JP5932159B1 - 射出成形方法、射出成形機のスクリュ及び射出成形機 - Google Patents
射出成形方法、射出成形機のスクリュ及び射出成形機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5932159B1 JP5932159B1 JP2015536700A JP2015536700A JP5932159B1 JP 5932159 B1 JP5932159 B1 JP 5932159B1 JP 2015536700 A JP2015536700 A JP 2015536700A JP 2015536700 A JP2015536700 A JP 2015536700A JP 5932159 B1 JP5932159 B1 JP 5932159B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- screw
- flight
- throttle
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/58—Details
- B29C45/60—Screws
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0005—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor using fibre reinforcements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2101/00—Use of unspecified macromolecular compounds as moulding material
- B29K2101/12—Thermoplastic materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
- B29K2105/06—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts
- B29K2105/12—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts of short lengths, e.g. chopped filaments, staple fibres or bristles
Abstract
Description
これに対して、特許文献1は、個別に用意された樹脂原料と強化繊維を、上流側のスクリュ基部に対応する位置で一緒に供給して可塑化溶融する射出成形のスクリュにおいて、供給部、圧縮部、計量部をそれぞれ1カ所有し、さらに先端にミキシングを備えたスクリュで、溶融樹脂と強化繊維の混練、分散を図っている。
また、特許文献2は、スクリュの計量部若しくはそれよりも下流側の位置に軸径を他の部分より大にして、溶融樹脂と強化繊維の混合物の通過断面積を小さくした原料圧縮部を設けることを提案している。この原料圧縮部において、上流側より送られてきた当該混合物を急激に圧縮することによりせん断力を負荷して、溶融樹脂内での強化繊維の混合、分散の促進を図ろうとしている。
ところが、特許文献1において、スクリュの圧縮部における樹脂圧縮圧力により、束をなしている繊維が潰れて固く引き締まってしまう。したがって、スクリュの回転によるせん断力および先端ミキシングによる位置置換などを加えても、繊維束が開繊するのは難しく、最終的に得られる成形品中に繊維束が混入することにより、成形品の品質不良につながる。また、混合物中に開繊不足の繊維束が残っていると、混合物を金型のキャビティに向けて射出する際に、口径の小さい流路であるノズルの射出口の一部を繊維束が塞いでしまい流動抵抗となってしまう。この場合、キャビティに充填するのに過大な高圧が必要となるとともに、混合物の充填時の流動速度も低下してしまうので、混合物が十分にキャビティに充填できず成形品形状の一部が欠損した充填不足の成形不良につながる。
また、特許文献2においても同様であり、通過断面積の小さい原料圧縮部を通過する過程で、繊維が潰れて固く引き締まってしまい、原料圧縮部においてせん断力を受けても、開繊が十分に進まない。したがって、特許文献2においても、繊維束が成形品に混入して、成形品の品質不良につながる。また、特に特許文献2においては、スクリュの下流側に逆流防止弁が備えられているが、一般に逆流防止弁は内部の溶融樹脂流路が狭いため、混合物中に開繊不足の繊維束が残っていると、流路の一部を繊維束が塞いで目詰まりが発生してしまうおそれがある。この場合、可塑化能力の低下、あるいは可塑化不能(計量不能)な状態を発生してしまうおそれがある。さらには、射出時の逆流防止弁の流路閉鎖部に繊維束が挟まり流路閉鎖不良を発生させて、混合物のスクリュ側への逆流を防止できない場合がある。この場合、所定量に可塑化計量した溶融樹脂が減量してしまうため、成形品形状の一部が欠損した充填不足の成形不良が発生する。
そこで本発明は、繊維が潰れて固く引き締まってしまったとしても、その開繊を進めることのできる射出成形方法を提供することを目的とする。
また本発明は、そのような射出成形方法に好適な射出成形機のスクリュ及び射出成形機を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、回転軸を中心にして回転が可能で、かつ、回転軸に沿って前進及び後退が可能なスクリュを備えるシリンダに、固体状の樹脂原料と強化繊維を供給し、スクリュを正転させることにより、強化繊維と溶融樹脂の混合物を生成する可塑化工程と、混合物を、金型のキャビティに向けて射出する射出工程と、を備え、スクリュは、上流側に設けられ、第1フライトを有する第1ステージと、第1ステージに連なって下流側に設けられ、第2フライトを有する第2ステージとを有し、第1フライトのフライトリードL1は、第2フライトのフライトリードL2の0.4〜0.9倍であり、
かつ、スクリュは、固体状の樹脂原料を可塑化溶融して溶融樹脂と強化繊維の混合物を生成し、第1ステージに属する溶融部と、生成された混合物が通過する少なくとも一部の領域に設けられ、当該一部の領域よりも上流側のスクリュの軸径よりも外径が拡大された、第1ステージと第2ステージの間に設けられる絞り部と、下流側において絞り部に連なり、絞り部の外径よりも軸径が縮小され、第2ステージに属する減圧部と、減圧部の下流端に連なり、混合物を混練する、第2ステージに属する混練部と、を備え、可塑化工程において、混合物に対し、シリンダの内部であって、絞り部の周囲に設けられる絞り領域において、絞り領域よりも上流側に比べて強い圧縮力を与え、次いで、絞り領域を通過した下流側であって、かつ、シリンダの内部であって、減圧部の周囲に設けられる減圧領域において、減圧させ、減圧後にスクリュの回転により混合物に対し混練部において混練を加える、ことを特徴とする。
またこのスクリュは、絞り部よりも上流側のスクリュの軸径D1よりも、減圧部における軸径D3を小さくすることができる。
前記第1ステージに連なって下流側に設けられ、第2フライトを有する第2ステージとを有し、
前記第1フライトのフライトリードL1は、前記第2フライトのフライトリードL2の0.4〜0.9倍である。加えて本発明におけるスクリュは、固体状の樹脂原料を可塑化溶融して溶融樹脂と強化繊維の混合物を生成し、第1ステージに属する溶融部と、生成された混合物が通過する少なくとも一部の領域に設けられ、当該一部の領域よりも上流側のスクリュの軸径よりも外径が拡大された、第1ステージと第2ステージの間に設けられる絞り部と、下流側において絞り部に連なり、絞り部の外径よりも軸径が縮小された、第2ステージに属する減圧部と、減圧部の下流端に連なり、スクリュの回転により混練する、第2ステージに属する混練部と、を備えることを特徴とする。
このスクリュにおいて、絞り部は、スクリュの軸径よりも外径が全周に亘って拡大されたリング状の形態をなすことが好ましい。また、この絞り部は、主フライトと、主フライトよりも外径が小さく設定されている副フライトと、を備え、副フライトは、主フライトよりリード角が大きく設定されて、その両端が主フライトに対して閉塞されていることが好ましい。
また、本発明の射出成形機は、吐出ノズルが設けられたシリンダと、シリンダの内部に、回転軸を中心にして回転が可能で、かつ、回転軸に沿って前進及び後退が可能に設けられたスクリュと、を備え、繊維強化樹脂を射出成形する射出成形機であって、スクリュは、上流側に設けられ、第1フライトを有する第1ステージと、第1ステージに連なって下流側に設けられ、第2フライトを有する第2ステージとを有し、第1フライトのフライトリードL1は、第2フライトのフライトリードL2の0.4〜0.9倍である。加えて本発明におけるスクリュは、固体状の樹脂原料を可塑化溶融して溶融樹脂と強化繊維の混合物を生成、第1ステージに属する溶融部と、生成された混合物が通過する少なくとも一部の領域に設けられ、当該一部の領域よりも上流側のスクリュの軸径よりも外径が拡大された、第1ステージと第2ステージの間に設けられる絞り部と、下流側において絞り部に連なり、絞り部の外径よりも軸径が縮小された、第2ステージに属する減圧部と、絞り部の下流端に連なり、絞り部から吐出した混合物をスクリュの回転により混練する、第2ステージに属する混練部と、を備えることを特徴とする。
本実施形態に係る射出成形機1は、図1に示すように、型締ユニット100と、可塑化ユニット200と、これらのユニットの動作を制御する制御部50と、を備えている。
以下、型締ユニット100の構成と動作、可塑化ユニット200の構成と動作の概略について説明し、次いで、射出成形機1による射出成形の手順について説明する。
型締ユニット100は、ベースフレーム101上に固設されるとともに固定金型103が取り付けられた固定ダイプレート105と、油圧シリンダ113を作動させることによってレールや摺動板などの摺動部材107上を図中左右方向に移動するとともに可動金型109が取り付けられた可動ダイプレート111と、固定ダイプレート105と可動ダイプレート111とを連結する複数のタイバー115とを備えている。固定ダイプレート105には、各タイバー115と同軸に型締め用の油圧シリンダ117が設けられており、各タイバー115の一端は油圧シリンダ117のラム119に接続されている。
これらの各要素は制御部50の指示にしたがって必要な動作を行なう。
型締ユニット100の概略の動作は以下の通りである。
まず、型開閉用の油圧シリンダ113の作動により可動ダイプレート111を図中の二点鎖線の位置まで移動させて可動金型109を固定金型103に当接させる。次いで、各タイバー115の雄ねじ部121と可動ダイプレート111に設けられた半割りのナット123を係合させて、可動ダイプレート111をタイバー115に固定する。そして、油圧シリンダ117内の可動ダイプレート111側の油室の作動油の圧力を高めて、固定金型103と可動金型109とを締め付ける。このようにして型締めを行った後に、可塑化ユニット200から金型のキャビティ内に溶融樹脂Mを射出して成形品を成形する。
なお、本実施形態及び本発明において、上流及び下流は、樹脂ペレットP(溶融樹脂M)及び強化繊維Fが、搬送される向きを基準にして定められるものである。樹脂ペレットP及び強化繊維Fは上流端に設けられる供給ホッパ207にて投入される、下流端に設けられる吐出ノズル203からりキャビティへ射出される。
可塑化ユニット200は、筒型の加熱シリンダ201と、加熱シリンダ201の下流端に設けた吐出ノズル203と、加熱シリンダ201の内部に設けられたスクリュ10と、樹脂ペレットPと強化繊維Fが供給される供給ホッパ207と、を備えている。また、可塑化ユニット200は、スクリュ10を前進又は後退させる第1電動機209と、スクリュ10を正転又は逆転をさせる第2電動機211と、を備えている。これらの各要素は制御部50の指示にしたがって必要な動作を行なう。
スクリュ10の下流側の端部(後端)と第1電動機209の間には、図示を省略するロードセルが介在しており、スクリュ10が軸方向に受ける荷重を検知することができる。電動機による可塑化ユニット200は、ロードセルで検知した荷重に基づいて、可塑化におけるスクリュ10の背圧を制御する。
第1ステージ21及び第2ステージ22ともに、相対的に、供給部23,25におけるフライト間のスクリュ溝が深く、圧縮部24,26のフライト間のスクリュ溝が上流側から下流側に向けて漸減していうように設定され、計量部27,28におけるスクリュ溝が最も浅く設定されている。
この機能を得るために、第1ステージ21の第1フライト31は、そのフライトリード(L1)が第2ステージ22の第2フライト33のフライトリード(L2)以下とすること、つまりL1≦L2が成り立つことが好ましい。なお、フライトリード(以下、単にリード)とは、前後に隣接するフライトの間隔をいう。一つの指標として、第1フライト31のリードL1は、リードL2の0.4〜1.0倍とするのが好ましく、0.5〜0.9倍とすることがより好ましい。
また、上述したL1≦L2が成り立つ好ましい形態の他、第2ステージ22の特に供給部25の一部または全部の第2フライト33は、1条フライトではなく、複数条数のフライトでもよい。この場合、第1ステージ21から吐出された溶融樹脂Mが、複数条数のフライトにより区画されたスクリュ溝にそれぞれ分割して分配されるため、各スクリュ溝内で繊維束と溶融樹脂Mがそれぞれ接触、混合されるので、繊維束への溶融樹脂Mの含浸に有効である。
可塑化ユニット200の概略の動作は以下の通りである。なお、図1を参照願いたい。
加熱シリンダ201の内部に設けられたスクリュ10が回転すると、供給ホッパ207から供給された熱可塑性樹脂からなるペレット(樹脂ペレットP)と強化繊維Fは、加熱シリンダ201の下流端の吐出ノズル203に向けて搬送される。この過程で、樹脂ペレットPは溶融樹脂Mとなる。溶融樹脂Mは強化繊維Fと混合された後に、型締ユニット100の固定金型103と可動金型109の間に形成されるキャビティへ所定量だけ射出される。なお、樹脂ペレットPの溶融に伴いスクリュ10が背圧を受けながら後退した後に、前進することで射出を行なうというスクリュ10の基本動作を伴うことは言うまでもない。また、加熱シリンダ201の外側には、樹脂ペレットPの溶融のためにヒータを設けるなど、他の構成を適用し、あるいは置換することを妨げない。
以上の要素を備える射出成形機1は、以下の手順で射出成形を行なう。
射出成形は、よく知られているように、可動金型109と固定金型103を閉じて高圧で型締めする型締工程と、樹脂ペレットPを加熱シリンダ201内で加熱、溶融して可塑化させる可塑化工程と、可塑化された溶融樹脂Mを、可動金型109と固定金型103により形成されるキャビティに射出、充填する射出工程と、キャビティに充填された溶融樹脂Mが固化するまで冷却する保持工程と、金型を開放する型開き工程と、キャビティ内で冷却固化された成形品を取り出す取り出し工程と、を備え、上述した各工程をシーケンシャルに、あるいは一部を並行させて実施して1サイクルの射出成形が完了する。
[可塑化工程]
可塑化工程では、樹脂ペレットP及び強化繊維Fを加熱シリンダ201の上流側の供給ホッパ207に対応する供給口から供給する。可塑化開始当初のスクリュ10は、加熱シリンダ201の下流に位置しており、その初期位置からスクリュ10を回転させながら後退させる(図2(a)「可塑化開始」)。スクリュ10を回転させることで、スクリュ10と加熱シリンダ201の間に供給された樹脂ペレットPは、せん断力を受けて加熱されながら徐々に溶融して、下流に向けて搬送される。なお、本発明では可塑化工程におけるスクリュ10の回転(向き)を正転とする。スクリュ10の回転に伴い、強化繊維Fは溶融樹脂Mに混錬、分散して溶融樹脂Mとともに下流に搬送される。樹脂ペレットP、強化繊維Fの供給を継続するとともに、スクリュ10を回転し続けると、溶融樹脂Mが強化繊維Fとともに加熱シリンダ201の下流側に搬送され、かつ、スクリュ10よりも下流側に溜まる。スクリュ10の下流に溜まった溶融樹脂Mの樹脂圧力とスクリュ10の後退を抑制する背圧とのバランスによってスクリュ10を後退させる。この後、1ショットに必要な量の溶融樹脂Mが計量され溜まったところで、スクリュ10の回転及び後退を停止する(図2(b)「可塑化完了」)。
この可塑化工程で、溶融樹脂Mと強化繊維Fの混合物(以下、単に混合物ということがある)が絞り部35を通過する過程で、前述したスプリングバック現象とバラス効果が生じる。以下、図3(b),(c)を参照して説明する。
第1ステージ21において、可塑化溶融された溶融樹脂M中で強化繊維Fが混練され、繊維束をある程度は分散されるが、第1ステージ21に連なる絞り部35に溶融樹脂Mとともに強化繊維Fが流入し、絞り部35を通過すると、第2ステージ22の供給部25に流入する。つまり、混合物は、絞り領域で圧縮された後に減圧領域に達する。そして、この減圧領域は、混合物に対して、膨張環境になる。
絞り部35よりも上流側では、繊維束Bはこれを構成する強化繊維Fが屈曲するなどして相互に所定の隙間を有しているが、絞り部(絞り領域)35に達すると、圧縮力を受けることにより、それぞれの強化繊維Fが潰れて繊維束Bは引き締まる。しかし、絞り部35を通過して供給部25の周囲の減圧領域に達すると、それぞれの強化繊維Fにスプリングバック現象が生じることで、繊維束Bを構成する束ねられたそれぞれの強化繊維Fの隙間が広がり、繊維束を開繊しやすい状態を作り出すことができる。なお、図3(b)は径方向におけるスプリングバック現象をモデル化して示しているが、現実には、周方向においても同様にスプリングバック現象が生じることになる。
また、強化繊維Fは溶融樹脂Mの中に浮遊しており、溶融樹脂Mに付着しているので、バラス効果による溶融樹脂Mの膨張に伴って、溶融樹脂Mの中に含まれる繊維束を構成するそれぞれの強化繊維Fが、付着している溶融樹脂Mの膨張に引っ張られて、繊維束の間の隙間が広がるので、繊維束が開繊しやすくなるとともに、この隙間の中に溶融樹脂Mが浸入して、広がった繊維間の隙間が再び結着してしまうのを防ぐとともに、溶融樹脂Mによるせん断力が繊維束の内部に存在する強化繊維Fにも伝搬しやすくなる。
つまり、図3(a)に示すように、絞り部35を通過する際に、強化繊維束に負荷されるせん断力は、溶融樹脂Mの流れによるスクリュ10の回転軸Cの方向のせん断力QHと、回転軸Cと直交する方向のせん断力QVという、互いに独立な方向のせん断力が負荷される。したがって、溶融樹脂Mの中に含まれる強化繊維F及び繊維束の方向が如何なる方向に向いていても、絞り部35を通過する際に、せん断力QHとせん断力QVのいずれかが繊維束を解くように負荷することができるので、絞り部35を通過することによる開繊の効果を顕著なものにする。
射出工程に入ると、図2(c)に示すように、スクリュ10を前進させる。そうすると、スクリュ10の先端部に備えられている図示しない逆流防止弁が閉鎖することで、スクリュ10の下流に溜まった溶融樹脂Mの圧力(樹脂圧力)が上昇し、溶融樹脂Mは吐出ノズル203からキャビティに向けて吐出される。
以後は、保持工程と、型開き工程と、取り出し工程を経て、1サイクルの射出成形が完了し、次のサイクルの型締め工程、可塑化工程が行われる。
以上説明したように、本実施形態によるスクリュ10は、絞り部35を設けることにより、開繊しやすい状態となった強化繊維Fと溶融樹脂Mの混合物を、第2ステージ22において混練することによって、繊維束の開繊を促進できるので、繊維の開繊不良や射出時の充填不良による成形不良や可塑化時の計量不良を防止できる。
例えば、以上の本実施形態では、第1ステージ21と第2ステージ22を備える2ステージ型のスクリュ10の境界に絞り部35を設けたが、強化繊維Fと溶融樹脂Mが混合状態にあって、スプリングバック現象とバラス効果が得られる限り、本発明はこれに限定されない。2ステージ型のスクリュ10について、第1ステージ21の範囲内に設けることができるし、第2ステージ22の範囲内に設けることもできる。また、例えば、第1ステージ21と第2ステージ22の境界部分に加えて、第2ステージ22の範囲内にも設けるというように、絞り部35を2か所又は3か所以上の複数か所に設けることもできる。また、絞り部35が適用されるスクリュは、2ステージ型に限るものではなく、供給部と圧縮部を一つずつ備える1ステージ型であってもよい。
また、図4(b)に示すように、絞り部を複数個所に設けられる副フライト37A,37Bによって形成した場合は、副フライト37A,37Bにおける外径を上流側から下流側に向けて滑らかにあるいは段階的に拡大させてもよい。これにはいくつかの形態が含まれている。一つ目の形態は、副フライト37A,37Bのそれぞれの外径は一定であるが、上流側(図中の右側)の副フライト37Aに比べて下流側の副フライ37Bの外径が大きいというものである。二つ目の形態は、副フライト37Aの外径が上流端から下流端に向けて大きくなり、副フライト37Bの外径が上流端から下流端に向けて大きくなるというものである。一つ目の形態と二つ目の形態を組み合せることもできる。
10 スクリュ
21 第1ステージ
22 第2ステージ
23,25 供給部
24,26 圧縮部
27,28 計量部
31 第1フライト
33 第2フライト
35 絞り部
36 主フライト
37,37A,37B 副フライト
50 制御部
100 型締ユニット
101 ベースフレーム
103 固定金型
105 固定ダイプレート
107 摺動部材
109 可動金型
111 可動ダイプレート
113 油圧シリンダ
115 タイバー
117 油圧シリンダ
119 ラム
121 雄ねじ部
123 ナット
200 可塑化ユニット
201 加熱シリンダ
203 吐出ノズル
207 供給ホッパ
209 第1電動機
211 第2電動機
C 回転軸
F 強化繊維
M 溶融樹脂
P 樹脂ペレット
Claims (7)
- 回転軸を中心にして回転が可能で、かつ、前記回転軸に沿って前進及び後退が可能なスクリュを備えるシリンダに、固体状の樹脂原料と強化繊維を供給し、前記スクリュを正転させることにより、前記強化繊維と溶融樹脂の混合物を生成する可塑化工程と、
前記混合物を、金型のキャビティに向けて射出する射出工程と、を備え、
前記スクリュは、
上流側に設けられ、第1フライトを有する第1ステージと、
前記第1ステージに連なって下流側に設けられ、第2フライトを有する第2ステージとを有し、
前記第1フライトのフライトリードL1は、前記第2フライトのフライトリードL2の0.4〜0.9倍であり、
かつ、前記スクリュは、
固体状の樹脂原料を可塑化溶融して前記溶融樹脂と前記強化繊維の混合物を生成し、前記第1ステージに属する溶融部と、
生成された前記混合物が通過する少なくとも一部の領域に設けられ、当該一部の領域よりも上流側の前記スクリュの軸径よりも外径が拡大された、前記第1ステージと前記第2ステージの間に設けられる絞り部と、
下流側において前記絞り部に連なり、前記絞り部の外径よりも前記軸径が縮小され、前記第2ステージに属する減圧部と、
前記減圧部の下流端に連なり、前記混合物を混練する、前記第2ステージに属する混練部と、を備え、
前記可塑化工程において、
前記混合物に対し、
前記シリンダの内部であって、前記絞り部の周囲に設けられる絞り領域において、前記絞り領域よりも上流側に比べて強い圧縮力を与え、
次いで、前記絞り領域を通過した下流側であって、かつ、前記シリンダの内部であって、前記減圧部の周囲に設けられる減圧領域において、減圧させ、
減圧後に前記スクリュの前記回転により前記混合物に対し前記混練部において混練を加える、
ことを特徴とする射出成形方法。 - 前記可塑化工程において、
前記樹脂原料と前記強化繊維は、前記絞り領域よりも、上流側において供給され、
前記絞り領域に達するまでの間に、前記混合物が生成される、
請求項1に記載の射出成形方法。 - 前記外径D2に対する前記軸径D3の比(軸径D3/外径D2)が、0.5〜0.95である、
請求項2に記載の射出成形方法。 - 前記絞り部よりも上流側の前記スクリュの軸径D1よりも、前記減圧部における前記軸径D3が小さい、
請求項3に記載の射出成形方法。 - 溶融樹脂と強化繊維の混合物を射出成形して繊維強化樹脂を得るのに用いられる射出成形機のスクリュであって、
上流側に設けられ、第1フライトを有する第1ステージと、
前記第1ステージに連なって下流側に設けられ、第2フライトを有する第2ステージとを有し、
前記第1フライトのフライトリードL1は、前記第2フライトのフライトリードL2の0.4〜0.9倍であり、
かつ、前記スクリュは、
固体状の樹脂原料を可塑化溶融して前記溶融樹脂と前記強化繊維の混合物を生成し、前記第1ステージに属する溶融部と、
生成された前記混合物が通過する少なくとも一部の領域に設けられ、当該一部の領域よりも上流側の前記スクリュの軸径よりも外径が拡大された、前記第1ステージと前記第2ステージの間に設けられる絞り部と、
下流側において前記絞り部に連なり、前記絞り部の外径よりも前記軸径が縮小され、前記第2ステージに属する減圧部と、
前記減圧部の下流端に連なり、前記混合物を混練する、前記第2ステージに属する混練部と、を備えることを特徴とするスクリュ。 - 前記絞り部は、
前記スクリュの軸径よりも外径が全周に亘って拡大されたリング状の形態をなす、請求項5に記載のスクリュ。 - 吐出ノズルが設けられたシリンダと、
前記シリンダの内部に、回転軸を中心にして回転が可能で、かつ、前記回転軸に沿って前進及び後退が可能に設けられたスクリュと、を備え、繊維強化樹脂を射出成形する射出成形機であって、
前記スクリュは、
上流側に設けられ、第1フライトを有する第1ステージと、
前記第1ステージに連なって下流側に設けられ、第2フライトを有する第2ステージとを有し、
前記第1フライトのフライトリードL1は、前記第2フライトのフライトリードL2の0.4〜0.9倍であり、
かつ、前記スクリュは、
固体状の樹脂原料を可塑化溶融して溶融樹脂と強化繊維の混合物を生成し、前記第1ステージに属する溶融部と、
生成された前記混合物が通過する少なくとも一部の領域に設けられ、当該一部の領域よりも上流側の前記スクリュの軸径よりも外径が拡大された、前記第1ステージと前記第2ステージの間に設けられる絞り部と、
下流側において前記絞り部に連なり、前記絞り部の外径よりも軸径が縮小された、前記第2ステージに属する減圧部と、
前記減圧部の下流端に連なり、前記混合物を混練する、前記第2ステージに属する混練部と、を備える、
ことを特徴とする射出成形機。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2015/000167 WO2016113777A1 (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | 射出成形方法、射出成形機のスクリュ及び射出成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5932159B1 true JP5932159B1 (ja) | 2016-06-08 |
JPWO2016113777A1 JPWO2016113777A1 (ja) | 2017-04-27 |
Family
ID=56102991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015536700A Active JP5932159B1 (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | 射出成形方法、射出成形機のスクリュ及び射出成形機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20180022003A1 (ja) |
JP (1) | JP5932159B1 (ja) |
CN (1) | CN107107424B (ja) |
WO (1) | WO2016113777A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114083793A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-02-25 | 深圳市创想三维科技股份有限公司 | 挤出机构及3d打印机 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3098052B1 (en) * | 2014-06-09 | 2018-04-04 | U-MHI PLATECH Co., Ltd. | Injection molding machines and injection molding method |
JP6762679B2 (ja) * | 2018-08-27 | 2020-09-30 | 株式会社日本製鋼所 | 発泡成形用の射出成形機のスクリュおよび射出成形機 |
DE102020111510A1 (de) | 2020-04-28 | 2021-10-28 | Kraussmaffei Technologies Gmbh | Plastifiziereinheit |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415961A (en) * | 1977-05-17 | 1979-02-06 | Continental Group | Injection mold screw treating heat sensitive polymer material |
JPS62147516U (ja) * | 1986-03-11 | 1987-09-18 | ||
JPS6360618U (ja) * | 1986-10-09 | 1988-04-22 | ||
JPH03129433U (ja) * | 1990-04-12 | 1991-12-26 | ||
JPH081738A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 樹脂成形用スクリュー |
JPH08197597A (ja) * | 1995-01-31 | 1996-08-06 | Japan Steel Works Ltd:The | 可塑化装置のスクリュー及び可塑化方法 |
WO2012056505A1 (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-03 | 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 | 射出成形用可塑化スクリュ及びこれを用いた射出成形方法 |
WO2014170932A1 (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-23 | 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 | 射出成形装置、及び、射出成形方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3632254A (en) * | 1970-01-14 | 1972-01-04 | Dart Ind Inc | Apparatus for producing fiber reinforced plastics |
DE3702348A1 (de) * | 1987-01-27 | 1988-08-04 | Pluss Stauffer Ag | Direktverarbeitung von polymer mit pulverfoermigen additiven in spritzgiessmaschinen |
JP3755293B2 (ja) * | 1997-05-22 | 2006-03-15 | 日立金属株式会社 | 繊維強化熱可塑性樹脂の可塑化装置用スクリュおよび可塑化装置 |
US20030016585A1 (en) * | 1998-05-06 | 2003-01-23 | Leveque Alain Yves | Low compression screw |
-
2015
- 2015-01-16 JP JP2015536700A patent/JP5932159B1/ja active Active
- 2015-01-16 CN CN201580068722.3A patent/CN107107424B/zh active Active
- 2015-01-16 US US15/543,783 patent/US20180022003A1/en not_active Abandoned
- 2015-01-16 WO PCT/JP2015/000167 patent/WO2016113777A1/ja active Application Filing
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415961A (en) * | 1977-05-17 | 1979-02-06 | Continental Group | Injection mold screw treating heat sensitive polymer material |
JPS62147516U (ja) * | 1986-03-11 | 1987-09-18 | ||
JPS6360618U (ja) * | 1986-10-09 | 1988-04-22 | ||
JPH03129433U (ja) * | 1990-04-12 | 1991-12-26 | ||
JPH081738A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 樹脂成形用スクリュー |
JPH08197597A (ja) * | 1995-01-31 | 1996-08-06 | Japan Steel Works Ltd:The | 可塑化装置のスクリュー及び可塑化方法 |
WO2012056505A1 (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-03 | 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 | 射出成形用可塑化スクリュ及びこれを用いた射出成形方法 |
WO2014170932A1 (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-23 | 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 | 射出成形装置、及び、射出成形方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114083793A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-02-25 | 深圳市创想三维科技股份有限公司 | 挤出机构及3d打印机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016113777A1 (ja) | 2016-07-21 |
CN107107424B (zh) | 2019-10-18 |
US20180022003A1 (en) | 2018-01-25 |
JPWO2016113777A1 (ja) | 2017-04-27 |
CN107107424A (zh) | 2017-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6130533B2 (ja) | 射出成形装置、及び、射出成形方法 | |
JP5889493B1 (ja) | 射出成形機及び射出成形方法 | |
JP6126719B2 (ja) | 射出成形方法、及び、強化繊維の開繊方法 | |
WO2014155409A1 (ja) | 射出成形方法、及び、射出成形装置 | |
JP5940741B1 (ja) | 射出成形方法、射出成形機、及び、強化繊維の開繊方法 | |
JP5932159B1 (ja) | 射出成形方法、射出成形機のスクリュ及び射出成形機 | |
JP5894349B1 (ja) | 射出成形方法、スクリュ、及び、射出成形機 | |
JP5901858B1 (ja) | 射出成形機、及び、射出成形方法 | |
JP6933951B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂の混練方法および可塑化装置 | |
JP5913075B2 (ja) | 可塑化装置、射出成形装置および射出成形方法 | |
WO2019065786A1 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂の混練方法、可塑化装置及び押出機 | |
JPH0948049A (ja) | 長繊維強化熱可塑性樹脂の射出成形方法及び射出成形装置 | |
JP6855137B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂成形品の成形方法および成形装置 | |
JP6869622B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂用の押出機 | |
JP6522456B2 (ja) | 複合材料成形品の成形方法および装置 | |
JPH08207098A (ja) | ガラス長繊維入り樹脂材料の成形方法及び装置 | |
JP2014184702A (ja) | 射出成形方法、及び、射出成形装置 | |
JP2020032633A (ja) | 強化樹脂成形体の製造装置及び製造方法 | |
JP2017105044A (ja) | 射出装置、射出成形機及び射出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5932159 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |