JP5929723B2 - 車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置 - Google Patents

車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置 Download PDF

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Description

本発明は、車載内燃機関のオイルパンのオイルレベルの異常の有無を判定する内燃機関のオイルレベル異常判定装置に関する。
従来、上記のような判定装置として、特許文献1に記載の装置が知られている。同文献に記載の判定装置は、イグニッションスイッチがオンとされてからオフとされるまでの1トリップ中に、オイルパンのオイルレベルの検出値が正常範囲内にあった時間の累計である正常時間と、正常範囲外でであった時間の累計である異常とを計測している。そして、イグニッションスイッチがオフとされ、そのトリップが終了した時点で、それら時間を比較し、その比較の結果に基づいてオイルレベルの異常の有無を判定している。
特開2012−149593号公報
こうした判定装置において判定を正確に行うには、ある程度の期間に渡って、正常/異常時間を計測する必要がある。そのため、1トリップの時間が短いと、判定に必要な時間の計測を行う前にトリップが終了してしまうようになる。そして、ショートトリップが連続すれば、判定を行えない状態が続いてしまう。とは言え、短いトリップでも判定が可能となるように、判定に必要とされる計測期間を短縮すれば、判定精度を十分確保できなくなってしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ショートトリップが多くても、好適に判定を行うことのできる車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置は、機関運転中のオイルパンのオイルレベルの検出値が正常範囲外にあった時間を計測するとともに、その時間の測定結果に基づいてオイルパンのオイルレベルの異常の有無を判定する車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置において、上記時間の計測結果をイグニッションスイッチのオフ中に記憶保持するようにしている。
上記構成では、時間の計測結果が次回のトリップに引き継がれる。そのため、複数のトリップに渡って継続的に計測を行うことが可能となり、個々のトリップの時間が短くても、十分な計測期間を確保できる。したがって、上記構成によれば、ショートトリップが多くても、好適に判定を行うことができる。
なお、そうした時間の測定結果に基づく異常の有無の判定は、例えば、オイルレベルの検出値が正常範囲内にあった時間の累計である正常時間と同検出値が正常範囲外にあった時間の累計である異常時間との比較により行うようにすることができる。また、そうした判定を、正常時間が異常時間よりも早く規定の値に到達した回数と、異常時間が正常時間よりも早く同規定の値に到達した回数との比較により行うようにすることもできる。
さらに、こうした異常の有無の判定は、次のような仮判定、本判定の2段階で行うこと可能である。すなわち、トリップ終了時に、正常時間が異常時間よりも早く規定の値に到達した回数と異常時間が正常時間よりも早く同規定の値に到達した回数との比較により仮判定を行う。そして、その仮判定において異常無しと判定された回数と異常有りと判定された回数との比較により異常の有無の本判定を行うようにすることも可能である。
車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置の一実施形態の構成を模式的に示す略図。 同実施形態に適用される計測処理ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態に適用される判定処理ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態に適用される判定準備処理ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の判定装置における各トリップの時間が長いときの、(a)オイルレベルOLの検出値、(b)計測条件の成立の有無、(c)異常時間カウンターTa、(d)正常時間カウンターTn、(e)仮判定カウンターCt、及び(f)本判定カウンターCfの推移を示すタイムチャート。 イグニッションスイッチ・オフ中の計測結果の記憶保持を行わない場合のショートトリップ連続時における、(a)異常時間カウンターTa、(b)正常時間カウンターTn、(c)仮判定カウンターCt、及び(d)本判定カウンターCfの推移を示すタイムチャート。 同実施形態の判定装置におけるショートトリップ連続時における、(a)異常時間カウンターTa、(b)正常時間カウンターTn、(c)仮判定カウンターCt、及び(d)本判定カウンターCfの推移を示すタイムチャート。
以下、車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置の一実施形態を、図1〜図7を参照して詳細に説明する。本実施形態の判定装置は、排気中の微粒子物質(PM)を集塵するディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)を備えるとともに、PMによるDPFの目詰まりを解消するためのポスト噴射によるDPFの再生制御を行う車載用のディーゼル機関に適用されている。こうしたディーゼル機関では、ポスト噴射により供給された燃料が燃焼されずにオイルに混入して潤滑オイルが希釈されることがあり、その進行によりオイルの潤滑性能が低下してしまうため、その発生を検出することが必要となっている。
まず、本実施形態の判定装置の構成を説明する。本実施形態の判定装置は、機関制御用の電子制御ユニットがオイルレベルの異常の判定を行うように構成されている。
図1に示すように、電子制御ユニット10は、機関制御に係る各種の演算処理を実行する中央演算処理装置(CPU)11、機関制御用のプログラムやデータが記憶された読込専用メモリー(ROM)12を備えている。また、電子制御ユニット10は、CPU11の演算結果や各センサーの検出結果等を記憶する記憶装置として、ランダムアクセスメモリー(RAM)13とEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)14とを備えている。RAM13は、通電中にのみ記憶を維持する揮発性のメモリーであり、これに記憶されたデータは、電子制御ユニット10への通電が遮断されると失われる。一方、EEPROM14は、通電遮断時にも記憶を保持する不揮発性のメモリーであり、これに記憶されたデータは、電子制御ユニット10に対する通電が遮断されている間も記憶保持される。
電子制御ユニット10には、車両各部に設けられた各種センサーの検出信号が入力されている。例えば、機関出力軸であるクランクシャフトの回転角を検出するクランク角センサー15、機関冷却水温Twを検出する水温センサー16、車速Vehを検出する車速センサー17などの検出信号が電子制御ユニット10に入力されている。また、電子制御ユニット10には、ディーゼル機関のオイルパンのオイルの油面高さ、すなわちオイルレベルを検出するオイルレベルゲージ18の検出信号も入力されている。また電子制御ユニット10には、オイルの交換が必要であることをその点滅を通じてユーザーに通知するOMMS(Oil Maintenance Monitoring System)ランプ19が接続されている。ちなみに、電子制御ユニット10は、クランク角センサー15の検出結果から機関回転速度NEを演算して求めている。
こうした電子制御ユニット10の通電は、イグニッションスイッチ20により断接される。なお、電子制御ユニット10の通電回路には、イグニッションスイッチ20のオフ後も通電を一定の時間維持するためのディレイ回路21が設けられている。
以上のように構成された電子制御ユニット10は、ディーゼル機関の運転中に、機関制御の一環として、オイル希釈によるオイルパンのオイルレベルの上昇異常の有無の判定を行っている。以下、本実施形態の判定装置におけるオイルレベル異常判定の詳細を説明する。
上述したように、オイルパンのオイルレベルは、オイルレベルゲージ18により検出される。しかしながら、オイルパン内のオイルの油面は、路面の傾斜や車両の加減速、車体の振動、温度条件などの外乱のため大きく変動することがある。そのため、その時どきのオイルレベルゲージ18の検出結果は、必ずしも、実際のオイルレベルを正しく反映したものとはなっていない可能性がある。
そこで、電子制御ユニット10は、オイルパンのオイルレベルの異常の有無の判定を次の態様で行うようにしている。すなわち、電子制御ユニット10は、機関運転中にオイルレベルゲージ18によるオイルレベルの検出値OLが正常範囲内にあった時間(正常時間)と、その検出値OLが正常範囲外にあった時間(異常時間)とを計測している。そして、トリップ終了時(イグニッションスイッチ20のオフ時)に、それら正常時間/異常時間を比較して、異常の有無の仮判定を行っている。さらに、電子制御ユニット10は、仮判定で異常無しとの判定(仮正常判定)がなされた回数と異常有りとの判定(仮異常判定)がなされた回数とを比較して異常の有無の本判定を行っている。
図2は、正常時間/異常時間の計測のための計測処理ルーチンのフローチャートを示している。同ルーチンの処理は、イグニッションスイッチ20のオン中、電子制御ユニット10によって、規定の制御周期毎に繰り返し実行される。
本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS100において、計測条件の成立の有無が判定される。ここで、計測条件が成立していれば、ステップS101に処理が進められ、不成立であれば、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。なお、計測条件は、車両の走行状況や温度条件がオイルレベルの検出に適しているか否かを判定するための条件であり、ここでは以下の条件(イ)〜(ハ)のすべての成立をもって計測条件の成立としている。
(イ)機関回転速度NEが規定の範囲内となっていること。
(ロ)機関冷却水温Twが規定の範囲内にあること。
(ハ)車両が坂路を走行中でないこと。
ちなみに、坂路走行の有無の判定、すなわち坂路判定は、車速Vehと機関負荷との対比により行われ、現状の車速Vehにおける平地走行時の機関負荷に対して現状の機関負荷が高い、あるいは低いときに坂路走行中であると判定される。こうした坂路判定の実施には、車速Vehが一定以上であることが必要とされる。したがって、計測条件には、車速Vehが、坂路判定が可能な最低車速以上となっていることも含まれる。
ステップS101に処理が進められると、そのステップS101において、機関回転速度NEの変化の有無が判定される。機関回転速度NEに変化があれば、ステップS102において、その変化の大きさに基づいてディレイ時間が算出された後、ステップS103に処理が進められる。一方、機関回転速度NEの変化が無ければ、そのままステップS103に処理が進められる。ステップS103に処理が進められると、そのステップS103において、機関回転速度NEの変化後、ステップS102で算出されたディレイ時間が経過しているか否かが判定される。ここで、ディレイ時間が経過していれば、ステップS110に処理が進められ、ディレイ時間が経過していなければ、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。
なお、上記ディレイ時間は、機関回転速度NEの変化の直後に正常/異常時間の計測を行わないようにするために設定される。機関回転速度NEが変化すると、オイルパンからのオイルの汲み上げ量が変化して、一時的なオイルレベルの変動が生じる。そのため、機関回転速度NEの変化からディレイ時間が経過するまでの期間は、正常/異常時間の計測を行わず、そうしたオイルレベルの変動が計測結果に反映されないようにしている。なお、このとき生じたオイルレベルの変動が静まるまでに要する時間は、機関回転速度NEの変化が大きいほど長くなる。そのため、上記ディレイ時間は、機関回転速度NEの変化量が大きいほど、長い時間に設定される。また、機関回転速度NEの加速時と減速時とでは、機関回転速度NEの変化量が同じでも、油面変動の発生状況に違いがある。そのため、機関回転速度NEの加速時と減速時とでは、別の態様でディレイ時間が求められている。
さて、上記ステップS103における判定の結果、処理がステップS110に進められると、そのステップS110において、オイルレベルゲージ18によるオイルレベルの検出値OLが正常範囲内にあるか否かが判定される。本実施形態の判定装置では、燃料希釈によるオイルレベルの上昇異常を異常判定の対象としているため、ここでの判定は、オイルレベルの検出値OLが、オイルの燃料希釈が許容範囲内にあると見做せる範囲の上限値以下であるか否かで行われる。
ここで、オイルレベルの検出値OLが正常範囲内にあれば、ステップS111において、オイルレベルの検出値OLが正常範囲内にあった時間の累計、すなわち正常時間を示すカウンターである正常時間カウンターTnのカウントアップが行われる。そして、続くステップS112において、正常時間カウンターTnの値が規定のカウント判定値α以上であるか否かが判定される。ここで正常時間カウンターTnの値がカウント判定値α未満であれば、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。一方、正常時間カウンターTnの値がカウント判定値α以上であれば、ステップS113において、上記仮判定に使用される仮判定カウンターCtの値から「1」が減算される。そして、ステップS114において、正常時間カウンターTn、及び後述の異常時間カウンターTaの値がそれぞれ「0」にリセットされた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
一方、オイルレベルの検出値OLが正常範囲外にあれば、ステップS115において、オイルレベルの検出値OLが正常範囲外にあった時間の累計、すなわち異常時間を示すカウンターである異常時間カウンターTaのカウントアップが行われる。そして、続くステップS116において、異常時間カウンターTaの値が規定のカウント判定値α以上であるか否かが判定される。ここで異常時間カウンターTaの値がカウント判定値α未満であれば、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。一方、異常時間カウンターTaの値がカウント判定値α以上であれば、ステップS117において、上述の仮判定カウンターCtの値に「1」が加算される。そして、上述のステップS114において、ステップS114において、正常時間カウンターTn及び異常時間カウンターTaの値がそれぞれ「0」にリセットされた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
こうした計測処理ルーチンの処理では、正常時間カウンターTnの値よりも早く異常時間カウンターTaの値がカウント判定値αに達すると、仮判定カウンターCtの値に「1」が加算される。また、異常時間カウンターTaの値よりも早く正常時間カウンターTnの値がカウント判定値αに達すると、仮判定カウンターCtの値から「1」が減算される。すなわち、仮判定カウンターCtの値は、正常時間カウンターTnの値よりも早く異常時間カウンターTaの値がカウント判定値αに達した回数と、異常時間カウンターTaの値よりも早く正常時間カウンターTnの値がカウント判定値αに達した回数との差を示す。ちなみに、この判定装置では、仮判定カウンターCtは、「−5」から「+5」までの整数値を取るように設定されている。
図3は、オイルレベルの異常の有無を判定するための判定処理ルーチンのフローチャートを示している。同ルーチンの処理は、各トリップの終了時に、すなわちイグニッションスイッチ20がオフされたときに、電子制御ユニット10によって実行される。
本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS200において、仮判定カウンターCtの値が正の値となっているか否かが判定される。ここで、仮判定カウンターCtの値が正の値であれば、ステップS201において、本判定カウンターCfの値に「1」が加算された後、ステップS203に処理が進められる。また、仮判定カウンターCtの値が正の値でなければ、すなわち負の値であれば、ステップS202において、本判定カウンターCfの値から「1」が減算された後、ステップS203に処理が進められる。また、仮判定カウンターCtの値が「0」であれば、本判定カウンターCfの値を操作せずにそのままステップS203に処理が進められる。すなわち、本判定カウンターCfの値は、仮判定で異常無しとの判定(仮正常判定)がなされた回数と同仮判定で異常有りとの判定(仮異常判定)がされた回数との差を示す。ちなみに、この判定装置では、本判定カウンターCfは、「0」から「+2」までの整数値を取るように設定されている。
ステップS203に処理が進められると、そのステップS203において、本判定カウンターCfの値が規定の異常判定値β以上であるか否かが判定される。ここで、本判定カウンターCfの値が異常判定値β以上であれば、オイルレベルに異常有りとの本判定がなされ、ステップS204において、次回のトリップでのOMMSランプ19の点滅が指示された上で、ステップS205に処理が進められる。一方、本判定カウンターCfの値が異常判定値β未満であれば、そのままステップS205に処理が進められる。すなわち、本実施形態では、仮異常判定の回数が仮正常判定の回数を異常判定値β以上上回ると、異常有りとの本判定がなされるようになっている。なお、本実施形態の判定装置では、異常判定値βの値は、「+2」に設定されている。
ステップS205に処理が進められると、そのステップS205において、現状の正常時間カウンターTn、異常時間カウンターTa、及び本判定カウンターCfの値がEEPROM14に記憶される。これらの値は、イグニッションスイッチ20のオフ後も記憶保持される。
図4は、異常判定の準備のために実施される判定準備処理ルーチンのフローチャートを示している。同ルーチンの処理は、各トリップの開始時、すなわちイグニッションスイッチ20がオンとされた直後に、電子制御ユニット10により実行される。本ルーチンが開始されると、ステップS300において、EEPROM14に記憶された正常時間カウンターTn、異常時間カウンターTa、及び本判定カウンターCfの値が読み込まれ、今回のトリップにおけるそれら値の初期値として設定される。すなわち、前回のトリップの終了時における正常時間カウンターTn、異常時間カウンターTa、及び本判定カウンターCfの値が、今回のトリップに引き継がれる。なお、トリップ終了時にEEPROM14に記憶されない仮判定カウンターCtの値は、トリップを終える毎に初期値「0」にリセットされることになる。
次に、以上のように構成された本実施形態の判定装置の作用を説明する。
図5は、各トリップの間に十分な正常/異常時間の計測期間が確保されている場合の本実施形態の判定装置の判定態様の一例を示している。同図には、3回のトリップにおける(a)オイルレベルの検出値OL、(b)計測条件の成立の有無、(c)異常時間カウンターTa、(d)正常時間カウンターTn、(e)仮判定カウンターCt、及び(f)本判定カウンターCfの推移が示されている。
同図に示すように、計測条件の成立中に、オイルレベルの検出値OLが正常範囲内にあれば、正常時間カウンターTnの値が時間と共に一定比率で増加される。また、計測条件の成立中に、オイルレベルの検出値OLが正常範囲外にあれば、異常時間カウンターTaの値が時間と共に一定比率で増加される。そして、時刻T1,T8において、正常時間カウンターTnの値がカウント判定値αに到達すると、仮判定カウンターCtの値から「1」が減算されるとともに、正常時間カウンターTn、異常時間カウンターTaの値がそれぞれ「0」にクリアされる。また、時刻T2,T3,T5,T6において、異常時間カウンターTaの値がカウント判定値αに到達すると、仮判定カウンターCtの値に「1」が加算されるともに、正常時間カウンターTn、異常時間カウンターTaの値がそれぞれ「0」にクリアされる。
一方、時刻T4,T7,T9における各トリップの終了時には、その時点の仮判定カウンターCtの値に基づいて、正常/異常の仮判定がそれぞれ行われる。そしてその結果に応じて、本判定カウンターCfの値が操作される。
時刻T4における最初のトリップの終了時には、仮判定カウンターCtの値は「+1」で、正の値となっている。そのため、異常有りとの仮判定がなされ、本判定カウンターCfの値に「1」が加算される。
また、時刻T7における2回目のトリップの終了時にも、仮判定カウンターCtの値は「+2」で、正の値となっている。そのため、このときにも、異常有りとの仮判定がなされ、本判定カウンターCfの値に更に「1」が加算される。そしてその結果、本判定カウンターCfの値が異常判定値βである「+2」に到達するため、異常有りとの本判定がなされ、続く3回目のトリップでは、OMMSランプ19が点滅される。
一方、時刻T9における3回目のトリップの終了時には、仮判定カウンターCtの値は「−1」で、負の値となっている。そのため、このときには、異常無しとの仮判定がなされ、本判定カウンターCfの値から「1」が減算される。その結果、本判定カウンターCfの値は、異常判定値である「+2」に満たなくなり、異常無しとの本判定がなされるため、次のトリップでは、OMMSランプ19は消灯される。
このように、本実施形態では、トリップ終了時の正常時間及び異常時間の計測結果の比較により、オイルレベル異常の有無の仮判定を行うとともに、その仮判定で異常無しとの判定された回数と異常有りと判定された回数との比較により、異常の有無の本判定を行っている。このように判定を行えば、車両の加減速等に応じた油面の波打ちによる、一時的なオイルレベルの変動が判定に反映されてしまい、誤った判定がなされることを好適に回避することが可能となる。
また本実施形態では、正常時間及び異常時間の計測結果をそれぞれ示す、正常時間カウンターTn、及び異常時間カウンターTaの値をトリップ終了時にEEPROM14に記憶させ、イグニッションスイッチ20のオフ中もそれらの値を記憶保持することで、それらの値を次回のトリップの判定に引き継ぐようにしている。
図6に、正常時間カウンターTn、及び異常時間カウンターTaの値をトリップ終了時にEEPROM14に記憶させない場合のオイルレベル異常の判定態様の一例を示す。同図には、ショートトリップが連続したときの(a)異常時間カウンターTa、(b)正常時間カウンターTn、(c)仮判定カウンターCt、及び(d)本判定カウンターCfの推移が示されている。なお、このときの正常時間カウンターTn、及び異常時間カウンターTaの値は、トリップ終了毎に「0」にリセットされることになる。
同図の例では、実際のオイルパンのオイルレベルは、燃料希釈の進行によって異常に高い状態となっている。そのため、オイルレベルの検出値OLも、高い割合で正常範囲外の値を示しており、正常時間カウンターTnの値よりも早く異常時間カウンターTaの値が増加している。しかしながら、同図の例では、各々のトリップの時間が短いため、異常時間カウンターTaの値がカウント判定値に達するよりも前にトリップが終了していしまっている。そのため、各トリップの終了時の仮判定カウンターCtの値は「0」のままで、本判定カウンターCfの値が加増されることがないため、短時間のトリップが幾度繰り返されても、OMMSランプ19が点滅されることはない。
このように、イグニッションスイッチ20のオフ中に、正常時間カウンターTn、異常時間カウンターTaの値を記憶保持するようにしなければ、判定のための正常/異常時間の計測は、個々のトリップの間に完結しなければならなくなる。そのため、ショートトリップが連続すると、適切に判定を行えなくなってしまう。これに対して本実施形態では、イグニッションスイッチ20のオフ中に正常時間カウンターTn、異常時間カウンターTaの値を記憶保持しておき、それらの値を次回のトリップに引き継ぐようにしている。こうした本実施形態では、以下のように、ショートトリップが連続しても、適切に判定を行うことが可能である。
図7に、図6と同様の状況における本実施形態の判定装置のオイルレベル異常の判定態様を、すなわち、ショートトリップ連続時の(a)異常時間カウンターTa、(b)正常時間カウンターTn、(c)仮判定カウンターCt、及び(d)本判定カウンターCfの推移を示す。
同図に示すように、本実施形態の判定装置では、トリップ終了時の正常時間カウンターTn、及び異常時間カウンターTaの値が次回のトリップに引き継がれる。そのため、オイルレベルが異常な状態が続けば、各々のトリップの時間が短くても、それまでのトリップの累計の計測期間が長くなれば、そのうちに異常時間カウンターTaの値がカウント判定値αを超えて、仮判定カウンターCtの値が加増されるようになる。したがって、ショートトリップが連続しても、やがてはオイルレベル異常有りとの本判定がなされ、OMMSランプ19が点滅されるようになる。
なお、こうした本実施形態の判定装置では、正常時間カウンターTn、及び異常時間カウンターTaがそれぞれ、イグニッションスイッチのオフ中に記憶保持される時間の計測結果に対応している。また、カウント判定値αが上記規定の値に対応している。さらに本実施形態では、判定処理ルーチンのステップS200の処理が、時間の測定結果に基づくオイルパンのオイルレベル異常の有無の判定/仮判定に対応する処理となっている。さらに本実施形態では、同判定処理ルーチンのステップS203の処理が、仮判定において異常無しと判定された回数と異常有りと判定された回数との比較によるオイルレベル異常の有無の本判定に対応する処理となっている。
以上説明した本実施形態にかかる車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、各トリップの終了時の正常/異常時間の計測結果の比較に基づいて、オイルレベル異常の有無の仮判定を行っている。そして、異常有りとの仮判定がなされた回数と異常無しとの仮判定がなされた回数との比較に基づいてオイルレベル異常の有無の本判定を行っている。そのため、一時的な油面変動の判定結果への反映が抑えられる。したがって、本実施形態によれば、車両や内燃機関の加減速や路面状態などの外的要因による油面変動に拘わらず、オイルレベル異常の有無を的確に判定できる。
(2)本実施形態では、正常/異常時間の計測を、機関回転速度NEが規定の範囲内となっていること、機関冷却水温Twが規定の範囲内にあること、及び車両が坂路を走行中でないことの全ての成立を条件に行っている。そのため、外的要因による油面変動の判定結果への反映を好適に抑えて、より的確に、オイルレベル異常の有無を判定できる。
(3)本実施形態では、機関回転速度NEの変化後、その変化の大きさに応じて設定されるディレイ時間が経過するまでは、正常/異常時間の計測を行わないようにしている。そのため、機関回転速度NEの変化後の油面変動が抑えられた状態で正常/異常時間の計測が行われるようになり、より的確なオイルレベル異常の有無の判定が可能となる。
(4)本実施形態では、正常/異常時間の計測結果をイグニッションスイッチのオフ中に記憶保持するようにしている。そのため、前トリップの正常/異常時間の計測結果を次トリップに引き継ぐことが可能となり、各トリップの時間が短くても、判定に必要な計測期間を確保することが可能となる。したがって、ショートトリップが多くても、好適に判定を行うことができる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、異常判定値βを「+2」に設定していたが、判定精度や判定時間などの要求に応じて、その値をそれ以外の値に設定しても良い。
・上記実施形態では、正常/異常時間の計測を休止する機関回転速度NEの変化後のディレイ時間を、機関回転速度NEの変化量や変化の方向(加速か減速か)によって可変設定していたが、判定精度を十分確保できるのであれば、その値を固定値としても良い。また、機関回転速度NEの変化後の油面変動が、オイルレベル異常の判定精度に与える影響が十分小さいのであれば、ディレイ時間の設定自体を割愛しても良い。
・上記実施形態では、上記条件(イ)〜(ハ)の全ての成立を計測条件としていたが、そのうちの一つ以上を割愛したり、必要に応じて別の条件を追加したりしても良い。
・上記実施形態では、仮正常判定の回数と仮異常判定の回数との差を仮判定カウンターCtに記録するとともに、その値を用いてオイルレベル異常の本判定を行うようにしていたが、仮正常判定の回数及び仮異常判定の回数をそれぞれ個別に記録して本判定時にそれらの差を演算しても、本判定を同様に行うことが可能である。
・上記実施形態では、仮正常判定の回数と仮異常判定の回数との差により本判定を行うようにしていたが、それら回数の比を用いて本判定を行うようにしても良い。また、仮正常判定の回数は考慮せず、仮異常判定の回数だけに基づいて本判定を行うようにしたりしても良い。
・上記実施形態では、異常時間カウンターTaの値が正常時間カウンターTnの値よりも早くカウント判定値αに到達した回数と、正常時間カウンターTnの値が異常時間カウンターTaの値よりも早くカウント判定値αに到達した回数との差を仮判定カウンターCtに記録している。そして、その仮判定カウンターCtの値を用いて仮判定を行うようにしていた。それらの回数をそれらの回数を個別に記録して仮判定時にそれら回数の差を演算しても、仮判定を同様に行うことが可能である。
・上記実施形態では、異常時間カウンターTaの値が正常時間カウンターTnの値よりも早くカウント判定値αに到達した回数と、正常時間カウンターTnの値が異常時間カウンターTaの値よりも早くカウント判定値αに到達した回数との差により仮判定を行うようにしていたが、それら回数の比に基づいて仮判定を行うようにしても良い。
・上記実施形態では、異常時間カウンターTaの値が正常時間カウンターTnの値よりも早くカウント判定値αに到達した回数と、正常時間カウンターTnの値が異常時間カウンターTaの値よりも早くカウント判定値αに到達した回数との差により仮判定を行うようにしていた。こうした仮判定は、正常/異常時間の対比に基づく限りにおいて、それ以外の態様で行うようにしても良い。例えばそれまでの累計の正常/異常時間を記録するとともに、トリップ終了時のそれら値の対比により仮判定を行うようにしても良い。この場合には、正常/異常時間の計測結果として、それまでの累計の正常/異常時間をEEPROM14に記憶し、イグニッションスイッチ20のオフ中も記憶保持しておくことで、正常/異常時間の計測結果を次トリップに引き継ぐことができる。
・上記実施形態では、正常/異常時間の計測結果の比較により仮判定を行うようにしていたが、異常時間のみに基づき仮判定を行うようにしても良い。例えば累計の異常時間が一定の値に達したら、異常有りと判定して仮判定を行うようにすることもできる。この場合には、計測結果として累計の異常時間のみをEEPROM14に記憶し、イグニッションスイッチ20のオフ中も記憶保持しておくことで、計測結果の次トリップへの引き継ぎが可能である。
・上記実施形態では、イグニッションスイッチ20のオフ中の正常/異常時間の計測結果の記憶保持をEEPROM14により行うようにしていたが、フラッシュメモリーなどの他の不揮発性メモリーを用いても、そうした記憶保持を行うことが可能である。
・上記実施形態では、トリップ終了時に仮判定を行うようにしていたが、計測期間、ディーゼル機関の運転時間、車両の走行距離などが一定値に達する毎に仮判定を行うなど、他のタイミングで仮判定を行うようにしても良い。また、本判定のタイミングも同様に変更しても良い。
・上記実施形態では、仮判定と本判定との2段階に分けて判定を行うようにしていたが、本判定を省略して、上記実施形態における仮判定の結果をそのまま最終的な判定結果とするようにしても良い。
・上記実施の形態では、オイル希釈によるオイルレベルの上昇異常の判定を行う場合を説明したが、正常範囲、異常範囲の設定を変えることで、オイル消費などによるオイルレベルの低下異常についても同様の態様で判定することが可能である。
・上記実施の形態では、ポスト噴射によるDPFの再生制御を行う車載ディーゼル機関でのオイルレベル異常の判定について説明したが、同様の判定は、それ以外の内燃機関にも同様に適用することができる。
10…電子制御ユニット、11…中央演算処理装置(CPU)、12…読み込み専用メモリー(ROM)、13…ランダムアクセスメモリー(RAM)、14…EEPROM、15…クランク角センサー、16…水温センサー、17…車速センサー、18…オイルレベルゲージ、19…OMMSランプ、20…イグニッションスイッチ、21…ディレイ回路。

Claims (4)

  1. 機関運転中のオイルパンのオイルレベルの検出値が正常範囲外にあった時間を計測するとともに、その時間の測定結果に基づいて前記オイルパンのオイルレベルの異常の有無を判定する車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置において、
    前記時間の計測結果をイグニッションスイッチのオフ中に記憶保持する
    ことを特徴とする車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置。
  2. 前記時間の測定結果に基づく前記異常の有無の判定は、前記検出値が正常範囲内にあった時間の累計である正常時間と同検出値が正常範囲外にあった時間の累計である異常時間との比較により行われる
    請求項1に記載の車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置。
  3. 前記時間の測定結果に基づく前記異常の有無の判定は、前記正常時間が前記異常時間よりも早く規定の値に到達した回数と、前記異常時間が前記正常時間よりも早く同規定の値に到達した回数との比較により行われる
    請求項2に記載の車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置。
  4. 前記時間の測定結果に基づく前記異常の有無の仮判定をトリップ終了時に、前記正常時間が前記異常時間よりも早く規定の値に到達した回数と前記異常時間が前記正常時間よりも早く同規定の値に到達した回数との比較により行うとともに、その仮判定において異常無しと判定された回数と異常有りと判定された回数との比較により前記異常の有無の本判定を行う
    請求項2に記載の車載内燃機関のオイルレベル異常判定装置。
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