JP5945875B2 - 解除機能付吸盤およびこれを用いた人体固定具 - Google Patents
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Description
然しながら、この提案においても、上記の改善はあったものの、空気吸入孔3に閉そく栓2は嵌り、お互いの押し付けにより機密状態が保持されるためには、互いの間が堅固に押し付けあっていることが必要なので、閉そく栓2の引抜には、大きな力が必要である。また、重いものを装着したり、はずしたり(掛ける、ぶら下げるなど)して使用を行っている時間の経過の中で、支持柱6が動き、空気吸入孔3と閉そく栓2の嵌り位置が動き、挿抜摘まみ1が支持柱6により押し上げられる恐れがあり、気づかないでいるうちに、空気が漏れて吸引状態が解除される心配がある。これは、支持柱6に荷物などの重量物が掛けられ、その加重によるゆがみ、揺れによる加重衝撃により、少しずつ挿抜摘まみ1が押し出され抜けてくるためである。これは、一直線方向に挿抜している構成が有する本源的不都合である。然るに、吸盤は、重量物を長期に支持して、あまり気を使わずに使用するものであるから、いずれトラブルになる可能性を秘めている。
また、特許文献1の提案では、解除機能付吸盤の本当の狙い(目的)に気づいていない。
解除機能付吸盤の狙いは、吸盤サイズが大きいものも作成し使用することが可能となることにある。吸盤サイズが大きいが大きさに比例して重い物を支持できる。理論的には、1気圧の大気中では、平方cmあたり、76gであるので、10cm×10cmでは、7.6kgである。20cm×20cmでは、30.4kgである。実際の使用においては、余裕をとって、理論より小さな値で使用する。ところで、このような大きな重量物を支持できるにもかかわらず、通常、このような大きな吸盤は作られないし、使用されない。
通常は小さな吸盤を目にすることになる。それは、押し付けて付着状態にすることは容易だが、はずしたり、位置を調整したりと、動かすことが大きな力が必要であり、大きいと使えないからである。従って、解除機能付吸盤の本当の狙いは、解除が容易になり、大きな吸盤までが使用できるようになるということである。
その場合に、上述したように、単なる挿抜手段では、安心した安定な吸着の保持が難しいということである。
第二面は、第一面に機密的かつ回転自在に接触し、外気に通じた第二の空気孔を備え、所望の回転をした位置で前記空気通し孔と第二の空気孔が連通することで空気が前記凹部に漏れることで解除を可能とするか、または、第二面は、第一面の前記空気通し孔を覆いふさいでいて、これが持ちあげられることで前記空気通し孔が外気に通じることで空気が前記凹部に漏れることで解除を可能としたことを特徴とする。
以下図に沿って説明する。
第二面が、第一面に機密的かつ回転自在に接触している場合の例である。1−Aには、
第一面と第二面が平面的に接触しているもので、1−Bでは、その断面を示している。
1−Cでは、第一面と第二面が円筒の内側面と管に内挿された円柱側面といった曲面的に接触しているものである。
先ず、1−A、1−Bのものを説明する。
解除機能付吸盤100は、空気を押し出すことで機密を形成するための吸盤の凹部101を有していて、押すことにより、凹部101の空気が押し出されるように変形可能で、また、形状が復元するものであって、特許文献のみならず、世の中で多く使用に供されているので、作られている素材は特に指定するまでもなく知られている。一般には樹脂が使われている。
凹部101を形成する吸盤基体102の凹部101とは反対側には、平面状を呈する第一面103があって、そこには、凹部101に連通した空気通し孔104を有している。
吸盤基体102の上には、これと結合部105で回転結合をした回転板106があって、
回転板106の吸盤基体102と対向する面は、第二の空気孔107を有する第二面108を形成している。この例では、回転板106には摘まみ109があって、これをまわして、回転板106を回転すると、空気通し孔104と第二の空気孔107が重なった位置において、互いに連通して空気が凹部101に漏れ、吸盤が解除される。
尚、回転板106の上には、ものを吊り下げるための物保持部110があるが、これは、回転板106とは固定的または回転自在に結合している。
解除機能付吸盤100は、空気を押し出すことで機密を形成するための吸盤の凹部101を有している。凹部101を形成する吸盤基体102の凹部101とは反対側には、平面状を呈する第一面103があって、そこには、凹部101に連通した空気通し孔104を有している。
ここで、第二面となる覆い面を有する係止板201が第一面の前記空気通し孔104を機密的に覆いふさいでいて、これが持ちあげられることで機密が解除される。摘まみ109を倒すと、係止板201を内包した吸盤基体102の空間200内で、摘まみ109が支点202を中心に回転して係止板201が持ち上がり、覆い状態が開放されて、外気に接続した外気通路203と空気通し孔104が連通して機密状態が解除される。
円筒部とこれに嵌った円柱部を有する点では、1−Cと似通った構造であるが、円筒部と円柱部の配置が吸盤基体上に横臥した状態に配置されているため、摘まみ109またはハンドルの回転が、1−Cでは、吸盤基体の吸盤面に直角な軸の周りに回転するが、図3では、吸盤面に平行な軸の周りに回転可能になる。そのため、ハンドルが、例えば下側に回すと解除されないが、上に回すと解除されるような動作が可能となり、人手による扱いが容易である。一般に重いものを下げたりしているときは、下に引いているし、人がぶら下がったりしているときも下に引いている。このような場合は、解除側でないことが好都合であり、従って、この状態からリリースするときは、ハンドルを上側に回すまたは引くほうが理にかなっているからである。
3−Aは斜視図であり、3−Bは断面図を示している。両者において、吸盤基体102の凹部101とは反対側には、円筒部111を備えてあり、円筒部111の内側面と機密的かつ回転自在に嵌めあった円柱部112が横臥状態で備えてあり、円筒部111の内側面は、第一面103を形成し、第一面103には、吸盤の凹部101との間に連通する空気通し孔104が備えられ、
円柱部112の内面と外面を連通する第二の空気孔107か、または、内面を沿う通路の形態の第二の空気孔(図示されていない)によって、円柱部112が適当に回転した位置で、第二の空気孔107と空気通し孔104が連通して、外気が凹部101に流入して吸盤が解除される。ここで、ハンドル301が円柱部112に備えられていて、ハンドルを下側に回したときに非解除状態で、上に回した状態で解除状態にすると都合がよい。
尚、回転のみでなく円柱部112の横移動によって、第二の空気孔107と空気通し孔104が連通を可能とすることも可能である。
3−Cには、3−Aの解除機能付吸盤を複数用いて、壁を登る或いは、壁に身体を固定して作業をしている使用例を示している。作業者310の手足には、解除機能付吸盤が各々つけられている。作業者は、安全ハーネス311をつけて命綱312をつけて、命綱312の先は、天壁についた解除機能付吸盤に結ばれている。尚、解除機能付吸盤は、作業に限らず、例えば、スポーツとしての体力訓練や競技としての壁登りにも利用することができる。ドラマのスパイダーマンのようにガラス張りのビルに解除機能付吸盤による手がかりを求めて登攀挑戦も現実になる。勿論、万一のため、休むためなど命綱をつけることが薦められる。
解除機能付吸盤を大きく出来るので、従来より、大型、より重量のある支持が出来る。
産業上の利用性が極めて大きい。
2 閉そく栓
3 空気吸入孔
6 支持柱
100 解除機能付吸盤
101 凹部
102 吸盤基体
103 第一面
104 空気通し孔
105 結合部
106 回転板
107 第二の空気孔
108 第二面
109 摘まみ
110 物保持部
111 円筒部
112 円柱部
113 底面
114 側面
200 空間
201 係止板
202 支点
203 外気通路
301 ハンドル
310 作業者
311 安全ハーネス
312 命綱
401 支持柱
402 支持リング
403 綱
404 フック
405 収納容器
以上。
Claims (4)
- 空気を押し出すことで機密を形成するための吸盤の凹部に連通した空気通し孔を有する第一面と、外気に開放する他の空気通し孔を有し第一面と面接触する第二面を有し、第一面と第二面の各々の空気通し孔は、気密状態においては、第一面と第二面との接触面上において、気密的接触距離を有して離れて形成されていて、そのことで、第一面と第二面の各々の空気通し孔が重なる位置まで第一面と第二面が相互に回転又はスライドしてはじめて外気に開放し気密状態が解除され前記吸盤を解除することを可能としたことを特徴とする解除機能付吸盤。
- 第一面及び第二面が、円筒部の内側とこれに内挿された円柱部の側面で曲面接触するものであって、互いに移動可能であることを特徴とする請求項1記載の解除機能付吸盤。
- 前記円筒部と前記円柱部が前記吸盤の前記凹部とは反対側に横臥状態で備えてあり、前記円柱部にこれを回転又は移動させるハンドルを備えることで前記ハンドルの操作で非解除と解除が切り替わることを可能としたことを特徴とする請求項2に記載の解除機能付吸盤。
- 前記ハンドルを手又は足に付けて立ち状態の壁に登攀又は下降又は留まることに使用するための請求項3記載の解除機能付吸盤を用いたことを特徴とする人体固定具。
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