JP5928540B2 - タンクロ−リ用タンクの製造方法 - Google Patents

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本発明は、タンクローリ用タンクの製造方法に関する。
タンクローリ用タンクは、胴部と、該胴部の両端部を閉塞する鏡部、前記胴部の長さに
応じて内部を区画する防波板部、区画部ごとに設けられるマンホール部、該マンホールの
蓋部及び収容液体の取り出し口部等の各部材によって構成されている。
さらに、タンク内部にはフッ素樹脂等からなる耐食性樹脂皮膜を形成して構成されてい
る。(特開2004−352262号公報)。なお、前記耐食性樹脂皮膜は、前記各部材
を含むタンクの内部全体にもれなく形成することが必要である。
特開2004−352262号公報 従来、前記タンク内部の耐食性樹脂皮膜の形成は、前記の胴部と、鏡部、防波板部、マンホール部、該マンホールの蓋部及び収容液体の取り出し口部等の各部材と、を溶接により一体化したタンクの後に行われている。
すなわち、前記胴部と、前記各部材とを溶接により一体化したタンク内部に作業員が入
ってスプレーガン等を使用して耐食性樹脂のコーティングを行ない、その後、タンクを高
温に加熱して前記コーティングされた耐食性樹脂をタンク内部に焼き付けることにより耐
食性樹脂皮膜を形成している。
その他、前記溶接により一体化したタンクを密閉して内部に耐食性樹脂を注入し、タン
ク全体を回転させ、あるいはさらにタンクの両端部を上下に揺動させてタンク内部にコー
ティングを行い、その後、タンクを高温に加熱して前記コーティングされた耐食性樹脂を
タンク内部に焼付けることにより耐食性樹脂皮膜を形成することが提案されている。
前記作業員による耐食性樹脂のコーティング作業は、作業空間が限られ、さらに前記胴
部の内周面、鏡部の内側面、防波板部の両側面、マンホール部の立ち上がり内周面及び収
容液の取り出し口部の内周面等がいずれも湾曲面であることから熟練を必要とし、作業が
長時間にわたり、作業の効率化に問題が残り、さらに作業員の安全性の確保にも問題が残
るものであった。
また、前記溶接により一体化したタンクを密閉して内部に耐食性樹脂を注入し、タンク
全体を回転させ、あるいはさらにタンクの両端部を上下に揺動させてタンク内部にコーテ
ィングすることは、タンクを構成する各部材が湾曲面を有し、さらに該湾曲面の方向がそ
れぞれ異なることからタンクの各部材内部にまでコーティングが施されているかについて
確認を必要とするものであった。
本発明は、前記事情に鑑み、作業の効率化と作業員の安全の確保を図るとともに、タン
クの内部全体にもれなく耐食性樹脂のコーティングを行い、さらに耐食性樹脂皮膜を形成
するタンクローリ用タンクを製造することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のタンクローリ用タンクの製造方法は、胴部を除く各部材の防蝕を必要とする面に耐食性樹脂をコーティングし、それらの各部材を前記胴部にそれぞれ溶接して一体化し、つぎに一体化されたタンクを密閉して内部に耐食性樹脂を注入し、タンク全体を回転あるいはさらにタンクの両端部を上下動させてタンク内部に耐食性樹脂のコーティングを行い、その後、タンク全体を高温加熱して該タンク内部に耐食性樹脂皮膜を形成することを特徴とする(請求項1)。
前記構成により、作業員がタンク内において耐食性樹脂のコーティング作業を行なう必
要がなく、タンク外部の作業空間において各部材の防蝕を必要とする面に迅速に耐食性樹
脂のコーティングを施すことができ、作業の効率化と作業環境が改善されて作業員の安全
が確保される。
さらに、続いてタンクを密閉して内部に耐食性樹脂を注入し、タンク全体を回転あるいはさらにタンク両端部を上下動させてコーティングを行なうことから、前記溶接部を含むタンク内部全体にもれなく耐食性樹脂のコーティングが行なわれ、さらに耐食性皮膜を形成することが出来る。
なお、前記各部材の防蝕を必要とする面は、タンクの収容液体と触れる面、具体的には
、鏡部の内側面部、防波板の両側面部、マンホール部の立ち上がり内周面、マンホール部
の蓋部の下面、収容液体の取り出し口部の内周面等である。
好適な一実施例として、前記各部材の前記胴部との溶接部に狭幅の耐食性樹脂のコーティングされない部分を形成したことを特徴とする(請求項2)。この構成により、胴部に対する前記各部材の溶接時に各部材にコーティングされた耐食性樹脂が加熱されたりすることがない。
本発明によれば、作業の効率化と作業員の安全の確保を図るとともに、タンクの内部全
体にもれなく耐食性樹脂のコーティング行い、さらに耐食性樹脂皮膜を形成することがで
きる。
本発明に係るタンクローリ用タンクの側面図である。 本発明に係るタンクローリ用タンクの平面図である。 鏡部の内側面図である。
図1、図2に示すように、タンクローリ用タンクは、適宜の長さを有する胴部1と、該
胴部1の両端部を閉塞する鏡部2と、前記胴部1の内部を区画する防波板部3と、区画部
4ごとに設けられるマンホール部5と、該マンホール部の蓋部6と、収容液体の取り出し
口部7等によって構成されている。さらに、内部全体に耐食性樹脂皮膜(図示せず)が形
成されている。
本発明では、前記鏡部2、防波板部3、マンホール部5、蓋部6及び収容液体取り出し
口部7の各部材が溶接により前記胴部1に一体化される前に、前記各部材の防蝕を必要と
する面に耐食性樹脂がコーティングされる。
前記各部材の耐食性樹脂コーティングを必要とする面とは、タンクの収容液体と触れる
面であり、図面実施例では、前記鏡部2の内側面部2a、防波板部3の両側面部3a、マ
ンホール部5の立ち上がり内周面部5a、蓋部6の下面6a及び収容液の取り出し口部7
の内周面部7a等である。なお、前記各部材に対する耐食性樹脂のコーティング手段は限
定されない。
なお、前記各部材の前記胴部1との溶接部にそれぞれ狭幅の耐食性樹脂のコーティング
されない部分を形成することが好ましい。図3は鏡部2の一例であり、内側面部2aの外
周面に数cm幅の耐食性樹脂のコーティングされない部分8を形成した例である。
前記コーティングされない部分8はマスキングフィルム等を利用して容易に形成するこ
とができる。図中、9は耐食性樹脂コーティングである。
前記構成により、胴部1に対する鏡部2の溶接時に該鏡部2にコーティングされた耐食
性樹脂9が加熱されたりすることがない。
前記の通り、本発明では、胴部1に溶接により取り付ける前の各部材の防蝕を必要とす
る面に、予め、耐食性樹脂がコーティングされる。そして、その後に溶接されるため、該
溶接部に耐食性樹脂のコーティングが施されていない。しかし、その後に密閉したタンク
内に耐食性樹脂が注入され、タンク全体が回転させられ、あるいはさらにタンクの両端部
を上下動させてコーティングを行なうことから溶接部にもコーティングが施され、タンク
内部全体にもれなく耐食性樹脂のコーティングが行なわれ、さらに耐食性樹脂皮膜を形成
することができる。
1 胴部
2 鏡部
2a 鏡部の内側面部
3 防波板
3a 防波板の両側面部
5 マンホール部
5a マンホール部の内周面部
6 蓋部
6a 蓋部の下面
7 収容液の取り出し口部
7a 収容液の取り出し口の内周面部
8 コーティングが施されていない部分

Claims (2)

  1. 胴部を除く各部材の防蝕を必要とする面に耐食性樹脂をコーティングし、それらの各部材を前記胴部にそれぞれ溶接して一体化し、つぎに一体化されたタンクを密閉して内部に耐食性樹脂を注入し、タンク全体を回転あるいはさらにタンクの両端部を上下動させてタンク内部に耐食性樹脂コーティングを行い、その後、タンク全体を高温加熱してタンク内部に耐食性樹脂皮膜を形成することを特徴とするタンクローリ用タンクの製造方法。
  2. 前記各部材の前記胴部との溶接部に狭幅の耐食性樹脂のコーティングされない部分を形成したことを特徴とする請求項1に記載のタンクローリ用タンクの製造方法。
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