JP5931026B2 - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5931026B2
JP5931026B2 JP2013173769A JP2013173769A JP5931026B2 JP 5931026 B2 JP5931026 B2 JP 5931026B2 JP 2013173769 A JP2013173769 A JP 2013173769A JP 2013173769 A JP2013173769 A JP 2013173769A JP 5931026 B2 JP5931026 B2 JP 5931026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
moisture
water
peripheral wall
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013173769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015039693A (ja
Inventor
泰史 松平
泰史 松平
良作 松尾
良作 松尾
好夫 横井
好夫 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoho Machine Works Ltd
Original Assignee
Kyoho Machine Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoho Machine Works Ltd filed Critical Kyoho Machine Works Ltd
Priority to JP2013173769A priority Critical patent/JP5931026B2/ja
Publication of JP2015039693A publication Critical patent/JP2015039693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5931026B2 publication Critical patent/JP5931026B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

本発明は、混合液中から油分と水分とを分離する油水分離装置に関する。
金属切削等の加工を行う生産工場においては、製品を加工する際に用いられる加工液(冷却液)、加工後の製品を洗浄するために用いられる洗浄液等を回収している。この加工液、洗浄液等は、油分と水分、さらに塵が混ざり合った混合液となっており、油分と水分とを分離するために油水分離装置が用いられている。
油水分離装置としては、大きく分けると3種類の方式のものが存在する。一つは、静置分離方式と呼ばれるもので、処理液(混合液)を油水分離タンク内に流入させて、一定時間静置し、油分と水分の比重差によってこれらを分離する方式である。他の一つは、遠心分離方式と呼ばれるもので、処理液を高速回転体中に流入させ、処理液に遠心力を作用させて、油分と水分に重量分離する方式である。さらに他の一つは、吸着分離方式と呼ばれるもので、処理液中の浮遊油(油分)を、特殊加工されたエレメントを通過させ、粗粒化して水分から分離する方式である。
例えば、特許文献1のクーラント清浄装置は、切り屑などを含有するクーラントを貯液する円形クーラントタンクと、円形クーラントタンク内のクーラントをかき回して渦流を発生させる渦流発生手段と、円形クーラントタンクの底部中央に沈澱する切り屑などをクーラントとともに吸引するクーラント吸引手段とを備えている。これにより、円形クーラントタンク内のクーラント中に含有された切り屑などを、円形クーラントタンク内中央の底部へと効率良く集積している。
また、例えば、特許文献2の排水分離装置は、流入室における側壁の内側形状が、流入する排水が水平方向の旋回流を形成できるように構成されており、流入室における側壁の内側底部に、下方に向かって断面が縮小する不純物捕捉部を有している。これにより、排水に含まれる固形状の不純物の分離を有効に行っている。
特開2005−254439号公報 特開2008−284425号公報
しかしながら、上記静置分離方式の油水分離装置においては、油分中に残る水分の割合を示す、含水率を低くすることが困難である。また、この油水分離装置においては、処理液を静置させるために、処理量を増大させることが困難であり、処理時間が長くなる。上記遠心分離方式及び上記吸着分離方式の油水分離装置においても、短い処理時間で油分中の含水率を低くすることは困難である。さらに、各方式の油水分離方式においては、水分から油分を分離するための蛇腹槽、遠心分離機、フィルター等の特別な構造が必要となる。そのため、初期コスト及びメンテナンスコストを低く抑えた、簡素化した装置を構成することができない。
また、特許文献1、2においても、油分中の含水率の低下、上記処理時間の短縮及び装置の簡素化の全てを図ることは困難である。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、油分中の含水率の低下、処理時間の短縮及び装置の簡素化を図ることができる油水分離装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、油分と水分とが混ざり合った混合液から油分と水分とを分離する油水分離装置において、
底部、該底部から立設された円筒形状の周壁部、該周壁部の上端開口部を閉塞する天板部、及び該天板部の一部を開口して形成された油分出口を有する外側容器と、
該外側容器の内部に上記周壁部と平行な状態で配置され、上端部が上記天板部の一部を開口して形成された水分出口に繋がり、下端部が上記底部との間に隙間を空けた状態の内側筒と、
上記周壁部に開口して設けられ、上記混合液を上記周壁部の周方向に向けて流入させ、該周壁部の周方向に上記混合液の旋回流を形成するための流入配管と、
該流入配管に接続され、上記混合液に加える圧力によって、該混合液を上記外側容器内に充満させて上記天板部まで到達させるためのポンプと、を備え、
上記旋回流の形成によって、上記天板部に集まる油分を上記油分出口から排出するとともに、上記隙間を介して上記内側筒内へ流入する水分を上記水分出口から排出するよう構成されており、
上記天板部には、上記油分出口に繋がる油分筒と、上記水分出口に繋がる水分筒とが立設されており、
上記油分筒の側壁部には、油分を溢れ出させて回収するための油分堰が設けられており、
上記水分筒の側壁部には、水分を溢れ出させて回収するための水分堰が設けられていることを特徴とする油水分離装置にある。
上記油水分離装置は、外側容器、内側筒、流入配管及びポンプを備えた極めて簡単な構造を有している。そして、一般的な容器の使用方法と異なり、混合液を外側容器の天板部まで到達させるとともに、外側容器内で形成する混合液の旋回流の流れを天板部まで作用させる。
より具体的には、ポンプによって外側容器内に送られる混合液は、流入配管から周壁部の周方向に流入することにより、周壁部の周方向に回る、混合液の旋回流を形成する。また、外側容器内の混合液は、ポンプによる圧力を受けて、天板部まで到達する。そして、旋回流となった混合液は、外側容器内において適切に滞留し、水分が周壁部の下方へ分離され、水分よりも比重が小さい油分が周壁部の上方へ分離されて天板部に集められる。
このとき、天板部に集められる油分は、混合液の圧力及び旋回流の流れが作用することにより、水分の分離が促進され、より高い除水率で凝縮される。そして、この油分は、天板部に形成された油分出口へ排出される。これにより、混合液から分離する油分中の含水率を効果的に低下させることができる。
また、周壁部の下方へ分離される水分は、内側筒の下端部と外側容器の底部との間の隙間から、内側筒内へ流れる。そして、この水分は、内側筒の上端部における水分出口へ排出される。
こうして、混合液の圧力及び旋回流を利用して、油分と水分の分離を行うことにより、この油水分離の処理時間を効果的に短縮することができる。また、一般的な機械構成要素としての外側容器、内側筒、流入配管及びポンプによって油水分離装置を形成することができ、装置の簡素化を図ることができる。
それ故、上記油水分離装置によれば、油分中の含水率の低下、処理時間の短縮及び装置の簡素化を図ることができる。
実施例にかかる、油水分離装置の全体を正面から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、油水分離装置の上側部分を正面から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、油水分離装置の外側容器及び内側筒を上方から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、油水分離装置の油分筒及び水分筒を上方から見た状態で示す説明図。
上述した油水分離装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記油水分離装置においては、上記天板部には、上記油分出口に繋がる油分筒と、上記水分出口に繋がる水分筒とが立設されており、上記油分筒の側壁部には、油分を溢れ出させて回収するための油分堰が設けられており、上記水分筒の側壁部には、水分を溢れ出させて回収するための水分堰が設けられてい
これにより、ポンプによって外側容器内に加えられる圧力を受けて、天板部に集まる油分を、油分出口からさらに油分筒内へ凝縮させることができる。そのため、混合液から分離する油分中の含水率をより低下させることができる。
また、内側筒に入る水分についても、ポンプによって外側容器内に加えられる圧力を受けて、水分筒内へ集めることができる。そして、油分は、油分筒の油分堰から溢れ出させ、水分は、水分筒の水分堰から溢れ出させることによって、簡単な構造によって、油分及び水分を回収することができる。
また、上記油分堰の上端部の高さによって決定される油分の液面は、上記水分堰の上端部の高さによって決定される水分の液面よりも高くなっていてもよい。
この場合には、油分筒内に蓄積される油分の高さが高くなり、油分筒内に、さらに効果的に油分を凝縮させることができる。そのため、混合液から分離する油分中の含水率を、さらに効果的に低下させることができる。
また、上記水分堰は、上下にスライドして、上記水分の液面の高さ位置を調節可能な水位調節板によって形成されていてもよい。
この場合には、油分堰の高さ位置に対して、水位調節板としての水分堰の高さ位置が適切に低くなるように調節することができる。
また、上記流入配管は、上記周壁部において、上記底部から上記天板部までの全体高さに対し、上側の1/3の高さの範囲内に開口していてもよい。
この場合には、外側容器内に流入する混合液中の油分が、内側筒内へ入ってしまうことを防止することができる。また、外側容器内に形成される混合液の旋回流による流れを、外側容器の天板部に集まる油分に対して効果的に作用させることができる。これにより、混合液中の油分を、より効果的に凝縮させて天板部に集めることができる。
以下に、油水分離装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の油水分離装置1は、図1、図3に示すごとく、油分Oと水分Wとが混ざり合った混合液Mから油分Oと水分Wとを分離するものである。油水分離装置1は、外側容器2、内側筒3、流入配管4及びポンプ41を備えている。外側容器2は、底部21と、底部21から立設された円筒形状の周壁部22と、周壁部22の上端開口部221を閉塞する天板部23と、天板部23の一部を開口して形成された油分出口231とを有している。内側筒3は、外側容器2の内部に周壁部22と平行な状態で配置されており、上端部31が天板部23の一部を開口して形成された水分出口232に繋がり、下端部32が底部21との間に隙間Sを空けた状態で配置されている。
図3に示すごとく、流入配管4は、周壁部22に開口して設けられており、混合液Mを周壁部22の周方向Cに向けて流入させ、周壁部22の周方向Cに混合液Mの旋回流M1を形成するためのものである。図1に示すごとく、ポンプ41は、流入配管4に接続されており、混合液Mに加える圧力によって、混合液Mを外側容器2内に充満させて天板部23まで到達させるために用いる。油水分離装置1は、旋回流M1の形成によって、天板部23に集まる油分Oを油分出口231から排出するとともに、隙間Sを介して内側筒3内へ流入する水分Wを水分出口232から排出するよう構成されている。
以下に、本例の油水分離装置1につき、図1〜図4を参照して詳説する。
図1に示すごとく、油水分離装置1において油分Oと水分Wに分離する混合液Mは、金属切削等の加工を行う生産工場において、製品を加工する際に用いられる加工液(冷却液)、加工後の製品を洗浄するために用いられる洗浄液等とすることができる。この加工液、洗浄液等は、水分Wに、油分Oと切粉・ゴミ等の塵Dが混ざり合った混合液Mとなっている。
外側容器2は、油水分離装置1の本体部となるものであり、底部21の下方に脚部24を有している。外側容器2は、円筒形状の周壁部22の中心軸線方向を鉛直方向に向けて設置される。外側容器2の底部21には、外側容器2内で油水分離を行う際に、水よりも比重が大きい塵Dが堆積するようになっている。外側容器2の周壁部22であって、底部21の近傍位置には、メンテナンス時等において、堆積した塵Dを含む混合液Mを排出するための排出口25が形成されており、排出口25には排出バルブ251が設けられている。底部21は、排出口25の周方向Cにおける形成位置が最も低くなるよう傾斜して形成されている。
図2、図3に示すごとく、内側筒3は、その上端部31が外側容器2の天板部23に固定されており、天板部23における一方側の半周分の領域Aに偏った位置に配置されている。外側容器2の周壁部22と内側筒3との間には、混合液Mが内側筒3の周りを旋回して流れるための環状流路26が形成されている。この環状流路26は、周壁部22に内側筒3が最も接近した位置に、流路が最も狭くなった狭小部261を有している。
流入配管4は、外側容器2の周壁部22に形成された流入口222に繋がっている。流入口222は、一方側の半周分の領域Aに対応する周壁部22の領域に形成されている。流入配管4は、狭小部261へ向けて混合液Mを流入させるよう、周壁部22の法線方向に対して傾斜する状態で、周壁部22の接線方向に近い方向に傾斜して、周壁部22に取り付けられている。そして、混合液Mが外側容器2内に流入する際に、混合液Mが狭小部261へ流れることにより、混合液Mの旋回流M1を形成しやすくすることができる。また、流入配管4には、外側容器2に流入する混合液Mの流量を調整するための流量調整バルブ42が設けられている。
図1に示すごとく、ポンプ41は、混合液Mが貯留された混合液タンク43から混合液Mを吸引し、流入配管4及び流量調整バルブ42を経由して外側容器2内へ混合液Mを吐出するよう構成されている。
流入配管4は、周壁部22の外周において、天板部23に近い上方位置に設けられており、底部21から天板部23までの全体高さに対し、上側の1/3の高さの範囲H内に流入口222によって開口している。これにより、外側容器2内に流入する混合液M中の油分Oが、内側筒3内へ入ってしまうことを防止することができる。また、外側容器2内に形成される混合液Mの旋回流M1による流れを、外側容器2の天板部23に集まる油分Oに対して、効果的に作用させることができる。
図2、図4に示すごとく、外側容器2の天板部23には、天板部23の一部に形成された油分出口231に繋がる油分筒5と、内側筒3の上端部31に形成された水分出口232に繋がる水分筒6とが立設されている。水分筒6は、天板部23の上面に対して、天板部23における一方側の半周分の領域Aの全体を含める状態で形成されている。水分筒6は、内側筒3から連続して水分Wが入る水分筒本体部61と、水分筒本体部61に対する側方において、水分筒本体部61に連通して形成された水分回収部62とを有している。水分筒本体部61の側壁部であって、水分筒本体部61と水分回収部62との境界部分には、水分筒本体部61から水分回収部62へ水分Wを溢れ出させて回収するための水分堰63が設けられている。
水分堰63は、上下にスライドして、水分Wの液面W1の高さ位置を調節可能な水位調節板によって形成されている。内側筒3から水分筒本体部61に入る水分Wは、水分堰63の上端部を乗り越えて水分回収部62へ溢れ出す。
油分筒5は、天板部23の上面に対して、天板部23における他方側の半周分の領域Bの一部に形成されている。油分筒5は、外側容器2の天板部23付近に集まる油分Oが入る油分筒本体部51と、油分筒本体部51に対する側方において、油分筒本体部51に連通して形成された油分回収部52とを有している。油分筒本体部51の側壁部であって、油分筒本体部51と油分回収部52との境界部分には、油分筒本体部51から油分回収部52へ油分Oを溢れ出させて回収するための油分堰53が設けられている。外側容器2から油分筒本体部51に入る油分Oは、油分堰53の上端部を乗り越えて油分回収部52へ溢れ出す。
図2に示すごとく、水分堰63の高さを適切に調節することにより、油分堰53の上端部の高さによって決定される油分Oの液面O1は、水分堰63の上端部の高さによって決定される水分Wの液面W1よりも高くなっている。これにより、油分Oが蓄積される油膜高さを高くし、油分Oの凝縮を促進して、油分Oの含水率を効果的に低下させることができる。
次に、油水分離装置1における油水分離の操作につき説明する。
本例の油水分離装置1において、混合液M中の水分Wから油分O及び塵Dを分離するに当たっては、ポンプ41によって、混合液Mが貯留された混合液タンク43から油水分離装置1の外側容器2へと混合液Mが移液される。このとき、外側容器2の天板部23に混合液Mが到達するまでの時間には、内側筒3内には、水分Wに油分Oが混ざった混合液Mが入る。そのため、水分筒6から回収される初期の混合液Mは、再度、油水分離装置1へ供給することができる。
ポンプ41によって外側容器2内に送られる混合液Mは、流入配管4から周壁部22の周方向Cに流入することにより、周壁部22の周方向Cに回る旋回流M1を形成する。また、外側容器2内の混合液Mは、水分W及び塵Dを下方へ分離させながら、ポンプ41による圧力を受けて、天板部23まで到達する。そして、旋回流M1となった混合液Mは、外側容器2内において適切に滞留し、水分W及び塵Dが周壁部22の下方へ分離され、水分W及び塵Dよりも比重が小さい油分Oが、周壁部22の上方へ分離されて天板部23に集められる。
天板部23に集められる油分Oは、水分W中に微細化された浮遊油の状態から、ポンプ41によって混合液Mに加えられる圧力(水圧)を受けて、粗大化して集められる。また、天板部23に集められる油分Oは、旋回流M1の流れが作用することにより、水分Wの分離が促進され、より高い除水率で凝縮される。
天板部23に集められる油分Oは、油分出口231から油分筒5内へと入り、油分堰53の上端部の高さまで蓄積される。そして、油分Oは、油分堰53の上端部にまで到達すると、油分堰53から溢れ出して、油分回収部52へと回収される。これにより、混合液Mから分離する油分O中の含水率を効果的に低下させることができる。
一方、周壁部22の下方へ分離される水分Wは、内側筒3の下端部32と外側容器2の底部21との間の隙間Sから、内側筒3内へ流れ、内側筒3内を上昇する。この水分Wは、内側筒3の上端部31における水分出口232から水分筒6内へとさらに上昇する。そして、この水分Wは、水分堰63の上端部にまで到達すると、水分堰63から溢れ出して、水分回収部62へと回収される。
こうして、混合液Mの圧力及び旋回流M1を利用して、油分Oと水分Wの分離を行うことにより、この油水分離の処理時間を効果的に短縮することができる。また、一般的な機械構成要素としての外側容器2、内側筒3、流入配管4、ポンプ41、水分筒6及び油分筒5によって油水分離装置1を形成することができ、装置の簡素化を図ることができる。
それ故、本例の油水分離装置1によれば、油分O中の含水率の低下、処理時間の短縮及び装置の簡素化を図ることができる。
1 油水分離装置
2 外側容器
21 底部
22 周壁部
23 天板部
231 油分出口
232 水分出口
3 内側筒
4 流入配管
41 ポンプ
5 油分筒
53 油分堰
6 水分筒
63 水分堰
O 油分
W 水分
M 混合液

Claims (4)

  1. 油分と水分とが混ざり合った混合液から油分と水分とを分離する油水分離装置において、
    底部、該底部から立設された円筒形状の周壁部、該周壁部の上端開口部を閉塞する天板部、及び該天板部の一部を開口して形成された油分出口を有する外側容器と、
    該外側容器の内部に上記周壁部と平行な状態で配置され、上端部が上記天板部の一部を開口して形成された水分出口に繋がり、下端部が上記底部との間に隙間を空けた状態の内側筒と、
    上記周壁部に開口して設けられ、上記混合液を上記周壁部の周方向に向けて流入させ、該周壁部の周方向に上記混合液の旋回流を形成するための流入配管と、
    該流入配管に接続され、上記混合液に加える圧力によって、該混合液を上記外側容器内に充満させて上記天板部まで到達させるためのポンプと、を備え、
    上記旋回流の形成によって、上記天板部に集まる油分を上記油分出口から排出するとともに、上記隙間を介して上記内側筒内へ流入する水分を上記水分出口から排出するよう構成されており、
    上記天板部には、上記油分出口に繋がる油分筒と、上記水分出口に繋がる水分筒とが立設されており、
    上記油分筒の側壁部には、油分を溢れ出させて回収するための油分堰が設けられており、
    上記水分筒の側壁部には、水分を溢れ出させて回収するための水分堰が設けられていることを特徴とする油水分離装置。
  2. 上記油分堰の上端部の高さによって決定される油分の液面は、上記水分堰の上端部の高さによって決定される水分の液面よりも高くなっていることを特徴とする請求項1に記載の油水分離装置。
  3. 上記水分堰は、上下にスライドして、上記水分の液面の高さ位置を調節可能な水位調節板によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の油水分離装置。
  4. 上記流入配管は、上記周壁部において、上記底部から上記天板部までの全体高さに対し、上側の1/3の高さの範囲内に開口していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の油水分離装置。
JP2013173769A 2013-08-23 2013-08-23 油水分離装置 Expired - Fee Related JP5931026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173769A JP5931026B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 油水分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173769A JP5931026B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 油水分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015039693A JP2015039693A (ja) 2015-03-02
JP5931026B2 true JP5931026B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=52694160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013173769A Expired - Fee Related JP5931026B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 油水分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5931026B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018122230A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 三菱マテリアル電子化成株式会社 油水分離装置
CN110548314B (zh) * 2019-09-29 2021-07-30 山东圣大环保工程有限公司 一种油水分离器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4772401A (en) * 1986-08-21 1988-09-20 Rawlins P J Thomas Method of reducing contaminants in a fuel tank
JP4341048B2 (ja) * 1999-09-07 2009-10-07 協伸工業株式会社 異物除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015039693A (ja) 2015-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7833298B2 (en) System and inlet device for separating a mixture
KR100715286B1 (ko) 필터가 부착된 와류형 분리기
US20030154860A1 (en) Separators for three-phase or two-phase fluid mixtures realized with a centrifugal device designed for the separation of the gas from the liquid mixture
NO333860B1 (no) Innløpsanordning for gravitasjonsseparator
US9567241B2 (en) Continuous circulation sand filter and continuous circulation sand filtering method
JP5931026B2 (ja) 油水分離装置
US4517091A (en) Solids-liquid separator
KR101465624B1 (ko) 세척이 가능한 사이클론 정화장치 및 사이클론 정화장치의 세척방법
CN105642014B (zh) 一种可拆洗式离心涡流过滤装置及其循环过滤系统
KR20150115750A (ko) 연장된 포스트를 가진 원심 분리기
JP5776326B2 (ja) 気液分離器
JP2002233709A (ja) 水処理装置
JP6190473B2 (ja) クーラント再生装置及びクーラント再生方法
CN109260872B (zh) 液体分离器
JP6038717B2 (ja) 沈砂分離装置
JP6042161B2 (ja) 固液分離装置
JP2014008487A (ja) 沈砂分離装置
RU2433856C1 (ru) Центробежный газожидкостный сепаратор
US20140109769A1 (en) Device for Separating Air and Vapor from Liquids
RU2614699C1 (ru) Газожидкостный сепаратор
RU2660844C1 (ru) Сепаратор для очистки газа от капельной жидкости
RU2209123C2 (ru) Способ обесшламливания пульпы и устройство для его осуществления
KR102217035B1 (ko) 압축공기 유수분 분리장치
JP5646379B2 (ja) 沈砂分離機
RU2238803C2 (ru) Сепаратор для разделения эмульсий

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5931026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees