JP5943681B2 - 情報処理装置、情報処理装置のファームウエア更新方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置のファームウエア更新方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置のファームウエア更新方法びプログラムに関するものである。
従来より、複合機のように複数の情報処理装置が連携して動作するような機器またはシステムにおいては、ファームウエア更新処理を以下のように行う。まず、更新処理時に、一度システムをシャットダウンさせ、同システムをファームウエア更新のために別の起動モードで起動し、同システムや複数デバイスのファームウエア更新を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
これは実行中のシステム自身を更新することができないことに起因している。そこで、複数のOSを持つシステムにおいて、一方のファーム(通常起動ファーム)更新のために、もう一方のファーム(アップデートファーム)で起動するものがある。
このように、複数のシステムで起動する方法では、システム再起動回数が多くなる。そして、システムを構成するソフトウエア規模の肥大化に伴い、再起動が完了するまでの時間(システム起動時間)が増大する傾向にある。このことから、ファームウエア更新の処理時間も増大する傾向にある。
このような起動時間増大に対する解決策の一つとして、ハイバネーション技術が活用されている。ハイバネーションとは、任意の時点におけるシステムの揮発性記憶装置(メモリ)上の情報をHDDやUSBメモリ等の不揮発性記憶装置に退避保存しておき、次回システム起動の際に、退避保存しておいた情報を揮発性記憶装置に書き戻す。これにより、システムの状態を「退避保存時の状態」に復元する技術のことである(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−282090 特開2009−146061
システムを複数に分けてファームウエアの更新を行う構成と、ハイバネーションの双方を組み合わせて使用すると、一方のシステムがハイバネーション状態であっても、もう一方のシステムから起動できるという想定外の動作をする。ファームウエアの更新後、更新前に退避保存しておいた情報を揮発性記憶装置に書き戻してしまうと、更新後のファームと不整合を起こし正常に起動できなくなる問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ファームウエアを更新したにも関わらずハイバネーションによってファームウエア更新前の状態に戻ってしまうことを防止する仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
通常起動モードと、メモリイメージを使用することで前記通常起動モードよりも高速に起動可能な高速起動モードとで起動可能な情報処理装置であって、蓄積手段と、前記情報処理装置が起動する場合に、メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されているか否かを判定する第1の判定手段と、メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されていないと前記第1の判定手段によって判定された場合に、前記通常起動モードで起動するように前記情報処理装置を制御し、メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されていると前記第1の判定手段によって判定された場合に、前記高速起動モードで起動するように前記情報処理装置を制御する制御手段と、前記通常起動モードで前記情報処理装置が起動した場合に、メモリイメージを前記蓄積手段に保存する保存手段と、前記情報処理装置のファームウエアを更新する更新処理を実行する更新手段と、前記更新手段が前記更新処理を実行する場合に、前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアであるか否かを判定する第2の判定手段と、前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアであると前記第2の判定手段によって判定された場合に、前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージを消去し、前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアではないと前記第2の判定手段によって判定された場合に、前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージを消去しない消去手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ファームウエアを更新したにも関わらずハイバネーションによってファームウエア更新前の状態に戻ってしまうことを防止できる
本実施形態を示す情報処理装置の構成を示すブロック図の一例である。 図1に示した画像処理装置のファームウエア構成を説明するブロック図である。 本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す情報処理装置100の構成を示すブロック図の一例である。なお、本実施形態では、情報処理装置の例として、MFP(Multi Function Printer)を例とするが、プリンタ装置やファクシミリ装置であってもよい。
図1において、制御部200は、情報処理装置100全体を制御するための構成である。制御部200は、情報処理装置100を制御するための構成として、以下に示すものを含む。
CPU210は、FlashROM211に記憶された制御部200用のプログラム(第1プログラム)をRAM212に読出して実行する。
HDD(HardDiskDrive)213は、ネットワークI/F218を介してPC225から受信した印刷データを記憶する。なお、CPU210により実行されるプログラムには、後述するプリント用アプリケーションプログラムが含まれる。
そして、このプリント用アプリケーションプログラムにより、HDD(ハードディスク)213に記憶された印刷データがプリンタ部220によるプリントが可能な画像データに変換される。そして、HDD213には、プリンタ部220によるプリントが可能な画像データも記憶される。
また、CPU210により実行されるプログラムには、後述するスキャン用アプリケーションプログラムが含まれる。そして、このスキャン用アプリケーションプログラムにより、スキャナ部221により画像データが読み取られるとともに、読み取られた画像データがHDD213に転送される。そして、HDD213には、読み取られた画像データが記憶される。なお、本実施形態では、FlashROM211またはHDD213が高速起動(ハイバネート)モードに備える情報を保存する手段として用いられる。なお、保存手段としてフラッシュSSDの半導体メモリを用いてもよい。なお、本実施形態を示す情報処理装置では、省電力制御としてハイバネーションンモードを備え、電源投入後、実行された初期化処理後の情報を保存手段に保存しておき、その後の起動要求時に、保存手段に保存された情報に基づいて起動処理を行う。なお、本実施形態では、特許文献2に記載があるので、ハイバネーションンモード処理の詳細については説明を省略する。
操作部I/F214は、操作部219を介して情報処理装置100の操作者により入力される指示をCPU210に伝達するためのI/Fである。また、操作部I/F214は、操作部219に表示される内容を切替えるためのCPU210から受信して操作部219に伝達する。
プリンタI/F215は、制御部200とプリンタ部220を接続するためのインターフェースである。ここで、プリンタ部220は、プリンタI/F215を介してHDD213から転送される画像データに基づいてシート上にプリントを行う。なお、プリンタ部220(プリント手段)は、CPU220aとFlashROM220bを有する。CPU220aは、FlashROM220bに記憶されたプログラムを実行することにより、プリント処理に伴う各種の動作をプリンタ部220に実行させる。
スキャナI/F216は、制御部200とスキャナ部221を接続するためのインターフェースである。ここで、スキャナ部221(画像データを入力する入力手段)は、原稿上の画像をCCD(ChargeCoupledDevice)等により構成されるラインセンサを用いて画像データとして読み取るものである。
そして、スキャナ部221は、読み取った画像データをスキャナI/F216を介してHDD213へ転送する。HDD213へ転送され、記憶された画像データは、前述したプリンタ部220によりプリントすることが可能であり、スキャナ部221により読み取った画像データをプリンタ部220によりプリントすることにより、複写(コピー)処理が可能となる。
なお、スキャナ部221は、CPU221aとFlashROM221bを有する。CPU221aは、FlashROM221bに記憶されたプログラムを実行することにより、スキャン処理に伴う各種の動作をスキャナ部221に実行させる。
USB(UniversalSerialBus)−HostI/F217は、外部USBデバイス223とも接続可能である。外部USBデバイス223は、USBメモリやUSBキーボードなどが例として挙げられる。USBメモリにプログラム(更新情報)を格納し、ダウンロードしてFlashROM211のファイル格納領域に置くケースもある。
ネットワークI/F218は、制御部200をLAN110に接続し、LAN110上のPC225やサーバ装置224との通信を行う。なお、サーバ装置224は、後述する各種のプログラム(情報処理装置100により実行されるもの)をアップデート(更新)するための更新情報が記憶されており、情報処理装置100からの要求に応じて、更新情報を情報処理装置100へ送信する。
次に、制御部200のCPU210(第1制御手段)により実行されるプログラムの構成について図2を用いて説明する。
図2は、図1に示した画像処理装置のファームウエア構成を説明するブロック図である。なお、図2に示されるプログラムは、図1のFlashROM211に記憶されているものとする
FlashROM211に記憶されるプログラムは、FlashROM211上の2つのパーティションに分けて格納されている。1つはメインパーティション401であり、もう1つはサブパーティション402である。
情報処理装置100に通常の動作をさせる際には、メインパーティション401に格納されたオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)をCPU210に実行させる。その一方で、情報処理装置100の通常の動作をさせるためのプログラム(後述するメインモジュール410、起動準備モジュール420、およびOS411)を更新する際には、サブパーティションに格納されたOSをCPU210に実行させる。
メインパーティション401には、OS411、メインモジュール410、起動準備モジュール420のプログラムモジュールが含まれている。OS411は、情報処理装置100を制御するためのOSであり、プリンタ部220、スキャナ部221を含む情報処理装置100の各部の動作を制御するためのドライバプログラムを含むものである。
また、サブパーティション402には、OS431及びアップデートモジュール430の2つのプログラムモジュールが含まれている。OS431は、情報処理装置100を制御するためのOSであり、前述したOS411と同様のものである。
ここで、メインパーティション401のメインモジュール410、および起動準備モジュール420に含まれる各プログラムモジュールについて説明する。なお、各プログラムモジュールは、OS411が起動した後に、CPU210によりOS411を介して実行されるアプリケーションプログラムである。
メインモジュール410に含まれる操作部アプリケーションプログラム412は、操作部219を介して情報処理装置100の操作者により入力される指示をCPU210に伝達し、伝達された指示に応じた処理を実行するためのプログラムである。
また、スキャンアプリケーションプログラム413は、前述したスキャナ部221によるスキャン処理を制御するためのプログラムである。また、プリントアプリケーションプログラム414は、前述したプリンタ部220によるプリント処理を制御するためのプログラムである。
ネットワークアプリケーションプログラム415は、LAN110上のPC225やサーバ装置224との通信を行うためのプログラムである。アップデート準備プログラム416は、通常起動モードで動作中の情報処理装置100が、ファームウエアの更新を行うための準備動作を実行するためのプログラムである。
起動準備モジュール420は、メインモジュール410がCPU210により実行される前に実行される。起動準備モジュール420に含まれる起動順制御プログラム421は、プログラムの起動順序を制御するためのプログラムである。ここでは、CPU210がOS411を起動した次に実行されるプログラムである。後述するメインモジュール起動準備プログラム422を実行し、メモリイメージをFlashROM211やHDD213に退避保存し、その後メインモジュール410を実行する等の起動順序を制御するためのプログラムである。
起動準備モジュール420に含まれるメインモジュール起動準備プログラム422は、CPU210がメインモジュール410を実行するために必要な初期化処理等を行うためのプログラムである。
次に、サブパーティション402のアップデートモジュール430に含まれる各プログラムモジュールについて説明する。
なお、各プログラムモジュールは、OS431起動した後に、CPU210によりOS431を介して実行されるアプリケーションプログラムである。
メインパーティションアップデートプログラム432は、メインパーティション401に含まれるメインモジュール410、起動準備モジュール420のプログラム及びOS411を更新するためのプログラムである。
処理部アップデートプログラム433は、FlashROM220bに含まれるプリント処理を実行するためのプログラム、FlashROM221bに含まれるスキャン処理を実行するためのプログラムを更新するためのプログラムである。なお、これらのモジュールは、内部的にはさらに細かいサブモジュール群で構成されていても良い
次に、第1実施形態におけるプログラムの更新処理について図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。
なお、図3の各ステップにおける処理は、制御部200のCPU210がFlashROM211に記憶されたプログラムを実行することにより行われる
S301で、CPU210は、情報処理装置100をFlashROM211のメインパーティション401にて起動させる。具体的には、CPU210がOS41を起動させ、起動したOS41を介してメインモジュール410、起動準備モジュール420に含まれる各プログラムモジュールを実行する。
S302で、CPU210は、FlashROM211もしくはHDD213に、起動準備モジュール420の実行が完了した時点におけるRAM212上の情報(メモリイメージ)が退避保存されているかどうか判定し、保存されていると判定されなかった場合はS303へ処理を進め、保存されていると判定された場合はS305へ処理を進める。
S303で、CPU210は、OS41を介して起動準備モジュール420に含まれるプログラムを実行する。
S304で、CPU210は、OS41を介して、起動準備モジュール420の実行が完了した時点におけるRAM212上の情報をFlashROM211もしくはHDD213に退避保存する。
S305では、CPU210は、退避保存されている情報(メモリイメージ)を読み込んでRAM212に書き戻し、システムの状態を退避保存時の状態、つまり起動準備モジュール420の実行が完了した状態を復元する。
S306では、CPU210は、OS41を介してメインモジュール410に含まれるプログラムを実行する。なお、CPU210が実行する、プリンタI/F215を介したプリンタ部220との通信、スキャナI/F216を介したスキャナ部221との通信はここで行われる。
S307では、CPU210は、情報処理装置100のプログラムを更新するための更新処理の実行指示がなされたかどうかを判定し、なされたと判定された場合はS308へ処理を進める。ここで、更新処理の実行指示とは、例えば、情報処理装置100の操作者が操作部219を介して行う更新指示を言う。また、一定期間(例えば、2週間)毎にプログラムを定期的に更新するようにスケジュールを予め設定しておき、定期的に更新処理の実行指示が自動的になされるようにしても良い。
S308で、CPU210は、OS411を介してアップデート準備プログラム416を実行することにより、FlashROM211、FlashROM220b、FlashROM221bに記憶された各プログラムのうち、更新候補となるプログラムを特定する。
例えば、CPU210が各プログラムを指定するための表示画面を操作部219に表示させ、操作部219を介して操作者により指示されたプログラムを更新候補として特定する。なお、操作者による指示に基づくことなく、更新候補となり得る全てのプログラムを更新候補として特定しても良い。
S309で、CPU210は、アップデート準備プログラム416を実行し、情報処理装置100を特定するための機種ID情報とバージョン情報の取得要求をネットワークI/F218を介してサーバ装置224に送信する。そして、情報処理装置100は、サーバ装置224により管理されるバージョン情報を取得する。
ここでバージョン情報とは、前述したメインパーティション401に含まれる各プログラムモジュールのバージョンを示す情報である。なお、サーバ装置224は、情報処理装置100から機種IDとバージョン情報の取得要求を受信した場合、機種IDに対応するバージョン情報を特定し、特定したバージョン情報を情報処理装置100へ送信する。
S310で、CPU210は、アップデート準備プログラム416を実行し、情報処理装置100のバージョン情報を取得する。ここで、情報処理装置100のバージョン情報とは、FlashROM211、FlashROM220b、FlashROM221bに記憶された各プログラムのバージョンを示す情報をいう。
S311で、CPU210は、アップデート準備プログラム416を実行し、更新対象
のプログラムを特定する。具体的には、S308で特定された更新候補となるプログラムの中から、サーバ装置224と情報処理装置100とでバージョン情報が異なるものを特定する。これにより、情報処理装置100に格納されているプログラムよりもバージョンの新しいプログラムがサーバ装置224からダウンロードすることが可能であることがわかる。
S312で、CPU210は、S311にて特定された更新対象のプログラムに、S304で保存した退避情報(メモリイメージ)に影響のあるプログラムがあるかどうかを判定する。ここでは、起動準備モジュール420のプログラム、もしくはOS411が含まれるかどうかを判定する。ここで、CPU210が含まれると判定した場合はS313へ処理を進め、含まれないと判定した場合は退避情報(メモリイメージ)を保持したままS314へ処理を進める。
S313では、CPU210は、S304で保存した退避情報(メモリイメージ)を消去する。ここで退避情報(メモリイメージ)を消去することで、更新後のファームで起動する際に、不整合を起こす退避情報の利用を防止する。
S314では、CPU210は、S311で特定された更新対象のプログラム(更新情報)をサーバ装置224から取得する。具体的には、情報処理装置100は、S311で特定された更新対象のプログラムを示すプログラム特定情報をサーバ装置224へ送信する。サーバ装置224は、情報処理装置100からプログラム特定情報を受信した場合、プログラム特定情報に対応するプログラムを情報処理装置100へ送信する。なお、サーバ装置224から受信した更新対象のプログラムは、FlashROM211やHDD213に記憶させるものとする。そして、S315で、CPU210は、システムを再起動させる
S316で、CPU210は、情報処理装置100をサブパーティションにて起動させる。具体的には、CPU210がOS431を起動させ、起動したOS431によりアップデートモジュール430に含まれる各プログラムモジュールを実行する。
S317で、CPU210は、メインパーティションアップデートプログラム432を実行することにより、S314で取得した更新対象のプログラムを使用してメインパーティション401の各プログラムの更新処理を実行する。
S318で、CPU210は、処理部アップデートプログラム433を実行することにより、各処理部(プリンタ部220、スキャナ部221)が実行するプログラムの更新処理を実行する。S319で、CPU210は、システムを再起動させる。
このようにS313でメモリイメージを消去することで、システム再起動後に誤ったメモリイメージを利用する不具合を起こさず、高速なアップデート処理を行うことができる。また、S312の判定により、可能な限りメモリイメージを保存したままファームウエアの更新を行うことで、システム再起動後にメモリイメージを利用し高速に起動できる
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
210 CPU
211 フラッシュROM
212 RAM
220 プリンタ部
221 スキャナ部

Claims (5)

  1. 通常起動モードと、メモリイメージを使用することで前記通常起動モードよりも高速に起動可能な高速起動モードとで起動可能な情報処理装置であって、
    蓄積手段と、
    前記情報処理装置が起動する場合に、メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されているか否かを判定する第1の判定手段と、
    メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されていないと前記第1の判定手段によって判定された場合に、前記通常起動モードで起動するように前記情報処理装置を制御し、メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されていると前記第1の判定手段によって判定された場合に、前記高速起動モードで起動するように前記情報処理装置を制御する制御手段と、
    前記通常起動モードで前記情報処理装置が起動した場合に、メモリイメージを前記蓄積手段に保存する保存手段と、
    前記情報処理装置のファームウエアを更新する更新処理を実行する更新手段と、
    前記更新手段が前記更新処理を実行する場合に、前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアであるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアであると前記第2の判定手段によって判定された場合に、前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージを消去し、前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアではないと前記第2の判定手段によって判定された場合に、前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージを消去しない消去手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記消去手段は、前記更新処理によって前記情報処理装置が再起動する前に前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージを消去し、
    前記情報処理装置は、前記消去手段がメモリイメージを消去した後に再起動することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、印刷を実行可能な印刷装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 蓄積手段を有し、通常起動モードと、メモリイメージを使用することで前記通常起動モードよりも高速に起動可能な高速起動モードとで起動可能な情報処理装置のファームウエアの更新方法であって、
    前記情報処理装置が起動する場合に、メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されているか否かを判定する第1の判定工程と、
    メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されていないと前記第1の判定工程において判定された場合に、前記通常起動モードで起動するように前記情報処理装置を制御し、メモリイメージが前記蓄積手段に蓄積されていると前記第1の判定工程において判定された場合に、前記高速起動モードで起動するように前記情報処理装置を制御する制御工程と、
    前記通常起動モードで前記情報処理装置が起動した場合に、メモリイメージを前記蓄積手段に保存する保存工程と、
    前記情報処理装置のファームウエアを更新する更新処理を実行する更新工程と、
    前記更新工程において前記更新処理を実行する場合に、前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアであるか否かを判定する第2の判定工程と、
    前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアであると前記第2の判定工程において判定された場合に、前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージを消去し、前記更新処理によって更新されるファームウエアが前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージに影響するファームウエアではないと前記第2の判定工程において判定された場合に、前記蓄積手段に蓄積されているメモリイメージを消去しない消去工程とを備えることを特徴とする情報処理装置のファームウェアの更新方法。
  5. 請求項に記載の情報処理装置のファームウエア更新方法をコンピュータにより実行させるためのプログラム。
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