JP5938769B2 - Medical care support program and medical care support device - Google Patents
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Description
本件は、医療介護支援プログラム及び医療介護支援装置に関する。 This case relates to a medical care support program and a medical care support device.
事故等のアクシデントには至らないものの、危険性の可能性が多少なりともあった出来事を収集、管理することで、未然にアクシデントの発生を防ぐことができる。このような出来事は、「ヒヤリ」としたり、「ハッ」としたりすることに由来して、いわゆる「ヒヤリハット」事例とも呼ばれている。 Although accidents or other accidents do not occur, it is possible to prevent accidents from occurring by collecting and managing events that have some potential danger. Such an event originates from “missing” or “missing” and is also referred to as a so-called “missing hat” case.
医療や介護のシステム(以下、単に、介護システムと呼ぶ)では、職員により日々の行動が記入されたケース記録が作成される。ケース記録の中には、ヒヤリハット事例が含まれている場合がある。しかし、職員には、ヒヤリハット事例の記録が義務付けられていないことが多いため、ヒヤリハットの事例が集まらない場合が多い。そこで、ケース記録に含まれるキーワードなどからヒヤリハット事例か否かを判別してヒヤリハット事例を収集する技術がある(例えば、特許文献1参照)。 In a medical and nursing care system (hereinafter simply referred to as a nursing care system), a case record in which daily actions are written by a staff member is created. Case records may contain near-miss cases. However, staff often are not obliged to record incidents of near-misses, so incidents of near-misses are often not collected. Therefore, there is a technique for collecting near-miss cases by determining whether the case is a near-miss case from a keyword included in the case record (see, for example, Patent Document 1).
また、ヒヤリハット事例に関しては、対処手段を検討し、検討結果を現場に周知することにより対策が行われる。なお、提出されたヒヤリハット事例について、対策やフォローを確実に実行させる方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。 For near-miss cases, measures are taken by examining countermeasures and disseminating the results of the investigation to the site. In addition, the method of making a countermeasure and a follow follow reliably about the submitted near-miss example is known (for example, refer patent document 2).
ヒヤリハット事例に対する対策がなされた場合でも、同様のヒヤリハット事例が発生する場合がある。この場合、対策が誤っていると考えられるため、対策を再考しなければ将来の事故の発生を防止できないおそれがある。 Even when measures are taken for a near-miss case, a similar near-case may occur. In this case, since the countermeasure is considered to be incorrect, there is a possibility that future accidents cannot be prevented unless the countermeasure is reconsidered.
しかしながら、特許文献1、2の技術では、このような対策の改善が必要なヒヤリハット事例が発生したか否かを判別し、システムの利用者に通知するなどすることができない。
However, in the techniques of
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、対策情報の改善が必要なインシデント情報を自動的に特定することが可能な医療介護支援プログラム及び医療介護支援装置を提供することを目的とする。 Therefore, this case has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a medical care support program and a medical care support device that can automatically identify incident information that requires improvement of countermeasure information. To do.
本明細書に記載の医療介護支援プログラムは、医療又は介護に関する情報を受け付け、医療又は介護に関する情報と、前記医療又は前記介護に関する事故に繋がる可能性のあるインシデント情報と、前記インシデント情報に対応する対策を示す対策情報とを対応付けて記憶した記憶部を参照して、受け付けた前記医療又は前記介護に関する情報との類似度が所定値以上となる医療又は介護に関する情報を前記記憶部から抽出し、抽出した前記医療又は前記介護に関する情報のインシデント情報に対応する対策情報が登録されている場合に、前記対策情報を改善が必要な対策情報として表示する、処理をコンピュータに実行させる医療介護支援プログラムである。
The medical care support program described in this specification accepts information related to medical care or care , and corresponds to information related to medical care or care, incident information that may lead to an accident related to the medical care or care, and the incident information. With reference to the storage unit that stores the countermeasure information indicating the countermeasure in association with each other, the medical unit or the nursing care information that has a similarity degree equal to or greater than a predetermined value with respect to the received medical or nursing care information is extracted from the storage unit When the countermeasure information corresponding to the extracted incident information of the medical or care-related information is registered, the medical care support program for displaying the countermeasure information as countermeasure information that needs improvement and causing the computer to execute the process It is.
本明細書に記載の医療介護支援装置は、医療又は介護に関する情報を受け付け、医療又は介護に関する情報と、前記医療又は前記介護に関する事故に繋がる可能性のあるインシデント情報と、前記インシデント情報に対応する対策を示す対策情報とを対応付けて記憶した記憶部を参照して、受け付けた前記医療又は前記介護に関する情報との類似度が所定値以上となる医療又は介護に関する情報を前記記憶部から抽出する処理部と、抽出した前記医療又は前記介護に関する情報のインシデント情報に対応する対策情報が登録されている場合に、前記対策情報を改善が必要な対策情報として表示する通知部と、を備えている。 The medical care support device described in the present specification receives information related to medical care or care , and corresponds to the information related to medical care or care, incident information that may lead to an accident related to the medical care or care, and the incident information. With reference to the storage unit that stores the countermeasure information indicating the countermeasures in association with each other, the medical unit or the nursing care information whose similarity to the received medical or nursing care information is a predetermined value or more is extracted from the storage unit. A processing unit; and a notification unit that displays the countermeasure information as countermeasure information that needs to be improved when countermeasure information corresponding to the extracted incident information of the medical or care-related information is registered . .
本明細書に記載の医療介護支援プログラム及び医療介護支援装置は、対策情報の改善が必要なインシデント情報を自動的に特定することができるという効果を奏する。 The medical care support program and the medical care support device described in the present specification have an effect that it is possible to automatically specify incident information that requires improvement of countermeasure information.
以下、医療介護支援システムの一実施形態について、図1〜図18に基づいて詳細に説明する。図1には、本実施形態に係る医療介護支援システム100の構成が概略的に示されている。
Hereinafter, one embodiment of a medical care support system will be described in detail with reference to FIGS. FIG. 1 schematically shows the configuration of a medical
医療介護支援システム100は、例えば介護施設で利用されるシステムであり、図1に示すように、医療介護支援装置としてのサーバ10と、管理者端末60と、介護担当者端末70と、を備える。サーバ10と、管理者端末60と、介護担当者端末70とは、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続されている。
The medical
サーバ10は、介護施設内又は介護施設外に設置されるサーバであり、介護に関する様々な処理を行う。一例として、サーバ10は、介護担当者が介護担当者端末70から入力するケース記録(日々の介護事例の記録)や、ケース記録から抽出されたヒヤリハット事例、及び品質管理者が管理者端末60から入力するヒヤリハット事例に対する対策情報などの各種データを保持する。また、サーバ10は、入力されたケース記録に基づいて、所定の処理を行い、処理結果を管理者端末60や介護担当者端末70に対して送信する。なお、ヒヤリハット事例とは、介護に関する事故に繋がる可能性のあるインシデント情報(事例)を意味する。
The
ここで、サーバ10は、図2(a)に示すようなハードウェア構成を有している。図2(a)に示すように、サーバ10は、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えており、サーバ10の構成各部は、バス98に接続されている。サーバ10では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(医療介護支援プログラム)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(医療介護支援プログラム)をCPU90が実行することにより、図3の各部の機能が実現される。
Here, the
管理者端末60は、介護施設の品質管理者が使用する端末であり、サーバ10に格納されている各種データを閲覧したり、ヒヤリハット事例に対する対策のデータを入力したりするのに用いられる端末である。介護担当者端末70は、実際に介護を行う人(介護担当者)が使用する端末であり、日々の介護における事例をケース記録として記録するためやヒヤリハット事例に関する入力を行うためなどに用いられる端末である。
The
ここで、管理者端末60と、介護担当者端末70とは、図2(b)に示すようなハードウェア構成を有している。図2(b)に示すように、管理者端末60及び介護担当者端末70は、CPU190、ROM192、RAM194、記憶部(ここではHDD)196、ネットワークインタフェース197、表示部193、入力部195、及び可搬型記憶媒体用ドライブ199等を備えており、端末60及び70の構成各部は、バス198に接続されている。なお、表示部193は、液晶ディスプレイ等を含み、入力部195は、キーボードやマウス等を含んでいる。
Here, the
図3には、サーバ10の機能ブロック図が示されている。図3に示すように、サーバ10は、CPU90がプログラムを実行することで、ケース記録処理部12、判断部及び格納処理部としてのヒヤリハット抽出部14、算出部及び特定部としての再発判断部16、及び通知部としての医療介護情報格納登録部18の機能を実現する。なお、図3では、HDD96等に格納されている各種DBやマスタも図示されている。
FIG. 3 shows a functional block diagram of the
ケース記録処理部12は、介護担当者端末70の表示部193上に、例えば、図4に示すようなケース記録画面を表する。また、ケース記録処理部12は、当該画面上で、介護担当者端末70の入力部195を介した介護担当者からのデータ(事例)入力があった場合に、当該入力されたデータ(事例)を医療介護情報格納部としてのケース記録DB20に格納する。
The case
ここで、図4のケース記録画面は、利用者(介護を受ける側の人)ごとに生成される画面であり、時刻毎の実施内容、身体状態及び日常生活動作状況、報告者IDを入力できる画面である。このケース記録画面には、更新ボタン、取り消しボタン、削除ボタンが設けられており、介護担当者が更新ボタンを押したタイミングで、ケース記録処理部12は、更新された内容(新たに入力された事例)をケース記録DB20に格納する処理を実行する。
Here, the case recording screen of FIG. 4 is a screen generated for each user (person on the side receiving care), and can input the implementation content, physical state and daily life operation status, and reporter ID for each time. It is a screen. The case record screen is provided with an update button, a cancel button, and a delete button. When the care worker presses the update button, the case
ケース記録DB20は、図5に示すようなデータ構造を有している。具体的には、ケース記録DB20は、図5に示すように、「日付」、「時刻」、「実施内容」、「身体状態及び日常生活動作状況」、「報告者ID」、「利用者ID」、の各フィールドを有している。これら各フィールドには、図4のケース記録画面上で入力されたデータ(事例)等が格納される。
The
図3に戻り、ヒヤリハット抽出部14は、ヒヤリハット事例である可能性を判断するための基準を格納したヒヤリハット選定マスタ30を用いて、ケース記録DB20に格納された事例のヒヤリハット基準点を算出する。ここで、ヒヤリハット基準点とは、ケース記録DB20に格納された事例がヒヤリハット事例である可能性が高いか低いかを判断するための指標を意味する。また、ヒヤリハット抽出部14は、算出されたヒヤリハット基準点に基づいて、ケース記録DB20に格納された事例が、インシデント情報格納部としてのヒヤリハット管理DB22に自動的に追加すべき事例であるか、追加候補の事例であるかなどを判断する。そして、ヒヤリハット抽出部14は、自動的に追加すべき事例をヒヤリハット管理DB22に追加するとともに、追加候補の事例を後述する「ヒヤリハット可能性ありリスト」(図13参照)に登録する。なお、ヒヤリハット抽出部14は、ヒヤリハット可能性ありリストを登録部18に対して送信する。
Returning to FIG. 3, the near-
ここで、ヒヤリハット選定マスタ30は、図6に示すように、ヒヤリハット基準点を定めるマスタと、キーワード、場所、時間帯、問題のある利用者、問題のある職員に関するポイントの加算基準を定めるマスタとを有する。なお、図6の各マスタを使用するか否かは、例えば品質管理者が定めることができるものとする。図6の例では、時間帯のマスタの右上に「対象:□」と記載されているので、当該マスタは使用しないと定められているものとする。一方、その他のマスタについては、各マスタの右上に「対象:■」と記載されているので、当該マスタは使用すると定められているものとする。また、ヒヤリハット選定マスタ30に含まれる各マスタの内容も、例えば品質管理者が適宜追加・変更できるものとする。なお、ヒヤリハット選定マスタ30の詳細については、後述する。
Here, as shown in FIG. 6, the near-
また、ヒヤリハット管理DB22は、図7に示すように、「発生日」、「発生時刻」、「連番」、「報告者ID」、「利用者ID」、「発生場所」、「影響度」、「状況」、「具体的内容影響」、「発生後の対応」、「要因背景」、「利用者家族への説明対応内容」の各フィールドを有している。
Further, the near-
図3に戻り、再発判断部16は、是正通知マスタ32に基づいて、ヒヤリハット管理DB22に登録された事例の是正通知ヒット率を算出する。ここで、是正通知ヒット率とは、ヒヤリハット管理DB22に登録された事例と、過去に対策が講じられたヒヤリハットの事例との類似度合いを示す指標である。したがって、再発判断部16は、算出した是正通知ヒット率を用いて、ヒヤリハット管理DB22に登録された事例と、過去に対策が講じられたヒヤリハットの事例とが類似しているか否かを判断する。また、再発判断部16は、ヒヤリハット事例が過去に対策が講じられたヒヤリハット事例と類似していた場合(再発したヒヤリハット事例であった場合)には、その旨を管理者端末60に対して通知する。
Returning to FIG. 3, the
ここで、是正通知マスタ32は、図8に示すように、是正通知ヒット率を定めるマスタと、キーワード、場所、時間帯、問題のある利用者、問題のある職員に関するポイントの加算基準を定めるマスタと、是正再発期間と、を有する。なお、図8の各マスタを使用するか否かは、例えば品質管理者が定めることができるものとする。また、是正通知マスタ32に含まれる各マスタの内容も、例えば品質管理者が適宜追加・変更できるものとする。
Here, as shown in FIG. 8, the
登録部18は、管理者端末60又は介護担当者端末70からの求めに応じて、図13のヒヤリハット可能性ありリスト、図10のヒヤリハット編集画面、図11の対策登録画面を、端末60又は70の表示部193上に表示する。また、登録部18は、図10、図11の画面上において入力されたデータを用いて、ヒヤリハット管理DB22及び対策情報格納部としての対策DB24を更新する。
In response to a request from the
ここで、対策DB24は、図9に示すように、「発生日」、「発生時刻」、「連番」、「管理者ID」、「リスク評価」、「リスク予測」、「改善の必要性」、「教育研修への活用」、「対策施行日」、「対策」、「管理者コメント」、の各フィールドを有している。ここで、「発生日」、「発生時刻」、「連番」の各フィールドは、図7のヒヤリハット管理DB22の先頭にも含まれている。すなわち、これら3つのフィールドで、対策DB24の各レコードとヒヤリハット管理DB22の各レコードとが紐付いているといえる。これにより、ヒヤリハット管理DB22に格納されている各事例に対する対策が講じられているか否かを対策DB24との関係から判断することができる。
Here, the
「リスク評価」のフィールドには、リスク評価をしたか否か(「あり」又は「なし」)が入力される。「リスク予測」のフィールドには、リスク予測が可能か否かが入力される。「改善の必要性」のフィールドには、改善する必要があるか否かが入力される。「教育研修への活用」のフィールドには、教育研修に活用できるか否かが入力される。「対策施行日」のフィールドには対策を講じた日付が入力される。「対策」のフィールドには、品質管理者が講じた対策の内容が入力される。また、「管理コメント」は、品質管理者のコメントが入力される。 In the “risk assessment” field, whether or not risk assessment has been performed (“present” or “none”) is entered. In the “risk prediction” field, whether or not risk prediction is possible is entered. In the “necessity of improvement” field, whether or not improvement is necessary is entered. In the field “Utilization for Education and Training”, whether or not it can be used for education and training is entered. The date when the countermeasure was taken is entered in the “Countermeasure Date” field. In the “Countermeasure” field, the content of the measure taken by the quality manager is entered. In addition, a comment of the quality manager is input to “management comment”.
次に、本実施形態のサーバ10の処理について、図12、図14、図16〜図18のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ、詳細に説明する。
Next, the processing of the
(登録処理)
まず、図12のフローチャートに沿って、サーバ10による登録処理について説明する。
(registration process)
First, registration processing by the
図12の処理では、ステップS10において、ケース記録処理部12が、介護担当者端末70から、ケース記録画面の表示要求が出されるまで待機する。この場合、介護担当者端末70からケース記録画面の表示要求が出された段階で、ケース記録処理部12は、ステップS12に移行する。
In the process of FIG. 12, in step S <b> 10, the case
ステップS12に移行すると、ケース記録処理部12は、表示要求が出された日付に対応するケース記録画面(図4)を生成し、介護担当者端末70の表示部193上に表示する。この場合、介護担当者は、ケース記録画面に時刻毎、実施内容ごとに、介護において気づいた点などの事例を「身体状態及び日常生活動作状況」の欄に記入し、更新ボタンを押す作業を行う。
When the process proceeds to step S12, the case
次いで、ステップS14では、ケース記録処理部12は、介護担当者によってケース記録画面への記録がなされたか否か(データの入力がされ、更新ボタンが押されたか否か)を判断する。ここでの判断が否定された場合、すなわち、未だ更新ボタンが押されていない場合には、ステップS30に移行し、ケース記録処理部12は、ケース記録画面が終了されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS14に戻る。
Next, in step S14, the case
一方、ステップS14の判断が肯定された場合には、ステップS16に移行し、ケース記録処理部12は、ケース記録DB20に対して新たに入力されたデータ(事例)を登録する。
On the other hand, if the determination in step S14 is affirmative, the process proceeds to step S16, and the case
次いで、ステップS18では、ヒヤリハット抽出部14が、ヒヤリハット判断処理を実行する。具体的には、ヒヤリハット抽出部14は、ケース記録DB20に登録された事例について、図6のヒヤリハット選定マスタを用いて、ヒヤリハット基準点を算出する。例えば、ヒヤリハット抽出部14は、図5のケース記録DB20の3行目(7:00)の事例であれば、キーワード「困難」があるので1ポイント加算、問題のある職員「001」が報告者であるので1ポイント加算…などのポイント加算形式で、ヒヤリハット基準点を算出する。そして、ヒヤリハット抽出部14は、ヒヤリハット選定マスタ30のヒヤリハット基準点に関するマスタ(図6の左上)を参照し、ヒヤリハット基準点の合計ポイントに基づいて、事例が「ヒヤリハット確定」か「ヒヤリハット可能性あり」か、いずれでもないかを判断する。
Next, in step S18, the near-
次いで、ステップS20では、ヒヤリハット抽出部14が、ステップS18において「ヒヤリハット確定」と判断されたか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS22に移行する。そして、ステップS22では、ヒヤリハット抽出部14が、ヒヤリハット確定と判断された事例を、ヒヤリハット管理DB22に登録する。この場合、例えば、図7の最下行に示すように、ヒヤリハット管理DB22に新たな事例が登録された場合には、ケース記録DB20のフィールドと対応するフィールドにデータが登録され、対応しないフィールドは空欄となる。なお、ステップS22の処理の後は、ステップS28に移行する。
Next, in step S20, the near-
一方、ステップS20の判断が否定された場合、すなわち、ステップS18において、「ヒヤリハット確定」と判断されなかった場合には、ヒヤリハット抽出部14は、ステップS24に移行する。そして、ステップS24では、ヒヤリハット抽出部14は、ステップS18においてヒヤリハット可能性ありと判断されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS30に移行するが、肯定された場合には、ステップS26に移行する。
On the other hand, if the determination in step S20 is negative, that is, if it is not determined that “near incident is confirmed” in step S18, the near-
ステップS26に移行した場合、ヒヤリハット抽出部14は、事例をヒヤリハット可能性ありリストに登録する。ここで、ヒヤリハット可能性ありリストには、図13に示すように、事例の「発生日」、「時刻」、「実施内容」、「身体状態及び日常生活動作状況」が登録される。これらのうち、「状況」の欄には、ケース記録DB20の「身体状態及び日常生活動作状況」の内容が入力される。なお、ヒヤリハット可能性ありリストは、報告者IDごとに作成されるものとする。
When the process proceeds to step S26, the near-
次いで、ステップS28では、再発判断部16が、再発通知リスト登録処理のサブルーチンを実行する。この場合、再発判断部16は、図14のフローチャートに沿った処理を実行する。
Next, in step S28, the
図14の処理では、まず、ステップS40において、再発判断部16が、再発回数を示すパラメータiを0に設定(初期化)する。次いで、ステップS42では、再発判断部16が、ヒヤリハット管理DB22の最初のレコード(事例)を抽出する。
In the process of FIG. 14, first, in step S40, the
次いで、ステップS43では、再発判断部16が、抽出されたレコードの対策情報が対策DB24に登録されているか否かを判断する。この場合、再発判断部16は、ヒヤリハット管理DB22の抽出されたレコードの「発生日」、「発生時刻」、「連番」と同一のものが、対策DB24に存在しているか否かを判断する。このステップS43の判断が否定された場合、すなわち、抽出されたレコード(ヒヤリハット事例)が未だ対策が講じられていない事例であれば、ステップS50に移行するが、肯定された場合には、ステップS44に移行する。
Next, in step S43, the
ステップS44に移行した場合、抽出されたレコード(事例)と、新たにケース記録画面に入力された事例とを比較して一致する項目を特定し、当該特定された項目のポイントの合計を是正通知マスタ32を参照して算出する。
When the process proceeds to step S44, the extracted record (case) is compared with the case newly input on the case recording screen to identify matching items, and a correction notification is made of the total points of the identified items. Calculate with reference to the
次いで、ステップS46では、再発判断部16が、是正通知ヒット率が「高」であるか否かを判断する。この場合、再発判断部16は、是正通知マスタ32の是正通知ヒット率マスタ(図8の左上のマスタ)に基づいて、ステップS44で算出したヒット率が「高」であるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS50に移行する。一方、ステップS46の判断が肯定された場合には、ステップS48に移行する。ステップS48に移行した場合、再発判断部16は、再発回数を示すパラメータiを1インクリメント(i←i+1)し、ステップS50に移行する。
Next, in step S46, the
ステップS50に移行すると、再発判断部16は、是正再発期間内の全てのレコードを抽出したか否かを判断する。ここで、是正再発期間は、予め定められているものとする(図8の左下参照)。図8のように、是正再発期間として6ヶ月が設定されている場合には、現在から6ヶ月前までの全てのレコードの抽出が完了した段階で、ステップS50の判断が肯定されることになる。一方、現在から6ヶ月前までの全てのレコードの抽出が完了していない場合には、ステップS50の判断が否定され、ステップS52に移行する。ステップS52では、再発判断部16は、ヒヤリハット管理DB22の次のレコードを抽出し、ステップS43に戻る。その後は、ステップS43〜S50の処理・判断を繰り返す。
In step S50, the
一方、ステップS50の判断が肯定されると、再発判断部16は、ステップS54に移行する。ステップS54では、再発判断部16は、iが0よりも大きいか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、図14の全処理を終了して、図12のステップS30に移行する。一方、ステップS54の判断が肯定された場合には、ステップS56に移行する。ステップS56では、再発判断部16は、新たなケース記録の事例を、是正通知ヒット率が「高」の回数iとともに、再発通知リストに登録する。ここで、再発通知リストは、図15に示すようなリストであるものとする。図15の再発通知リストは、「選択(の有無)」と、「発生日」と、「状況」と、「再発回数」と、「前回是正日」と、が格納される。「状況」の欄には、ケース記録DB20の「身体状態及び日常生活動作状況」の内容が入力される。「再発回数」の欄には、パラメータiの値が入力される。「前回是正日」の欄には、品質管理者が、直近の類似するヒヤリハット事例についての対策を講じた日付(図9の「対策施行日」)が入力される。上記のように、ステップS56の処理が行われた後は、図12のステップS30に移行する。
On the other hand, if the determination in step S50 is affirmed, the
図12に戻り、ステップS30に移行すると、ケース記録処理部12は、ケース記録画面が終了されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ケース記録画面の表示を継続したまま、ステップS14に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。一方、ステップS30の判断が肯定された場合には、ケース記録画面の表示を終了して、ステップS10に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。
Returning to FIG. 12, when the process proceeds to step S30, the case
以上のような処理を行うことで、介護担当者がケース記録画面においてケース記録を入力し、更新ボタンを押したタイミングで、ケース記録DB20への事例の格納、ヒヤリハット管理DB22への事例の登録又はヒヤリハット可能性ありリストへの登録、再発通知リストへの登録の処理を行うことができる。
By performing the process as described above, the caregiver inputs the case record on the case record screen, and stores the case in the
(ヒヤリハット事例追加登録処理)
次に、図16に基づいて、ヒヤリハット事例追加登録処理について説明する。本処理は、ヒヤリハット可能性ありリスト(図13)に登録されている事例を、ヒヤリハット事例として、ヒヤリハット管理DB22に追加登録する処理である。図16の処理は、登録部18が実行する処理である。
(Near incident incident registration process)
Next, a near-miss case addition registration process will be described with reference to FIG. This process is a process of additionally registering a case registered in the near-miss possibility list (FIG. 13) in the near-
図16の処理では、まず、ステップS60において、登録部18が、ヒヤリハット可能性ありリストの表示要求が出されるまで待機する。この場合、介護担当者端末70から表示要求が出された段階で、ステップS62に移行する。
In the process of FIG. 16, first, in step S <b> 60, the
ステップS62に移行すると、登録部18は、表示要求を出した介護担当者に対応するヒヤリハット可能性ありリスト(図13)を表示する。介護担当者は、表示されたヒヤリハット可能性ありリストにおいて、リストに含まれる事例を選択する(図13のいずれかの事例を選択し、実行ボタンを押す)。
If transfering it to step S62, the
次いで、ステップS64では、登録部18が、事例が選択されたか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS66に移行し、ヒヤリハット管理DB22に選択された事例を登録(追加登録)するとともに、ヒヤリハット可能性有りリストから選択された事例を削除した後、ステップS68に移行する。一方、ステップS64の判断が否定された場合には、ステップS68に直接移行する。
Next, in step S64, the
ステップS68に移行すると、登録部18は、介護担当者端末70から、ヒヤリハット可能性ありリストの表示終了要求が出されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS64に戻り、ステップS64〜S68の処理・判断を繰り返す。一方、ステップS68の判断が肯定された場合(図13の終了ボタンが押された場合)には、ヒヤリハット可能性ありリストの表示を終了して、ステップS60に戻り、ステップS60〜S68の処理・判断を繰り返す。
If transfering it to step S68, the
以上の処理により、登録部18は、ヒヤリハット可能性ありリストに登録された事例を、介護担当者の入力に応じて、ヒヤリハット管理DB22に登録(追加登録)することが可能となっている。すなわち、本実施形態では、ヒヤリハット可能性ありリストに登録した事例の、ヒヤリハット管理DB22への追加登録を、介護担当者本人の判断に委ねていることになる。
Through the above processing, the
(ヒヤリハット事例の内容補充処理)
次に、図17のフローチャートに沿って、ヒヤリハット事例の内容補充処理について説明する。本処理は、介護担当者が、ヒヤリハット管理DB22(図7)に登録されている事例の内容を充実させるために行う内容補充を実現するための処理である。なお、図17の処理は、登録部18が実行する処理である。
(Content replenishment processing of near-miss cases)
Next, the content replenishment process of the near-miss example will be described along the flowchart of FIG. This process is a process for realizing content replenishment performed by the person in charge of care to enrich the content of the case registered in the near-miss management DB 22 (FIG. 7). Note that the process of FIG. 17 is a process executed by the
図17の処理では、まず、ステップS80において、登録部18が、ヒヤリハットリストの表示要求が出されるまで待機する。この場合、介護担当者端末70から、表示要求が出された段階で、登録部18は、ステップS82に移行する。
In the process of FIG. 17, first, in step S80, the
ステップS82に移行すると、登録部18は、ヒヤリハットリストを表示する。なお、ヒヤリハットリストは、図7のヒヤリハット管理DB22のうち、ヒヤリハット事例の識別に用いるために必要なフィールドのみを抽出したリストであるものとする。なお、介護担当者は、表示されたヒヤリハットリストの中から、編集やデータ追加などを行いたい1つのヒヤリハット事例を選択するものとする。
If transfering it to step S82, the
次いで、ステップS84では、登録部18は、ヒヤリハット事例が選択されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS92に移行する。一方、ステップS84の判断が肯定された場合には、ステップS86に移行する。
Next, in step S84, the
ステップS86に移行した場合、登録部18は、ヒヤリハット事例を選択した介護担当者の端末70に、ヒヤリハット編集画面(図10)を表示する。ここで、図10のヒヤリハット編集画面には、ヒヤリハット管理DB22のフィールドと同一の入力欄が存在しているものとする。介護担当者は、これらの入力欄にヒヤリハット事例に関するデータを入力する。
When the process proceeds to step S86, the
次いで、ステップS88では、ヒヤリハット編集画面における編集が完了したか否か(図10の更新ボタンが押されたか否か)を判断する。ここでの判断が否定されている間は、ステップS88を繰り返すが、ステップS88の判断が肯定された場合には、ステップS90に移行する。 Next, in step S88, it is determined whether editing on the near-miss edit screen has been completed (whether the update button in FIG. 10 has been pressed). While the determination here is denied, step S88 is repeated, but when the determination in step S88 is affirmed, the process proceeds to step S90.
ステップS90に移行すると、登録部18は、ヒヤリハット編集画面に入力された内容で、ヒヤリハット管理DB22を更新する。その後は、ステップS92に移行する。
In step S90, the
ステップS92では、ヒヤリハット編集画面の表示終了要求が出されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS84に戻り、ステップS84〜S92の処理・判断を繰り返す。一方、ステップS92の判断が肯定された場合にはステップS80に戻り、ステップS80〜S92の処理・判断を繰り返す。 In step S92, it is determined whether a display end request for the near-miss edit screen has been issued. If the determination is negative, the process returns to step S84, and the processes and determinations of steps S84 to S92 are repeated. On the other hand, if the determination in step S92 is affirmative, the process returns to step S80, and the processes and determinations in steps S80 to S92 are repeated.
以上の処理により、登録部18は、介護担当者の入力に応じて、ヒヤリハット管理DB22の内容の補充を行うことが可能となっている。
With the above processing, the
(対策DBへの登録処理)
次に、図18のフローチャートに沿って、対策DB24への登録処理について説明する。本処理は、品質管理者の入力を受けて、対策DB24に、再発通知リスト(図15)に登録されているヒヤリハット事例に関する対策情報を登録するための処理である。なお、図18の処理は、登録部18が実行する処理である。
(Registration processing in the countermeasure DB)
Next, registration processing in the
図18の処理では、まず、ステップS102において、登録部18が、管理者端末60において処理の開始要求が出されるまで待機する。なお、処理の開始要求は、例えば、品質管理者が医療介護支援システム100の画面を起動するためのアイコン等を選択した段階で出される。
In the process of FIG. 18, first, in step S <b> 102, the
ステップS104では、登録部18は、再発通知リスト(図15)が空でないかを判断する。ここでの判断が否定された場合(空の場合)には、ステップS102に戻る。一方、ステップS104の判断が肯定された場合(空でない場合)には、ステップS106に移行する。
In step S104, the
ステップS106に移行すると、登録部18は、図15の再発通知リストを管理者端末60の表示部193上に表示する。なお、品質管理者は、表示された再発通知リストの中から、対策情報の登録を行いたい事例を選択し、実行ボタンを押す。ここで、再発通知リストには、是正再発期間における各事例の「再発回数」も記載されている。したがって、品質管理者は、例えば、是正再発期間における再発回数が多い(頻度が高い)ほど早急に対策を講じる必要があると判断して、事例の選択を行うことが可能となっている。
In step S106, the
次いで、ステップS108では、登録部18は、再発通知リストの1つの事例が選択されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS116に移行するが、肯定された場合には、ステップS110に移行する。
Next, in step S108, the
ステップS110に移行した場合、登録部18は、管理者端末60の表示部193上に、対策登録画面(図11)を表示する。ここで、図11の対策登録画面には、対策DB24のフィールドと同一の入力欄が存在しているものとする。品質管理者は、これらの入力欄にヒヤリハット事例に対する対策の情報を入力する。
When the process proceeds to step S110, the
次いで、ステップS112では、対策登録画面における入力が完了したか否か(図11の更新ボタンが押されたか否か)を判断する。ここでの判断が否定されている間は、ステップS112を繰り返すが、ステップS112の判断が肯定された場合には、ステップS114に移行する。 Next, in step S112, it is determined whether or not the input on the countermeasure registration screen has been completed (whether or not the update button in FIG. 11 has been pressed). While the determination here is negative, step S112 is repeated, but if the determination in step S112 is affirmative, the process proceeds to step S114.
ステップS114に移行すると、登録部18は、対策登録画面に入力された内容で、対策DB24を更新する。なお、登録部118は、新たなヒヤリハット事例に関する対策情報を対策DB24に対して新たに登録する。また、登録部118は、対策DB24にすでに登録されている対策情報(改善が必要な対策情報)を上書きするものとする。更に、登録部18は、再発通知リストから、対策DB24に対策情報を登録した事例を削除する。その後は、ステップS116に移行する。
If transfering it to step S114, the
ステップS116では、対策登録画面の表示終了要求が出されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS108に戻り、ステップS108〜S114の処理・判断を繰り返す。一方、ステップS116の判断が肯定された場合にはステップS102に戻り、ステップS102〜S116の処理・判断を繰り返す。 In step S116, it is determined whether a request to end display of the countermeasure registration screen has been issued. If the determination is negative, the process returns to step S108, and the processes and determinations of steps S108 to S114 are repeated. On the other hand, if the determination in step S116 is affirmative, the process returns to step S102, and the processes and determinations in steps S102 to S116 are repeated.
以上の処理により、登録部18は、品質管理者によって入力された、ヒヤリハット事例に対する対策情報を対策DB24に格納することが可能となっている。なお、対策DB24に格納された情報は、介護担当者等への啓蒙のため、適切なタイミングで、各介護担当者端末70の表示部193上に表示されるものとする。また、対策DB24に格納された情報は、介護担当者や品質管理者が適宜閲覧できるようになっているものとする。
With the above processing, the
なお、再発通知リストが空の場合であっても、品質管理者は、新たにヒヤリハット管理DB22に登録されたヒヤリハット事例に関する対策情報を対策DB24に登録する必要がある。この場合、品質管理者は、登録部18に対して、ヒヤリハット管理DB22に登録されているヒヤリハット事例に関する対策登録画面を表示させ、当該画面上にて対策情報を入力するようにする。これにより、登録部18は、新たなヒヤリハット事例の対策情報を対策DB24に登録することが可能となる。
Even when the recurrence notification list is empty, the quality manager needs to register the countermeasure information related to the near-miss case newly registered in the near-
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、ケース記録DB20に、介護担当者により入力されるケース記録が格納されており、ヒヤリハット管理DB22に、ヒヤリハット事例が格納されており、対策DB24に、品質管理者により入力されるヒヤリハット事例に対応する対策情報が格納されている。そして、再発判断部16は、介護担当者により入力されるケース記録と、過去にヒヤリハット管理DB22に格納されており、かつ対策DB24に対策情報が格納されている情報と、の類似度合い(是正通知ヒット率)を算出し、是正通知ヒット率が所定値以上であった場合(高であった場合)に、その対策情報を改善が必要な対策情報と特定する。これにより、本実施形態では、新たな事例と対策が講じられている過去のヒヤリハット事例との類似度合いから、新たな事例が再発した対策済みのヒヤリハット事例であること(対策済みのヒヤリハット事例が、対策を再検討する必要のあるヒヤリハット事例であること)を自動的に特定することができる。したがって、本実施形態では、品質管理者による再発した対策済みのヒヤリハット事例(対策を再検討する必要のあるヒヤリハット事例)の収集作業を支援することが可能となる。また、特定されたヒヤリハット事例を品質管理者に通知することで、品質管理者に対して、再発したヒヤリハット事例に関する対策の再検討を促すことが可能となる。
As described above in detail, according to the present embodiment, the case record input by the caregiver is stored in the
また、本実施形態では、再発判断部16は、ケース記録DB20に新たに格納された事例と、是正再発期間(例えば6ヶ月)内にヒヤリハット管理DB22に格納された対策済みのヒヤリハット事例との是正通知ヒット率を算出する。そして、登録部18が通知する再発通知リストには、是正再発期間(例えば、6ヶ月)内に是正通知ヒット率が「高」になった回数も表示する。これにより、本実施形態では、品質管理者は、是正再発期間における再発頻度に基づいた処理を行うことが可能となる。例えば、品質管理者は、是正再発期間における再発頻度に基づいて、早急に対策を講じる必要があるヒヤリハット事例と、そうでないヒヤリハット事例とを分類し、優先度をつけて処理することが可能となる。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、ヒヤリハット抽出部14が、ヒヤリハット選定マスタ30(図6)に基づいて、ケース記録DB20に新たに格納された事例がヒヤリハット事例であるか否かの可能性を示すヒヤリハット基準点を算出する。そして、ヒヤリハット抽出部14は、ヒヤリハット基準点に基づいて、「ヒヤリハット確定」又は「ヒヤリハット可能性あり」を判断し、「ヒヤリハット確定」であれば、事例を自動的にヒヤリハット管理DB22に格納し、「ヒヤリハット可能性あり」であれば、介護担当者の選択に応じて事例をヒヤリハット管理DB22に格納する。これにより、本実施形態では、ヒヤリハット基準点が高く、ヒヤリハット管理DB22に格納すべき事例であることが明らかである場合には、ヒヤリハット抽出部14が自動的にヒヤリハット管理DB22に事例を格納し、ヒヤリハット基準点がやや低く、ヒヤリハット管理DB22に格納すべき事例でない可能性がある場合には、ヒヤリハット管理DB22に事例を格納するか否かの判断を介護担当者に委ねるようになっている。これにより、介護担当者のヒヤリハット管理DB22への事例の登録の負担を軽減するととともに、一部を介護担当者の判断に委ねることで、登録精度を向上することが可能となる。
In this embodiment, the near-
なお、上記実施形態では、再発判断部16が、抽出されたレコードの対策情報が対策DB24に登録されているか否かを判断し(図14のステップS43)、当該判断が肯定された場合に、是正通知ヒット率を算出する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図19に示すように、図14のステップS43の処理に代えて、ステップS47の処理を行うこととしても良い。この場合、再発判断部16は、抽出したレコードと新たな事例との是正通知ヒット率が「高」であった場合に抽出したレコードの対策情報が対策DB24に登録されているか否かを判断し、当該判断が肯定された場合に、是正通知リストに新たな事例を登録する。このようにしても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
In the above embodiment, the
なお、上記実施形態では、再発判断部16は、是正再発期間中における再発回数を是正通知ヒット率に加算するようにしても良い。このようにすることで、再発頻度が高い事例の是正通知ヒット率を高くすることができる。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、再発するまでの期間に応じた処理(表示)を行うこととしてもよい。例えば、再発するまでの期間が長い場合には、対策情報が形骸化している旨を通知するなどしてもよい。この場合、再発通知リスト(図15)にその旨を表示しても良いし、別途、形骸化リストなどを作成して表示することとしてもよい。 Moreover, in the said embodiment, it is good also as performing the process (display) according to the period until it recurs. For example, when the period until the recurrence is long, it may be notified that the countermeasure information has been lost. In this case, the fact may be displayed on the recurrence notification list (FIG. 15), or a separate list may be created and displayed.
なお、上記実施形態では、図12の登録処理において、ステップS22及びS26の処理の後にステップS28の処理を行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ステップS22の後にはステップS28の処理を実行する一方で、ステップS26の後にはステップS28の処理を実行しないようにしてもよい。この場合、図16のステップS66の処理が行われた段階で、ステップS28と同様の処理を行うようにしてもよい。 In the above embodiment, the case where the processing of step S28 is performed after the processing of steps S22 and S26 in the registration processing of FIG. 12 has been described, but the present invention is not limited to this. For example, the process of step S28 may be executed after step S22, while the process of step S28 may not be executed after step S26. In this case, the same process as step S28 may be performed when the process of step S66 of FIG. 16 is performed.
なお、上記実施形態では、ステップS46において、是正通知ヒット率が「高」である場合に、パラメータiを1インクリメントする場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、パラメータiを1インクリメントする基準を品質管理者等が変更できるようにしてもよい。 In the above embodiment, the case where the parameter i is incremented by 1 when the correction notification hit rate is “high” in step S46 has been described. However, the present invention is not limited to this. For example, the quality manager or the like may change the reference for incrementing the parameter i by 1.
なお、上記実施形態では、ヒヤリハット事例をヒヤリハット抽出部14が自動的にヒヤリハット管理DB22に登録する場合があるものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、介護担当者が、全てのヒヤリハット事例を手動で登録するようにしてもよい。
In addition, although the said embodiment demonstrated that the near-miss example may be registered into the near-miss management DB22 by the near-
なお、上記実施形態では、介護施設に医療介護支援システムを導入した場合について説明したが、これに限らず、医療施設に導入することとしてもよい。 In addition, although the said embodiment demonstrated the case where a medical care support system was introduce | transduced into the care facility, it is good also as introducing not only into this but a medical facility.
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。 The above processing functions can be realized by a computer. In that case, a program describing the processing contents of the functions that the processing apparatus should have is provided. By executing the program on a computer, the above processing functions are realized on the computer. The program describing the processing contents can be recorded on a computer-readable recording medium.
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。 When the program is distributed, for example, it is sold in the form of a portable recording medium such as a DVD (Digital Versatile Disc) or a CD-ROM (Compact Disc Read Only Memory) on which the program is recorded. It is also possible to store the program in a storage device of a server computer and transfer the program from the server computer to another computer via a network.
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。 The computer that executes the program stores, for example, the program recorded on the portable recording medium or the program transferred from the server computer in its own storage device. Then, the computer reads the program from its own storage device and executes processing according to the program. The computer can also read the program directly from the portable recording medium and execute processing according to the program. Further, each time the program is transferred from the server computer, the computer can sequentially execute processing according to the received program.
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。 The above-described embodiment is an example of a preferred embodiment of the present invention. However, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) ユーザにより入力された医療又は介護に関する情報を医療介護情報格納部に格納し、
医療又は介護に関する事故に繋がる可能性のあるインシデント情報をインシデント情報格納部に格納し、
ユーザにより入力された前記インシデント情報に対応する対策情報を対策情報格納部に格納し、
前記医療又は介護に関する情報と、過去に前記インシデント情報格納部に格納されており、かつ前記対策情報格納部に対策情報が格納されている情報と、の類似度合いを算出し、
前記類似度合いに基づいて改善が必要な対策情報を特定する、処理をコンピュータに実行させる医療介護支援プログラム。
(付記2)前記特定された前記改善が必要な対策情報をユーザに通知する処理を前記コンピュータに更に実行させ、
前記算出する処理では、前記医療又は介護に関する情報と、過去の所定期間内にインシデント情報格納部に格納され、かつ前記対策情報格納部に対策情報が格納されている情報と、の類似度合いを算出し、
前記特定する処理では、医療又は介護に関する情報との類似度合いが所定値以上となった対策情報を特定し、
前記通知する処理では、前記特定された対策情報の数に応じた通知を行うことを特徴とする付記1に記載の医療介護支援プログラム。
(付記3) 前記インシデント情報である可能性を判断するための基準に基づいて、前記医療介護情報格納部に格納された情報が前記インシデント情報である可能性を判断する処理を前記コンピュータに更に実行させ、
前記インシデント情報格納部に格納する処理では、前記インシデント情報である可能性に基づいて又は前記ユーザの入力に基づいて、前記医療介護情報格納部に格納された情報を前記インシデント情報格納部に格納することを特徴とする付記1又は2に記載の医療介護支援プログラム。
(付記4) 前記特定された前記改善が必要な対策情報をユーザに通知する処理を前記コンピュータに更に実行させ、
前記通知する処理では、前記ユーザにより入力された医療又は介護に関する情報との類似度合いが所定値以上となった情報に対応する対策情報が前記対策情報格納部に格納された時期に応じた通知を行うことを特徴とする付記1に記載の医療介護支援プログラム。
(付記5) ユーザにより入力された医療又は介護に関する情報を格納する医療介護情報格納部と、
医療又は介護に関する事故に繋がる可能性のあるインシデント情報を格納するインシデント情報格納部と、
ユーザにより入力された前記インシデント情報に対応する対策情報を格納する対策情報格納部と、
前記医療又は介護に関する情報と、過去に前記インシデント情報格納部に格納されており、かつ前記対策情報格納部に対策情報が格納されている情報と、の類似度合いを算出する算出部と、
前記類似度合いに基づいて改善が必要な対策情報を特定する特定部と、を備える医療介護支援装置。
(付記6) 前記特定部によって特定された前記改善が必要な対策情報をユーザに通知する通知部を更に備え、
前記算出部は、前記医療又は介護に関する情報と、過去の所定期間内にインシデント情報格納部に格納され、かつ前記対策情報格納部に対策情報が格納されている情報と、の類似度合いを算出し、
前記特定部は、前記医療又は介護に関する情報との類似度合いが所定値以上となった対策情報を特定し、
前記通知部は、前記特定された対策情報の数に応じた通知を行うことを特徴とする付記5に記載の医療介護支援装置。
(付記7) 前記インシデント情報である可能性を判断するための基準に基づいて、前記医療介護情報格納部に格納された情報が前記インシデント情報である可能性を判断する判断部と、
前記インシデント情報である可能性に基づいて又は前記ユーザの入力に基づいて、前記医療介護情報格納部に格納された情報を前記インシデント情報格納部に格納する格納処理部と、を更に備える付記5又は6に記載の医療介護支援装置。
(付記8) 前記特定された前記改善が必要な対策情報をユーザに通知する通知部を更に備え、
前記通知部は、前記ユーザにより入力された医療又は介護に関する情報との類似度合いが所定値以上となった対策情報が前記対策情報格納部に格納された時期に応じた通知を行うことを特徴とする付記5に記載の医療介護支援装置。
In addition, the following additional notes are disclosed regarding the above description.
(Supplementary note 1) Store information related to medical care or care input by the user in the medical care information storage unit,
Store incident information that may lead to accidents related to medical care or nursing care in the incident information storage,
Storing countermeasure information corresponding to the incident information input by the user in the countermeasure information storage unit;
Calculating the degree of similarity between the information related to the medical care or nursing care and the information stored in the incident information storage unit in the past and the countermeasure information stored in the countermeasure information storage unit;
A medical care support program for causing a computer to execute processing for identifying countermeasure information that needs improvement based on the degree of similarity.
(Additional remark 2) Let the said computer further perform the process which notifies a user the countermeasure information which needs the said identified improvement,
In the calculation process, the degree of similarity between the information on the medical care or care and the information stored in the incident information storage unit and stored in the countermeasure information storage unit in the past predetermined period is calculated. And
In the process of specifying, the measure information whose degree of similarity with information about medical care or nursing care is equal to or greater than a predetermined value is specified,
The medical care support program according to
(Additional remark 3) Based on the criteria for determining the possibility of being the incident information, the computer further executes a process of determining the possibility that the information stored in the medical care information storage unit is the incident information Let
In the process of storing in the incident information storage unit, the information stored in the medical care information storage unit is stored in the incident information storage unit based on the possibility of the incident information or based on the input of the user The medical care support program according to
(Additional remark 4) Let the said computer further perform the process which notifies a user the countermeasure information which needs the said identified improvement,
In the notification process, a notification corresponding to the time when the countermeasure information corresponding to the information whose similarity with the medical or nursing care information input by the user is equal to or greater than a predetermined value is stored in the countermeasure information storage unit is sent. The medical care support program according to
(Additional remark 5) The medical care information storage part which stores the information regarding the medical treatment or care input by the user,
An incident information storage unit for storing incident information that may lead to an accident related to medical care or nursing care;
A countermeasure information storage unit that stores countermeasure information corresponding to the incident information input by the user;
A calculation unit for calculating a degree of similarity between the information on the medical care or the care and the information stored in the incident information storage unit in the past and the countermeasure information stored in the countermeasure information storage unit;
A medical care support apparatus comprising: a specifying unit that specifies countermeasure information that needs improvement based on the degree of similarity.
(Additional remark 6) It further has a notification part which notifies a user of the measure information which needs the improvement specified by the specific part,
The calculation unit calculates a degree of similarity between the medical or nursing care information and information stored in the incident information storage unit and stored in the countermeasure information storage unit in the past predetermined period. ,
The identification unit identifies countermeasure information whose similarity with information related to the medical treatment or nursing care is equal to or greater than a predetermined value,
The medical care support apparatus according to
(Supplementary Note 7) Based on a criterion for determining the possibility of the incident information, a determination unit that determines the possibility that the information stored in the medical care information storage unit is the incident information;
(Additional remark 8) It further has a notification part which notifies a user of the specified measure information which needs the improvement,
The notification unit performs notification according to a time when countermeasure information whose degree of similarity with information related to medical care or care input by the user is a predetermined value or more is stored in the countermeasure information storage unit. The medical care support apparatus according to
10 サーバ(医療介護支援装置)
14 ヒヤリハット抽出部(判断部、格納処理部)
16 再発判断部(算出部、特定部)
18 登録部(通知部)
20 ケース記録DB(医療介護情報格納部)
22 ヒヤリハット管理DB(インシデント情報格納部)
24 対策DB(対策情報格納部)
30 ヒヤリハット選定マスタ(基準)
10 servers (medical care support equipment)
14 Near-miss extraction unit (determination unit, storage processing unit)
16 Recurrence determination part (calculation part, specific part)
18 Registration Department (Notification Department)
20 Case record DB (medical care information storage)
22 Near-miss management DB (incident information storage)
24 Countermeasure DB (Countermeasure information storage unit)
30 Near-miss selection master (standard)
Claims (5)
医療又は介護に関する情報と、前記医療又は前記介護に関する事故に繋がる可能性のあるインシデント情報と、前記インシデント情報に対応する対策を示す対策情報とを対応付けて記憶した記憶部を参照して、受け付けた前記医療又は前記介護に関する情報との類似度が所定値以上となる医療又は介護に関する情報を前記記憶部から抽出し、
抽出した前記医療又は前記介護に関する情報のインシデント情報に対応する対策情報が登録されている場合に、前記対策情報を改善が必要な対策情報として表示する、
処理をコンピュータに実行させる医療介護支援プログラム。 Accept information on medical or nursing care ,
Medical or information about the care, with reference and incident information that might lead to the medical or accident regarding the care, a storage unit that stores in association with countermeasure information indicating countermeasures corresponding to the incident information, accepted Extracting from the storage unit information related to medical care or nursing care that has a degree of similarity equal to or greater than a predetermined value with respect to information related to the medical care or nursing care
When the countermeasure information corresponding to the extracted incident information of the medical or nursing care related information is registered, the countermeasure information is displayed as countermeasure information that needs improvement.
A medical care support program that causes a computer to execute processing.
前記インシデント情報である可能性に基づいて又はユーザの入力に基づいて、受け付けた前記医療又は前記介護に関する情報を前記記憶部に記憶する、処理を前記コンピュータに更に実行させる請求項1又は2に記載の医療介護支援プログラム。 Based on the criteria for determining the possibility of being the incident information, determining the possibility that the received information related to the medical care or the care is the incident information ,
On the basis on the basis of the potentially incident information or the user's input, storing the medical or information regarding the care accepted in the storage unit, according to claim 1 or 2 further execute the processing to the computer Medical care support program.
抽出した前記医療又は前記介護に関する情報のインシデント情報に対応する対策情報が登録されている場合に、前記対策情報を改善が必要な対策情報として表示する通知部と、
を備える医療介護支援装置。 Receiving medical or information about the care, the information relates to a medical or care, and incident information that could lead to the medical or accident regarding the care, and stored in association with countermeasure information indicating countermeasures corresponding to the incident information With reference to the storage unit, a processing unit that extracts information on the medical treatment or nursing care from which the similarity with the received information on the medical treatment or the nursing care is a predetermined value or more from the storage unit;
When the countermeasure information corresponding to the extracted incident information of the information related to the medical care or the care is registered, a notification unit that displays the countermeasure information as countermeasure information that needs improvement,
A medical care support device comprising:
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