JP5945445B2 - 端末装置、通信方法、プログラム - Google Patents

端末装置、通信方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は無線局を介してネットワークと接続する端末装置、通信方法、プログラムに関する。
従来、パケット転送が行われていない期間において無線リソースを有効に利用するために、端末装置及びネットワークの状態を、PDPコンテキストを維持しながらRABが解放された状態(Preservation状態)に遷移する技術が知られている。この場合、端末装置及びネットワークにおいてPDPコンテキストが維持されているため、Preservation状態からPS通信状態への復帰が行われる場合に、PS通信状態への復帰に必要な遷移時間が短縮される(例えば、特許文献1)。
以下、特許文献1の第1実施形態の通信システムの構成について、図13を参照しながら説明する。図13は、特許文献1の第1実施形態の通信システムの構成を示す図である。図13に示すように、特許文献1の第1実施形態の通信システムは、端末装置100と、無線局200と、ネットワーク300とを有する。
端末装置100は、無線通信機能を有する端末であり、携帯電話、PDA、パーソナルコンピュータなどである。端末装置100は、PS(Packet_Switching)通信及びCS(Circuit_Switching)通信を、無線局200を介してネットワーク300と行う。なお、PS通信は、パケット交換によって行われる通信であり、CS通信は、回線交換によって行われる通信である。以下、PS通信に必要な構成について主として説明する。
無線局200は、基地局(BTS)や無線制御局(RNC)などの無線局である。以下においては、無線局200がRNCであるものとして説明するが、これに限定されるものではない。端末装置100と無線局200との間には、RRCコネクションなどの制御データ無線経路が設定される。RRCコネクションは、制御データの送受信に必要な経路である。
ネットワーク300は、PS通信及びCS通信を、無線局200を介して端末装置100と行うネットワークである。ネットワーク300は、交換機(MSC、SGSN)、ゲートウェイ(GGSN)などを含む。端末装置100とネットワーク300(例えば、SGSN)との間には、RAB(Radio_Access_Bearer、無線アクセスベアラ)などのユーザデータ無線経路が設定される。ここで、RABは、ユーザデータの送受信に必要な経路である。
(端末装置の構成)
以下、特許文献1の第1実施形態の端末装置100の構成について、図14を参照しながら説明する。図14は、特許文献1の第1実施形態の端末装置100の構成を示すブロック図である。図14に示すように、端末装置100は、TE110(Terminal_Equipment)と、MT150(Mobile_Terminal)とを有する。TE110は、データの入出力などを行う機能を有する。具体的には、TE110は、PS通信やCS通信の発信要求をMT150に出力する。TE110は、PS通信やCS通信に係るユーザデータをMT150に出力する。MT150は、PS通信及びCS通信を行う機能を有する。具体的には、アダプタ120と、無線制御部130とを有する。アダプタ120は、TE110と無線制御部130とのインターフェースである。具体的には、アダプタ120は、TE110からの発信要求やユーザデータなどを無線制御部130に中継する。無線制御部130は、C−PLANE処理手段131(制御データ処理手段)と、U−PLANE処理手段132(ユーザデータ処理手段)とを有しており、TE110とは独立して動作する。C−PLANE処理手段131は、無線局200やネットワーク300に対して制御データを送信する処理、無線局200やネットワーク300から制御データを受信する処理を行う。具体的には、C−PLANE処理手段131は、端末装置100と無線局200との間において、RRCコネクションなどの制御データ無線経路を設定する。上述したように、RRCコネクションは、制御データの送受信に必要な経路である。C−PLANE処理手段131は、端末装置100とネットワーク300(例えば、SGSN)との間において、RAB(Radio_Acces_Bearer)などのユーザデータ無線経路を設定する。上述したように、RABは、ユーザデータの送受信に必要な経路である。C−PLANE処理手段131は、端末装置100とネットワーク300(例えば、GGSN)との間において、ユーザデータの送受信に必要な論理経路(PDPコンテキスト)を設定する。PDPコンテキストは、PDP(Packet_Data_Protocol)の種別を示すPDPタイプ、PDPを識別するPDPアドレス、APN(Access_Point_Name)やQoS(Quality_of_Service)プロファイルなどである。
ここで、C−PLANE処理手段131は、制御データの送信処理及び受信処理によって、端末装置100の状態を把握している。端末装置100の状態としては、待ち受け状態(Idle状態)、プリザベーション(Preservation)状態、PS通信状態などが挙げられる。待ち受け状態(Idle状態)は、端末装置100と無線局200との間及び端末装置100とネットワーク300との間において、無線経路及び論理経路が何も設定されていない状態である。すなわち、待ち受け状態(Idle状態)では、RAB及びPDPコンテキストが設定されていない。プリザベーション状態は、ユーザデータ無線経路が解放されており、論理経路が維持されている状態である。すなわち、プリザベーション状態では、RABが解放されており、PDPコンテキストが維持されている。ここで、プリザベーション状態では、端末装置100と無線局200との間において、RRCコネクションが設定されていないケース(1)と、RRCコネクションが設定されているケース(2)とが考えられる。例えば、プリザベーション状態以外の呼が存在しないケースでは、RRCコネクションが設定されていない。また、プリザベーション状態の呼以外の呼が存在するケース(例えば、PS通信以外にCS通信が行われているケース)では、RRCコネクションが設定されている。PS通信状態は、端末装置100と無線局200との間において、RRCコネクションが設定されており、端末装置100とネットワーク300との間において、RAB及びPDPコンテキストが設定されている状態である。すなわち、PS通信状態では、RAB及びPDPコンテキストが設定されている。また、端末装置100の状態としては、ユーザデータの送信が制限されたPS通信制限状態が挙げられる。PS通信制限状態は、(1)ユーザデータの送信が規制されている状態(規制状態)、(2)端末装置100が圏外に位置する状態(圏外状態)、(3)緊急呼が生じている状態(緊急呼状態)、(4)通信状態への復帰要求に対応する応答待ちタイマのタイムアウト(タイムアウト状態)、(5)通信状態への復帰要求に対する応答拒否を受信した状態(復帰拒否状態)などである。
U−PLANE処理手段132は、C−PLANE処理手段131によって設定されたRAB及びPDPコンテキストを用いて、ユーザデータの送信処理及び受信処理を行う。具体的には、U−PLANE処理手段132は、端末装置100がPS通信状態である場合には、ユーザデータの送信処理を行うことができる。U−PLANE処理手段132は、端末装置100がプリザベーション状態である場合には、C−PLANE処理手段131によってRABが設定されれば、ユーザデータの送信処理及び受信処理を開始することができる。U−PLANE処理手段132は、端末装置100がIdle状態である場合にはC−PLANE処理手段131によってRAB及びPDPコンテキストが設定された後でなければ、ユーザデータの送信処理を開始することができない。なお、無線制御部130は、上述した処理に加えて、拡散処理、変調処理、同期処理、送信電力制御処理などを行う。
(通信システムの動作)
以下、特許文献1の第1実施形態の通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図15〜図17は、特許文献1の第1実施形態の通信システムの動作を示すシーケンス図である。
(PS通信開始処理)
以下において、第1実施形態に係るPS通信開始処理について、図15を参照しながら説明する。ステップ10Aにおいて、TE110は、アダプタ120に発信要求を送信する。ステップ10Bにおいて、アダプタ120は、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)に発信要求を送信する。ステップ11において、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)は、端末装置100と無線局200との間において、制御データの送受信を行うためのRRCコネクションを設定する(RRC_Connection_Establishment)。ステップ12において、無線制御部130は、サービス要求をネットワーク300(GGSN)に送信する。ステップ13において、ネットワーク300は、端末装置100に設けられたSIM(USIM)などに格納された加入者情報に基づいて端末装置100の認証を行う。続いて、ネットワーク300は、端末装置100とネットワーク300との間で用いられる暗号鍵などを端末装置100と共有する。ステップ14において、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)は、ネットワーク300(SGSN)に発信要求を送信する。具体的には、C−PLANE処理手段131は、PDPコンテキストの活性化要求(Activate_PDP_Context_Request)をネットワーク300に送信する。なお、PDPコンテキストの活性化要求は、ユーザデータの通信に要求されるQoS情報などを含む。ステップ15A及びステップ15Bにおいて、端末装置100とネットワーク300(SGSN)との間においてRABが設定される。ステップ16において、ネットワーク300(SGSN)は、ネットワーク300内でPDPコンテキストを設定した上で、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)に発信応答を送信する。具体的には、ネットワーク300は、PDPコンテキストの活性化応答(Activate_PDP_Context_Accept)をC−PLANE処理手段131に送信する。このように、ステップ12〜ステップ16の処理によって、端末装置100とネットワーク300(GGSN)との間においてPDPコンテキストが設定される。
ステップ17Aにおいて、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)は、アダプタ120に発信応答を送信する。ステップ17Bにおいて、アダプタ120は、TE110に発信応答を送信する。ステップ18において、端末装置100とネットワーク300(GGSN)との間において、ユーザデータの送信や受信が可能である(PS通信状態)。
(PS通信状態からPreservation状態への遷移)
以下において、第1実施形態に係るPS通信状態からPreservation状態への遷移について、図16を参照しながら説明する。図16に示すように、ステップ20において、端末装置100とネットワーク300(GGSN)との間において、ユーザデータの送信や受信が可能である(PS通信状態)。ステップ21A及びステップ21Bにおいて、端末装置100とネットワーク300(SGSN)との間においてRABが解放される。ステップ23Aにおいて、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)は、アダプタ120にPreservation状態へ遷移したことを通知する。ステップ23Bにおいて、アダプタ120は、TE110にPreservation状態へ遷移したことを通知する。なお、アダプタ120は、TE110にPreservation状態へ遷移したことを通知しなくてもよい。ステップ24において、端末装置100及びネットワーク300は、PS通信状態からPreservation状態へ遷移する。
(Preservation状態からPS通信状態への遷移)
以下において、第1実施形態に係るPreservation状態からPS通信状態への遷移について、図17を参照しながら説明する。図17に示すように、ステップ30において、端末装置100及びネットワーク300は、PDPコンテキストを維持しながらRABが解放されたPreservation状態である。ステップ31Aにおいて、TE110は、アダプタ120にユーザデータの送信要求を送信する。ステップ31Bにおいて、アダプタ120は、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)にユーザデータの送信要求を送信する。ステップ32において、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)は、ステップ11と同様に、端末装置100と無線局200との間において、制御データの送受信を行うためのRRCコネクションを設定する(RRC_Connection_Establishment)。ステップ33において、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)は、ステップ12と同様に、サービス要求をネットワーク300(GGSN)に送信する。ステップ34において、ネットワーク300は、ステップ13と同様に、端末装置100に設けられたSIM(USIM)などに格納された加入者情報に基づいて端末装置100の認証を行う。続いて、ネットワーク300は、端末装置100とネットワーク300との間で用いられる暗号鍵などを端末装置100と共有する。ステップ36A及びステップ36Bにおいて、端末装置100とネットワーク300(SGSN)との間においてRABが設定される。
このように、PDPコンテキストを設定する処理(ステップ14及びステップ16)、すなわち、PDPコンテキスト活性化要求及び応答の手順を実施する必要がなく、ステップ33、ステップ34、ステップ36A及びステップ36Bの処理によって、既存のPDPコンテキストが活性化される。また、ステップ33、ステップ34、ステップ36A及びステップ36Bの処理によって、端末装置100とネットワーク300(GGSN)との間においてPDPコンテキストが設定される。
ステップ38Aにおいて、無線制御部130(C−PLANE処理手段131)は、ステップ17Aと同様に、アダプタ120に発信応答を送信する。ステップ38Bにおいて、アダプタ120は、ステップ17Bと同様に、TE110に発信応答を送信する。ステップ39において、端末装置100とネットワーク300(GGSN)との間において、ユーザデータの送信や受信が可能である(PS通信状態)。
特開2011−071843号公報
特許文献1の通信システムのように、パケット転送が行われていない期間においてPDPコンテキストを維持しておくと、パケット接続時間を短縮するメリットはあるものの、NW側リソースへの負荷が増大してしまう。また、端末側でPreservation状態を維持するために不要な電力コストが費やされ、省電力の観点から好ましくない。
また、上述したように、TEはMTに対して定期的にユーザデータの送信要求を送信する。これは、特定のアプリケーション(例えば、情報サービスソフトなど)が一定時間おきにネットワークからの更新情報の要求を行うためである。TEからユーザデータの送信要求があるたびに、無線制御部は、Preservation状態からPS通信状態への状態遷移処理を実行しなくてはならず、これらの処理も上述同様、NW側リソースへの負荷増大、端末側の不要な電力コスト増大につながる。
そこで、本発明では、NW側リソース及び端末電力の省力化を実現する端末装置を提供することを目的とする。
本発明の端末装置は、PDP接続制限部と、無線制御部と、WLAN接続部とを備える。PDP接続制限部は、自端末がpreservation状態である場合にPDPコンテキスト無効化指示信号を出力し、WLAN接続失敗信号を取得した場合にPS通信状態遷移指示信号を出力する。無線制御部は、PDPコンテキスト無効化指示信号を取得した場合に、PDPコンテキストを無効化し、PS通信状態遷移指示信号を取得した場合に、PS通信状態への遷移を実行する。トリガ受信部は、データの送受信契機を示すトリガを受信する。WLAN制御部は、トリガを受信した場合に、無線LANアクセスポイントへの接続を実行し、無線LANアクセスポイントへの接続に失敗した場合にWLAN接続失敗信号を出力する。本発明の端末装置は、接続に成功した無線LAN通信、またはPS通信の何れかの通信方式によりデータの送受信を実行する。
本発明の端末装置によれば、NW側リソース及び端末電力の省力化を実現できる。
実施例1の端末装置の構成を示すブロック図。 実施例1の端末装置の動作を示すフローチャート。 変形例1の端末装置の構成を示すブロック図。 変形例1の端末装置の動作を示すフローチャート。 変形例2の端末装置の構成を示すブロック図。 変形例2の端末装置の動作を示すフローチャート。 実施例2の端末装置の構成を示すブロック図。 実施例2の端末装置の動作を示すフローチャート。 変形例3の端末装置の構成を示すブロック図。 変形例3の端末装置の動作を示すフローチャート。 変形例4の端末装置の構成を示すブロック図。 変形例4の端末装置の動作を示すフローチャート。 特許文献1の第1実施形態の通信システムの構成を示す図。 特許文献1の第1実施形態の端末装置100の構成を示すブロック図。 特許文献1の第1実施形態の通信システムの動作を示すシーケンス図。 特許文献1の第1実施形態の通信システムの動作を示すシーケンス図。 特許文献1の第1実施形態の通信システムの動作を示すシーケンス図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
以下、図1、図2を参照して本発明の実施例1の端末装置について説明する。図1は本実施例の端末装置10の構成を示すブロック図である。図2は本実施例の端末装置10の動作を示すフローチャートである。
図1に示す通り、本実施例の端末装置10は、TE110と、MT150とを備える。MT150は、アダプタ120と、無線制御部130と、ユーザ操作受付部210と、ユーザ設定記憶部220と、PDP接続制限部230と、NWトリガ受信部240と、WLAN制御部250とを備える。無線制御部130は、C−PLANE処理手段131と、U−PLANE処理手段132とを備える。WLAN制御部250は、APサーチ手段251と、アプリ判定手段252と、WLAN接続手段253とを備える。本実施例の端末装置10のTE110と、アダプタ120と、無線制御部130については、特許文献1の第1実施形態の端末装置100における同名、同番号の各構成部と同じ動作をするため説明を割愛する。
以下、特許文献1の第1実施形態の端末装置100との差分を中心に説明する。ユーザ操作受付部210は、ユーザのキー入力動作を受け付ける。端末装置10には以下に詳述する省電力モードが用意されている。ユーザは、キー入力により省電力モードのON/OFFを切り換えることができる。端末装置10は、省電力モードのON/OFFをユーザに選択させるためのアプリケーションを予め記憶している。省電力モードのON/OFF選択用のアプリケーション起動中に、ユーザからキー入力があった場合、ユーザ操作受付部210は、当該ユーザのキー入力動作を受け付けて、省電力モードがON/OFFの何れかに設定されたことを示すユーザ設定値をユーザ設定記憶部220に記憶する。以下の説明では、省電力モードがONになっているものとする。
以下、省電力モードの設定からIdle状態への遷移までの動作手順を説明する。ユーザ設定記憶部220のユーザ設定値が省電力モードONを示す場合であって(S220Y)、端末装置10がpreservation状態である場合に(S230aY)、PDP接続制限部230は、PDPコンテキスト無効化指示信号を出力する(S230b)。無線制御部130のC−PLANE処理手段131は、PDP接続制限部230からPDPコンテキスト無効化指示信号を取得した場合に、PDPコンテキストを無効化する(SS131a)。
以下、サブステップSS131aで行われる処理を詳細に記載する。PDPコンテキスト無効化指示信号を取得したC−PLANE処理手段131は、まず端末装置10とネットワークとの間でRRCコネクションを設定する(RRC_Connection_Establishment)。C−PLANE処理手段131は、PDPコンテキスト無効化要求(Deactivate_PDP_Context_Request)をネットワーク(SGSN)に送信する。ネットワークはPDPコンテキストを無効化したうえで、PDPコンテキスト無効化完了(Deactivate_PDP_Context_Accept)をC−PLANE処理手段131に送信する。C−PLANE処理手段131は、アダプタ120にIdle状態への遷移を通知する。アダプタ120は、TE110にIdle状態への遷移を通知する。なお、端末装置10の状態がPreservation状態でない場合、つまりPS通信状態またはIdle状態にある場合(S230aN)、ステップS230b、サブステップSS131aは実行されない。
以下は、上述の省電力モードがONの状態でデータ受信契機を示すトリガを受信した場合の動作である。NWトリガ受信部240は、データの送受信契機を示すNWトリガを受信する。このNWトリガは例えばSMS−PushのSMS等で良い。SMS−Pushとは、SMSを用いたデータpush機能のことである。SMS−Pushを使用すれば指定した電話番号の端末装置に対して、特別なサーバを介さずに携帯電話網のSMS上で直接データを送ることができる。SMSの内容は例えばメールの着信通知などである。次に、WLAN制御部250は、NWトリガを受信した場合に(S240Y)、無線LANアクセスポイントへの接続を実行し、無線LANアクセスポイントへの接続に失敗した場合にWLAN接続失敗信号を出力する。より詳細には、WLAN制御部250のAPサーチ手段251は、NWトリガを受信した場合に(S240Y)、無線LANアクセスポイントをサーチする(SS251a)。近くに無線LANアクセスポイントが見つかった場合(SS251bY)、アプリ判定手段252は、送受信されるデータを取り扱う端末装置10内部のアプリケーションが、無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプであるか否かを判定する(SS252a)。送受信されるデータを取り扱うアプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプであれば(SS252bY)、WLAN接続手段253は、無線LANアクセスポイントへの接続を実行する。一方、近くに無線LANアクセスポイントが見つからない場合(SS251bN)、送受信されるデータを取り扱うアプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプでない場合(SS252bN)、WLAN制御部250は、前述のWLAN接続失敗信号を出力する。PDP接続制限部230は、WLAN制御部250からWLAN接続失敗信号を取得した場合に(SS251bN、またはSS252bN)PS通信状態遷移指示信号を出力する(S230c)。C−PLANE処理手段131は、PDP接続制限部230からPS通信状態遷移指示信号を取得した場合に、PS通信状態への遷移を実行する(SS131b)。サブステップSS131bのIdle状態からPS通信状態への遷移の際にC−PLANE処理手段131が行う処理は、図15の説明において既に述べたとおりであるため、以下に簡潔にその処理を示す。
サブステップSS131bにおいて、C−PLANE処理手段131は、端末装置10と無線局との間において、制御データの送受信を行うためのRRCコネクションを設定する(RRC_Connection_Establishment)。次に、無線制御部130は、サービス要求をネットワーク(GGSN)に送信する。次に、ネットワークは、加入者情報に基づいて端末装置10の認証を行う。続いて、ネットワークは、端末装置10とネットワークとの間で用いられる暗号鍵などを端末装置10と共有する。C−PLANE処理手段131は、PDPコンテキストの活性化要求(Activate_PDP_Context_Request)をネットワークに送信する。端末装置10とネットワーク(SGSN)との間においてRABが設定される。ネットワークは、PDPコンテキストの活性化応答(Activate_PDP_Context_Accept)をC−PLANE処理手段131に送信する。C−PLANE処理手段131は、アダプタ120に発信応答を送信する。アダプタ120は、TE110に発信応答を送信する。以上の手続きよりIdle状態からPS通信状態への遷移が実行される。
MT150は、接続に成功した無線LAN通信、またはPS通信の何れかの通信方式によりデータの送受信を実行する(S150)。PS通信方式でデータの送受信を行った場合、データの送受信終了後、C−PLANE処理手段131は、PS通信状態からpreservation状態への遷移を実行する(SS131c)。サブステップSS131cのPS通信状態からpreservation状態への遷移の際にC−PLANE処理手段131が行う処理は、図16の説明において既に述べたとおりであるため、以下に簡潔にその処理を示す。
サブステップSS131cにおいて、C−PLANE処理手段131は、端末装置10とネットワーク(SGSN)との間においてRABを解放する。C−PLANE処理手段131は、アダプタ120にPreservation状態へ遷移したことを通知する。アダプタ120は、TE110にPreservation状態へ遷移したことを通知する。なお、アダプタ120は、TE110にPreservation状態へ遷移したことを通知しなくてもよい。
ステップS150、またはサブステップSS131cの終了後、図2のフローチャートのスタートに戻り、省電力モードがONである場合には、図2のフローチャートのステップ、サブステップが順次実行される。
このように、本実施例の端末装置10は、従来のpreservation状態において維持されていたPDPコンテキストを無効化して、NW側リソースへの負荷を軽減し、端末側の電力コストの削減を実現した。さらに、SMSなどのNWトリガの受信を契機にデータの送受信を行うことができるため、ユーザの利便性を損なうことがない。さらに、NWトリガ受信時に、PS通信状態の確立のみならず、近傍にある無線LANアクセスポイントの利用の可否を判定して、接続に成功した無線LAN通信、またはPS通信の何れかの通信方式によりデータの送受信を行うことにより、NW側リソースの負荷分散を実現した。
[変形例1]
以下、図3、図4を参照して変形例1の端末装置について説明する。本変形例の端末装置10’は実施例1の端末装置10の一部を変形したものである。図3に示す通り、本変形例の端末装置10’は、TE110と、MT150とを備える。MT150は、アダプタ120と、無線制御部130と、ユーザ操作受付部210と、ユーザ設定記憶部220と、PDP接続制限部230と、ユーザトリガ受信部240’と、WLAN制御部250とを備える。本変形例の端末装置10’のユーザトリガ受信部240’以外の各構成部は、実施例1の端末装置10における同名、同番号の各構成部と同じ動作をするため説明を割愛する。
本変形例と実施例1の違いは、実施例1においてNWトリガ受信部240におけるSMS−PushのSMS等をNWトリガとして受信する処理の代わりに、ユーザトリガ受信部240’がデータの送受信契機を示すユーザ操作をユーザトリガとして受信することである。ユーザ操作とは、具体的にはパケット発信、メール送信などである。本変形例のように、データ送受信の契機をユーザの端末操作としても、実施例1と同様の効果が得られる。
[変形例2]
以下、図5、図6を参照して変形例2の端末装置について説明する。本変形例の端末装置10’’は実施例1の端末装置10の一部を変形したものである。図5に示す通り、本変形例の端末装置10’’は、TE110と、MT150とを備える。MT150は、アダプタ120と、無線制御部130と、ユーザ操作受付部210と、ユーザ設定記憶部220と、PDP接続制限部230と、UIトリガ受信部240’’と、WLAN制御部250とを備える。本変形例の端末装置10’’のUIトリガ受信部240’’以外の各構成部は、実施例1の端末装置10における同名、同番号の各構成部と同じ動作をするため説明を割愛する。
本変形例と実施例1の違いは、実施例1においてNWトリガ受信部240におけるSMS−PushのSMS等をNWトリガとして受信する処理の代わりに、UIトリガ受信部240’’がデータの送受信契機を示す端末装置内部のイベントをトリガとして受信することである。端末装置内部のイベントとは、特定のアプリケーションの都合で発生するデータの送受信要求イベントのことである。例えば、前述のような特定のアプリケーション(情報サービスソフトなど)が一定時間おきに行うネットワークからの更新情報の要求等を意味する。本変形例では、図6に示すように、UIトリガの受信後(S240’’)、無線LANアクセスポイントのサーチ、アプリの判定が行われ、WLAN接続失敗信号が出力された場合(SS251bN、SS252bN)、PDP接続制限部230は、一定条件(例えば予め定めたT秒間の時間経過)を充たすまで待機し(S230d)、ステップS230c以降を実行しても良い。ステップS230dを追加で実行することにより、無線LANアクセスポイントが近くに見つからなかった場合であって、特定のアプリケーションが頻繁にデータ送受信要求イベントを発生させる場合に、これらをすべてUIトリガとして、都度PS通信状態を確立することなく、予め定めた一定の条件が充たされるまで、PS通信状態の確立を保留することにより、Idle状態からPS通信状態への遷移の回数を減らすことができるため、NW側リソースを削減できる。
以下、図7、図8を参照して本発明の実施例2の端末装置について説明する。図7は本実施例の端末装置20の構成を示すブロック図である。図8は本実施例の端末装置20の動作を示すフローチャートである。
図7に示す通り、本実施例の端末装置20は、TE110と、MT150とを備える。MT150は、アダプタ120と、無線制御部130と、ユーザ操作受付部210と、ユーザ設定記憶部220と、ユーザデータ送信制限部330と、NWトリガ受信部240と、WLAN制御部250とを備える。本実施例の端末装置20のユーザデータ送信制限部330以外の各構成部は、実施例1の端末装置10における同名、同番号の各構成部と同じ動作をするため説明を割愛する。
以下、実施例1の端末装置10との差分であるユーザデータ送信制限部330の動作を説明する。前述したように、特定のアプリケーションが一定時間おきにネットワークからの更新情報の要求を行うことなどにより、TEはMTに対して定期的にユーザデータの送信要求を送信する。これによりNW側リソースへの負荷増大、端末側の不要な電力コスト増大につながる。本実施例は、このような頻繁なユーザデータの送信を回避してNW側リソース、端末側の電力コストの省力化を図るものである。従って、ユーザデータ送信制御部330は、ユーザデータの送信を検知した場合に(S330aY)、ユーザデータ送信禁止指示信号を出力する(S330b)。TE部110は、ユーザデータ送信禁止指示信号を取得した場合に、ユーザデータの送信を停止する(S110)。このように、本実施例では、実施例1におけるサブステップSS132aのように、PDPコンテキストの無効化は行われず、preservation状態は維持されるため、この点は従来通りであるが、アプリケーション契機によるユーザデータの送信が抑制されることにより、NW側リソースの削減、および端末装置の省電力化が実現できる。以下、WLAN接続失敗信号が出力された場合(サブステップSS251bN、またはサブステップSS252bNの場合)、ユーザデータ送信制御部330は当該WLAN接続失敗信号を取得してPS通信状態遷移指示信号を出力する(S330c)。ステップS330cにおけるpreservation状態からPS通信状態への遷移処理は、図17の説明において既に述べたとおりであるため、以下に簡潔にその処理を示す。
ステップS330c実行前において、端末装置20及びネットワークは、PDPコンテキストを維持しながらRABが解放されたPreservation状態である。C−PLANE処理手段131は、端末装置20と無線局との間において、制御データの送受信を行うためのRRCコネクションを設定する(RRC_Connection_Establishment)。C−PLANE処理手段131は、サービス要求をネットワーク(GGSN)に送信する。ネットワークは、端末装置20の認証を行う。続いて、ネットワークは、端末装置20とネットワークとの間で用いられる暗号鍵などを端末装置20と共有する。端末装置20とネットワーク(SGSN)との間においてRABが設定される。このように、PDPコンテキストを設定する処理を実施する必要がなく、既存のPDPコンテキストが活性化される。また、端末装置20とネットワーク2(GGSN)との間においてPDPコンテキストが設定される。C−PLANE処理手段131は、アダプタ120に発信応答を送信する。アダプタ120は、TE110に発信応答を送信する。端末装置20とネットワーク(GGSN)との間において、ユーザデータの送信や受信が可能である(PS通信状態)。
このように、本実施例の端末装置20は、TE110のユーザデータ送信を抑制して、preservaton状態からPS通信状態への頻繁な遷移を防止するため、NW側リソースへの負荷を軽減し、端末側の電力コストの削減を実現した。さらに、SMSなどのNWトリガの受信を契機にデータの送受信を行うことができるため、ユーザの利便性を損なうことがない。さらに、NWトリガ受信時に、PS通信状態の確立のみならず、近傍にある無線LANアクセスポイントの利用の可否を判定して、接続に成功した無線LAN通信、またはPS通信の何れかの通信方式によりデータの送受信を行うことにより、NW側リソースの負荷分散を実現した。
[変形例3]
以下、図9、図10を参照して変形例3の端末装置について説明する。本変形例の端末装置20’は実施例2の端末装置20の一部を変形したものである。図9に示す通り、本変形例の端末装置20’は、TE110と、MT150とを備える。MT150は、アダプタ120と、無線制御部130と、ユーザ操作受付部210と、ユーザ設定記憶部220と、ユーザデータ送信制限部330と、ユーザトリガ受信部240’と、WLAN制御部250とを備える。本変形例の端末装置20’のユーザトリガ受信部240’は変形例1のユーザトリガ受信部240’と同じであり、その他の各構成部は、実施例2の端末装置20における同名、同番号の各構成部と同じ動作をするため説明を割愛する。
本変形例は、実施例2の端末装置20と変形例1の端末装置10’の組み合わせである。本変形例のように、データ送受信の契機をユーザの端末操作としても、実施例2と同様の効果が得られる。
[変形例4]
以下、図11、図12を参照して変形例4の端末装置について説明する。本変形例の端末装置20’’は実施例2の端末装置20の一部を変形したものである。図11に示す通り、本変形例の端末装置20’’は、TE110と、MT150とを備える。MT150は、アダプタ120と、無線制御部130と、ユーザ操作受付部210と、ユーザ設定記憶部220と、ユーザデータ送信制限部330と、UIトリガ受信部240’’と、WLAN制御部250とを備える。本変形例の端末装置20’’のUIトリガ受信部240’’は変形例2のUIトリガ受信部240’’と同じであり、その他の各構成部は、実施例2の端末装置20における同名、同番号の各構成部と同じ動作をするため説明を割愛する。
本変形例は、実施例2の端末装置20と変形例2の端末装置10’’の組み合わせである。図12に示すように、UIトリガの受信後(S240’’)、無線LANアクセスポイントのサーチ、アプリの判定が行われ、WLAN接続失敗信号が出力された場合(SS251bN、SS252bN)、ユーザデータ送信制限部330は、一定条件(例えば予め定めたT秒間の時間経過)を充たすまで待機し(S330d)、ステップS330c以降を実行しても良い。ステップS330dを追加で実行することにより、無線LANアクセスポイントが近くに見つからなかった場合であって、特定のアプリケーションが頻繁にデータ送受信要求イベントを発生させる場合に、これらをすべてUIトリガとして、都度PS通信状態を確立することなく、予め定めた一定の条件が充たされるまで、PS通信状態の確立を保留することにより、Idle状態からPS通信状態への遷移の回数を減らすことができるため、NW側リソースを削減できる。
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (6)

  1. ユーザのキー入力動作を受け付けて、省電力モードがONまたはOFFの何れかに設定されたことを示すユーザ設定値をユーザ設定記憶部に記憶するユーザ操作受付部と、
    前記ユーザ設定値が省電力モードONを示す場合であって、自端末がpreservation状態である場合にPDPコンテキスト無効化指示信号を出力し、WLAN接続失敗信号を取得した場合にPS通信状態遷移指示信号を出力するPDP接続制限部と、
    前記PDPコンテキスト無効化指示信号を取得した場合に、前記PDPコンテキストを無効化し、前記PS通信状態遷移指示信号を取得した場合に、PS通信状態への遷移を実行する無線制御部と、
    データの送受信契機を示すトリガを受信するトリガ受信部と、
    前記トリガを受信した場合に、無線LANアクセスポイントをサーチするAPサーチ手段と、
    前記無線LANアクセスポイントが見つかった場合に、送受信されるデータを取り扱うアプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプであるか否かを判定するアプリ判定手段と、
    前記アプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプであれば、前記無線LANアクセスポイントへの接続を実行するWLAN接続手段を含み、
    前記無線LANアクセスポイントが見つからない場合、前記アプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプでない場合の少なくとも何れかの場合に前記WLAN接続失敗信号を出力するWLAN制御部とを備え、
    前記接続に成功した無線LAN通信、またはPS通信の何れかの通信方式によりデータの送受信を実行することを特徴とする端末装置。
  2. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記トリガ受信部がデータの送受信契機を示すSMSをトリガとして受信すること
    を特徴とする端末装置。
  3. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記トリガ受信部がデータの送受信契機を示すユーザ操作をトリガとして受信することを特徴とする端末装置。
  4. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記トリガ受信部がデータの送受信契機を示す端末装置内部のイベントをトリガとして受信すること
    を特徴とする端末装置。
  5. 端末装置により実行される通信方法であって、
    前記端末装置が、
    ユーザのキー入力動作を受け付けて、省電力モードがONまたはOFFの何れかに設定されたことを示すユーザ設定値を所定の記憶領域に記憶するユーザ操作受付ステップと、
    前記ユーザ設定値が省電力モードONを示す場合であって、自端末がpreservation状態である場合にPDPコンテキスト無効化指示信号を出力し、WLAN接続失敗信号を取得した場合にPS通信状態遷移指示信号を出力するPDP接続制限ステップと、
    前記PDPコンテキスト無効化指示信号を取得した場合に、前記PDPコンテキストを無効化し、前記PS通信状態遷移指示信号を取得した場合に、PS通信状態への遷移を実行する無線制御ステップと、
    データの送受信契機を示すトリガを受信するトリガ受信ステップと、
    前記トリガを受信した場合に、無線LANアクセスポイントをサーチするAPサーチステップと、
    前記無線LANアクセスポイントが見つかった場合に、送受信されるデータを取り扱うアプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプであるか否かを判定するアプリ判定ステップと、
    前記アプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプであれば、前記無線LANアクセスポイントへの接続を実行するWLAN接続ステップを含み、
    前記無線LANアクセスポイントが見つからない場合、前記アプリケーションが無線LANアクセスポイントによる通信が可能なタイプでない場合の少なくとも何れかの場合に前記WLAN接続失敗信号を出力するWLAN制御ステップとを実行し、
    前記接続に成功した無線LAN通信、またはPS通信の何れかの通信方式によりデータの送受信を実行することを特徴とする通信方法。
  6. 端末装置を請求項1から4の何れかに記載の端末装置として機能させるためのプログラム。
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