JP5946517B1 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】腹部の膨らみに沿う外形をなすことができ、かつ、腹部に対する密着性に優れた使い捨ておむつを提供する。【解決手段】縦方向Y及び横方向Xを有し、肌対向面及び非肌対向面と、前ウエスト域11と、後ウエスト域と、前後ウエスト域間に位置するクロッチ域13と、クロッチ域13から前後ウエスト域へ延びる吸収体42と、ウエスト開口と、一対のレッグ開口とを含む。前ウエスト域11は、横方向Xへ伸縮可能な前ウエスト弾性体を有する。吸収体42は、前ウエスト域11において縦方向Yへ延びる変形誘導部80を有する。前ウエスト弾性体は、変形誘導部80と交差する中間ウエスト弾性体(第1ウエスト弾性体)24Cと、変形誘導部80のウエスト開口15側に位置する上方ウエスト弾性体(第2ウエスト弾性体)24Aと、変形誘導部80のレッグ開口16側に位置する下方ウエスト弾性体(第3ウエスト弾性体)24Bとを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、吸収体の一部を変形させる手段を備えた使い捨ておむつは公知である。例えば、特許文献1に開示されているおむつの前ウエスト域は、横方向へ連続して延びるウエスト弾性体と、ウエスト弾性体によって形成されて横方向に伸縮可能なウエスト弾性域と、ウエスト弾性域において縦方向へ延び、吸収体が折れ曲がるように変形するのを誘導する2つのスリット(形状変化部)とを備えている。
特開2004−261331号公報
特許文献1に開示されたおむつにおいては、乳幼児等のように腹部の膨らんだ着用者が着用した場合において、スリットが弾性域の収縮作用によって開口を形成して吸収体の幅寸法が拡げられて、吸収体及び前ウエスト域が腹部に沿うように凸曲した形状を有することができる。しかし、大きく凸曲状に膨らんでいない着用者の下腹部と対向する前ウエスト域のクロッチ域側においてもスリットが設けられていることによって、ウエスト弾性体の収縮作用による前ウエスト域を身体へ押し当てようとする力が十分に作用せず、身体への密着性が低下するおそれがある。
本発明は、従来のおむつの改良であって、腹部の膨らみに沿う外形をなすことができ、かつ、腹部に対する密着性に優れた使い捨ておむつの提供を課題にしている。
本発明は、縦方向及び横方向を有し、肌対向面及びその反対側に位置する非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前ウエスト域及び前記後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記クロッチ域から前記前ウエスト域及び前記後ウエスト域へ延びる吸収体と、ウエスト開口と、一対のレッグ開口とを含む使い捨ておむつに関する。
本発明に係るおむつは、前記吸収体は、前記縦方向へ延びる変形誘導部を有し、前記変形誘導部は、吸収性コアを部分的に除去して形成された有底の凹状溝又はスリットであって、前記前ウエスト域は、前記横方向へ延びる前ウエスト弾性体を有し、前記前ウエスト弾性体は、前記変形誘導部と交差する第1ウエスト弾性体と、前記変形誘導部の前記ウエスト開口側に位置する第2ウエスト弾性体と、前記変形誘導部の前記レッグ開口側に位置する第3ウエスト弾性体とを有する。
本発明の1つ以上の実施の形態に係るおむつによれば、前記前ウエスト弾性体は、前記変形誘導部と交差する第1ウエスト弾性体と、前記変形誘導部の前記ウエスト開口側に位置する第2ウエスト弾性体と、前記変形誘導部の前記レッグ開口側に位置する第3ウエスト弾性体とを有するため、着用者の中腹部の動きに応じて吸収体のウエスト周り方向の寸法を変化させることができる。また、第2及び第3ウエスト弾性体の収縮力によって前ウエスト域が身体に安定的にフィットされるので、前ウエスト域における第1ウエスト弾性体が配置された個所が自由に伸縮することができ、かかる伸縮を繰り返しても、おむつが位置ずれするおそれはない。
本発明に係る使い捨ておむつの正面図。 おむつのサイドシーム部を剥離し、各弾性体を縦方向及び横方向へ伸長させた状態における、おむつの一部破断展開図。 おむつの一部破断分解斜視図。 吸収シャーシの前ウエスト域側の拡大図。 図2のV−V線に沿う模式的断面図。 (a)着用者の中腹部が膨らんだ状態におけるおむつを示す図。(b)図6(a)の状態における、前ウエスト域の一部拡大図。 (a)着用者の中腹部が膨らんでいない状態におけるおむつを示す図。(b)図6(a)の状態における、前ウエスト域の一部拡大図。 おむつの変形例の一例における図4と同様の図。 おむつの他の変形例における図4と同様の図。 おむつのさらに他の変形例における図4と同様の図。 おむつのさらに他の変形例における図4と同様の図。
下記の各実施の形態は、図1〜11に示すおむつに関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。説明の便宜上、図4,8,9,11において、吸収体42を太線で示しており、図10において、前弾性シート22を太線で示している。また、図2,4,5,8,9,10,11においては、説明の便宜上、製造時における吸収体42(吸収体42にウエスト弾性体24の収縮力が加えられていない状態)を図示し、図2には、その吸収体42の前端縁42aの横方向Xの寸法W1を示しているが、後に詳述する図6(b)に示すように、着用者の中腹部が上腹部や下腹部に比べて大きく膨らんだ状態では、吸収体42の前端縁42aの横方向Xの寸法W2がW1に比して大きくなり、図7(b)に示すように、中腹部が膨らんでいない状態では、吸収体42の前端縁42aの横方向Xの寸法W3がW1に比して小さくなる。これらの状態における吸収体42の前端縁42aの横方向Xの寸法の大小関係は、W2≧W1>W3である。
図1〜図3を参照すると、本発明の一例として示すプルオンタイプ(パンツ型)の使い捨ておむつ10は、縦方向Yと、その縦方向Yに直交する横方向Xと、それら縦方向Y及び横方向Xに直交する厚さ方向(3次元)Zと、着用状態における上下方向と横方向Xと、それら上下方向及び横方向にそれぞれ直交する前後方向とを有し、その横方向Xの寸法を2等分して縦方向Yへ延びる縦軸Pと、その縦方向Yの寸法を2等分して横方向Xへ延びる横軸Qとを有し、縦軸Pに関して対称に形成されている。
本明細書において、「おむつ10の平面視において互いに重なる」とは、厚さ方向において互いに重なることを意味する。また、プルオンタイプの使い捨ておむつ10とは、画定されたウエスト開口15及びレッグ開口16を有し、着用者のレッグをレッグ開口16に挿入してそのおむつ10をウエスト上に引き上げて着用者の体に着用する使い捨ておむつ10を指す。
図2及び図3を参照すると、おむつ10は、肌対向面及びその反対側に位置する非肌対向面と、ウエスト周り方向へ延びる環状の弾性ウエストパネル17と、弾性ウエストパネル17に接合される吸収シャーシ(クロッチパネル)40と、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、前後ウエスト域11,12の間に位置するクロッチ域13とを含む。弾性ウエストパネル17は、前ウエスト域11を画定する前ウエストパネル20と、後ウエスト域12を画定する後ウエストパネル30とから構成される。吸収シャーシ40は、吸収体42を有し、前後ウエストパネル20,30に連結されている。
前後ウエスト域11,12は、それぞれ,横方向Xへ延びる内端縁20a,30aと、縦方向Yにおいて内端縁20a,30aと離間対向して横方向Xへ延びる外端縁(前後ウエスト開口縁)20b,30b、内外端縁20a,20b,30a,30b間において縦方向Yへ延びる両側縁20c,30cとによって画定された横長矩形状を有する。前ウエスト域11の両側縁20cのそれぞれと後ウエスト域12の両側縁30cそれぞれとは、互いに重ね合わされて、縦方向Yへ断続的に配置されたサイドシーム部14によって連結され、ウエスト開口15と一対のレッグ開口16とが画定される。
図2及び図3を参照すると、前ウエストパネル20は、前ウエスト域11の外形を画定する前ウエストシート21を有する。前ウエストシート21は、肌対向面側に位置する内面シート21aと、非肌対向面側に位置する外面シート21bと、内外面シート21a,21b間において横方向Xへ延びるストリング状又はストランド状の複数条の前ウエスト弾性体24が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。前ウエストパネル20は、前ウエスト弾性体24を有することによって少なくとも横方向Xへ伸縮可能に弾性化された前ウエスト弾性域23を有している。
図4を参照すると、前ウエスト弾性体24は、ウエスト開口15側に配置された上方ウエスト弾性体(第2ウエスト弾性体)24Aと、レッグ開口16側に配置された下方ウエスト弾性体(第3ウエスト弾性体)24Bと、上下方ウエスト弾性体(第2及び第3ウエスト弾性体)24A,24B間に配置された中間ウエスト弾性体(第1ウエスト弾性体)24Cとを含む。これらの弾性体24A,24B,24Cは、例えば、横方向Xへ連続するように配置してある。
上方ウエスト弾性体24Aとして、例えば、約310−780dtexを有するポリウレタン繊維等からなる弾性糸を伸長倍率が約2.3−3.0倍となるようにして使用することができる。下方ウエスト弾性体24Bとして、約310−780dtexを有する弾性糸を伸長倍率が約2.7−3.7倍となるようにして使用することができる。中間ウエスト弾性体24Cとして約470−780dtexを有する弾性糸を伸長倍率が約2.3−2.8倍となるようにして使用することができる。前ウエスト弾性体24には、弾性糸のほかに、帯状の弾性繊維不織布を使用してもよい。
前ウエスト弾性域23は、上方ウエスト弾性体24Aが配設された、ウエスト開口15側に位置する上方弾性域25と、下方ウエスト弾性体24Bが配置された、クロッチ域13側に位置する下方弾性域28と、中間ウエスト弾性体24Cが配設された中間弾性域27を有する。
前ウエスト域11の肌対向面側には、横方向Xへ伸縮可能な前弾性シート(シート部材)22を配置してある。前弾性シート22は、横長矩形状を有して肌対向面側に位置し、吸収シャーシ40の前端縁40aの一部を被覆するように固定されている。前弾性シート22は、エラストマー繊維からなる繊維不織布から形成される。前弾性シート22が伸縮性繊維不織布から形成されていることから、それが非伸縮性繊維不織布から形成されている場合よりも肌当たりが良くなり、着用感に優れる。
図2,3,6を参照すると、後ウエストパネル30は、肌対向面側に位置する内面シート31aと非肌対向面側に位置する外面シート31bとから構成された後ウエストシート31を有する。内外面シート31a,31b間には、横方向Xへ延びる複数条のストリング状又はストランド状の後ウエスト弾性体34が伸長状態で収縮可能に固定される。
前ウエスト弾性域23は、その縦方向Yの寸法において、上方弾性域25、下方弾性域28及び中間弾性域27に3等分されていてもよいし、各弾性域25,27,28の縦方向Yの寸法の大きさが互いに相違していてもよい。本実施形態においては、前ウエスト弾性域23の中間弾性域27の縦方向Yの寸法が、上下方弾性域25,28よりも縦方向Yの寸法が小さくなっているが、図示省略するが、中間弾性域の縦方向の寸法が、上下方弾性域の縦方向の寸法よりも大きくてもよい。また、中間弾性域27は、着用状態において着用者の中腹部と対向するように、少なくとも前ウエスト域11の縦方向Yの寸法における略中央部に位置していることが好ましい。また、各弾性域25,27,28の伸長応力は、前ウエスト弾性体24の繊度、ピッチ(離間寸法)、条数等によって適宜調整することが可能であるが、前ウエスト弾性域23においては、中間弾性域27の伸長応力が上下方弾性域25,28の伸長応力よりも高くなっていてもよいし、低くなっていてもよい。
<吸収シャーシ>
図2及び図3を参照すると、吸収シャーシ40は、前端縁40aと、後端縁40bと、前後端縁40a,40b間に位置する両側縁40cとによって外形輪郭が画定された縦長の矩形状を有する。吸収シャーシ40は、肌対向面側に位置し、透液性を有する繊維不織布製の身体側ライナ41と、吸収体42と、吸収体42の底面全体を被覆する不透液性のプラスチックフィルムから形成された防漏シート43と、吸収シャーシ40の非肌対向面全体を形成する不透液性又は難透液性の被覆シート44とを含む。
吸収体42は、前端縁42aと、後端縁42bと、前後端縁42a,42b間に位置する両側縁42cとによって外形輪郭が画定される。両側縁42cのうち、クロッチ域13の前ウエスト域11側は凹曲している。吸収体42は、フラッフパルプと吸収性ポリマー粒子との混合物から形成された吸収性コアと、吸収性コア全体を被包するテッシュペーパ等から形成された液拡散性のコアラップシートとから構成される。
被覆シート44は、防漏シート43の両側縁の横方向Xの外側に位置する両側部を有する。両側部は、防漏シート43の両側縁に隣接して縦方向Yへ延びる折曲ラインに沿って内方へ(吸収体42側へ)折曲されて身体側ライナ41に固定される。両側部は、身体側ライナ41に固定されて縦方向Yへ互いに離間する両端固定部と、身体側ライナ41の両側縁部に固定される近位縁部と、両端固定部間において縦方向Yへ延び、かつ、近位縁部と並行して縦方向Yへ延びる遠位縁部(自由縁部)46とを有する。遠位縁部46は、被覆シート44の外側縁部を折り曲げて固定することによって形成されたスリーブ状をなし、縦方向Yへ延びる複数条のストリング状又はストランド状のカフ弾性体48が伸長状態で収縮可能に配設される。カフ弾性体48が収縮することによって、該縁部が身体側ライナ41から着用者の身体側へ離間してバリアカフを形成し、着用者の大腿部にフィットして排泄物の漏れを防止する。また、被覆シート44の両側部には、縦方向Yへ延びる複数条のストリング状又はストランド状のレッグ弾性体49が伸長状態で収縮可能に固定される。
再び、図4を参照すると、吸収体42の前端部には、吸収体42の前端縁42aから縦方向Yへ延びる変形誘導部80が位置する。変形誘導部80は、前端縁42aからクロッチ域13側へ凸曲状に延びる、吸収体42を貫通して分離する切欠であって、縦軸Pに沿って延びる中央変形誘導部81と、中央変形誘導部81の横方向のXの両側に位置するサイド変形誘導部82,83とを有する。
変形誘導部80の内端86は、おむつ10の平面視において、中間ウエスト弾性体24Cと交差するように中間弾性域27内に位置している。変形誘導部80は、平面視において、その全体が中間弾性域27を画定する中間ウエスト弾性体(第ウエスト弾性体)24Cと重なるように位置し、上方弾性域25を画定する上方ウエスト弾性体(第ウエスト弾性体)24A及び下方弾性域28を画定する下方ウエスト弾性体(第ウエスト弾性体)24Bと平面視において重なっていない。変形誘導部80は、後記の本願発明の効果を奏する限りにおいて、単数でもよいし、3本以上の複数でもよく、また、凸曲状でなく、直状、舌片状等各種公知の形状であってもよい。また、変形誘導部80と交差する中間ウエスト弾性体24Cは、1条以上であればよいが、変形誘導部80と交差しない下方ウエスト弾性体24Bは2条以上であることが好ましい。下方ウエスト弾性体24Bが2条以上あれば、前ウエスト域11におけるクロッチ域13側の部分であって、横方向Xへ延びる帯状の部分を、着用者の下腹部に押し当てることができる。
本実施形態において、変形誘導部80は縦方向Yへ延びる切欠であるが、後記の本願発明の効果を奏する限りにおいて、内端86及び外端が吸収体42内に位置するスリットや、吸収性コアを部分的に除去、圧搾又は圧縮して形成された有底の凹状溝であってよい。変形誘導部80が切欠やスリットである場合には、おむつ10の着用状態において、中間弾性域27がウエスト周り方向に伸長されることによって開口が形成され、変形誘導部80が凹状溝である場合には、中間弾性域27がウエスト周り方向へ伸長されることによって、有底を除く部分が拡げられた状態となる。
変形誘導部80は、その全体が中間弾性域27内に位置する限りにおいて、その縦方向Yの寸法と横方向Xは自由に設定することができるが、本実施形態においては、縦方向Yの長さ寸法は約15〜60mm、横方向Xの長さ寸法は約2〜30mmである。また、各変形誘導部81−83において、縦方向の寸法と幅方向とを互いに相違させてもよいし、形状が異なるものであってもよい。
図6(a)を参照すると、中腹部が上腹部や下腹部に比べて大きく膨らんだような体形を有した乳児や食後に中腹部が膨らんだ幼児がおむつ10を着用した様子を示す図である。かかる着用状態において、腹部に当接される前ウエスト域11は、中腹部と対向する部分において大きく凸曲した形状となる。吸収体42は、シート部材よりも剛性の高い(又は半剛性)であることから、身体形状に沿わずに身体から離間しやすいので、吸収体42の存在域に前ウエスト弾性体24を配置することによって身体へ押し当てることが必要であるが、吸収体42の剛性によって前ウエスト弾性域23の収縮力が抑制されるおそれがあり、特に、かかる体形の着用者に対して、中腹部に沿って前ウエスト域11をフィットさせるためには、比較的に伸長応力の高い前ウエスト弾性体24によって締め付ける必要がある。また、吸収体42が尿を吸収して厚さ寸法が大きくなった場合には、身体に対するフィット性が低下し、着用中に、前ウエスト域において最も外方へ凸曲する中腹部と対向して位置する吸収体42の前端部が身体から離間するよう方向(前方へ)移動するおそれがある。
図6(b)を参照すると、かかる着用状態において、中腹部に当接される中間弾性域27が凸曲状に伸長されることによって変形誘導部80による切欠が横方向Xへ拡がり、吸収体42の前端部に位置する変形領域85は、中間ウエスト弾性体24Cが伸長され、中間弾性域27が他の弾性域25,28よりも横方向Xにおいて幅広となる。すなわち、本実施形態に係るおむつ10においては、前ウエスト域11において、ウエスト開口15側とクロッチ域13側とは、上下方弾性域25,28によって身体に安定的にフィットされる一方、最も外方へ凸曲される中間弾性域27に位置する吸収体42の前端部において変形誘導部80が設けられていることによって、中間弾性域27が伸長されて変形領域85の幅寸法が拡げられ、吸収体42の前端部及びそれが位置する前ウエスト域11の中間部を身体にフィットさせることができ、吸収体42が前方へ移動するおそれはない。
上下方弾性域25,28においては、ウエスト周り方向へ伸長されることによって、前ウエスト域11を身体へ押し当てようとする力が十分に作用されるが、中間弾性域27においては、ウエスト周り方向へ伸長されることによって変形領域85が拡げられるので、かかる力が十分に作用されない。そのため、前ウエスト域11において各弾性域の収縮力を調整しなくても、既述のとおり、上下方弾性域25,28が安定的に身体に保持される領域(ホールド領域)として機能する一方、中間弾性域27においては凸曲する身体に沿って吸収体42が拡げられ、かつ、柔軟にフィットされて腹部を圧迫するおそれはない。また、凸曲する中間弾性域27の上下に位置する上下方弾性域25,28が身体に密着されることによって、それらが密着していない場合に比して中間弾性域27の伸縮度合いの自由度が増して、凸曲状に膨らんだような形状となり易くなり、中腹部全体を被覆することができる。
また、変形誘導部80は、前ウエスト域11にのみ位置し、クロッチ域13には位置していないので、クロッチ域13の吸収体42が幅広となって、着用者の脚部の動きを抑制するおそれはない。
図7(a)は、食前や排便後であって、中腹部が膨らんでいない状態における幼児がおむつ10を着用している様子を示す図である。かかる着用状態において、着用者の中腹部は、上下腹部とほぼ同じような膨らみを有し、前ウエスト域11は全体として僅かに伸長された状態にある。したがって、図7(b)において示すように、変形誘導部80は中間ウエスト弾性体24Cの収縮作用によって幅狭となり、中間弾性域27も他の弾性域25,28に比して幅寸法が小さくなる。このように吸収体42の前端部が縮まることによって、比較的にウエスト周り寸法の小さな身体に沿って吸収体42が比較的に小さな凸曲状を呈することができる。既述のとおり、吸収体42は、半剛性であって、中間弾性域27の収縮力によって比較的に強く身体に押し当てられたときには、比較的に高剛性となって凸曲状に変形し難いが、変形誘導部80を形成することによってそれが基点となって凸曲状に変形しやすくなっている。
吸収体42のクロッチ域13における前ウエスト域11側の両側縁42cは、着用者の脚部の動きを抑制しないように、前ウエスト域11側において縦軸Pに近接するように凹曲した形状を有している。変形領域85は、その横方向Xの寸法が拡げられた状態あっても、前ウエスト域11にのみ位置し、クロッチ域13には位置していないので、クロッチ域13の吸収体42が幅広となって着用者の脚部の動きを抑制するおそれはない。また、変形領域85の位置する吸収体42の前端部が比較的に幅広であることから、その幅寸法が縮められても、排泄された尿等の排泄物を吸収するのに十分な吸収面積を有することができる。
以上述べたように、このおむつ10によれば、前ウエスト弾性体24は、変形誘導部80(81,82,83)と交差する中間ウエスト弾性体(第1ウエスト弾性体)24Cと、変形誘導部80(81,82,83)のウエスト開口15側に位置する上方ウエスト弾性体(第2ウエスト弾性体)24Aと、変形誘導部80(81,82,83)のレッグ開口16側に位置する下方ウエスト弾性体(第3ウエスト弾性体)24Bとを有するため、着用者の中腹部の動きに応じて吸収体42のウエスト周り方向の寸法を変化させることができる。また、前ウエスト域11における上下方ウエスト弾性体24A,24Bが配置された個所が身体に安定的にフィットされるので、前ウエスト域11における中間ウエスト弾性体24Cが存在する個所が自由に伸縮することができ、かかる伸縮を繰り返しても、おむつ10が位置ずれするおそれはない。
本実施形態のおむつ10においては、吸収シャーシ40の肌対向面側に前弾性シート22が配置されることによって肌当たりが良好になるとともに、前弾性シート22が中間弾性域27とともに、変形領域85を変形させる副次的な弾性手段として機能しうる。すなわち、弾性糸からなる前ウエスト弾性体24のみではなく、弾性繊維不織布からなる前弾性シート22を配置することによって、身体に面状にフィットし、より弱い力で吸収体42を身体に押し当てることができる。さらに、変形誘導部80は、1条であってもよいが、横方向Xにおいて離間するように複数条配置することによって、吸収体42が身体形状に沿うように変形し易くなる。
また、このおむつ10によれば、前ウエスト弾性体24が横方向Xへ連続するものであるため、前ウエスト域11を着用者の身体に押し当てることができる。このため、おむつ10の位置が下方へずれるのを防止することができる。特に、上方ウエスト弾性体(第2ウエスト弾性体)24A、及び下方ウエスト弾性体(第3ウエスト弾性体)24Bが横方向Xへ連続するものであるため、前ウエスト域11のウエスト開口15側及びレッグ開口16側を着用者の身体に押し当てることができる。また、中間ウエスト弾性体24Cが横方向Xへ連続するものであるため、前ウエスト域11における横方向Xへ伸縮する個所においても、着用者の身体へ押し当てることができる。
なお、後ウエスト域12における後ウエスト弾性体34において、前ウエスト域11の中間弾性域27に対応する部分の後ウエスト弾性体34の収縮力を、それらの後ウエスト弾性体34に対して縦方向Yに隣接する後ウエスト弾性体34の収縮力に比して大きくすれば、着用者の中腹部に、前ウエスト域11における中間弾性域27を強く押し当てることができ、その逆にそれば、前ウエスト域11における中間弾性域27を弱く押し当てることができる。
また、本実施形態においては、前ウエスト域11に位置する変形誘導部80と中間弾性域27の収縮作用とによる吸収体42の前端部の変形によって奏される技術的効果について述べたが、吸収体42の後端部に変形誘導部を形成することによって、後端部を臀部に沿うように変形させたり、体液を誘導したりしてもよい。かかる場合には、変形誘導部が、後ウエスト域12の縦方向Yの中央に位置する中間弾性域に限らず、上下弾性域と交差するように配置されていてもよい。
さらに、上述した実施形態には、前ウエスト弾性体24A,24B,24Cとして、横方向Xへ連続して延びる複数条のストリング状又はストランド状のもので説明したが、それらにえて、横方向Xへ連続して延び、少なくとも横方向Xへ伸縮可能な繊維不織布を配置してもよい。
また、上述した変形誘導部80(81,82,83)と交差する中間弾性域(第1弾性域)27とは、同一平面内において交差することのみならず、吸収体42を有する吸収シャーシ40と、前ウエストパネル20とが厚さ方向(平面視)において重なり、厚さ方向においてずれた状態において、吸収体42の変形誘導部80(81,82,83)と、前ウエストパネル20が有する中間ウエスト弾性体24Cとが重なるのが含まれる。
<変形例1>
図8は、おむつ10の変形例の一例における図4と同様の図である。図8を参照すると、本変形例においては、変形誘導部80は、吸収体42の前端縁42aから縦方向Yにおいて所与寸法離間して位置している。このように、変形誘導部80が前端縁42aと離間していることによって、変形誘導部80の内端86と外端とは、吸収体42の前端部に位置し、変形誘導部80の縦方向Yの外側には、中間弾性域27の伸縮によって変形しない非変形領域88が形成されている。ただし、特に本実施形態のように、吸収体42を有する吸収シャーシ40と、前後ウエスト域11,12を形成する前後ウエストパネル20,30とが別体からなる場合において、非変形領域88が比較的に大きく形成されることによって、中間ウエスト弾性体24Cの伸縮によって変形領域85が変形しないおそれがあるので、前端縁42aと変形誘導部80の外端との縦方向Yの離間寸法が約10〜30mmであって、非変形領域88の面積が変形領域85の面積よりも小さいことが好ましい。
<変形例2>
図9は、他の変形例の一例における図4と同様の図である。図9を参照すると、吸収体42は、縦軸Pに沿って延びる1条の舌片状の変形誘導部89のみが形成されている。変形誘導部89の横方向Xにおける長さ寸法は、上記実施形態における各変形誘導部81,82,83の横方向Xにおける長さ寸法よりも大きく、例えば、この変形誘導部89の横方向Xの長さ寸法は、約25〜35mmである。このように、1条の変形誘導部89によっても、既述の技術的効果を奏することができる。
<変形例3>
図10は、さらに他の変形例の一例における図4と同様の図である。図10を参照すると、本変形例においては、身体側ライナ41の肌対向面側に位置する前弾性シート22が、被覆シート44の両側部間に位置する部分を除く、横軸Qへ向かって凹状の接合域90(図10においてハッチングを付して示す領域)を介して固定されている。前弾性シート22が、かかる接合態様を有することから、前弾性シート22の接合域90間に位置する非接合部分91と身体側ライナ41との間には、排泄物を収容することが可能なポケットが形成される。前弾性シート22がこのように配置されることによって、排泄物の収容スペースが拡がるとともに、弾性繊維不織布からなる前弾性シート22が肌に当接して、肌当たりが良好となる。加えて、最も肌対向面側に弾性繊維不織布からなる前弾性シート22を配置するため、ストリング状又はストランド状の弾性体のみを配置する場合に比して、より広い面積で前ウエスト域11における前弾性シート22を配置した箇所を着用者の身体に押し当てることができる。これによって、着用者の身体に対して単位面積当たりに加えられる力を小さくすることができるため、より着用者の身体に前ウエスト域11をフィットさせることができ、前ウエスト域11側から尿等の排泄物が漏れるのを防止することができる。
<変形例4>
図11は、さらに他の変形例の一例における図4と同様の図である。本変形例においては、前ウエスト弾性域23の下方弾性域28を形成する下方ウエスト弾性体24Bが、吸収体42における前ウエスト域11のクロッチ域13側と重なる部分において切断又は除去されており、吸収体42の存在域において実質的に伸縮性が発現されていない。このように、下方ウエスト弾性体24Bが横方向において非連続であって、横方向Xの中央においてその収縮作用が実質的に作用されないことによって、吸収体42がその収縮力によって縮んで幅が狭くなることを防止し、吸収体42の横方向Xの幅を確保することができる。したがって、前ウエスト域11のクロッチ域13側の部分に位置する吸収体42の吸収面積が減少して、尿等の排泄物の漏れが生じることはない。
おむつ10を構成する各構成部材には、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種の公知の材料を制限なく用いることができる、また、本発明の明細書および特許請求の範囲において、「第1」「第2」及び「第3」の用語は、同様の要素、位置などを単に区別するために用いられている。また、本明細書においては、前ウエスト域11,後ウエスト域12とクロッチ域13とが別体の部材から形成される態様に基づいて本発明を説明したが、前ウエスト域及び後ウエスト域とクロッチ域とが連続する一つの部材から形成されていてもよいし、吸収体がおむつ全域を形成する内外面シート間に介在された態様を有するものであってよい。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
縦方向及び横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前ウエスト域及び前記後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記クロッチ域から前記前ウエスト域及び前記後ウエスト域へ延びる吸収体と、ウエスト開口と、一対のレッグ開口とを含む使い捨ておむつにおいて、前記吸収体は、前記縦方向へ延びる変形誘導部を有し、前記変形誘導部は、吸収性コアを部分的に除去して形成された有底の凹状溝又はスリットであって、前記前ウエスト域は、前記横方向へ延びる前ウエスト弾性体を有し、前記前ウエスト弾性体は、前記変形誘導部と交差する中間ウエスト弾性体(第1ウエスト弾性体)と、前記変形誘導部のウエスト開口15側に位置する上方ウエスト弾性体(第2ウエスト弾性体)と、前記変形誘導部の前記レッグ開口側に位置する下方ウエスト弾性体(第3ウエスト弾性体)とを有する。
上記本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)前記前ウエスト弾性体は、前記横方向へ連続するものである。
(2)前記吸収体は、前記変形誘導部が配置された変形領域を有し、前記変形領域の前記横方向の寸法が着用者の腹部の動きに合わせて変化する。
(3)前記吸収体は、前記前ウエスト域に位置する前端縁を有し、前記変形誘導部は前記前端縁から前記クロッチ域へ向かって延出する。
)前記横方向において所与寸法離間して並んで配置された複数の前記変形誘導部を有する。
)前記前ウエスト域には、少なくとも前記横方向へ伸縮可能な繊維不織布が配置されている。
)前記おむつは、前記横方向における寸法を二等分して前記縦方向へ延びる縦軸を有し、前記吸収体の前記クロッチ域における前記前ウエスト域側の輪郭は、前記前ウエスト域における端縁及び前記クロッチ域における前記縦方向の中央部から、前記縦軸に近接する凹曲状を有し、前記吸収体は、前記クロッチ域の前記前ウエスト域側に比して前記横方向の寸法が大きい幅広領域を前記前ウエスト域に有し、前記変形誘導部は、前記幅広領域に配置してある
)前記前ウエスト域の前記肌対向面側には、前記吸収体の前端部を横断するシート部材を配置し、前記シート部材と前記吸収体との間において、前記クロッチ域側へ向かって凹となる接合域と、前記接合域に囲まれた領域によって画定される非接合域とによってポケット空間が形成される。
)前記シート部材は、前記横方向へ伸縮可能な繊維不織布である。
)前記第3ウエスト弾性体は、前記吸収体の存在域において実質的に伸縮性が発現されていない。
10 おむつ(使い捨ておむつ)
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
20 前ウエストパネル
23 前ウエスト弾性域(ウエスト弾性域)
24 前ウエスト弾性体
24A 上方ウエスト弾性体(第2ウエスト弾性体)
24B 下方ウエスト弾性体(第3ウエスト弾性体)
24C 中間ウエスト弾性体(第1ウエスト弾性体)
25 上方弾性域
27 中間弾性域
28 下方弾性域
30 後ウエストパネル
40 吸収シャーシ(クロッチパネル)
42 吸収体
42a 前端縁
80 変形誘導部
81 中央変形誘導部(変形誘導部)
82 サイド変形誘導部(変形誘導部)
83 サイド変形誘導部(変形誘導部)
85 変形領域
86 内端
87 外端
89 変形誘導部

Claims (10)

  1. 縦方向及び横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前ウエスト域及び前記後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記クロッチ域から前記前ウエスト域及び前記後ウエスト域へ延びる吸収体と、ウエスト開口と、一対のレッグ開口とを含む使い捨ておむつにおいて、
    前記吸収体は、前記縦方向へ延びる変形誘導部を有し、
    前記変形誘導部は、吸収性コアを部分的に除去して形成された有底の凹状溝又はスリットであって、
    前記前ウエスト域は、前記横方向へ延びる前ウエスト弾性体を有し、
    前記前ウエスト弾性体は、前記変形誘導部と交差する第ウエスト弾性体と、前記変形誘導部の前記ウエスト開口側に位置する第2ウエスト弾性体と、前記変形誘導部の前記レッグ開口側に位置する第3ウエスト弾性体とを有することを特徴とするおむつ。
  2. 前記前ウエスト弾性体は、前記横方向へ連続するものである請求項1に記載のおむつ。
  3. 前記吸収体は、前記変形誘導部が配置された変形領域を有し、前記変形領域の前記横方向の寸法が着用者の腹部の動きに合わせて変化する請求項1又は2に記載のおむつ。
  4. 前記吸収体は、前記前ウエスト域に位置する前端縁を有し、前記変形誘導部は前記前端縁から前記クロッチ域へ向かって延出する請求項1〜3のいずれかに記載のおむつ。
  5. 前記横方向において所与寸法離間して並んで配置された複数の前記変形誘導部を有する請求項1〜4のいずれかに記載のおむつ。
  6. 前記前ウエスト域には、少なくとも前記横方向へ伸縮可能な繊維不織布が配置されている請求項1〜5のいずれかに記載のおむつ。
  7. 前記おむつは、前記横方向における寸法を二等分して前記縦方向へ延びる縦軸を有し、
    前記吸収体の前記クロッチ域における前記前ウエスト域側の輪郭は、前記前ウエスト域における端縁及び前記クロッチ域における前記縦方向の中央部から、前記縦軸に近接する凹曲状を有し、前記吸収体は、前記クロッチ域の前記前ウエスト域側に比して前記横方向の寸法が大きい幅広領域を前記前ウエスト域に有し、
    前記変形誘導部は、前記幅広領域に配置してある請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
  8. 前記前ウエスト域の前記肌対向面側には、前記吸収体の前端部を横断するシート部材を配置し、
    前記シート部材と前記吸収体との間において、前記クロッチ域側へ向かって凹となる接合域と、前記接合域に囲まれた領域によって画定される非接合域とによってポケット空間が形成される請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
  9. 前記シート部材は、前記横方向へ伸縮可能な繊維不織布である請求項に記載のおむつ。
  10. 前記第3ウエスト弾性体は、前記吸収体の存在域において実質的に伸縮性が発現されていない請求項1,3〜のいずれかに記載のおむつ。
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