、本発明の携帯端末機を適用した実施の形態について説明するにあたり、まず、比較例の携帯端末機について説明を行う。
<比較例>
図1は、比較例のスマートフォン端末機10を示す斜視図である。
比較例のスマートフォン端末機10は、正面側に配設されるタッチパネル11、操作ボタン12、通話用のスピーカ13、通話用のマイク14、及びデジタルカメラ15を含む。スマートフォン端末機10は、比較例の携帯端末機の一例である。
なお、スマートフォン端末機10は、近接通信装置(赤外線通信装置、電子マネー用の通信装置等)等の付属装置を含んでもよい。
なお、図1には、携帯端末機の一例としてスマートフォン端末機10を示すが、携帯端末機は、スマートフォン端末機10に限定されず、例えば、携帯電話端末機、又は、ゲーム機等であってもよい。
図2は、比較例のスマートフォン10の内部に配設される基板、及び、基板に実装される主な構成要素を示す図であり、(A)は平面図、(B)は斜視図である。なお、図2(A)、(B)では図示するように直交座標系であるXYZ座標系を定義する。また、以下では、便宜的に、基板20のZ軸正方向側の面を表面と称し、Z軸負方向側の面を裏面と称す。
比較例のスマートフォン10の内部に配設される基板20は、例えば、FR−4(Flame Retardant type 4)の多層基板である。基板20は、コア層又はプリプレグ層で実現される絶縁層と、銅箔等の金属層を交互に積層し、加熱及び加圧して圧着させた多層基板である。絶縁層及び金属層は、Z軸方向に積層される。
基板20の表面には、最上層としてグランド層21が形成されている。グランド層21は、基板20のZ軸正方向における最上層である。
基板20の裏面側には、LCD(Liquid Crystal Display)パネル30が配設されている。LCDパネル30と基板20との間には、図示しない座標検出装置が配設されており、LCDパネル30と座標検出装置は、スマートフォン10のタッチパネル11を実現している。
LCDパネル30のX軸正方向側の端部には、LCDドライバ31が配設されている。LCDドライバ31は、LCDパネル30の水平走査線及び垂直走査線を駆動することにより、LCDパネル30に所望の画像等を表示させる駆動部であり、プロセッサ、スイッチング素子、アンプ等の電子部品を含む。LCDドライバ31は、フレキシブル基板40及びコネクタ41を介して、基板20の表面のグランド層21に接続されている。
また、フレキシブル基板40のY軸負方向側には、デジタルカメラ用のフレキシブル基板42が配設されている。フレキシブル基板42は、コネクタ43を介して、基板20の表面のグランド層21に接続されている。図2(A),(B)では見易さのために図示を省略するが、フレキシブル基板42には、デジタルカメラのモジュールが実装される。
フレキシブル基板40、42は、例えば、ポリイミド製のフィルムに、銅箔等の金属配線を形成した可撓性を有する基板である。フレキシブル基板40、42は、一層のポリイミドフィルムの表面に信号線とグランド配線を並べて形成し、信号線とグランド配線の表面を絶縁層で覆うことによって形成された基板である。このため、フレキシブル基板40、42の信号線とグランド配線はシールドされていない。
フレキシブル基板40の一端は基板20の裏面側においてLCDドライバ31に接続され、他端は基板20の表面側でコネクタ41を介してグランド層21及び基板20の内層に接続されている。
すなわち、フレキシブル基板40の信号線は、一端が基板20の裏面側でLCDドライバ31の信号端子に接続され、他端は基板20の表面側でコネクタ41の信号端子に接続される。コネクタ41の信号端子は、図示しないビア等を介して、基板20の内層の信号線用の金属層に接続されている。
また、フレキシブル基板40のグランド配線は、一端が基板20の裏面側でLCDドライバ31のグランド端子に接続され、他端は基板20の表面側でコネクタ41のグランド端子に接続される。コネクタ41のグランド端子は、基板20の表面にあるグランド層21に接続されている。
また、フレキシブル基板42の一端は図示しないデジタルカメラのモジュールに接続され、他端は基板20の表面側でコネクタ43を介してグランド層21及び基板20の内層に接続されている。
すなわち、フレキシブル基板42の信号線は、一端がデジタルカメラのモジュールの信号端子に接続され、他端は基板20の表面側でコネクタ43の信号端子に接続される。コネクタ43の信号端子は、図示しないビア等を介して、基板20の内層の信号線用の金属層に接続されている。
また、フレキシブル基板42のグランド配線は、一端がデジタルカメラのモジュールのグランド端子に接続され、他端は基板20の表面側でコネクタ43のグランド端子に接続される。コネクタ43のグランド端子は、基板20の表面にあるグランド層21に接続されている。
基板20のX軸負方向側の端部の近傍には、アンテナ50A、50Bが配設されている。アンテナ50A、50Bは長さが異なり、それぞれ、例えば、800MHz、2GHzでの通信を行うために全長が最適化されている。アンテナ50A、50Bは、グランド層21のX軸負方向側の端部から、X軸負方向側に10mmの位置に配設されている。
アンテナ50A、50Bは、給電点51及びアンテナスイッチ52を介して、無線通信回路53に接続されている。給電点51、アンテナスイッチ52、及び無線通信回路53は、基板20のグランド層21の上に実装されている。アンテナ50A、50Bは、それぞれ、全長が使用周波数における波長λの1/4波長(λ/4)に設定されたモノポールアンテナである。モノポールアンテナは、グランド層21を地板として利用することにより、全長がλ/2のダイポールアンテナと同様に取り扱うことができる。
給電点51は、アンテナ50A、50Bに給電を行う部位である。アンテナスイッチ52は、スマートフォン端末機10が通信を行うキャリアの使用周波数に合わせて、アンテナ50A又は50Bを選択し、無線通信回路53に接続する。無線通信回路53は、アンテナスイッチ52によって選択されたアンテナ50A又は50Bを用いて、信号の送受信を行う。
また、基板20のX軸負方向側の端部では、X軸方向における所定の長さだけ、グランド層21が形成されずに、基板20の絶縁層20Aが剥き出しになっている。これは、グランド層21がアンテナ50A、50Bの近傍に存在していると、グランド層21の影響により放射特性が低下するため、このような放射特性の低下を抑制するために、グランド層21をX軸方向において、所定の長さだけオフセットさせたものである。
なお、以下では、アンテナ50A、50Bを特に区別しない場合には、単にアンテナ50と称す。
次に、図3を用いて、比較例のスマートフォン端末機10において混変調によるアンテナ50の通信特性の低下が生じる理由について説明する。
図3は、比較例の基板20を示す側面図である。図3では、図1及び図2と同様のXYZ座標系を用いる。
スマートフォン端末機10がアンテナ50を介して通信を行うと、グランド層21では給電点51(図2(A),(B)参照)に向かって実線の矢印で示すように、X軸負方向に向けてグランド電流が流れる。
グランド層21にグランド電流が流れると、フレキシブル基板40、42にもグランド電流が流れる。
フレキシブル基板40、42にグランド電流が流れると、フレキシブル基板40、42はシールドされていないため、グランド電流によって生じる電磁界がフレキシブル基板40、42から放射され、プロセッサ、スイッチング素子、アンプ等の電子部品を含むLCDドライバ31に侵入し、LCDドライバ31で混変調が生じる。プロセッサ、スイッチング素子、アンプ等の電子部品は、電磁波等により混変調を生じさせる場合がある。
LCDドライバ31で混変調が生じると、LCDドライバ31から高周波ノイズが発生し、フレキシブル基板40、42から放射される。
フレキシブル基板40、42から放射された高周波ノイズは、破線の矢印で示すようにアンテナ50で受信されるため、アンテナ50の通信特性が低下する。
このように、比較例のスマートフォン端末機10では、高周波ノイズがフレキシブル基板40、42から放射され、アンテナ50で受信されることにより、アンテナ50の通信性能が低下するという課題があった。これは、従来の携帯無線機と同様である。
図4は、比較例のスマートフォン端末機10において混変調が生じる様子を模式的に示す図である。
例えば、周波数が800MHzで、ある帯域幅を有するクロック201がバッファ31Aに入力する。バッファ31Aは、例えば、LCDドライバ31(図2(A)、(B)参照)に含まれるバッファを模式的に示したものである。
このとき、バッファ31Aに電磁波が入射しているとすると、バッファ31Aの出力には、クロック201に加えて、混変調によって生じる歪み波201A、201B、201C、201Dが含まれることになる。このような歪み波201A〜201Dは、高周波ノイズになるため、フレキシブル基板40、42から放射されると、アンテナ50で受信されてしまう。
上述のように混変調が生じると、バッファ31Aから高周波ノイズが発生し、アンテナ50で受信されてしまう。
図5(A)は、比較例のスマートフォン端末機10の基板20における電界分布を示す図であり、図5(B)は基板20における磁界分布を示す図である。
図5(A)に示すように、グランド層21には、LCDドライバ31の付近に電界が集中している。このため、図5(B)に示すように、LCDドライバ31及びその周囲では、磁界が集中している。
このように、比較例のスマートフォン端末機10では、基板20のグランド層21のLCDドライバ31の付近に電界が集中的に発生し、LCDドライバ31及びその周囲で磁界が集中的に発生する。
このため、LCDドライバ31で混変調が生じ、フレキシブル基板40、42から混変調による高周波ノイズが放射され、アンテナ50で受信されることにより、アンテナ50の通信特性の低下が生じていた。
従って、以下の実施の形態では、アンテナ50の通信特性を改善した携帯端末機を提供することを目的とする。
<実施の形態>
図6は、実施の形態の携帯端末機の基板、及び、基板に実装される主な構成要素を示す図であり、(A)は平面図、(B)は斜視図である。図7は、図6(B)におけるA−A矢視断面を示す図である。
図6(A)、(B)、及び図7では図示するように直交座標系であるXYZ座標系を定義する。また、以下では、便宜的に、基板100のZ軸正方向側の面を表面と称し、Z軸負方向側の面を裏面と称す。
以下では、比較例の携帯端末機の構成要素と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
また、実施の形態の携帯端末機の外観は、例えば、図1に示す比較例のスマートフォン端末機10と同様である。ただし、実施の形態の携帯端末機は、スマートフォン端末機10に限定されず、携帯電話端末機、携帯型の情報端末機、又は、ゲーム機等であってもよい。
基板100は、本実施の形態の携帯端末機の一例であるスマートフォン端末機10(図1参照)の筐体の内部に収納される。
基板100は、比較例の基板20と同様に、例えば、FR−4(Flame Retardant type 4)の多層基板である。基板100は、コア層又はプリプレグ層で実現される絶縁層と、銅箔等の金属層を交互に積層し、加熱・加圧により圧着させた多層基板である。絶縁層及び金属層は、Z軸方向に積層される。
基板100の表面には、最上層としてグランド層101が形成されている。グランド層101は、基板100のZ軸正方向における最上層である。
基板100の裏面側には、LCD(Liquid Crystal Display)パネル30が配設されている。LCDパネル30と基板100との間には、図示しない座標検出装置が配設されており、LCDパネル30と座標検出装置は、スマートフォン10のタッチパネル11(図1参照)を構築している。
LCDパネル30のX軸正方向側の端部には、LCDドライバ31が配設されている。LCDドライバ31は、LCDパネル30の水平走査線及び垂直走査線を駆動することにより、LCDパネル30に所望の画像等を表示させる駆動部である。LCDドライバ31は、フレキシブル基板40及びコネクタ41を介して、基板100の表面のグランド層101に接続されている。
また、フレキシブル基板40のY軸負方向側には、デジタルカメラ用のフレキシブル基板42が配設されている。フレキシブル基板42は、コネクタ43を介して、基板20の表面のグランド層21に接続されている。図6(A),(B)では見易さのために図示を省略するが、フレキシブル基板42には、デジタルカメラのモジュールが実装される。
フレキシブル基板40、42は、例えば、ポリイミド製のフィルムに、銅箔等の金属配線を形成した可撓性を有する基板である。フレキシブル基板40、42は、一層のポリイミドフィルムの表面に信号線とグランド配線を並べて形成し、信号線とグランド配線の表面を絶縁層で覆うことによって形成された基板である。このため、フレキシブル基板40、42の信号線とグランド配線はシールドされていない。
フレキシブル基板40は、基板100のX軸正方向側の端部で折り返されることにより、基板100の裏面側にあるLCDドライバ31と、基板100の表面側にあるコネクタ41とを接続している。
また、フレキシブル基板42は、図示しないデジタルカメラのモジュールと、基板100の表面側にあるコネクタ43とを接続している。
実施の形態の携帯端末機は、基板100に設置される導体110を含む。
導体110は、グランド層101の表面に対向して配設される長板状の部材である。導体110の一端111は、基板100のグランド層101のX軸正方向側及びY軸正方向側の角部で接続されており、他端112は開放されている。
導体110の他端112側には、グランド層101との間に、保持部113が設けられている。保持部113は、絶縁性のある材料性であればよく、例えば、樹脂製である。保持部113は、開放端となる導体110の他端112側を保持し、グランド層101との間の距離を一定に保つために設けられている。
導体110は、グランド層101の端辺101Aに沿ってX軸負方向側に向かって延在しており、X軸方向における所定の長さを有する。導体110は、導電性のある金属製であればよく、例えば、グランド層101と同じ銅で形成される。ただし、導体110は、銅以外の金属(鉄、アルミニウム等)製であってもよい。
導体110は、フレキシブル基板40の近傍に配設されている。導体110は、フレキシブル基板40に所定距離を隔てて配設されている。ここで、導体110は、グランド層101にX軸負方向に流れる電流とは逆相(X軸正方向)の電流(図7の矢印参照)を生じさせることにより、LCDドライバ31における混変調の発生を抑制するために設けられている。
本実施の形態では、導体110に逆相の電流を流すことによってフレキシブル基板40の周囲で発生する電磁界を低減し、これによってLCDドライバ31における混変調の発生を抑制する。そして混変調の抑制によってフレキシブル基板40から高周波ノイズが放射されることを抑制することにより、アンテナ50の通信特性を改善する。
また、このとき、デジタルカメラのモジュール用のフレキシブル基板42の周囲で発生する電磁界も低減され、これによってLCDドライバ31における混変調の発生を抑制し、アンテナ50の通信特性を改善する。
このため、導体110とフレキシブル基板40との間の所定距離とは、導体110に流れる逆相(X軸正方向)の電流により、フレキシブル基板40の周囲における電磁界の低減、混変調の抑制、高周波ノイズの抑制を実現し、アンテナ50の通信特性を改善できる距離をいう。
ここで、アンテナ50Aの全長を800MHzの通信用の長さである80mmに設定し、アンテナ50Bの全長を2GHzの通信用の長さである20mmに設定する。これらの長さは、それぞれ、800MHz、2GHzにおける波長λのλ/4の長さである。
この場合に、導体110の全長(一端111と他端112との間の長さ)は、例えば、60mmに設定する。
これは、導体110は一端111がグランド層101に接続され、他端112が開放されているため、無給電のアンテナとして機能することが考えられるため、アンテナ50A、50Bの通信周波数とは異なる1080MHzの波長λのλ/4の長さに設定したものである。
このように導体110は、アンテナとして機能するため、基板100上において、アンテナ50A、50Bとは最も離れた位置に配置されている。これは、導体110とアンテナ50A、50Bとの干渉を抑制するためである。
また、導体110の全長をアンテナ50Aの全長よりも短くしたのは、携帯端末機のように、筐体内の限られた空間にアンテナ50Aと全長の異なる導体110を配置する場合に、アンテナ50Aよりも長い導体110を設置するよりも、アンテナ50Aよりも全長が短い方が導体110を設置するのが容易だからである。
また、導体110とグランド層101の表面との間のZ軸方向の距離は、例えば、2〜3mmに設定され、導体110の幅(Y軸方向の幅)は、例えば、5mmに設定される。
このような導体110は、グランド層101に流れる電流とは、逆相の電流が流れるようにするために、開放端となる他端112の方が、グランド層101に接続される一端111よりも、給電点51に近い位置に配設されている。
なお、アンテナ50A、50Bは、グランド層101のX軸負方向側の端部から、X軸負方向側に10mmの位置に配設されている。
グランド層101には、アンテナ50による通信に伴い、給電点51に向かってグランド電流が流れる。このため、他端112が開放端で、一端111がグランド層101に接続される導体110には、導体110の他端112から一端111に向かう方向にグランド電流が流れる。
給電点51は、基板101のX軸負方向側にあるので、グランド層101に流れるグランド電流の向きは、図6(A)、(B)、及び図7において右から左(X軸負方向)である。
このため、開放端となる他端112の方が、グランド層101に接続される一端111よりも給電点51に近くなるように、導体110を配設すれば、グランド層101に対してX軸負方向側に折り返すように配設された導体110には、他端112から一端111に向けて、グランド層101とは逆相(X軸正方向)の電流が流れる。
すなわち、グランド層101の導体110の下の部分には、給電部51に向けてX軸負方向の電流が流れる。これに対して、導体110には、他端112から一端111に向けてX軸正方向の電流が流れる。このように、導体110に、グランド層101に流れるグランド電流とは逆相の電流を流すことができる。
従って、グランド層101を流れるグランド電流によって生じる電磁界の少なくとも一部は、導体110を流れる逆相の電流による電磁界によって打ち消され、LCDドライバ31に入力される電磁界の量を低減することができる。
また、この結果、LCDドライバ31に入力される電磁界が低減することによってLCDドライバ31における混変調の発生を抑制でき、比較例の携帯端末機のように、フレキシブル基板40から高周波ノイズが放射されることを抑制することができる。
従って、実施の形態の携帯端末機によれば、アンテナ50で高周波ノイズを受信することを抑制でき、アンテナ50の通信特性を改善することができる。
なお、逆相とは、必ずしも180度方向が異なる場合に限られない。導体110における逆相の電流とは、グランド層101に流れるグランド電流が発生する電磁界を低減することができる位相の電磁界を発生させることができる方向の電流であればよい。
このため、導体110の向きは、グランド層101に流れるグランド電流が発生する電磁界を低減することができる位相の電磁界を発生させることができる範囲で、グランド層101を流れるグランド電流に対して角度を有していてもよい。
なお、図6(A)、(B)、及び図7では、基板100のグランド層101に実装される装置として、フレキシブル基板40、42、コネクタ41、43、アンテナ50A、50B、給電点51、アンテナスイッチ52、及び無線通信回路53を示した。しかしながら、本実施の形態の携帯端末機がスマートフォン10である場合には、実際には、これらに加えて、アプリケーションプロセッサ、DC−DCコンバータ等が実装される。
図8(A)は、実施の形態の携帯端末機の基板100における電界分布を示す図であり、図8(B)は基板100における磁界分布を示す図である。
図8(A)に示すように、基板100では、LCDドライバ31の付近における電界が比較例の基板20の電界(図5(A)参照)に比べて低減されている。このため、図8(B)に示すように、LCDドライバ31及びその周囲における磁界も比較例の基板20の磁界(図5(B)参照)に比べて低減されている。
このように、実施の形態の携帯端末機では、基板100のグランド層101のLCDドライバ31の付近に電界が低減され、LCDドライバ31及びその周囲で磁界も低減される。
このため、LCDドライバ31での混変調の発生が抑制され、フレキシブル基板40、42から混変調による高周波ノイズが放射されることを抑制でき、高周波ノイズがアンテナ50で受信されることを抑制できる。
また、これによりデジタルカメラのモジュール用のフレキシブル基板42の周囲で発生する電磁界も低減され、これによってLCDドライバ31における混変調の発生を抑制することができる。
従って、アンテナ50の通信特性を改善することができる。
図9は、実施の形態の携帯端末機のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)特性を示す図である。
図9では、実施の形態の携帯端末機のVSWR特性を黒塗りの丸(●)で示し、比較例の携帯端末機のVSWR特性を白抜きの四角(□)で示す。
ここで、実施の形態の携帯端末機のVSWR特性とは、LCDパネル30を駆動させた状態における電磁界シミュレーションにより、図6(A)、(B)、及び図7に示す基板100に接続されたアンテナ50A、50B、導体110で取得したVSWR特性である。
また、比較例の携帯端末機のVSWR特性とは、LCDパネル30を駆動させた状態における電磁界シミュレーションにより、図2(A)、(B)に示す基板20に接続されたアンテナ50A、50Bで取得したVSRW特性である。すなわち、導体110がない場合のアンテナ50A、50BのVSWR特性である。
図9に示すように、実施の形態の携帯端末機の基板100に接続したアンテナ50Aは、比較例のアンテナ50Aと略同様のVSWR特性を示し、最小値は約850MHzで約1.5という良好な値を得た。800MHz帯の携帯電話で実際に利用する830MHzから880MHzの周波数帯において、約2.0以下という良好な値を得た。
また、導体110は、1080MHzで共振するため、実施の形態のVSRW特性は、比較例のアンテナ50Aに比べて、導体110の長さ(60mm)がλ/4に相当する1080MHzの辺りで値が少し低下しているが、約4.0という比較的高い値を示している。
また、実施の形態の携帯端末機の基板100に接続したアンテナ50Bは、比較例のアンテナ50Bと略同様のVSWR特性を示し、最小値は約2GHzで約1.2という良好な値を得た。2GHz前後にわたって約2.0以下という良好な値を得た。
以上より、導体110がアンテナ50Aの通信特性に悪影響を与えることは殆どないことが分かった。
図10は、実施の形態の基板100に流れるグランド電流の方向を示す図である。図10に示すグランド電流の方向は、電磁界シミュレーションによって得たシミュレーション結果である。
図10に示すように、導体110には、グランド層101に流れるグランド電流とは逆相のグランド電流が流れていることが分かる。
図11は、実施の形態における導体110の全長を80mmに設定した場合に得られるVSWR特性を示す図である。
ここでは、比較のために、導体110の全長をアンテナ50Aと同一の長さに設定している。これは、図6(A)、(B)、及び図7に示したように、導体110の全長をアンテナ50Aの全長と異なる60mmに設定した場合との違いを確認するためである。
図11では、導体110の全長を80mmにした場合のVSWR特性を塗りつぶしの四角(■)で示す。また、図9と同様に比較例の携帯端末機のVSWR特性を白抜きの四角(□)で示す。
図11に示すように、全長80mmの導体110を基板100に取り付けた場合は、850MHz前後のVSWR特性の値が約4.0前後まで上昇している。
これは、アンテナ50Aに加えて、導体110も850MHz前後の周波数で共振を起こしたためと考えられる。
なお、ここでは、導体110の全長をアンテナ50Aの全長と同一の長さに設定した場合について説明したが、導体110の全長をアンテナ50Bの全長と同一に設定した場合は、2GHz前後で導体110が共振するため、アンテナ50Bの通信特性が低下することが予想される。
以上より、導体110の長さは、アンテナ50A、50Bとは異なる長さに設定することが好ましいことが分かる。
本実施の形態によれば、グランド層101とは逆相の電流を流す導体110をフレキシブル基板40の近傍に配設することにより、LCDドライバ31における混変調の発生を抑制することができる。そしてこの結果、LCDドライバ31からフレキシブル基板40に高周波ノイズが出力されることが抑制され、アンテナ50で高周波ノイズが受信されることが抑制される。また、デジタルカメラのモジュール用のフレキシブル基板42の周囲で発生する電磁界を低減することにより、LCDドライバ31における混変調の発生が抑制され、アンテナ50で高周波ノイズが受信されることが抑制される。
以上より、本実施の形態の携帯端末機によれば、アンテナ50の通信特性を改善することができる。
なお、図11では、アンテナ50Aと導体110の全長をともに80mmにした場合に、VSWR特性が悪化する場合について説明したが、アンテナ50Aと導体110の全長を同一にしても、アンテナ50AのVSWR特性が良好である場合は、アンテナ50Aと導体110の全長は同一であってもよい。
近年、スマートフォン端末機、携帯電話端末機、携帯型の情報処理端末機、又は携帯型のゲーム機等の携帯端末機は、小型化及び薄型化の要求に応えるために、プロセッサ等に含まれるCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)、電源部、無線通信回路等とアンテナとが近接して配置されている。
このため、比較例で説明したように、プロセッサ等から放射される高周波ノイズがアンテナに回り込む(侵入する)ことにより、アンテナの通信特性が低下する場合がある。
このような高周波ノイズの侵入を防ぐために、プロセッサ等をシールド板金等で覆うこと等によってノイズ輻射対策を行っているが、小型化及び薄型化の要求の下では限界もある。
また、一方で、アンテナは筐体の内部に設置されることが主流となってきているため、特に波長の長い800MHz帯域では、基板のグランド層全体を地板として利用するようなアンテナの設計が行われる傾向にあることから、プロセッサ等へのノイズの侵入をシールド板金等だけでは抑制できない場合がある。
これに対して、本実施の形態の基板100は、グランド層101に流れるグランド電流とは逆相の電流を流す導体110を配置することにより、プロセッサ等を含むLCDドライバ31における混変調の発生を抑制することができる。
そして、LCDドライバ31における混変調の発生を抑制することにより、フレキシブル基板40から高周波ノイズが放射されることを抑制し、アンテナ50の通信特性を改善することができる。
また、デジタルカメラのモジュール用のフレキシブル基板42の周囲で発生する電磁界を低減することにより、フレキシブル基板42から高周波ノイズが放射されることを抑制し、アンテナ50の通信特性を改善することができる。
なお、以上では、導体110を基板100のグランド層101のX軸正方向側及びY軸正方向側の角部で接続する形態について説明したが、導体110は、基板100のグランド層101のX軸正方向及びY軸負方向の角部に接続してもよい。また、グランド層101のX軸正方向側及びY軸正方向側の角部と、X軸正方向及びY軸負方向の角部とに、それぞれ導体を接続してもよい。
また、導体110は、必ずしもグランド層101の端辺101Aに沿って配設する必要はなく、端辺101AよりもY軸方向にオフセットした場所に配設されてもよい。
また、導体110の一端111は、グランド層101のX軸正方向の端部に接続する形態について説明したが、一端111は、グランド層101のX軸正方向の端部からX軸負方向側にオフセットした場所に設置してもよい。
また、上述したように、逆相とは、必ずしも180度方向が異なる場合に限られないため、グランド層101に流れるグランド電流が発生する電磁界を低減することができる位相の電磁界を発生させることができる方向の電流であれば、導体110の向きは、グランド層101を流れるグランド電流に対して角度を有するように配設されてもよい。
また、以上では、LCDドライバ31の近傍に導体110を設置する形態について説明したが、導体110は、LCDドライバ31の代わりに、あるいは、LCDドライバ31に加えて、DC−DCコンバータ等のように電磁波の侵入により混変調を発生させる装置の近傍に設置してもよい。
また、以上では、導体110をフレキシブル基板40から所定距離だけ隔てて(近傍に)設置する形態について説明したが、これに加えて、又は、これの代わりに、導体110をフレキシブル基板42から所定距離だけ隔てて(近傍に)設置してもよい。
また、以上では、LCD30とデジタルカメラのフレキシブル基板40、42において高周波ノイズの発生を抑制する形態について説明したが、フレキシブル基板40、42以外にもフレキシブル基板がある場合は、そのフレキシブル基板において高周波ノイズの発生を抑制するように導体110を設置してもよい。
また、以上では、アンテナ50A、50Bをそれぞれ800MHz帯域用、2GHz帯域用の全長を有するアンテナとし、導体110の長さをアンテナ50A、50Bと異なる長さを有するようにする形態について説明した。
しかしながら、アンテナ50A、50Bの全長は、800MHz帯域用、2GHz帯域用に限られず、キャリアが用いる周波数に応じて設定すればよい。また、この場合に、導体110の全長は、アンテナ50A、50Bの全長に合わせて設定すればよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の携帯端末機について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
グランド層を含む基板と、
前記グランド層を地板とするアンテナと、
前記基板の前記グランド層に接続されるフレキシブル基板と、
一端が前記グランド層に接続されるとともに、他端が開放され、前記フレキシブル基板に所定距離を隔てて配設されるとともに、前記グランド層に対向して配設される導体と
を含む、携帯端末機。
(付記2)
前記フレキシブル基板は、前記基板の一方の面側に配設されるLCDパネルに一端側が接続され、前記基板の端部で折り返されて前記基板の他方の面側で前記グランド層に接続されるフレキシブル基板である、付記1記載の携帯端末機。
(付記3)
前記アンテナは、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部とは反対側の端部に配設される、付記2記載の携帯端末機。
(付記4)
前記導体は、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部において、前記一端が前記グランド層に接続される、付記2又は3記載の携帯端末機。
(付記5)
前記導体の長手方向の長さは、前記アンテナの長さとは異なる、付記1乃至4のいずれか一項の携帯端末機。
(付記6)
前記導体の長手方向の長さは、前記アンテナの長さより短い、付記5記載の携帯端末機。
(付記7)
前記導体は、前記基板の長手方向の辺に沿って配設される、付記1乃至6のいずれか一項記載の携帯端末機。
10 スマートフォン端末機
30 LCDパネル
31 LCDドライバ
40、42 フレキシブル基板
100 基板
101 グランド層
101A 端辺
110 導体
111 一端
112 他端

Claims (4)

  1. グランド層を含む基板と、
    前記グランド層を地板とするアンテナと、
    前記基板の前記グランド層に接続されるフレキシブル基板と、
    一端が前記グランド層に接続されるとともに、他端が開放され、前記フレキシブル基板の近傍に配設されるとともに、前記グランド層に対向して配設される導体と
    を含み、
    前記アンテナは、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部とは反対側の端部に配設され、
    前記導体は、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部において、前記一端が前記グランド層に接続され、
    前記アンテナは、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部とは反対側の端部に給電点を有し、
    前記導体の前記一端は、前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部側で前記グランド層に接続され、
    前記導体は、前記一端から前記フレキシブル基板が折り返される前記基板の端部とは反対側の端部に向かって前記他端まで伸延する、携帯端末機。
  2. 前記フレキシブル基板は、前記基板の一方の面側に配設されるLCDパネルに一端側が接続され、前記基板の端部で折り返されて前記基板の他方の面側で前記グランド層に接続されるフレキシブル基板である、請求項1記載の携帯端末機。
  3. 前記導体の長手方向の長さは、前記アンテナの長さとは異なる、請求項1又は2記載の携帯端末機。
  4. 前記導体は、前記基板の長手方向の辺に沿って配設される、請求項1乃至のいずれか一項記載の携帯端末機。
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