JP5947845B2 - 印刷用スクリーン版および該スクリーン版による太陽電池電極の製造方法 - Google Patents

印刷用スクリーン版および該スクリーン版による太陽電池電極の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばスクリーン印刷に使用される印刷用スクリーン版と該スクリーン版を使用して太陽電池の電極を製造する製造方法に関する。
一般に、太陽電池用電極を形成する手法としては、スクリーン印刷等の方法が採用されている。スクリーン印刷に用いられる印刷用スクリーン版は、金属の糸や化学繊維を製網したメッシュ部材と呼ばれる基材を枠材に固定し、ペーストを透過させる部分以外を樹脂などで固めて成型して、被印刷物とする例えばバスバー電極、フィンガー電極のパターニングに使用する。
従来より使われている太陽電池用電極を形成する印刷用スクリーン版の一例は、線材を格子状に編んでなったメッシュ部材と、メッシュ部材を固定して配置した枠材とを備え、メッシュ部材は、ペーストを透過させるよう、形成されるバスバー電極に応じて図案化されたバスバー電極形成部と、形成されるフィンガー電極に応じて図案化されたフィンガー電極形成部とを有するものである(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば図8〜10に示されているように、細線111を格子状に交差させて両面貫通している多数の微細孔を有する多孔シートに編んでなったものを枠に固定したメッシュ部材11と、メッシュ部材11に固定されたマスク層12とを備えているものもある。マスク層12は、形成されるバスバー電極に応じてパターニングされており、第1の方向131に沿って延伸された中空部124をおいて互いに間隔をあけて並ぶように設けられた第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122と、それぞれ第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122とから離れて第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122とに連結せずに第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122との間に第1の方向131沿いに互いに間隔をあけて並ぶように形成された遮蔽区分125とを有し、第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122とはそれぞれ第1の方向131と直角の第2の方向132沿いに延伸された複数の線状開口123を有し、遮蔽区分125は、第2の方向132に沿って延伸されて長く形成され、第1の遮蔽部121側の第1の端126と第2の遮蔽部122側の第2の端127とを有する。基板にスクリーン印刷するとき、該基板の受光面に該印刷用スクリーン版を使用して導電性ペーストを塗布し、例えばスクリーン印刷する方向でもある第2の方向132に沿ってブレード部材14で印刷用スクリーン版の導電性ペーストを削ると共に移動して、印刷用スクリーン版の中空部124と線状開口123を通過した導電性ペーストが受光面を覆う。そして、熱処理などを経てバスバー電極とバスバー電極を連結した複数のフィンガー電極とを形成する。このようにして太陽電池が製造される。次に複数の太陽電池を隣り合わせて並んで隣接したバスバー電極を直列接続するように帯状の導線(ribbon)で半田付けすることによって電池モジュールが製造される。
台湾登録実用新案第422163号公報明細書
従来の印刷用スクリーン版では、遮蔽区分125が形成されているので、形成されたバスバー電極は遮蔽区分125に応じて一部が窪むようになり、粗さが大きい凹凸構造を得ることができる。そのため、バスバー電極及び導線の接着を良好にすることができる。しかし、遮蔽区分125は第1の遮蔽部121と連結せずに配置されているため、ブレード部材14が第1の遮蔽部121を通過した後第1の遮蔽部121と遮蔽区分125との間隔にて多少下がることがある。このため、ブレード部材14が遮蔽区分125の第1の端126に押し当たってしまうので、遮蔽区分125が破損し、メッシュ部材11から離れ落ち易い。これによって印刷用スクリーン版は長く使用できない問題点がある。
従来の印刷用スクリーン版は、他例として、図11に示されているように、遮蔽区分125の第1の端126と第2の端127がそれぞれ第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122とに連結されているものがある。そのため、ブレード部材14が第1の遮蔽部121を通過して下がらずそのまま遮蔽区分125を通過することができるので、第1の端126を押圧することがなくなる。しかし、遮蔽区分125が第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122の間に連結するように配置されると、メッシュ部材11を通過する導電性ペーストの量が減るため、形成されたバスバー電極の一部が窪んだりして、導線と接触しないボイドを生じてしまうため、接着不良が発生し、断線し易くなり、太陽電池製品の信頼性が損なわれる問題点もある。
本発明は、長く使用でき、形成されるバスバー電極と導線の接着性を安定して高め、太陽電池製品の信頼性の向上を図ることができる印刷用スクリーン版と該印刷用スクリーン版による太陽電池電極の製造方法を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、一の観点によれば、メッシュ部材と、前記メッシュ部材に固定されたマスク層とを備えているものであって、前記マスク層は、中空領域をあけて並ぶように設けられた第1の遮蔽部と第2の遮蔽部とを有する遮蔽領域と、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部の間に前記中空領域に第1の方向に沿って間隔をあけて並ぶと共に前記第1の遮蔽部と連結されるように前記第1の方向と異なる方向である第2の方向に沿って延伸されて形成されており、前記第1の遮蔽部と連結された第1の固定端部と、前記第1の固定端部の反対側であって前記第2の遮蔽部に連結されずに前記第2の遮蔽部から離れた第1の自由端部とを有する複数の第1の遮蔽区分と、前記中空領域に前記第1の遮蔽区分と交錯して配置されるように互いに前記第1の方向に沿って間隔をあけて並ぶと共に、それぞれ前記第1の方向と直交すると共に前記第2の方向と逆向きである第3の方向に沿って前記第2の遮蔽部から前記第1の遮蔽部に向かって延伸されて形成され、前記第2の遮蔽部と連結された第2の固定端部と、前記第2の固定端部の反対側であって前記第1の遮蔽部に連結されずに前記第1の遮蔽部から離れた第2の自由端部とを有する複数の第2の遮蔽区分と、を有し、前記第1の方向沿いに隣接した前記第1の遮蔽区分同士の間に前記第2の遮蔽区分が延伸されて介在されるように、前記第1の自由端部と前記第2の自由端部とが交錯すると共に、前記第1の方向沿いに隣接した前記第1の自由端部同士の間に前記第2の自由端部が介在されて配置され、前記第1の遮蔽区分の前記第2の方向沿いの長さが、前記第2の遮蔽区分の前記第3の方向沿いの長さよりも小であることを特徴とする印刷用スクリーン版を提供する。
また、他の観点によれば、太陽電池製造用の基板を用意するステップと、前記基板の上に本発明に係る印刷用スクリーン版を設置するステップと、導電性ペーストを前記印刷用スクリーン版に塗布すると共に、ブレード部材を持って前記第2の方向に沿って前記導電性ペーストを削りながら移動し、前記導電性ペーストが前記印刷用スクリーン版を通過して、前記導電性ペーストが前記基板に被覆されて電極パターンが形成されるステップと、前記電極パターンを熱処理して電極を形成するステップとを有することを特徴とする太陽電池電極の製造方法をも提供する。
本発明に係る印刷用スクリーン版によれば、複数の第1の遮蔽区分と第2の遮蔽区分を配置していることによって、従来の印刷用スクリーン版による利点を持っていると共に従来の印刷用スクリーン版による欠点を改善することができる。従って、本発明に係る印刷用スクリーン版によれば電極が良好に製造されると共に、該電極と導線との接着を強固になるので、導線との接着性が安定して高まり、製品信頼性の向上を図ることができる。
本発明に係る印刷用スクリーン版の第1の実施形態を示す上面図。 図1の部分拡大図。 図2におけるB−B線での断面図。 本発明に係る印刷用スクリーン版を用いて製造された太陽電池電極の一例を示す図。 上記製造方法の一例を示すフローチャート。 本発明に係る印刷用スクリーン版を用いて印刷する状態を概略的に示す斜視図。 本発明に係る印刷用スクリーン版の他例を示す上面図。 従来の印刷用スクリーン版の一例を示す上面図。 図8におけるA−A線での断面図。 従来例の印刷用スクリーン版を用いて印刷する状態を概略的に示す斜視図。 従来の印刷用スクリーン版の他例を示す上面図。
以下、本発明においていくつかの実施形態について図面を参照して説明する。なお、同一構成及び機能を有する構成要素については、同一番号を付してその説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明に係る印刷用スクリーン版は、太陽電池電極の製造にて用いられるものであり、図1〜3に示されているように、メッシュ部材2と、メッシュ部材2に固定されたマスク層3とを備えている。
この実施形態に使用されるメッシュ部材2は、細線21を格子状に交差させて両面貫通している多数の微細孔を有する多孔シートに編んでなったものを枠(図示せず)に固定したものである。なお、細線21が交差したところを結び目、両面貫通している微細孔を網目という。
マスク層3は、例えば高分子材料或いは金属材で作られてパターニングされたもので、遮蔽領域31と、中空領域32と、複数の第1の遮蔽区分33と、複数の第2の遮蔽区分34とを有する。
遮蔽領域31は、間隔をおいて並ぶように設けられた第1の遮蔽部311と第2の遮蔽部312とを有する。第1の遮蔽部311と第2の遮蔽部312とはそれぞれ、第1の方向41に沿って第1の方向41と異なる第2の方向42沿いに延伸される複数の線状開口313をあけて並ぶように配置されている。なお、この形態では、第1の方向41と第2の方向42とは直交し、第2の方向42は本発明に係る印刷用スクリーン版を用いて印刷するときのスクリーン印刷方向として用いる。
中空領域32は、第1の方向41沿いに溝状の開口が延伸されて形成されており、第1の遮蔽部311と第2の遮蔽部312とは第2の方向42沿いに中空領域32をあけて並列されている。
複数の第1の遮蔽区分33は、中空領域32に配置されるように互いに第1の方向41に沿って間隔をあけて並ぶと共に、それぞれ第2の方向42に沿って第1の遮蔽部311から第2の遮蔽部312に向かって延伸されるように形成され、第1の遮蔽部311と連結された第1の固定端部331と、第1の固定端部331の反対側であって第2の遮蔽部312に連結されずに第2の遮蔽部312から離れた第1の自由端部332とを有する。なお、この形態では、第1の遮蔽区分33は、例えば高分子材料或いは金属材で作られる。
複数の第2の遮蔽区分34は、中空領域32に第1の遮蔽区分33と交錯して配置されるように互いに第1の方向41に沿って間隔をあけて並ぶと共に、それぞれ第1の方向41と直交すると共に第2の方向42と逆向きである第3の方向43に沿って第2の遮蔽部312から第1の遮蔽部311に向かって延伸されるように形成され、第2の遮蔽部312と連結された第2の固定端部341と、第1の遮蔽部311に連結されずに第1の遮蔽部311から離れた第2の自由端部342とを有する。なお、この形態では、第2の遮蔽区分34は、例えば高分子材料或いは金属材で作られる。
第1の方向41沿いに隣接した第1の遮蔽区分33同士の間に第2の遮蔽区分34が介在されるように、第1の自由端部332と第2の自由端部342とが交錯すると共に、第1の方向41沿いに隣接した第1の自由端部332同士の間に第2の自由端部342が延伸されて介在されて配置されている。この形態では、印刷用スクリーン版を長く使用し、印刷スクリーン効果を上げるために、第1の遮蔽区分33の第2の方向42沿いの長さをL1、第2の遮蔽区分34の第3の方向43沿いの長さをL2としたとき、L1がL2よりも小であることが好ましい。また、L1としては、L1<600μmであることが好ましく、50〜400μmであることがより好ましい。また、隣接した第1の遮蔽区分33同士の間に延伸されて介在された第2の遮蔽区分34の延伸部分の長さをL3としたとき、L3≦200μmであると良い。
この形態では、本発明に係る印刷用スクリーン版において、図1に示されているように、遮蔽領域31を第1の遮蔽領域、中空領域32を第1の中空領域としたとき、マスク層3は更に、第1の遮蔽領域31とは第2の方向42に沿って第3の中空領域35をあけて並ぶように設けられた第2の遮蔽領域31´を有する。第3の中空領域35には複数の第3の遮蔽区分36と複数の第4の遮蔽区分37とが配置されている。
第2の遮蔽領域31´は、第1の遮蔽領域31と同様に、第2の中空領域32´をあけて並ぶ複数の第3の遮蔽部311´と複数の第4の遮蔽部312´を設けている。第2の中空領域32´には複数の第5の遮蔽区分33´と複数の第6の遮蔽区分34´とが配置されている。第3の遮蔽部311´と第4の遮蔽部312´とは、第1の方向41に沿って第2の方向42沿いに延伸される複数の線状開口313をあけて並ぶように配置されている。第3の遮蔽部311´と第2の遮蔽部312は、第3の中空領域35をあけて並ぶように配置されている。なお、第2の中空領域32´と第3の中空領域35とは、第1の中空領域32と同様に形成され、第3の遮蔽区分36、第4の遮蔽区分37及び第5の遮蔽区分33´、第6の遮蔽区分34´は第1の遮蔽区分33、第2の遮蔽区分34と同様に設けられているので、詳しい説明を省く。
本発明に係る印刷用スクリーン版は、図4に示されているように、太陽電池5の電極51を印刷するときに用いられるものである。太陽電池5は、電極51の他に、光電変換のための基板52を有し、電極51は基板52の表面に配置されている。電極51は、一例として、バスバー電極511と、互いに間隔をあけて並ぶと共にバスバー電極511と連結して隣接したバスバー電極511を接続しているフィンガー電極512とを含んでいる。
次に、本発明に係る印刷用スクリーン版を用いて太陽電池の電極を形成する一例について、図1、図4〜6を参照して説明する。
ステップ61では、太陽電池製造用の基板52を用意する。図4に示されているように、この基板52は、例えばシリコン基板で、基板52の表面にエミッタ層が形成されている。エミッタ層が形成されたことによって、基板52とエミッタ層との一方がn型半導体、他方がp型半導体としてn型とp型の半導体を接合したpn接合構造をもつように構成され、光起電力効果の発生源とする。
ステップ62では、本発明に係る印刷用スクリーン版を基板52上に設置する。
ステップ63では、導電性ペーストを塗布すると共にブレード部材7をもって掻き取り方向としての第2の方向42に沿って導電性ペーストを削りながら移動し、導電性ペーストが印刷用スクリーン版を通過して導電性ペーストが基板52に被覆される。導電性ペーストが印刷用スクリーン版の第1の中空領域32と第2の中空領域32´と第3の中空領域35及び複数の線状開口313を通過して基板52に被覆しながら電極パターンが形成される。このように、印刷用スクリーン版の第1の中空領域32と第2の中空領域32´と第3の中空領域35とを通過して基板52に被覆された導電性ペーストによってバスバー電極511が形成され、複数の線状開口313を通過して基板52に被覆された導電性ペーストによってフィンガー電極512が形成される。なお、上記説明のように、ブレード部材7で掻き取る方向とは、スクリーン印刷工程におけるスクリーン印刷方向としての方向であり、即ち第2の方向42がスクリーン印刷方向である。
ステップ64では、導電性ペーストが所定部位に覆われて形成された電極パターンを熱処理して所定のパターンになったバスバー電極511とフィンガー電極512とを含む電極51が得られる。より詳しく説明すると、電極パターンが形成された基板52に対して例えばプレヒートでベークし、次に、プレヒートよりも高い温度で焼成(firing)の熱処理をより長く行って導電性ペーストを硬化させることによって電極51が形成される。
本形態において、印刷用スクリーン版は、複数の第1の遮蔽区分33が第1の遮蔽部311と繋がるように設けられ、且つ、複数の第1の遮蔽部311が第2の遮蔽部312の一部と対応するように設けられているので、対応部位におけるメッシュ部材2の細線21がほぼ同一の高さに保たれる。このようにすると、ブレード部材7が第1の遮蔽部311から複数の第1の遮蔽区分33に移動されたとき、上がったり下がったりすることなくほぼ同一高さで移動することができるため、ブレード部材7が第2の遮蔽区分34の第1の遮蔽部311側の第2の自由端部342に当たることがなくなる。従って、第2の遮蔽区分34の第2の自由端部342が、移動しているブレード部材7による押圧力を受けずに済み、第2の遮蔽区分34が簡単に破損することがなくなるので、印刷用スクリーン版が長く使用できる。
以上のように、互いに間隔をおいて設けられた第1の遮蔽区分33と第2の遮蔽区分34によって導電性ペーストを適当に阻むことができるので、導電性ペーストの使用量を減らすことができ、且つ、導電性ペーストの使用量を減らしても、導線と安定して連結されるほどの表面粗さを有するバスバー電極511を印刷することができる。
また、第2の遮蔽区分34の第2の自由端部342が第1の遮蔽部311に連結されずに隣接した第1の遮蔽区分33の第1の自由端部332同士の間に差し込まれるように延伸されているので、第2の遮蔽区分34及び第1の遮蔽部311の間の間隔にて、電極51を形成する導電性ペーストを通過させることができる。従って、従来の第1の遮蔽部121と第2の遮蔽部122とを連結するように配置された遮蔽区分125によって、メッシュ部材11を通過した導電性ペーストの量が少なくなる問題点を解消することができるので、形成されたバスバー電極の一部が窪んだりして、導線と接触しないボイドが発生する問題点もなくなる。これによって、導線との接着が強固になり、バスバー電極511の導電性をも高めることができるので、太陽電池製品の信頼性が向上することができる。
なお、本形態に係る印刷用スクリーン版において、それぞれ図1に示されている遮蔽領域31と複数の第3の遮蔽区分36と複数の第4の遮蔽区分37及び複数の第5の遮蔽区分33´と複数の第6の遮蔽区分34´とによる作用効果は、第1の遮蔽区分33と第2の遮蔽区分34とによる作用効果と同じなので、詳しい説明を省く。また、太陽電池5の電極51は、バスバー電極を1つだけ設けるようにすることもできるので、第2の中空領域32´、第3の中空領域35、複数の第5の遮蔽区分33´、複数の第6の遮蔽区分34´、第3の遮蔽区分36、第4の遮蔽区分37などを配置しなくてもよい。
また、上述したように、第1の遮蔽区分33の第2の方向42沿いの長さL1は600μmよりも小であることが好ましく、50〜400μmであることがより好ましいが、これは、第1の遮蔽区分33がメッシュ部材2とより安定した連結を形成する長さを有する場合、スクリーン印刷の際にブレード部材7が第1の遮蔽区分33にて数回掻き取りながら移動しても、第1の遮蔽区分33は、簡単に破損しない強度を備えているため簡単に脱落することがなくなり、印刷用スクリーン版が長く使用できるからである。その一方、L1が600μmよりも長いと、導電性ペーストの通過を阻んで、基板52に被覆された導電性ペーストの量が足りなくなり、基板52における電極51が形成される部位にボイドができてしまうおそれがある。
また、上述したように、隣接した第1の遮蔽区分33同士の間に介在された第2の遮蔽区分34の延伸部分の長さL3は、L3≦200μmであることが好ましいが、これは、L3が200μmに等しい又はより短いと、導電性ペーストを阻む効果がよく、ブレード部材7による掻き取りに耐えられるので、第1の遮蔽区分33又は第2の遮蔽区分34が簡単に破損、脱落することがなくなるからである。
以上により、複数の第1の遮蔽区分33と第2の遮蔽区分34を配置していることによって、従来の印刷用スクリーン版による利点を持っていると共に従来の印刷用スクリーン版による欠点を改善することができる。更に、本発明に係る印刷用スクリーン版によれば、導線との接着が強固な上に、品質が良好に保たれることが可能な電極51を印刷することができる。
(第2の実施形態)
図7は、他の実施形態に係る印刷用スクリーン版を示す上面図である。この実施形態では、第1の遮蔽部311と第2の遮蔽部312の間にある第1の中空領域32に複数の第1の遮蔽ユニット330と複数の第2の遮蔽ユニット340とを配置している。
複数の第1の遮蔽ユニット330は、第1の方向41沿いに間隔をあけて並ぶと共に第2の方向42沿いに延伸されて形成されており、第2の方向42沿いに間隔をあけて並ぶ第1の遮蔽区分33を有する。この形態では、第1の遮蔽部311に最も近い第1の遮蔽区分33が第1の遮蔽部311と連結され、第2の遮蔽部312に最も近い第1の遮蔽区分33が第2の遮蔽部312と連結されている。
複数の第2の遮蔽ユニット340における一部と複数の第1の遮蔽ユニット330における一部とが第1の方向41に沿って交錯して配置されている。また、第2の遮蔽ユニット340は、第1の遮蔽部311と連結されずに、第2の方向42に沿って間隔をあけて並ぶ複数の第2の遮蔽区分34を有する。第2の遮蔽区分34はそれぞれ第2の方向沿いに互いに隣接した第1の遮蔽区分33同士の間隔に対応して、第1の方向41沿いに隣接した第1の遮蔽区分33の間に差し込むように第2の方向42沿いに延伸されて配置されている。
本実施形態において、印刷用スクリーン版は、複数の第1の遮蔽区分33の一部によって第1の遮蔽部311と連結されているので、メッシュ部材2の細線の高さが異なる現象を軽減することができ、且つブレード部材7が第2の遮蔽区分34或いは第1の遮蔽区分33の第1の遮蔽部311側の端部に押し当たることを避けることができる。
なお、第1の遮蔽区分33の一部が第1の遮蔽部311及び第2の遮蔽部312と連結され、第1の遮蔽区分33の他部と第2の遮蔽区分34とは第1の遮蔽部311又は第2の遮蔽部312に連結されていない上、第1の遮蔽区分33及び第2の遮蔽区分34とメッシュ部材2との連結力も限られているため、本実施形態に係る印刷用スクリーン版を使用してブレード部材7による掻き取りを数回行うと、第1の遮蔽部311又は第2の遮蔽部材312に連結されていない第1の遮蔽区分33の他部と第2の遮蔽区分34がメッシュ部材2から破損したりはずれたりする。このことから、第1の実施形態に係る印刷用スクリーン版(図1)は第2の実施形態に係る印刷用スクリーン版(図7)よりも長く使用できることが分かる。
本発明に係る印刷用スクリーン版は、太陽電池電極の製造に有用である。
2 メッシュ部材
21 細線
3 マスク層
31 第1の遮蔽領域
31´ 第2の遮蔽領域
311 第1の遮蔽部
312 第2の遮蔽部
311´ 第3の遮蔽部
312´ 第4の遮蔽部
313 線状開口
32 (第1の)中空領域
32´ 第2の中空領域
35 第3の中空領域
330 第1の遮蔽ユニット
340 第2の遮蔽ユニット
33 第1の遮蔽区分
331 第1の固定端部
332 第1の自由端部
34 第2の遮蔽区分
341 第2の固定端部
342 第2の自由端部
36 第3の遮蔽区分
37 第4の遮蔽区分
33´ 第5の遮蔽区分
34´ 第6の遮蔽区分
41 第1の方向
42 第2の方向(掻き取り方向)
43 第3の方向
5 太陽電池
51 電極
511 バスバー電極
512 フィンガー電極
52 基板
61〜64 ステップ
7 ブレード部材
L1〜L3 長さ

Claims (8)

  1. メッシュ部材と、前記メッシュ部材に固定されたマスク層とを備えているものであって、
    前記マスク層は、
    中空領域をあけて並ぶように設けられた第1の遮蔽部と第2の遮蔽部とを有する遮蔽領域と、
    前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部の間に前記中空領域に第1の方向に沿って間隔をあけて並ぶと共に前記第1の遮蔽部と連結されるように前記第1の方向と異なる方向である第2の方向に沿って延伸されて形成されており、前記第1の遮蔽部と連結された第1の固定端部と、前記第1の固定端部の反対側であって前記第2の遮蔽部に連結されずに前記第2の遮蔽部から離れた第1の自由端部とを有する複数の第1の遮蔽区分と、
    前記中空領域に前記第1の遮蔽区分と交錯して配置されるように互いに前記第1の方向に沿って間隔をあけて並ぶと共に、それぞれ前記第1の方向と直交すると共に前記第2の方向と逆向きである第3の方向に沿って前記第2の遮蔽部から前記第1の遮蔽部に向かって延伸されて形成され、前記第2の遮蔽部と連結された第2の固定端部と、前記第2の固定端部の反対側であって前記第1の遮蔽部に連結されずに前記第1の遮蔽部から離れた第2の自由端部とを有する複数の第2の遮蔽区分と、を有し、
    前記第1の方向沿いに隣接した前記第1の遮蔽区分同士の間に前記第2の遮蔽区分が延伸されて介在されるように、前記第1の自由端部と前記第2の自由端部とが交錯すると共に、前記第1の方向沿いに隣接した前記第1の自由端部同士の間に前記第2の自由端部が介在されて配置され、
    前記第1の遮蔽区分の前記第2の方向沿いの長さが、前記第2の遮蔽区分の前記第3の方向沿いの長さよりも小であることを特徴とする印刷用スクリーン版。
  2. 前記第1の遮蔽区分は、高分子材料或いは金属材で作られ、前記第2の遮蔽区分は、高分子材料或いは金属材で作られることを特徴とする請求項1に記載の印刷用スクリーン版。
  3. 前記第1の遮蔽区分の前記第2の方向沿いの長さは、600μmよりも小であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用スクリーン版。
  4. 前記第1の遮蔽区分の前記第2の方向沿いの長さは、50〜400μmであることを特徴とする請求項3に記載の印刷用スクリーン版。
  5. 隣接した前記第1の遮蔽区分同士の間に延伸されて介在された前記第2の遮蔽区分の延伸部分の長さが200μmに等しいかより小であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用スクリーン版。
  6. 前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部とはそれぞれ、前記第1の方向に沿って前記第2の方向沿いに延伸される複数の線状開口をあけて並ぶように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷用スクリーン版。
  7. 前記第2の方向は、前記印刷用スクリーン版を用いて印刷するときのスクリーン印刷方向であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用スクリーン版。
  8. 太陽電池製造用の基板を用意するステップと、
    前記基板の上に請求項1〜6のいずれかの請求項に記載の印刷用スクリーン版を設置するステップと、
    導電性ペーストを前記印刷用スクリーン版に塗布すると共に、ブレード部材を持って前記第2の方向に沿って前記導電性ペーストを削りながら移動し、前記導電性ペーストが前記印刷用スクリーン版を通過して、前記導電性ペーストが前記基板に被覆されて電極パターンが形成されるステップと、
    前記電極パターンを熱処理して電極を形成するステップと
    を有することを特徴とする太陽電池電極の製造方法。
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