JP5944988B2 - 強化された学習方法及びシステムと共にエッジルータ間で2つの疑似ワイヤを用いるeツリー - Google Patents

強化された学習方法及びシステムと共にエッジルータ間で2つの疑似ワイヤを用いるeツリー Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
本願は、2011年6月29日に出願された米国仮出願第61/502,501号及び2011年6月29日に出願された米国仮出願第61/502,505号の利益を主張し、これらの出願は、参照によって本願に包含される。
技術分野
本発明の実施形態は、ネットワーキングの分野に関連し、特に、Eツリーサービスネットワークに関連する。
Eツリーは、メトロイーサネットフォーラム(MEF)によってイーサネットローカルエリアネットワーク(LAN)サービスの特定のルーテッドマルチポイント(rooted multipoint)の形態として定義されるイーサネットサービスである。Eツリーサービスインスタンスにおいて、2つのタイプのネットワークノードが存在する:(1)ルートノード及び(2)リーフノードである。ルートノードによって送信されるパケットは、他のルートノード及び他のリーフノードへ配信され得る。しかしながら、リーフノードによって送信されるパケットは、Eツリーサービスインスタンス内のルートノードのみへ配信されるように制限される。換言すれば、リーフノードによって送信されるパケットは、別のリーフノードへ配信されることを許可されない。リーフノードから発信される、別のリーフノードを宛先とするパケットは、Eツリーサービスインスタンス内で配信されるべきではない。
バーチャルプライベートLANサービス(VPLS)は、インターネットプロトコル(IP)/マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)ネットワーク上でイーサネットベースのマルチポイントツーマルチポイント通信を提供するための一手法である。従来のVPLSネットワークにおいて、所与のLANサービスインスタンスについて、各プロバイダエッジネットワークエレメント(ネットワークエレメントPE)は、ネットワーク内のその他全てのPEへ疑似ワイヤ(PW:pseudowire)を確立して、LANサービスインスタンスに参加する全てのPE間にPWのフルメッシュを形成する。任意のネットワークノードから送信されるパケットは、任意の他のネットワークノードへ配信され得る。この意味において、従来のVPLSネットワーク内の全てのネットワークノードは、ルートノードのように振る舞う。そのため、VPLSネットワークにおいてeツリーサービスを実装するために、当該ネットワーク内のネットワークエレメントPEは、ルートノードから発信されるパケットと、リーフノードから発信されるパケットとを区別する手法を有し、それによって、リーフノードから発信される、別のリーフノードを宛先とする任意のパケットが当該ネットワークエレメントPEによって転送されないようにしなければならない。
ルートノードから発信されるパケットとリーフノードから発信されるパケットとを区別する1つのメカニズムは、各パケットにおける制御ワードを変更して、当該パケットをルートノード又はリーフノードから発信されるパケットとして識別することである。しかしながら、変更された制御ワードをネットワークエレメントPEにおいて処理するために、既存のネットワークエレメントPEの内部ハードウェアへの変更が必要となる。なぜなら、ネットワークエレメントPEは、ラベルスタック以外の追加のフィールドをルックアップし、制御ワードの内容に基づく分岐決定をして、パケットを転送するか否かを判定しなければならないためである。
「eツリーサービスネットワーク」と呼ばれる、MPLS/PWネットワーク上で実装されるeツリーサービスインスタンス、における強化されたアドレス学習及びパケット転送のための方法及び装置が説明される。一実施形態によれば、eツリーサービスネットワークの一部である2つのエッジネットワークエレメント間に2つの疑似ワイヤ(PW)が確立される:(1)ルートノードネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのルートPW;及び(2)リーフノードネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのリーフPWである。エッジネットワークエレメントの各々は、ローカルリーフノードに結合されるリーフアクセス回線(AC)に関連付けられる論理ポートと、ルートPWに関連付けられる論理ポートと、リーフPWに関連付けられる論理ポートと、を含む。ネットワークエレメントが、ルートPWに関連付けられる論理ポート上でソースメディアアクセス制御(MAC)アドレスを有するパケットを受信すると、当該ネットワークエレメントは、このパケットを受信することに応じて、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、ルートPWに関連付けられる論理ポートにソースMACアドレスを関連付け、及び、リーフPW MACアドレステーブルにおいて、リーフPWに関連付けられる論理ポートにソースMACアドレスを関連付ける。ネットワークエレメントが、リーフPWに関連付けられる論理ポート上でソースMACアドレスを有するパケットを受信すると、ネットワークエレメントは、このパケットを受信することに応じて、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、ルートPWに関連付けられる論理ポートに、このパケットのソースMACアドレスを関連付ける。ネットワークエレメントが、リーフACに関連付けられる論理ポート上で宛先MACアドレスを有するパケットを受信すると、ネットワークエレメントは、当該宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、リーフPW MACアドレステーブルにおいて示される論理ポートを介して当該パケットを転送する。
別の実施形態によれば、eツリーサービスネットワーク内のエッジネットワークエレメントは、1つ以上のプロセッサのセットと、当該プロセッサのセットに結合されるメモリと、を備える。メモリは、命令を記憶し、当該命令は、プロセッサのセットによって実行される場合、当該プロセッサのセットに以下を実行させる。エッジネットワークエレメントが、当該エッジネットワークエレメントをeツリーサービスの別のエッジネットワークエレメントと結合するルートPWであって、eツリーサービスサービスネットワーク内のルートネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのルートPWに関連付けられる論理ポート上でソースMACアドレスを有するパケットを受信すると、エッジネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、ルートPWに関連付けられる論理ポートにソースMACアドレスを関連付け、並びに、リーフPW MACアドレステーブルにおいて、エッジネットワークエレメントを別のエッジネットワークエレメントに結合するリーフPWであって、eツリーサービスネットワーク内のリーフネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのリーフPWに関連付けられる論理ポートにソースMACアドレスを関連付ける。エッジネットワークエレメントが、リーフPWに関連付けられる論理ポート上で、ソースMACアドレス及び宛先MACアドレスを有するパケットを受信すると、エッジネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、ルートPWに関連付けられている論理ポートにソースMACアドレスを関連付ける。エッジネットワークエレメントが、当該エッジネットワークエレメントをローカルリーフネットワークエレメントに結合するリーフアクセス回線に関連付けられる論理ポート上で、宛先MACアドレスを有するパケットを受信すると、エッジネットワークエレメントは、当該宛先MACアドレスはリーフPW MACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、リーフPW MACアドレステーブルにおいて示される、宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポートを介して、当該パケットを転送する。
さらなる実施形態によれば、eツリーサービスネットワーク内のネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルと、リーフPW MACアドレステーブルと、これらPW MACアドレステーブルに結合される学習モジュールと、これらPW MACアドレステーブルに結合される転送モジュールと、を備える。ルートPW MACアドレステーブルは、ネットワークエレメントの論理ポートとeツリーサービスネットワーク内の他のネットワークエレメントのMACアドレスとの間の関連付けのセットを記憶するように構成される。リーフPW MACアドレステーブルは、ネットワークエレメントの論理ポートとeツリーサービスネットワーク内の他のネットワークエレメントのMACアドレスとの間の関連付けの別のセットを記憶するように構成される。学習モジュールは、ネットワークエレメントの論理ポート上で受信されたパケットのソースMACアドレスをキャプチャし、及び、特定のソースMACアドレスを有するパケットを特定の論理ポート上で受信することなく、当該特定の論理ポートを当該特定のソースMACアドレスに関連付ける少なくとも1つのルールを含むポート関連付けルールのセットに基づいて、ルートPW MACアドレステーブル及びリーフPW MACアドレステーブルにおいて、ネットワークエレメントの論理ポートに当該ソースMACアドレスを関連付けるように構成される。転送モジュールは、ネットワークエレメントにおいて受信されるパケットの宛先MACアドレスをPW MACアドレステーブルのうちの少なくとも1つにおいてルックアップし、及び、当該PW MACアドレステーブルに記憶される関連付けのセットのうちの少なくとも1つに基づいて、パケットの各々を転送すべきか又は廃棄すべきかを判定するように構成される。
本発明は、以下の説明及び本発明の実施形態を図示するために用いられる添付の図面を参照することによって最も良く理解され得る。図面において:
本発明の一実施形態に係る例示的なeツリーサービスネットワークを図示する。 本発明の一実施形態に係る、eツリーサービスネットワークにおける強化されたアドレス学習についての方法を図示する。 本発明の一実施形態に係る、eツリーサービスネットワークにおけるパケット転送についての方法を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第1の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第2の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第3の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第4の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第5の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第6の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第7の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第8の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第9の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第10の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第11の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係る、第12の時点におけるeツリーサービスネットワークのネットワークエレメントにおけるアドレス学習及びパケット転送処理を図示する。 本発明の一実施形態に係るネットワークエレメントを図示する。 本発明の一実施形態に係るネットワークエレメントにおけるライン/制御カードを図示する。
以下の説明において、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、本発明の実施形態はこれらの具体的な詳細無しに実施をされ得ることが理解される。他の場合において、周知の回路、構造及び技法は、本説明の理解を曖昧にしないように詳細には示されていない。
本明細書における「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示的な実施形態」等への言及は、説明される実施形態が特定の機能、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施形態が必ずしも当該特定の機能、構造、又は特性を含まなくてもよいことを示す。また、そのような表現は、必ずしも同じ実施形態に言及しない。さらに、特定の機能、構造、又は特性がある実施形態に関連して説明される場合、明示的に説明されていてもいなくても、そのような機能、構造、又は特性を他の実施形態に関連して達成することは当業者の知識の範囲内であることが提示される。
下記の説明及び特許請求の範囲において、「結合される(coupled)」及び「接続される(connected)」という用語は、これらの派生語と共に用いられ得る。これらの用語は互いに同義語として意図されないことが理解されるべきである。「結合される」は、互いに直接物理的に又は電気的に接触してもしなくてもよい2つ以上のエレメントが互いに協働し又はインタラクションすることを示すために用いられる。「接続される」は、互いに結合される2つ以上のエレメント間における通信の確立を示すために用いられる。
本明細書において、ネットワークエレメント(例えば、ルーター、スイッチ、ブリッジ)は、ネットワーク上の他の機器(例えば、他のネットワークエレメント、終端局(end station))と通信可能に相互接続する、ハードウェア及びソフトウェアを含む1つのネットワーク機器である。幾つかのネットワークエレメントは、複数のネットワーキング機能(例えば、ルーティング、ブリッジング、スイッチング、レイヤ2アグリゲーション、セッションボーダー制御、サービスの品質(Quality of Service)、及び/又は加入者管理)についてのサポートを提供し、及び複数のアプリケーションサービス(例えば、データ、音声及びビデオ)についてのサポートを提供する「マルチサービスネットワークエレメント(multiple services network elements)」である。加入者端局(subscriber end stations)(例えば、サーバ、ワークステーション、ラップトップ、ネットブック、パームトップ、携帯電話、スマートフォン、マルチメディアフォン、VOIP(Voice Over Internet Protocol)電話、ユーザ機器、端末、ポータブルメディアプレーヤ、GPSユニット、ゲーム機、セットトップボックス)は、インターネット上で提供されるコンテンツ/サービス、及び/又はインターネットにオーバーレイされる(例えば、インターネットを通じてトンネリングされる)バーチャルプライベートネットワーク(VPN)上で提供されるコンテンツ/サービスにアクセスする。コンテンツ及び/又はサービスは、典型的に、サービス又はコンテンツプロバイダに属する1つ以上の終端局(例えば、サーバ端局)、又はピアツーピアサービスに参加する終端局によって提供され、及び、例えば、パブリックウェブページ(例えば、無料コンテンツ、ストアフロント、検索サービス)、プライベートウェブページ(例えば、電子メールサービスを提供する、ユーザ名/パスワードによりアクセスされるウェブページ)、及び/又はVPN上の企業ネットワークを含み得る。典型的に、加入者端局は、(例えば、(無線又は有線で)アクセスネットワークに結合される顧客構内の機器を通じて)エッジネットワークエレメントに結合され、当該エッジネットワークエレメントは、(例えば、1つ以上のコアネットワークエレメントを通じて)他のエッジネットワークエレメントに結合され、当該他のエッジネットワークエレメントは、他の終端局(例えば、サーバ端局)に結合される。
幾つかのネットワークエレメントは、VPLS(バーチャルプライベートLANサービス)についてのサポートを提供する。例えば、VPLSネットワークにおいて、加入者端局は、CEに結合することによって、VPLSを通じて提供されるコンテンツ/サービスにアクセスし、これらは、他のネットワークエレメントによって結合されるネットワークエレメントPEを通じて結合される。VPLSネットワークは、トリプルプレーネットワークアプリケーション(例えば、データアプリケーション(例、高速インターネットアクセス)、ビデオアプリケーション(例、IPTV(Internet Protocol Television)、VoD(Video-on-Demand)サービスなどのテレビジョンサービス)、及び音声アプリケーション(例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)サービス))、VPNサービス等を実装するために用いられることができる。VPLSは、マルチポイント接続性について用いられることができるレイヤ2VPNの1つのタイプである。VPLSネットワークは、別個の地理的ロケーションにおけるCEに結合される加入者端局が、あたかもローカルエリアネットワーク(LAN)内で互いに直接アタッチされているかのように、広域ネットワーク(WAN:Wide Area Network)を介して互いに通信することも可能にする(エミュレーテッドLANと呼ばれる)。
VPLSネットワークにおいて、各CEは、典型的に、場合により(有線及び/又は無線の)アクセスネットワークを通じて、アクセス回線としても知られるアタッチメント回線(例えば、CEとネットワークエレメントPEとの間のバーチャルリンク又は接続)を介してネットワークエレメントPEのブリッジモジュールにアタッチされる。ネットワークエレメントPEのブリッジモジュールは、エミュレーテッドLANインタフェースを通じてエミュレーテッドLANにアタッチされる。各ブリッジモジュールは、MACアドレスを疑似ワイヤ及びアタッチメント回線にマッピングする転送テーブルを維持することによって「バーチャルスイッチインスタンス(Virtual Switch Instance)」として動作する。ネットワークエレメントPEは、(CEから受信される)フレームを、これらのフレームに含まれるMAC宛先アドレスに基づいて宛先(例えば、他のCE、他のネットワークエレメントPE)へ転送する。
図1は、本発明の一実施形態に係る、「eツリーサービスネットワーク」と呼ばれる、MPLS/PWネットワーク上で実装される単純な例示的なeツリーサービスインスタンスを図示する。この簡略化されたネットワーク100において、プロバイダエッジネットワークエレメント(provider’s edge network elements)として動作する2つのネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140が存在する。ネットワークエレメントPE1 130は、4つの論理ポートを有するバーチャルスイッチインタフェースVSI1 110を有する。同様に、ネットワークエレメントPE2 140は、4つの論理ポートを有するバーチャルスイッチインタフェースVSI2 120を有する。ネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140は、各々4つの論理ポートを有するものとして示されるが、これらのネットワークエレメントにおけるバーチャルスイッチインタフェースは任意の数の論理ポートを有し得ることが理解されるべきである。ネットワークエレメントPE1 130は、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)アドレスMAC1を有する顧客エッジネットワークエレメントCE(customer edge)1 191に結合される1つのルートアクセス回線(AC:access circuit)RAC1 171と、MACアドレスMAC2を有する別の顧客エッジネットワークエレメントCE2 192に結合される1つのリーフAC LAC1 181と、を有する。従って、この例示的なネットワークにおいて、ネットワークエレメントCE1 191は、ルートノードであり、ネットワークエレメントCE2 192は、リーフノードである。同様に、ネットワークエレメントPE2 140は、MACアドレスMAC3を有する顧客エッジネットワークエレメントCE3 193に結合される1つのルートアクセス回線RAC2 172と、MACアドレスMAC4を有する別の顧客エッジネットワークエレメントCE4 194に結合される1つのリーフアクセス回線LAC2 182と、を有する。従って、ネットワークエレメントCE3 193は、ルートノードであり、ネットワークエレメントCE4 194は、リーフノードである。ネットワークエレメントPE1 130は、従来の単一の疑似ワイヤ(PW)の代わりに、eツリーサービスネットワーク内のルートノードネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのルートPW(RPW)101と、当該eツリーサービスネットワーク内のリーフノードネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのリーフPW(LPW)102と、を含むPEのセットを通じて、ネットワークエレメントPE2 140に結合される。ネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140の各々において、各PWは、それ自体の個別の論理ポート割り当てを有し、それによって、2つのPWは、同じ論理ポートを共有しない。従って、ネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140の各々は、以下を含む:(1)ローカルリーフノードに結合されるリーフACに関連付けられる論理ポート;(2)ローカルルートノードに結合されるルートACに関連付けられる論理ポート;(3)ルートPWに関連付けられる論理ポート;及び(4)リーフPWに関連付けられる論理ポート。他の実施形態において、ネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140の各々は、他のネットワークエレメントに結合される他のノードに関連付けられる他の論理ポート、及び/又は他のエッジネットワークエレメントに結合される他のPWのセットを有し得る。さらに、ネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140の各々は、ローカルACに関連付けられる任意の論理ポートを有する必要はない。例えば、代替的な実施形態において、ネットワークエレメントPE2 140は、ローカルに接続されるリーフACを有しなくてもよく、従って、ネットワークエレメントPE2 140は、eツリーサービスネットワーク100内に3つのアクティブ論理ポートのみを有してもよい。
本発明の一実施形態によれば、eツリーサービスネットワーク内のネットワークエレメントは、当該eツリーサービスネットワーク内の他のネットワークエレメントへ不正パケットを転送することなく、不正パケットを廃棄するように構成される。本発明は、1つのタイプのプロバイダエッジネットワークエレメントのみを有するeツリーサービスを参照しつつ説明されるが、本発明に係る個別のエッジネットワークエレメント(例えば、ネットワークエレメントPE1)は他のタイプのeツリーサービスパケット転送技法を用い得る他のタイプのエッジネットワークエレメントと共にeツリーサービスネットワーク内に配置されることもできることが理解されるべきである。さらに、本発明はネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140がプロバイダエッジネットワークエレメントであるものとして説明されるが、本明細書において説明されるコンポーネント及び方法は、他のタイプのネットワークエレメントにも同様に適用されることができる。
一例として、ここで、ネットワークエレメントPE1 130のコンポーネントが説明されるであろう。ネットワークエレメントPE2 140は、類似したコンポーネントを有する。ネットワークエレメントPE1 130は、ルートPW MACアドレステーブル132、リーフPW MACアドレステーブル134、学習モジュール131、及び転送モジュール133を備える。本明細書において説明されるように、モジュールの各々は、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせにおいて実装されることができる。ルートPW MACアドレステーブル132は、ネットワークエレメントPE1 130の論理ポートとeツリーサービスネットワーク内の他のネットワークエレメントのMACアドレスとの間の関連付けのセットを記憶するように構成される。リーフPW MACアドレステーブル134は、ネットワークエレメントPE1 130の論理ポートとeツリーサービスネットワーク内の他のネットワークエレメントのMACアドレスとの間の別の関連付けのセットを記憶するように構成される。(まとめて「PW MACアドレステーブル」と呼ばれる)ルートPW MACアドレステーブル132及びリーフPW MACアドレステーブル134は組み合わさって、パケットがネットワークエレメントPE1 130からeツリーサービスネットワーク内の別のネットワークエレメントへ転送されるべきかをネットワークエレメントPE1が判定することを可能にする。PW MACアドレステーブル132及び134内のエントリは、ネットワークエレメントPE1 130における特定の論理ポートを、当該特定の論理ポートを通じて到達されることができる、ネットワーク内の別のネットワークデバイスのMACアドレスに関連付ける。
ネットワークエレメントPE1 130は、ルートPW MACアドレステーブル132及びリーフPW MACアドレステーブル134に結合される学習モジュール131も含む。学習モジュール131は、ネットワークエレメントPE1 130において受信されるパケットのソースMACアドレスをキャプチャし、及び、ポート関連付けルールのセットに基づいて、当該ソースMACアドレスをルートPW MACアドレステーブル132及びリーフPW MACアドレステーブル134内のネットワークエレメントPE1 130の論理ポートに関連付けるように構成される。ポート関連付けルールのうちの少なくとも1つは、特定のソースMACアドレスを有するパケットを特定の論理ポート上で受信済みであることを要さずとも、当該特定の論理ポートを当該特定のソースMACアドレスに関連付ける。換言すれば、従来のアドレス学習技法とは異なり、あるMACアドレスをパケットのソースMACアドレスとして有する当該パケットを論理ポートが受信したことがなくても、当該論理ポートは、当該MACアドレスに関連付けられ得る。
ここで、学習モジュール131において用いられる関連付けルールのセットが説明されるであろう。ネットワークエレメントPE1 130をeツリーサービスネットワーク内の別のネットワークエレメントに結合するルートPWに関連付けられる論理ポート上で受信される各パケットについて、学習モジュール131は、ルートPW MACアドレステーブル132において、当該ルートPWに関連付けられる論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付ける。また、学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134において、ネットワークエレメントPE1 130をeツリーサービスネットワーク内の上記別のネットワークエレメントに結合するリーフPWに関連付けられる論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付ける。換言すれば、学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134において、ルートPWがその一方であるPWペアのうちのリーフPWに関連付けられる論理ポートにソースMACアドレスを関連付ける。
リーフPWに関連付けられる論理ポート上で受信される各パケットについて、学習モジュール131は、ルートPW MACアドレステーブル132において、リーフPWがその一方であるPWペアのうちのルートPWに関連付けられる論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付ける。ネットワークエレメントPE1 130をeツリーサービスネットワーク内のローカルリーフネットワークエレメントに結合するリーフACに関連付けられる論理ポート上で受信される各パケットについて、学習モジュール131は、ルートPW MACアドレステーブル132において、当該パケットのソースMACアドレスを当該リーフACに関連付けられる論理ポートに関連付ける。この実施形態において、エントリはリーフPW MACアドレステーブル134において生成されないことに留意されたい。代替的な実施形態において、学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134におけるエントリの生成を省略するのではなく、当該パケットのソースMACアドレスをリーフPW MACアドレステーブル134内のエントリに記憶する。ただし、当該MACアドレスを論理ポートに関連付ける代わりに、MACアドレスは、「廃棄(discard)」インジケータに関連付けられる。
ネットワークエレメントPE1 130をeツリーサービスネットワーク内のローカルルートネットワークエレメントに結合するルートACに関連付けられる論理ポート上で受信される各パケットについて、学習モジュール131は、ルートPW MACアドレステーブル132において、当該ルートACに関連付けられる論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付ける。また、学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134において、当該パケットのソースMACアドレスを当該ルートACに関連付けられる論理ポートに関連付ける。
ネットワークエレメントPE1 130は、ルートPW MACアドレステーブル132とリーフPW MACアドレステーブル134とに結合される転送モジュール133も備える。転送モジュール133は、ネットワークエレメントPE1 130において受信されるパケットの宛先MACアドレスを、ルートPW MACアドレステーブル132及びリーフPW MACアドレステーブル134のうちの少なくとも1つにおいてルックアップし、並びに、ルートPW MACアドレステーブル132及びリーフPW MACアドレステーブル134にそれぞれ記憶される2つの関連付けのセットに基づいて、パケットの各々を転送すべきか又は廃棄すべきかを判定するように構成される。ルートPWに関連付けられる論理ポート又はローカルに接続されるルートACに関連付けられる論理ポート上で受信される各パケットについて、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル132において見出される場合、転送モジュール133は、ルートPW MACアドレステーブル132において示される論理ポート上で当該パケットを転送する。リーフPWに関連付けられる論理ポート又はローカルに接続されるリーフACに関連付けられる論理ポート上で受信される各パケットについて、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル132において見出されるがリーフPW MACアドレステーブル134においては見出されない場合、転送モジュール133は、当該パケットを廃棄する。当該パケットの宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル134において見出される場合、転送モジュール133は、リーフPW MACアドレステーブル134において示される論理ポート上で当該パケットを転送する。代替的な実施形態において、転送モジュール133は、当該パケットの宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブルにおいて見出されても、当該宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル134において「廃棄」インジケータと関連付けられている場合、当該パケットを廃棄する。転送の決定はeツリーサービスネットワーク内のエッジネットワークエレメントの各々においてローカルに実行されるため、ローカルリーフノードから1つのエッジネットワークエレメントにおいて受信される、別のエッジネットワークエレメントにアタッチされるリモートリーフノードを宛先とするパケットは、ローカルで廃棄される。そのため、そのようなパケットは、PWをまたいで送信されることがなく、エッジネットワークエレメント間の不必要なネットワークトラフィックを最小限に抑えて、より効率的なeツリーサービスネットワークがもたらされる。
転送モジュール133は、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル132及びリーフPW MACアドレステーブル134の双方において存在しない場合、いずれの論理ポート上でパケットをブロードキャストすべきかを判定するようにも構成される。未知の宛先MACアドレスを有するパケットのこのブロードキャスティングは、MACアドレス学習プロセスを容易にする。ネットワークエレメントPE1 130が、リーフACに関連付けられる論理ポート上でパケットを受信する場合であって、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル132において見出されず、及びリーフPW MACアドレステーブル134において見出されないとき、転送モジュールは、当該パケットをルートAC及びリーフPWに関連付けられる論理ポート上でブロードキャストする。ネットワークエレメントPE1 130が、リーフPWに関連付けられる論理ポート上でパケットを受信する場合であって、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル132においてもリーフPW MACアドレステーブル134においても見出されないとき、転送モジュール133は、ルートAC及び他のリーフPWに関連付けられる論理ポート上で当該パケットをブロードキャストする。ネットワークエレメントPE1 130がルートACに関連付けられる論理ポート上でパケットを受信する場合であって、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル132においてもリーフPW MACアドレステーブル134においても見出されないとき、転送モジュール133は、リーフAC、ルートPW、及び他のルートACに関連付けられる論理ポート上で、当該パケットをブロードキャストする。ネットワークエレメントPE1 130がルートPWに関連付けられる論理ポート上でパケットを受信する場合であって、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル132においてもリーフPW MACアドレステーブル134においても見出されないとき、転送モジュール133は、リーフAC、ルートAC、及び他のルートPWに関連付けられる論理ポート上で、当該パケットをブロードキャストする。
一例として、ネットワークエレメントPE1 130は、ネットワーク管理者によって、ネットワークエレメントPE1 130のVSI110において以下の論理ポート割り当てを有するように構成される:(1)ルートアクセス回線RAC1 171は論理ポートP1 111に割り当てられる;(2)リーフアクセス回線LAC1 リーフアクセス回線LAC1 181は、論理ポートP2 112に割り当てられる;(3)ルートPW101は、論理ポートP3 113に割り当てられる;及び(4)リーフPW102は、論理ポートP4 114に割り当てられる。同様に、ネットワークエレメントPE2 140は、ネットワークエレメントPE2 140のVSI120において以下の論理ポート割り当てを有するように構成される:(1)ルートアクセス回線RAC2 172は論理ポートP7 127に割り当てられる;(2)リーフアクセス回線LAC2 182は論理ポートP8 128に割り当てられる;(3)ルートPW101は論理ポートP5 125に割り当てられる;及び(4)リーフPW102は論理ポートP6 126に割り当てられる。そのため、各ネットワークエレメントは、当該ネットワークエレメントのローカルな論理ポート割り当てを個別に認識し、及び当該ネットワークエレメント自体のローカルな論理ポートの各々にアタッチされるノードのタイプを認識する。
最初に、ネットワークエレメントPE1 130は、上述された論理ポート割り当てに基づいて、ローカルに接続されるノードのタイプの知識を有するが、ネットワークエレメントPE1 130は、それらの論理ポートに結合されるその他のネットワークエレメントのいずれのMACアドレスの知識も有しない。強化されたアドレス学習プロセスの期間中、ネットワークエレメントPE1 130の学習モジュール131は、ネットワークエレメントPE1 130へネットワーク内のその他のネットワークエレメントから送信されるパケットのソースMACアドレスをキャプチャする。本発明の一実施形態によれば、ネットワークエレメントPE1 130が、当該ネットワークエレメントの論理ポートのうちの1つ上で、ソースMACアドレスを有するパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE1内の学習モジュール131は、PW MACアドレステーブル132及び134のうちの少なくとも1つにおける新たなエントリにおいて、上述されたポート関連付けルールのセットによって決定されるように、当該パケットのソースMACアドレス及び論理ポートを記憶する。
例えば、ソースMACアドレスMAC1を有するCE1 191から発信されたパケットが、ルートアクセス回線RAC1 171に関連付けられる論理ポートP1 111上で受信されると、ネットワークエレメントPE1 130の学習モジュール131は、このパケットを受信することに応じて、ルートPW MACアドレステーブル132内のエントリにおいてMACアドレスMAC1を記憶し、及び、ルートPW MACアドレステーブル132において、ルートアクセス回線RAC1 171に関連付けられる論理ポートP1 111にソースMACアドレスMAC1を関連付ける。さらに、ネットワークエレメントPE1 130内の学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134内のエントリにおいてMACアドレスMAC1を記憶し、及び、リーフPW MACアドレステーブル134において、ルートアクセス回線RAC1 171に関連付けられる論理ポートP1 111にソースMACアドレスMAC1を関連付ける。学習モジュール131は、PW MACアドレステーブル132及び134の双方にエントリを記憶する。なぜなら、このパケットは、ローカルに接続されるルートAC上で受信されたためである。
ソースMACアドレスMAC2を有するCE2 192から発信されたパケットが、リーフアクセス回線LAC1 181に関連付けられる論理ポートP2 112上で受信されると、ネットワークエレメントPE1 130内の学習モジュール131は、このパケットを受信することに応じて、ルートPW MACアドレステーブル132内のエントリにおいてMACアドレスMAC2を記憶し、及び、ルートPW MACアドレステーブル132において、リーフアクセス回線LAC1 181に関連付けられる論理ポートP2 112にソースMACアドレスMAC2を関連付ける。学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134内にエントリを記憶しない。なぜなら、このパケットは、ローカルに接続されるリーフAC上で受信されたためである。代替的な実施形態において、学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134内のエントリの生成を省略するのではなく、リーフPW MACアドレステーブル134内のエントリにおいてMACアドレスMAC2を記憶する。ただし、MACアドレスMAC2を論理ポートに関連付ける代わりに、MACアドレスMAC2は、「廃棄」インジケータに関連付けられる。
ソースMACアドレスMAC3を有するCE3 193から発信されたパケットが、ルートPW101に関連付けられる論理ポートP3 113上で受信されると、ネットワークエレメントPE1 130内の学習モジュール131は、このパケットを受信することに応じて、ルートPW MACアドレステーブル132内のエントリにおいてMACアドレスMAC3を記憶し、及び、ルートPW MACアドレステーブル132において、ルートPW102に関連付けられる論理ポートP3 113にソースMACアドレスMAC3を関連付ける。さらに、ネットワークエレメントPE1 130内の学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134内のエントリにおいてMACアドレスMAC3を記憶し、及び、リーフPW MACアドレステーブル134において、リーフPW102に関連付けられる論理ポートP4 114にソースMACアドレスMAC3を関連付ける。学習モジュール131は、PW MACアドレステーブル132及び134の双方にエントリを記憶する。なぜなら、このパケットはルートPW上で受信されたためである。アドレス学習メカニズムのこの特徴は、リーフPW MACアドレステーブル134においてMACアドレスMAC3に関連付けられる論理ポートがこのパケットを受信した論理ポートではない点において、従来のアドレス学習方法とは異なることに留意されたい。むしろ、リーフPW MACアドレステーブル134内のMACアドレスMAC3は、このパケットを受信した論理ポートとは異なる論理ポートに関連付けられる。より具体的には、MACアドレスMAC3は、このパケットを受信したルートPW101に割り当てられる論理ポートの代わりに、リーフPW102に割り当てられる論理ポートに関連付けられる。
ソースMACアドレスMAC4を有するCE4 194から発信されたパケットが、リーフPW102に関連付けられる論理ポートP4 114上で受信されると、ネットワークエレメントPE1 130内の学習モジュール131は、このパケットを受信することに応じて、ルートPW MACアドレステーブル132内のエントリにおいてMACアドレスMAC4を記憶し、及び、ルートPW MACアドレステーブル132において、ルートPW101に関連付けられている論理ポートP3 113にソースMACアドレスMAC4を関連付ける。学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134内にはエントリを記憶しない。なぜなら、このパケットはリーフPW上で受信されたためである。代替的な実施形態において、学習モジュール131は、リーフPW MACアドレステーブル134におけるエントリの生成を省略するのではなく、MACアドレスMAC4をリーフPW MACアドレステーブル134内のエントリに記憶する。ただし、MACアドレスMAC4を論理ポートに関連付ける代わりに、MACアドレスMAC4は、「廃棄」インジケータに関連付けられる。アドレス学習メカニズムのこの特徴は、ルートPW MACアドレステーブル132においてMACアドレスMAC4に関連付けられる論理ポートがこのパケットを受信した論理ポートではない点において、従来のアドレス学習方法とは異なることに留意されたい。むしろ、ルートPW MACアドレステーブル132内のMACアドレスMAC4は、このパケットを受信した論理ポートとは異なる論理ポートに関連付けられる。より具体的には、MACアドレスMAC4は、このパケットを受信したリーフPW102に割り当てられる論理ポートの代わりに、ルートPW101に割り当てられる論理ポートに関連付けられる。
最初は、ネットワークエレメントPE2 140が、ネットワークエレメントPE1 130にローカルに結合されるネットワークエレメントのMACアドレスを学習する前に、ルートPW101又はリーフPW102上でネットワークエレメントPE1 130によって受信されるパケットは、ネットワークエレメントPE2 140からブロードキャストされるパケットであることに留意すべきである。例えば、ネットワークエレメントCE193又は未知の宛先MACアドレスを有するローカルルートノードから発信されたパケットは、ネットワークエレメントPE2 140によってルートPW101上でネットワークエレメントPE1 130へブロードキャストされるであろう。ネットワークエレメントPE2 140は、リーフPW102ではなくルートPW101上でパケットをブロードキャストするであろう。なぜなら、ネットワークエレメントPE2 140は、このパケットがローカルルートACから発信されたこと、及び、ルートノードから発信されたパケットはルートPW101上で送信されるべきことを認識しているためである。同様に、CE4 194又はローカルリーフノードから発信された未知の宛先MACアドレスを有するパケットは、ネットワークエレメントPE2 140によって、ルートPW101ではなくリーフPW102上でブロードキャストされるであろう。本明細書において説明されるMACアドレス学習プロセスを容易にするためのブロードキャストメカニズムは、未知の宛先MACアドレスを有するパケットが全ての論理ポート上でブロードキャストされない点において、従来のブロードキャスト方法とは異なる。その代わりに、パケットは、ルートPW101又はリーフPW102及び他の適当なローカルに接続されるAC上で選択的にブロードキャストされる。
ここで、一例として、本発明の一実施形態に係るブロードキャストメカニズムは、ネットワークエレメントPE1 130を参照しつつ説明されるであろう。ネットワークエレメントPE1 130が、PW MACアドレステーブル132及び134の双方において存在しない宛先MACアドレスを有するパケットを受信すると、当該パケットは、eツリーサービスネットワーク要件に従って、適当な論理ポートを介してブロードキャストされる。例えば、ネットワークエレメントPE1 130が、ローカルリーフノードネットワークエレメントCE2 192に結合されるリーフアクセス回線LAC1 181に関連付けられる論理ポートP2 112上でパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE1 130の転送モジュール133は、宛先MACアドレスがPW MACアドレステーブル132及び134の双方において存在しないと判定することに応じて、論理ポートP4 114を介してリーフPW102上でネットワークエレメントPE2 140へ向けて、及び論理ポートP1 111を介してルートアクセス回線RAC1 171上へローカルルートノードネットワークエレメントCE1 191へ向けて、当該パケットをブロードキャストする。ネットワークエレメントPE1 130が、ローカルルートACに関連付けられる他の論理ポートを有する別の実施形態において、このパケットは、他のローカルルートACに関連付けられるそれら他の論理ポート上でもブロードキャストされる。このパケットは、ルートPW101上ではブロードキャストされない。なぜなら、このパケットは、ローカルリーフノードから発信されたためである。さらに、このパケットは、ローカルリーフACに関連付けられるいずれの論理ポート上でもブロードキャストされない。なぜなら、eツリーサービスネットワーク要件によれば、リーフノードからのパケットは別のリーフノードへ転送されるべきではないためである。
ネットワークエレメントPE1 130が、ローカルルートネットワークエレメントCE1 191に結合されるリーフアクセス回線RAC1 171に関連付けられる論理ポートP1 111上でパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE1 130の転送モジュール133は、宛先MACアドレスがPW MACアドレステーブル132及び134の双方において存在しないと判定することに応じて、論理ポートP3 113を介してルートPW101上でネットワークエレメントPE2 140へ向けて、及び論理ポートP2 112を介してリーフアクセス回線LAC1 181上でローカルリーフノードネットワークエレメントCE2 192へ向けて、当該パケットをブロードキャストする。ネットワークエレメントPE1 130が、他のローカルリーフ及びルートACに関連付けられる他の論理ポートを有する別の実施形態において、このパケットは、他のローカルリーフ及びルートACに関連付けられるそれら他の論理ポート上でもブロードキャストされる。このパケットは、リーフPW102上ではブロードキャストされない。なぜなら、このパケットは、ローカルルートノードから発信されたためである。
ネットワークエレメントPE1 130が、ルートPW101に関連付けられる論理ポートP3 113上でパケットを受信すると、宛先MACアドレスがPW MACアドレステーブル132及び134の双方において存在しないと判定することに応じて、ネットワークエレメントPE1 130の転送モジュール133は、論理ポートP1 111を介してルートアクセス回線RAC1 171上でローカルルートノードネットワークエレメントCE1 191へ向けて、及び論理ポートP2 112を介してリーフアクセス回線LAC1 181上でローカルリーフノードネットワークエレメントCE2 192へ向けて、当該パケットをブロードキャストする。ネットワークエレメントPE1 130が、他のローカルリーフAC及びルートACに関連付けられる他の論理ポートを有する別の実施形態において、このパケットは、他のローカルリーフAC及びルートACに関連付けられるそれら他の論理ポート上でもブロードキャストされる。このパケットは、リーフPW102上でネットワークエレメントPE2 140へ向けてはブロードキャストされない。なぜなら、このパケットはネットワークエレメントPE2 140から発信されたため、及び、このパケットはリモートルートノードから発信されたためである。代替的な実施形態において、ネットワークエレメントPE1 130は、eツリーサービスネットワーク内の他のネットワークエレメントに接続される付加的なルートPWを有し、このパケットは、それら他のルートPW上でもブロードキャストされるであろう。
ネットワークエレメントPE1 130が、リーフPW102に関連付けられる論理ポートP4 114上でパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE1 130の転送モジュール133は、宛先MACアドレスがPW MACアドレステーブル132及び134の双方において存在しないと判定することに応じて、当該パケットを論理ポートP1 111を介してルートアクセス回線RAC1 17上へローカルルートノードネットワークエレメントCE1 191へ向けてブロードキャストする。ネットワークエレメントPE1 130が、他のローカルルートACに関連付けられる他の論理ポートを有する別の実施形態において、このパケットは、他のローカルルートACに関連付けられるそれら他の論理ポート上でもブロードキャストされる。このパケットは、ルートPW101上でネットワークエレメントPE2 140へ向けてはブロードキャストされない。なぜなら、このパケットはネットワークエレメントPE2 140から発信されたため、及び、このパケットはリモートリーフノードから発信されたためである。さらに、このパケットは、ローカルリーフACに関連付けられる如何なる論理ポート上でもブロードキャストされない。なぜなら、eツリーサービスネットワーク要件によれば、リーフノードからのパケットは、別のリーフノードへ転送されるべきではないためである。ネットワークエレメントPE1 130が、eツリーサービスネットワーク内の他のネットワークエレメントに接続される付加的なリーフPWを有する代替的な実施形態において、このパケットは、それら他のリーフPW上でもブロードキャストされるであろう。
学習モジュール131は、上述したようなアドレス学習プロセス及びアドレス学習プロセスを容易にするためのブロードキャストメカニズムを用いて、例示的なeツリーサービスネットワーク100についての図1に示されるようなネットワークエレメントPE1 130におけるPW MACアドレステーブル132及び134にデータを追加するであろう。同様に、ネットワークエレメントPE2 140内の学習モジュール141は、同様のアドレス学習プロセスを用いて、当該ネットワークエレメントPE2 140のPW MACアドレステーブル142及び144にデータを追加するであろう。ここで、本発明の一実施形態に係るMACアドレステーブルを用いるパケット転送メカニズムが説明されるであろう。
一例として、ネットワークエレメントPE1 130が、ローカルリーフノードネットワークエレメントCE2 192に結合されるリーフアクセス回線LAC1 181に関連付けられる論理ポートP2 112上でパケットを受信すると、転送モジュール133は、宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル134内に存在しないが、ルートPW MACアドレステーブル132内には存在すると判定することに応じて、このパケットを破棄し及び廃棄する。代替的な実施形態において、宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル134内に存在するが、「廃棄」インジケータに関連付けられている場合、転送モジュール133は、このパケットを破棄し及び廃棄する。宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル134内に存在する(及び、「廃棄」インジケータに関連付けられていない)場合、宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル134内に存在すると判定することに応じて、転送モジュール133は、リーフPW MACアドレステーブル134において示される論理ポート上へパケットを転送する。同じパケット転送メカニズムは、リーフPW102に関連付けられる論理ポートP4 114上で受信されるパケットに適用される。
ネットワークエレメントPE1 130が、ルートアクセス回線RAC1 171に関連付けられる論理ポートP1 111上でパケットを受信すると、転送モジュール133は、このパケットの宛先MACアドレスが、ネットワークエレメントPE1 130において記憶されるルートPW MACアドレステーブル132内に存在すると判定することに応じて、ルートMACアドレステーブル132によって示される当該論理ポート上で、このパケットを転送する。同じパケット転送メカニズムは、ルートPW101に関連付けられる論理ポートP3 113上で受信されるパケットに適用される。
上記転送メカニズムは、ネットワークエレメントPE1 130に関して上述されてきたが、同じ転送メカニズムは、ネットワークエレメントPE2 140に適用される。図1に示される例示的なeツリーサービスネットワークは2つのプロバイダエッジネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140のみを有し、各プロバイダエッジネットワークエレメントはローカルに接続される1つのルートAC及びローカルに接続される1つのリーフACのみを有するが、本明細書において説明される強化されたアドレス学習及び転送メカニズムは、任意の数のプロバイダエッジネットワークエレメント及び各プロバイダエッジネットワークエレメントにアタッチされる任意の数のルートAC又はリーフACを有する如何なる任意のeツリーサービスネットワークにも適用されることにも留意すべきである。さらに、プロバイダエッジネットワークエレメントにアタッチされる各ルートAC又はリーフACは、同じeツリーサービスネットワークの一部、又は異なるeツリーサービスネットワークの一部であってもよい。別の実施形態において、エッジネットワークエレメントが、ローカルに接続されるルートACのみを有する場合、当該エッジネットワークエレメントは、ネットワーク内の他のエッジネットワークエレメントへ単一のPWを確立しさえすればよい。
ここで、図2及び図3A〜図3Bにおけるフロー図の動作が説明されるであろう。ただし、図2及び図3A〜図3Bにおけるフロー図の動作は、図1を参照しつつ議論された実施形態以外の本発明の実施形態によって実行されることができ、図1を参照しつつ議論された実施形態は、図2及び図3A〜図3Bのフロー図を参照しつつ議論される動作とは異なる動作を実行することができることが理解されるべきである。
図2は、本発明の一実施形態に係る、eツリーサービスネットワーク内のネットワークエレメントにおける強化されたアドレス学習の方法200についてのフロー図を図示する。一実施形態において、強化されたアドレス学習の方法200は、ネットワークエレメント内の学習モジュールによって実行される。学習モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせにより実装されることができることが理解されるべきである。
ブロック202において、ネットワークエレメントは、未知のソースMACアドレスを有するパケットを論理ポート上で受信する。ブロック204において、ネットワークエレメントは、当該論理ポートがリーフPWに関連付けられている(即ち、論理ポートがリーフPWに割り当てられている)かを判定する。当該論理ポートがリーフPWに関連付けられていると判定される場合、ブロック212において、ネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、ルートPWに関連付けられている論理ポートにソースMACアドレスを関連付ける。代替的な実施形態において、ネットワークエレメントは、リーフPWアドレステーブルにおいて、ソースMACアドレスを「廃棄」インジケータにも関連付ける。パケットを受信した論理ポートがリーフPWに関連付けられていない場合、ブロック206において、当該論理ポートがルートPWに関連付けられているかが判定される。当該論理ポートがルートPWに関連付けられていると判定される場合、ブロック214において、ネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、ルートPWに関連付けられている論理ポートにソースMACアドレスを関連付け、及び、リーフPW MACアドレステーブルにおいて、リーフPWに関連付けられる論理ポートにもソースMACアドレスを関連付ける。
パケットを受信した論理ポートがルートPWに関連付けられていない場合、ブロック208において、ローカルに接続されるリーフACに論理ポートが関連付けられているかが判定される。論理ポートがリーフACに関連付けられている場合、ブロック216において、ネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、リーフACに関連付けられる論理ポートにソースMACアドレスを関連付ける。代替的な実施形態において、ネットワークエレメントは、リーフPWアドレステーブルにおいて、ソースMACアドレスを「廃棄」インジケータにも関連付ける。パケットを受信した論理ポートがリーフACに関連付けられていない場合、論理ポートは、ルートACに関連付けられる。ブロック218において、ネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルにおいて、ルートACに関連付けられる論理ポートにソースMACアドレスを関連付け、及び、リーフPW MACアドレステーブルにおいて、リーフACに関連付けられる論理ポートにもソースMACアドレスを関連付ける。
図3は、本発明の一実施形態に係る、eツリーサービスネットワーク内のネットワークエレメントにおけるパケット転送の方法300についてのフロー図を図示する。パケット転送の方法300は、ネットワークエレメントがその論理ポートのうちの1つ上でパケットを受信する際、(もしあれば)どのPW及び/又は(もしあれば)どのローカルに接続されるAC上でネットワークエレメントがパケットを転送し又はブロードキャストすべきかを判定するために用いられる。一実施形態において、パケット転送の方法300は、ネットワークエレメント内の転送モジュールによって実行される。転送モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせにより実装されることができることが理解されるべきである。
ブロック302において、ネットワークエレメントは、その論理ポートのうちの1つ上で、宛先MACアドレスを有するパケットを受信する。ブロック304において、ネットワークエレメントは、当該パケットを受信した論理ポートがリーフノードに関連付けられている(即ち、論理ポートがリーフPW又はリーフACに割り当てられている)かを判定する。論理ポートがリーフノードに割り当てられている場合、ブロック306において、ネットワークエレメントは、当該パケットの宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に見出されるかを判定する。当該パケットの宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に存在すると判定される場合、ブロック308において、ネットワークエレメントは、リーフPW MACアドレステーブルにおいて示される宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポート上で当該パケットを転送する。宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に存在しないと判定される場合、ブロック310において、ネットワークエレメントは、宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル内に見出されるかを判定する。当該パケットの宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に存在せず、及びルートPW MACアドレステーブル内にも存在しないと判定される場合、ブロック314において、ネットワークエレメントは、リーフPWに関連付けられる他の論理ポート及びローカルルートアクセス回線に関連付けられる他の論理ポート(即ち、リーフPW又はルートACに関連付けられる論理ポート)上で当該パケットをブロードキャストする。当該パケットの宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に存在しないが、ルートPW MACアドレステーブル内に見出されると判定される場合、当該パケットは不正パケットであり、ブロック312において、ネットワークエレメントは、当該パケットを破棄し及び廃棄する。
リーフPW MACアドレステーブルが、「廃棄」インジケータに関連付けられるMACアドレスを含む代替的な実施形態において、リーフノード上で受信されるパケットについてのパケット転送メカニズムは、以下のように変形される。ネットワークエレメントは、宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に見出されるかを判定する。宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に見出される場合、宛先MACアドレスが「廃棄」インジケータに関連付けられているかが判定される。宛先MACアドレスが「廃棄」インジケータに関連付けられている場合、当該パケットは、不正パケットであり、ネットワークエレメントは、当該パケットを破棄し及び廃棄する。宛先MACアドレスが「廃棄」インジケータに関連付けられていない場合、ネットワークエレメントは、リーフPW MACアドレステーブルにおいて示される、宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポート上で、当該パケットを転送する。宛先MACアドレスがリーフPW MACアドレステーブル内に見出されない場合、ネットワークエレメントは、リーフPWに関連付けられる論理ポート及びローカルルートアクセス回線に関連付けられる論理ポート(即ち、リーフPW又はルートACに割り当てられる論理ポート)上で当該パケットをブロードキャストする。リーフPW MACアドレステーブル内に「廃棄」インジケータを含めることによって、パケット転送メカニズムは、リーフノード上で受信されるパケットについて、宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル内に見出されるかを判定するステップ(ブロック310)を省略することができることに留意されたい。そのため、「廃棄」インジケータの使用は、転送メカニズムの速度及び性能を向上させることができる。
ブロック304を再び参照すると、パケットを受信した論理ポートがリーフノードに関連付けられていない場合、ルートノードに関連付けられる論理ポート(即ち、論理ポートは、ルートPW又はルートACに割り当てられる)。ブロック316において、ネットワークエレメントは、当該パケットの宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル内に見出されるかを判定する。宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル内に存在しないと判定される場合、ブロック318において、ネットワークエレメントは、ルートPWに関連付けられる他の論理ポート及びローカルアクセス回線に関連付けられる他の論理ポート(即ち、ルートPW、ルートAC、又はリーフACに割り当てられる論理ポート)上で当該パケットをブロードキャストする。宛先MACアドレスがルートPW MACアドレステーブル内に存在すると判定される場合、ブロック320において、ネットワークエレメントは、ルートPW MACアドレステーブルにおいて示される、宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポート上で、当該パケットを転送する。
一例として、図2及び図3のフロー図の動作をさらに図示するために、図4A〜図4Mは、図1に示される例示的なeツリーサービスネットワーク100内のネットワークエレメントPE1 130及びPE2 140によって受信される一連のパケットを示す。図中の数字を囲む円は、イベントの経時的順序を表す。ただし、同じ図中の複数のイベントは同時に又は円で囲まれる数字によって示される順序とは異なる順序で発生し得ることが理解されるべきである。図4Aに示されるように、最初は、ネットワークエレメントPE1 130のPW MACアドレステーブル132及び134、並びにネットワークエレメントPE2 140のPW MACアドレステーブル142及び144は、ネットワーク内のネットワークエレメントのMACアドレスの全てを有しない。イベント1において、ネットワークエレメントPE1 130は、ソースMACアドレスMAC1及び宛先アドレス(destination address)MAC4を有するパケットを論理ポートP1 111上で受信する。ネットワークエレメントPE1 130は、ブロック218に従って、ルートPW MACアドレステーブル132及びリーフPW MACアドレステーブル134において、MACアドレスMAC1を論理ポートP1 111に関連付ける。なぜなら、論理ポートP1 111は、ルートアクセス回線RAC1 171に割り当てられるためである。
図4B中のイベント2及びイベント3において、ブロック318に従って、ネットワークエレメントPE1 130は、ルートPW101に割り当てられる論理ポートP3 113及び他のローカルリーフAC LAC1 181に割り当てられる論理ポートP2 112上で、このパケットをブロードキャストする。なぜなら、宛先MACアドレスMAC4は、ルートPW MACアドレステーブル132内で見出されないためである。ネットワークエレメントPE2 140は、このパケットを論理ポートP5 125上で受信すると、ブロック214に従って、ルートPW MACアドレステーブル142において、MACアドレスMAC1を論理ポートP5 125に関連付け、及び、リーフPW MACアドレステーブル144において、リーフPW102に割り当てられる論理ポートP6 126にもMACアドレスMAC1を関連付ける。
図4C中のイベント4及びイベント5において、ネットワークエレメントPE2 140は、ブロック318に従って、ローカルルートAC RAC2 172に割り当てられる論理ポートP7 127及びローカルリーフAC LAC2 182に割り当てられる論理ポートP8 128上で、このパケットをブロードキャストする。なぜなら、宛先MACアドレスMAC4は、MACアドレステーブル142内で見出されないためである。MACアドレスMAC4を有するネットワークエレメントCE4 194(このパケットの意図された受信先)は、このパケットをネットワークエレメントPE2 140から受信し、ネットワークエレメントCE4 194は、ソースMACアドレスMAC4及び宛先MACアドレスMAC1を有する応答パケットを、図4D中のイベント6によって示されるようにネットワークエレメントPE2 140の論理ポートP8 128へ向けて送信するであろう。ネットワークエレメントPE2 140がこのパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE2 140は、ブロック216に従って、ルートPW MACアドレステーブル142において、ソースMACアドレスMAC4を論理ポートP8 128に関連付ける。なぜなら、論理ポートP8 128は、ローカルリーフAC LAC2 182に割り当てられるためである。
図4E中のイベント7において、ネットワークエレメントPE2 140は、このパケットを受信した論理ポートP8 128がリーフAC LAC2 182に関連付けられており、及び当該パケットの宛先MACアドレスMAC1が当該ネットワークエレメントPE2 140のリーフPW MACアドレステーブル144内で見出されると判定する。次いで、ブロック308に従って、ネットワークエレメントPE2 140は、リーフPW MACアドレステーブル144において示されるようにリーフPW102に割り当てられる論理ポートP6 126上で、このパケットを転送する。ネットワークエレメントPE1 130が、ソースMACアドレスMAC4を有するこのパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE1 130は、ブロック212に従って、ルートPW MACアドレステーブル132において、MACアドレスMAC4を論理ポートP4 114に関連付ける。
図4F中のイベント8において、ネットワークエレメントPE1 130は、このパケットを受信した論理ポートP4 114がリーフPW102に関連付けられており、及び当該パケットの宛先MACアドレスMAC1がリーフPW MACアドレステーブル134内で見出されると判定する。次いで、ブロック308に従って、ネットワークエレメントPE1 130は、リーフPW MACアドレステーブル134において示されるようにルートAC RAC1 171に割り当てられる論理ポートP1 111上で、当該パケットを転送する。
図4G中のイベント9において、ネットワークエレメントPE1 130は、ソースMACアドレスMAC2及び宛先MACアドレスMAC4を有するパケットを論理ポートP2 112上で受信する。ネットワークエレメントPE1 130は、MACアドレスMAC2を論理ポートP2に関連付ける。ネットワークエレメントPE1 130は、ブロック216に従って、ルートPW MACアドレステーブル132において、MACアドレスMAC2を論理ポートP2 112に関連付ける。なぜなら、論理ポートP2 112は、ローカルリーフAC LAC1 181に割り当てられるためである。イベント10において、ネットワークエレメントPE1 130は、このパケットを受信した論理ポートP2 112がローカルリーフAC LAC1 181に関連付けられており、及び当該パケットの宛先MACアドレスMAC4が当該ネットワークエレメントPE1 130のリーフPW MACアドレステーブル134において見出されないが、ルートPW MACアドレステーブル132内では見出されると判定する。次いで、ブロック312に従って、ネットワークエレメントPE1 130は、このパケットを破棄し及び廃棄する。なぜなら、これは、リーフノードから送信された、リーフノードを宛先とする不正パケットであるためである。
図4H中のイベント11において、ネットワークエレメントPE1 130は、ソースMACアドレスMAC2及び宛先MACアドレスMAC3を有するパケットを論理ポートP2 112上で受信する。図4J中のイベント12及び13において、ネットワークエレメントPE1 130は、このパケットを受信した論理ポートP2 112がローカルリーフAC LAC1 181に関連付けられており、及び当該パケットの宛先MACアドレスMAC3がリーフPW MACアドレステーブル134内で見出されず、ルートPW MACアドレステーブル132内でも見出されないと判定する。次いで、ブロック314に従って、ネットワークエレメントPE1 130は、ルートAC RAC1 171に割り当てられる論理ポートP1 111及びリーフPW102に割り当てられる論理ポートP4 114上で、このパケットをブロードキャストする。ネットワークエレメントPE2 140は、このパケットを論理ポートP6 126上で受信すると、ブロック212に従って、ルートPW MACアドレステーブル142において、ソースMACアドレスMAC2を論理ポートP5 125に関連付ける。
図4K中のイベント14において、ネットワークエレメントPE2 140は、このパケットを受信した論理ポートP6 126がリーフPW102に関連付けられており、及び当該パケットの宛先MACアドレスMAC3がリーフPW MACアドレステーブル144内で見出されないと判定する。次いで、ブロック314に従って、ネットワークエレメントPE2 140は、ルートAC RAC2 172に割り当てられる論理ポートP7 127上で、このパケットをブロードキャストする。MACアドレスMAC3を有するネットワークエレメントCE3 193(このパケットの意図された受信先)は、このパケットをネットワークエレメントPE2 140から受信し、ネットワークエレメントCE3 193は、図4L中のイベント15によって示されるように、ソースMACアドレスMAC3及び宛先MACアドレスMAC2を有する応答パケットをネットワークエレメントPE2 140の論理ポートP7 127へ向けて送信するであろう。ネットワークエレメントPE2 140がこのパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE2 140は、ブロック218に従って、ルートPW MACアドレステーブル142において、及び、リーフPW MACアドレステーブル144においても、ソースMACアドレスMAC3を論理ポートP7 127に関連付ける。なぜなら、論理ポートP7 127は、ローカルルートAC RAC2 172に割り当てられるためである。
図4M中のイベント16において、ネットワークエレメントPE2 140は、このパケットを受信した論理ポートP7 127がルートAC RAC2 172に関連付けられており、及び当該パケットの宛先MACアドレスMAC2が当該ネットワークエレメントPE2 140のルートPW MACアドレステーブル142において見出されると判定する。ブロック320に従って、ネットワークエレメントPE2 140は、ルートPW MACアドレステーブル142において示されるようにルートPW101に割り当てられる論理ポートP5 125上で、このパケットを転送する。ネットワークエレメントPE1 130が、ソースMACアドレスMAC3を有するこのパケットを受信すると、ネットワークエレメントPE1 130は、ブロック214に従って、ルートPW MACアドレステーブル132において、MACアドレスMAC3を論理ポートP3 113に関連付け、及び、リーフPW MACアドレステーブルにおいて、MACアドレスMAC3を論理ポートP4 114に関連付ける。イベント17において、ネットワークエレメントPE1 130は、このパケットを受信した論理ポートP3 113がルートPW101に関連付けられており、及び当該パケットの宛先MACアドレスMAC2が当該ネットワークエレメントPE1 130のルートPW MACアドレステーブル132内で見出されると判定する。次いで、ブロック320に従って、ネットワークエレメントPE1 130は、ルートPW MACアドレステーブル132において示されるようにリーフAC LAC1 181に割り当てられる論理ポートP2 112上で、このパケットを転送する。
図5は、本発明の幾つかの実施形態において用いられる例示的なネットワークエレメントを図示する。図5に図示されるように、ネットワークエレメント500は、制御カード515及び520(例えば、一方の制御カードはアクティブであり、他方の制御カードはバックアップである)、リソースカード525A〜525N、及びラインカード530A〜530Nを備える。これらのカードは、1つ以上のメカニズムを通じて互いに結合される(例えば、第1のフルメッシュがラインカードを結合し、第2のフルメッシュが全てのカードを結合する)。ラインカードのセットは、データプレーンを構成する一方、制御カードのセットは、制御プレーンを提供し及びラインカードを通じて外部のネットワークエレメントとパケットを交換する。サービスカードのセットは、特殊な処理(例えば、レイヤ4〜レイヤ7のサービス(例、ファイアウォール、IPSec、IDS、P2P)、VoIPセッションボーダーコントローラ、モバイルワイヤレスゲートウェイ(GGSN,進化型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)ゲートウェイ))を提供することができる。一例として、サービスカードは、IPSecトンネルを終端させ、並びに付随する認証アルゴリズム及び暗号化アルゴリズムを実行するために用いられ得る。図5に図示されるネットワークエレメント500のアーキテクチャは例示であって、本発明の他の実施形態においてはカードの異なる組み合わせが用いられ得ることが理解されるべきである。例えば、幾つかのネットワークエレメントは、1つ以上の制御カードのセット、ゼロ個以上のリソースカードのセット、及び1つ以上のラインカードのセットを備えてもよい。一実施形態において、ネットワークエレメントのうちのいずれが図5に図示されるアーキテクチャと同様のアーキテクチャを有してもよい。
図5に図示されるカードの各々は、図6に示されるように、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリを含む。例えば、ラインカード530A〜530Bは、典型的に、パケットを高速で転送し及び/又は交換することを含めてパケットを処理するための1つ以上のパケット処理ユニットを備え、及び本明細書において説明される1つ以上のMACアドレステーブルを記憶するための1つ以上のメモリを備える。制御カード515及び520も、シグナリング、(MACアドレステーブルの生成及び/又は管理を含む)ルーティング、接続セットアップ、セッションセットアップ等を実行するための1つ以上のプロセッサ603を備える。例えば、特に、制御カード515は、メモリ(例えば、キャッシュ604、RAM605、ROM607、又は不揮発性ストレージ606)に記憶される命令を実行して、本明細書において説明される学習モジュール及び転送モジュールを実行する。本明細書において、命令は、ある動作を実行するように構成され又は所定の機能性を有する特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェアの特定の構成、又は非一時的な(non-transitory)コンピュータ読取可能な媒体において具現化されるメモリに記憶されるソフトウェア命令を指し得る。従って、図面に示される技法は、1つ以上の電子デバイス(例えば、ネットワークエレメント)上に記憶され及び実行されるコード及びデータを用いて実装されることができる。そのような電子デバイスは、非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体(例えば、磁気ディスク、光ディスク、RAM、ROM、フラッシュメモリデバイス、相変化メモリ)、及び一時的なコンピュータ読取可能な通信媒体(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号といった、電気的、光学的、音響的又は他の形態の伝搬信号)といったコンピュータ読取可能な媒体を用いて、コード及びデータを記憶し並びに(内部的に、及び/又は、ネットワーク上で他の電子デバイスと)通信する。また、そのような電子デバイスは、典型的に、1つ以上のストレージデバイス606(非一時的な機械読み取り可能な記憶媒体)、ユーザ入力/出力デバイス610(例えば、キーボード、タッチスクリーン、及び/又はディスプレイ)、及びネットワーク接続といった1つ以上の他のコンポーネントに結合される1つ以上のプロセッサ603のセットを含む。プロセッサのセットと他のコンポーネントとの結合は、典型的に、1つ以上のバス及び(バスコントローラとも称される)ブリッジ602を介する。従って、所与の電子デバイスのストレージデバイスは、典型的に、当該電子デバイスの1つ以上のプロセッサ603のセット上での実行のためのコード及び/又はデータを記憶する。当然ながら、本発明の一実施形態の1つ以上の部分は、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はハードウェアの様々な組み合わせを用いて実装され得る。
代替的な実施形態
本発明の実施形態は、簡略化されたeツリーサービスネットワークに関して説明されているが、本明細書において説明される方法は、任意の数のネットワークエレメント並びに各プロバイダエッジネットワークエレメントにアタッチされる任意の数のルートアクセス回線及びリーフアクセス回線を有する他のより複雑なeツリーサービスネットワークに適用される。従って、本発明の実施形態は、図1に図示される簡略化されたeツリーサービスネットワークに限定されない。さらに、本明細書において説明される方法はネットワークエレメントのソフトウェア、又はネットワークエレメントのハードウェア、又はこれらの組み合わせにおいて実装され得ることが理解されるべきである。図中のフロー図は本発明のある実施形態によって実行される動作の特定の順序を示すが、そのような順序は例示であること(例えば、代替的な実施形態は、当該動作を異なる順序で実行し、ある動作を組み合わせ、ある動作を重複させる等し得る)が理解されるべきである。
本発明は幾つかの実施形態の観点から説明されているが、本発明は説明された実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲の思想及び範囲内における変更及び変形により実施をされ得ることを当業者は認識するであろう。従って、上記説明は、限定ではなく例示として見なされるべきである。

Claims (28)

  1. eツリーサービスネットワーク内の第1のエッジネットワークエレメントにおける方法であって、
    当該第1のエッジネットワークエレメントは、前記eツリーサービスネットワーク内のルートネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのルート疑似ワイヤと、前記eツリーサービスネットワーク内のリーフネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するためのリーフ疑似ワイヤと、を含む疑似ワイヤのセットを通じて第2のエッジネットワークエレメントに結合され、
    前記第1のエッジネットワークエレメントは、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる第1の論理ポートと、前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる第2の論理ポートと、ローカルリーフネットワークエレメントに結合されるリーフアクセス回線に関連付けられる第3の論理ポートと、を含む複数の論理ポートを備え、
    前記方法は、
    前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポート上で、第1のソースメディアアクセス制御(MAC)アドレス及び第1の宛先MACアドレスを有する第1のパケットを受信することに応じて、
    ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポートに前記第1のソースMACアドレスを関連付けるステップ、及び
    リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポートに前記第1のソースMACアドレスを関連付けるステップ、
    を実行するステップと、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート上で、第2のソースMACアドレス及び第2の宛先MACアドレスを有する第2のパケットを受信することに応じて、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポートに前記第2のソースMACアドレスを関連付けるステップと、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第3のソースMACアドレス及び第3の宛先MACアドレスを有する第3のパケットを受信するステップと、
    前記第3の宛先MACアドレスは前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて示される、前記第3の宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポートを介して、前記第3のパケットを転送するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第4のソースMACアドレス及び第4の宛先MACアドレスを有する第4のパケットを受信することと、
    前記第4の宛先MACアドレスは前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在せず、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、前記第4のパケットを破棄することと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で前記第3のパケットを受信することに応じて、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポートに前記第3のソースMACアドレスを関連付けること、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数の論理ポートは、ローカルルートネットワークエレメントに結合されるルートアクセス回線に関連付けられる第4の論理ポートをさらに含み、
    前記方法は、
    前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポート上で、第5のソースMACアドレス及び第5の宛先MACアドレスを有する第5のパケットを受信することに応じて、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポートに前記第5のソースMACアドレスを関連付けるステップ、及び、
    前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポートに前記第5のソースMACアドレスを関連付けるステップ、
    を実行すること、
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第6のソースMACアドレス及び第6の宛先MACアドレスを有する第6のパケットを受信することと、
    前記第6の宛先MACアドレスは前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在せず、及び前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しないと判定することに応じて、前記第2の論理ポートを介して前記リーフ疑似ワイヤ上へ前記第2のエッジネットワークエレメントへ向けて、及び前記第4の論理ポートを介して前記ルートアクセス回線上へ前記ローカルルートネットワークエレメントへ向けて、前記第6のパケットをブロードキャストすることと、
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポート上で、第6のソースMACアドレス及び第6の宛先MACアドレスを有する第6のパケットを受信することと、
    前記第6の宛先MACアドレスは前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて示される、前記第6の宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポートを介して、前記第6のパケットを転送することと、
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポート上で、第6のソースMACアドレス及び第6の宛先MACアドレスを有する第6のパケットを受信することと、
    前記第6の宛先MACアドレスは前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しないと判定することに応じて、前記第1の論理ポートを介して前記ルート疑似ワイヤ上へ前記第2のエッジネットワークエレメントへ向けて、及び前記第3の論理ポートを介して前記リーフアクセス回線上へ前記ローカルリーフネットワークエレメントへ向けて、前記第6のパケットをブロードキャストすることと、
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート上で前記第2のパケットを受信することに応じて、
    前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記第2のソースMACアドレスを廃棄インジケータに関連付けるステップと、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第4のソースMACアドレス及び第4の宛先MACアドレスを有する第4のパケットを受信するステップと、
    前記第4の宛先MACアドレスが前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在し、及び廃棄インジケータに関連付けられていると判定することに応じて、前記第4のパケットを破棄するステップと、
    を実行すること、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第5のソースMACアドレス及び第5の宛先MACアドレスを有する第5のパケットを受信することと、
    前記第5の宛先MACアドレスが前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しないと判定することに応じて、前記第2の論理ポートを介して前記リーフ疑似ワイヤ上へ前記第2のエッジネットワークエレメントへ向けて、及びローカルルートネットワークエレメントに結合されるルートアクセス回線に関連付けられる第4の論理ポートを介して前記ルートアクセス回線上へ前記ローカルルートネットワークエレメントへ向けて、前記第5のパケットをブロードキャストすることと、
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. eツリーサービスネットワーク内のエッジネットワークエレメントであって、当該エッジネットワークエレメントは、
    1つ以上のプロセッサのセットと、
    前記プロセッサのセットに結合される非一時的な機械読み取り可能な記憶媒体であって、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記エッジネットワークエレメントを前記eツリーサービスの別のエッジネットワークエレメントに結合するルート疑似ワイヤであって、前記eツリーサービスネットワーク内のルートネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するための当該ルート疑似ワイヤに関連付けられる第1の論理ポート上で、第1のソースMACアドレス及び第1の宛先MACアドレスを有する第1のパケットを受信することと、
    ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポートに前記第1のソースMACアドレスを関連付けることと、
    リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記エッジネットワークエレメントを前記別のエッジネットワークエレメントに結合するリーフ疑似ワイヤであって、前記eツリーサービスネットワーク内のリーフネットワークエレメントから送信されるパケットを搬送するための当該リーフ疑似ワイヤに関連付けられる第2の論理ポートに前記第1のソースMACアドレスを関連付けることと、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート上で、第2のソースMACアドレス及び第2の宛先MACアドレスを有する第2のパケットを受信することと、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポートに前記第2のソースMACアドレスを関連付けることと、
    前記エッジネットワークエレメントをローカルリーフネットワークエレメントに結合するリーフアクセス回線に関連付けられる第3の論理ポート上で、第3のソースMACアドレス及び第3の宛先MACアドレスを有する第3のパケットを受信することと、
    前記第3の宛先MACアドレスは前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて示される、前記第3の宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポートを介して、前記第3のパケットを転送することと、
    を実行させる命令を記憶する当該非一時的な機械読み取り可能な記憶媒体と、
    を備える、エッジネットワークエレメント。
  11. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第4のソースMACアドレス及び第4の宛先MACアドレスを有する第4のパケットを受信することと、
    前記第4の宛先MACアドレスは前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在せず、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、前記第4のパケットを破棄することと、
    をさらに実行させる、請求項10に記載のエッジネットワークエレメント。
  12. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で前記第3のパケットを受信することに応じて、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポートに前記第3のパケットの前記第3のソースMACアドレスを関連付けること、
    をさらに実行させる、請求項10に記載のエッジネットワークエレメント。
  13. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記エッジネットワークエレメントをローカルルートネットワークエレメントに結合するルートアクセス回線に関連付けられる第4の論理ポート上で、第5のソースMACアドレス及び第5の宛先MACアドレスを有する第5のパケットを受信することと、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポートに前記第5のソースMACアドレスを関連付けることと、
    前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポートに前記第5のソースMACアドレスを関連付けることと、
    をさらに実行させる、請求項11に記載のエッジネットワークエレメント。
  14. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第6のソースMACアドレス及び第6の宛先MACアドレスを有する第6のパケットを受信することと、
    前記第6の宛先MACアドレスは前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在せず、及び前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しないと判定することに応じて、前記第2の論理ポートを介して前記リーフ疑似ワイヤ上へ前記別のエッジネットワークエレメントへ向けて、及び前記第4の論理ポートを介して前記ルートアクセス回線上へ前記ローカルルートネットワークエレメントへ向けて、前記第6のパケットをブロードキャストすることと、
    をさらに実行させる、請求項13に記載のエッジネットワークエレメント。
  15. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポート上で、第6のソースMACアドレス及び第6の宛先MACアドレスを有する第6のパケットを受信することと、
    前記第6の宛先MACアドレスは前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在すると判定することに応じて、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて示される、前記第3の宛先MACアドレスに関連付けられる論理ポートを介して、前記第6のパケットを転送することと、
    をさらに実行させる、請求項13に記載のエッジネットワークエレメント。
  16. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポート上で、第6のソースMACアドレス及び第6の宛先MACアドレスを有する第6のパケットを受信することと、
    前記第6の宛先MACアドレスは前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しないと判定することに応じて、前記第1の論理ポートを介して前記ルート疑似ワイヤ上へ前記別のエッジネットワークエレメントへ向けて、及び前記第3の論理ポートを介して前記リーフアクセス回線上へ前記ローカルリーフネットワークエレメントへ向けて、前記第6のパケットをブロードキャストすることと、
    をさらに実行させる、請求項13に記載のエッジネットワークエレメント。
  17. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート上で前記第2のパケットを受信することに応じて、前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記第2のソースMACアドレスを廃棄インジケータに関連付けることと、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第4のソースMACアドレス及び第4の宛先MACアドレスを有する第4のパケットを受信することと、
    前記第4の宛先MACアドレスは前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在し、及び廃棄インジケータに関連付けられていると判定することに応じて、前記第4のパケットを破棄することと、
    をさらに実行させる、請求項10に記載のエッジネットワークエレメント。
  18. 前記命令は、前記プロセッサのセットによって実行される場合、前記プロセッサのセットに、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で、第5のソースMACアドレス及び第5の宛先MACアドレスを有する第5のパケットを受信することと、
    前記第5の宛先MACアドレスが前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しないと判定することに応じて、前記第2の論理ポートを介して前記リーフ疑似ワイヤ上へ前記別のエッジネットワークエレメントへ向けて、及びローカルルートネットワークエレメントに結合されるルートアクセス回線に関連付けられる第4の論理ポートを介して前記ルートアクセス回線上へ前記ローカルルートネットワークエレメントへ向けて、前記第5のパケットをブロードキャストすることと、
    をさらに実行させる、請求項17に記載のエッジネットワークエレメント。
  19. eツリーサービスネットワーク内のネットワークエレメントであって、
    前記ネットワークエレメントの論理ポートと前記eツリーサービスネットワーク内のその他のネットワークエレメントのMACアドレスとの間の関連付けの第1のセットを記憶するように構成されるルート疑似ワイヤメディアアクセス制御(MAC)アドレステーブルと、
    前記ネットワークエレメントの前記論理ポートと前記eツリーサービスネットワーク内の前記その他のネットワークエレメントの前記MACアドレスとの間の関連付けの第2のセットを記憶するように構成されるリーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルと、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル及び前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルに結合される学習モジュールであって、
    前記ネットワークエレメントの前記論理ポート上で受信されるパケットのソースMACアドレスをキャプチャし、及び、
    特定のソースMACアドレスを有するパケットを特定の論理ポート上で受信することなく、当該特定の論理ポートを当該特定のソースMACアドレスに関連付ける少なくとも1つのルールを含むポート関連付けルールのセットに基づいて、前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル及び前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ネットワークエレメントの前記論理ポートに前記ソースMACアドレスを関連付ける、
    ように構成される当該学習モジュールと、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル及び前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルに結合される転送モジュールであって、
    前記ネットワークエレメントにおいて受信された前記パケットの宛先MACアドレスを前記疑似ワイヤMACアドレステーブルのうちの少なくとも1つにおいてルックアップし、及び、
    前記疑似ワイヤMACアドレステーブルに記憶される関連付けの前記第1及び第2のセットのうちの少なくとも1つに基づいて、前記パケットの各々を転送すべきか又は廃棄すべきかを判定する、
    ように構成される当該転送モジュールと
    を備える、ネットワークエレメント。
  20. 前記ポート関連付けルールのセットは、
    前記ネットワークエレメントを前記eツリーサービス内の別のネットワークエレメントに結合するルート疑似ワイヤに関連付けられる第1の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けることと、
    前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ネットワークエレメントを前記eツリーサービス内の前記別のネットワークエレメントに結合するリーフ疑似ワイヤに関連付けられる第2の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けることと、
    を含む、請求項19に記載のネットワークエレメント。
  21. 前記ポート関連付けルールのセットは、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けること、
    をさらに含む、請求項20に記載のネットワークエレメント。
  22. 前記ポート関連付けルールのセットは、
    前記ネットワークエレメントを前記eツリーサービス内のローカルリーフネットワークエレメントに結合するリーフアクセス回線に関連付けられる第3の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けること、
    をさらに含む、請求項21に記載のネットワークエレメント。
  23. 前記ポート関連付けルールのセットは、
    前記ネットワークエレメントを前記eツリーサービス内のローカルルートネットワークエレメントに結合するルートアクセス回線に関連付けられる第4の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けることと、
    前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けることと、
    を含む、請求項22に記載のネットワークエレメント。
  24. 前記転送モジュールは、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート又は前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    当該パケットの宛先MACアドレスが前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在し、及び前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しない場合、当該パケットを廃棄する、
    ように構成される、請求項23に記載のネットワークエレメント。
  25. 転送モジュールは、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート又は前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    当該パケットの宛先MACアドレスが前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在せず、及び前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しない場合、前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポート上で当該パケットをブロードキャストする、
    ように構成される、請求項23に記載のネットワークエレメント。
  26. 転送モジュールは、
    前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    当該パケットの宛先MACアドレスが前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在せず、及び前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しない場合、前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート及び前記ルートアクセス回線に関連付けられる前記第4の論理ポート上で当該パケットをブロードキャストする、
    ように構成される、請求項23に記載のネットワークエレメント。
  27. 前記ポート関連付けルールのセットは、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記ルート疑似ワイヤに関連付けられる前記第1の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けることと、
    前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、当該パケットのソースMACアドレスを第1の廃棄インジケータに関連付けることと、
    前記ネットワークエレメントを前記eツリーサービス内のローカルリーフネットワークエレメントに結合するリーフアクセス回線に関連付けられる第3の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    前記ルート疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポートに当該パケットのソースMACアドレスを関連付けることと、
    前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブルにおいて、当該パケットのソースMACアドレスを第2の廃棄インジケータに関連付けることと、
    をさらに含む、請求項20に記載のネットワークエレメント。
  28. 転送モジュールは、
    前記リーフ疑似ワイヤに関連付けられる前記第2の論理ポート又は前記リーフアクセス回線に関連付けられる前記第3の論理ポート上で受信される各パケットについて、
    当該パケットの宛先MACアドレスが前記リーフ疑似ワイヤMACアドレステーブル内に存在しない場合、ローカルルートネットワークエレメントに結合されるルートアクセス回線に関連付けられる第4の論理ポート上で当該パケットをブロードキャストする、
    ように構成される、請求項27に記載のネットワークエレメント。
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