JP5938250B2 - 壁内配線工事方法及びその治具 - Google Patents

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Description

この発明は、家屋やビル等の建築物の壁内に新たに配線を布設する壁内配線工事方法及び当該工事に使用する治具に関するものである。
従来、家屋やビル等の建築物内で、電気機器、スイッチ、LAN、テレビ、電話等の配線器具を増設する際、新たに壁にコンセントやモジュラーを取付けて、当該コンセント等から電源や通信データを取ることがあるが、その場合、壁内に新たに配線を布設しなければならない。
この壁内の空間は、壁幅自体が薄いため、狭いものとなっており、その上、内部に間仕切りがあったり、梁等の他の構造物が介在していることが多い。また、当該壁内に電源、通信を増架するための配管があるか不明な場合が多い。
この様な壁内に配線を布設する場合、従来は、配線の本設前に壁内にパイロット線を布設(通線作業)し、そのパイロット線にケーブルを接続して当該ケーブルを壁内に布設する。
この通線作業の手順としては、以下の二通りがあり、一つは、部屋の壁の下部にあるコンセント位置(下方)から壁の内部で天井(上方)に向けてパイロット線を押し上げる方法で、パイロット線としては主に、ある程度剛性を有する通線ワイヤを使用する。また、他の一つは、天井(上方)からコンセント位置(下方)に向けて壁内でパイロット線を下す方法で、パイロット線は主に、チェーン(多関節部材)や通線ワイヤを使用する。
前者では、通線ワイヤを壁の下方に設けたコンセント等の取付け用穴から壁内を天井に向けて延伸する。天井に通線ワイヤが到達後、通線ワイヤの先端にケーブル先端を接続し、ケーブルを接続した通線ワイヤをコンセント側で引き戻し、ケーブルを壁内に布設するものである。
また、後者は天井からコンセント等の取付け用穴の位置に向け、壁内にチェーンを下ろす。コンセント位置にチェーンが到着後、チェーン後部にケーブルを接続し、チェーンをコンセント側で引き寄せながらケーブルを壁内に布設するものである。
これらの従来例では、通線ワイヤを使用する場合、材質が鋼線で細径のため、障害物に接しても僅かな隙間に入り込み、ケーブルを布設する際にケーブル布設空間が確保できない場合がある。また、通線ワイヤがリールに巻かれて収納されているため、延伸する際、ワイヤの撚りで思うように真っすぐに通線することが出来ない。また、チェーン等の多関節部材を使用する場合、自重で下がるが、障害物に当たると関節部分で折れ曲り、その後方向制御が不能となり、適切なルートが確保できない恐れがある。
そこで、特許文献1に示すように、ユニット住宅の壁パネルの壁ボードの上端部と天井ボードとで形成されたコーナー部分を覆って周設した回り縁に、回り縁本体に対して着脱可能な着脱部を設け、この着脱部で覆われた位置にボード裏側に至る通線孔を形成し、壁ボードの裏側に、通線孔から壁パネルの下部まで至る配線用通路を設け、この配線用通路に、一端を通線孔から壁ボードの表側に露出させて呼び線を配設したユニット住宅が開発されている。そして、当該壁ボード内にケーブルを布設する際、この呼び線をパイロット線としてケーブルを容易に布設することが出来るようにしたものである。
特開平7−26641号公報
しかしながら、前記特許文献1のものは、ユニット住宅の壁パネル内に予め配線用通路を設け、当該配線用通路に呼び線を配設しておくもので、建築後であっても、配線を増設する際、容易にケーブルを布設できるものであるが、壁パネルという限られた構造にしか使用できず、汎用性がない。また、建築の際に予め壁パネル内に複数の配線用通路を設けておかなければならず、コスト高の物となってしまう。
そこで、この発明は、これらの従来技術に鑑み、従来の一般的な住宅やビル等の建築物であって、既設の壁内部に予めケーブル用の配管がなされていない箇所において、熟練を要せず、誰でも容易に壁内にパイロット線を通して配線できる配線工事方法及び治具を提供することを目的としたものである。
請求項1の発明は、既設の壁の内部に配線を施す配線工事方法において、
壁内上部の開口部から、下端に球形の錘を連結したワイヤ又はロープの略全体にスプリング状パイプを被せ、当該スプリング状パイプの上下端を前記ワイヤ又はロープの上下端に固定し、当該ワイヤ又はロープの上端を持って錘を垂らすと、前記スプリング状パイプが一定長伸びる構成のフレキシブルな通線部材を、前記壁内に下して行き、壁の一側面下部に設けたコンセント等の取付け用穴の脇に前記錘が達した際、当該コンセント等の取付け用穴を通して前記錘を壁の外に引き出し、前記通線部材の下端又は上端にケーブルの一端を接続して、当該ケーブルを壁内に布設する、壁内配線工事方法とした。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記錘の外径は前記スプリング状パイプの外径以上の大きさを有する、壁内配線工事方法とした。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記コンセント等の取付け用穴を通して前記錘を壁の外に引き出す際、コンセント等の取付け用穴から壁内部に係止具を挿入し、当該係止具の先端で、錘を係止して引き出す、壁内配線工事方法とした。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、壁内の上端が塞がっており、前記壁の上部横方向に開口部を設け、当該開口部から一定距離離れた箇所から前記錘等の前記通線部材を前記開口部に挿入しなければならない場合、前記開口部までガイド管を設け、当該ガイド管内に前記錘等の通線部材を通して壁内に前記スプリング状パイプにより少なくとも下部が被われたワイヤ又はロープ及び錘を下す、壁内配線工事方法とした。
また、請求項5の発明は、下端に球状の錘が連結されたワイヤ又はロープの略全体が一定長のスプリング状パイプで被われ、上端はケーブルを接続自在であって、前記スプリング状パイプの上下端を前記ワイヤ又はロープの上下端に固定し、当該ワイヤ又はロープの上端を持って錘を垂らすと、前記スプリング状パイプが一定長伸びる構成であるフレキシブルな通線部材とした、請求項1〜4に記載の方法に使用する壁内配線工事治具とした。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、壁の下部のコンセント等の取付け用穴に通して前記錘を係止する係止具を有する、壁内配線工事治具とした。
請求項1及び5の発明では、通線部材は、下端に錘を接続したワイヤ又はロープの略全体がスプリング状パイプで被われており、当該スプリング状パイプの上下端をワイヤ又はロープの上下端に固定し、当該ワイヤ又はロープの上下端を持って錘を垂らすと、前記スプリング状パイプが一定長伸びる構成としているため、壁の内部に前記通線部材の錘及びスプリング状パイプを挿入すると、錘の自重で、ワイヤ又はロープ、及びスプリング状パイプのスプリングが伸びた状態で垂れ下がる。そこで、作業者が壁の上方また、上部横方で、通線部材の上端部を動かして操作すると、当該動作がワイヤ又はロープからスプリング状パイプ及び錘まで伝わり、球状の錘を上下、左右に動かすことができる。
従って、壁内に梁等の障害物が突出している場合であっても、これらの障害物箇所で、作業者が前記通線部材の上部を上下左右に動かすと、球状の錘が障害物上で容易に動き、当該錘の重さと相俟って、障害物の端部から下方に落ちる。そして、この錘につづくワイヤ又はロープ及びスプリング状パイプ自体もフレキシブルで、上方からの動作が伝達されるので、ワイヤ又はロープはスプリング状パイプにガイドされて当該障害物を回避して下がっていき、前記錘をコンセント取付け用穴の脇まで容易かつ確実に降ろすことができる。また、その際、スプリング状パイプはその上下端でワイヤ又はロープに固定しているため、スプリング状パイプの伸びは規制され、むやみに伸びたりしない。
そして、当該通線部材の上部又は下部にケーブルの一端を接続して、通線部材を引き下ろすか、引き上げてケーブルを壁内に配線することができる。その際、通線部材は上下端までワイヤ又はロープが通っているため、当該ワイヤ又はロープでケーブルを容易に引っ張ることが出来る。
また、請求項2の発明によれば、錘の外径がスプリング状パイプの外径以上の大きさであるため、錘が通った隙間であれば、これに続くスプリング状パイプも当該隙間を通ることができ、より確実に通線部材を壁内に通すことができる。
また、請求項3の発明によれば、壁の下部に設けたコンセント等の取付け用穴を通して、作業者が係止具を差し込んで、壁内に垂れ下がった錘を容易に取り出すことができる。
また、請求項4の発明では、壁の上端が塞がっており、前記壁の横方向に開口部を設け、当該開口部から一定距離離れた箇所からしか前記錘等の前記通線部材を前記開口部に挿入することができない場合であっても、ガイド管を用いれば、前記錘やスプリング状パイプで被われたワイヤ又はロープから成る通線部材を容易に壁内に垂らすことができ、この発明の方法及び治具を用いることができる。
また、請求項6の発明によれば、通線部材と当該通線部材の錘を係止する係止部を有するため、これらを壁内配線工事の工事治具としてセットで販売したり、配線工事現場に持っていけば、配線工事が容易且つ確実に行える。
この発明の実施例1の通線部材の一部省略正面図であり、(a)図は錘を支持台に載せてスプリング状パイプに荷重がかからない状態を示し、(b)図は錘を垂らしてスプリング状パイプが伸びた状態を示す。 この発明の実施例1の壁内の通線作業途中の第1状態を示す概略正面断面図である。 この発明の実施例1の壁内の通線作業途中の第2状態を示す概略正面断面図である。 この発明の実施例1の壁内の通線作業において、障害物を回避する操作手順を示す概略図である。 この発明の実施例1の壁内の通線作業において、コンセント等の取付け用穴から錘を取り出す手順を示す概略図である。 この発明の実施例2の壁内の通線作業を示す概略正面図である。 この発明の実施例2の要部を示す拡大断面図である。 この発明の実施例2に用いる壁開け用の治具の側面図である。
この発明は、壁の上部から、下端に球形の錘を連結し、前記錘の上のワイヤ又はロープの少なくとも下部にスプリング状パイプを被せた一定長のフレキシブルな通線部材を、前記壁内に下して行き、壁の一側面下部に設けたコンセント等の取付け用穴の脇に前記錘が達した際、当該コンセント取付け用穴を通して前記錘を壁の外に引き出し、前記通線部材の下端又は上端にケーブルの一端を接続して、当該ケーブルを壁内に布設する、壁内配線工事方法である。
これにより、壁内の配線工事において、壁内に障害物があっても、容易かつ確実にこれを回避し、通線することができる。
以下、この発明の実施例1を図に基づいて説明する。図1に示すように、この発明の通線部材Aは、ワイヤ1の外周にスプリング状パイプ2が被され、当該スプリング状パイプ2の下部は徐々に外形を小さくしたテーパー形状となって前記ワイヤ1の下部に固定されている。また、前記ワイヤ1の下端には球状の錘3が、ワイヤ又はロープ3aを介して吊り下げられている。また、スプリング状パイプ2の上端は前記ワイヤ1の上部に固定され、前記ワイヤ1の上端には、ケーブル等を接続自在な係止部1aが設けられている。また、この通線部材Aは、オフィスビルで使用する場合は、2.5〜5mのものを使用する。
そして、(a)図に示すように、錘3を支持台に置いてワイヤ1及びスプリング状パイプ2に荷重がかからない状態から、錘3を支持台から外すと、(b)図に示すように、錘3は自重で落下し、ワイヤ1及びスプリング状パイプ2が伸びて吊り下げられて支持される。その際、スプリング状パイプ2の上下端はワイヤ1に固定されているため、ワイヤ1の長さしか伸びないようになっている。
この通線部材Aを用いて、図2に示すように、壁4の内部に通線するには、まず、壁4の下部の一側面にコンセント等の取付け用穴8を開ける。そして、作業者は天井5に開口する壁4の開口部4aから前記錘3及びこれに続くスプリング状パイプ2で被われたワイヤ1の下部を壁4内の間隙6に挿入する。これにより錘3の自重で落下するが、スプリング状パイプ2が適宜に伸びた状態でワイヤ1に支持される。この状態で作業者は通線部材Aを間隙6内に下していく。
そして、この途中において天井5から作業者が通線部材Aの上部のワイヤ1を上下、左右に動かすと、当該動作がスプリング状パイプ2の下部及び錘3まで伝わり、球状の錘3は上下、左右に動く。従って、壁4内の間隙6に多少の突出物7が合っても、これを交わして錘3を、壁4の下部の一側に設けたコンセント等の取付け用穴8の脇まで下ろすことができる。
その後、図3に示すように、前記コンセント等の取付け用穴8を通して、作業者がスプーン形状の係止具9を穴内に挿入し、錘3を柱4の外部に取り出すことができる。その際、前記錘3は蛍光塗料が塗られていると、暗い間隙6内で光り、係止具9で取り易い。また、係止具9の先端面に鏡を設ければ、錘3が上方から降りてくる際に、それを確認し易い。
そして、当該通線部材Aのワイヤ1の上端の係止部1aにケーブル(図示省略)の一端を接続して、コンセント等の取付け用穴8からワイヤ1及びスプリング状パイプ2から成る通線部材Aを引き出せば、前記ケーブルは柱4の間隙6を通って柱4の上端の開口部4aからコンセント等の取付け用穴8の外側まで通線される。
図4は、柱4内の間隙6に、梁10が突出している場合の、操作手順を示すもので、手順1に示すように、錘3及びスプリング状パイプ2が間隙6を下りてくると、手順2に示すように、錘3が梁10の上面に当たる。そこで、作業者は通線部材Aの上部を持って、上下、左右に通線部材Aを振る。
これに伴って通線部材Aの下部のスプリング状パイプ2及び錘3が動き、当該錘3は球状であるため、梁10上を動きやすく、手順3に示すように、梁10の端部まで転がって、当該端部から自重で下方に落ちる。その後、錘3に引っ張られて、手順4に示すように、スプリング状パイプ2の下端が梁10の上面に当たるが、スプリングのためリバウンドし、手順5に示すように、錘3の落下方向にスプリング状パイプ2は方向を変えて前記梁10から離れ、手順6に示すように、梁10の横を通過するようになる。
また、図5は、前記コンセント等の取付け用穴8から、壁4の内部の間隙6に前記係止具9とは異なる構成の係止具11を用いて、錘3を取り出す手順を示す。
この場合、係止具11は、針金で先端にループを形成した輪投形状のもので、手順7に示すように、予め、コンセント等の取付け用穴8から柱4内に挿入しておき、手順8に示すように、錘3を係止具11のループ内部に通し、その後、手順9に示すように、係止具11のループを引張りってループを狭め、これにより、係止具11の狭まったループで錘3を係止し、錘3をコンセント等の取付け用穴8から取り出す。
図6〜図8は、この発明の実施例2を示す。この実施例2は、壁4の上端が塞がっており、天井5の上方には、建物の梁12が迫っており、この天井5と梁12の間が幅の狭い空隙13を有する場合の前記壁内の配線工事である。この場合は、作業者は前記壁4の上部に近づくことはできない。そこで、作業者は梁12の端部から、幅の狭い空隙13の奥部に位置する壁4の側面に小穴をあける。
それには、図8に示す、ロングビット14の先端に小径のホルソー15を有する治具16を用い、前記幅の狭い空隙13の開口端部から、間隙13に前記治具16を挿入し、先端のホルソー15を壁4の側面に当て、手元の電気ドリル(図示省略)を用いて前記ロングビット14を回転させ、壁4に開口部4bを開ける。
そして、図7に示すように、前記通線部材Aが通るガイド管17を前記幅の狭い間隙13の開口端部から壁4の前記開口部4bに通し、当該ガイド管17内に通線部材Aの錘3及びこれに続くスプリング状パイプ2を挿入し、開口部4bの内側で柱4内の間隙6に前記錘3及びスプリング状パイプ2で被われたワイヤ1を垂らす。その後は、作業者は前記ガイド管17の開口部箇所において、実施例1と同様な操作をすれば、図6に示すように、錘3はコンセント等の取付け用穴8に達する。
なお、上記実施例では、スプリング状パイプ2の下端はテーパー状にすぼまっているが、この様に下端を先細にせず、上から下まで同一の外径にしても良く、また、外径が異なるようにしても良い。さらに、上記実施例では通線部材Aはワイヤを支持部材としているが、ワイヤに代えてロープでも良い。
A 通線部材
1 ワイヤ 1a 係止部
2 スプリング状パイプ 3 錘
3a ワイヤ又はロープ 4 壁
4a 開口部 4b 側面開口部
5 天井 6 間隙
7 突出物 8 コンセント等の取付け用穴
9 係止具 10 梁
11 係止具 12 梁
13 空隙 14 ロングビット
15 ホルソー 16 治具
17 ガイド管

Claims (6)

  1. 既設の壁の内部に配線を施す配線工事方法において、
    壁内上部の開口部から、下端に球形の錘を連結したワイヤ又はロープの略全体にスプリング状パイプを被せ、当該スプリング状パイプの上下端を前記ワイヤ又はロープの上下端に固定し、当該ワイヤ又はロープの上端を持って錘を垂らすと、前記スプリング状パイプが一定長伸びる構成のフレキシブルな通線部材を、前記壁内に下して行き、壁の一側面下部に設けたコンセント等の取付け用穴の脇に前記錘が達した際、
    当該コンセント等の取付け用穴を通して前記錘を壁の外に引き出し、前記通線部材の下端又は上端にケーブルの一端を接続して、当該ケーブルを壁内に布設することを特徴とする、壁内配線工事方法。
  2. 前記錘の外径は前記スプリング状パイプの外径以上の大きさを有することを特徴とする、請求項1に記載の壁内配線工事方法。
  3. 前記コンセント等の取付け用穴を通して前記錘を壁の外に引き出す際、コンセント等の取付け用穴から壁内部に係止具を挿入し、当該係止具の先端で錘を係止して引き出すことを特徴とする、請求項1又は2に記載の壁内配線工事方法。
  4. 壁内の上端が塞がっており、前記壁の上部横方向に開口部を設け、当該開口部から一定距離離れた箇所から前記錘等の前記通線部材を前記開口部に挿入しなければならない場合、
    前記開口部までガイド管を設け、当該ガイド管内に前記錘等の通線部材を通して壁内に前記スプリング状パイプで少なくとも下部が被われたワイヤ又はロープ及び錘を下すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の壁内配線工事方法。
  5. 下端に球状の錘が連結されたワイヤ又はロープの略全体が一定長のスプリング状パイプで被われ、上端はケーブルを接続自在であって、前記スプリング状パイプの上下端を前記ワイヤ又はロープの上下端に固定し、当該ワイヤ又はロープの上端を持って錘を垂らすと、前記スプリング状パイプが一定長伸びる構成であるフレキシブルな通線部材としたことを特徴とする、請求項1〜4に記載の方法に使用する壁内配線工事治具。
  6. 壁の下部のコンセント等の取付け用穴に通して前記錘を係止する係止具を有することを特徴とする、請求項5に記載の壁内配線工事治具。
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