JP5945128B2 - 飲料水包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、人が飲用する水・ジュース・酒等の液体状の飲料水を密封状に注入した飲用水包装袋に関し、更に詳細には、飲料水を抽出するために飲料水ディスペンサの収容部に収容して使用される飲用水包装袋に関する。
この種の飲料水包装袋及び飲料水ディスペンサには、本件出願人の公知先願である特許文献1(特開2003−206000号公報)に開示されている飲料水包装袋及び飲料水ディスペンサがある。飲料水包装袋には、水・ジュース・酒等の飲料水が密封状に注入されており、この飲料水包装袋を飲料水ディスペンサの包装袋収容部に収納載置して、使用者の操作によって飲料水が適量だけ提供されるシステムである。
図10に特許文献1の基本構成を示し、ここで説明しておく。注水栓131を有した飲料水バッグ130は、段ボール製外箱132から取り出されて使用される。飲料水ディスペンサは、外郭ケース101と上方に前記飲料水バッグ130を収容載置するバッグ収納室102からなる。前記バッグ収納室102は、冷却プレート115、底壁105、左側壁106、右側壁107及び左右のストッパー109、109からなり、飲料水バッグ130を収容した後、蓋110を閉鎖して使用される。注水栓131は切欠き111及び溝112に嵌め込んで外方に突出して配置され、水受トレイ113の上方に位置する。コンプレッサー119から配管118を介して、冷媒が冷却プレート115の下面にある冷媒通路117に供給され、飲料水バッグ130は冷却される。
図10では、飲料水バッグ130には飲料水が密封注入されているから、飲料水バッグ130は段ボール製外箱132の中に規制されて略直方体形状になって内装されており、飲料水の無い空袋状態、即ち扁平形状の飲料水バッグ130の形状は図示されていない。また、飲料水が密封注入された飲料水バッグを、バッグ収納室102にどのように収容するかのステップも一歳記載されていない。
図11は、非特許文献1(意匠登録第1130936号公報)に係るバッグインボックス用包装袋、即ち扁平形状の飲料水包装袋の正面図である。この飲料水包装袋の開閉バルブ側の両端角部には三角縁部が融着形成されているが、開閉バルブと反対側の両端角部では、三角縁部が分離されて傾斜縁になっていることが図示されている。即ち、この飲料水包装袋の特徴は、開閉バルブ側に三角縁部、開閉バルブと反対側に傾斜縁が形成されていることである。図示されていない飲料水ディスペンサに、飲料水包装袋をどのように収容するかは図示されておらず、意匠に係る物品の説明の記載も全くないから、収容方法は全く不明のままである。
図12は、特許文献2(特開2011−131908号公報)に係る水バッグ、即ち扁平形状の飲料水包装袋の正面図である。この水バッグ230は矩形形状を有し、上下側縁と左右側縁は夫々封止ライン231と封止ライン232により矩形形状に融着封止されて密封性を保持している。特に、水バッグ230の開閉バルブ233側の両端角部は三角形状に面融着されて切り取り部分235と名称が付与されている。また、同公報の[0035]の最後の2行には、「なお、封止ライン34の封着により略凸形状の部分における水漏れは生じないので、切り取り部分35を切断除去してもよいし、残存させたまま使用することもできる。」と記載されている。即ち、三角形状の切り取り部分235は切り取っても、切り取らなくてもよく、使用状況に応じて選択できることを示している。
特開2003−206000号公報 特開2011−131908号公報
意匠登録第1130936号公報
特許文献1では、飲料水ディスペンサの具体的構造は開示されているが、飲料水包装袋の扁平形状は全く不明である。従って、どのような扁平形状であれば、飲料水ディスペンサの包装袋収容部に容易に収容できるかは記載されておらず、示唆さえされていない。また、非特許文献1の飲料水包装袋では、開閉バルブと反対側の両端角部を切り落として傾斜縁が形成されている。特許文献1の飲料水ディスペンサの包装袋収容部に、開閉バルブ側を下方に向けて非特許文献1の飲料水包装袋を投入する場合には、切り落とし形成された傾斜縁は手で把持する側になり、把持する部分が無いために把持し難い。しかも、開閉バルブ側の両端角部には三角縁部が存在しており、左右の三角縁部が前記収容部の左右側壁に絡むため、収容操作が難しいという欠点を有する。
特許文献2の飲料水包装袋を特許文献1の飲料水ディスペンサの包装袋収容部に投入収容する場合には、別の困難がある。開閉バルブ233の反対側の左右角部には手で把持するための三角縁部が全く融着形成されていないから、左右の角部は飲料水が注入されて膨張しており、手で左右角部を把持して水バッグ230を吊り上げることは不可能である。従って、水バッグ230の胴部を両腕で抱きかかえる以外に方法がない。また、開閉バルブ側233の左右角部には切り取り部分235、235が形成されているが、前述した様に、この左右角部は切り取っても良いし、切り取らなくても良いから、切り取らない場合には、扁平な切り取り部分235、235が飲料水ディスペンサの左右側壁に絡まり、水バッグ230を包装袋収容部に一回の操作で収納載置することは極めて困難になる。包装袋収容部は結構高い位置に存在するから、水バッグ230を両腕で抱きかかえて包装袋収容部に収容することは、簡単ではなく、熟練者で無ければ難しい。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、飲料水包装袋の開閉バルブと反対側の左右角部に手で把持するための三角縁部を形成し、開閉バルブ側の左右角部に傾斜縁を形成し、左右の傾斜縁を飲料水ディスペンサの左右の側壁上縁に当接させて、その自重により包装袋収容部に飲料水包装袋を滑らせて落下収容するものであり、両手で把持し簡単操作で包装袋収容部に収容載置可能な飲料水包装袋を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、本発明の第1の形態は、飲料水を注入することにより膨張し、貯水量の減少に伴い収縮する扁平状の飲料水包装袋からなり、前記飲料水包装袋の一端側の中央に開閉バルブを取着し、前記一端側の左右の三角形状角部を無くして左右に傾斜縁を融着形成し、前記飲料水包装袋の他端側にある左右の角部に三角縁部を融着形成し、飲料水ディスペンサに左右の側壁を有した包装袋収容部を設けておき、前記三角縁部を両手で把持して前記飲料水包装袋を吊り上げ、左右の前記側壁の上端縁に前記飲料水包装袋の左右の前記傾斜縁を夫々当接させ、前記飲料水包装袋の自重を利用して前記傾斜縁を前記上端縁に対し滑らせて前記飲料水包装袋を前記包装袋収容部に落下収容する飲料水包装袋である。
本発明の第2の形態は、前記包装袋収容部の前方に設けた規制壁の切欠部に前記開閉バルブを装着して前記飲料水ディスペンサに前記飲料水包装袋を収容する飲料水包装袋である。
本発明の第3の形態は、左右の前記三角縁部の輪郭は三角状融着帯により融着形成されて、前記三角縁部が三角形状に扁平に保持される飲料水包装袋である。
本発明の第4の形態は、左右の前記三角状融着帯と交差しないでその内側を通り、且つ前記飲料水包装袋の輪郭に沿って、無端状の環状融着帯が融着形成されて、前記飲料水包装袋が密封状に扁平に保持され、前記環状融着帯の内側に形成される空洞部に前記開閉バルブから前記飲料水を注入して前記飲料水包装袋を膨張させる飲料水包装袋である。
本発明の第5の形態は、前記傾斜縁に沿って傾斜縁融着帯が形成され、前記傾斜縁融着帯は前記環状融着帯の一部を構成する飲料水包装袋である。
本発明の第6の形態は、前記一端側において左右の前記傾斜縁の間にある一端側縁に沿って一端側縁融着帯が形成され、前記一端側縁融着帯は前記環状融着帯の一部を構成する飲料水包装袋である。
本発明の第7の形態は、前記環状融着帯は八角形状又は略八角形状に形成される飲料水包装袋である。
本発明の第8の形態は、前記飲料水包装袋の前記一端側縁の長さは前記飲料水包装袋の最短幅に相当し、前記最短幅は左右の前記側壁の対向間隔の0.39倍〜0.90倍に設定される飲料水包装袋である。
本発明の第9の形態は、前記傾斜縁の傾斜角は前記傾斜縁と一端側縁の延長線との狭角により定義され、前記傾斜角は35度〜68度の範囲に設定される飲料水包装袋である。
本発明の第10の形態は、前記飲料水包装袋の前記他端側の他端側縁の長さは前記飲料水包装袋の最長幅に相当し、前記最長幅は前記側壁の対向間隔の1.2倍〜2.7倍に設定される飲料水包装袋である。
本発明は、前述した従来の扁平状の飲料水包装袋に関し手把持部と飲料水ディスペンサの包装袋収容部への収容容易化につき鋭意検討した結果、飲料水包装袋の開閉バルブと反対側の左右角部に手で把持するための三角縁部を形成し、開閉バルブ側の左右角部に傾斜縁を形成して、左右の傾斜縁を飲料水ディスペンサの左右の側壁上縁に当接させて、その自重により包装袋収容部に飲料水包装袋を滑らせて落下収容することに着目したものである。以下に、詳細に説明する。
本発明の第1の形態により、飲料水包装袋の一端側の中央に開閉バルブを取着し、前記一端側の左右の三角形状角部を無くして左右に傾斜縁を融着形成し、前記飲料水包装袋の他端側にある左右の角部に三角縁部を融着形成したから、前記三角縁部を両手で把持して、前記開閉バルブ側を下方に向けた状態で、前記飲料水包装袋を容易に吊り上げることができる。三角縁部は三角形状に全面融着しても良いし、内部を空洞にした三角帯融着でも良いし、また三角形内部を多点融着してしても良い等、各種の融着方法が適用できる。飲料水ディスペンサの上部には左右の側壁を有した包装袋収容部が設けられており、左右の前記側壁の上端縁に前記飲料水包装袋の左右の前記傾斜縁を夫々当接させれば、前記飲料水包装袋の飲料水の自重により、左右の傾斜縁は前記上端縁に対し中央下方へと滑動し、前記飲料水包装袋を自然と前記包装袋収容部に落下収容することができる。従って、左右の傾斜縁を左右側縁の左右上端縁に夫々当接するように飲料水包装袋を吊り上げて配置すれば、後はその自重により自然と滑り、熟練者でなくても飲料水包装袋を容易に一回操作で包装袋収容部に落下収容することができる。
本発明の第2の形態により、前記包装袋収容部の前方に設けた規制壁には切欠部が形成されているから、飲料水包装袋が包装袋収容部に落下収容される際に、開閉バルブが自然と前記切欠部に嵌合する。即ち、開閉バルブが切欠部から前方に突出した状態で、飲料水包装袋の本体は前記規制壁により規制され、飲料水包装袋が包装袋収容部から前方に滑落することが防止される。
本発明の第3の形態によれば、左右の前記三角縁部の輪郭は三角状融着帯により融着形成されて、前記三角縁部が三角形状に扁平に保持される。前述したように、三角縁部の融着方式には各種融着形態が利用できるが、三角縁部の輪郭に沿った三角状融着帯を融着形成すれば、融着帯の幅を狭くすることにより、融着面積を小さくでき、上下金型の融着部の大きさを小さくできるとともに、融着に要する電力の省力化に貢献できる。
本発明の第4の形態によれば、左右の前記三角状融着帯と交差しないでその内側を通り、且つ前記飲料水包装袋の輪郭に沿って、無端状の環状融着帯が融着形成されるから、融着帯の幅を狭くすることにより、融着面積を小さくでき、上下金型の融着部の大きさを小さくできるとともに、融着に要する電力の省力化に貢献できる。また、前記環状融着帯を飲料水包装袋の輪郭の外周ぎりぎりに形成すれば、前記環状融着帯の内側に形成される空洞部の面積を大きくでき、前記開閉バルブから注入される飲料水量の増大化を図ることができる。
本発明の第5の形態によれば、前記傾斜縁に沿って傾斜縁融着帯が形成され、この傾斜縁融着帯は前記環状融着帯の一部になるように構成される。傾斜縁は包装袋収容部の側縁の上端縁に当接して滑るから、滑動しても破断しない強度を有する必要があり、傾斜縁融着帯の帯幅を大きく設定することによって強度の増大を保証できる。また、傾斜縁融着帯を輪郭外縁ぎりぎりに形成すれば、傾斜縁融着帯が前記上端縁に当接するから、飲料水包装袋の強度の向上に寄与できる。
本発明の第6の形態によれば、開閉バルブ側にある前記一端側において左右の前記傾斜縁の間にある一端側縁に沿って一端側縁融着帯が形成され、この一端側縁融着帯は前記環状融着帯の一部になるように構成される。一端側縁は包装袋収容部の底板に接触するから、飲料水包装袋が包装袋収容部内でずれ動く場合には、底板との摩擦に対する耐力を有する必要がある。また、底板が加熱プレート又は冷却プレートになっておれば、一端側縁融着帯は加熱又は冷却に対し一定の耐力を有する必要がある。従って、傾斜縁融着帯の帯幅を調整することによって必要な耐力を保証できる。
本発明の第7の形態によれば、前記環状融着帯は八角形状又は略八角形状に形成される。本発明の飲料水包装袋において、開閉バルブ側の左右角部には三角部が除かれて傾斜縁が形成され、開閉バルブと反対側の左右角部には三角縁部が形成されているから、飲料水包装袋の輪郭に沿って前記環状融着帯を形成すると、環状融着帯の形状は八角形状又は略八角形状になる。八角形状又は略八角形状は他の形状よりも対称性が高く、換言すれば円形に近くなる。飲料水包装袋の中に飲料水が満杯状態まで注入されたときに、水圧は飲料水包装袋の周面に均一に作用することが望ましく、八角形状又は略八角形状の場合には水圧の均一化を促進でき、飲料水注入後における飲料水包装袋の耐久性を向上することができる。
本発明の第8の形態によれば、前記飲料水包装袋の前記一端側縁の長さは前記飲料水包装袋の最短幅に相当し、前記最短幅の左右の前記側壁の対向間隔に対する比率(本発明では短比率と称する)は0.39〜0.90に設定されることが望ましい。短比率が大きくなると飲料水包装袋の表面積が大きくなり注入できる飲料水量は増加する。他方、この短比率が大きくなると、傾斜縁の傾斜角が大きくなり、傾斜縁を左右側壁の上端縁に当接させることが難しくなる結果、飲料水包装袋の包装袋収容部への収容容易性が低くなる傾向を有する。各種実験をした結果、前記短比率は0.39〜0.90の範囲で、飲料水量と収容容易性の両者を良好に保持することが本発明者等によって明白となった。
本発明の第9の形態によれば、前記傾斜縁の傾斜角は前記傾斜縁と一端側縁の延長線との狭角により定義され、前記傾斜角は35度〜68度の範囲に設定されることが望ましい。傾斜角が大きくなると飲料水包装袋の表面積が大きくなり注入できる飲料水量は増加する。他方、この傾斜角が大きくなると、前述したように、傾斜縁を左右側壁の上端縁に当接させることが難しくなる結果、飲料水包装袋の包装袋収容部への収容容易性が低くなる傾向を有する。各種実験をした結果、前記傾斜角は35度〜68度の範囲で、飲料水量と収容容易性の両者を良好に保持することが本発明者等によって明白となった。
本発明の第10の形態によれば、前記飲料水包装袋の前記他端側の他端側縁の長さは前記飲料水包装袋の最長幅に相当し、前記最長幅の前記側壁の対向間隔に対する比率(本発明では長比率と称する)は1.2〜2.7に設定されることが望ましい。長比率が大きくなると飲料水包装袋の表面積が大きくなり注入できる飲料水量は増加する。他方、この長比率が大きくなると、傾斜縁の傾斜角が小さくなり、傾斜縁が左右側壁の上端縁を滑って中央に落下することが難しくなる結果、飲料水包装袋の包装袋収容部への収容容易性が低くなる傾向を有する。各種実験をした結果、前記長比率は1.2〜2.7の範囲で、飲料水量と収容容易性の両者を良好に保持することが本発明者等によって明白となった。
図1は、本発明に係る飲料水包装袋の実施形態の正面図である。 図2は、本発明に係る飲料水包装袋の実施形態の背面図である。 図3は、図1のA−A線断面図及びB−B線断面図であり、黒塗り部分は2枚の樹脂フィルムの融着部で、ハッチング部分は非融着部を示す。 図4は、本発明に係る飲料水包装袋に飲料水を注入して膨満した状態の包装袋簡略斜視図である。 図5は、本発明に係る飲料水で膨満した飲料水包装袋を収容する飲料水ディスペンサの簡略斜視図である。 図6は、本発明に係る飲料水包装袋と飲料水ディスペンサの収容部との配置寸法関係を説明する組合説明図である。 図7は、飲料水を注入した本発明に係る飲料水包装袋を飲料水ディスペンサの収容部へ収容するための初期配置図である。 図8は、飲料水包装袋の左右傾斜縁を飲料水ディスペンサの収容部の左右側壁上端縁に当接配置した中間配置図である。 図9は、飲料水包装袋を飲料水ディスペンサの収容部内に収容配置した最終配置図である。 図10は、特許文献1(特開2003−206000号公報)に開示されている飲料水包装袋及び飲料水ディスペンサの斜視図である。 図11は、非特許文献1(意匠登録第1130936号公報)に係るバッグインボックス用包装袋、即ち扁平形状の飲料水包装袋の正面図である。 図12は、特許文献2(特開2011−131908号公報)に係る水バッグ、即ち扁平形状の飲料水包装袋の正面図である。
以下に、本発明に係る飲用水包装袋の実施形態を図面及び票を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る飲料水包装袋の実施形態の正面図である。飲料水包装袋1は、後述するように、2枚の透明な樹脂フィルムを上下に重ね合わせて所要部を熱融着することによって形成される。図1は飲料水包装袋の完成形態を示し、その外周は、下端側の一端側縁4、上端側の他端側縁6、左側縁8、右側縁10、及び左傾斜縁12及び右傾斜縁14から構成されている。左傾斜縁12は、一端側縁4と左側縁8を左上方に傾斜して連結している。右傾斜縁14は、一端側縁4と右側縁10を右上方に傾斜して連結している。つまり、飲料水包装袋1の下縁の両角部は三角状に分離されて、左傾斜縁12及び右傾斜縁14が形成される。
飲料水包装袋1の上縁の左右角部には左三角縁部16と右三角縁部18が夫々形成されている。左三角縁部16は黒塗りの左三角状融着帯20により融着形成され、白塗り部分は非融着領域である。同様に、右三角縁部18は黒塗りの右三角状融着帯22により融着形成され、白塗り部分は非融着領域である。左三角縁部16と右三角縁部18の内部には左右三角状融着帯20、22により飲料水は注入し得ず、扁平状態が保持される。この扁平な左右の三角状融着帯20、22は手により把持する部分で、飲料水で膨満した飲料水包装袋1を手により吊り上げるために形成されている。
左三角状融着帯20及び右三角状融着帯22に交差しないように、飲料水包装袋1の輪郭にそって略八角形状の環状融着帯24が内部を密封するように形成され、その内部に空洞部26が形成される。即ち、略八角形状の環状融着帯24は黒塗り帯線で示され、白い領域は非融着領域である。前記空洞部26に飲料水が開閉バルブ28から注入され、飲料水包装袋1は飲料水で膨満した状態になる。図示されるように、略八角形状の前記環状融着帯24は、各辺毎に命名され、右回りに一端側縁融着帯4a、左傾斜縁融着帯12a、左側縁融着帯8a、左三角縁部融着帯16a、他端側縁融着帯6a、右三角縁部融着帯18a、右側縁融着帯10a、及び右傾斜縁融着帯14aから構成される。後述する図3に示されるように、一端側縁4の上方中央近傍には開閉バルブ28が連結され、この開閉バルブ28は2枚の樹脂フィルムの間で上側フィルム2に融着された内封板34と、上側フィルム2の外側に配置されたノズル30と開閉レバー32から構成されている。開閉レバー32は略180度回転し、開側に回動して内部からノズル30を介して飲料水を抽出し、閉側に回動すれば飲料水の抽出は遮断される。飲料水包装袋1に飲料水を注入して膨満化する場合には、開閉バルブ28からノズル30や開閉レバー32を取り外した開口状態で、飲料水を注入し、その後、ノズル30や開閉レバー32を含むカバー体(図番号無し)で前記開閉バルブ28を閉止する。
図2は、図1に示される飲料水包装袋の実施形態の背面図である。この飲料水包装袋は透明体であるから、開閉バルブ28の導水孔36が透視され、内封板34及び開閉レバー32も透視される。寸法名称に関して、一端側縁4の幅長が最短幅SW、他端側縁の幅長が最長幅LW、高さが袋高H、左傾斜縁12と一端側縁4の延長線との狭角及び右傾斜縁14と一端側縁4の延長線との狭角は同一角度で、夫々が傾斜角θと称される。また、図1の正面図又は図2の背面図に表わされる形状の飲料水包装袋の面積を包装袋面積Sと称する。この包装袋面積Sには、略八角形の面積だけでなく、左三角縁部16及び右三角縁部18の面積も加算されている。
図3は、図1のA−A線断面図及びB−B線断面図であり、黒塗り部分は2枚の樹脂フィルムの融着部で、ハッチング部分は非融着部を示す。
(3A)は図1のA−A線断面図であり、前述した2枚の透明な樹脂フィルムは上側フィルム2と下側フィルム3から構成される。黒塗り部分は左傾斜縁融着帯12aと右傾斜縁融着帯14aであり、この部分で両フィルム2、3が相互に熱融着されている。内封板34は薄い樹脂版であり、上側フィルム2と融着され、下側フィルム3とは融着されていない。開閉バルブ28の筒体29は上方に突出し、その上端にノズル30が取着されている。筒体29に対しノズル30と開閉レバー32を取着した蓋体(図番号無し)とは螺着され、蓋体を筒体29から分離することができる。蓋体を分離した状態で、飲料水包装袋1に飲料水を注入し、飲料水包装袋1が飲料水により膨満すると、前記筒体29に前記蓋体を螺着する。その後、開閉レバー32を開位置まで回動して、飲料水包装袋1から飲料水をノズル30を通して外部に注水することができ、また開閉レバー32を閉位置まで回動すれば注水を停止することが可能になる。
(3B)は図1のB−B線断面図であり、黒塗り部分は上側フィルム2と下側フィルム3の熱融着部分である。図中、左側の3部分は左三角状融着帯20、20と左三角縁部融着帯16aであり、右側の3部分は右三角状融着帯22、22と右三角縁部融着帯18aである。図中、上側フィルム2と下側フィルム3の接合面において、黒塗りされていない領域は非融着領域であり、この領域では上側フィルム2と下側フィルム3とは相互に分離することができることは言うまでもない。
図4は、本発明に係る飲料水包装袋に飲料水を注入して膨満した状態の包装袋簡略斜視図である。図1〜図3に示された飲料水包装袋1に開閉バルブ28から飲料水38を注入し、飲料水包装袋1が所定度まで膨満化すると、開閉レバー32を閉位置まで回動して注水を停止する。図中、開閉レバー32は閉位置に設定されている。この位置から開閉レバー32を反対側に約180度回動すれば、開閉レバー32を開位置に設定できる。膨満度は任意に設定できるが、通常は50%〜100%の範囲である。作業者は両手で左三角縁部16と右三角縁部18を把持することができ、この把持した状態での飲料水包装袋1の形態が図4に示されている。他の図符号は既に説明しているから、ここではその説明を省略する。
図5は、本発明に係る飲料水で膨満した飲料水包装袋を収容する飲料水ディスペンサの簡略斜視図である。飲料水ディスペンサ40の最上部には包装袋収容部42が配置されている。この包装袋収容部42は、左側壁44、右側壁46、背板48、底板50及び滑動規制壁52により囲繞され、上方に開口が形成されている。飲料水包装袋1を前記包装袋収容部42に収容載置した後に、図示しない開閉蓋により前記開口を閉鎖することもできる。左側壁44と右側壁46の上端は、左上端縁44aと右上端縁46aと夫々称され、後述するように飲料水包装袋1の左傾斜縁12と右傾斜縁14が当接する部位になる。滑動規制壁52の中央には切欠部54が形成されており、この切欠部54に飲料水包装袋1の開閉バルブ28を突出状に嵌合させて、飲料水包装袋1の配置を完了する。底板50が前方に向けて下向き傾斜している場合には、滑動規制壁52が飲料水包装袋1の前方への自重による滑落を防止する機能を果たす。
図6は、本発明に係る飲料水包装袋と飲料水ディスペンサの収容部との配置寸法関係を説明する組合説明図である。飲料水包装袋1を包装袋収容部42に収容する条件として、本発明では左傾斜縁12が左上端縁44aに当接し、右傾斜縁14が右上端縁46aに当接することが重要である。この当接が成立すれば、左傾斜縁12は下向きの傾斜角θにより飲料水の自重によって左上端縁44aを下方に滑り落ちてゆく。同様に、右傾斜縁14は下向きの傾斜角θにより飲料水の自重によって右上端縁46aを下方に滑り落ちてゆく。この滑動・滑落により飲料水包装袋1は自然と包装袋収容部42に収容載置される。
図面符号については既に説明しているから、ここではその説明を省略する。
図7は、飲料水を注入した本発明に係る飲料水包装袋を飲料水ディスペンサの収容部へ収容するための初期配置図である。作業者は左三角縁部16と右三角縁部18を両手で把持し、開閉バルブ28が下側になるように飲料水包装袋1を吊り上げ、飲料水包装袋1を飲料水ディスペンサ40の包装袋収容部の上方に配置し、矢印方向に飲料水包装袋1を下降させる。
図8は、飲料水包装袋の左右傾斜縁を飲料水ディスペンサの収容部の左右側壁上端縁に当接配置した中間配置図である。飲料水包装袋1を包装袋収容部42に効率的に収容するには、左傾斜縁12を左上端縁44aに当接させ、同時に右傾斜縁14を右上端縁46aに当接させることが重要である。また、開閉バルブ28を切欠部54の直上に配置する。この配置状態で、手の力を抜いてゆくと、飲料水収容袋1は飲料水の自重により、下方に滑動落下してゆく。詳細に述べると、左傾斜縁12は左上端縁44aを滑りながら下方に落下し、同時に右傾斜縁14は右上端縁46aを滑りながら下方に落下してゆく。この時、手を離すと飲料水包装袋1は一気に包装袋収容部42に落下するが、衝撃が大きいから手を離すことは推奨されない。推奨手順は、手の力を緩めながら緩慢に飲料水包装袋を下方に移動させ、開閉バルブ28を切欠部54に嵌合させながら、飲料水包装袋1を底板50の上に載置して安定させる。この間中、手で把持し続けることが好ましい。
図9は、飲料水包装袋を飲料水ディスペンサの収容部内に収容配置した最終配置図である。吊り上げ状態では、飲料水包装袋1は図7のような形状をしているが、収容状態では飲料水包装袋1は包装袋収容部42の外壁に規制されるため、略直方体になって収容配置される。開閉バルブ28は切欠部54に嵌合して外方に突出している。この状態で、カップをノズル下方に配置し、開閉レバーを開閉操作することにより、カップに必要量の飲料水を供給することができる。
前述したように、飲料水包装袋1を飲料水ディスペンサ40の包装袋収容部42の中に効率よく収容配置するには、一端側縁4の最短幅SWが包装袋収容部42の左右側壁44、46の対向間隔Wより小さいことが重要条件になる。また、他の重要条件として、傾斜角θが存在する。傾斜角θが小さければ滑り難いし、大きければ滑りやすい。更に、重要条件として最長幅LWが存在する。最長幅LWが大きいと収容されにくく、小さいと収容され易い。上記した最短幅SW、傾斜角θ及び最長幅LWの範囲設定について、以下に表1〜表3を用いて詳しく説明する。
[本発明試験(表1):短比率RSの範囲の判定]
最短幅LWと対向間隔Wの相対関係については、対向間隔Wに対する最短幅SWの短比率RSを実験的に検討する。この短比率RSはRS=SW/Wにより与えられる。下記の(1)〜(5)の前提条件の下に実験を行った。
(1)最短幅SWはゼロより大きく対向間隔Wより小さい。
(2)最長幅LWは48.5cm、対向間隔Wは25.5cmに固定する。
(3)袋高Hは54.5cmに固定する。
(4)短比率RSはRS=SW/Wにより定義する。
(5)包装袋面積Sは下記式により計算される。
S=LW×H−[(LW−SW)/]×tan(θ)
表1では、最長幅LW=48.5cm、対向間隔W=25.5cm、袋高H=54.5cm、傾斜角θ=55度に固定された。最短幅SWは次の9段階、即ち24.0cm、23.0cm、22.0cm、20.0m、17.5cm、15.0cm、12.5cm、10.0cm、7.5cmに設定された。各段階毎に、飲用水包装袋1に飲料水を満タン状態の85%になるまで注入し、実際に飲料水ディスペンサ40の包装袋収容部42に収容させて収容容易性の判定を行った。また、包装袋面積Sが大きい程注入できる飲料水量は大きくなるから、飲料水量については包装袋面積Sの大きさで判定した。飲料水量と収容容易性の判定は4段階であり、二重丸は優、丸は一重丸、可は三角、不可は×で表す。総合判定は飲料水量と収容容易性の両者を用いて総合判定した結果である。総合判定も上述と同様に、二重丸、丸、可、不可の4段階で評価した。最終的に、総合判定の二重丸、丸、可を用いて、短比率RSの範囲を決定した。
飲料水量に関しては、包装袋面積Sが2400cm2以上を二重丸、2240cm2以上を丸、2100cm2以上を三角都市、2100cm2未満を×とした。収容容易性に関しては、実際の飲料水包装袋の滑動落下状態を見て判断した。最短幅SWが17.5cm以下で二重丸、20.0cm以下で丸、23.0cm以下で三角、それを超えると×であった。その結果、総合判定において、三角で囲まれる短比率の範囲は0.39≦RS≦0.90であり、この短比率の範囲であれば、飲料水包装袋1を効率的に包装袋収容部42に収容載置できることが判明した。
[本発明試験(表2):傾斜角θの範囲の判定]
傾斜角θと収容容易性との相関関係は、一般的に、傾斜角θが小さいと収容容易性は悪くなり、傾斜角θが大きいと収容容易性は向上する。傾斜角θの範囲決定の実験は、表1の最良条件、即ち最短幅SW=17.5cm、最長幅LW=48.5cm、対向間隔W=25.5cm、短比率RS=0.69を前提に、下記の(1)〜(5)の条件の下に行われた。
(1)傾斜角θを30度〜74度の範囲で実験する。その理由は、上記最良条件での下記式で与えられる最大傾斜角θmax=74.1度である。
θmax=tan−1[H/{(LW−SW)/2}]=74.1度
(2)最長幅(LW=48.5cm)>対向間隔(W=25.5cm)>最短幅(SW=17.5cm)に固定する。
(3)袋高H=54.5cmに固定。
(4)短比率RS=SW/W=0.69に固定。
(5)包装袋面積Sは下記式により計算する。
S=LW×H−[(LW−SW)/]×tan(θ)
=2643−240×tan(θ)
表2では、最短幅SW=17.5cm、最長幅LW=48.5cm、対向間隔W=25.5cm、袋高H=54.5cmに固定された。傾斜角θは次の11段階、即ち30度、35度、40度、45度、50度、55度、60度、65度、68度、70度、74度に設定された。各段階毎に、飲用水包装袋1に飲料水を満タン状態の85%になるまで注入し、実際に飲料水ディスペンサ40の包装袋収容部42に収容させて収容容易性の判定を行った。また、包装袋面積Sが大きい程注入できる飲料水量は大きくなるから、飲料水量については包装袋面積Sの大きさで判定した。飲料水量と収容容易性の判定は4段階であり、二重丸は優、丸は一重丸、可は三角、不可は×で表す。総合判定は飲料水量と収容容易性の両者を用いて総合判定した結果である。総合判定も上述と同様に、二重丸、丸、可、不可の4段階で評価した。最終的に、総合判定の二重丸、丸、可を用いて、傾斜角θの範囲を決定した。
飲料水量に関しては、包装袋面積Sが2400cm2以上を二重丸、2200cm2以上を丸、2000cm2以上を三角、2000cm2未満を×とした。収容容易性に関しては、実際の飲料水包装袋の滑動落下状態を見て判断した。傾斜角θが55度以上で二重丸、50度以上で丸、35度以上で三角、それ未満では×であった。その結果、総合判定において、三角で囲まれる傾斜角θの範囲は35度≦θ≦68度であり、この傾斜角の範囲であれば、飲料水包装袋1を効率的に包装袋収容部42に収容載置できることが判明した。
[本発明試験(表3):長比率RLの範囲の判定]
最長幅LWと対向間隔Wの相対関係については、対向間隔Wに対する最長幅LWの長比率RLを実験的に検討する。この長比率RLはRL=LW/Wにより与えられる。下記の(1)〜(6)の前提条件の下に実験を行った。
(1)長幅LWは対向間隔Wより大きい。
(2)表1の最良結果から、最短幅(SW=17.5cm)<対向間隔(W=25.5cm)、短比率RS=0.69に固定。
(3)表2の最良結果から、傾斜角θ=55度に固定。故にtan(θ)=1.428になる。
(4)袋高H=54.5cmに固定。
(5)長比率RL=LW/Wで計算。
(6)包装袋面積Sは下記式により計算する。
S=LW×H−[(LW−SW)/2]×tan(θ)






表3では、最短幅SW=17.5cm、対向間隔W=25.5cm、袋高H=54.5cm、傾斜角θ=55度に固定された。最長幅LWは次の8段階、即ち28.0cm、30.6cm、40.8cm、48.5m、56.1cm、63.8cm、68.9cm、76.5cmに設定された。これは長比率RL=1.1〜3.0に相当する。各段階毎に、飲用水包装袋1に飲料水を満タン状態の85%になるまで注入し、実際に飲料水ディスペンサ40の包装袋収容部42に収容させて収容容易性の判定を行った。また、包装袋面積Sが大きい程注入できる飲料水量は大きくなるから、飲料水量については包装袋面積Sの大きさで判定した。飲料水量と収容容易性の判定は4段階であり、二重丸は優、丸は一重丸、可は三角、不可は×で表す。総合判定は飲料水量と収容容易性の両者を用いて総合判定した結果である。総合判定も上述と同様に、二重丸、丸、可、不可の4段階で評価した。最終的に、総合判定の二重丸、丸、可を用いて、長比率RLの範囲を決定した。
飲料水量に関しては、包装袋面積Sが2500cm2以上を二重丸、2300cm2以上を丸、1600cm2以上を三角、1600cm2未満を×とした。収容容易性に関しては、実際の飲料水包装袋の滑動落下状態を見て判断した。最長幅LWが48.5cm以下で二重丸、56.1cm以下で丸、68.9cm以下で三角、それを超えると×であった。その結果、総合判定において、三角で囲まれる長比率の範囲は1.2≦RS≦2.7であり、この長比率の範囲であれば、飲料水包装袋1を効率的に包装袋収容部42に収容載置できることが判明した。
本発明は、上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、飲料水包装袋の開閉バルブと反対側の左右角部に手で把持するための三角縁部を形成し、開閉バルブ側の左右角部に傾斜縁を形成し、左右の傾斜縁を飲料水ディスペンサの左右の側壁上縁に当接させて、その自重により包装袋収容部に飲料水包装袋を滑らせて落下収容するものであり、両手で把持し簡単操作で包装袋収容部に収容載置可能な飲料水包装袋を提供することができる。従って、本発明に係る飲料水包装袋は、水・ジュース・酒・その他の飲料水を提供する関係業界、例えば上水道業界、ジュース業界、リカー業界、それらの製造業・販売業・配送などの中間産業に大きな便益を与えることが可能である。
1 飲料水包装袋
2 上側フィルム
3 下側フィルム
4 一端側縁
4a 一端側縁融着帯
6 他端側縁
6a 他端側縁融着帯
8 左側縁
8a 左側縁融着帯
10 右側縁
10a 右側縁融着帯
12 左傾斜縁
12a 左傾斜縁融着帯
14 右傾斜縁
14a 右傾斜縁融着帯
16 左三角縁部
16a 左三角縁部融着帯
18 右三角縁部
18a 右三角縁部融着帯
20 左三角状融着帯
22 右三角状融着帯
24 環状融着帯
26 空洞部
28 開閉バルブ
29 筒体
30 ノズル
32 開閉レバー
34 内封板
36 導水孔
38 飲料水
40 飲料水ディスペンサ
42 包装袋収容部
44 左側壁
44a 左上端縁
46 右側壁
46a 右上端縁
48 背板
50 底板
52 規制壁
54 切欠部
H 袋高
LW 最長幅
S 包装袋面積
SW 最短幅
θ 傾斜角
W 対向間隔
RS 短比率
RL 長比率
101 外郭ケース
102 バッグ収納室
105 底壁
106 左側壁
107 右側壁
108 後壁
109 ストッパー
110 蓋
111 切欠き
112 溝
113 水受けトレイ
115 冷却プレート
117 冷媒通路
119 コンプレッサー
130 飲料水バッグ
131 注水栓
132 段ボール製外箱
230 水バッグ
231 封止ライン
232 封止ライン
233 開閉バルブ
234 封止ライン
235 切り取り部分

Claims (7)

  1. 飲料水を注入することにより膨張し、貯水量の減少に伴い収縮する扁平状の飲料水包装袋からなり、前記飲料水包装袋の一端側の中央に取着された開閉バルブを有し、前記一端側の左右三角形状角部を有さず、前記一端側の左右に融着形成された傾斜縁を有し前記一端側において左右の前記傾斜縁の間に一端側縁を有し、前記飲料水包装袋の他端側にある左右の角部に手で把持するための融着形成された三角縁部を有し
    飲料水ディスペンサに左右の側壁を有した包装袋収容部を設けておき、前記三角縁部を両手で把持して前記飲料水包装袋を吊り上げ、左右の前記側壁の上端縁に前記飲料水包装袋の左右の前記傾斜縁を夫々当接させ、前記飲料水包装袋の自重を利用して前記傾斜縁を前記上端縁に対し滑らせて前記飲料水包装袋を前記包装袋収容部に落下収容するとき、吊り上げ状態では飲料水で膨満化した形状の前記飲料水包装袋が、収容状態では前記包装袋収容部の外壁に規制された形状になって収容配置されることを特徴と
    前記一端側縁の長さは前記飲料水包装袋の最短幅に相当し、前記最短幅は左右の前記側壁の対向間隔の0.39倍〜0.90倍であり、前記傾斜縁の傾斜角は前記傾斜縁と前記一端側縁の延長線との狭角により定義され、前記傾斜角は35度〜68度の範囲に含まれ前記他端側の他端側縁の長さは前記飲料水包装袋の最長幅に相当し、前記最長幅は前記側壁の対向間隔の1.2倍〜2.7倍であり、
    前記傾斜縁は滑動しても破断しない強度を有することを特徴とする飲料水包装袋。
  2. 前記包装袋収容部の前方に設けた規制壁の切欠部に前記開閉バルブを装着して前記飲料水ディスペンサに前記飲料水包装袋を収容する請求項1に記載の飲料水包装袋。
  3. 左右の前記三角縁部の輪郭は三角状融着帯により融着形成されて、前記三角縁部が三角形状に扁平に保持される請求項1又は2に記載の飲料水包装袋。
  4. 左右の前記三角状融着帯と交差しないでその内側を通り、且つ前記飲料水包装袋の輪郭に沿って、無端状の環状融着帯が融着形成されて、前記飲料水包装袋が密封状に扁平に保持され、前記環状融着帯の内側に形成される空洞部に前記開閉バルブから前記飲料水を注入して前記飲料水包装袋を膨張させる請求項3に記載の飲料水包装袋。
  5. 前記傾斜縁に沿って傾斜縁融着帯が形成され、前記傾斜縁融着帯は前記環状融着帯の一部を構成する請求項4に記載の飲料水包装袋。
  6. 前記一端側において前記一端側縁に沿って一端側縁融着帯が形成され、前記一端側縁融着帯は前記環状融着帯の一部を構成する請求項4又は5に記載の飲料水包装袋。
  7. 前記環状融着帯は八角形状又は略八角形状に形成される請求項4、5又は6に記載の飲料水包装袋。
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