JP5931365B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、直視した場合でも眩しさを可及的抑制することのできる照明装置に関する。
従来、所定の対象物を明るく照らすために、さまざまな照明装置が使用されている。
中でも、光源として高輝度のLED素子を複数個アレイ状に集合させてパッケージングしてなるハイパワーLEDを用いた照明装置は、従来のフィラメント型や蛍光型の光源に比して、少ない電力で大きな光量を得ることができるため、その利用範囲が年々増加してきている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−004519号公報
しかしながら、ハイパワーLEDの如く指向性の高い光を出射する光源を備えた従来の照明装置は、光源方向に視線を向けた際に、極めて強い眩しさを感じてしまうという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、光源方向に視線を向けた場合であっても、眩しさを可及的抑制することのできる照明装置を提供する。
上記従来の課題を解決するために、請求項1に記載の照明装置では、鏡面の所定位置に配置され、前記鏡面の垂線方向へ指向性の高い光を出射する点光源と、前記点光源の正面位置に配置され前記点光源から出射された光を前記鏡面に向けて反射する反射部と、同反射部により反射され前記鏡面にて再反射された光の少なくとも一部を透過させる透過制御部とを有する前記点光源から出射される光の光軸方向に交叉して配置したシート体と、同シート体を透過する光の出射方向前面に配置されたカバー板と、を備えた照明装置であって、前記反射部は、前記点光源が出射する直接光が照射される前記シート体上の直接光領域よりも広く形成し、前記透過制御部は、前記鏡面にて再反射された光を再び鏡面へ向けて反射する反射領域と、前記鏡面にて反射された光を透過する透過領域とを有し、同透過領域の縁部には、前記シート体の厚み方向内側面側略半部に前記鏡面部に対向する鏡面された内面側テーパー部を前記縁部の全周に亘って形成すると共に、前記シート体の厚み方向外側面側略半部に前記カバー板に対向する外面側テーパー部を前記縁部の全周に亘って形成した。
また、請求項に記載の照明装置では、請求項に記載の照明装置において、前記透過領域を前記光が透過する円形状の透孔とし、同透孔を前記点光源を中心とする放射状に配置すると共に、前記反射領域を、前記透孔以外の領域としたことに特徴を有する。
また、請求項に記載の照明装置では、請求項に記載の照明装置において、前記反射領域と前記透過領域とを前記点光源を中心とする同心円状に配置したことに特徴を有する。
請求項1に係る本発明では、鏡面の所定位置に配置され、前記鏡面の垂線方向へ指向性の高い光を出射する点光源と、前記点光源の正面位置に配置され前記点光源から出射された光を前記鏡面に向けて反射する反射部と、同反射部により反射され前記鏡面にて再反射された光の少なくとも一部を透過させる透過制御部とを有する前記点光源から出射される光の光軸方向に交叉して配置したシート体と、同シート体を透過する光の出射方向前面に配置されたカバー板と、を備えた照明装置であって、前記反射部は、前記点光源が出射する直接光が照射される前記シート体上の直接光領域よりも広く形成し、前記透過制御部は、前記鏡面にて再反射された光を再び鏡面へ向けて反射する反射領域と、前記鏡面にて反射された光を透過する透過領域とを有し、同透過領域の縁部には、前記シート体の厚み方向内側面側略半部に前記鏡面部に対向する鏡面された内面側テーパー部を前記縁部の全周に亘って形成すると共に、前記シート体の厚み方向外側面側略半部に前記カバー板に対向する外面側テーパー部を前記縁部の全周に亘って形成したため、光源方向に視線を向けた場合であっても、眩しさを可及的抑制することのできる照明装置を提供することができる。
また、前記透過制御部は、前記鏡面にて再反射された光を再び鏡面へ向けて反射する反射領域と、前記鏡面にて反射された光を透過する透過領域とを有することとしたため、照明装置より出射される光は、少なくとも一度は反射部にて反射された光となり、可及的均等な光を対象物に照射することができる
また、請求項に係る本発明では、前記透過領域を前記光が透過する円形状の透孔とし、同透孔を前記点光源を中心とする放射状に配置すると共に、前記反射領域を、前記透孔以外の領域としたため、複数回の反射で減衰されたやわらかな光を対象物に均一に照射することができ、しかも、照明装置の光の出射面に優れた意匠性を付与することができる。
また、請求項に係る本発明では、前記反射領域と前記透過領域とを前記点光源を中心とする同心円状に配置したため、複数回の反射で減衰されたやわらかな光を対象物に均一に照射することができ、しかも、照明装置の光の出射面に優れた意匠性を付与することができる。
本実施形態に係る照明装置の外観を示した説明図である。 本実施形態に係る照明装置の構成を示した分解斜視図である。 シート体の構成を示した説明図である。 照明部での光の挙動を示した説明図である。 変形例に係るシート体の構成を示した説明図である。 変形例に係るシート体が配置された照明部での光の挙動を示した説明図である。 変形例に係るシート体の構成を示した説明図である。 他の実施形態に係る照明装置の構成を示した説明図である。 他の実施形態に係る照明装置の構成を示した説明図である。
本発明は、鏡面の所定位置に配置され、前記鏡面の垂線方向へ指向性の高い光を出射する点光源と、前記点光源から出射される光の光軸方向に交叉して配置され、前記点光源から出射された光を前記鏡面に向けて反射する反射部と、同反射部により反射され前記鏡面にて再反射された光の少なくとも一部を透過させる透過制御部とを有するシート体と、を備えた照明装置であって、前記反射部は、前記点光源の正面位置に配置されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
ここで点光源は、比較的指向性の高い光を出射する光源であれば特に限定されるものではなく、例えばLED、より好ましくは高輝度のハイパワーLEDを用いることができる。高輝度のハイパワーLEDは、例えば、指向特性が100〜130度程度で、2500〜5000ルーメン程度の光束を出射するものを用いることができる。
特に、点光源を高輝度のハイパワーLEDとした場合には、発光時における発熱量が多くなるため、放熱機構を取り付けるのが好ましい。このような構成とすることにより、ハイパワーLEDの寿命をより長くすることができる。
また、点光源は鏡面の所定位置に配置される。すなわち、点光源は鏡面の所定位置に穿設した穴等から露出させて配置し、点光源の周辺は鏡面で囲まれるように構成している。
なお、点光源が配置される鏡面の所定位置は、特に限定されるものではない。例えば、点光源を1つだけ使用する場合には、所定形状の鏡面の略中心部に配置しても良い。また、点光源を2つ以上使用する場合には、各点光源間が均等となるような位置に配置しても良い。
また、点光源は、点光源から出射される光の指向方向が、鏡面の垂線方向となるように配置される。
ただし、ここで用いられる点光源は、出射された光が点光源を頂点とする比較的狭隘な円錐状の領域に広がるものを意図しているため、必ずしも全ての光が鏡面の垂線方向と平行に出射される必要はない。すなわち、本明細書における点光源は、例えばレーザ光の如く極めて直線性が高く、ほぼ垂線方向のみに出射されてしまう光を出射する光源を意図するものではない。
また、シート体は、反射部と、透過制御部とを備え、前記点光源から出射される光の光軸方向に交叉して配置している。
このシート体は、点光源から所定距離だけ離隔して配置され、点光源から出射された光のうち散乱光以外の光(以下、直接光ともいう。)を鏡面へ向けて反射できる位置に配置されていれば良いが、好ましくは、点光源から出射される光の光軸方向及び/又は鏡面の垂線方向とシート体の垂線方向とが平行となるように配置されるのが好ましい。
シート体の素材は、熱によって収縮や変形を来すものでなければ特に限定されるものではない。
また、本実施形態に係る照明装置では、シート体に設けられた反射部は、点光源の正面位置に配置することとしている。
このような構成とすることにより、点光源からの直接光を、効率良く鏡面へ向けて反射させることができ、照明装置の使用者が光源方向に視線を向けた場合であっても、強烈な眩しさを感じてしまうことを防止することができる。
また、点光源と対向する反射部の一側面には、所定の波長を選択して反射する波長選択性反射材を配置しても良い。このような構成とすることにより、点光源から出射された光のうち、所定の波長の光(所定の色の光)で対象物を照明することができる。
また、透過制御部は、反射部により反射され前記鏡面にて再反射された光の少なくとも一部を透過させる部位である。換言すれば、点光源から出射された光のうち、直接光以外の光を透過させる部位とも言える。
この透過制御部は、鏡面にて再反射された光を再び鏡面へ向けて反射する反射領域と、前記鏡面にて反射された光を透過する透過領域とを備えるように構成しても良い。付言すれば、透過制御部は、反射領域を設けることなく、鏡面にて反射された光を全て照明対象物に照射させても良く、また、鏡面にて反射された光の一部を照明対象物に照射させると共に、残部を再度反射領域で反射させた後に照明対象物に照射させるよう構成しても良い。
透過領域は、シート体に穿孔することで形成しても良く、また、点光源から出射される波長の光を透過可能な透明の樹脂等により形成しても良い。このように、透明な樹脂等の存在の有無に拘わらず、点光源から出射される光を透過させる孔状の部位を総称して透孔という。
透孔の形状は特に限定されるものではなく、例えば、円形や矩形、三角形、星形など平面視において所望の形状としても良い。透孔は点光源からの光の反射光が照明装置から出射される部位であるため、この透孔の平面視における形状を所望の形状とすることにより意匠性を向上させることができる。
また、透孔は透過制御部において所望の位置に適宜配置することが可能であるが、例えば、点光源から出射される光の光軸とシート体とが交わる点(以下、光軸交点とも言う。)を中心に反射部を除いて放射状に配置しても良い。
このような構成とすることにより、反射部にて反射された光を一部ずつ順次透孔より出射させることができるため、より均一な光を対象物に照射することができる。
また、透孔を放射状に設けた場合には、光軸に近い透孔から光軸に遠い透孔へ順次透孔の面積を大きくするよう構成しても良い。
このような構成とすることにより、光源から離れた位置の透孔からでも、多くの光を対象物に向けて出射させることができる。
また、透過制御部の反射領域と透過領域とは光軸交点を中心とする同心円状に配置しても良い。すなわち、所定半径で所定幅としたドーナツ状の反射領域と、同反射領域とは異なる半径で所定幅としたドーナツ状の透過領域とを交互に配置するよう構成しても良い。
このような構成とすることによっても、反射部にて反射された光を一部ずつ順次透過領域より出射させることができるため、より均一な光を対象物に照射することができる。
また、ドーナツ状の反射領域の幅は、光軸交点から遠ざかるにつれ、順次細幅に構成しても良い。このような構成とすることで、光軸交点から遠い位置であっても、反射量を減少させて透過量を増加させることができ、光量を点光源からの距離に拘わらず可及的均一とすることができる。
また、ドーナツ状の透過領域の幅は、光軸交点から遠ざかるにつれ、順次太幅に構成しても良い。この場合も同様に、光軸交点から遠い位置であっても、透過量を増加させることができ、光量を点光源からの距離に拘わらず可及的均一とすることができる。
なお、上記構成の組合せ、すなわち、ドーナツ状の反射領域の幅は、光軸交点から遠ざかるにつれ、順次細幅に構成し、ドーナツ状の透過領域の幅は、光軸交点から遠ざかるにつれ、順次太幅に構成しても良く、この場合、出射される光量をより均一とすることができる。
以下、本実施形態に係る照明装置Aについて、図面を参照しながら更に具体的に説明する。図1は本実施形態に係る照明装置の外観を示した説明図であり、図2は照明装置の構成を示した分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る照明装置Aは、劇場やコンサート等のステージ上で光を照射するために用いられるものであり、ステージ上の人物やセット等の照明対象物へ向けて光を照射する外観略円柱状の装置本体1と、同装置本体1を天井に吊り下げて配設するための吊り金具2とで構成している。
この吊り金具2は、天井に取付固定される取付座部3と、同取付座部3に水平回動軸4を介して当該水平回動軸4の軸線廻りに回転自在に取り付けられた門型フレーム5とで構成しており、門型フレーム5の左右両下端部は、垂直揺動軸7を備えた垂直揺動部6を介して装置本体1の左右両側にそれぞれ揺動自在に連結されている。
したがって、この吊り金具2により装置本体1は、水平回動軸4により左右方向へ、また、門型フレーム5の両端に設けた垂直揺動部6の垂直揺動軸7により上下方向へ首振り可能としている。
装置本体1は、図2に示すように、照明対象物に対して照射する光を出射する照明部10と、照明部10に電力を供給する電源部11と、照明部10や電源部11にて発せられた熱を放熱する放熱体12とで構成している。
照明部10は、光源部13を備えた光源ステー14と、光源部13の光出射方向前面に配置されたシート体15と、シート体15の更に前面に配置されたカバー板16と、前記シート体15及びカバー板16を一体的に光源ステー14に取り付けるためのリング体17とで構成している。
光源ステー14は、外観略円柱状の形状を有しており、その円形状平面を有する端面の略中央部に光を出射する点光源としての光源部13が備えられている。
また、光源部13が備えられた円形状平面の縁部には壁部18が形成されており、同壁部18の外周面には雄ネジ溝19が形成されている。
光源部13は、高輝度のLED素子を複数個アレイ状に集合させてパッケージングしてなるハイパワーLEDとしており、電源部11より電力が供給されることにより、指向性の高い光が前記円形状平面の垂線方向を光軸として出射されるよう配置している。
また、円形状平面上の光源部13が配置された周辺部は、光を効率良く反射する鏡面部20としている。
シート体15は、図3に示すように、正面視において略中央部に設けられ、図中において破線で囲まれる透孔23が形成されていない反射部21と、同反射部21の外側の長破線間で挟まれたドーナツ状の領域であり、複数の透孔23が設けられている透過制御部22とで構成している。なお、図3は、光源部13側から見たシート体15を示しており、網掛けにて示す部位は鏡面加工が施されていることを示している。
反射部21は、光源部13より出射された光を光源ステー14の鏡面部20に向けて反射する部位であり、光源部13の正面位置に配置されている。反射部21の光源部13に対向する面は、全面に亘って鏡面加工が施されている。また、反射部21の大きさは、光源部13より出射された光(直接光)がシート体15に当たる領域よりも広く形成している。
透過制御部22は、反射部21により反射され鏡面部20にて再反射された光の少なくとも一部を透過させる部位であり、鏡面部20にて再反射された光を再び鏡面部20へ向けて反射する反射領域24と、鏡面部20にて反射された光を透過する透過領域25とで構成している。なお、本実施形態においてシート体15の透過領域25は、シート体15に穴を穿設することで形成した透孔23により実現されているが、これに限定されるものではなく、光が透過可能な透明の樹脂等によって形成されていても良い。
図2の説明に戻り、カバー板16は、シート体15の透過領域25を透過した光を透過可能な透明樹脂にて形成された円板状の部材であり、使用者がシート体15に直接触れぬようシート体15を保護する役割を有している。
リング体17は、略円筒状の形状を有する部材である。リング体17の内周面には、光源ステー14の雄ネジ溝19に螺合する雌ネジ溝26が形成されており、リング体17内にカバー板16及びシート体15を重ねて収容し、リング体17を光源ステー14に螺合させることにより、照明部10が一体的に形成される。
電源部11は照明部10に電力を供給する部位であり、図示しない電源ケーブル等によって、光源部13に接続されている。また、電源部11の内部には、光源部13を駆動する駆動回路等が収容されており、同電源部11に備えられたスイッチ(図示せず)をON動作することにより、光源部13が点灯するよう構成している。なお、装置本体1は、電源部11に内蔵されたバッテリーにより駆動するよう構成しても良く、また、外部電源(例えば、AC100V)を電源部11内に設けた降圧回路にて電圧変換して駆動するよう構成しても良い。
放熱体12は、光源部13の発光時に生じる熱や、電源部11にて発生する熱を逃がすための部材であり、複数の放熱フィン27が設けられている。
また、放熱体12の左右両側面部には、門型フレーム5を取り付けるための垂直揺動台座28が形成されており、前述の垂直揺動軸7を介して装置本体1が垂直方向に首振り可能に構成している。すなわち、垂直揺動部6は、門型フレーム5の左右両下端部と、垂直揺動軸7と、垂直揺動台座28とにより構成される。
このような構成を備える装置本体1において、電源部11に備えられたスイッチをON動作して光源部13を点灯すると、図4に示すように、光源部13より出射された光は、まず、シート体15の反射部21に至る。
ここで、光源部13より出射された光は高い指向性を有するため、ほぼ全ての光(直接光)は、光源部13の直正面に対向する反射部21上の所定の領域に至ることとなる。なお、以下の説明において、直接光が当たる反射部21上の領域を直接光領域Sという。
反射部21は、前述したように直接光領域Sよりも広く形成されているため、直接光のほぼ全ては反射部21によって反射され、鏡面部20へ向かうこととなる。換言すれば、直接光は、照明部10より出射されず、例えば使用者が光源部13の方向を直視したとしても、直接光が視認されることはない。これにより、使用者が強烈な眩しさを感じてしまうことを防止することができる。
また、鏡面部20に到達した光はそれぞれの反射角で再び反射されシート体15へ向かうこととなるが、図4中において光源部13よりも左側に一点鎖線で示した光のように、透過領域25に至った光は、そのまま照明部10より出射され、対象物を照射することとなる。
また、図4中において光源部13よりも右側に一点鎖線で示した光のように、シート体15の反射領域24に至った光は、再度鏡面部20へ向けて反射されることとなる。このような光もまた、シート体15と鏡面部20との間で複数回反射が繰り返されることにより、いずれ透過領域25に到達し照明部10より出射されることとなる。
このように、本実施形態に係る照明装置Aでは、上述の構成としているため、光源部13より出射された直接光は、反射部21により遮られることとなるため、光源方向に視線を向けた場合であっても、眩しさを可及的抑制することができる。
しかも、光源部13から出射された光は、一度反射部21にて反射された後に出射されることとなり、照明部10より出射される光をやわらかな光とすることができて、眩しさを可及的抑制することが可能となる。
次に、シート体を変形した例について、以下第1変形例として図5及び図6を参照しながら説明する。なお、以下の説明において前述の構成と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本第1変形例に係るシート体30は、図5に示すように、前述のシート体15と略同様の構成としているが、透過領域25としての透孔23を、反射部21を除く部位に光軸交点Pを中心として放射状に配置している点で構造を異にしている。
また、図6に示すように、光軸交点Pから半径方向外方へ離れるに従い、透孔23の孔径がそれぞれd<e<f<g<hの様に順次大きくなっている点や、透孔23の縁部にテーパーを形成している点にも特徴を有している。なお、図5は、光源部13側から見たシート体30を示しており、網掛けにて示す部位は鏡面加工が施されていることを示している。
このような構成とすることにより、図6(a)に示すように、反射部21にて反射された光を一部ずつ順次透孔23より出射させることができるため、より均一な光を対象物に照射することができる。
また、光軸交点Pに近い透孔23から遠い透孔23へ順次透孔23の面積を大きくするよう構成しているため、光源部13から離れた位置の透孔23からでも、多くの光を対象物に向けて出射させることができる。
また、図6(b)に示すように、透孔23の縁部に、鏡面部20に対向する内面側テーパー部31と、カバー板16に対向する外面側テーパー部32とが形成されており、内面側テーパー部31には鏡面加工が施されている。
したがって、光Lの如く鏡面部20にて反射された光が内面側テーパー部31に至ると、反射領域24の平面部33に至った同じ角度の光L’とは異なる角度で鏡面部20へ向けて反射されることとなり、より複雑な乱反射を生起して、透孔23より出射される光をよりやわらかな光とすることができる。換言すれば、複数回の反射で減衰されたやわらかな光を対象物に均一に照射することができる。
また、透孔23の縁部には外面側テーパー部32が設けられているため、外面側テーパー部32を設けない場合に比して透孔23に至った光Mを透孔23の縁部で阻害することなく透過させることができ、より効率良く光を出射させることができる。
また、照明装置Aの光の出射面に優れた意匠性を付与することができる。
次に、シート体を変形した更なる例について、以下第2変形例及び第3変形例として図7を参照しながら説明する。
図7(a)に示すシート体40は、光源部13の直前面に配設される反射部21を備えると共に、透過制御部22において、反射領域24と透過領域25とを光軸交点Pを中心とする同心円状に配置した点に特徴を有している。
また、透過領域25の幅は、光軸交点Pから遠ざかるにつれ、順次太幅に構成している。このような構成とすることにより、前述のシート体30と略同様、複数回の反射で減衰されたやわらかな光を対象物に均一に照射することができ、しかも、光軸交点Pから遠い位置であっても、透過量を増加させることができ、光源部13からの距離に拘わらず光量を可及的均一とすることができる。また、照明装置の光の出射面に優れた意匠性を付与することができる。
図7(b)に示すシート体50は、光源部13の直前面に配設される反射部21を備えると共に、透過制御部22は透過領域25のみで構成した点に特徴を有している。
このような構成によれば、光源部13からの直接光が照明部10より出射されることがないため、光源方向に視線を向けた場合であっても、眩しさを可及的抑制することができる。
次に、他の実施形態に係る照明装置Bについて、図8を参照しながら説明する。図8は、他の実施形態に係る照明装置Bを斜め下方より見た状態を示す説明図である。
照明装置Bは、前述の照明装置Aと略同様の構成としているが、天井より吊り下げて、床面方向を照明するのに用いられるダウンライトとしている点で構造を異にしている。
すなわち、照明装置Bは、床面に対向した状態で配設された照明部10と、照明部10に供給する電力の電圧変換を行う図示しない電源部と、同電源部の周囲を囲繞する放熱体12とを備えた截頭円錐形状としており、截頭部61から上方へ伸延する電源ケーブル60により電力が供給されるよう構成している。
このような構成を備える照明装置Bによっても、例えば、使用者が見上げることによって光源方向に視線を向けた場合であっても、眩しさを可及的抑制することができる。
次に、更なる他の実施形態に係る照明装置Cについて、図9を参照しながら説明する。図9(a)は照明装置Cを斜め下方より見た状態を示す説明図であり、図9(b)は照明装置Cの分解斜視図である。
図9(a)に示す照明装置Cは、天井面に設置して床面方向を照明するために用いられるものであり、その照明部70に備えられたシート体71には、図5に示した透過領域25が放射状に配置された調光パターン72が4つ形成されており、それぞれの調光パターン72から光が出射されるよう構成している。
具体的には、照明装置Cは、所定間隔を隔てて配置された4つの光源部13を備える光源ステー74と、4つの調光パターン72が形成されたシート体71と、同シート体71を保護するためのカバー板73とで構成されており、シート体71と、カバー板73とは、光源ステー74に備えられた矩形状の外枠体75に取り付けられるよう構成している。
また、シート体71の各調光パターン72における反射部21は、光源ステー74に備えられた各光源部13の直正面に対向するよう配置されており、それぞれの調光パターン72において、前述の図5に示したシート体と同様の効果が得られるようにしている。
このような構成を備える照明装置Cによれば、例えば寝室や病室などの部屋において、仰向けの状態で横臥する人がいた場合であっても、この人が眩しいと感じてしまうことを可及的抑制しながら、部屋を照明することができる。
上述してきたように、本実施形態に係る照明装置によれば、鏡面(例えば、鏡面部20)の所定位置に配置され、前記鏡面の垂線方向へ指向性の高い光を出射する点光源(例えば、光源部13)と、前記点光源から出射される光の光軸方向に交叉して配置され、前記点光源から出射された光を前記鏡面に向けて反射する反射部(例えば、反射部21)と、同反射部により反射され前記鏡面にて再反射された光の少なくとも一部を透過させる透過制御部(例えば、透過制御部22)とを有するシート体(例えば、シート体15)と、を備えた照明装置であって、前記反射部は、前記点光源の正面位置に配置されていることとしたため、光源方向に視線を向けた場合であっても、眩しさを可及的抑制することのできる照明装置とすることができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、内面側テーパー部31や外面側テーパー部32は、シート体30を代表例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、シート体15,40,50,71等に適用しても良い。
10 照明部
11 電源部
13 光源部
14 光源ステー
15 シート体
16 カバー板
20 鏡面部
21 反射部
22 透過制御部
23 透孔
24 反射領域
25 透過領域
30 シート体
40 シート体
50 シート体
70 照明部
71 シート体
72 調光パターン
A 照明装置
B 照明装置
C 照明装置
P 光軸交点

Claims (3)

  1. 鏡面の所定位置に配置され、前記鏡面の垂線方向へ指向性の高い光を出射する点光源と、
    前記点光源の正面位置に配置され前記点光源から出射された光を前記鏡面に向けて反射する反射部と、同反射部により反射され前記鏡面にて再反射された光の少なくとも一部を透過させる透過制御部とを有する前記点光源から出射される光の光軸方向に交叉して配置したシート体と、
    同シート体を透過する光の出射方向前面に配置されたカバー板と、を備えた照明装置であって、
    前記反射部は、前記点光源が出射する直接光が照射される前記シート体上の直接光領域よりも広く形成し、
    前記透過制御部は、前記鏡面にて再反射された光を再び鏡面へ向けて反射する反射領域と、前記鏡面にて反射された光を透過する透過領域とを有し、
    同透過領域の縁部には、前記シート体の厚み方向内側面側略半部に前記鏡面部に対向する鏡面された内面側テーパー部を前記縁部の全周に亘って形成すると共に、前記シート体の厚み方向外側面側略半部に前記カバー板に対向する外面側テーパー部を前記縁部の全周に亘って形成したことを特徴とする照明装置。
  2. 前記透過領域を前記光が透過する円形状の透孔とし、同透孔を前記点光源を中心とする放射状に配置すると共に、前記反射領域を、前記透孔以外の領域としたことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  3. 前記反射領域と前記透過領域とを前記点光源を中心とする同心円状に配置したことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
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