JP5933871B1 - アンテナ装置およびアレーアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

指向特性制御のための構成を簡素化できるアンテナ装置、および、配列される単位アンテナの数が増加しても制御のための構成の複雑化を抑制可能なアレーアンテナ装置を得る。励振素子1、第1及び第2の導電部11a及び11bを有する第1の非励振素子11、第3及び第4の導電部21a及び21bを有する第2の非励振素子21、第1の導電部と第2の導電部の間の導通を制御する第1のスイッチ12、および第3の導電部と第4の導電部の間の導通を制御する第2のスイッチ22、を含む素子部100と、第1及び第2のスイッチの導通を制御する電気信号を出力する制御部200と、を備え、制御部は第1及び第2のスイッチに対し同一の直流信号を出力し、第1及び第2のスイッチは、一方のスイッチが導通となる場合、他方のスイッチが非導通となるよう構成する。

Description

本発明は、一般的には、無線通信用のアンテナ装置に関し、特には、指向特性を制御可能なアンテナ装置に関する。
従来の指向特性を可変とするアンテナ装置の例として、3素子からなる八木宇田アンテナに適用する技術が知られている。(特許文献1)。
特許文献1では、無線周波数の信号が給電される1つの励振素子(特許文献1の図中、Driven elementと記載。)と、励振素子を挟んで両側に配置され給電されない2つの非励振素子(特許文献1の図中、Passive elementと記載。)と、を備えている。また、2つの非励振素子の両端部の途中に、光によって導通特性を制御するスイッチ(特許文献1の図中、Optoelectronic switchと記載。)を接続し、2つの非励振素子の各々に対し、個別のレーザ光源から、光を制御信号としてスイッチに与えるようにしている。
スイッチが開(特許文献1中、Openと記載。)の場合は、そのスイッチが配置された非励振素子の中央部分と端部部分との間が非導通となることでアンテナが導波器として、スイッチが閉(特許文献1中、Closedと記載。)の場合は、そのスイッチが配置された非励振素子の中央部分と端部部分との間が導通することで反射器として、機能する。
そして、個々のレーザ光源からの光の有無を制御することで、2つの非励振素子のスイッチの導通と非導通を逆にし、アンテナ装置としての指向特性を変更可能な構成としている。
また、上記のような指向特性を制御可能なアンテナを単位アンテナとして複数個配列し、アレーアンテナ装置を構成する技術が知られている。(非特許文献1)
非特許文献1では、直流電気信号により、各単位内の各非励振素子(非特許文献1中、Parasitic stripと記載。)のスイッチを、全て同じように制御するよう構成している。
なお、上記背景技術及び下記の本発明の説明において、「導通」および「非導通」の語は、完全な導通特性および非導通特性である必要はなく、アンテナ装置として必要な性能を満足する程度において導通性および非導通特性を有していればよい。
米国特許5293172号
Yan-Ying Bai, et. al. "Wide-Angle Scanning Phased Array With Pattern Reconfigurable Elements" IEEE Trans on AP, vol.59, no.11, Nov. 2011. pp.4071-4076
特許文献1のアンテナ装置は、光学系であるレーザ光源および光ファイバが必要であり、指向特性の制御のための構成が高価になるという課題がある。
また、非励振素子毎に制御線となるレーザ光源および光ファイバを配置し、各々の非励振素子を個別に制御する必要があるので、指向特性の制御のための構成が複雑になるという課題がある。
非特許文献1のアレーアンテナ装置は、電気信号によるスイッチ制御を行うように構成されているが、配列する単位アンテナの数が増加すると制御線の数も比例して増加するという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、指向特性を可変とする制御のための構成を簡素化できるアンテナ装置、および、配列される単位アンテナの数が増加しても、指向特性の制御のための構成の複雑化が抑制可能なアレーアンテナ装置、を提供することを目的としている。
本発明に係るアンテナ装置は、無線周波数の信号の給電点を有する励振素子、励振素子と離れた位置に配置され、第1および第2の導電部を有する第1の非励振素子、励振素子および第1の非励振素子と離れた位置に配置され、第3および第4の導電部を有する第2の非励振素子、導通および非導通の2つの動作状態を有し、第1の導電部と第2の導電部との間の導通と非導通を切替える第1のスイッチ、導通および非導通の2つの動作状態を有し、第3の導電部と第4の導電部との間の導通と非導通を切替える第2のスイッチ、第1の非励振素子と平行に延在し、第2の導電部に接続された第1の線路、第2の非励振素子と平行に延在し、第4の導電部に接続された第2の線路、第1の導電部と第3の導電部とを接続する第3の線路、および第1の線路と第2の線路とを接続する第4の線路、を含む素子部と、第1および第2のスイッチの導通および非導通を制御するための電気信号を出力する制御部と、第1の誘電体基板と、第1の誘電体基板と固定的な配置関係を有する第2の誘電体基板と、を備え、励振素子は、第1の誘電体基板の1主面上に配置され、第1および第2の非励振素子、第1および第2のスイッチ、および第3の線路、は第2の誘電体基板の一方の主面上に配置され、第1、第2および第4の線路は、第2の誘電体基板の他方の主面上に配置されており、制御部は、第3および第4の線路の間に直流信号を印加することにより、第1および第2のスイッチに対し電気信号として同一の直流信号を出力し、第1及び第2のスイッチは、制御部から同一の直流信号が出力された場合において、第1及び第2のスイッチのうち一方のスイッチが導通の場合、他方のスイッチが非導通となるようにしている。
本発明のアンテナ装置によれば、指向特性を可変とする制御のための構成を簡素化されたアンテナ装置を提供することができる。
また、配列される単位アンテナの数が増加しても、制御のための構成の複雑化が抑制可能なアレーアンテナ装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における、アンテナ装置の概要を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における、スイッチの状態と、指向特性におけるメインローブを示す図である。 本発明の実施の形態1における、スイッチの状態と、指向特性におけるメインローブを示す図である。 本発明の実施の形態2における、アンテナ装置の概要を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における、断面構造(一部)を示す図である。 本発明の実施の形態3における、指向特性におけるメインローブを示す図である。 本発明の実施の形態4における、アレーアンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態4における、スイッチの状態と、指向特性におけるメインローブを示す図である。 本発明の実施の形態4における、スイッチの状態と、指向特性におけるメインローブを示す図である。 本発明の実施の形態4における、アレーアンテナ装置の変形例の概要を透視的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態5における、制御部の内部構成の概要を示す図である。 本発明の実施の形態6における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態6における、断面構造(一部)を示す図である。 本発明の実施の形態6における、直流に関する等価回路を示す図である。 本発明の実施の形態7における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態7における、断面構造(一部)を示す図である。 本発明の実施の形態7の変形例における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態7の変形例における、アンテナ装置の上方から見た平面構造(一部)を示す図である。 本発明の実施の形態8における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態8における、断面構造(一部)を示す図である。 本発明の実施の形態8における、直流に関する等価回路を示す図である。 本発明の実施の形態8の変形例における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図を用いて説明する。
なお、以下の各実施の形態の図においては、同一または同様な構成要素については同一または同様の番号を付け、各実施の形態の説明においてその記載および説明を省略する場合がある。また、以下の説明において、1つの構成要素の内部の各部を区別する場合に符号中にaまたはbが付加されて用いられるが、1つの構成要素を総体的に示す場合にはaおよびbの記載がない符号を用いて説明する場合がある。
また、図の各要素は、本発明を説明するために便宜的に分割したものであり、その実装形態は図の構成、分割、名称等に限定されない。また、分割の仕方自体および分割部分の相互関係も図に示した分割に限定されない。
また、以下の説明において、「・・・部」との呼称の一部または全部は、装置の実装に応じて別の呼称、例えば「・・手段」、「・・デバイス」、「・・処理装置」、「・・機能単位」、「・・・回路」、と置き換えてもよく、その呼称に限定されない。
実施の形態1.
以下に、本発明の各実施の形態1について図1ないし図3を用いて説明する。
本実施の形態においては、一般性を失わずに説明をわかりやすくするため、3素子の八木宇田アンテナに適用した場合の例となっている。ただし、素子数は3に限定されない。また、対称的に配置された構成要素は同一の特性を有する場合の例となっているが、アンテナ装置として必要な特性であればよく厳密な対称配置および同一の特性に限定されない。
図1は、本発明の実施の形態1における、アンテナ装置の概要を示す斜視図である。
図において、1(1aおよび1b)は励振素子、2は給電点、11(11aおよび11b)は第1の非励振素子、11aは第1の導電部、11bは第2の導電部、12(12aおよび12b)は第1のスイッチ(またはPINダイオード)、13(13aおよび13b)は第1の遮断部(またはインダクタ)、14は第1の線路、21(21aおよび21b)は第2の非励振素子、21aは第3の導電部、21bは第4の導電部、22(22aおよび22b)は第2のスイッチ(またはPINダイオード)、23(23aおよび23b)は第2の遮断部(またはインダクタ)、24は第2の線路、31は制御回路、32は第3の線路、33は第4の線路、35および36は線路対、100は制御部、200は素子部、400はアンテナ装置、x、y、zは便宜的な座標軸を示す。
なお、アンテナ装置400の実装においては、図示しない構成要素を含む広義のアンテナ装置を各種定義することも可能であり、例えば(1)無線周波数信号源、(2)給電線、(3)無線送信(または受信)制御回路、(4)各種情報処理回路、(5)フィルタなどの各種アナログ素子、(6)電源、(7)筐体、(8)表示用などの各種インターフェース、を含むことが可能である。
制御部100は、指向特性を制御するための制御回路31を含む。制御回路31については後述する。
素子部200は、励振素子1、第1の非励振素子11、第2の非励振素子21、第1のスイッチ12、第2のスイッチ22、第1の遮断部13、第2の遮断部23、第1の線路14、第2の線路24、第3の線路32、および第4の線路33を含む。
制御部100(制御回路31)と素子部200との間は、線路対35および36により電気的に接続される。
本実施の形態は、励振素子1(1aおよび1b)は、ダイポールアンテナの場合の例となっている。また、励振素子1は、無線周波数の信号の送受信のための給電点2を有する。
なお、給電点とは、アンテナの素子と高周波電力を供給するための給電線との接続点であり、励振素子1の形状等によっては特定の点ではなく面的な広がりを持つ場合もある。また、励振素子1は、給電素子(Feed element)と呼ばれる場合がある。
また、励振素子1は、アンテナ装置の動作において、いわゆる輻射器として機能する。
第1の非励振素子11は、励振素子1と離れた位置に配置される。また、非励振素子11と励振素子1との間隔は、第1の非励振素子11が導波器または反射器として機能するよう規定される。
本実施の形態は、第1の非励振素子11および第2の非励振素子21は同一面上に配置され、励振素子1は、上記面と離れて配置され、上記面と励振素子1との間隔は無線周波数の信号の波長より小さい場合の例となっている。
また、本実施の形態では、励振素子1は、第3の線路32および第4の線路33と離れて配置されており、第3の線路32および第4の線路33とは導通しないよう配置される。
また、第1の非励振素子11は、第1の導電部11aおよび11bを含む。第1の導電部11aと第2の導電部11bとは分離して配置される。
なお、本発明の説明において、「導通」および「非導通」の語は、例えば第1の非励振素子のように2つの構成要素の間の導通および非導通という意味で用いる場合と、例えば第1のスイッチ12のように1つの構成要素の取りうる状態としての導通および非導通(すなわちスイッチにおいては端子間の導通および非導通。)として用いる場合がある。また、本発明の説明において、完全な導通および非導通のみを意味する必要はなく、アンテナ装置に必要な性能を満足する程度において、必要な特性を有していればよい。
第1の非励振素子11は、給電点を有さないことから無給電素子(Passive element)と呼ばれる場合がある。
第1のスイッチ12(12aおよび12b)は、第1の導電部11aと第2の導電部11bとに接続される。また、第1のスイッチ12は、スイッチの動作状態である導通および非導通を切替えることにより、無線周波数における第1の導電部11aと第2の導電部11bとの間の導通および非導通を切替える。
本実施の形態は、第1および第2のスイッチとしてPINダイオードを用いた場合の例となっている。すなわち、第1の非励振素子11は、その途中にスイッチとして機能するPINダイオード12が設けられている。
また、PINダイオード12aおよび12bは、アノードが第1の導電部11aに、カソードが第2の導電部11bに接続される。
第1の遮断部13(13aおよび13b)は、想定する無線周波数(または無線周波数帯域)において遮断特性を有する。本実施の形態は、遮断部としてインダクタを用いた場合の例となっている。
また、図においては、PINダイオード12aおよび12bは逆方向に向いている。
第1の線路14は、導電性の線路であり、第1の非励振素子11と平行に延在し、第1の遮断部13を介して第2の導電部11bに接続される。なお、「平行」という場合は、完全な平行である必要はなく、本発明のアンテナ装置としての要求性能を満足する程度、または本発明の実施に問題とならない程度であればよい。
本実施の形態は、第1の線路14と第1の非励振素子との間隔が、無線周波数の信号の波長より小さい場合の例となっている
また、第1の線路14は、第1の遮断部13を介して第2の導電部11bと接続される。
第2の非励振素子21は、励振素子1および第1の非励振素子11と離れた位置に配置される。また、第2の非励振素子21は、第3の導電部21aおよび第4の導電部21bを含み、第3の導電部21aおよび第4の導電部21bは分離して配置される。
本実施の形態は、たとえば図の上方(z方向)から平面的に見た場合に、励振素子1を挟んで両側に非励振素子が配置された場合の例となっている。
第2の非励振素子21については、上記第1の非励振素子11と同様であるので、その説明を省略する。
第2のスイッチ22(22aおよび22b)は、第3の導電部21aと第4の導電部21bとに接続される。また、第2のスイッチ22は、スイッチの動作として導通および非導通を切替えることにより、無線周波数における、第3の導電部21aと第4の導電部21bとの間の導通および非導通を切替える。
第2のスイッチ22(22aおよび22b)については、上記第1のスイッチ12と同様であるので、その説明を省略する。
ただし、スイッチとして機能するPINダイオード22aおよび22bは、アノードが第4の導電部21bに、カソードが第3の導電部21aに接続される。
したがって、図におけるダイオード22aおよび22bの向きは、第1のスイッチとして機能するPINダイオード12aおよび12bとは、逆向きに配置および接続される。
第2の遮断部23(23aおよび23b)については、上記第1の遮断部13と同様であるのでその説明を省略する。
第2の線路24は、上記第1の線路14と同様であるのでその説明を省略する。
第1の非励振素子11と第1の線路14との間隔、および第2の非励振素子21と第2の線路24との間隔については、第2の実施の形態において説明する。
制御回路31は、第1のスイッチ12(12aおよび12b)および第2のスイッチ22(22aおよび22b)の、無線周波数における導通および非導通を制御するための制御信号を出力する。
本実施の形態では、制御信号として、線路35と36との間に印加される直流電気信号を用いる。ただし、スイッチの切替えが高速な場合に、実質的に交流信号と見做せる場合がある。
第3の線路32は、導電性の線路であり、第1の導電部11aと第3の導電部21aとを接続するとともに、線路35と接続される。
第4の線路33は、導電性の線路であり、第1の線路14と第2の線路24とを接続するとともに、線路36と接続される。
以上のようにして、本実施の形態は、図の上方から素子部200を平面的に見た場合に、第1および第3の導電部11a、21aと第3の線路32との接続点を結ぶ直線を挟んで、全体として両側に対称的に配置および接続がされている場合の例となっている。
次に、本実施の形態のアンテナ装置400の動作について説明する。
以下の説明では、アンテナ装置400から無線周波数の信号を送信、すなわち無線周波数の信号をアンテナから電波として放射、する場合を例に説明する。ただし、アンテナ装置400としては電波の受信においても同様に用いることができる。
励振素子1には、給電点2を介して無線周波数の信号が給電される。
制御部100の制御回路は、線路35と線路36との間に、スイッチ12および22の導通および非導通を切替えるための電気信号として、直流信号を印加する。
線路35は、線路32、第1の導電部11aおよび第3の導電部21aを介して各PINダイオードに接続され、また、線路36は、第4の線路33、第1の線路14および第2の線路24を介して各PINダイオードに接続されている。制御部100(制御回路31)により線路35と36との間に印加された直流信号は、分岐されて各PINダイオードの直流バイアスとなる。なお、バイアスの制御形態としては、電圧を制御する方法でも電流を制御する方法でもよい。
各遮断部(インダクタ)13および23は、無線周波数における遮断特性を有するが、制御部100(制御回路31)からの制御信号である直流バイアスを通過させる。
PINダイオード12および22は、順バイアスが印加された場合に無線周波数の信号を導通できるようになり、例えば第1のスイッチ12(12aおよび12b)においては第1の導電部11aと第2の導電部11bとの間が導通する。この導通により、第1の非励振素子11としての電気長は励振素子1より長くなり、反射器として機能する。第2のスイッチ22(22aおよび22b)のPINダイオードも同様に機能する。
一方、PINダイオード12および22に逆バイアスが印加された場合にはスイッチが非導通となり、例えば第1のスイッチ12(12aおよび12b)においては第1の導電部11aと第2の導電部11bとの間は非導通となる。この非導通により、第2の導電部11bは無線周波数において実効的にアンテナ動作に寄与しなくなり、したがって第1の非励振素子11としての電気長は励振素子1より短くなり、第1の導電部11aが導波器として機能する。第2の非励振素子21も同様に機能する。
制御部100から素子部200に印加される直流信号が、第1の非励振素子11と第2の非励振素子21の両方に分岐されて印加されるが、第1の非励振素子11と第2の非励振素子21のPINダイオードは逆向きに接続されているので、第1のスイッチ12および第2のスイッチ22のうち一方のスイッチが導通となる場合、他方のスイッチが非導通となる。
したがって、制御信号としての同一の直流信号によってPINダイオードの直流バイアスが印加されても、一方の非励振素子が反射器として機能する場合、他方の非励振素子が導波器として機能するので、アンテナとしての指向特性が切替わる。
図2および図3は、本発明の実施の形態1における、スイッチの状態と、指向特性におけるメインローブを示す図である。
図2は、第1のスイッチ12が導通、第2のスイッチ22が非導通の場合であり、このときのx−y平面と放射されるメインローブの例を示している。
図においては、第1の非励振素子11は反射器として、第2の非励振素子21は導波器として機能するので、メインローブはy方向(図の右側。)に向いている。
図3は、第1のスイッチ12が非導通状態、第2のスイッチ22が導通の場合であり、このときのx−y平面と放射されるメインローブの例を示している。
図においては、第1の非励振素子11は導波器として、第2の非励振素子21は反射器として機能するので、メインローブは−y方向(図の左側。)に向いている。
以上のことから、本実施の形態のアンテナ装置では、2種類の指向特性が得られ、放射パターンを可変とすることができることがわかる。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、第1のスイッチとしてのPINダイオード12の極性と第2のスイッチとしてのPINダイオード22の極性とを逆向きにし、かつ、両者を素子部200において共通の制御線(線路32および線路33)により制御することで、制御部100(制御回路31)および制御信号を1つにまとめることができ、非励振素子の制御構造を簡素化できていることができる。
従って、指向特性を可変とする制御のための構成を簡素化されたアンテナ装置を提供することができる。
また、本実施の形態では、スイッチとしてPINダイオードを用いているので、スイッチ動作として導通と非導通の切替を高速化でき、したがってアンテナ装置の指向特性の切替を高速に行うことができる。
また、第1の線路14は第1の非励振素子11と平行に延在し、第2の線路24は第2の非励振素子21と平行に延在し、それぞれが無線周波数の波長に比べて小さい間隔で配置されている。
これにより、第1の線路14は、第1の導電部11aに対し干渉等の実質的な影響を及ぼさないか、第1の導電部と実質的に一体的に機能することになり、アンテナ性能への悪影響を低減することができる。第2の線路24についても同様である。
また、本実施の形態では、第2の非励振素子21は第1の非励振素子11と同一面上に配置され、励振素子1は、上記面と離れて配置されている。
これにより、第1の導電部11と第3の導電部21とを接続する第3の線路32、および第1の線路14と第2の線路24とを接続する第4の線路33、を最短で接続することができアンテナ装置の大きさの増加を抑制できる。
また、本実施の形態では、素子部200の構造として、上記説明した各構成要素を対称的に配置および接続し、また線路32、33、35および36が対称軸に沿って配置されているので、線路32および33への無線周波数の信号による干渉が低減され、無線周波数の遮断のために線路上に遮断部をさらに配置するといった対策の必要性が低減し、アンテナ装置の製作費用の増加を抑制することができる。
また、第1および第2の非励振素子11および21が同一面上に配置され、また励振素子1は、非励振素子を配置した面と離れて配置されている。非励振素子を配置した面と励振素子1との間隔は無線周波数の信号の波長より小さいので、同一面上に配置した場合の特性との特性差を小さくできる。
また、無線周波数において遮断特性を有する遮断部13および23を設け、第1の線路14は第1の遮断部13を介して第2の導電部11と接続され、第2の線路24は第2の遮断部23を介して第4の導電部21bと接続されている。
これにより、スイッチの導通(および非導通)と無関係に無線周波数の信号が第2の導電部11bおよび第4の導電部21bに伝わってしまい非励振素子が導波器として機能しなくなる可能性、を抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、スイッチ12および22としてPINダイオードを用いた場合について説明したが、制御信号として直流の電気信号を用い、無線周波数の信号に対するスイッチとして機能するものであれば各種スイッチが適用可能であり、例えば、(1)バラクタダイオード、(2)リレースイッチを適用してもよい。
この場合、本実施の形態と同様に、スイッチの導通および非導通のための端子と、制御用信号を印加するための端子とが共用可能であることが望ましい。
例えばスイッチとしてバラクタダイオードを用いる場合、スイッチの切替え動作としてはPINダイオードの場合と同様であるが、PINダイオードと比較して「導通」状態と「非導通」状態の間の遷移がゆっくり変わるので、アンテナ装置400の用途に応じてスイッチの選択の範囲を広げることができ、またスイッチ以外を共用することができる。
また、本実施の形態においては、第1および第2のスイッチに対し制御部100から直流信号が印加された場合、スイッチ全体の状態として、第1のスイッチ12が導通で第2のスイッチ22が非導通、または、第1のスイッチ12が非導通で第2のスイッチ22が導通、の2つの状態をとるものとして説明したが、直流信号が印加されない場合を含めて3状態を取るように構成してもよい。
すなわち、直流信号を印加しない場合は、(1)第1および第2のスイッチ12、22は共に非導通の状態をとる、または、(2)第1および第2のスイッチ12、22は共に導通の状態をとるように構成してもよい。
(1)の場合、スイッチであるPINダイオード12および22は共にバイアスなし(またはゼロバイアス)となり、無線周波数の信号は導通せず、非励振素子11および21は共に導波器として機能する。また、(2)の場合、PINダイオード12および22は共に無線周波数の信号は導通するので、非励振素子11および21は共に反射器として機能する。
実施の形態2.
以下に、本発明の各実施の形態2について、図4を用いて説明する。
なお、上記実施の形態1と同様の構成要素および動作については、その説明を省略する場合がある。
図4は、本発明の実施の形態2における、アンテナ装置の概要を示す斜視図である。
本実施の形態が上記実施の形態2と異なる点は、励振素子の方式として、パッチアンテナ方式を用いている点である。
図において、3は誘電体基板、4はパッチを示す。その他の構成用は上記実施の形態1と同様である。
パッチアンテナでは、誘電体基板3の1主面上に導電性のパッチ4が形成されて構成される。パッチは例えば金属などの導電性材料で形成することができる。
なお、図のパッチアンテナの構造は1例であり、また、パッチの形状および給電点の位置はパッチアンテナの構造及び性能に応じて異なるため、給電点は図示していない。
例えば、誘電体基板の裏面側からスルーホールを介して、パッチ4の誘電体基板側の面(図においては下側の面。)に給電点を設けることができる。
また、誘電体基板3を挟んでパッチ4の配置された主面と対抗する主面(図では下側の面。)に接地面となる導電層(図示せず)が形成される。
また、実施の形態1と同様に、励振素子であるパッチアンテナは、非励振素子11および21が配置される面とは離れて配置され、面と前記励振素子との間隔は無線周波数の信号の波長より小さいように構成する。
その他の構成要素およびその動作は実施の形態1と同様であるので省略する。
本実施の形態においては、誘電体基板3の主面上に導電層(図示せず)が形成されアンテナ装置400における反射板として機能するため、アンテナ装置400から放射される電波は+z方向(図の上方)の半空間に放射される。したがって、メインローブは、非励振素子のスイッチの制御にかかわらず+z方向側に向くとともに、制御に応じて+y方向またはーy方向を向くことになる。(例えば、後述する実施の形態3の図7を参照。)
このように、励振素子1のアンテナ方式が変更された場合にも本発明の非励振素子に対する制御が適用可能である。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、励振素子として上記実施の形態1に記載のダイポールアンテナ方式に限定されないので、異なる励振素子のアンテナ装置に適用することができる。
実施の形態3.
以下に、本発明の各実施の形態3について、図5ないし図7を用いて説明する。
なお、上記各実施の形態1の構成要素と同一または同様な構成要素およびその動作については、その説明を省略する場合がある。
図5は、本発明の実施の形態3における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。
本実施の形態が上記実施の形態1と異なる主な点は、励振素子1と非励振素子11および22が異なる基板に配置され、また、反射板が形成されている点である。
すなわち、反射板付き3素子八木宇田アンテナの場合の例となっている。
図において、5は給電線、6は第1の誘電体基板、15は第2の誘電体基板、30は無線周波数信号源を、34は反射板を示す。その他の構成要素は上記実施の形態1と同様である。
給電線5は、無線周波数信号源30と励振素子1とを接続し、給電点2を介して、無線周波数信号源30からの信号を励振素子1に給電する。
給電線5の実装としては、各種形態が適用可能であり、例えば(1)電線、(2)同軸ケーブル、(3)ストリップ線路、(4)導波管が適用可能である。
なお、図に示したダイポールアンテナ1と給電線5とを併せて励振素子1として機能するように形成してもよく、その場合は、図においては、給電線5と無線周波数信号源30との接続点が給電点となる。
第1の誘電体基板6は、1主面上に、励振素子であるダイポールアンテナ1が配置される。
第2の誘電体基板15は、一方の主面(図では基板の下面。)上に非励振素子11、スイッチであるPINダイオード12および22、および第3の線路32が配置される。また、第1の遮断部13および第2の遮断部23であるインダクタ、第1の線路14、第2の線路24、および第4の線路33は、第2の誘電体基板15の他方の主面(図では基板の上面。)上に配置される。
また、第1の誘電体基板6および第2の誘電体基板15は、ダイポールアンテナ1が励振素子として機能するとともに、第1から第4の導電部11および21が非励振素子として機能するよう、固定的な配置関係を有して配置される。なお、両者は別々に形成しても、一体的に形成してもよい。
本実施の形態には、第1の誘電体基板6と第2の誘電体基板15とが直角に固定されている場合の例となっている。
反射板34は、導電性材料、例えば金属材料、により形成される。
本実施の形態においては、反射板34は、第2の誘電体基板15と平行に配置され、誘電体基板6と固定的な配置関係を有して配置される。なお、反射板として機能すれば全体が導電性である必要はなく、例えば図の上側を導電性にして下側は非導電性としてもよい。
また、本実施の形態は、第1の誘電体基板6と反射板34とが垂直に固定されている場合の例となっている。したがって、第2の誘電体基板15と反射板とが並行に配置されている。
無線周波数信号源30は、アンテナ装置400から放射する電波のもととなる、無線周波数の信号を発生する。
本実施の形態は、給電線5、線路35および線路36は、反射板34を貫通し、誘電体基板6が固定されていない反射板34の主面に配置された無線周波数信号源30、制御回路31と接続された場合の例となっている。
なお、線路35および線路36の、第2の誘電体基板15と反射板34との間の部分の実装は、各種形態が適用可能であり、例えば(1)電線、(2)誘電体基板(図示しない)に形成したストリップ線路、が適用可能である。
図6は、本発明の実施の形態3における、素子部の断面構造(一部)を示す図である。
図の(a)は、y方向の位置が第1の非励振素子11の位置、における、第2の誘電体基板15のx−z面の、第2のスイッチ12b周辺の断面を示している。
なお、他のスイッチの周辺の断面についても同様に考えることができる。
図において、16はスルーホール、d1は第1の線路14と第1の非励振素子11との間のz方向における間隔である。
スルーホール16は、導電性材料、例えば金属材料、により形成される。
第1の遮断部であるインダクタ13aと、第2の導電部11bおよび第1のスイッチであるPINダイオード12bとが、スルーホール16により接続される。
なお、上記実施の形態1で説明したように、第1の線路14と第1の非励振素子11とは平行に配置され、その間隔d1は無線周波数における波長より小さくすることで、アンテナ性能への悪影響を低減または実質的に無視することができる。
図の(b)は、励振素子1と非励振素子11との、z方向に関する位置関係を示している。
図において、d2は励振素子1と第1の非励振素子11との間のz方向における間隔である。なお、励振素子1と第1の非励振素子11とは、y方向における位置が異なる。また、他のスイッチを中心とする断面についても同様に考えることができる。
上記、実施の形態1において説明したように、励振素子1は、非励振素子11および21が配置された平面(本実施の形態においては第2の誘電体基板15の1主面。)と離れて配置されているが、間隔d2は前記無線周波数の信号の波長より小さくすることで、同一平面上に配置した場合に比べてアンテナ性能への悪影響を低減または実質的に無視することができる。
上記以外の構成要素および動作については上記実施の形態1と同様であるので省略する。
図7は、本発明の実施の形態3における、指向特性におけるメインローブを示す図である。ただし、スイッチの制御により切り替わるメインローブ300aおよび300bを同じ図中に記載している。また、図を見やすくするため一部の符号の記載を省略している。
本実施の形態においては、反射板34が存在するため、アンテナ装置400から放射される電波は図の+z方向(図の上方)の半空間に放射され、メインローブは非励振素子の制御にかかわらず+z方向側に向くとともに、制御に応じて図の+y方向またはーy方向を向くことになる。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、上記実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、励振素子1を配置する誘電体基板と、非励振素子等を配置する誘電体基板と、を異なる誘電体基板に配置するにより、別々に作製できるので、アンテナ装置の作製が容易になる。
また、反射板34を備えているので、誘電体基板6および15と反射板34とによって支持構造が形成され、アンテナ装置400の構造を強固にすることができる。
さらに、線路35および36を別の誘電体基板(図示しない)上に形成し、誘電体基板5と同様に固定する場合は、さらにアンテナ装置400の構造を強固にすることができる。
なお、上記各実施の形態と同様な構成および動作については、上記各実施の形態の変形と同様な各種変形が可能である。
実施の形態4.
以下に、本発明の各実施の形態4について図8ないし図11を用いて説明する。
なお、上記各実施の形態の構成要素と同一または同様な構成要素については、その説明を省略する場合がある。
図8は、本発明の実施の形態4における、アレーアンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。
図において500はアレーアンテナ装置を示す。
なお、図を見やすくするため一部の構成要素の符号のみ記載しているが、上記各実施の形態と同様である。
本実施の形態が上記実施の形態3と異なる主な点は、(1)1つの装置内において、同一の誘電体基板上に素子部200が複数個配列されている点、(2)複数の素子部200の第3の線路32同士が接続され、第4の線路33同士も接続され、したがって共通の制御回路31により制御される点、(3)各素子部200に、無線周波数信号源30が配置されている点である。
個々の素子部200の動作は、上記実施の形態3と同様であるので説明を省略する。
図9および図10は、本発明の実施の形態4における、スイッチの状態と、指向特性におけるメインローブを示す図である。
図において、ONが、スイッチが導通している状態を、OFFが、スイッチが非導通の状態を示す。
なお、本実施の形態は、素子部200同士が等間隔に配置されている場合の例となっている。
図9と図10の違いは、各素子部200の2つの非励振素子のスイッチの動作状態が逆になっている点である。
各素子部200のスイッチ12および22が同一の制御信号により制御されるので、各素子部200から放射される電波のメインローブは同様な方向を示すことがわかる。
ただし、実際には、素子部200同士の間隔と相互干渉の程度とに応じて、各々の素子部200の指向特性が異なる場合が多い。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、各素子部において、上記実施の形態3と同様な効果を奏する。
また、1つのアンテナ装置において素子部200を複数配列するようにしても、指向特性の制御のための構成の複雑化が抑制可能な、アレーアンテナ装置を提供することができる。
なお、上記各実施の形態と同様な構成および動作については、上記各実施の形態と同様に、各種変形が可能であり、変形されたアンテナ装置を構成することができる。
また、本実施の形態においては、素子部200が4つ配列された場合を例に説明したが、4つに限定されず他の個数にしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、図においてy方向に配列したが、図8の構成をさらにx方向に配列してもよい。
図11は、本発明の実施の形態4における、アレーアンテナ装置の変形例の概要を透視的に示す斜視図である。図をみやすくするため構成要素の符号の記載を省略しているが、上記各実施の形態と同様である。
なお、この場合、複数の制御回路31は、連動して同じ制御動作をしてもよいし、それぞれ独立に動作してもよい。
また、アレーアンテナ装置500として素子部200の個数が異なるものを配列してもよいし、上記実施の形態1ないし3におけるアンテナ装置と本実施の形態のアレーアンテナ装置とを組み合わせて新たなアレーアンテナ装置としてもよい。
また、本実施の形態においては、素子部200同士が等間隔に配置されている場合を説明したが、例えば非特許文献1のように素子部200の間隔が複数種類あるようにアレーアンテナ装置500を構成してもよい。
実施の形態5.
以下に、本発明の各実施の形態5について図12を用いて説明する。
なお、上記各実施の形態と同一または同様な動作については、その説明を省略する場合がある。
図12は、本発明の実施の形態5における、制御部100の内部構成の概要を示す図である。なお、上記各実施の形態の説明との関係では、制御回路31と見做すこともできる。
図において、101は制御用インターフェース(Control Interface)、102はCPU(Central Processing Unit)、103はRAM(Random Access Memory)、104はROM(Read Only Memory)、105は可変直流電源、106はバス(Bus)を示す。
なお、図に示した一部の構成要素を含まない、狭義の制御部100を定義することが可能である。または、図示しないその他の構成要素、例えば(1)表示装置、(2)スイッチ制御以外用の制御部、を含む広義の制御部100を定義することも可能である。
制御用インターフェース101は、アンテナ装置400またはアレーアンテナ装置500の外部と、制御情報、例えば1または0、をやり取りする。
CPU102は、各種処理、例えばスイッチ12および22の制御に必要な処理、を行なう。
RAM103およびROM104は、各種情報、例えばスイッチ12および22に対する制御を行うためのプログラム、を記憶する。
可変直流電源105は、制御入力部(図示しない)を有し、例えば制御用インターフェース101からの制御情報に応じて、線路35と36の間に、直流信号を印加する、または印加しない、ように制御する。
例えば、制御情報として1または0が入力されると、直流信号として正の電圧または負の電圧を印加する。
また、可変直流電源105は、印加する場合の直流信号の極性及び大きさを制御する。
バス106は、図の構成要素間を接続し、各種信号および各種情報を伝達する。
本実施の形態においては、上記各実施の形態のいずれかまたは全部の制御部100(または制御回路31)の制御動作を行う。
例えば、制御信号を手動で印加するようアンテナ装置400(またはアレーアンテナ装置500)を構成する場合には、制御用インターフェース101および可変直流電源105を制御回路31に対応させることができる。また例えば、プログラムにより自動制御するよう構成する場合は、CPU102、RAM103およびROM104および可変直流電源105を制御回路31に対応させることができる。
制御部100(または制御回路31)の動作の概要については、上記各実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、上記各実施の形態に対応して、上記各実施の形態と同様な効果を奏する。
なお、本実施の形態の図12のCPU102は、上記説明では単にCPUとしているが、演算等に代表される処理機能を実現可能であればよく、例えば、(1)マイクロプロセッサ(Microprocessor)、(2)FPGA(Field Programmable Gate Array)、(3)ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、(4)DSP(Digital
Signal Processor)であってもよい。
また、処理は、(1)アナログ処理、(2)デジタル処理、(3)両者の混在処理、のいずれであってもよい。さらに、(1)ハードウェアによる実装、(2)ソフトウェア(プログラム)による実装、(3)両者の混在による実装、などが可能である。
また、本実施の形態のRAM103は、上記説明では単にRAMとしているが、データを揮発的に記憶保持可能なものであればよく、例えば、(1)SRAM(Static RAM)、(2)DRAM(Dynamic RAM)、(3)SDRAM(Synchronous DRAM)、(4)DDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)であってもよい。
また、制御動作の実装は、(1)ハードウェアによる実装、(2)ソフトウェアによる実装、(3)両者の混在による実装、などが可能である。
また、本実施の形態のROM104は、上記説明では単にROMとしているが、データを記憶保持可能なものであればよく、例えば、(1)EPROM(Electrical Programmable ROM)、(2)EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、であってもよい。また、ハードウェアによる実装、ソフトウェアによる実装、両者の混在による実装、などが可能である。
また、図の各部の間を結ぶバス106によって運ばれる信号および情報の内容は、アンテナ装置400およびアレーアンテナ装置500の内部構成の分割の仕方によって変わることがあり、その場合、信号および情報が、(1)明示的に実装されるか否か、また(2)明示的に規定される情報か否か、といった情報の属性が異なってもよい。
また、指向特性の制御における各種処理または動作は、(1)実質的に等価(または相当する)処理(または動作)に変形して実装する、(2)実質的に等価な複数の処理に分割して実装する、(3)複数のブロックに共通する処理はそれらを含むブロックの処理として実装する、(4)あるブロックがまとめて実装する、など本発明の課題及び効果の範囲で各種変形が可能である。
実施の形態6.
以下に、本発明の実施の形態6について図13から図15を用いて説明する。
なお、上記各実施の形態の構成要素と同一または同様な構成要素およびその動作については、その説明を省略する場合がある。
図13は、本発明の実施の形態6における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 図の見方は、上記実施の形態3の図5と同様である。
図14は、本発明の実施の形態6における、断面構造(一部)を示す図である。
図においては、第1のスイッチ12aを含むx−z面の断面を主に示している。 図の見方は、上記実施の形態3の図6(a)と同様である。
図において、17(17aおよび17b)は第1の抵抗部、27(27aおよび27b)は第2の抵抗部を示す。その他の構成要素は上記実施の形態3と同様である。
本実施の形態が上記実施の形態3と異なる主な点は、第1の抵抗部17および第2の抵抗部27が追加されている点である。
第1の抵抗部17は、直流において抵抗特性を有する。 第1の抵抗部17の実装形態としては、例えば単独の回路素子としての抵抗素子を用いることができる。 また、第1の抵抗部17と第1の遮断部13とは直列接続の関係にある。
図3および図4の構成において、第1の線路14は、第1の遮断部13に直列接続された第1の抵抗部17、をさらに介して第2の導電部11bと接続されている。 したがって、第4の線路33についても同様に、第1の抵抗部17および第1の遮断部13を介して第2の導電部11bと接続されている。
なお、図13および図14においては、第1の抵抗部17と第1の遮断部13との間に線路が形成されているが、第1の抵抗部17と第1の遮断部13との間の線路がない構成、即ち遮断部と抵抗部とが直接接続される構成、としてもよく図の構成に限定されない。
第2の抵抗部27については、上記第1の抵抗部17と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるアンテナ装置の動作原理を、上記実施の形態3との比較により説明する。
図15は、本発明の実施の形態6における、直流に関する等価回路を示す図である。
図において、ONはスイッチ(PINダイオード)が導通している状態、OFFは非導通の状態を示す。 また、図中の+および−は、制御回路31から出力される直流信号の極性を示す。
アンテナ装置としての基本的な動作は、上記実施の形態3と同様である。
上記実施の形態3においては、制御回路31から線路対35および36に直流信号が出力されると、一方の非励振素子のPINダイオード(図中では12)には順バイアスが印加され導通(即ちON状態)となり、他方の非励振素子のPINダイオード(図中では22)には逆バイアスが印加され非導通(以下、OFF状態)となる。 そして、制御回路31から出力される直流信号の極性を切替ることによりアンテナとしての指向特性が切替わる。
例えば制御回路31から出力される直流電圧の極性が図15に示した極性である場合を考えると、PINダイオード12aおよび12bは導通(ON状態)となり、PINダイオード22aおよび22bは非導通(OFF状態)となる。
第1および第2の遮断部であるインダクタ13(13a、13b)および23(23a、23b)は、直流に対しては、原理的には抵抗がゼロとして考えることができる。
したがって、上記実施の形態3は、各PINダイオードにバイアス電圧が印加された場合、導通(ON)となったPINダイオードおよび非導通(OFF状態)となったPINダイオードに対し、同一の大きさのバイアス電圧が印加される。
順バイアス電流を増加してPINダイオードを導通(ON状態)にする場合、バイアス電流=0(したがってバイアス電圧=0)ではPINダイオードは導通(ON状態)とはならない。 そして、バイアス電流が増加することによりPINダイオードが導通(ON状態)となり、そのPINダイオードに接続された非励振素子がアンテナ装置400の反射器として動作する。
一方、逆バイアス電圧を増加してPINダイオードを非導通(OFF状態)にする場合、バイアス電圧=0でも原理的には非導通(OFF)となるが、バイアス電圧の変動に対しダイオードの等価回路のリアクタンスが変化するため、アンテナ装置としての動作が安定しない可能性がある。
上記を考慮し、PINダイオードに対する適切なバイアス条件として、導通(ON)と非導通(OFF)とで異ならせることが望ましい。 この場合の例として、(1)導通(ON)の場合には、数10mA程度のバイアス電流(あるいはその電流となるバイアス電圧として例えば1V程度。)、(2)非導通(OFF)の場合には、−数V程度のバイアス電圧(すなわちバイアス電流が実用的に0とみなせるバイアス電圧)、とする場合を考えることができる。(ただし前記の具体的な値の例に限定または固定する必要はなく、アンテナ装置の実装形態によって上記値が異なってよい。)
上記実施の形態3においては同じ大きさのバイアス電圧が全てのPINダイオードに印加されるので、(1)制御回路31から出力される直流電圧の絶対値を導通(ON状態)に適した条件、例えば上記のように1V程度、に合わせてアンテナ装置400を作製した場合、非導通(OFF状態)のPINダイオードでは逆バイアス電圧が十分ではなく、(2)制御回路31から出力される直流電圧の絶対値を非導通(OFF)に適した条件、例えば上記のように−数V程度、に合わせてアンテナ装置400を作製した場合、導通(ON)状態のPINダイオードはバイアスが過剰となる、という可能性があることがわかる。
一方、本実施の形態においては、図15に示すように、第1の抵抗部17および第2の抵抗部27が、直流信号の経路に追加されている。
この場合、非導通(OFF状態)となったPINダイオード22aおよび22bは原理的には直流信号が流れない状態(いわゆる解放状態、即ち抵抗が無限大の状態。)と見做すことができる。
したがって第2の抵抗部27における電圧降下が生じないため、PINダイオード22の両端に印加される電圧(バイアス電圧)は、上記実施の形態3の場合と同じとなる。 すなわち、原理的には、第2の抵抗部27aおよび27bの抵抗値に関係なく、制御回路31から出力された直流電圧がそのまま印加されることになる。
導通(ON)となったPINダイオード12aおよび12bには、直流電流が流れるので、第1の抵抗部17により電圧降下が生じ、PINダイオードの両端に印加される電圧(すなわちPINダイオードのバイアス電圧)は、上記実施の形態3の場合に比べて低い電圧となることがわかる。
したがって、本実施の形態においては、導通(ON状態)時と非導通(OFF状態)時とで、PINダイオードに対し異なるバイアス条件を与えることができることが分かる。
すなわち、順バイア時と逆バイアス時とでPINダイオードに対し異なるバイアス条件を与えることができる。
制御回路31の出力電圧の大きさ及び上記抵抗部の抵抗値の決定方法としては、例えば、(1)非導通(OFF状態)時のPINダイオードの逆バイアス電圧が適正な電圧値となるよう制御回路31を構成し、(2)導通(ON状態)時のPINダイオードの順バイアス電流が適正となるように第1の抵抗部17(17aおよび17b)の抵抗値を決定する、という方法を用いることができる。
同様にして、アンテナ装置400の指向特性を切替えるために制御回路31の出力電圧の極性を反転する場合に対し、上記と同様にして、第2の抵抗部27(27aおよび27b)を適正な値を決定することができる。
なお、全てのダイオード特性が同じ場合などにおいては、第1の抵抗部17と第2の抵抗部27を同じ抵抗値となるようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、上記実施の形態3と同様な効果を奏する。
また、PINダイオードのバイアス条件(電圧あるいは電流)を、導通(ON)時と非導通(OFF側)時とで異なる条件を設定することができる。
PINダイオードに適切な順バイアス電流(またはその電流が流れる順バイアス電圧)を印加することで、確実にアンテナ装置の放射パターンを切替えることができる。
また、PINダイオードに適切な逆バイアス電圧(またはPINダイオードの電流が実用的にゼロと見做せる逆バイアス電圧)を印加することで、アンテナ装置400の動作時に無線周波数信号の電力が高い場合において、一部の電力が非導通(OFF側)側のPINダイオードを通過してしまうことにより放射パターンの切替えが十分でなくなること、を抑制できる。
さらに、PINダイオードのバイアス条件(電圧あるいは電流)を、導通(ON)時と非導通(OFF側)時とで異なる条件を設定することにより、適切な逆バイアス電圧を印加することでバイアス電圧の変動に対するアンテナ特性の変化が少なくなることができる。 これにより、アンテナ装置の動作および性能を安定化させることができる。
なお、本実施の形態の図に示した構成は、上記実施の形態3の図15と同様に、第1の誘電体基板6、第2の誘電体基板15および反射板34等を有する構成に適用した場合の例となっているが、上記した他の実施の形態1、2、4、5に示した図の構成に適用して新たな実施の形態とすることができ、本実施の形態と同様な効果を奏する。
また、制御回路31の構成については上記実施の形態41から4と同様に、上記実施の形態5に示した制御回路の構成を適用することができる。
実施の形態7.
以下に、本発明の実施の形態7について図16から図19を用いて説明する。
なお、上記各実施の形態6の構成要素と同一または同様な構成要素およびその動作については、その説明を省略する場合がある。
図16は、本発明の実施の形態7における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 図の見方は、上記実施の形態6の図13と同様である。
図17は、本発明の実施の形態7における、断面構造(一部)を示す図である。
図においては、主に第1のスイッチ12aを含むx−z面の断面を示している。 図の見方は、上記実施の形態6の図14と同様である。
図において、18(18aおよび18b)は第3の遮断部、28(28aおよび28b)は第4の遮断部を示す。その他の構成要素は上記実施の形態6と同様である。
本実施の形態が上記実施の形態6と異なる主な点は、第3の遮断部18および第4の遮断部28が追加されている点である。
第3の遮断部18は、想定する無線周波数(または無線周波数帯)における遮断特性を有するが、制御部100(制御回路31)からの制御信号である直流バイアスを通過させる。 第3の遮断部18の実装形態としては、例えば第1および第2の遮断部と同様な回路素子(インダクタ)を用いることができる。ただし、第1から第4の遮断部が全て同じ特性の回路素子である場合に限定されない。
また、第3の遮断部18は、第1の遮断部13および第1の抵抗部17と直列接続の関係にあり、かつ第1の遮断部13とともに第1の抵抗部17を挟むように接続される。
図の構成において、第1の線路14は、第1の抵抗部17に直列接続された第3の遮断部18、をさらに介して第2の導電部11と接続されている。 したがって、第4の線路33についても同様に、第3の遮断部18、第1の抵抗部17および第1の遮断部13を介して、第2の導電部11と接続されている。
なお、図に17おいては第1の抵抗部17と第3の遮断部18との間に線路が形成されているが、第1の抵抗部17と第3の遮断部18との間の線路がない構成、即ち両者が直接接続される構成としてもよく、図の構成に限れない。
また、図17においては上記第6の実施の形態と同様に、第1の抵抗部17と第1の遮断部13との間に線路が形成されているが、第1の抵抗部17と第1の遮断部13との間の線路がない構成、即ち遮断部と抵抗部とが直接接続される構成、としてもよく図の構成に限れない。
第4の遮断部28については、第3の遮断部18と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるアンテナ装置の動作原理を、上記実施の形態6との比較により説明する。
第3および第4の遮断部18、28は、直流においては第1および第2の遮断部13、23と同様であるので、アンテナ装置としての基本的な動作は、上記実施の形態6と同様である。
上記実施の形態6および本実施の形態においては、第1の抵抗部17(17a、17b)および第2の抵抗部27(27a、27b)を有している。 この場合、抵抗部において無線周波数の信号に対しては損失を生じさせる場合がある。
これは、想定する無線周波数信号(または無線周波数帯信号)の波長に対し抵抗部17の大きさが無視できない場合に、抵抗部17が等価的に分布定数回路となることによる。
このために、抵抗部17に無線周波数信号が流れ、損失を生じさせる。
本実施の形態では、第1の抵抗部17aを挟むように第1の遮断部(インダクタ)13aと第3の遮断部18aが接続されている。
第1の抵抗部17b、第2の抵抗部27aおよび27bについては、第1の抵抗部17aと同様であるので、その説明を省略する。
図に示した各抵抗部について、抵抗部を2つの遮断部で挟むことで、無線周波数の電流の経路をより遮断することができる。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、上記実施の形態3と同様な効果を奏する。
また、上記実施の形態6と同様に抵抗部を有するので、上記実施の形態6と同様に、PINダイオードのバイアス条件(電圧あるいは電流)を導通(ON)時と非導通(OFF側)時とに対し異なる条件を設定することができる。
このため、適切な順バイアス電流(またはその電流が流れる順バイアス電圧。)を印加することで確実にアンテナ装置の放射パターンを切替えることができる。
さらに、PINダイオードのバイアス条件(電圧あるいは電流)を、導通(ON)側と非導通(OFF側)とで異なる条件を設定することにより、適切な逆バイアス電圧を印加することで電圧変動に対するアンテナ特性の変化が少なくなることができる。 これにより、アンテナ装置の動作および性能を安定化させることができる。
また、抵抗部を2つの遮断部で挟むことで、抵抗部における無線周波数信号の損失を抑制でき、したがってアンテナ装置400の出力としての無線周波数信号の出力を増加させることができる。
なお、上記構成においては、直流信号の経路において抵抗部と直列に遮断部を接続した場合の構成について説明したが、たとえば以下に示すように、抵抗部における無線周波数信号の損失を抑制するための、別の回路素子および接続関係を用いてもよい。
図18は、本発明の実施の形態7の変形例における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。
図19は、本発明の実施の形態7の変形例における、アンテナ装置の上方から見た平面構造(一部)を示す図である。 図においては、主に誘電体基板15の上面の平面図を示している。
図において、19(19aおよび19b)は第1の通過部、29(19aおよび29b)は第2の通過部を示す。 図の構成においては、第1の通過部19および第2の通過部29としてキャパシタを用いた場合の例となっている。
図18が図16と異なる主な点は、第3の遮断部18の代わりに第1の通過部19が、第4の遮断部28の代わりに第2の通過部29が、配置されている点である。
第1の通過部19(19aおよび19b)は、想定する無線周波数(または無線周波数帯域)において通過特性を有する。 なお、想定する無線周波数(または無線周波数帯域)における通過特性としてはアンテナ装置の性能を満足する程度に通過特性を有していればよく、理想的な通過特性である必要はない。
また、第1の抵抗部17と第1の通過部19とが並列接続の関係にある。 したがって、図の構成において、第1の線路14は、第1の遮断部13と、並列接続された第1の抵抗部17および第1の通過部19と、を介して第2の導電部11と接続されている。したがって、第4の線路33についても同様に、第1の遮断部13と、並列接続された第1の抵抗部17および第1の通過部19と、を介して第2の導電部11と接続されている。
第2の通過部29については、第1の通過部19と同様であるので、その説明を省略す。
次に、本実施の形態におけるアンテナ装置の動作原理を説明する。
基本的な動作は上記実施の形態3および上記実施の形態6と同様である。
無線周波数における第1の通過部19および第2の通過部29のインピーダンスが、第1の抵抗部17および第2の抵抗部27より小さくなるように素子の回路定数を選択する。 これにより、各抵抗部において流れる無線周波数信号を抑制でき、したがって無線周波数信号の損失を抑制することができる。
なお、本実施の形態の図に示した構成は、上記実施の形態3および上記実施の形態6と同様に、第1の誘電体基板6、第2の誘電体基板15および反射板34等を有する構成に適用した場合の例となっているが、上記した他の実施の形態1、2、4、5に示した図の構成に適用して新たな実施の形態とすることができ、本実施の形態と同様な効果を奏する。
また、上記図18に示した抵抗部17(27)と通過部19(29)の並列接続回路は、直流および無線周波数における等価回路が同様な特性を有する回路を用いてもよい。
また、制御回路31の構成については上記実施の形態41から4と同様に、上記実施の形態5に示した制御回路の構成を適用することができる。
実施の形態8.
以下に、本発明の実施の形態8について図20から図23を用いて説明する。
なお、上記各実施の形態の構成要素と同一または同様な構成要素およびその動作については、その説明を省略する場合がある。
図20は、本発明の実施の形態8における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。
図21は、本発明の実施の形態6における、断面構造(一部)を示す図である。
図22は、本発明の実施の形態8における、直流に関する等価回路を示す図である。
図20から図22において、17cは第3の抵抗部、27cは第4の抵抗部、41はスルーホールを示す。その他の構成要素は上記実施の形態3と同様である。
図21においては、第1のスイッチ12aを含むx−z面の断面を主に示している。
図21の見方は、上記実施の形態3の図6(a)と同様である。 ただし、第3の抵抗部17cおよびスルーホール41は、第1のスイッチ12aよりも−y方向に配置されている。
本実施の形態が上記実施の形態3と異なる主な点は、(1)第3の抵抗部17cおよび第4の抵抗部27cが追加されている点、および、(2)第1の線路14と第4の線路33とが第3の抵抗部17cを介して接続されるとともに、第2の線路24と第4の線路33とが第4の抵抗部27cを介して接続されている点である。
第3の抵抗部17cは、直流において抵抗特性を有する。 第1の抵抗部17の実装形態としては、例えば単独の回路素子としての抵抗素子を用いることができる。
第4の線路33は、誘電体基板15の内部に形成されている。 なお、第4の線路33は、誘電体基板15の主面上に形成された第1の線路14および第2の線路24と、直接には接続されていない。
したがって図の構成において、第1の線路14は、スルーホール41および第3の抵抗部17cを介して、第4の線路33と接続されている。
第4の抵抗部27cについては、第3の抵抗部17cと同様であり、第2の線路24については、第1の線路14と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるアンテナ装置の動作原理を、上記実施の形態3との比較により説明する。
基本的な動作は、実施の形態3および実施の形態6と同様である。
直流動作については、(1)上記実施の形態6の図15における第1の抵抗部17aおよび第2の抵抗部17bを、第3の抵抗部17cとして共用化し、(2)第2の抵抗部27aおよび27bを、第4の抵抗部27cとして共用化したもの、として理解することができる。
したがって、PINダイオードのバイアス条件を導通(ON状態)時と非導通(OFF状態)時とで異なるようにした場合の動作は、上記実施の形態6と同様にして考えることができるので、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態のアンテナ装置によれば、上記実施の形態3と同様な効果を奏する。
また、上記実施の形態6および実施の形態7と同様に、抵抗部を有することにより、PINダイオードのバイアス条件(電圧あるいは電流)として導通(ON)時と非導通(OFF側)時とで異なる条件に設定とすることができる。
このため、適切な順バイアス電流(またはその電流が流れる順バイアス電圧。)を印加することで確実にアンテナ装置の放射パターンを切替えることができる。
さらに、上記実施の形態6と同様に、PINダイオードのバイアス条件(電圧あるいは電流)を、導通(ON)側と非導通(OFF側)とで異なる条件を設定することにより、適切な逆バイアス電圧を印加することで電圧変動に対するアンテナ特性の変化が少なくなることができる。 これにより、アンテナ装置の動作および性能を安定化させることができる。
また、第3の抵抗部17cおよび第4の抵抗部27cは、アンテナの対称軸上に存在するため、原理的には無線周波数の電流は抵抗部に流れず、したがって上記実施の形態6および7の場合と比べて、無線周波数信号の損失を抑制することができる。 したがってアンテナ装置400の出力としての無線周波数信号の出力を増加させることができる。
なお、制御回路31の構成については上記実施の形態41から4と同様に、上記実施の形態5に示した制御回路の構成を適用することができる。
また、上記構成の説明においては、直流信号の経路においてスルーホールを用いる場合の構成について説明したが、たとえば以下に示すように別の回路素子および接続関係を用いてもよい。
図24は、本発明の実施の形態8の変形例における、アンテナ装置の概要を透視的に示す斜視図である。 図の見方は、図20と同様である。
図において、37は第1の迂回線路、38は第2の迂回線路を示す。
第1の迂回線路37および第2の迂回線路38は、直流において導体として機能する。
本実施の形態では、第1の迂回線路37および第2の迂回線路38の実装形態として、円弧状の導体線を用いた場合の例となっている。
また、第1の線路14、第2の線路24および第4の線路33は、誘電体基板の同一主面上に形成されている。
第1の迂回線路37は、第4の線路33が第1の線路14を迂回するよう配置されたものと考えることができる。 したがって、第1の迂回線路37は、第4の線路33の一部として考えることもできる。
第1の線路14と第4の線路33とが、第3の抵抗部17cを介して接続され、また、第2の線路24と第4の線路33とが、第4の抵抗部27cを介して接続されている。 したがって、直流における電気的な接続関係は上記実施の形態7の図22と同様であるので、その説明を省略する。
第2の迂回線路38については、第1の迂回線路37と同様であるので、その説明を省略する。
図23の動作は、上記図20から図22の説明と同様であるので、その効果も図20から図22についての上記説明と同様である。
なお、上記各実施の形態において、図示した構成要素の一部を含まない狭義のアンテナ装置400およびアレーアンテナ装置500を定義することも可能であり、例えば制御部100と線路35および36を含まないように構成してもよい。また例えば、狭義の素子部200として、図示した構成要素のうち対称的な配置の中心に配置された要素と、対称的な配置の片側の範囲の要素(および要素の一部)とを備え、他の片側の要素(および要素の一部)を含まないように構成してもよい。
また、上記各実施の形態における装置の構成、機能および処理の分割のしかたは一例であり、装置の実装においては、等価な機能を実現できればよく各本実施の形態に限定されない。また、アレーアンテナ装置500を単にアンテナ装置と呼んでもよい。
1(1aおよび1b) 励振素子、2 給電点、3 誘電体基板、4 パッチ、12(12aおよび12b) 第1のスイッチ(PINダイオード)、5 給電線、6 誘電体基板、11 第1の非励振素子、11a 第1の導電部、11b 第2の導電部、13(13aおよび13b) 第1の遮断部、14 第1の線路、15 誘電体基板、16 スルーホール、17aおよび17b 第1の抵抗部、17c 第3の抵抗部、18(18aおよび18b) 第3の遮断部、19(19aおよび19b) 第1の通過部、21 第2の非励振素子、21a 第3の導電部、21b 第4の導電部、22(22aおよび22b) 第2のスイッチ(PINダイオード)、23(23aおよび23b) 第2の遮断部、24 第2の線路、27aおよび27b 第2の抵抗部、27c 第4の抵抗部、28(28aおよび28b) 第4の遮断部、29(29aおよび29b) 第2の通過部、30 無線周波数信号源、31 制御回路、32 第3の線路、33 第4の線路、34 反射板、35、36 線路、37 第1の迂回線路、38 第2の迂回線路、41
スルーホール、100 制御部、200 素子部、101 制御用インターフェース 102 プロセッサ、103 RAM、104 ROM、105 可変直流電源、106
バス、300 メインローブ、400 アンテナ装置、500 アレーアンテナ装置

Claims (10)

  1. 無線周波数の信号の給電点を有する励振素子、
    前記励振素子と離れた位置に配置され、第1および第2の導電部を有する第1の非励振素子、
    前記励振素子および前記第1の非励振素子と離れた位置に配置され、第3および第4の導電部を有する第2の非励振素子、
    導通および非導通の2つの動作状態を有し、前記第1の導電部と前記第2の導電部との間の導通と非導通を切替える第1のスイッチ、
    導通および非導通の2つの動作状態を有し、前記第3の導電部と前記第4の導電部との間の導通と非導通を切替える第2のスイッチ、
    前記第1の非励振素子と平行に延在し、前記第2の導電部に接続された第1の線路、
    前記第2の非励振素子と平行に延在し、前記第4の導電部に接続された第2の線路、
    前記第1の導電部と前記第3の導電部とを接続する第3の線路、
    および前記第1の線路と前記第2の線路とを接続する第4の線路、
    を含む素子部と、
    前記第1および第2のスイッチの前記導通および前記非導通を制御するための電気信号を出力する制御部と、
    第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板と固定的な配置関係を有する第2の誘電体基板と、
    を備え、
    前記励振素子は、前記第1の誘電体基板の1主面上に配置され、
    前記第1および前記第2の非励振素子、前記第1および前記第2のスイッチ、および前記第3の線路、は前記第2の誘電体基板の一方の主面上に配置され、
    前記第1、前記第2および前記第4の線路は、前記第2の誘電体基板の他方の主面上に配置されており、
    前記制御部は、前記第3および前記第4の線路の間に直流信号を印加することにより、前記第1および前記第2のスイッチに対し前記電気信号として同一の直流信号を出力し、
    前記第1及び第2のスイッチは、前記制御部から前記同一の直流信号が出力された場合において、前記第1及び第2のスイッチのうち一方のスイッチが導通の場合、他方のスイッチが非導通となる、
    アンテナ装置。
  2. 前記素子部は、
    前記無線周波数において遮断特性を有する第1及び第2の遮断部をさらに備え、
    前記第1の線路は、前記第1の遮断部を介して前記第2の導電部と接続され、
    前記第2の線路は、前記第2の遮断部を介して前記第4の導電部と接続された、
    請求項記載のアンテナ装置。
  3. 前記素子部は、
    直流において抵抗特性を有する第1および第2の抵抗部をさらに備え、
    前記第1の線路は、
    前記第1の遮断部に直列接続された前記第1の抵抗部、をさらに介して前記第2の導電部と接続され、
    前記第2の線路は、
    前記第2の遮断部に直列接続された前記第2の抵抗部、をさらに介して前記第4の導電部と接続された、
    請求項記載のアンテナ装置。
  4. 前記素子部は、
    前記無線周波数において通過特性を有する第1および第2の通過部をさらに備え、
    前記第1の通過部は、前記第1の抵抗部と並列接続され、
    前記第2の通過部は、前記第2の抵抗部と並列接続された、
    請求項記載のアンテナ装置。
  5. 前記素子部は、
    第3および第4の抵抗部をさらに備え、
    前記第1の線路は、前記第3の抵抗部を介して前記第4の線路と接続され、
    前記第2の線路は、前記第4の抵抗部を介して前記第4の線路と接続された、
    請求項記載のアンテナ装置。
  6. 前記励振素子は、ダイポールアンテナ、反射板付きダイポールアンテナまたはパッチアンテナである、
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1および第2のスイッチは、PINダイオード、バラクタダイオード、またはリレースイッチの1ずれか1つである、
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1および第2のスイッチは、PINダイオードであり、
    前記第1のスイッチの前記PINダイオードは、前記第1の導電部にアノードが接続され、前記第2の導電部にカソードが接続され、
    前記第2のスイッチの前記PINダイオードは、前記第3の導電部にカソードが接続され、前記第4の導電部にアノードが接続されている、
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記素子部を複数個備え、
    前記複数個の前記素子部の、前記第3の線路同士が接続され、前記第4の線路同士が接続された、
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  10. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置を複数個備えた、
    アレーアンテナ装置。
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