JP5947530B2 - 後装式組立体のための蒸気タービンシングレットノズル設計 - Google Patents

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Description

本発明は、全体的に、蒸気タービンに関し、より具体的には後装式組立体用のノズル組立体の構成に関する。
蒸気タービンは通常、ロータに接続された回転バケットに蒸気流を配向する静止ノズルセグメントを含む。蒸気タービンにおいては、翼形部又はブレード構造を含むノズルは通常、ノズル組立体又はダイアフラム段と呼ばれる。
従来のダイアフラム段は、2つの方法のうちの一方を用いて構成される。第1の方法は、バンド/リング構造を使用し、この場合、翼形部は、最初に約180°の周りに円周方向に延びる内側及び外側バンド間に溶接される。次いで、溶接された翼形部を備えるこうした弓形バンドが組み立てられ、すなわち、タービンのステータの内側及び外側リング間に溶接される。第2の方法は、接合部にフィレット溶接を用いて翼形部が内側及び外側リングに直接溶接されることからなる。この方法は、通常、溶接部の作製が利用しやすい大型の翼形部用に用いられる。
バンド/リング組立方法には本質的に限界がある。バンド/リング組立方法における原理上の限界は、流路すなわち隣接する翼形部と蒸気経路側壁との間の内在する溶接変形である。これらの組立に使用される溶接は、サイズ及び入熱が相当大きなものである。すなわち、或いは、溶接は、フィラー金属なしの極めて深いガス金属溶接(GMAW又はMIG)、又は電子ビーム溶接である。この材料又は入熱により流路の変形が生じ、例えば、材料の収縮により翼形部がその設計形状から流路内に湾曲するようになる。多くの場合、翼形部は、溶接後の調整及び応力緩和を必要とする。この蒸気経路の変形の結果、ステータ効率が低下する。ノズルをステータ組立体に溶接する結果として、内側及び外側バンドの表面輪郭もまた変化し、更に不規則な流路を生じさせる可能性がある。従って、ノズル及びバンドは、全体的に曲がり及び変形を生じる。このことは、ノズルを設計基準にするためにノズル形状に関してかなりの最終仕上げを必要とする。また、リングに溶接される単一ノズル構造を用いた組立方法は、確定した溶接深さを有しておらず、内側及び外側リング両方に組立整列特徴要素がなく、また、溶接障害が生じた場合の保持機構がない。
蒸気タービンノズルはシングレットとして提供することができる。Burdgick他(米国特許第7427187号)は、図1に示すように、一体化された内側側壁115と外側側壁135とを備えた翼形部106を有する蒸気タービンノズルシングレット105を導入している。シングレット(商標)ノズル組立体は、General Electric社の商標であり、本明細書では以下「シングレット翼形部」又は「シングレットノズル組立体」と呼ぶことにする。翼形部106及び側壁115、135は、例えば、ニアネット鍛造物、又は材料のブロックから機械加工することができる。内側リング102は、段部136を含むことができ、該段部は、内側側壁115の相補的な凹部138内に受けられる。外側側壁135は、段部136を含み、該段部は、外側リング104の相補的凹部138内に受けられる。段部及び凹部の代替の構成を側壁とリングとの間に形成することができる。側壁115と内側リング102との間の接合部101並びに側壁135と外側リング104との間の接合部103は、段部136の各側面によって止められ、溶接の長さを制限し、及び軸方向に短く低入熱の溶接(例えば、eビーム溶接)を可能にする。これらの相補的な段部136及び凹部138は、内側リング102と外側リング104との間のシングレット105を機械的に相互連結し、溶接障害が生じたときのシングレットの変位を阻止する。低入熱溶接は、ノズル流路の変形を最小限にし、又は排除する。
しかしながら、Burdgick他(米国特許第7427187号)の構成には幾つかの欠点がある。外側リング104との外側側壁135の接合部103、並びに内側側壁115と内側リング102の接合部101における前縁118及び後縁119の各々において、低入熱であっても溶接を実施しなければならない。溶接を行うためには、両方の接合部101、103の前縁118及び後縁119にアクセス可能でなければならない。内側リング及び外側リングの軸方向寸法に基づいて、内側側壁及び外側側壁の対応する軸方向寸法は、前縁及び後縁において両方の位置にて溶接をするためにアクセスできるような同等のサイズであることが必要となる場合がある。リングの大きな軸方向寸法は、シングレットに供給される材料の大きなブロックが必要となり、また所与のノズルサイズに相当な機械加工が行われる大型の軸方向側壁が決定づけられ、結果としてコスト及び時間が付加される。
Burdgick他(米国特許公開2010/0252934)では、図2に示すようなタービン用のシングレットノズル組立体205を開示している。シングレットノズル組立体205は、一体化された内側側壁215及び外側側壁235を備えたシングレット翼形部206と、内側リング202及び外側リング204とを含む。これらの側壁及びリングの各々は、一方端上の機械的相互連結と他端上での溶接との組み合わせによって、接合部にて互いに結合される。機械的相互連結は、側壁215、235又はリング202、204のいずれかを含み、一方が突起フック220を有し、他方が対応するフック凹部222を有する。図2において、フック220は、側壁215、235上に図示されている。接合部はまた、軸方向ストップ250と、半径方向機械的ストップ235とを含むことができる。この形状は更に、狭い溝(図示せず)を形成するために、リングと、接合部から離れて角度が付けられる側壁との間の接合部にて1つ又はそれ以上の表面を含むことができる。この形状は更に、消耗根元部分(図示せず)を備えたリングを含むことができる。
より具体的には、外側側壁235と関連の外側リング204との間の半径方向接合部上に軸方向位置決め及びフェールセーフストップ250と、各側壁と関連のリングとの間の接合部207上の後縁219において単一の溶接とが設けられる。軸方向位置決め及びフェールセーフストップは、外側リング204の半径方向突出桟部251により形成される。側壁における軸方向位置決め特徴要素は、接合部203に沿った後縁溶接の長さを確立する。外側リング204の同じ内向き突出桟部251は、後縁溶接の障害時に関連の下流側ロータブレード(図示せず)に向かうノズル翼形部206の軸方向下流側移動を阻止するフェールセーフ特徴要素として機能する。半径方向接合部は更に、接合部203の後縁219に近接して半径方向位置決め及び収縮ストップ255を含むことができる。リングの半径方向ストップ面は、外側リング204に対する側壁の半径方向位置決めを設定する。更に、半径方向ストップがリングに対して側壁を位置決めするので、収縮ストップにより位置決めが固定される理由から、後縁における半径方向溶接スペース内での溶接収縮は、リングに対する側壁の半径方向位置決めを変化させることができない。
上述の構成では、一体化された内側側壁202及び外側側壁204並びに内側側壁及び外側側壁上の上流側に面するフック245を含む翼形部206を備えたシングレットノズル組立体205の利用と、同時に外側及び内側リングへのシングレットノズル225の円周方向装荷とが必要となっている。内側リング及び外側リングは同心状に位置付けられ、該内側リングは、外側リングに対して対称的に固定して位置付けられる。シングレット翼形部は、連続して組立体内に円周方向に装荷され、内側側壁が内側リングの凹部内で滑動し、外側側壁が外側リングの凹部内で滑動する。内側側壁の半径方向面は、内側リングの半径方向面に対して円周方向に滑動しなくてはならず、同時に、外側側壁の半径方向面は、外側リングの半径方向面に対して円周方向に滑動しなければならないので、この構成は、リングとシングレット側壁との間に緊密な半径方向ギャップで設計することはできない。現在のところ、内側リング及び外側リングの両方のフック内に同時に円周方向でノズルを組み立てるために、これらの接合部において大きな半径方向ギャップを設けなければならない。これらのギャップは、0.01インチよりも大きくすることが必要となる場合がある。
このようなサイズのギャップは、嵌合の完全性に関する問題を引き起こす。第1の問題は、組立体の緩みに関することである。ギャップにより溶接中にシングレットノズルの移動が可能となり、ノズルフックの全てを低温条件で接触可能にすることができない。ギャップは、設計上の応力集中につながる。また、ギャップは、フックとの接触が形成されるまで、ノズル組立体の下流側移動が可能となる場合がある。加えて、ノズルトルクは、フックが装荷されるまで、ノズルの捻れ及び円周方向移動を可能にする場合がある。これにより応力問題が引き起こされ、また、ノズルスロートが変化することができるときにはノズル空力性能の問題を引き起こす。
従って、一体化された内側及び外側側壁を備え、シングレットノズルがリング間に容易に装荷されると同時にリング接合部に対して側壁での緊密な半径方向クリアランスを維持することができるような、シングレットノズルのノズル組立体用の構成を提供することが望ましい。加えて、改善された翼形部公差及びスロート制御によりタービン性能を改善することが望ましい。
米国特許第7654794号明細書
要約すると、本発明の1つの態様によれば、タービンのノズル組立体が提供される。ノズル組立体は、一体化された内側側壁及び一体化された外側側壁を有する少なくとも1つの翼形部を含む。内側リングは、フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部とフック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において内側側壁に機械的に結合される。外側リングは、フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部と、フック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において外側側壁に機械的に結合される。
外側リング及び外側側壁間のフック接合部が、外側側壁の上流面上の突出部又は相補的凹部の一方で形成することができ、外側リングの下流面が突出部又は相補的凹部の他方を含む。内側リング及び内側側壁間のフック接合部が内側側壁の上流面上の突出部又は相補的凹部の一方で形成することができ、内側リングの下流面が突出部又は相補的凹部の他方を含む。外側側壁及び外側リングの接合部において、翼形部を適正な半径方向位置に維持するよう構成された機械的半径方向ストップが設けられる。外側側壁及び外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上並びに内側側壁及び内側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上に準ライン間接触部が設けられる。
本発明の別の態様によれば、一体化された内側側壁及び外側側壁を含む翼形部を備えたノズル組立体を装荷する方法が提供され、内側側壁と内側リングとの間の接合部及び外側側壁と外側リングとの間の接合部の各々が、ノズル組立体の上流側に前方フック及び凹部を含む。本方法は、複数の翼形部の各々に対して外側側壁を受け入れるように外側リングを位置付けるステップを含む。次に、本方法は、複数の翼形部の各々の外側側壁と共に外側リングを円周方向に装荷するステップを含む。次いで、本方法は、複数の翼形部の各々の内側側壁と係合するよう内側リングを位置付けるステップを提供する。本方法は更に、複数の翼形部の各々の内側側壁の凹部を外側リングの突出部と係合するステップを含む。
本発明の別の態様は、蒸気タービン内で実質的に円周方向に延びるよう構成された半径方向外側リングと、蒸気タービン内で実質的に円周方向に延びるよう構成された半径方向内側リングと、
内側リング及び外側リング間に実質的に半径方向に延びる一体化された外側側壁及び一体化された内側側壁を有する少なくとも1つのノズル翼形部と、を含むノズル組立体を備えた蒸気タービンを提供する。内側リングは、フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部とフック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において内側側壁に機械的に結合される。外側リングは、フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部と、フック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において外側側壁に機械的に結合される。
外側リング及び外側側壁間のフックは、外側側壁上の突出部又は相補的凹部の一方で形成され、外側リングが突出部又は相補的凹部の他方を含む。内側リング及び内側側壁間のフックは、内側側壁上の突出部及び相補的凹部の一方で形成され、内側リングが突出部及び相補的凹部の他方を含む。機械的半径方向ストップが、内側リングを備えた内側側壁と外側側壁及び外側リングとの少なくとも一方の接合部に設けられる。機械的半径方向ストップは、翼形部を適正な半径方向位置に維持するよう構成される。準ライン間接触部が、外側側壁及び外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上並びに内側側壁及び内側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上に設けられる。
本発明のこれらの及びその他の特徴、態様並びに利点は、図面全体を通して同じ参照符号が同様の部分を表す添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むと、より良好に理解されるであろう。
蒸気タービンの従来のシングレットノズル配置を示す図。 前方フックを有する内側及び外側翼形部側壁を内側及び外側リング内に円周方向に装荷した、蒸気タービンの従来のシングレットノズル配置を示す図。 例示的な対向流蒸気タービンの概略図。 図3に示す蒸気タービンと共に用いることができる例示的なノズル組立体の概略図。 内側側壁への内側リングの後装を可能にするノズル組立体の本発明の配置の1つの実施形態を示す図。 内側側壁への内側リングの後装を可能にするノズル組立体の本発明の配置の別の実施形態を示す図。 ノズル組立体の本発明の配置における外側側壁の拡大図。 MIG溶接用の側壁及びリングの下流側接合部における狭溝を含むノズル組立体の本発明の配置の1つの実施形態を示す図。 組み立てに備えて配列された、組み立てに備えて配列された、外側リング、シングレットノズル、内側側壁並びに内側リングの軸方向図。 シングレットノズルの外側側壁が外側リング内にスイングされ、外側側壁の前方フックが相補的外側リング凹部と係合した状態を示す図。 シングレットノズルの内側側壁を係合するため装荷の位置に配置された内側リングを示す図。 内側リングの凹部内に挿入された内側側壁の前方フック突出部を示す図。 前方フック突出部を内側リングのフック凹部内に係合するため下方に移動された内側リングを示す図。 ノズル組立体の本発明の配置の後装の実施形態に関する方法のフローチャート。 蒸気タービンのシングレットノズル組立体の本発明の実施形態のハーフリングを示す図。
本発明の以下の実施形態は、側壁及びリングの下流側後縁接合部上にだけ溶接部が形成され、これにより溶接変形作用が低減される、低入熱溶接作業のみを必要とするシングレットノズルを備えたノズル組立体の装置及び製造方法を提供することを含む、多くの利点を有する。溶接形状が制限され且つ溶接後に調整する必要がなく、構造が簡素化されることで、ノズルのコストも低下する。この構成は、ノズル組立体を形成するための外側及び内側リング間のシングレットの後装を可能にする。シングレットの円周方向の同時装荷の必要性を排除することにより、側壁とリングとの間の半径方向接合面に極めて緊密な寸法上の制約をかけることができる。より緊密な寸法上の制約、位置ずれの低減、及び溶接変形作用の回避によって、ノズル形状及び流れクリアランスの設計公差に対する遵守を向上させ、ノズル性能の強化がもたらされる。
更に、個々のシングレットノズルから有意な材料を機械加工により除去する必要のない上首尾なフック及び溶接設計を導入することで、設計を安価に保つ助けとなる。更にまた、特別な固定具を必要とすることなく組み立てを行うことができ、組み立て時間及びコストが低減される。
図3は、本発明のノズル組立体形状を含むことができる例示的な対向流蒸気タービン10の概略図である。タービン10は、第1及び第2の低圧(LP)セクション12、14を含む。各タービンセクション12、14は、ノズル組立体の複数の段を含む(図1に示す)。ロータシャフト16は、半径方向中心線15に沿ってセクション12及び14を通って延びる。各LPセクション12、14は、ノズル18、20を含む。単一の外側シェル又はケーシング22は、水平面に沿って且つ軸方向で上側及び下側ハーフセクション24及び26にそれぞれ分割され、両方のLPセクション12、14にわたる。シェル22の中央セクション28は、低圧蒸気入口30を含む。外側シェル又はケーシング22内では、LPセクション12、14がジャーナル軸受32、34によって支持される単一の軸受スパンで配列される。フロースプリッター40は、第1及び第2のセクション12、14間に延びる。図1は、当業者には理解されるように複流低圧タービンを示しているが、本発明は、低圧タービンでの使用に限定されず、限定ではないが、中圧(IP)タービン又は高圧(HP)タービンを含む、あらゆる複流タービンで用いることができる。加えて、本発明は、複流タービンでの使用に限定されず、例えば、単一流蒸気タービンでも用いることができる。
運転中、低圧蒸気入口30は、例えば、クロスオーバ管(図示せず)を通ってHPタービン又はIPタービンなどの供給源から低圧/中間温度の蒸気50を受け取る。蒸気50は、入口30を通って送られ、ここではフロースプリッター40が蒸気流を2つの対向する流路52及び54に分割する。より具体的には、蒸気50は、LPセクション12及び14を通って送られ、ここで蒸気から仕事が抽出されてロータシャフト16を回転させる。蒸気流路における前述の段52、54は、マージン段と呼ばれ、本発明のノズル組立体(図示せず)を含むことができる。このような蒸気タービンは、本発明のノズル組立体(図示せず)を含むことができる。蒸気は、LPセクション12及び14から流出し、例えば、凝縮器又は他のヒートシンク(図示せず)に送られる。
図4は、蒸気タービン10(図1に示す)と共に用いることができる例示的なノズル組立体100の拡大概略正面図である。1つの実施形態において、ノズル組立体100は、蒸気タービン10の最終段ノズル組立体とすることができる。ノズル組立体100は、環状内側リング102と、環状外側リング104と、内側及び外側側壁(図示せず)がこれらの間を延びた複数のシングレットノズル翼形部106とを含む。外側リング104は、内側リング102の半径方向外向きにあり、これと実質的に同心状に整列されている。ノズル翼形部16は、リング102とリング104との間で円周方向に間隔を置いて配置され、各々が内側及び外側リング102、104間をそれぞれ実質的に半径方向に延びている。内側リング102の半径方向外面110と外側リング104の半径方向内面112は、ノズル組立体100を通って定められる蒸気流路の半径方向内側及び半径方向外側境界を定める。
図5は、本発明による、本発明のノズル組立体の1つの実施形態の機械的配置を示している。ノズル組立体の内側及び外側リングへの円周方向の同時装荷に依存する上述の従来のシングレットタイプの設計は、リングとシングレット組立体との間の小さな半径方向ギャップを有して組み立てることができない。本発明の後装式(軸方向組立)設計は、リングとシングレット接合部との間のフック上で準ライン間接触を可能にする。ここで、シングレットノズル325の外側側壁335は、組み立て中に外側リング304と係合して図示されている。外側側壁335の前方フック330は、外側リング304の相補的凹部3321内に挿入される。外側側壁335と外側リング304との間の接合部303は、シングレットノズル325の重量を受けて嵌合する。
内側リング302は、内側側壁315と嵌合するよう位置付けられて示されている。内側側壁315は、前方フック345を含む前方突出部340を含む。前方突出部340の長さは、長さ341である。内側側壁はまた、中央凹部342と、表面344を備えた端部突出部343とを含む。内側リング302は、部分的に囲まれたフック係合凹部361を備えた中央凹部360を含む。凹部360は、フック保持部364を有する内側リング突出部362と内側リング突出部363との間に設定される。凹部360への入口365は、前方突出部340の長さ341を受け入れるようなサイズにされる。内側リング302が内側側壁315と係合するため移動されるときには、前方突出部340が入口365を通って凹部360に挿入され、内側リング302上の突出部363が内側側壁の凹部342に入り、次いで、内側側壁上の表面344が内側リング上の表面366と接触する。内側リングのフック凹部361は、係合された内側リングが前方フックを挿入するよう移動されたときに内側側壁の前方フック345を受け入れるようなサイズにされる。上述の機械的配置によって、ハーフリングと関連付けられた全シングレットノズル325上への内側リングの同時後装が可能となる。
図6に示すような後装配置もまた利用可能であり、ここでは、前方フックは内側リング上に設けられ、フック凹部は内側側壁上に設けられる。ここで、シングレットノズル425の外側側壁435は、組立中に外側リング404と係合されて示される。外側リング404の前方フック430は、外側側壁435の相補的凹部431内に挿入される。外側側壁435と内側リング404との間の接合部403は、シングレットノズル425の重量を受けて嵌合する。
内側リング402は、内側側壁415と嵌合するよう位置付けられて示されている。内側リング402は、前方フック445を含む前方突出部440を含む。前方突出部440の長さは、長さ441である。内側リング402はまた、中央凹部442と、表面444を備えた端部突出部443とを含む。内側側壁415は、部分的に囲まれたフック係合凹部461を備えた中央凹部460を含む。凹部460は、フック保持部464を有する内側側壁突出部462と内側側壁突出部463との間に設定される。凹部460への入口465は、前方突出部440の長さ441を受け入れるようなサイズにされる。内側リング402が内側側壁415と係合するため移動されるときには、前方突出部440が入口465を通って凹部460に挿入され、内側側壁415上の突出部463が凹部460に入り、次いで、内側リング上の表面444が内側側壁上の表面466と接触する。内側側壁のフック凹部461は、係合された内側リングが前方フックを挿入するよう移動されたときに内側リングの前方フック445を受け入れるようなサイズにされる。上述の機械的配置によって、内側リング402上への全シングレットノズル325の同時後装が可能となる。外側リング及び内側リング内へのシングレットノズルの後装方法は、以下で詳細に説明する。
本発明の実施形態は、一体化された内側側壁及び外側側壁を有するシングレットノズル325の上述の接合部の有利な要素を保持する。図7は、外側側壁325から外側リング304への拡大図を示している。外側側壁の上流面は、前方フック330を含む。これらの特徴要素はまた、半径方向の機械的位置決め及び収縮ストップ355と、軸方向位置決め及びフェールセーフストップ357とを含む。このフック及び溶接配置は、種々の低入熱溶接技術を組み込むことができるので、選択される溶接形状に関係なく実施することができる。半径方向位置決め特徴要素は、溶接中に正確な半径方向位置で部品を正確に配置すると同時に、軸方向組み付け固定具を必要とすることなく正確な軸方向変位を可能にする。側壁における軸方向位置決め特徴要素は、接合部303に沿ったある長さの後縁溶接310を確立し、これにより軸方向溶接長さが決定される。この実施形態における後縁溶接310は、電子ビーム溶接(EBW)とすることができる。関連のリングの同じ内向き突出桟部380は、後縁溶接の障害時に関連の下流側ロータブレードに向かうノズル翼形部の軸方向の下流側移動を阻止するフェールセーフ特徴要素として機能する。リングの半径方向ストップは、リングに対する側壁の半径方向位置決めを設定する。更に、半径方向ストップがリングに対して側壁を位置決めするので、収縮ストップにより位置決めが固定される理由から、後縁における半径方向溶接スペース内での溶接収縮は、リングに対する側壁の半径方向位置決めを変化させることができない。従来技術の形状は、溶接の収縮及び凝固速度に基づき溶接中の半径方向の変形又は移動を引き起こす場合がある。従来技術の形状はまた、溶接中にノズルの前後の傾斜を引き起こす。
準ライン間接触部が、外側リング304の表面332とフック330における外側側壁335の表面333の内側半径方向接合部に設けられる。準ライン間接触部は、外側リング304の表面358及び外側側壁335の表面359の半径方向ストップ355の接合部にて設けられる。フックの対向する面間並びに半径方向ストップの対向する面間の準ライン間接触部は、対向する面の公称寸法が同じ出あることを意味するものと解釈することができる。準ライン間接触部はまた、内側側壁502のフック540の外面と内側リング515の対向する面564(図12)との間の接合部565(図13)に設けられる。内側側壁515と内側リング502との間の半径方向ストップ570(図13)において対向する面に対して約0.002の僅かなギャップが設けられる。
シングレットについての本発明の配置は、蒸気経路の各側部上にフック接合部及び溶接接合部を用いる。すなわち、フック及び溶接の両方は、外側リング接合部に対する外側側壁上及び内側リング接合部に対する内側側壁上にある。この配置は更に、シングレットノズル組立体の製造容易性を改善すると同時に、溶接中に部品にもたらされる変形量を最小限にするのを助ける。加えて、フック及び溶接配置は、溶接前に設計を構築するのに必要な固定具を低減することにより製品の組み付け性及びコストを改善する助けとなる。側壁の蒸気入口側(上流面)上のフックは、組み付けられたときにノズルを半径方向に位置決めした状態にし、溶接前にノズルが組立状態でスタックされている間圧力が印加されたときにノズルを収容する助けとなる。ノズル組立体の製造中、(下流側の)対向側部が溶接されると溶接が収縮する傾向となる。下流側での半径方向の収縮は、側壁の上流側をフックと共に半径方向に引き上げる傾向となる。しかしながら、フックは更に、下流側が溶接される間にノズルを所定位置に保持することによってノズル組立体の製造を支援する。更に、フックは、同じ接合部で溶接したときに生じる鋭い不連続点と比べて、より決定的な応力集中Kt係数を可能にする。ノズルにかかるモーメントは通常下流方向であり、溶接部に張力を生じさせる。本発明の配置は、応力集中係数が既知のフック(前方フック)を介して力を伝達可能にする。このことは、エンジニアリングサイクルを緩和し、部品の疲労寿命を延長する。下流側溶接は通常は圧縮状態にあり、溶接Ktに関する問題があまり問題とはならないようにすることができる。
フック及び溶接配置は、例えば、電子ビーム溶接(EBW)、レーザビーム溶接(LBW)、タングステン不活性ガス(TIG)(GTAW)溶接、又はガスメタル不活性(MIG)(GMAW)など、低入熱とみなされる溶接プロセスと共に使用される傾向がある。TIG溶接プロセスは、(1)片面又は両面J prep(準備)を用いた高温又は低温ワイヤ自動化フィードを利用した狭溝のTIG溶接プロセス、(2)根元部消耗可能溶接/固定ストップ、(3)溶接部に作用する力とインラインとなるはずの水平方向ではなく、垂直方向の溶接不連続性を含むことができる。
図8は、MIG溶接において側壁及びリングの下流側接合部における片面狭溝溶接準備を含むノズル組立体の本発明の配置の1つの実施形態を示す。
軸方向機械的ストップの利点は、EBW溶接用に組み込み溶接ストッパーを生成し、TIG又はMIG設計の根元溶接における方向主要部歪みに対して非溶接接合部(亀裂発生部)90を90度移動させることである。設計では、リング上に示す雌嵌合で示されているが、当該嵌合部は、製造上の選好に応じてシングレット(雄嵌合)に移行することができる。MIG形状は、依然として構造完全性を維持しながら溶接及び/又は入熱を最小限にする溶接準備を提供する。
図9から13は、本発明による、ノズル組立体の内側及び外側リングにシングレットノズルを装荷する方法を示す。図14は、本発明による、内側及び外側リングへのシングレットノズルの装荷に関するフローチャートを示す。
図9は、組み立てに備えて配列された、外側リング504、一体化された外側側壁535及び内側側壁515を備えた翼形部506を含むシングレットノズル525、並びに内側リング502の軸方向図を示している。外側リングの上流面508と翼形部506の前縁518とが上方にある。外側リング504は、組み立て中に向きを維持するために所定位置に固定される(510)。外側リング凹部538は、外側側壁535の前方フック530を受け入れるように水平面に向けられる。外側リングのフック凹部531は、下向きに位置付けられる。次いで、シングレットノズル525は、外側リング504の相補的凹部531への前方フック520の僅かなスイング挿入を容易にするよう僅かに傾斜される(525)。
図10は、シングレットノズル525の外側側壁535が外側リング504内にスイングされ(512)、外側側壁の前方フック530が相補的外側リング凹部531と係合し、軸方向ストップ557を形成する外側側壁突出部556上で外側側壁凹部をシールした状態を示している。ここで、軸方向ストップ557は、装荷中及びその後の下流側接合部503の溶接中にシングレットノズルを支持する。シングレットノズルの外側側壁535は、続いて外側リング504の端部入口において装荷され、外側リングが完全に装荷された状態でノズルが適正位置になるまで円周方向に移動される。
図11は、シングレットノズル525の内側側壁515を係合するため装荷の位置に配置された内側リング502を示す。内側リング502は、外側リング504に保持されたシングレットノズル525の内側側壁515の前方フック突出部540の垂直整列を確立するよう位置付けられる。次いで、内側リング502は、水平方向に並進されて内側側壁前方フック突出部540を内側リング凹部560に挿入する。図12は、内側リング502の凹部560内に挿入された内側側壁502の前方フック突出部540を示している。内側リング502の突出部563は、内側側壁の凹部542内に挿入される。内側側壁515の半径方向溶接面544と外側リング502の接合面566とが整列される。図13は、前方フック突出部540を内側リング502のフック凹部561内に係合するため下方に移動された(514)(図12)内側リング502を示している。これにより、下流側接合部103の溶接の前後の部品の移動を無視できるほどにする極めて緊密な組立体が確保される。
図14は、外側及び内側リングへの半径方向面上での準ライン間接触により、一体化された内側及び外側リングを有する後装式シングレットノズルのフローチャートを示している。ステップ610は、外側リングの凹状開口がシングレットノズルの相補的外側側壁に面するように外側リングを固定的に位置付ける。ステップ620は、外側リングの凹状開口に向けてシングレットノズルの外側側壁の前方フックを傾斜させる。ステップ630は、外側リングの凹部内にシングレットノズルの外側側壁をスイングさせる。ステップ640は、外側リングの凹部内の円周方向位置にシングレットノズルの外側側壁を円周方向に滑動させる。ステップ650は、他のシングレットノズルに関する外側側壁の装荷を繰り返す。ステップ660は、装荷されたシングレットノズルの側壁の前方フック突出部と中央凹部を垂直方向で整列させて内側リングを位置付ける。ステップ670は、装荷されたシングレットノズルの内側側壁の前方フック突出部が内側側壁の対向する中央凹部に入るように、内側側壁に向けて内側リングを並進させる。ステップ680は、装荷されたシングレットノズルの内側側壁の前方フック突出部が内側リングの相補的フック凹部に入るように内側リングを下方に移動させる。ステップ690は、低入熱技術を用いて、外側リングと内側側壁及び内側リングの下流側接合部面とに外側側壁の下流側接合面を溶接する。
図15は、蒸気タービンのシングレットノズル組立体のハーフリングを示す。シングレットノズル組立体590は、一体化された内側側壁515及び外側側壁535を含むシングレットノズルが装荷された、内側リング502及び外側リング504を含む。
本発明の種々の実施形態について説明してきたが、要素の種々の組み合わせ、変型形態、又は改善形態を実施することができ、更にこれらが本発明の範囲内にあることは、本明細書から理解されるであろう。
302 内側リング
303 接合部
304 外側リング
315 内側側壁
325 シングレットノズル
330 前方フック
335 外側側壁
340 前方突出部
341 長さ
342 中央凹部
343 端部突出部
344 表面
345 前方フック
360 中央凹部
361 フック係合凹部
362 内側リング突出部
363 内側リング突出部
364 フック保持部
365 入口
366 内側リング上の表面

Claims (14)

  1. タービン用のノズル組立体であって、
    一体化された内側側壁及び一体化された外側側壁を有する少なくとも1つの翼形部と、
    フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部と前記フック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において前記内側側壁に機械的に結合された内側リングと、
    フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部と、前記フック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において前記外側側壁に機械的に結合された外側リングと、
    を備え、
    前記外側リング及び前記外側側壁間の前記フック接合部が前記外側側壁の上流面上の突出部又は相補的凹部の一方で形成され、前記外側リングの下流面が前記突出部又は相補的凹部の他方を含み、前記内側リング及び前記内側側壁間の前記フック接合部が前記内側側壁の上流面上の突出部又は相補的凹部の一方で形成され、前記内側リングの下流面が前記突出部又は相補的凹部の他方を含み、
    前記ノズル組立体が更に、
    前記外側側壁及び前記外側リングの接合部において、前記翼形部を適正な半径方向位置に維持するよう構成された機械的半径方向ストップと、
    前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上並びに前記内側側壁及び前記内側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上にある準ライン間接触部と、
    を備え、
    前記外側リング及び前記外側側壁間の接合部のフック凹部接合部と、前記内側側壁及び前記内側リング間のフック接合部の各々が、中央凹部と複数の囲まれたフック係合凹部を備え、
    前記中央凹部の入口は、前方突出部の長さを受け入れるようなサイズとなるように、フック保持部と前記フック保持部の両端に配置されたリング突出部との間に設定される、
    ノズル組立体。
  2. 前記接合部の少なくとも1つの半径方向面上にある前記準ライン間接触部が、前記外側リングの相補的面の公称寸法に等しい前記外側側壁の少なくとも1つの面の公称半径方向寸法と、前記内側リングの相補的面の公称寸法に等しい前記内側側壁の少なくとも1つの面の公称半径方向寸法とを含む、請求項1に記載のノズル組立体。
  3. 前記外側側壁及び前記外側リング間の上流側接合部がフック及び凹部を含み、前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上の前記準ライン間接触部が、前記フック及び凹部間の内側半径方向接合部を含む、請求項2に記載のノズル組立体。
  4. 前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部が少なくとも1つの半径方向面上に準ライン間接触部を含み、前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面が前記機械的半径方向ストップの半径方向接合部を含む、請求項3に記載のノズル組立体。
  5. 前記内側側壁及び前記内側リング間の上流側接合部がフック及び凹部を含み、前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上の準ライン間接触部が、前記フック及び凹部間に外側半径方向接合部を含む、請求項4に記載のノズル組立体。
  6. 前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部に機械的軸方向ストップを更に含む、請求項2から5のいずれかに記載のノズル組立体。
  7. 前記機械的軸方向ストップが、前記翼形部を適正な軸方向位置に維持するよう構成される、請求項6に記載のノズル組立体。
  8. 前記機械的軸方向ストップが、前記接合部での溶接障害時にフェールセーフストップを提供する、請求項6に記載のノズル組立体。
  9. ノズル組立体を備えた蒸気タービンであって、前記ノズル組立体が、
    前記蒸気タービン内で実質的に円周方向に延びるよう構成された半径方向外側リングと、
    前記蒸気タービン内で実質的に円周方向に延びるよう構成された半径方向内側リングと、
    前記内側リング及び前記外側リング間に実質的に半径方向に延びる一体化された外側側壁及び一体化された内側側壁を有する少なくとも1つのノズル翼形部と、
    を備え、
    前記内側リングが、フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部と前記フック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において前記内側側壁に機械的に結合され、
    前記ノズル組立体が更に、フック接合部及び溶接接合部のうちの一方を有する上流側接合部と、前記フック接合部及び溶接接合部のうちの他方を有する下流側接合部とを含む接合部において前記外側側壁に機械的に結合された外側リングを備え、前記外側リング及び前記外側側壁間の前記フックが前記外側側壁上の突出部又は相補的凹部の一方で形成され、前記外側リングが前記突出部又は相補的凹部の他方を含み、前記内側リング及び前記内側側壁間の前記フックが前記内側側壁上の突出部及び相補的凹部の一方で形成され、前記内側リングが前記突出部及び前記相補的凹部の他方を含み、
    前記ノズル組立体が更に、
    前記内側リングを備えた前記内側側壁と前記外側側壁及び前記外側リングとの少なくとも一方の接合部において、前記翼形部を適正な半径方向位置に維持するよう構成された機械的半径方向ストップと、
    前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上並びに前記内側側壁及び前記内側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上にある準ライン間接触部と、
    を備え、
    前記外側リング及び前記外側側壁間の接合部のフック凹部接合部と、前記内側側壁及び前記内側リング間のフック接合部の各々が、中央凹部と複数の囲まれたフック係合凹部を備え、
    前記中央凹部の入口は、前方突出部の長さを受け入れるようなサイズとなるように、フック保持部と前記フック保持部の両端に配置されたリング突出部との間に設定される、
    蒸気タービン。
  10. 前記接合部の少なくとも1つの半径方向面上にある前記準ライン間接触部が、前記外側リングの相補的面の公称寸法に等しい前記外側側壁の少なくとも1つの面の公称半径方向寸法と、前記内側リングの相補的面の公称寸法に等しい前記内側側壁の少なくとも1つの面の公称半径方向寸法とを含む、請求項9に記載の蒸気タービン。
  11. 前記外側側壁及び前記外側リング間の上流側接合部がフック及び凹部を含み、前記内側側壁及び前記内側リング間の上流側接合部がフック及び凹部を含み、前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部の少なくとも1つの半径方向面上の前記準ライン間接触部が、前記外側側壁及び外側リングの接合部において前記フック及び前記凹部間の内側半径方向接合部と、前記内側側壁及び内側リングの接合部において前記フック及び前記凹部間の外側半径方向接合部と、を含み、前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部の半径方向面が前記機械的半径方向ストップの半径方向接合部を含む、請求項10に記載の蒸気タービン。
  12. 前記外側側壁及び前記外側リング間の接合部に機械的軸方向ストップを更に含む、請求項11に記載の蒸気タービン。
  13. 前記機械的軸方向ストップが、前記翼形部を適正な軸方向位置に維持するよう構成される、請求項12に記載の蒸気タービン。
  14. 前記機械的軸方向ストップが、前記外側リング及び前記外側側壁間の前記接合部での溶接障害時にフェールセーフストップを提供する、請求項13に記載の蒸気タービン。
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