JP5939341B1 - モニタリングシステム及びモニタリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像エリアの画像における音の発生源を音画像情報として表示できる音源表示システム及び音源表示方法を提供する。【解決手段】音源表示システム10では、全方位カメラCAは、撮像エリアの画像を撮像する。マイクアレイMAは、撮像エリアの音声を収音する。監視モニタ36は、全方位カメラCAにより撮像された撮像エリアの画像を表示する。指向性制御装置30内の音圧算出部は、マイクアレイMAにより収音された音声の音声データを用いて、撮像エリアの画像における音の発生源を示す音圧を算出する。指向性制御装置30内の出力制御部は、音圧と閾値(第1閾値,第2閾値)とを比較し、この比較結果に応じて、音圧の視覚情報に変換した音画像情報を撮像エリアの画像に重畳して監視モニタ36に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、音源を示す画像を表示するモニタリングシステム及びモニタリング方法に関する。
近年、モニタリングシステムの一例としての監視システムでは、監視カメラで撮像された映像データの他に、マイクで収音された音声データを用いて、既定の監視対象のエリアの状況を監視することが行われている。この監視システムでは、監視カメラで撮像された映像データが表示されるモニタ装置とは別の場所に、監視用のマイク及び監視カメラが設置されている。映像データ以外に音声データを用いて監視することで、何かしらの事件やトラブルがあった場合に、映像データに現れる音源(つまり、事件やトラブルの発生元)付近の音声データにより、事件やトラブルに関してどのような経緯があったかが判明する。
また、マイクを搭載し、かつ頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイとして、視覚的な映像データにマイクで収音された音情報を重ねて表示するヘッドマウントディスプレイが知られている(例えば特許文献1参照)。このヘッドマウントディスプレイは、視覚的な映像データに音源位置を表示するとともに、音源から出る音のレベルを円の大きさで示し、また音源から出る音の周波数を円の色で示す。
特開2012−133250号公報
しかしながら、特許文献1では、特許文献1の構成を上記した監視システムに適用することは想定されていなかった。言い換えると、監視システムにおいて、監視カメラで撮像された映像データが表示されたモニタ装置に、監視用のマイクで収音された音声データの音情報を表示することはなかった。このため、従来の監視システムでは、ユーザがモニタ装置に表示された映像を見ても、例えば異常音を発している音源を容易に視認することはできなかった。
本発明は、上述した従来の状況に鑑みてなされたものであり、モニタリング対象のエリアの撮像により得られた映像データに現れる音源を視覚的な画像情報として表示し、モニタリング業務効率を向上するモニタリングシステム及びモニタリング方法を提供することを目的とする。
本発明は、撮像エリアを撮像するカメラと、前記撮像エリアの音声を収音するマイクアレイと、前記カメラにより撮像された前記撮像エリアの画像データを表示する表示部と、前記マイクアレイにより収音された音声データを用いて、前記撮像エリアの音の大きさを特定する音パラメータを、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に導出する信号処理部と、を備え、前記信号処理部は、導出された前記音パラメータと音の大きさに関する複数の閾値との比較に応じて、前記音パラメータを異なる視覚情報に段階的に変換した音源画像情報を、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に重畳して前記表示部に表示させる、モニタリングシステムを提供する。
また、本発明は、カメラとマイクアレイと含むモニタリングシステムにおけるモニタリング方法であって、前記カメラにおいて撮像エリアを撮像し、前記マイクアレイにおいて前記撮像エリアの音声を収音し、前記マイクアレイにより収音された音声データを用いて、前記撮像エリアの音の大きさを特定する音パラメータを、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に導出し、導出された前記音パラメータと音の大きさに関する複数の閾値との比較に応じて、前記音パラメータを異なる視覚情報に段階的に変換した音源画像情報を、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に重畳して表示部に表示させる、モニタリング方法を提供する。
本発明によれば、モニタリング対象のエリアの撮像により得られた映像データに現れる音源を視覚的な画像情報として表示することができ、ユーザのモニタリング業務効率を向上することができる。従って、ユーザは、表示されたエリアの映像に現れる音源を視覚的に認識することができる。
本実施形態の音源表示システムのシステム構成の一例を示すブロック図 マイクアレイの内部構成の一例を詳細に示すブロック図 全方位カメラの内部構成の一例を詳細に示すブロック図 指向性制御装置の内部構成の一例を詳細に示すブロック図 本実施形態の音源表示システムにおける音源の表示動作手順の一例を詳細に説明するシーケンス図 本実施形態の指向性制御装置における音圧マップの生成手順の一例を詳細に説明するフローチャート それぞれの画素の音圧を視覚情報に変換された音画像情報が色分けされた状態を示す状態遷移図 全方位画像データに音声ヒートマップのデータが重畳された合成画像のデータの第1例を示す図 全方位画像データに音声ヒートマップのデータが重畳された合成画像のデータの第2例を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、本発明に係るモニタリングシステム及びモニタリング方法を具体的に開示した実施形態(以下、本実施形態という)を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。以下、モニタリングシステムの一例として、モニタリング対象のエリアの撮像により得られた映像データに現れる音源を視覚的な画像情報として表示する音源表示システムを説明するが、本発明に係るモニタリングシステム及びモニタリング方法は、人物等の対象物の状態を監視するための用途に限定されず、所定のエリアにおける状態を把握するために観測や測定を行うことや、製品又はサービスについての感想や評価を調べることの各用途に適用されてもよい。
図1は、本実施形態の音源表示システム10のシステム構成の一例を示すブロック図である。図1に示す音源表示システム10は、全方位カメラCAと、マイクアレイMAと、指向性制御装置30と、監視モニタ36と、センサ60とを含む構成である。全方位カメラCA、マイクアレイMA、指向性制御装置30及びセンサ60は、ネットワークNWを介してデータ通信可能に相互接続されている。ネットワークNWは、有線ネットワーク(例えばイントラネット、インターネット)でもよいし、無線ネットワーク(例えば無線LAN(Local Area Network))でもよい。
全方位カメラCAは、モニタリング対象のエリアの状況を全方位画像(つまり、360度の方位を有する画像)として撮像可能な魚眼レンズを搭載したカメラである。言い換えると、全方位カメラCAは、自装置が設置されたモニタリング対象のエリア(つまり、撮像エリア)の状況を撮像可能な監視カメラとして機能する。全方位カメラCAは、撮像により得られた全方位画像のデータ(以下、単に全方位画像データという)を、ネットワークNWを介して指向性制御装置30に送信する。
マイクアレイMAは、自装置が設置されたモニタリング対象のエリア(つまり、収音エリア)の音声を無指向状態で収音する。本実施形態では、撮像エリアと収音エリアとは同一として説明する。マイクアレイMAは、例えば中央に開口部が形成されたドーナツ状の筐体(筐体は不図示)15を有する。この開口部の周囲には、円周方向に沿って、複数のマイクロホンユニットが同心円状に配置されている。マイクロホンユニット(以下、単にマイクロホンという)には、例えば高音質小型エレクトレットコンデンサーマイクロホン(ECM:Electret Condenser Microphone)が用いられる。マイクアレイMAは、収音により得られた音声データを、ネットワークNWを介して指向性制御装置30に送信する。
また、マイクアレイMAの筐体15の中央に形成された開口部の内側に全方位カメラCAが組み込まれることにより、全方位カメラCAとマイクアレイMAとは同軸上に配置されて筐体15に収容される。このように、全方位カメラCAの光軸とマイクアレイMAの筐体15の中心軸とが一致することで、軸周方向における撮像エリアと収音エリアとが略同一となり、画像位置(つまり、全方位カメラCAから見た被写体の位置)と収音位置(つまり、マイクアレイMAから見た音源の位置)とが同じ座標系で表現可能となる。従って、画像位置と収音位置との対応関係が明確となり、指向性制御装置3は、後述するようにマイクアレイMAにより収音された音声に対し、ユーザの指定に基づく指向方向に指向性を形成する際に、ユーザの指定に基づいて全方位カメラCAにより得られた方向を示す座標を、マイクアレイMAから見た指向方向として用いることができ、指向方向の算出を容易に行うことができる。
指向性制御装置30は、マイクアレイMAで収音された音声データに対し指向性を形成し、その指向方向の音声を強調することができる。指向性制御装置30は、例えばPC(Personal Computer)を用いて構成される。また、指向性制御装置30は、全方位カメラCAで撮像された撮像エリアの画像データとマイクアレイMAで収音された音声データとを基に、画像データを構成する画素に対応する位置における音圧を画素単位で算出し、後述する音声ヒートマップを生成する。また、指向性制御装置30は、監視モニタ36に接続され、音声ヒートマップを監視モニタ36に表示する。なお、指向性制御装置30は、PCで構成される代わりに、携帯電話機、タブレット端末、スマートフォン等の通信端末で構成されてもよい。
表示部の一例としての監視モニタ36は、全方位カメラCAで撮像された全方位画像データを表示する。また監視モニタ36は、全方位画像のデータに対して指向性制御装置30が生成した音声ヒートマップを重畳した合成画像データを表示する。なお、監視モニタ36は、指向性制御装置30と一体の装置として構成されてもよい。
センサ60は、後述する音源表示動作を起動させるイベントを検出する。センサ60として、例えばセンサ60の設置場所の周囲の明るさを検出する照度センサ、センサ60の設置場所の周囲の温度を検出する温度センサ、センサ60の設置場所付近の人により反射された赤外線を感知する人感センサ等が挙げられる。
図2は、マイクアレイMAの内部構成の一例を詳細に示すブロック図である。図2に示すマイクアレイMAは、複数のマイクロホンM1〜Mn(例えばn=8)、複数のマイクロホンM1〜Mnの出力信号をそれぞれ増幅する複数の増幅器(アンプ)PA1〜PAn、各増幅器PA1〜PAnから出力されるアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換する複数のA/D変換器A1〜An、圧縮処理部25及び送信部26を含む構成である。
圧縮処理部25は、A/D変換器A1〜Anから出力されるデジタル音声信号を基に、音声データのパケットを生成する。送信部26は、圧縮処理部25で生成された音声データのパケットをネットワークNWを介して指向性制御装置30に送信する。
このように、マイクアレイMAは、マイクロホンM1〜Mnの出力信号を増幅器PA1〜PAnで増幅し、A/D変換器A1〜Anでデジタル音声信号に変換した後、圧縮処理部25で音声データのパケットを生成し、この音声データのパケットをネットワークNWを介して指向性制御装置30に送信する。
図3は、全方位カメラCAの内部構成の一例を詳細に示すブロック図である。図3に示す全方位カメラCAは、CPU41、通信部42、電源管理部44、イメージセンサ45、メモリ46及びネットワークコネクタ47を含む構成である。なお、図3では、イメージセンサ45の前段(つまり、図3の紙面右側)に魚眼レンズの図示が省略されている。
CPU41は、全方位カメラCAの各部の動作制御を全体的に統括するための信号処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理及びデータの記憶処理を行う。CPU41の代わりに、MPU(Micro Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサが設けられてもよい。
例えばCPU41は、指向性制御装置3を操作するユーザの指定により、全方位画像データのうち特定の範囲(方向)の画像を切り出した切り出し画像データを生成してメモリ46に保存する。
イメージセンサ45は、例えばCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサ、又はCCD(電荷結合素子)センサを用いて構成され、不図示の魚眼レンズにより集光された撮像エリアからの反射光の光学像を受光面において撮像処理することで全方位画像データを取得する。
メモリ46は、全方位カメラCAの動作を規定するプログラムや設定値のデータが格納されたROM46z、全方位画像データ又はその一部の範囲が切り出された切り出し画像データやワークデータを記憶するRAM46y、及び全方位カメラCAに挿抜自在に接続され、各種データが記憶されるメモリカード46xを有する。
通信部42は、ネットワークコネクタ47を介して接続されるネットワークNWとの間のデータ通信を制御するネットワークインタフェース(I/F)である。
電源管理部44は、全方位カメラCAの各部に直流電源を供給する。また、電源管理部44は、ネットワークコネクタ47を介してネットワークNWに接続される機器に直流電源を供給してもよい。
ネットワークコネクタ47は、全方位画像データ又は2次元パノラマ画像データを、ネットワークNWを介して指向性制御装置30に伝送し、また、ネットワークケーブルを介して給電可能なコネクタである。
図4は、指向性制御装置30の内部構成の一例を詳細に示すブロック図である。図4に示す指向性制御装置30は、通信部31と、操作部32と、信号処理部33と、スピーカ装置37と、メモリ38と、設定管理部39とを少なくとも含む構成である。信号処理部33は、指向方向算出部29、音圧算出部34及び出力制御部35を含む。また、指向性制御装置30は監視モニタ36に接続される。
設定管理部39は、全方位カメラCAで撮像された全方位画像データが表示された監視モニタ36に対し、ユーザによって指定された全方位画像データ上の位置を示す座標を、マイクアレイMAから、ユーザによって指定された全方位画像データ上の位置に対応する実際の音源位置に向かう指向方向を示す座標に変換する座標変換式を有する。後述する指向方向算出部29は、設定管理部39が保持する座標変換式を用いて、マイクアレイMAから、ユーザによって指定された位置に対応する音源位置に向かう指向方向を示す座標(θMAh,θMAv)を算出する。この座標算出処理の詳細については、例えば特開2015−029241号公報に記載されている。ここで、θMAhはマイクアレイMAから音声位置に向かう指向方向の水平角を表し、θMAvはマイクアレイMAから音声位置に向かう指向方向の垂直角を表す。音源位置は、監視モニタ36に表示された映像データに対し、ユーザの指又はスタイラスペンの操作によって操作部32から指定された位置に対応する実際の音源の位置である。
また、設定管理部39は、音圧算出部34により算出された画素ごとの音圧pと比較される第1閾値及び第2閾値を保持する。ここで、音圧pは、音源に関する音パラメータの一例として使用されており、マイクアレイMAで収音される音の大きさを表しており、スピーカ装置37から出力される音の大きさを表す音量とは区別している。第1閾値及び第2閾値は、撮像エリア内で発生した音声の音圧と比較される値であり、例えばユーザが音源として騒がしいと判断する任意の値に設定される。ここで、音源は、音を実際に発している音源だけでなく、この音源から伝播された結果として音が聞こえる箇所を含む広義の音源である。また、閾値は複数設定可能であり、本実施形態では、第1閾値と、これより大きな値である第2閾値との2つが設定される(第1閾値<第2閾値)。また、後述するように、第2閾値より大きな画素の音圧の部分は、全方位画像データが表示された監視モニタ36上で、例えば赤色で描画される。また、第1閾値より大きく第2閾値以下の画素の音圧の部分は、全方位画像データが表示された監視モニタ36上で、例えば青色で描画される。また、第1閾値以下の画素の音圧の部分は、全方位画像データが表示された監視モニタ36上で、例えば無色で描画され、つまり、全方位画像データの表示色と何ら変わらない。
通信部31は、全方位カメラCAが送信した全方位画像データ又は切り出し映像データと、マイクアレイMAが送信した音声データとを受信して信号処理部33に出力する。
操作部32は、ユーザの入力操作の内容を信号処理部33に通知するためのユーザインターフェース(UI:User Interface)であり、例えばマウス、キーボード等のポインティングデバイスで構成される。また、操作部32は、例えば監視モニタ36の画面に対応して配置され、ユーザの指やスタイラスペンによって直接入力操作が可能なタッチパネル又はタッチパッドを用いて構成されてもよい。
操作部32は、監視モニタ36に表示された音声ヒートマップMP(図8、図9参照)の赤領域R1がユーザにより指定されると、指定された位置を示す座標データを取得して信号処理部33に出力する。
メモリ38は、例えばRAM(Random Access Memory)を用いて構成され、指向性制御装置30が動作する際、プログラムメモリ、データメモリ、ワークメモリとして機能する。また、メモリ38は、後述する音声ヒートマップMP(図8、図9参照)を記憶する。
信号処理部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成され、指向性制御装置30の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。信号処理部33は、指向方向算出部29、音圧算出部34、出力制御部35を少なくとも含む。
指向方向算出部29は、全方位カメラCAで撮像された全方位画像データが表示された監視モニタ36上でユーザにより任意の位置が指定されると、設定管理部39に保持される座標変換式を用いて、マイクアレイMAから、その指定位置に対応する音源位置に向かう指向方向を算出する。つまり、指向方向算出部29は、マイクアレイMAから、全方位画像データ上の指定位置の座標(X,Y)に対応する音源位置に向かう指向方向の座標(θMAh,θMAv)を算出する。
音圧算出部34は、全方位カメラCAで撮像された全方位画像データとマイクアレイMAで収音された音声データとを基に、全方位画像データを構成する一つ一つの画素ごとに音圧を算出する。この音圧の算出処理は公知技術であり、詳細な処理の説明は割愛する。これにより、音圧算出部34は、全方位画像データを構成する一つ一つの画素ごとに、該当する画素の位置に音圧の算出値を割り当てた音圧マップを生成する。なお、音圧算出部34は、画素単位で算出した音圧値を該当する画素の位置に割り当てた音圧マップを生成すると説明したが、一つ一つの画素ごとに音圧を算出せず、所定数(例えば4個)の画素からなる画素ブロック単位で音圧値の平均値を算出し、該当する所定数の画素に対応する音圧値の平均値を割り当てることで、音圧マップを生成してもよい。
出力制御部35は、監視モニタ36及びスピーカ装置37の各動作を制御するとともに、全方位カメラCAから送信された全方位画像データ或いは切り出し映像データを監視モニタ36に出力して表示させ、マイクアレイMAから送信された音声データをスピーカ装置37に音声出力させる。
また、出力制御部35は、マイクアレイMAにより収音された音声データと指向方向算出部29により算出された指向方向の座標(θMAh,θMAv)とを用いて、マイクアレイMAにより収音された音声データの指向性の形成処理を行うことで、指向方向の音声データを強調処理する。音声データの指向性形成処理は、例えば特開2015−029241号公報に記載されている公知の技術である。
また、出力制御部35は、音圧算出部34により生成された音圧マップに対し、後述する色変換処理を行うことで、音声ヒートマップMP(図8、図9参照)を生成する。
音声出力部の一例としてのスピーカ装置37は、マイクアレイMAが収音した音声データ、又はマイクアレイMAが収音し信号処理部33によって指向性が形成された音声データを音声出力する。なお、スピーカ装置37は、指向性制御装置30とは別体の装置として構成されてもよい。
上記構成を有する音源表示システム10の動作を示す。
図5は、本実施形態の音源表示システム10における音源の表示動作手順の一例を詳細説明するシーケンス図である。
図5において、指向性制御装置30は、所定の開始イベントを検出すると、全方位カメラCAに対し、撮像エリアの全方位画像データの送信を要求するための画像送信要求を行う(T1)。開始イベントは、例えばユーザが指向性制御装置30の操作部32に配置されたマップ表示ボタン(不図示)を押下すること、ユーザが監視モニタ36に表示された画像送信要求を示すアイコン(不図示)を押下すること、指向性制御装置30に内蔵されたタイマが起動したこと、センサ60がイベントを検出したこと等が挙げられる。タイマが起動する一例として、現在時刻が予め設定された時間帯(例えば朝8:00〜夕方17:00)に入ったこと等が挙げられる。また、センサ60がイベントを検出する例として、センサ60の一例としての照度センサが所定値以上の明るさを検出すること、センサ60の一例としての温度センサが所定温度以上の周囲温度を検出すること、センサ60の一例としての人感センサが人により反射された赤外線を感知すること等が挙げられる。これにより、指向性制御装置30は、ユーザが所望する条件に合致した場合、図5に示す音源の表示動作を開始させることができ、利便性を向上することができる。
全方位カメラCAは、指向性制御装置30から画像送信要求を受信すると、撮像エリアの状況を撮像する動作(撮像動作)を開始する(T2)。指向性制御装置30は、マイクアレイMAに対し、収音エリアの音声データの送信を要求するための音声送信要求を行う(T3)。マイクアレイMAは、指向性制御装置30から音声送信要求を受信すると、収音エリアの音声を収音する動作(収音動作)を開始する(T4)。ここで、撮像エリア(収音エリア)として、オフィス、倉庫、館内等が挙げられる。
全方位カメラCAは、撮像により得られた撮像エリアの全方位画像データを指向性制御装置30に送信する(T5)。指向性制御装置30は、全方位カメラCAから送信された全方位画像データを受信すると、監視モニタ36の表示に適した画像データに変換する処理を行い(T6)、変換した画像データを監視モニタ36に出力する(T7)。なお、ステップT6の処理は省略されてもよい。監視モニタ36は、指向性制御装置30から出力された画像データを受信すると、全方位カメラCAで撮像された撮像エリアの画像データを表示する(T8)。
指向性制御装置30は、マイクアレイMAから送信された音声データを受信すると(T9)、全方位画像データを構成する一つ一つの画素ごとに、該当する画素の位置に音圧の算出値を割り当てた音圧マップを生成する(T10)。音圧マップは、撮像エリアを撮像することにより得られる画像データにおいて、画像データを構成する一つ一つの画素ごとに、算出された音声の音圧値が割り当てられたデータである。
図6は、本実施形態の指向性制御装置30における音圧マップの生成手順の一例を詳細に説明するフローチャートである。
図6において、指向性制御装置30の通信部31は、マイクアレイMAから送信された音声データを受信して信号処理部33に出力する。信号処理部33は、マイクアレイMAから送信された音声データを入力する(S1)。
設定管理部39は、全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データを構成するそれぞれの画素の位置を表す座標(X,Y)の原点(0,0)を設定する(S2)。以下、説明を分かり易くするために、画素の位置を表す座標(X,Y)は、例えば全方位画像データの左上隅を原点(0,0)とし、全方位画像データの右下隅を最終位置(MAX,MAX)とする矩形の範囲内で設定される。なお、ステップS2の処理は、指向方向算出部29により行われてもよい。
指向方向算出部29は、マイクアレイMAから、全方位画像データ上の座標(X,Y)で表される位置に対応する実際の位置に向かう指向方向の座標(θMAh,θMAv)を算出する。音圧算出部34は、全方位画像データ上の座標(X,Y)に対応する指向方向の座標(θMAh,θMAv)の音圧Pを算出する(S3)。
この後、音圧算出部34は、X座標がMAX値に達したか否かを判別する(S4)。MAX値に達していない場合(S4、NO)、音圧算出部34は、X座標の値をインクリメントする(S5)。その後、指向性制御装置30の処理はステップS3に戻る。
一方、X座標がMAX値に達した場合(S4、YES)、音圧算出部34は、Y座標がMAX値に達したか否かを判別する(S6)。MAX値に達していない場合(S6、NO)、音圧算出部34は、X座標の値を0(ゼロ)に戻すとともに、Y座標の値をインクリメントする(S7)。その後、指向性制御装置30の処理はステップS3に戻る。
一方、ステップS6でY座標がMAX値に達した場合(S6、YES)、音圧算出部34は、ステップS3における算出結果を用いて、全方位画像データのそれぞれの画素の位置に、それぞれの画素に対応する音圧P(X,Y)を割り当てた音圧マップを生成する。音圧算出部34は、生成した音圧マップのデータをメモリ38に保存する(S8)。この後、指向性制御装置30の処理はステップS1に戻る。
図5に戻り、ステップT10により音圧マップが生成された後、出力制御部35は、生成された音圧マップに対して色変換処理を行う(T11)。出力制御部35は、色変換処理として、音圧マップにおいて示されたそれぞれの画素に対応する音圧Pを閾値と比較し、閾値を超える音圧を色分けし、音声ヒートマップMPを生成する。例えば本実施形態では、閾値として、第1閾値と、第1閾値より大きな値である第2閾値とが用いられる(第1閾値<第2閾値)。
図7は、それぞれの画素の音圧を視覚情報に変換された音画像情報が色分けされた状態を示す状態遷移図である。例えば音圧が第2閾値を超える場合、音圧の視覚情報に変換された音画像情報は、大きな音であるとして赤色で描画され、赤領域の音源画像情報として表示される。音圧が第2閾値以下でありかつ第1閾値を超える場合、音画像情報は、中位の音であるとして青色で描画され、青領域の音源画像情報として表示される。音圧が第1閾値以下である場合、音画像情報は、小さな音であるとして無色のまま無色領域の音源画像情報として表示される。
このように、出力制御部35は、音圧の算出値を第1閾値及び第2閾値を含む複数の閾値と比較し、音圧の高低に応じて、全方位画像データにおける音画像情報が変化するように音画像情報を有する音声ヒートマップMPを生成する。これにより、ユーザは、音声ヒートマップMPにより、全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データの中で、音の発生源の場所だけでなく、音圧の大きさも知ることができる。なお、ここでは、閾値として、第1閾値と第2閾値の2つが用いられたが、1つ又は3つ以上が用いられてもよい。また、閾値は、ユーザが監視したい音声の音圧に合わせて任意の値に設定可能である。
指向性制御装置30は、色変換処理により生成された音声ヒートマップMPのデータを監視モニタ36に送信する(T12)。監視モニタ36は、全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データに、ステップT12において送信された音声ヒートマップMPのデータを重畳した合成画像(図8、図9参照)を生成して表示する(T13)。なお、合成画像の生成処理は、指向性制御装置30の出力制御部35により行われてもよい。この場合には、出力制御部35は、全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データに、ステップT11において生成した音声ヒートマップMPのデータを重畳した合成画像を生成する。
但し、本実施形態では、合成画像の視認性を劣化させないために、音声ヒートマップMPのデータのうち、色変換処理により生成された音画像情報の部分が全方位画像データに重畳される。音圧マップの音圧値は、全方位画像データに重畳されなくてもよいし、重畳されてもよい。
上記したステップT5〜ステップT13は、指向性制御装置30が停止イベントを検出し、全方位カメラCAへの画像送信停止及びマイクアレイMAへの音声送信停止が行われるまで、繰り返される。停止イベントは、例えば指向性制御装置30の電源がオフになること、指向性制御装置30がシャットダウンしたこと、音声ヒートマップMPの生成処理の停止を指示するための処理が行われたこと等が該当する。
図8は、全方位画像データに音声ヒートマップMP1のデータが重畳された合成画像GZ1のデータを示す図である。監視モニタ36に表示された合成画像GZ1では、例えばオフィスに設置された全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データに、出力制御部35により生成された音声ヒートマップMP1が重畳されている。全方位カメラCAとマイクアレイMAとが同軸に配置された筐体15は、光軸が水平方向(例えば、図8に示す合成画像GZ1の中央付近の廊下に沿った方向)になるように取り付けられている。図8及び図9において、全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データは、魚眼レンズを通して撮像されている。
図8において、合成画像GZ1の紙面中央には、例えば赤色で描画された赤領域R1及びその周りを囲む青色で描画された青領域B1が表示されている。赤領域R1及び青領域B1で囲まれる範囲には、清掃員が使用している掃除機のモータ音が音源として存在している。
また、合成画像GZ1の紙面左側には、例えば赤色で描画された赤領域R2及びその周りを囲む青色で描画された青領域B2が表示されている。赤領域R2及び青領域B2で囲まれる範囲には、オフィスに設置された固定電話機の呼出音が音源として存在している。
また、合成画像GZ1の紙面左側のやや下方には、例えば赤色で描画された赤領域R3及びその周りを囲む青色で描画された青領域B3が表示されている。赤領域R3及び青領域B3で囲まれる範囲には、オフィスに設置されたPCのファン音が音源として存在する。合成画像GZ1における他の部分は、算出された音圧値が第1閾値以下であったために(図7参照)、無色のままの無領域NCとして表示されている。なお、上記したように、図8に示す合成画像GZ1の視認性を劣化させないために、音声ヒートマップMP1のデータのうち、赤領域R1,R2,R3及び青領域B1,B2,B3のみ、全方位画像データに重畳されており、以下同様である。
図9は、全方位画像データに音声ヒートマップMP2のデータが重畳された合成画像GZ2のデータを示す図である。監視モニタ36に表示された合成画像GZ2では、例えばオフィスに設置された全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データに、出力制御部35により生成された音声ヒートマップMP2が重畳されている。この場合も、全方位カメラCAとマイクアレイMAとが同軸に配置された筐体15は、光軸が水平方向(例えば、図9に示す合成画像GZ2の中央付近の廊下に沿った方向)になるように取り付けられている。なお、筐体15は、例えば店舗やオフィス等の館内の天井に取り付けられ、その光軸が垂直方向になるように取り付けられてもよい。
図9において、合成画像GZ2の紙面中央上部には、例えば赤色で描画された赤領域R4及びその周りを囲む青色で描画された青領域B4が表示されている。赤領域R4及び青領域B4で囲まれる範囲には、従業員である2人の話声が音源として存在している。
また、合成画像GZ2の紙面のやや右側には、赤色で描画された赤領域R5、及び赤領域R5を囲みかつその右側に延びるように青色で描画された青領域B5が表示されている。赤領域R5及び青領域B5で囲まれる範囲には、オフィスに設置された機械の作動音が音源として存在している。合成画像GZ2における他の部分は、算出された音圧値が第1閾値以下であったために(図7参照)、無色のままの無領域NCとして表示されている。
なお、ここでは、監視モニタ36は、全方位画像をそのまま円形画像として表示しているが、パノラマ変換を行い、2次元の矩形画像(パノラマ画像)として表示してもよい。この場合、ユーザの合成画像の視認性が一層向上することになる。
また、図5に戻り、合成画像のデータ(つまり、ステップT11において生成された音声ヒートマップMPのデータが全方位画像データに重畳された画像)が監視モニタ36に表示されている状態で、例えばユーザが操作部32を介して合成画像のデータ上の音画像情報(例えば赤領域)の位置を指定したとする(T14)。この場合、指向性制御装置30は、指定された合成画像のデータ上の位置の座標を取得する(T15)。なお、監視モニタ36がタッチパネルで構成される場合、ユーザは監視モニタ36の画面にタッチ入力することで、指向性制御装置30は、音画像情報の位置の座標を簡単に取得可能である。
指向性制御装置30は、マイクアレイMAから、ユーザにより指定された合成画像のデータ上の位置に対応する実際の音源位置に向かう指向方向に、マイクアレイMAで収音された音声の指向性を形成し、この指向方向の音声を強調する(T16)。スピーカ装置37は、指向方向に強調された音声を出力する(T17)。これにより、ユーザは、音画像情報として表示される音源から発せられる音声を明瞭に聞くことができ、音の発生原因を把握、追求できる。
以上により、本実施形態の音源表示システム10では、全方位カメラCAは、撮像エリアの画像を撮像する。マイクアレイMAは、撮像エリアの音声を収音する。監視モニタ36は、全方位カメラCAにより撮像された撮像エリアの画像を表示する。信号処理部33内の音圧算出部34は、マイクアレイMAにより収音された音声データを用いて、撮像エリアの画像データに現れる音源に関する音パラメータ(例えば音圧P)を算出する。信号処理部33内の出力制御部35は、算出により得られた音圧Pと閾値(例えば第1閾値,第2閾値)とを比較し、この比較結果に応じて、音圧を視覚情報に変換した音源画像情報(例えば音画像情報)を、撮像エリアの画像データに重畳して監視モニタ36に表示させる。
これにより、音源表示システム10は、モニタリング対象のエリア(例えば撮像エリア)の撮像により得られた映像データに現れる音源(つまり、音の発生源)を視覚的な音画像情報として表示することができる。従って、ユーザは、表示された撮像エリアの映像に現れる音源を視覚的に認識することができる。
また、音源表示システム10では、閾値は例えば複数設定され、信号処理部33の音圧算出部34は、音源の音圧Pとそれぞれの閾値(例えば第1閾値、第2閾値)との比較に応じて、複数の種類の音画像情報を生成する。これにより、指向性制御装置30は、全方位カメラCAにより撮像された全方位画像データに現れる音源の場所(位置)だけでなく、音源における音圧の大きさもユーザに直感的に把握可能な音声ヒートマップMPを生成することができる。
また、音源表示システム10では、監視モニタ36に表示された合成画像のデータ(例えば図8、図9参照)の音画像情報(例えば赤領域R2)がユーザにより指定された場合には、信号処理部33の出力制御部35は、マイクアレイMAから、指定された音画像情報の位置の座標に対応する実際の音源位置に向かう方向(つまり、指向方向)に音声の指向性を形成してスピーカ装置37から出力させる。これにより、ユーザは、監視モニタ36上に音画像情報として表示される音源から発せられる音声を明瞭に聞くことができ、音の発生原因を効率的に把握、追求することができる。
また、音源表示システム10では、所定の対象を検出するセンサ60が設けられ、センサ60が所定の対象を検出した場合に、全方位カメラCAは撮像により得られた全方位画像データを指向性制御装置30に送信し、またマイクアレイMAは収音により得られた音声データを指向性制御装置30に送信する。これにより、例えばユーザが所望する条件に合致した場合に、指向性制御装置30は、全方位画像データに音源を表示するための動作を開始でき、ユーザの利便性を向上することができる。
また、音源表示システム10では、全方位カメラCAとマイクアレイMAとは同軸上に配置される。これにより、全方位カメラCAの光軸とマイクアレイMAの筐体15の中心軸とが一致することで、軸周方向における撮像エリアと収音エリアとが略同一となり、画像位置(つまり、全方位カメラCAから見た被写体の位置)と収音位置(つまり、マイクアレイMAから見た音源の位置)とが同じ座標系で表現可能となる。従って、画像位置と収音位置との対応関係が明確となり、指向性制御装置3は、マイクアレイMAにより収音された音声に対し、ユーザの指定に基づく指向方向に指向性を形成する際に、ユーザの指定に基づいて全方位カメラCAにより得られた方向を示す座標を、マイクアレイMAから見た指向方向として用いることができ、指向方向の算出を容易に行うことができる。
以上、図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記した本実施形態では、音パラメータとして、音の発生源(音源)が発する音の音圧を用いたが、音圧に限らず、音の周波数(音域)、音の種類(楽音と騒音)等を用いることも可能であり、さまざまな要望に適した音源表示が可能となる。
本発明は、モニタリング対象のエリアの撮像により得られた映像データに現れる音源を視覚的な画像情報として表示し、モニタリング業務効率を向上するモニタリングシステム及びモニタリング方法として有用である。
10 音源表示システム
15 筐体
25 圧縮処理部
26 送信部
29 指向方向算出部
30 指向性制御装置
31 通信部
32 操作部
33 信号処理部
34 音圧算出部
35 出力制御部
36 監視モニタ
37 スピーカ装置
38,46 メモリ
39 設定管理部
41 CPU
42 通信部
44 電源管理部
45 イメージセンサ
46x メモリカード
46y RAM
46z ROM
47 ネットワークコネクタ
60 センサ
A1,A2,…,An A/D変換器
CA 全方位カメラ
GZ1,GZ2 合成画像
NW ネットワーク
MA マイクアレイ
M1,M2,…,Mn マイクロホン
PA1,PA2,…,PAn アンプ
R1,R2,R3,R4,R5 赤領域
B1,B2,B3,B4,B5 青領域
NC 無領域

Claims (6)

  1. 撮像エリアを撮像するカメラと、
    前記撮像エリアの音声を収音するマイクアレイと、
    記カメラにより撮像された前記撮像エリアの画像データを表示する表示部と、
    前記マイクアレイにより収音された音声データを用いて、前記撮像エリアの音の大きさを特定する音パラメータを、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に導出する信号処理部と、を備え、
    前記信号処理部は、導出された前記音パラメータと音の大きさに関する複数の閾値との比較に応じて、前記音パラメータを異なる視覚情報に段階的に変換した音源画像情報を、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に重畳して前記表示部に表示させる、
    モニタリングシステム。
  2. 請求項1に記載のモニタリングシステムであって、
    前記音パラメータは、音圧である、
    モニタリングシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のモニタリングシステムであって、
    前記撮像エリアにおける音源の表示を指示するイベントを検出するセンサ、を更に備え、
    前記信号処理部は、前記センサにより前記イベントが検出されると、前記音パラメータを導出する、
    モニタリングシステム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のモニタリングシステムであって、
    前記マイクアレイにより収音された音声データを出力する音声出力部、を更に備え、
    前記表示部に表示された前記音源画像情報が指定された場合、前記信号処理部は、前記マイクアレイから、指定された前記音源画像情報に対応する前記撮像エリアの画像データの位置に向かう方向に指向性を形成して前記音声出力部に出力させる、
    モニタリングシステム。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のモニタリングシステムであって、
    記カメラと前記マイクアレイとが同軸に配置された、
    モニタリングシステム。
  6. メラとマイクアレイと含むモニタリングシステムにおけるモニタリング方法であって、
    記カメラにおいて撮像エリアを撮像し、
    前記マイクアレイにおいて前記撮像エリアの音声を収音し、
    前記マイクアレイにより収音された音声データを用いて、前記撮像エリアの音の大きさを特定する音パラメータを、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に導出し、
    導出された前記音パラメータと音の大きさに関する複数の閾値との比較に応じて、前記音パラメータを異なる視覚情報に段階的に変換した音源画像情報を、前記撮像エリアの画像データを構成する画素の所定単位毎に重畳して表示部に表示させる、
    モニタリング方法。
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