JP5927969B2 - 音声認識システム - Google Patents

音声認識システム Download PDF

Info

Publication number
JP5927969B2
JP5927969B2 JP2012030575A JP2012030575A JP5927969B2 JP 5927969 B2 JP5927969 B2 JP 5927969B2 JP 2012030575 A JP2012030575 A JP 2012030575A JP 2012030575 A JP2012030575 A JP 2012030575A JP 5927969 B2 JP5927969 B2 JP 5927969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dictionary
recognition
data
recognition dictionary
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012030575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013167739A (ja
Inventor
啓一 倉田
啓一 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012030575A priority Critical patent/JP5927969B2/ja
Publication of JP2013167739A publication Critical patent/JP2013167739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5927969B2 publication Critical patent/JP5927969B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、例えば楽曲データ等のデータを記憶する端末と、端末から取得したデータに含まれる名称に基づいて認識辞書を作成し、入力した音声を、その作成した認識辞書を用いて音声認識する音声認識装置とを備えた音声認識システムに関する。
例えば楽曲に関する音声を音声認識する音声認識装置が広く普及している。楽曲に関する音声を音声認識する方法としては、楽曲データを記憶する端末(例えば携帯端末等)から楽曲データを取得し、その取得した楽曲データに含まれる名称(タイトル名、アルバム名、アーティスト名等)に基づいて認識辞書を作成し、その作成した認識辞書を用いて音声認識する方法がある。又、名称に対応する言い換え語(別名)を追加し、言い換え語に基づいても認識辞書を作成し、その作成した認識辞書を用いて音声認識する方法もある。この方法では、名称を用いて音声認識を行えることに加え、言い換え語を用いても音声認識を行えることができ、利便性を高めることができる(例えば特許文献1乃至3参照)。
特許第3911178号公報 特許第4045330号公報 特許第4234170号公報
上記した名称に対応する言い換え語を追加する方法では認識辞書のデータ量が増える。しかしながら、認識辞書のデータ量が増えると、認識辞書を作成するのに要する時間が長くなるという問題がある。特に車両用ナビゲーション装置等の車両用の音声認識装置では、CPUやメモリの制約が大きく、認識辞書を作成するのに要する時間が多分に長くなる。認識辞書を作成している期間では音声認識を行えないことから、その影響は多大であった。
又、認識辞書を書込む記録媒体として例えばSDカードやFLASHメモリ等を採用する構成では、認識辞書を書込む際のデータ量や書込回数に制限があり、認識辞書を無制限に書込むことができないという問題がある。特に車両用の音声認識装置では、所定年数で所定走行距離(例えば10年で12万キロメートル)という長期間の製品保証が要求されているという事情から、認識辞書を書込む際のデータ量や書込回数を抑えることが望まれる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、名称に加えて言い換え語を用いても音声認識を可能とすることで利便性を高めつつ、認識辞書を作成するのに要する時間を短縮することができ、又、認識辞書を記録媒体に書込む際のデータ量や書込回数を抑えることができる音声認識システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、端末において、言い換え語取得手段は、データ記憶手段に記憶されているデータの更新が新たなデータの追加であると判定手段により判定されると、その追加されたデータに含まれる名称に対応する言い換え語をサーバから取得する。制御手段は、その言い換え語取得手段により取得された言い換え語と名称との対応付けをデータ記憶手段に記憶されているデータに辞書用情報として記憶する。
音声認識装置において、データ記憶手段に記憶されているデータを端末からデータ取得手段により取得すると、認識辞書更新手段は、データ取得手段により取得されたデータに含まれる辞書用情報のうち認識辞書記憶手段に記憶されている元の認識辞書との差分の辞書用情報を抽出し、その抽出した差分の辞書用情報に基づいて元の認識辞書を更新する。そして、音声認識手段は、入力した音声を、認識辞書更新手段により更新された認識辞書を用いて音声認識し、書込手段は、認識辞書更新手段により更新された認識辞書を記録媒体に書込む。
これにより、言い換え語と名称との対応付けを辞書用情報として記憶し、名称に加えて言い換え語に基づいても認識辞書を作成するので、名称に加えて言い換え語を用いても音声認識を可能とすることができ、利便性を高めることができる。又、端末から取得したデータに含まれる辞書用情報の全体に基づいて言い換え語を反映した認識辞書を作成するのではなく、元の認識辞書と端末から取得したデータの辞書用情報との差分に基づいて元の認識辞書を更新するので、認識辞書を作成するのに要する時間を短縮することができ、認識辞書を記録媒体に書込む際のデータ量や書込回数を抑えることができる。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 シーケンス図 図2相当図 図2相当図 図2相当図 図2相当図 図2相当図 図2相当図 認識辞書を作成する態様を示す図
以下、本発明を、音声認識装置として車両に搭載可能な車載機を適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。音声認識システム1は、車載機2と、車載機2との間で通信可能な携帯端末3(端末に相当)と、携帯端末3との間で通信可能なサーバ4とを備える。車載機2は、車両に固定的に取付けられている所謂据付型の機器であっても良いし、車両に対して着脱可能な所謂可搬型の機器であっても良い。
車載機2は、制御部5(認識辞書更新手段に相当)と、近距離通信部6(データ取得手段に相当)と、音声入力部7と、音声認識部8(音声認識手段に相当)と、SDカード書込部9(書込手段に相当)と、楽曲データベース10と、認識辞書データベース11(認識辞書記憶手段に相当)とを有する。
制御部5は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM及びI/Oバス等を有し、車載機2の動作全般を制御する。近距離通信部6は、携帯端末3との間で例えばBluetooth(登録商標)通信を行い、携帯端末3に記憶されている楽曲データ(データに相当、mp3ファイル、wmvファイル等)を当該携帯端末3からBluetooth通信により受信する。楽曲データには名称(タイトル名、アルバム名、アーティスト名等)が含まれている。尚、車載機2と携帯端末3とが両者の間でBluetooth通信を行うことに代えて、車載機2と携帯端末3とが両者の間でUSB(Universal Serial Bus)通信を行う構成であっても良い。この場合、近距離通信部6は、携帯端末3に記憶されている楽曲データを当該携帯端末3からUSB通信により受信する。
制御部5は、認識辞書を作成する機能としてG2P(Grapheme to Phoneme)変換機能を有し、予め記憶している車載機用ソフト(プログラム)を実行することで、携帯端末3から近距離通信部6により受信した楽曲データを楽曲データベース10に記憶する(保存する)と共に、その楽曲データから辞書用情報(テキストデータ)を抽出し、その辞書用情報を音素に変換(G2P変換)して認識辞書(バイナリデータ)を作成し、その作成した認識辞書を認識辞書データベース11に記憶する(保存する)。辞書用情報には上記した名称と言い換え語(別名)とが含まれている。名称と言い換え語の例としては、本実施形態のように楽曲データを対象とする場合であれば、名称が例えばアーティスト名であれば、言い換え語としては当該アーティスト名を形容する例えば「演歌の王様」等が挙げられる。
音声入力部7は、ユーザが発した音声をマイクロホン12より集音して入力し、その入力した音声を音声認識部8に出力する。音声認識部8は、音声入力部7から音声を入力すると、その入力した音声を、認識辞書データベース11に記憶されている認識辞書を用いて音声認識し、その認識結果を制御部5に出力する。制御部5は、音声認識部8から認識結果を入力すると、その入力した認識結果を表示装置(図示せず)に表示させる。表示装置は、車載機2と一体であっても良いし、車載機2と別体であっても良い。又、SDカード書込部9は、制御部5が作成した認識辞書をSDカード13(記録媒体に相当)に書込む。尚、認識辞書を書込む記録媒体としてはSDカード13の他に、FLASHメモリやHDD等が採用されても良い。
車載機2は、音声認識専用の装置であっても良いし、音声認識機能を有するナビゲーション装置であっても良い。車載機2は、音声認識機能を有するナビゲーション装置であれば、上記した機能に加え、車両の現在位置を特定する機能、記録媒体から地図データを読出す機能、車両の現在位置と地図データに含まれている道路データとを使用して車両の現在位置が存在する道路をマップマッチングする機能、車両の現在位置からユーザが設定した目的地までの経路を探索する機能、探索した経路及び地図データに含まれている道路データ等に基づいて経路案内に必要な地点を算出して経路案内する機能、車両の現在位置の周辺の地図や高速道路の略図や交差点付近の拡大図等を描画する機能等のナビゲーションを行うための周知の機能を有する。
携帯端末3は、制御部14(判定手段、制御手段に相当)と、近距離通信部15と、広域通信部16(言い換え語取得手段に相当)と、楽曲データベース17(データ記憶手段に相当)、表示部18と、操作入力部19とを有する。制御部14は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM及びI/Oバス等を有し、携帯端末3の動作全般を制御する。近距離通信部15は、携帯端末3との間で例えばBluetooth通信を行い、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データをBluetooth通信により車載機2に送信する。尚、近距離通信部15は、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データをUSB通信により車載機2に送信しても良い。広域通信部16は、サーバ4との間で広域通信(移動通信や固定通信を含む)を行う。制御部14は、携帯端末用ソフトを記憶可能である。制御部14は、携帯端末用ソフトを予め記憶していても良いし、車載機2に記憶されている携帯端末用ソフトを当該車載機2から受信して記憶しても良いし、サーバ4に記憶されている携帯端末用ソフトを当該サーバ4から受信して記憶しても良い。
制御部14は、携帯端末用ソフトを実行することで、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データが更新されたか否かを判定し、楽曲データが更新され、その楽曲データの更新が新たな楽曲データの追加であると判定すると、言い換え語の検索要求を広域通信部16からサーバ4に送信させることで、その追加された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語をサーバ4に要求する。そして、制御部14は、サーバ4から検索結果を広域通信部16により受信することで、その追加された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語をサーバ4から取得したと判定すると、その言い換え語と名称との対応付けを楽曲データベース17に記憶されている楽曲データの辞書用情報に記憶する。表示部18は、例えば液晶ディスプレイから構成され、名称を含む各種情報を表示する。操作入力部19は、例えば液晶ディスプレイ上に形成されるタッチ釦等から構成され、携帯端末3を使用するユーザからの操作入力を受付ける。
サーバ4は、制御部20と、広域通信部21と、言い換え語データベース22とを有する。制御部20は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM及びI/Oバス等を有し、サーバ4の動作全般を制御する。広域通信部21は、携帯端末3との間で広域通信を行う。
制御部20は、携帯端末3から言い換え語の検索要求を広域通信部21により受信したと判定すると、予め記憶している言い換え語検索ソフトを実行することで、その受信した言い換え語の検索要求から名称を抽出し、その抽出した名称に対応する言い換え語を言い換え語データベース22により検索する。そして、制御部20は、検索結果を広域通信部21から携帯端末3に送信させる。
次に、上記した構成の作用について、図2乃至図9を参照して説明する。この場合、
(1)携帯端末3が楽曲データの更新(追加又は削除)を監視する処理
(2)携帯端末3が言い換え語を名称に追加して辞書用情報を記憶する処理
(3)車載機2が認識辞書を更新する処理
について順次説明する。
(1)携帯端末3が楽曲データの更新を監視する処理
車載機2において、制御部5は、図2及び図3に示すように、携帯端末3が車室内に持込まれ、自機の近距離通信部6と携帯端末3の近距離通信部15とが両者の間で例えばBluetooth通信回線を接続したと判定すると、携帯端末用ソフトの動作確認要求を近距離通信部6から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、車載機2から携帯端末用ソフトの動作確認要求を近距離通信部15により受信したと判定すると、携帯端末用ソフトを既に記憶済みであるか否かを判定する(ステップB1)。制御部14は、図2に示すように、携帯端末用ソフトを未だ記憶済みでないと判定すると(ステップB1:NO)、携帯端末用ソフトを記憶済みでないことを示す携帯端末用ソフト未記憶応答を近距離通信部15から車載機2に送信させる。
車載機2において、制御部5は、携帯端末3から携帯端末用ソフト未記憶応答を近距離通信部6により受信したと判定すると、携帯端末3が携帯端末用ソフトを記憶済みでないことを特定し、記憶している携帯端末用ソフトを近距離通信部6から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、車載機2から携帯端末用ソフトを近距離通信部15により受信したと判定すると、その受信した携帯端末用ソフトを記憶し、携帯端末用ソフトを実行することで、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データが更新されたか否かを監視する(ステップB2)。
一方、制御部14は、図3に示すように、携帯端末用ソフトを既に記憶済みであると判定すると(ステップB1:YES)、携帯端末用ソフトを記憶済みであることを示す携帯端末用ソフト記憶済応答を近距離通信部15から車載機2に送信させ、携帯端末用ソフトを実行することで、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データが更新されたか否かを監視する(ステップB2)。
又、制御部14は、図4に示すように、例えば携帯端末3を使用するユーザからの広域通信回線を接続する操作入力を操作入力部19により受付けると、自機の広域通信部16とサーバ4の広域通信部21とが両者の間で広域通信回線を接続させ、携帯端末用ソフトの送信要求を広域通信部16からサーバ4送信させる。
サーバ4において、制御部20は、携帯端末3から携帯端末用ソフトの送信要求を広域通信部21により受信したと判定すると、記憶している携帯端末用ソフトを広域通信部21から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、サーバ4から携帯端末用ソフトを広域通信部16により受信したと判定すると、その受信した携帯端末用ソフトを記憶し、携帯端末用ソフトを実行することで、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データが更新されたか否かを監視する(ステップB2)。
(2)携帯端末3が言い換え語を名称に追加して辞書用情報を記憶する処理
携帯端末3において、制御部14は、図5に示すように、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データが更新され、その楽曲データの更新が新たな楽曲データの追加であると判定すると(ステップB3:YES)、その追加された楽曲データの名称を特定する(ステップB4)。次いで、制御部14は、自機の広域通信部16とサーバ4の広域通信部21とが両者の間で広域通信回線を接続させ、言い換え語の検索要求を広域通信部16からサーバ4送信させる。
サーバ4において、制御部20は、携帯端末3から言い換え語の検索要求を広域通信部21により受信したと判定すると、予め記憶している言い換え語検索ソフトを実行することで、その受信した言い換え語の検索要求から名称を抽出し、その抽出した名称に対応する言い換え語を言い換え語データベース22により検索する(ステップC1)。そして、制御部20は、検索結果を広域通信部21から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、サーバ4から検索結果を広域通信部16により受信したと判定すると、その受信した検索結果を解析し、その追加された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語を特定する(ステップB5)。そして、制御部14は、その特定した言い換え語を名称に追加して言い換え語と名称とを対応付け、その言い換え語と名称との対応付けを楽曲データベース17に記憶されている楽曲データに辞書用情報として記憶する(ステップB6)。
(3)車載機2が認識辞書を更新する処理
車載機2において、制御部5は、図6及び図7に示すように、携帯端末3が車室内に持込まれ、自機の近距離通信部6と携帯端末3の近距離通信部15とが両者の間で例えばBluetooth通信回線を接続したと判定すると、上記した(1)で説明した携帯端末用ソフトの動作確認要求を近距離通信部6から携帯端末3に送信させた後に、楽曲データの更新情報要求を近距離通信部6から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、車載機2から楽曲データの更新情報要求を近距離通信部15により受信したと判定すると、車載機2との前回の接続時(車載機2との間で接続していたBluetooth通信回線を最後に切断した時点)から楽曲データが更新された否かを示す楽曲データの更新情報を近距離通信部15から車載機2に送信させる。即ち、制御部14は、例えば携帯端末3を使用するユーザからの楽曲データを更新する操作入力を操作入力部19により受付けて楽曲データが更新されると、楽曲データの更新履歴を更新し、その更新履歴を参照することで、楽曲データが更新されたか否かを特定し、車載機2との前回の接続時から楽曲データが更新されたと判定すると、楽曲データが更新されたことを示す楽曲データの更新情報を近距離通信部15から車載機2に送信させる。一方、制御部14は、車載機2との前回の接続時から楽曲データが更新されていないと判定すると、楽曲データが更新されていないことを示す楽曲データの更新情報を近距離通信部15から車載機2に送信させる。
車載機2において、制御部5は、携帯端末3から楽曲データの更新情報を近距離通信部6により受信したと判定すると、その受信した楽曲データの更新情報を解析し、携帯端末3との前回の接続時(携帯端末3との間で接続していたBluetooth通信回線を最後に切断した時点)から楽曲データが更新されたか否かを判定する(ステップA1)。ここで、制御部5は、携帯端末3との前回の接続時から楽曲データが更新されたと判定すると(ステップA1:YES)、楽曲データの送信要求を近距離通信部6から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、車載機2から楽曲データの送信要求を近距離通信部15により受信したと判定すると、楽曲データベース17に記憶されている楽曲データを近距離通信部15から車載機2に送信させる。
車載機2において、制御部5は、携帯端末3から楽曲データを近距離通信部6により受信したと判定すると、予め記憶している車載機用ソフトを実行することで、その受信した楽曲データを楽曲データベース10に記憶すると共に、その受信した楽曲データに含まれる辞書用情報のうち認識辞書データベース11に記憶されている認識辞書(元の認識辞書、その時点で最新の認識辞書)との差分の辞書用情報を抽出し(ステップA2)、携帯端末3との前回の接続時から新たな楽曲データが追加されたか否かを判定する(ステップA3)。制御部5は、携帯端末3との前回の接続時から新たな楽曲データが追加されたと判定すると(ステップA3:YES)、その追加された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語の追加が完了済みであるか否かを判定する(ステップA4)。制御部5は、図6に示すように、追加された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語の追加が完了済みであると判定すると(ステップA4:YES)、認識辞書データベース11に記憶されている認識辞書(元の認識辞書)を差分の辞書用情報に基づいて更新し(ステップA5)、その更新した認識辞書を認識辞書データベース11に記憶し、その認識辞書をSDカード書込部9からSDカード13に書込む(ステップA6)。
一方、制御部5は、図7及び図8に示すように、追加された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語の追加が完了済みでないと判定すると(ステップA4:NO)、追加が完了していない言い換え語の検索要求を近距離通信部6から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、車載機2から言い換え語の検索要求を近距離通信部15により受信したと判定すると、自機の広域通信部16とサーバ4の広域通信部21とが両者の間で広域通信回線を接続させ、言い換え語の検索要求を広域通信部16からサーバ4送信させる。
サーバ4において、制御部20は、携帯端末3から言い換え語の検索要求を広域通信部21により受信したと判定すると、予め記憶している言い換え語検索ソフトを実行することで、その受信した言い換え語の検索要求から名称を抽出し、その抽出した名称に対応する言い換え語を言い換え語データベース22により検索する。そして、制御部20は、検索結果を広域通信部21から携帯端末3に送信させる。
携帯端末3において、制御部14は、サーバ4から検索結果を広域通信部16により受信したと判定すると、その受信した検索結果を近距離通信部15から車載機2に送信させる。
車載機2において、制御部5は、携帯端末3から検索結果を近距離通信部6により受信したと判定すると、その受信した検索結果を解析し、その更新された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語を特定し(ステップA7)、その特定した言い換え語を名称に追加して言い換え語と名称とを対応付け、その言い換え語と名称との対応付けを楽曲データベース10に記憶されている楽曲データに辞書用情報として記憶する(ステップA8)。そして、制御部5は、認識辞書データベース11に記憶されている認識辞書(元の認識辞書)を差分の辞書用情報に基づいて更新し(ステップA9)、その更新した認識辞書を認識辞書データベース11に記憶し、その認識辞書をSDカード書込部9からSDカード13に書込む(ステップA10)。
ここで、制御部5が認識辞書を更新する手順について説明する。制御部5は、図9に示すように、携帯端末3から受信した楽曲データに含まれる辞書用情報のうち認識辞書データベース11に記憶されている認識辞書との差分の辞書用情報を抽出すると、その抽出した差分の辞書用情報を、追加する辞書用情報と削除する辞書用情報とに分ける。即ち、前回の接続時から新たな楽曲データが追加されていれば、差分の辞書用情報に追加する辞書用情報が含まれており、前回の接続時から楽曲データが削除されていれば、差分の辞書用情報に削除する辞書用情報が含まれている。尚、制御部5は、前回の接続時から楽曲データが変更されていれば、辞書用情報の追加と削除との双方として処理する。
制御部5は、追加する辞書用情報が含まれている場合には、その追加する辞書用情報に基づいて追加用の認識辞書を作成し、その作成した追加用の認識辞書を認識辞書データベース11に記憶する。又、制御部5は、削除する辞書用情報が含まれている場合には、認識辞書データベース11に記憶されている元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化する。そして、これ以降に、ユーザが発した音声をマイクロホン12より集音して入力すると、音声認識部8は、音声入力部7から入力した音声を、認識辞書データベース11に記憶されている追加用の認識辞書と、認識辞書データベース11に記憶されている元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化した認識辞書とを組み合わせて音声認識する。
以上に説明したように本実施形態によれば、携帯端末3において、楽曲データの更新が新たな楽曲データの追加であると、その追加された楽曲データに含まれる名称に対応する言い換え語をサーバ4から取得し、その取得した言い換え語と名称との対応付けを楽曲データベース17に辞書用情報として記憶するようにした。又、車載機2において、携帯端末3から楽曲データを取得すると、その取得した楽曲データに含まれる辞書用情報のうち元の認識辞書との差分の辞書用情報を抽出し、元の認識辞書を当該抽出した差分の辞書用情報に基づいて更新するようにした。
これにより、言い換え語と名称との対応付けを辞書用情報として記憶し、名称に加えて言い換え語に基づいて認識辞書を作成するので、名称に加えて言い換え語を用いても音声認識を行えることができ、利便性を高めることができる。又、携帯端末3から取得した楽曲データに含まれる辞書用情報の全体に基づいて言い換え語を反映した認識辞書を新たに作成するのではなく、元の認識辞書と携帯端末3から取得した楽曲データに含まれる辞書用情報との差分に基づいて元の認識辞書を更新するので、認識辞書を作成するのに要する時間を短縮することができ、認識辞書をSDカード13に書込む際のデータ量や書込回数を抑えることができる。
又、車載機2において、差分の辞書用情報を、追加する辞書用情報と削除する辞書用情報とに分け、追加する辞書用情報に基づいて追加用の認識辞書を作成すると共に、元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化し、入力した音声を、追加用の認識辞書と元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化した認識辞書とを組み合わせて音声認識するようにした。携帯端末3から取得した楽曲データに含まれる辞書用情報の全体に基づいて認識辞書を作成すると、即ち、追加する辞書用情報と削除する辞書用情報とを纏めて(区別することなく)最初から認識辞書を作成すると、認識辞書を作成するのに要する時間が長くなる。しかしながら、追加する辞書用情報と削除する辞書用情報とに分け、追加する辞書用情報に基づいて追加用の認識辞書を作成すると共に、元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化することで、認識辞書を作成するのに要する時間をより一層短縮することができ、その認識辞書を用いた音声認識を速やかに行うことができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
車載機2に適用する構成に限らず、他の車両用装置に適用する構成であっても良い。又、車両用装置に限らず、例えば自宅等の建物内に設置されるオーディオ機器等の車両とは関係ない状況で使用される装置であっても良い。
名称に言い換え語を追加する対象とするデータは、楽曲データに限らず、施設名データ、地名データ、電話帳データ等であっても良い。施設名データを対象とする場合であれば、例えば施設の名称(「A公園」等)に対し、その施設の呼称(「A広場」等)や所在地(「A市B町」等)を言い換え語として追加する場合に適用しても良い。地名データを対象とする場合であれば、例えば地名の名称(「A市」等)に対し、その地名に固有の呼称(「A県の県庁所在地」等)を言い換え語として追加する場合に適用しても良い。電話帳データを対象とする場合であれば、例えば人名の名称に対し、その人名の人物が所有する携帯電話機の電話番号等を言い換え語として追加する場合に適用したり、例えば店名の名称(「Aレストラン」等)に対し、その店名の電話番号等を言い換え語として追加する場合に適用したりしても良い。
差分の辞書用情報を、追加する辞書用情報と削除する辞書用情報とに分け、追加する辞書用情報に基づいて追加用の認識辞書を作成すると共に、元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化した後に、携帯端末3から取得した楽曲データに含まれる辞書用情報の全体に基づいて別の認識辞書を作成し、追加用の認識辞書と削除する辞書用情報の部分を無効化した認識辞書とを合成して作成した新たな認識辞書を、携帯端末3から取得した楽曲データに含まれる辞書用情報の全体に基づいて新たに作成した別の認識辞書に置き換えるようにしても良い。即ち、元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化しただけでは、無効化した辞書用情報の部分が不要な認識辞書として残ることになるが、携帯端末3から取得した楽曲データに含まれる辞書用情報の全体に基づいて認識辞書を最初から作成する(再構築する)ことで、不要な認識辞書を除外することができる。
図面中、1は音声認識システム、2は車載機(音声認識装置)、3は携帯端末(端末)、4はサーバ、5は制御部(認識辞書更新手段)、6は近距離通信部(データ取得手段)、8は音声認識部(音声認識手段)、9はSDカード書込部(書込手段)、11は認識辞書データベース(認識辞書記憶手段)、13はSDカード(記録媒体)、14は制御部(判定手段、制御手段)、16は広域通信部(言い換え語取得手段)、17は楽曲データベース(データ記憶手段)である。

Claims (3)

  1. 名称を含むデータを記憶するデータ記憶手段(17)と、前記データ記憶手段に記憶されているデータの更新を判定する判定手段(14)と、前記データ記憶手段に記憶されているデータの更新が新たなデータの追加であると前記判定手段により判定された場合に、その追加されたデータに含まれる名称に対応する言い換え語をサーバ(4)から取得する言い換え語取得手段(16)と、前記言い換え語取得手段により取得された言い換え語と名称との対応付けを前記データ記憶手段に記憶されているデータに辞書用情報として記憶する制御手段(14)と、を有する端末(3)と、
    前記データ記憶手段に記憶されているデータを前記端末から取得するデータ取得手段(6)と、認識辞書を記憶する認識辞書記憶手段(11)と、前記データ取得手段により取得されたデータに含まれる辞書用情報のうち前記認識辞書記憶手段に記憶されている元の認識辞書との差分の辞書用情報を抽出し、その抽出した差分の辞書用情報に基づいて元の認識辞書を更新する認識辞書更新手段(5)と、入力した音声を、前記認識辞書更新手段により更新された認識辞書を用いて音声認識する音声認識手段(8)と、前記認識辞書更新手段により更新された認識辞書を記録媒体(13)に書込む書込手段(9)と、を有する音声認識装置(2)と、を備えたことを特徴とする音声認識システム。
  2. 請求項1に記載した音声認識システムにおいて、
    前記認識辞書更新手段は、差分の辞書用情報を、追加する辞書用情報と削除する辞書用情報とに分け、追加する辞書用情報に基づいて追加用の認識辞書を作成すると共に、元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化し、
    前記音声認識手段は、入力した音声を、前記認識辞書更新手段により更新された追加用の認識辞書と元の認識辞書のうち削除する辞書用情報の部分を無効化した認識辞書とを組み合わせて音声認識することを特徴とする音声認識システム。
  3. 請求項2に記載した音声認識システムにおいて、
    前記認識辞書更新手段は、前記データ取得手段により取得されたデータから抽出した全ての辞書用情報に基づいて別の認識辞書を新たに作成し、追加用の認識辞書と削除する辞書用情報の部分を無効化した認識辞書とを合成して作成した新たな認識辞書を、前記データ取得手段により取得されたデータに含まれる辞書用情報の全体に基づいて新たに作成した別の認識辞書に置き換えることを特徴とする音声認識システム。
JP2012030575A 2012-02-15 2012-02-15 音声認識システム Expired - Fee Related JP5927969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030575A JP5927969B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 音声認識システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030575A JP5927969B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 音声認識システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013167739A JP2013167739A (ja) 2013-08-29
JP5927969B2 true JP5927969B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49178181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012030575A Expired - Fee Related JP5927969B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 音声認識システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5927969B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7409331B2 (ja) 2021-02-04 2024-01-09 日信化学工業株式会社 コーティング組成物、コーティング被膜及び該被膜を有する物品

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6833203B2 (ja) * 2017-02-15 2021-02-24 フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社 音声認識システム、音声認識サーバ、端末装置、及び語句管理方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4816409B2 (ja) * 2006-01-10 2011-11-16 日産自動車株式会社 認識辞書システムおよびその更新方法
JP2010072081A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Denso Corp 音声認識用辞書作成装置
JP5465926B2 (ja) * 2009-05-22 2014-04-09 アルパイン株式会社 音声認識辞書作成装置及び音声認識辞書作成方法
JP5693834B2 (ja) * 2009-09-17 2015-04-01 アルパイン株式会社 音声認識装置及び音声認識方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7409331B2 (ja) 2021-02-04 2024-01-09 日信化学工業株式会社 コーティング組成物、コーティング被膜及び該被膜を有する物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013167739A (ja) 2013-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11017770B2 (en) Vehicle having dialogue system and control method thereof
US20200327179A1 (en) Information providing system, information providing apparatus, and information providing method
US20110288871A1 (en) Information presentation system
JP2012230670A (ja) 戻ることによって誤認識を修正するシステム、方法及びコンピュータプログラム
US20150187351A1 (en) Method and system for providing user with information in vehicle
CN107293294A (zh) 一种语音识别处理方法及装置
US20150095024A1 (en) Function execution instruction system, function execution instruction method, and function execution instruction program
JP5275349B2 (ja) 情報処理装置、情報作成装置、情報処理方法、情報作成方法、情報処理プログラム、情報作成プログラム、および記録媒体
JP2018040904A (ja) 音声認識装置および音声認識方法
JP2012088370A (ja) 音声認識システム、音声認識端末、およびセンター
JP5335165B2 (ja) 発音情報生成装置、車載情報装置およびデータベース生成方法
JP5927969B2 (ja) 音声認識システム
US10323953B2 (en) Input of navigational target data into a navigation system
JP2007085884A (ja) ナビゲーション装置、その制御方法及び制御用プログラム
CN101908058B (zh) 计算机实施系统
CN108286985A (zh) 用于在导航设备中检索兴趣点的装置和方法
JP5942559B2 (ja) 音声認識装置
JP2014065359A (ja) 表示制御装置、表示システム及び表示制御方法
JP2002215186A (ja) 音声認識システム
JP2019174509A (ja) サーバ装置およびpoi読み方通知方法
CN101981613A (zh) 语音设备、语音控制程序以及语音控制方法
JP2008021235A (ja) 読み登録システム及び読み登録プログラム
JP2017182251A (ja) 解析装置
JP7310556B2 (ja) 情報処理システム
JP2015129672A (ja) 施設検索装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5927969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees