JP2015048101A - バッグインボックス用袋体及びバッグインボックス用袋体の連結体 - Google Patents

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Tomoyuki Ueno
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Abstract

【課題】袋体を箱体に詰める際に、袋体が箱体の蓋に挟まることが無く、袋体をウォーターサーバーに設置して使用しても、袋体に流体が残ることなく、最後まで注出することができるバッグインボックス用袋体、及びバッグインボックス用袋体の連結体を提供する。
【解決手段】樹脂製フィルムの内部空間112に流体を充填することができるバッグインボックス用袋体100において、袋体100は、先端部110aが台形山形状であり、2枚以上の前記樹脂製フィルムが溶着されることによって、内部空間112が形成され、先端部110aに、内部空間112から流体を注出するための注出口120が設けられており、一の袋体100−1の先端部110aの頂辺と、一の袋体100−1と隣接する他の袋体100−2の先端部110aから遠い後端部110bの一辺とが、クリアランス部310を介して連結されているものとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、樹脂製フィルムの内部空間に流体を充填することができるバッグインボックス用袋体及びバッグインボックス用袋体が2つ以上連結されてなる連結体に関する。
液体などの流体の貯蔵や輸送に、近年バッグインボックスが広く用いられている。バッグインボックスの一例としては(例えば、特許文献1参照)、樹脂製フィルムを溶着して方形の平袋状に加工した袋体に、液体などの流体を充填し、この袋体を段ボールよりなる箱体内に収納して構成しているものがある。袋体は、これに充填された液体などの流体を貯蔵する役割を有する。一方、箱体は、輸送や保管時に袋体が損傷を受けることが無いように袋体を保護するとともに、持ち運び易く、積み重ねたときの安定性が良いので、輸送や保管を容易にする役割を有する。
袋体には、流体を注出するための注出口が設けられており、使用時には、箱体に設けられた専用の開口から注出口のみを箱体の外部に突出させて、袋体を箱体に収納した状態のままウォーターサーバーに設置して使用することができる。注出口を開くと袋体から流体が注出され、ウォーターサーバーに流体が注入される。一方、注出口を閉じると注出が止まり、ウォーターサーバーへの注入も止まるようになっている。
また、別の使用方法としては、袋体を箱体から取出して、袋体のみをウォーターサーバーに設置して使用することができる。ウォーターサーバーに袋体を設置する際も、注出口がウォーターサーバーの注入口と対応するように設置される。
また、このような袋体は、製造時には2つ以上の袋体が連結された連結体として構成されているものがある(例えば、特許文献2参照)。このような連結体は、一の方形状の袋体の頂部の辺と、その袋体に連結する他の袋体の底部の辺とが、破線状の切り込みで仕切られて連結されて構成されている。このように、袋体を連結体として構成する利点としては、袋体を製造した場所から、袋体に流体を充填する場所まで搬送する際に、複数の袋体を1つの連結体として搬送することができるため、搬送が容易になるということである。また、袋体に流体を充填する作業においても、連結体として連続的に袋体を液体などの流体を充填する充填装置に供給することができるため、長時間にわたって袋体を連続的に供給することができる。これにより、充填装置に個別の袋体を間欠的に供給するよりも、省力化を図ることができるとともに、充填作業の効率も向上する。
このようにして流体が充填された袋体は、破線状の切り込みによって連結されている袋体から容易に分離することができる。このように分離することにより方形状の袋体が構成される。そして、分離された袋体は、箱体内に収納され、バッグインボックスが完成する。
特許第3709155号公報 特許第4302860号公報
ところで、バッグインボックスの製造においては、袋体を箱体に収納する際に、箱体の上部の蓋を開けて、袋体を箱体内に収納した後に、箱体の蓋を閉じて完了とする。この際、袋体は、形状が方形状であるため、これの角部のうち、箱体の底部に当接した2つの角部は折れ曲がった状態になり、上部側にある2つの角部は突出した状態、あるいは軽く折れ曲がった状態になる。このため、箱体の蓋を閉じる際に、袋体の上部側にある2つの角部を折り曲げて、蓋を閉じることになる。しかし、角部の折れ曲がりが不十分であったり、折れ曲がる方向によっては、閉じた蓋に角部が挟まってしまうという問題があった。
また、バッグインボックスを使用するときには、袋体を箱体に収納した状態のまま使用する場合、袋体の角部は折れ曲がった状態のまま使用されるため、角部からの流体の注出が困難な状態となっている。このため、注出口を開いても角部から流体が注出されず、最後まで使い切ることができないという問題があった。
この袋体の角部に流体が残ったままになるという問題は、袋体を箱体から取出して、ウォーターサーバーに設置して使用する場合でも同様でもある。すなわち、ウォーターサーバーは、袋体を設置する空間が曲線状に形成されているため、袋体をウォーターサーバーに設置する際に、この形状に対応させるために、袋体の角部を軽く折り曲げた状態で設置することになる。このため、袋体は角部からの流体の注出が困難な状態となっているため、注出口を開いても角部から流体が注出されず、流体を残らず注出することができないという問題があった。
また、このような袋体を2つ以上連結した連結体では、2つの袋体を分離する位置の設定に精度が要求されることになる。例えば、台形山形状の先端部と、矩形状の後端部を備えた袋体であって、一の袋体の先端部と他の袋体の後端部とが連結されている連結体の場合、一の袋体の先端部と他の袋体の後端部の境界線上でこれら2つの袋体を分離することができれば、台形山形状の先端部と、矩形状の後端部を備えた袋体が構成される。
しかし、上記境界線よりも一の袋体寄りで分離されると、一の袋体の先端部から分離した樹脂製フィルムが、他の袋体の後端部から台形状に突出することになる。このため、この台形状の樹脂製フィルムを切り取る作業がさらに必要になる。また、仮に、突出した台形状の樹脂製フィルムを切り取らないと、台形状の突出部が何かに当接した際に千切れて、袋体の内部空間に侵入してしまう可能性がある。
一方、上記境界線よりも他の樹脂製フィルム寄りで分離されると、他の樹脂製フィルムの後端部から分離された長い帯状の樹脂製フィルムが、一の袋体の先端部から突出することになる。このため、先端部から突出した帯状の樹脂製フィルムを切り取る作業がさらに必要になる。
このように、連結された2つの袋体を分離させる際に、分離させる位置の設定に高度な精度が必要となる。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、袋体を箱体に詰める際に、袋体が箱体の蓋に挟まることが無く、袋体をウォーターサーバーに設置して使用しても、袋体に流体が残ることなく、最後まで使い切ることができるバッグインボックス用袋体を提供すること、及び連結された2つの袋体を分離させる際に、分離させる位置の設定に高度な精度を必要としないバッグインボックス用袋体の連結体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、樹脂製フィルムの内部空間に流体を充填することができるバッグインボックス用袋体において、樹脂製フィルムは、先端部が台形山形状であり、2枚以上の前記樹脂製フィルムが溶着されることによって、内部空間が形成され、先端部に、内部空間から流体を注出するための注出口が設けられているバッグインボックス用袋体が提供される。
かかる発明によれば、段ボールよりなる箱体内に袋体を収納した際に、箱体の上部には袋体の注出口が設けられている先端部が位置するが、先端部は台形山形状であるため、箱体の上部から突出する角部が存在しない。このため、箱体の蓋を閉じる際に、袋体が蓋に挟まることを防止することができる。
また、袋体をウォーターサーバーに使用する場合も、袋体の先端部が台形山形状に形成されているため、ウォーターサーバーの形状に合わせて袋体を折り曲げなくても設置することができる。このため、袋体には、折り曲げられたために流体が残ってしまうという部分が存在しないので、内部空間の流体を残らず注出することができる。
さらに、2枚以上の樹脂製フィルムは、後端部が矩形であり、全体として六角形状であり、先端部から遠い2つの角部が、三角形状に溶着されることによって、内部空間が八角形状に形成されるようにすることができる。これにより、内部空間に箱体やウォーターサーバーによって折り曲げられる部分が形成されないため、内部空間の流体を残らず注出することができる。また、三角形状に溶着された2つの角部を取っ手とすることができるため、持ち運びが容易になる。
また、本発明によれば、内部空間に流体を充填することができるバッグインボックス用袋体が2つ以上連結されてなる連結体において、前記袋体は、先端部が台形山形状であり、後端部が矩形であり、全体として六角形状であり、2枚以上の樹脂製フィルムが溶着されることによって、内部空間が形成され、一の袋体の先端部の頂辺と、一の袋体と隣接する他の袋体の先端部から遠い後端部の一辺とが、クリアランス部を介して連結されていることを特徴とする、バッグインボックス用袋体の連結体が提供される。
このように、2つ以上の袋体を連結して1つの連結体として構成することにより、複数の袋体を1つの連結体として搬送することができるので、搬送が容易である。また、袋体へ流体などを充填する際も、袋体に流体を充填する充填装置に連結体のまま連続的に袋体を供給することができるため、袋体への流体の充填を効率的に行うことができる。
また、2つの袋体がクリアランス部を介して連結されていることにより、連結された2つの袋体をクリアランス部のどの位置で分離させても、先端部の一部や後端部の一部が分離されてしまうことがないため、先端部が台形山形状であり、後端部が矩形であり、全体として六角形状の樹脂製フィルムを容易に構成することができる。これにより、連結された2つの袋体を分離する位置の設定が容易になる。
また、クリアランス部には、連結された2つの袋体を分離するための分離部が形成されているものとしてもよい。これにより、2つの袋体を分離部によって容易に分離することができる。
また、他の袋体の先端部から遠い後端部の一辺と、分離部の一辺とのなす角度が略直角であるようにしてもよい。これにより、分離部は、先端部の頂部の幅を備えた方形状の部分であるため、これの長さ方向のどの位置で分離されても、頂部の幅の方形状の突出部が先端部及び後端部に形成されるだけである。これにより、分離部のどの位置で分離させても、先端部からは頂部の幅の樹脂製フィルムが若干突出するだけであり、切除する必要はない。また、後端部からも同じ頂部の幅の方形の樹脂製フィルムが若干突出することになるが、千切れて内部空間に侵入してしまったりということがないので、後端部からの突出も切除する必要がない。
このように、2つの袋体を分離させた後に、分離した樹脂製フィルムに対して処理を施す必要がないため、袋体を容易に製造することができる。
さらに、分離部には、ミシン目が形成されているようにしてもよい。これにより、ミシン目に沿って分離部を分離するだけで、簡単に袋体を構成することができる。
また、先端部から遠い2つの角部が、三角形状に溶着されることによって、内部空間が八角形状に形成されるようにしてもよい。これにより、内部空間に箱体やウォーターサーバーによって折り曲げられる部分が形成されないため、内部空間の流体を残らず注出することができる。また、三角形状に溶着された2つの角部を取っ手とすることができるため、持ち運びが容易になる。
本発明によれば、段ボールよりなる箱体内に袋体を収納した際に、箱体の上部には袋体の台形山形状の先端部が位置するため、箱体の上部から突出する角部が無く、箱体の蓋を閉じる際に、袋体が蓋に挟まることを防止することができる。
本発明によれば一の袋体の先端部の頂辺と、一の袋体と隣接する他の袋体の先端部から遠い後端部の一辺とを、クリアランス部を介して連結している。これにより、クリアランス部のどの位置で分離させても、袋体の先端部の一部や後端部の一部が袋体から分離されてしまうことがない。このため、先端部が台形山形状であり、後端部が矩形であり、全体として六角形状の樹脂製フィルムを容易に構成することができる。したがって、バッグインボックス用袋体の連結体の製造が容易になる。
本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
本発明の第1の実施形態にかかるバッグインボックス袋体を適用したバッグインボックスにおいて、箱体の蓋が開いている状態を示す平面図である。 第1の実施形態にかかるバッグインボックス袋体の正面図である。 図2のバッグインボックス用袋体の斜視図である。 第2の実施形態にかかるバッグインボックス用袋体の連結体の正面図である。 図4の連結体の斜視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態にかかるバッグインボックス用袋体100について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、バッグインボックス袋体を適用したバッグインボックスにおいて、箱体の蓋が開いている状態を示す平面図である。図2は、バッグインボックス用袋体の正面図であり、図3は、バッグインボックス用袋体の斜視図である。
本実施形態のバッグインボックス用袋体100は、図1に示すように、液体などの流体の貯蔵や輸送に広く用いられているバッグインボックスにおいて、段ボールよりなる箱体200内に収納される樹脂製フィルムを加工した袋体を想定している。バッグインボックス用袋体100は、液体などの流体を充填することができるものであり、これに充填された液体などの流体を貯蔵する役割を有する。一方、箱体200は、輸送や保管時に袋体が損傷を受けることが無いようにバッグインボックス用袋体100を保護するとともに、持ち運び易く、積み重ねたときの安定性が良いので、輸送や保管を容易にする役割を有するものである。
図2及び図3を参照しながら、本実施形態にかかるバッグインボックス用袋体(以下、袋体とする)100の構成を説明する。袋体100は、樹脂製フィルムによって構成される袋部110と、袋部110に設けられる注出口120とを備えて構成されている。以下、袋体100の各構成について詳細に説明する。
(袋部110)
袋部110は、図2及び図3に示すように、4枚の樹脂製フィルムを上下に重ね合わせて、溶着111によって加工したピロー型のものである。本実施形態では4枚の樹脂フィルムを重ね合わせて加工するようにしたが、重ね合わせる樹脂フィルムの数は、2枚以上であれば適宜変更することができる。また、樹脂製フィルムは、ポリオレフィンフィルムやEVOH(エチレンビニルアルコールコポリマー)フィルムなどの合成樹脂フィルム又はそれらの積層体が用いられ、強度を向上させるためにアルミコートされていてもよい。
袋部110は、先端部110aが、図2及び図3中A、B、C、Dよりなる台形山形状である。また、後端部110bが図2及び図3中A、D、E、Fよりなる矩形であり、全体として、図2及び図3中A、B、C、D、E、Fよりなる六角形状をなしている。また、袋部110は、4枚の樹脂製フィルムを、図2及び図3中A、B、C、D、G、H、I、Jよりなる八角形状に溶着111することによって、片側それぞれ2枚ずつの樹脂製フィルムによりなる八角形状の内部空間112を備えている。袋部110の先端部110aにおいて、内部空間112の形状は台形山形状の形状に沿った形となっている。
袋部110の後端部110bは、先端部110aから遠い2つの角部に、図2及び図3中G、E、H、及びI、F、Jよりなる三角形状の部分が形成されている。この三角形状の部分は内部空間112の外側であり、液体が充填されない部分である。そして、この三角形状の部分がこの形に沿って三角形状に溶着されることによって、袋体100を持ち運ぶときに握る取っ手113が構成されている。
(注出口120)
注出口120は、図2及び図3に示すように、袋部110の図2及び図3中A、B、C、Dよりなる台形山形状の先端部110aにおいて、内部空間112を構成している片側の樹脂フィルムに溶着111によって取付けられている。これにより、注出口120を介して内部空間112から流体が注出される。以下、注出口120の各構成について説明する。
注出口120は、樹脂フィルムに形成された図示していない開口に連通するように配設され、樹脂フィルムに溶着されて取付られた図3に示す口部121と、口部121に取付けられて、口部121を介して内部空間112内の流体を外部に注出するノズル122と、ノズル122に設けられて、回転操作することにより、口部121とノズル122とを連通したり、連通を遮断したりする開閉レバー123と、ノズル122の先端に着脱することができるように取付けられて、ノズル122に異物が挿入したり、汚れたりすることを防止するノズルキャップ124と、を備えて構成される。
(袋体100への液体などの流体の充填方法)
このように構成された袋体100に液体などの流体を充填する方法について説明する。なお、袋体100は、流体が充填される前に、洗浄、消毒、殺菌などが施されている。
袋体100に液体を充填する際には、まず、注出口120がある面が上になるように、袋体100を配置する。そして、口部121からノズル122を一旦取外してから、口部121を介して内部空間112に流体を充填する。充填が完了したら、口部121にノズル122を再び取付ける。この際、開閉レバー123は口部121とノズル122の連通が遮断されるように回転操作されており、ノズル122の先端にはノズルキャップ124が取付けられた状態となっている。これにより、袋体100は密閉されるため、袋体100の姿勢にかかわらず、ノズル122を介して内部空間112から流体が流出することはない。
(袋体100を箱体200に収納する手順)
次に、図3を参照しながら、本実施形態の袋体100を箱体200に収納する手順について説明する。
上述のように流体を充填した袋体100を、図1に示すように、上部の蓋200aが開いた箱体200内に挿入する。この際、袋体100は、先端部110aが箱体200の上部に位置するように収納される。最後に、箱体200の蓋200aを閉じる。これにより、バッグインボックスが構成される。
本実施形態の袋部110の先端部110aは台形山形状であるため、袋部110には、箱体200の上部から突出する角部が存在しない。このため、箱体200の蓋200aを閉じるときに、袋体100を折り曲げたりせず、箱体200に挿入したときの状態のまま蓋200aを閉じても、袋体100が箱体200の蓋200aに挟まったりすることがない。
このように、本実施形態の袋体100は箱体200に収納されているため、これを輸送及び保管する際に、袋体100が外部の物に接触することがない。このため、袋体100が擦れたりすることを防止することができる。また、本実施形態の袋体100は、形状が安定している箱体200に収納されているため、持ち運び易く、積み重ねたときの安定性が良いので、輸送や保管が容易である。
(袋体100の使用方法)
次に、本実施形態の袋体100の使用方法について説明する。
本実施形態の袋体100は、水を貯留するタンクを備えていないウォーターサーバーに設置することができる。すなわち、袋体100自体がタンクの役割を果たすことができる。
このような袋体100のウォーターサーバーへの設置は、次のように行われる。まず、袋体100を箱体200から取出す。そして、この袋体100をウォーターサーバーに設置する際に、注出口120がある面を下に向けて、注出口120をウォーターサーバーの開口から外部に突出させる。これにより、袋体100は、袋体100自体はウォーターサーバーの内部に配置されて温度管理されるとともに、注出口120はウォーターサーバーの外部から操作できるようにウォーターサーバーに設置される。そして、上述のように、開閉レバー123を回転操作して口部121とノズル122を連通させると、ノズル122から温度管理された流体が注出される。一方、開閉レバー123を回転操作して口部121とノズル122の連通を遮断すると、ノズル122からの流体の注出が停止する。
また、水を貯留するタンクを備えているウォーターサーバーに設置する場合、まず、袋体100を箱体200から取出す。そして、この袋体100をウォーターサーバーに設置する際に、注出口120がある面を下に向けて、注出口120の位置をウォーターサーバーの注入口に一致させる。これにより、設置が完了する。そして、上述のように、開閉レバー123を回転操作して口部121とノズル122を連通させると、ノズル122から注出された流体がウォーターサーバーに注入される。一方、開閉レバー123を回転操作して口部121とノズル122の連通を遮断すると、ノズル122からの流体の注出が停止し、ウォーターサーバーへの流体の注入が停止する。
ウォーターサーバーは、水を駐留するタンクを備えているものも備えていないものもともに、袋体100を設置する空間は曲線状に形成されている。しかし、袋部110の先端部110aは台形山形状であるため、袋部110はウォーターサーバーの曲線の形状に干渉することなく設置される。このため、袋部110の内部空間112を折り曲げたりする必要がないので、内部空間112に流体の排出が困難になる部分が形成されない。これにより、内部空間112の流体を最後まで注出することができる。
また、袋体100には、取っ手113が形成されているため、袋体100を箱体200から取出して運ぶ際に、取っ手113を持って運ぶことができる。これにより、形状が不安定な袋体100の持ち運びが容易である。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について、図4及び図5を参照しながら説明する。本実施形態は、以上のように構成され、また使用される袋体100を、図4及び図5に示すように、2つ以上の連結した連結体300を想定している。図4は、バッグインボックス用袋体の連結体の正面図であり、図5は、図4の連結体の斜視図である。
まず、図4及び図5を参照しながら、本実施形態にかかる連結体300の構成を説明する。連結体300は、図4及び図5に示すように、2つ以上の袋体100-1,100-2が連続して連結されて構成されるものである。その構成方法としては、一体物の樹脂製フィルムを4枚重ね合わせて、これを、各袋体110-1,100-2を構成する袋部110−1、110−2が互いに連続して連結されるように加工することにより構成している。より詳細には、隣接する2つの袋部110−1、110-2は、これらを分離するための分離部114を介して連結されており、各袋部110−1、110−2と分離部114とは、上述のように、一体物の樹脂製フィルムにより一体に構成されたものである。
分離部114は、一の袋部110−1の先端部110aのB、Cよりなる頂辺と、一の樹脂製フィルム110−1と隣接する他の袋部110−2の後端部110bのI、Hよりなる一辺とを連結している。また、分離部114には、ミシン目115が設けられており、ミシン目115によって容易に分離される。このようにミシン目115に沿って分離部114を分離することにより、袋体100を連結体300から分離することができる。
隣接する2つの袋部110−1、110−2は、上底同士が対向するように形成された一対の台形状のクリアランス部310を介している。一対のクリアランス部310は、一の袋部110−1の先端部110aのA、Bよりなる一辺、及びC、Dよりなる一辺と、他の袋部110−2の後端部110bのF、Iよりなる一辺、及びE、Hよりなる一辺と、分離部114のB、I及びC、Hよりなる一辺と、により分離部114の一辺を上底とした一対の台形状に画成されている。
このように画成された一対のクリアランス部310を介して隣接する2つの袋部110−1、110−2が連結されているため、分離部114のどの部分で分離しても、袋部110−1、110−2の先端部110aの一部や後端部110bの一部が分離されることはない。このため、隣接する2つの袋部110−1、110−2を分離部114で分離するだけで、先端部110aが山形台形状で、後端部110bが矩形の袋体100を構成することができる。
また、分離部114は、先端部110aの頂部B、Cの幅を備えた方形状の部分であるため、分離された後には、頂部B、Cの幅の方形状の突出部が先端部110a及び後端部110bに形成されるだけである。このため、これら突出部を切除する必要はない。また、突出部は、台形状の突出部とは異なり、三角形状の角が無い。このため、他の袋を破損させたり、千切れて袋体100の内部空間112に侵入してしまったりということがない。
このように、連結体300から袋体100を分離させた後に、袋体100に対して処理を施す必要がないため、袋体100を効率よく製造することができる。
また、2つの袋体100を分離させる位置、すなわち、ミシン目115を設ける位置が各分離部114毎に異なっていても、袋部110−1、110−2の先端部110aの一部や後端部110bの一部が分離されることはない。したがって、ミシン目115を設ける位置に自由度があるため、連結体300の製造が容易になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、隣接する2つの袋部110−1、110−2を、一の袋部110−1の先端部110aのA、Bよりなる一辺、及びC、Dよりなる一辺と、他の袋部110−2の後端部110bのF、Iよりなる一辺、及びE、Hよりなる一辺と、分離部114のB、I及びC、Hよりなる一辺と、により分離部114の一辺を上底とした一対の台形状に画成された一対のクリアランス部310を介して連結した。これにより、分離部114のどの部分で分離しても、先端部110aが山形台形状で、後端部110bが矩形の袋体100を構成することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 バッグインボックス用袋体
110a 先端部
110b 後端部
112 内部空間
114 分離部
115 ミシン目
120 注出口
300 連結体
310 クリアランス部

Claims (7)

  1. 樹脂製フィルムの内部空間に流体を充填することができるバッグインボックス用袋体において、
    前記樹脂製フィルムは、先端部が台形山形状であり、2枚以上の前記樹脂製フィルムが溶着されることによって、前記内部空間が形成され、
    前記先端部に、前記内部空間から前記流体を注出するための注出口が設けられていることを特徴とする、バッグインボックス用袋体。
  2. 前記2枚以上の樹脂製フィルムは、後端部が矩形であり、全体として六角形状であり、
    前記先端部から遠い2つの角部が、三角形状に溶着されることによって、前記内部空間が八角形状に形成されることを特徴とする、請求項1に記載のバッグインボックス用袋体。
  3. 内部空間に流体を充填することができるバッグインボックス用袋体が2つ以上連結されてなる連結体において、
    前記袋体は、先端部が台形山形状であり、後端部が矩形であり、全体として六角形状であり、2枚以上の樹脂製フィルムが溶着されることによって、前記内部空間が形成され、
    一の袋体の前記先端部の頂辺と、前記一の袋体と隣接する他の袋体の前記先端部から遠い前記後端部の一辺とが、クリアランス部を介して連結されていることを特徴とする、バッグインボックス用袋体の連結体。
  4. 前記クリアランス部には、連結された2つの袋体を分離するための分離部が形成されていることを特徴とする、請求項3記載のバッグインボックス用袋体の連結体。
  5. 前記他の袋体の前記先端部から遠い前記後端部の一辺と、前記分離部の一辺とのなす角度は略直角であることを特徴とする、請求項3又は4に記載のバッグインボックス用袋体の連結体。
  6. 前記分離部には、ミシン目が形成されていることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1項に記載のバッグインボックス用袋体の連結体。
  7. 前記先端部から遠い前記後端部の2つの角部が、三角形状に溶着されることによって、前記内部空間が八角形状に形成されることを特徴とする、請求項3〜6のいずれか1項に記載のバッグインボックス用袋体の連結体。
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