JP5941423B2 - 補聴器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクチューブを介してマイクロホンを筐体に取り付ける補聴器に関する。
従来、マイクロホンの音口に連通する筐体の開口部に、防水・防塵のための膜を配置した補聴器が知られている。特許文献1には、マイクロホンの音口に防水膜を配置すると共に、マイクロホンをフェースプレートに直付けし、マイクロホン室の静圧を大気圧(筐体内圧)に調整するためのチューブを設けた耳あな型補聴器が記載されている。
また、特許文献2には、マイクロホンの音口に連通する筐体の開口部に防水膜を配置すると共に、イヤホンの振動が補聴器筐体を経由してマイクロホンに伝わらないようにするため、マイクチューブを介してマイクロホンを補聴器筐体に取り付けた耳かけ型補聴器が記載されている。
特開2006−237690号公報 特開2001−189997号公報
特許文献1に記載の耳あな型補聴器においては、イヤホンの振動が筐体(シェルとフェースプレート)を経由してマイクロホンに筐体の面に対して垂直方向の成分が伝搬したとき、マイクロホンは筐体に固定されているので筐体と共に振動するが、防水膜で開口部が塞がれているため、マイクロホン室の圧力が変化する。マイクロホン室と補聴器筐体内部を連通するチューブが配設されているが、このチューブは静圧調整用なので、可聴域における音響インピーダンスは十分に高い。
特許文献2に記載の耳かけ型補聴器においては、イヤホンの振動の筐体の面に対して垂直方向の成分がマイクチューブに伝搬したとき、マイクチューブを中心軸方向に振動させるので、端部に取り付けられたマイクロホンのマスのため、マイクチューブに中心軸方向の伸縮変形が生じる場合がある。その場合、マイクチューブ内の容積が変化するため、マイクチューブ内の圧力が変化する。
両者とも、マイクロホンの音口に配置した防水膜の音響インピーダンスは小さいので、マイクロホン室またはマイクチューブ内の圧力変化が小さい場合は問題ないが、圧力変化が大きいと、マイクロホンがこの圧力変化を音圧として検知してしまう場合があり、ハウリングの原因となっていた。
圧力変化が小さい場合でも、補聴処理を高利得に設定すると、マイクロホンが圧力変化を検知する場合があり、ハウリングの原因となっていた。また、防水膜に水滴が付着すると、マイクロホンの音口の音響インピーダンスが高くなり、小さな圧力変化でもマイクロホンが検知してしまう場合がある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、イヤホンの振動に起因するハウリングが発生し難い補聴器を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、マイクチューブを介してマイクロホンを補聴器筐体に取り付けると共に、前記マイクロホンの音口に連通する補聴器筐体の開口部に防水・防塵のための膜を配置した補聴器であって、前記マイクチューブの側部を環状に突出させた環状凸部を設けてキャビティを形成したものである。
前記環状凸部の前記マイクチューブの軸方向の断面は、略三角形状であると共に、突出部の角の角度は90°〜170°とすることができる。また、前記環状凸部を複数形成することができる。
本発明によれば、マイクロホンの音口に連通する補聴器筐体の開口部に防水・防塵のための膜を取り付けた補聴器において、補聴処理を高利得に設定してもハウリングが発生し難くすることができる。また、防水・防塵のための膜に水滴などが付着しても、ハウリングが発生し難くい。
本発明に係る補聴器の概念図 マイクチューブの説明図で、(a)は要部外観図、(b)は要部断面図 マイクチューブの作用説明図 角度αとキャビティの容積との関係を示す図 マイクチューブの他の実施例の要部断面図 本発明を適用した耳あな型補聴器の概要説明図
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。本発明に係る補聴器は、図1に示すように、弾性部材からなるマイクチューブ1を介してマイクロホン2を補聴器筐体3に取り付けている。そして、マイクチューブ1の側部1aの一部を環状に突出させることにより、マイクチューブ1の内部には、キャビティ4が形成されている。
キャビティ4は、マイクチューブ1の側部1aに断面が略三角形状に突出する環状凸部7を形成することにより実現することができる。膜5はマイクロホン2の音口に連通する補聴器筐体3の開口部に取り付けられた防水・防塵のためのものである。鍔部6はマイクチューブ1を回転しないように補聴器筐体3に取り付けるための鍔である。
図2に示すように、環状凸部7の各角7a付近の厚さは、その他の部分と比べて薄くしている。環状凸部7は、マイクチューブ1の中心軸方向の外力を受けると、各角7aが曲がることにより変形し易い構造となっている。
図3に示すように、マイクチューブ1の円筒部分に比べて環状凸部7が十分に変形し易い場合には、マイクチューブ1が縮む方向に力が作用したときは、環状凸部7が中心軸方向(矢印A方向)に潰されて半径方向(矢印B方向)に広がるように変形し、マイクチューブ1が伸びる方向に力が作用したときは、環状凸部7が中心軸方向(矢印A方向)に伸びて半径方向(矢印B方向)に窄まるように変形する。なお、αは環状凸部7の各角7aの角度である。
マイクチューブ1の円筒部分に比べて環状凸部7が十分に変形し易く、マイクチューブ1の内径に対して環状凸部7の斜辺部の長さが半分程度である場合には、図4に示すように、角度αが90°近傍では、イヤホンから生じる振動程度の力による変形の範囲においては、角度αの変化に対してキャビティ4の容積がほとんど変化しないため、マイクチューブ1内の圧力変化をほとんど無くすことができる。
ところで、図4に示すように、マイクチューブ1の内径に対して環状凸部7の斜辺部の長さが半分程度である場合には、角度αが120°〜180°付近においては、角度αの減少に対して環状凸部7の容積増加していることがわかる。
つまり、環状凸部7が中心軸方向に潰れるとキャビティ4の容積が増えることとなる。このように、角度αを170°程度とすれば、マイクチューブ1の円筒部分と環状凸部7が変形し易さが同程度である場合であっても、マイクチューブ1内の圧力変化をほとんど無くすことができる。すなわち、マイクチューブ1の円筒部分の容積変化をキャビティ4の容積変化がキャンセルするように作用する。
また、マイクチューブ1の円筒部分に比べて環状凸部7が十分に変形し易い場合で、マイクチューブ1の内径に対して環状凸部7の斜辺部の長さが1/10程度である場合には、角度αが180°近傍では、角度αの変化に対してキャビティ4の容積がほとんど変化しなくなる。
要求される仕様に応じて、マイクチューブ1の円筒部分と環状凸部7の変形のし易さや、マイクチューブ1の内径と環状凸部7の斜辺部の長さの関係を設定することにより、マイクチューブ1内の圧力変化を抑制することができる。
本実施例においては、マイクチューブ1の円筒部分に比べて環状凸部7が十分に変形し易く、マイクチューブ1の内径に対して環状凸部7の斜辺部の長さが半分程度である場合について説明する。
環状凸部7の形状としては、マイクチューブ1に伸縮力がかからない状態で、角度αが90°程度であるのが良い。また、環状凸部7には、中心軸方向(矢印A方向)に沿った襞7bを設けることによりマイクチューブ1の半径方向(矢印B方向)に広がり易い構造にしている。
更に、キャビティ4としては、図5に示すように、マイクチューブ1の側部1aに断面が略三角形状の環状凸部7を複数(例えば、2個)形成してもよい。
本発明を適用した耳あな型補聴器10は、図6に示すように、補聴器筐体をシェル11と共に構成するフェースプレート12にキャビティ4を形成したマイクチューブ1を介してマイクロホン2を取り付けている。なお、電池やDSPなどの補聴器が備える一般的な構成要素については図示を省略している。
フェースプレート12には貫通孔16が形成され、貫通孔16の補聴器内部側にマイクチューブ1を接着固定し、外界側に防水チップ19を嵌め付けている。また、フェースプレート12に接着固定されるシェル11の先端には、イヤホン17が取り付けられている。
防水チップ19には、防水膜18が張設されている。マイクロホン2の前室からマイクチューブ1を経由して防水膜18に至る空間によりマイクロホン室20が形成されている。マイクロホン室20の静圧調整用のチューブは不図示とする。
以上のように構成された耳あな型補聴器10において、イヤホン17による振動の筐体の面に対して垂直方向の成分が、シェル11とフェースプレート12を経由してマイクロホン室20を形成するマイクチューブ1に伝わると、この振動はマイクチューブ1を中心軸方向に振動させるため、端部に取り付けられたマイクロホン2のマスにより、マイクチューブ1を中心軸方向に伸縮させる力が働き、マイクチューブ1のキャビティ4を形成する環状凸部7が変形する。
キャビティ4を形成する環状凸部7の突出部の角7aの角度αを90°にすることで、図3に示すように、マイクチューブ1に対して中心軸方向(矢印A方向)に縮める力が作用したとき、マイクチューブ1の直線部分は変形せず、環状凸部7の各角7aが折れ曲がるように変形し、環状凸部7は半径方向(矢印B方向)に広がるため、キャビティ4の容積はほとんど変化しない。
また、マイクチューブ1に対して中心軸方向(矢印A方向)に伸びる力が作用したときにも、マイクチューブ1の直線部分は変形せず、環状凸部7の各角7aの角度αが広がるように変形し、環状凸部7は半径方向(矢印B方向)に窄まるため、キャビティ4はほとんど変化しない。
従って、マイクチューブ1に対して中心軸方向(矢印A方向)に伸縮させる力が作用しても、マイクチューブ1内の圧力変化を抑制することができる。また、環状凸部7に設けた中心軸方向(矢印A方向)に沿った襞7bにより、環状凸部7の突出部が形成する外周円が、広がったり狭まったりすることができる。
このように、マイクチューブ1のキャビティ4を形成する部分が変形することで、マイクチューブ1内の圧力変化を抑制することができる。
従って、防水膜18に水滴が付着しても、イヤホン17の振動に起因するマイクチューブ1内の圧力変化を抑制することができるので、ハウリングが発生し難く、補聴処理のゲインを高利得に設定することができる。
本発明の実施の形態では、本発明を耳あな型補聴器10に適用した場合について説明したが、耳かけ型補聴器にも本発明を適用することができる。作用・効果については、耳あな型補聴器10の場合と同様である。
本発明によれば、マイクロホンの音口に連通する筐体の開口部に防水・防塵のための膜を取り付けても、補聴処理のゲインを高利得に設定することができると共に、防水・防塵のための膜に水滴などが付着しても、ハウリングが発生し難くい補聴器を提供することができる。
1…マイクチューブ、1a…側部、2…マイクロホン、3…補聴器筐体、4…キャビティ、5…膜、7…環状凸部、7a…突出部の角、7b…襞、10…耳あな型補聴器、11…シェル、12…フェースプレート、15…音口、17…イヤホン、18…防水膜、19…防水チップ、20…マイクロホン室、α…角度。

Claims (3)

  1. マイクチューブを介してマイクロホンを補聴器筐体に取り付けると共に、前記マイクロホンの音口に連通する補聴器筐体の開口部に防水・防塵のための膜を配置した補聴器であって、前記マイクチューブの側部を環状に突出させた環状凸部を設けてキャビティを形成したことを特徴とする補聴器。
  2. 請求項1に記載の補聴器において、前記環状凸部の前記マイクチューブの軸方向の断面は、略三角形状であると共に、突出部の角の角度は90°〜170°であることを特徴とする補聴器。
  3. 請求項1又は2に記載の補聴器において、前記環状凸部が複数形成されていることを特徴とする補聴器。
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