JP5926456B2 - 光学式加速度計システム - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、「光学式加速度計システム」と題する2012年6月6日出願の米国仮特許出願第61/656,311号、及び「光学式加速度測定システム」と題する2012年7月12日出願の米国仮特許出願第61/670,861号の優先権を主張し、両出願はその全体が参照により本出願に組み込まれる。
本発明は、概して、センサシステムに関し、特に、光学式加速度計システムに関する。
加速度を測定するための多くのタイプの計器が開発されている。その一例は力平衡型加速度計である。例えば、振子式の静電気力平衡型(pendulous electrostatic force-balanced)加速度計では、閉ループシステム内の静電気的強制動作(electrostatic forcing)が振子の慣性質量又は試験質量(proof mass)からの出力を位置付け、かつ取得するために用いられる。静電気的強制システムは、シリコン基板からエッチングされた振子部材の各側に容量性のピックオフ電極を用いることができる。各電極に一定量の電荷を順次印加するために、制御パルスが用いられる。電荷が各プレートに残る時間の量(例えば、デューティーサイクル)を変えることによって、可変の力が慣性質量に印加される。電荷が各プレートに残る時間の量は、ヌル位置に対する慣性質量の変位に基づく。しかし、静電気力平衡型加速度計は、慣性測定及び/又はナビゲーションシステムにおける誤差の主な原因となり得る加速度計のバイアス不確定性といった多くの有害な事象を受ける。バイアス不確定性は、ターン・オン時の遷移挙動と、非モデル化性と、ヒステリシス及び単なる経時的傾向を含む温度特性に対するバイアスの不安定性とのために生じ得る。さらに、振子式静電気力平衡型加速度計は、バイアス及びスケールファクタの変化をもたらす過度の加速度入力によって損傷を受け、加速度計をさらに調整するよう求められることになる。
本発明の一実施形態は、加速度計システムを含む。本システムは、直線偏光で光学ビームを放射するよう構成されたレーザーを備える。また、本システムは光学キャビティシステムを備える。光学キャビティシステムは、バネを介して加速度計ハウジングに連結され、光学ビームを反射するよう構成されたミラーを備える。また、光学キャビティシステムは、光学ビーム及び反射した光学ビームのうち少なくとも一方の少なくとも一部を受光し、加速度計ハウジングに作用する外部加速度に起因するミラーの動きを表す加速度信号を生成するよう構成された少なくとも1つの光検知器を備える。本システムは、加速度信号に基づいて外部加速度の大きさを算出するよう構成された加速度プロセッサを、さらに備える。
他の実施形態は加速度測定方法を含む。本方法は、直線偏光で光学ビームを生成するステップを含む。また、本方法は、バネを介して加速度計ハウジングに連結され、光学ビームを反射するよう構成されたミラーを備える光学キャビティシステムに光学ビームを供給するステップを含む。また、本方法は、光学ビーム及び反射した光学ビームのうち少なくとも一方の少なくとも一部を受光するよう構成された少なくとも1つの光検知器を介して加速度信号を生成するステップを含む。加速度信号は、加速度計ハウジングに作用する外部加速度に起因するミラーの動きを示すことができる。本方法は、加速度信号の周波数を、基準周波数と比較することに基づいて、外部加速度度の大きさを算出するステップをさらに含む。
他の実施形態は加速度計システムを含む。本システムは、複数の直交する軸の1つにそれぞれ対応する、複数の光学式加速度検知システムを備える。複数の光学式加速度検知システムは、それぞれ、反射した一部の光学ビームに応答して第1の直線偏光と第2の直線偏光との間で周期的に変化する直線偏光で光学ビームを放射するよう構成されたレーザーを備える。また、複数の光学式加速度検知システムは、それぞれ光学キャビティシステムを備える。光学キャビティシステムは、レーザーとミラーとの間に配置され、光学ビームを第1及び第2の直線偏光の一方から円偏光に変換し、反射した光学ビームを円偏光から第1及び第2の直線偏光の他方に変換するよう構成された1/4波長板を備える。また、光学キャビティシステムは、バネを介して加速度計ハウジングに連結され、反射した光学ビームを供給すべく光学ビームを反射するよう構成されたミラーを備える。光学キャビティシステムは、直交する複数の軸のそれぞれ1つにおける加速度計ハウジングに作用する外部加速度に起因するミラーの動きを示す加速度信号を生成するために、光学ビーム及び反射した光学ビームのうち少なくとも一方の少なくとも一部を受光する少なくとも1つの光検知器をさらに備える。光学キャビティシステムは、複数の光学式加速度検知システムそれぞれの加速度信号に基づいて外部加速度の大きさを算出するよう構成された加速度プロセッサを、さらに備える。
光学式加速度計システムの例を示す図である。 光学式加速度検知システムの例を示す図である。 タイミングチャートの例を示す図である。 光学式加速度検知システムの他の例を示す図である。 タイミングチャートの他の例を示す図である。 光学式加速度検知システムの上面図の例を示す図である。 光学式加速度検知システムのさらに他の例を示す図である。 光学式加速度計システムの他の例を示す図である。 光学式加速度計システムの他の例を示す図である。 光学式加速度検知システムのさらなる例を示す図である。 3軸の光学式加速度計システムの例を示す図である。 加速度測定方法の例を示す図である。
本発明は、概してセンサシステムに関し、特に光学式加速度計システムに関する。光学式加速度計システムは、第1の直線(すなわち、水平又は垂直)偏光で光学ビームを生成するよう構成されている垂直キャビティ面発光レーザー(VCSEL)として構成することのできるレーザーを備える。また、光学式加速度計システムは、ミラー及び少なくとも1つの光検知器を有する光学キャビティシステムを備える。ミラーは、バネを介して加速度計ハウジングに連結することができ、レーザーの方へ光学ビームを反射するよう構成される。光検知器は、反射した光学ビームをレーザーの利得媒質と光検知器との両方で受光するように、レーザーに関連する利得媒質を取り囲んで、レーザーとほぼ同一平面上に配置することができる。反射した光学ビームは、第1の直線偏光とは反対の第2の直線偏光(すなわち、それぞれ垂直又は水平の偏光)で受光することができる。例えば、光学キャビティシステムは、レーザーとミラーとの間に1/4波長板を備えることができ、1/4波長板は光学ビームを第1の直線偏光から円偏光に変換し、反射した光学ビームを円偏光から第2の直線偏光に変換することができる。
そのため、反射した光学ビームは、第1の直線偏光と第2の直線偏光との間で光学ビームの放射が周期的に振動するように、レーザーの利得媒質を励起することができる。そのため、光検知器は、光学ビームの第1と第2の直線偏光との間の遷移に基づいて周期的な振動を検知するように構成することができる。光検知器は、周期的な振動に関連する周波数を有する加速度信号を生成するよう構成することができる。周期的な振動の周波数は、加速度計ハウジングに作用する外部加速度に基づいて変わる。本システムは、加速度信号の周波数に基づく外部加速度の大きさを算出するよう構成された加速度プロセッサを、さらに備えることができる。
図1は、光学式加速度計システム10の例を示している。光学式加速度計システム10は、ナビゲーション及び/又はガイダンスシステムのような多様な用途のいずれにも実装することができる。そのため、光学式加速度計システム10は、光学式加速度計システム10に作用する外部加速度を算出するよう構成することができる。本明細書に記載されるように、外部加速度は、光学式加速度計システム10の物理的なハウジングに加えられる外力に起因する光学式加速度計システム10の物理的なハウジングの加速度として定義され、他の外力に起因する加速度と同様に重力を含むことができる。
光学式加速度計システム10は、光学式加速度検知システム12及び加速度プロセッサ14を備える。光学式加速度検知システム12は、光学式加速度検知システム12が物理的に連結されている加速度計ハウジングに加えられる外力に起因する動きを検知するよう構成される。光学式加速度検知システム12は、少なくとも1つのレーザー16及び光学キャビティシステム18を備える。レーザー16は、例えば、直交する励起軸(stimulation axes)を含む利得媒質を含むような垂直キャビティ面発光レーザー(VCSEL)として構成される。レーザー16は、本明細書でより詳細に説明されるように直線偏光間で交互する光学ビームを生成するよう構成される。例えば、レーザー16は、レーザー16の利得媒質の第1の励起軸に対する水平偏光(すなわち、p偏光)とすることができる第1の直線偏光と、レーザー16の利得媒質の第1の励起軸に対する垂直偏光(すなわち、s偏光)とすることができる第2の直線偏光との間で交互することができる。
図1の例において、光学キャビティシステム18は、バネに取り付けられたミラー20及び1つ以上の光検知器22を備える。ミラー20は、外力に応答するといったように、加速度計ハウジングの外部加速度に応答して加速度計ハウジングに対して動くことができるように、バネを介して加速度計ハウジングに取り付けることができる。ミラー20は、レーザー16から放射された光学ビームを、レーザー16から放射された光学ビームの偏光(例えば、水平又は垂直な偏光)とは逆の偏光で、光検知器22で受光されるべく光検知器22の方へ反射するように構成される。一例として、ミラー20は、レーザー16の利得媒質の、直交する励起軸を励起するように、レーザー16を周期的に水平及び垂直偏光のいずれか一方の放射と、水平及び垂直偏光の他方の放射との間で周期的に振動させるように、光学ビームをレーザー16にも反射して戻すことができる。
そして、光検知器22は、反射した光学ビームの強度を測定し、それぞれ少なくとも1つの加速度信号ACCELを生成するように構成することができる。一例として、加速度信号ACCELは、レーザー16からの水平及び垂直偏光の放射の間での周期的な振動に対応する周波数を有する。そして、加速度信号ACCELの周波数は、外部加速度に応答した加速度計ハウジングに対するミラー20の動きに応じて変化し得る。そのため、加速度信号ACCELは外部加速度の存在を示すことができる。加速度信号ACCELは、加速度信号ACCELの周波数に基づいて外部加速度の大きさを算出するよう構成される加速度プロセッサ14に供給される。例えば、加速度プロセッサ14は、加速度信号ACCELの周波数を所定の基準周波数F_REFと比較することができる。そのため、加速度計システム10は、加速度プロセッサ14に基づいて少なくとも1つの次元における、外部加速度の大きさを算出するよう構成することができる。
図2は、光学式加速度検知システム50の例を示している。光学式加速度検知システム50は、図1の例における光学式加速度検知システム12に相当する。そのため、以下の図2の例の説明では、図1の例が参照される。
光学式加速度検知システム50は、複数の光検知器54とほぼ同一平面上に配置されたVCSEL52を備える。一例として、光検知器54は、デカルト座標系55で示されるように、ほぼX軸平面におけるVCSEL52を実質的に取り囲むフォトダイオードとして構成することができる。VCSEL52は、光学ビーム56をアパーチャからほぼY軸方向に放射するよう構成され、光学ビーム56は、直線偏光(すなわち、水平又は垂直偏光)を有する。また、図2の例において、光学式加速度検知システム50は、VCSEL52から放射される光学ビーム56の光路内に1/4波長板58を備える。そのため、1/4波長板58は、光学ビーム56に1/4波長のリターダンスを与えて、光学ビーム56を直線偏光から円偏光に変換する。
また、光学式加速度検知システム50は、バネ64によって加速度計ハウジング62に取り付けられたミラー60を備える。そのため、ミラー60は加速度計ハウジング62に作用する外部加速度に応答するように、加速度計ハウジング62に対して動くことができる。VCSEL52とミラー60との間のY軸に沿う距離は、光学キャビティ66を画定する。そこで、1/4波長板58によって円偏光に変換された光学ビーム56は、反射ビーム68としてミラー60から1/4波長板58に戻るよう反射する。そして、1/4波長板58は、反射ビーム68を直線偏光に戻す変換をする。しかし、1/4波長板58によってもたらされた、追加の1/4波長のリターダンスによって、反射ビーム68の直線偏光は、VCSEL52から放射された光学ビーム56の偏光と直交する。そのため、光学ビーム56が垂直偏光を有する場合、反射ビーム68は水平偏光を有し、光学ビーム56が水平偏光を有する場合、反射ビーム68は垂直偏光を有する。
反射ビーム68は、VCSEL52及び光検知器54に戻される。そして、光検知器54は、反射ビーム68の強度をモニタするよう構成される。前述したように、VCSEL52は、互いにほぼ直交する励起軸を含む利得媒質を有することができる。そのため、VCSEL52に反射ビーム68が供給されると、反射ビーム68は、反射ビーム68の偏光に対応する励起軸、したがって、VCSEL52から放射される光学ビーム56に対して直交する励起軸を励起し始める。直交する励起軸の励起の結果、VCSEL52は、光学ビーム56の直線偏光を、反射ビーム68によって励起される励起軸に対応するように切り替える。そのため、反射ビーム68の直線偏光は、光学ビーム56と反射ビーム68との両方が1/4波長板を通ることによって、光学ビーム56に対して直交偏光に変化する。したがって、VCSEL52は、光学ビーム56を供給することで、直線偏光(例えば、垂直及び水平偏光)の間で振動する。
各光検知器54は、反射ビーム68の強度に相当する、図2の例にて加速度信号ACCEL及びACCELとして示される加速度信号ACCELを生成するように構成される。垂直直線偏光と水平直線偏光との間の光学ビーム56の各遷移において、光学ビーム56、及び反射ビーム68は、ほぼ強度0にまで降下する。そのため、加速度信号ACCELは、各遷移での強度降下に基づいて直線偏光間の遷移に対応する周波数を有することができる。
図3は、タイミングチャート100の例を示している。タイミングチャート100は、各光検知器54によって測定され、それゆえ信号ACCELに相当する反射ビーム68の時間に対する強度プロファイルを示している。時刻Tには、反射ビーム68が強度Iの水平直線偏光で光検知器54に供給され、光学ビーム56は垂直偏光で供給されている。そして、時刻T後の時間に反射ビーム68は、VCSEL52の利得媒質の水平の励起軸を励起する。その結果、およそ時刻TでVCSEL52は、光学信号56の放射を垂直直線偏光から水平直線偏光に切り替える。そのため、反射ビーム68は垂直直線偏光に変化する。およそ時刻Tで、VCSEL52は光学ビーム56の放射を垂直直線偏光から水平直線偏光に切り替えるので反射ビーム68の強度はほぼ0に降下する。水平直線偏光での光学ビーム56の放射時には、反射ビーム68の強度は、増加してほぼ強度Iに戻る。
時刻T後の時間に、反射ビーム68は、VCSEL52の利得媒質の垂直励起軸を励起する。その結果、およそ時刻Tで、VCSEL52は、光学信号56の放射を水平直線偏光から垂直直線偏光に切り替える。そのため、反射ビーム68は水平直線偏光に変化する。概ね時刻Tで、VCSEL52が光学ビーム56の放射を水平直線偏光から垂直直線偏光に切り替えるため、反射ビーム68の強度はほぼ0に降下する。垂直直線偏光での光学ビーム56の放射時には、反射ビーム68の強度は、増加してほぼ強度Iに戻る。
以降、直線偏光間の反射ビームの振動が続く。図3の例では、光学ビーム56は、ほぼ時刻Tにて垂直直線偏光で放射されてから水平直線偏光に切り替わる。その結果、反射ビーム68は、概ね時刻Tで水平直線偏光から垂直直線偏光に切り替わる。そのため、概ね時刻Tで反射ビーム68の強度はほぼ0に降下する。したがって、加速度信号ACCELはそれぞれ、直線偏光間の反射ビーム68の振動に基づく周波数を有する。そのため、加速度計システム10は、既知の定常周波数が定常(すなわち、外部加速度のない)状態に相当するように較正することができる。
図2の例に戻って参照すると、前述したように、バネ64を介して加速度計ハウジング62にミラー60を取り付けることによって、ミラー60は、加速度計ハウジング62に作用する外部加速度に応答するといったように、加速度計ハウジング62に対して動くことになる。図2の例において、加速度計ハウジング62の+Y方向の外部加速度によって、ミラー60は−Y方向に相対的に動くことになる。その結果、光学キャビティ66の長さが短くなり、光学ビーム56と反射ビーム68のそれぞれが光学キャビティ66を通過する時間が短くなる。したがって、反射ビーム68の直線偏光間の振動の周波数、すなわち加速度信号ACCELの周波数は高くなる。同様に、加速度計ハウジング62の−Y方向の外部加速度によってミラー60は+Y方向に相対的に動くことになる。その結果、光学キャビティ66の長さが長くなり、光学ビーム56と反射ビーム68のそれぞれが光学キャビティ66を通過する時間が長くなる。したがって、反射ビーム68の直線偏光間の振動の周波数、すなわち加速度信号ACCELの周波数は低くなる。加速度信号ACCELの増減量は、外部加速度の大きさに正比例する。したがって、加速度信号ACCELの周波数変化は、外部加速度の大きさに直接、相当する。
さらに、加速度信号ACCEL及びACCELは各光検知器54によって独立に生成されるため、X軸及びZ軸の少なくとも1つに、外部加速度のベクトル成分があったとしても加速度信号ACCEL及びACCELは外部加速度の大きさを示すことができる。例えば、+X方向の外部加速度は、−X方向におけるミラー60の動きをもたらすことができる。その結果、反射ビーム68は、加速度信号ACCELを生成する光検知器54よりも、加速度信号ACCELを生成する光検知器54において、より大きい表面積に供給される。多数の光検知器54を用いることで、外部加速度のベクトル成分が、加速度計システム10の動作に悪影響を与えないように、よりしっかりした加速度計システム10を提供することができる。
このようにして、加速度計システム10は、加速度信号ACCELの周波数に基づいて、外部加速度の大きさを算出することができる。したがって、加速度計システム10は、振子式の静電気力平衡型加速度計の場合にあり得るように、加速度計の追加の較正を必要とするバイアス及びスケールファクタを変化させてしまう過度の加速度入力によるダメージを受けるおそれがほとんどない。さらに、外部加速度は、(例えば、原子時計の利用に基づいて)非常に正確に算出することができる周波数の関数として算出されるため、加速度計システム10は、非常に正確な方法で加速度を算出することができ、従来の静電気力平衡型加速度計にある多くのノイズ源に影響されない。
光学式加速度検知システム50は、図2の例に限定するようには意図しないことは理解されるであろう。例えば、ミラー60を、バネ64を介して加速度計ハウジング62に取り付ける方法は、図2の例に示される方法に限定されず、様々な異なる方法(例えば、ミラー60の周辺でたわむ)で実現することができる。さらに、図2の例は、2つの光検知器54を示しているが、光学式加速度検知システム50は、代わりに単一の光検知器54を備えることもできるし、2つ以上の光検知器54を備えることもできる。そのため、光学式加速度検知システム50は、任意の様々な方法で構成することができる。
図4は、光学式加速度検知システム150の他の例を示している。光学式加速度検知システム150は、図1の光学式加速度検知システム12に相当する。そのため、以降における図4の例の説明では図1の例が参照される。
光学式加速度検知システム150は、図2の例の光学式加速度検知システム50とほぼ同様に構成することができる。図4の例では、光学式加速度検知システム150は、複数の光検知器154とほぼ同一平面上に配置されるVCSEL152を備える。VCSEL152は、図2の例で前述したように、光学ビーム156をアパーチャから、デカルト座標系155によるほぼY軸方向に放射するよう構成され、光学ビーム156は、直線偏光間で振動する。特に、光学式加速度検知システム150は、光学ビーム156の直線偏光を、反射ビーム160において直交直線偏光に変換する1/4波長板158を備える。光学式加速度検知システム150は、バネ166によって加速度計ハウジング164に取り付けられたミラー162を、さらに備え、VCSEL152とミラー162との間のY軸に沿う距離は、光学キャビティ168を画定する。
さらに、光学式加速度検知システム150は、光検知器154を覆う偏光フィルタ170を備える。一例として、偏光フィルタ170は、反射ビーム160が特定の直線偏光で供給されているときに、光検知器154が反射ビーム160を受光するのを阻止し得るように、特定の直線偏光をフィルタリングするよう構成することができる。そのため、反射ビーム160が特定の直線偏光で供給されているとき、加速度信号ACCELの大きさはほぼ0になる。
図5は、タイミングチャート200の他の例である。タイミングチャート200は、各光検知器154で測定された、信号ACCELに相当する反射ビーム160の時間に対する強度プロファイルを示している。一例として、偏光フィルタ170は、垂直直線偏光をフィルタリングするよう構成することができる。時刻Tには、反射ビーム160は、強度Iの水平直線偏光で光検知器154に供給され、光学ビーム156は、垂直直線偏光で供給される。そのため、時刻T後の時間に、反射ビーム160は、VCSEL152の利得媒質の水平励起軸を励起する。その結果、概ね時刻Tで、VCSEL152は光学信号156の放射を垂直直線偏光から水平直線偏光に切り替える。そのため、反射ビーム160は、垂直直線偏光に変化する。概ね時刻Tで、VCSEL152が光学ビーム156の放射を垂直直線偏光から水平直線偏光に切り替えるので、反射ビーム160の強度はほぼ0に降下する。しかし、反射ビーム160の垂直直線偏光をフィルタリングする偏光フィルタ170があるために、光検知器154によって測定される反射ビーム160の強度はほぼ0のままである。
時刻T後の時間に、反射ビーム160は、VCSEL152の利得媒質の垂直励起軸を励起する。その結果、概ね時刻Tで、VCSEL152は光学信号156の放射を水平直線偏光から垂直直線偏光に切り替える。そのため、反射ビーム160は、水平直線偏光に変化する。垂直直線偏光での光学ビーム156の放射時、したがって反射ビーム160が水平直線偏光で供給されると、光検知器154によって測定される反射ビーム160の強度は、増加してほぼIに戻る。
その後、直線偏光間での反射ビームの振動が続く。図5に示す例では、光学ビーム156は、概ね時刻Tで、垂直直線偏光での放射から水平直線偏光に切り替わる。その結果、概ね時刻Tで反射ビーム160は、水平直線偏光から垂直直線偏光に切り替わる。そのため、概ね時刻Tで、光検知器154によって測定される反射ビーム160の強度は、ほぼ0に降下し、光学ビーム156が垂直直線偏光で再び供給されるまで、ほぼ0のままである。したがって、前述したのと同様に、加速度信号ACCELはそれぞれ、直線偏光間での反射ビーム160の振動に基づく周波数を有する。しかし、図4及び5の例では、加速度信号ACCELの周波数は、他の全ての直線偏光の変化を通して、0と強度Iとの間の強度変化に基づいてもっと簡単に測定することができる。
図6は、光学式加速度検知システム250の上面図の例を示している。光学式加速度検知システム250は、図2の例における光学式加速度検知システム50、又は図4の例における光学式加速度検知システム150に相当する。光学式加速度検知システム250は、基板254、及びアパーチャ256を有する利得媒質を含むVCSEL252を備えている。また、光学式加速度検知システム250は、デカルト座標系260に基づいて示されるようにX-Y平面内でVCSEL252を実質的に取り囲む複数の光検知器258を備えている。
図6の例において、VCSEL252は、アパーチャ256から+Y方向に光学ビームを放射するよう構成される。そして、光学ビームは、バネで取り付けられたミラーで反射され、利得媒質256及び光検知器258によって直交偏光を有している反射ビームとして受光される。そのため、利得媒質256で受光された反射ビームの直交偏光に基づいて、光学ビームは、前述したように、直交直線偏光間で振動することができる。さらに、光検知器258は、それぞれ光学式加速度検知システム250が含まれる加速度計ハウジングの外部加速度に対応する周波数を有する加速度信号を別々に生成するよう構成することができる。
さらに、光検知器258はそれぞれ独立して加速度信号を生成するため、X軸及びZ軸の少なくとも一方に外部加速度のベクトル成分が存在しさえすれば、加速度信号は外部加速度の大きさを示すことができる。例えば、+X方向の外部加速度によってミラーは−X方向に動くことになる。その結果、図6の例における右端の光検知器258よりも左端の光検知器258の方が、広い表面積に反射ビームが供給される。そのため、光学式加速度検知システム250を備える光学式加速度計システムは、外部加速度のベクトル成分が、関連する光学式加速度計システムの動作に悪影響を及ぼさないように、ロバストに動作し得る。
さらに、図7は、光学式加速度検知システム300のさらに他の例を示している。光学式加速度検知システム300は、図1の例における光学式加速度検知システム12に相当する。そのため、以降における図7の例では、図1の例が参照される。
光学式加速度検知システム300は、図2の例の光学式加速度検知システム50と同様に構成される。図7の例において、光学式加速度検知システム300は、図2の例で前述したように、デカルト座標系305によるほぼY軸方向にアパーチャから光学ビーム304を放射するよう構成されているVCSEL302を備え、光学ビーム304は直線偏光間で振動する。特に、光学式加速度検知システム300は、光学ビーム304の直線偏光を、反射ビーム308では直交直線偏光に変換する1/4波長板306を備える。光学式加速度検知システム300は、バネ314によって加速度計ハウジング312に取り付けられる部分的に銀のミラー310を、さらに備え、VCSEL302と部分的に銀メッキされたミラー310と間の、Y軸に沿う距離は、光学キャビティ316を画定する。
ミラー310は部分的に銀メッキされているため、部分的に銀メッキされたミラー310は、光学ビーム304の一部が、透過ビーム318として部分的に銀メッキされたミラー310を通過することができるようにも構成される。透過ビーム318は、複数の光検知器320に供給され、これらの光検知器は、それぞれ透過ビーム318の強度をモニタし、図7の例に加速度信号ACCEL及びACCELとして示されて図2及び4の例で前述されているのと同様に、加速度信号ACCELを生成するように構成される。そのため、加速度信号ACCEL及びACCELは、光学ビーム304に対する反射ビーム308の直交直線偏光に基づいて、VCSEL302の直線偏光の振動に相当する周波数を有することができる。さらに、部分的に銀メッキされたミラー310は、バネ314によって加速度計ハウジング312に取り付けられるため、部分的に銀メッキされたミラー310は、外部加速度に応答して加速度計ハウジング312とは無関係に動くことができる。そのため、加速度信号ACCEL及びACCELの周波数は、図2及び4の例において前述したのと同様に外部加速度に応答して変化することができる。
そして、光学式加速度検知システム300は、図3の例のタイミングチャート100で示されるように、図2の例の反射ビーム68と同様の透過ビーム318の強度プロファイルを有することができる。しかし、光学式加速度検知システム300は、図4の例における光学式加速度検知システム150と同様に偏光フィルタを備えることもできる。例えば、光学式加速度検知システム300は、部分的に銀メッキされたミラー310と光検知器320との間に、円偏光透過ビーム318を直線偏光に変換する追加の1/4波長板を備えることができる。そしてまた、光学式加速度検知システム300は、垂直及び水平の直線偏光のうちの一方が、光検知器320に供給されるのを阻止するために光検知器320をふさぐ偏光フィルタを備えることができる。したがって、光学式加速度検知システム300は、図5の例のタイミングチャート200によって示される強度プロファイルとほぼ同様の、光検知器320によって受光される透過ビーム316の強度プロファイルを有するように構成することもできる。
図8は、光学式加速度計システム350の他の例を示している。光学式加速度計システム350は、第1の光学式加速度検知システム352、第2の光学式加速度検知システム354、及び加速度プロセッサ356を備える。例えば、第1及び第2の光学式加速度検知システム352及び354は、同様の構成要素及び大きさで構成され、図2,4,及び7の例における光学式加速度検知システム50,150,及び300のうちの1つとほぼ同様にそれぞれ構成することができる。したがって、第1の光学式加速度検知システム352は、レーザー358及び光学キャビティシステム360を備え、第2の光学式加速度検知システム354は、レーザー362及び光学キャビティシステム364を備える。そして、光学式加速度検知システム352及び354は、光学式加速度検知システム352及び354が物理的に連結されている加速度計ハウジングに加えられる外力によって生じる動きを検知するよう構成することができる。レーザー358及び362は、例えば、垂直の励起軸を含む利得媒質を有するVCSELとしてそれぞれ構成することができる。レーザー358及び362は、前述のように直線偏光間で交互に変化する光学ビームをそれぞれ生成するように構成することができる。
図8の例において、第1の光学キャビティシステム360は、バネに取り付けられたミラー366及び1つ以上の光検知器368を備え、第2の光学キャビティシステム364は、バネに取り付けられたミラー370及び1つ以上の光検知器372を備える。ミラー366及び370は、外力に応答するといったように、加速度計ハウジングの外部加速度に応答して加速度計ハウジングに対して動くことができるように、それぞれバネを介して加速度計ハウジングに取り付けることができる。ミラー366及び370は、各レーザー358及び362から放射された光学ビームを、各レーザー358及び362から放射された光学ビームの偏光(例えば、水平又は垂直偏光)とは逆の偏光で各光検知器368及び372で受光すべく、各光検知器368及び372の方へ反射する。また、ミラー366及び370は、前述したように、レーザー358及び362が、水平及び垂直偏光のうちの一方と、水平及び垂直偏光のうちの他方との間で周期的に振動するように、各光学ビームを各レーザー358及び362にも戻す方へ反射することができる。
そして、光検知器368及び372は、それぞれの反射または透過光学ビームの強度を測定し、相当する加速度信号ACCEL_1及びACCEL_2を生成するよう構成することができる。一例として、各加速度信号ACCEL_1及びACCEL_2は、各レーザー358及び362からの放射の水平及び垂直偏光の間における周期的な振動に相当する周波数をそれぞれ有することができる。したがって、加速度信号ACCEL_1及びACCEL_2の周波数は、外部加速度に応答する加速度計ハウジングに対する各ミラー366及び370の動きに応じてそれぞれ変化する。そのため、各加速度信号ACCEL_1及びACCEL_2は外部加速度の存在を示すことができる。
図8の例において、ミラー366及びミラー370を連結するバネは、ミラー366及びミラー370が外部加速度に応答して別々に動くように、関連した異なるバネ定数を有することができる。そのため、各光学キャビティシステム360及び364の有効なキャビティ長は、ミラー366及び370のバネの異なるバネ定数に基づく外部加速度に応じて異なる。例えば、光学キャビティシステム360及び364のうちの所定の1つのキャビティシステムのキャビティ長の変化は、温度とミラー366及び370のバネの関連したバネ定数との関数である。そのため、加速度プロセッサ356は、加速度信号ACCEL_1とACCEL_2の周波数の比、温度、及び所定の基準周波数F_REFに基づいて外部加速度の大きさを算出するよう構成することができる。一例として、加速度プロセッサ356は、加速度信号ACCEL_1に関連する周波数Fと加速度信号ACCEL_2に関連する周波数Fとの比を算出するために(式1)を実行することができる。
ここで、L0,1及びL0,2は、各光学キャビティシステム360及び364の初期(例えば静止時の)キャビティ長である。ΔTは温度変化である。K0,1及びK0,2は、ミラー366及び370に関連する各バネ定数である。m及びmはミラー366及びミラー377の各質量である。dL/dTは、初期温度Tから温度T+ΔTまでのキャビティ長の平均温度導関数である。dK/dTは、初期温度Tから温度T+ΔTまでのバネ定数の平均温度導関数である。
加速度プロセッサ356は、所定の基準周波数F_REFを用いて測定された周波数FとFとの比率の比較に基づいて、少なくとも1つの次元での外部加速度の大きさを算出するよう構成することができる。例えば、式(1)の各係数及び加速度プロセッサ354の出力は、例えば、所定の温度範囲(例えば−55℃〜85℃までの温度範囲)にわたり、標準の温度制御された+/-1gのタンブル較正測定(tumble calibration measurement)を用いて温度について較正することができる。そのため、光学式加速度計システム350の材料の性質の変化や所定の基準周波数F_REFに対する変化にかかわらず、較正によって実質上安定で再現性のある外部加速度を算出することができる。その結果、光学式加速度計システム350は、安定性が低く、それゆえ高価ではない、所定の基準周波数F_REFを生成する周波数基準を実装しても、温度変化を通して安定した再現性のある外部加速度の算出を実現することができる。
図9は光学式加速度計システム400のさらに他の例を示している。光学式加速度計システム400は、温度にほとんど依存しない方法で外部加速度を算出するよう構成することができる光学式加速度計システム400の他の例である。光学式加速度計システム400は、光学式加速度検知システム402及び加速度プロセッサ404を含む。例として、光学式加速度計検知システム402は、図2,4,及び7の例における光学式加速度検知システム50,150,及び400のうちの1つとほぼ同様に構成することができる。そのため、光学式加速度検知システム402は、光学式加速度検知システム402が物理的に連結された加速度計ハウジングに加えられる外力から生じる動きを検知するよう構成された、レーザー406及び光学キャビティシステム408を含む。レーザー406は、直交する励起軸を含む利得媒質を含むような、例えば、VCSELとして構成することができる。レーザー406は、前述したように直線偏光間で交互する光学ビームを生成するよう構成される。
図9の例において、光学キャビティシステム408は、バネに取り付けられたミラー410及び1つ以上の光検知器412を備える。ミラー410は、外力に応じてといったように、加速度計ハウジングの外部加速度に応じて加速度計ハウジングに対して動くことができるように、バネを介して加速度計ハウジングに取り付けることができる。ミラー410は、レーザー406から放射される偏光(例えば、水平または垂直偏光)とは逆の偏光で光検知器412において受光されるように、レーザー406から光検知器412の方へ放射された光学ビームを反射するよう構成される。ミラー410は、前述したように、レーザー406を水平又は垂直偏光のうちの一方の放射と、水平又は垂直偏光のうちの他方の放射との間で周期的に振動させるために、光学ビームをレーザー406の後方へ反射することができる。
そして、光検知器412は、反射した光学ビームの強度を測定し、加速度信号ACCELのうちのそれぞれ少なくとも1つを生成するよう構成することができる。例として、加速度信号ACCELは、レーザー406からの水平及び垂直偏光の放射間の周期的振動に相当する周波数を有することができる。そのため、加速度信号ACCELの周波数は、外部加速度に応答する加速度計ハウジングに対するミラー410の動きに応じて変化する。そのため、加速度信号ACCELは外部加速度の存在を示すことができる。加速度信号ACCELは、信号ACCELの周波数に基づく外部加速度の大きさを算出するよう構成された加速度プロセッサ404に供給される。例えば、加速度プロセッサ404は加速度信号ACCELの周波数を、所定の基準周波数F_REFと比較することができる。そのため、加速度システム400は、加速度プロセッサ404に基づいて少なくとも1つの次元の外部加速度の大きさを算出するよう構成することができる。
図9の例において、光学式加速度計システム400は、基準システム414をさらに備える。基準システム414は、光学式加速度検知システム402と同様に構成することができる。特に、基準システム414は、レーザー416及び光学キャビティシステム418を含む。レーザー416は、例えば、直交する励起軸を含む利得媒質を含むようなVCSELとして構成することができ、前述のようにレーザー416は、直線偏光間で交互する光学ビームを生成するように構成される。光学キャビティシステム418は、ミラー420及び1つ以上の光検知器422を含む。一例として、ミラー420は、図2及び4の例におけるミラー60及び162のようにそれぞれ十分な反射性とするか、又は、図7の例におけるミラー310のように部分的に銀メッキすることができる。光検知器422は、前述したように、加速度信号ACCELと同様に、2つの直交直線偏光間での光学ビームの振動に相当する周波数を有する、それぞれ1つ以上の基準信号REFを生成するよう構成される。
光学式加速度検知システム402とは対照的に、基準システム414のミラー420は、ばねを介して加速度計ハウジングに取り付けられていない。そのため、ミラー420は、外部加速度に応じて加速度計ハウジングに対して動かない。例として、基準システム414及び光学式加速度検知システム402は、プロセス整合コンポーネントとして製造することができる。そのため、基準システム414は、周波数基準として基準信号REFを加速度プロセッサ404に供給するよう構成することができる。基準信号REFの周波数基準は、加速度信号ACCELのバイアス誤差となる温度誘起の周波数変動をほぼ打ち消すよう実装すべく、加速度信号ACCELの定常状態の周波数を示すよう構成することができる。さらに、基準信号REFの周波数基準は、非常に安定して再現可能に光学式加速度検知システム402の温度を示すことができ、光学式加速度検知システム402のスケールファクタの変化を温度の関数として非常に正確に再現可能にモデリングすることができる。そのため、加速度プロセッサ404は、加速度信号ACCELの周波数を変化させる温度変動から生じる誤差がほぼなく、外部加速度の大きさを算出することができる。
図1の例に戻って参照すると、前述したように、光学式加速度計システム10は、光学式加速度検知システム12内に1つより多いレーザー16を含むことができる。例えば、光学式加速度検知システム12は、加速度プロセッサ14が、温度に実質的に無関係で、所定の基準周波数F_REFにも実質的に無関係な方法で外部加速度の大きさを算出することができるように、2つの対向レーザーを実装することができる。
また、図10は、光学式加速度検知システム450のさらなる例を示している。光学式加速度検知システム450は、図1の例の光加速度検知システム12に相当する。そのため、以下の、図10の例の説明では、図1の例が参照される。
光学式加速度検知システム450は、複数の第1の光検知器454とほぼ同一平面上に配置された第1のVCSEL452を備える。一例として、光学式加速度検知システム450は、図4及び5の例で前述したのと同様に、光検知器454上に偏光フィルタを備えることができる。第1のVCSEL452は、図2の例で前述したように、デカルト座標系455によるほぼY軸方向に第1の光学ビーム456をアパーチャから放射するよう構成され、第1の光学ビーム456は、直線偏光間で振動する。特に、光学式加速度検知システム450は、第1の光学ビーム456の直線偏光を第1の反射ビーム460では直交直線偏光に変換する1/4波長板458も備える。光学式加速度検知システム450は、反射ビーム460を供給するために第1の表面からの第1の光学ビーム456を反射するミラー462を、さらに備える。ミラー462はバネ466によって、加速度計ハウジング464に取り付けられ、第1のVCSEL452とミラー462との間のY軸に沿う距離で第1の光学キャビティ468を画定する。
光学式加速度検知システム450は、複数の第2の光検知器472とほぼ同一平面上に配置された第2のVCSEL470を備えることができる。例として、光学式加速度検知システム450は、図4及び5の例で前述したのと同様に、光検知器472上に偏光フィルタを備える。第2のVCSEL470は、アパーチャからデカルト座標系による実質上Y軸方向に第2の光学ビーム474を放射するよう構成され、第2の光学ビーム474は、第1の光学ビーム456と同様に、直線偏光間で振動する。特に、光学式加速度検知システム450は、また、第2の光学ビーム474の直線偏光を第2の反射ビーム478では直交直線偏光に変換する1/4波長板476を備える。図10の例において、ミラー462は、反射ビーム478を供給するために第2の表面から第2の光学ビーム456を反射する。第2のVCSEL470とミラー462との間のY軸に沿う距離は、第2の光学キャビティ480を画定する。
前述したのと同様に、バネ466を介して加速度計ハウジング464にミラー462を取り付けることによって、ミラー462は外部加速度に応答して加速度計ハウジング464に対して動くことになる。図10に示す例において、+Y軸方向の加速度計ハウジング464の外部加速度によって、−Y軸方向にミラー462が相対的に動いて、第1の光学キャビティ468の長さが短くなり、第2の光学キャビティ480の長さが長くなる。そのため、第1の光学ビーム456及び第1の反射ビーム460がそれぞれ第1の光学キャビティ468を通過する時間は短くなり、第2の光学ビーム474及び第2の反射ビーム478がそれぞれ第2の光学キャビティ480を通過する時間は長くなる。したがって、第1の反射ビーム460の直線偏光間の振動の周波数、すなわち、第1の光検知器454によって生成される加速度信号ACCEL及びACCELの周波数は高くなる。同様に、第2の反射ビーム478の直線偏光間の振動の周波数、すなわち、第2の光検知器472によって生成される加速度信号ACCEL及びACCELの周波数は低くなる。同様に、加速度計ハウジング464の−Y軸方向の外部加速度によって、ミラー462は+Y軸方向に相対的に動くことになり、その結果、加速度信号ACCEL及びACCELの周波数は低くなり、加速度信号ACCEL及びACCELの周波数は高くなる。
加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELの各増減量は、外部加速度の大きさに正比例する。したがって、加速度信号ACCELの周波数変化は、外部加速度の大きさに直接相当する。しかし、加速度計ハウジング464に作用する外部加速度にかかわらず、加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELとの和はほぼ等しいままである。そのため、加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELとの和は、基準周波数として実装することができ、加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELとの差は、それらの和に対する外部加速度の大きさとして実装することができる。
加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELとの和はほぼ等しいままであり、基準周波数として実装することができるため、光学式加速度検知システム450は温度変化にほぼ無関係に外部加速度を算出するよう実装することができる。特に、温度変化は、光学式加速度検知システム450の特性に影響を及ぼすため、加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELとに相当する周波数変化は、加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELとの和に相当する変化に基づいて、ほぼ相殺される。さらに、加速度信号ACCEL及びACCELと、加速度信号ACCEL及びACCELとの和が、ほぼ同じように相当する影響を受けるため、光学キャビティ480とは異なる方法で光学キャビティ468に影響を及ぼす温度変化も、ほぼ相殺される。さらに、バネ466のバネ定数によって、ミラー462が外部加速度の関数としてほぼ線形変位する限り、単位加速度あたりの測定周波数差のスケールファクタも、ほぼ一次線形のままである。したがって、加速度プロセッサ14は、温度にほぼ無関係で、所定の基準周波数F_REFを生成するための追加の周波数基準を用いずに、外部加速度を算出することができる。
図11は、3軸の光学式加速度計システム500の例を示している。3軸の加速度システム500は、ナビゲーション及び/又はガイダンスシステムのような様々な用途のうちのいずれかに実装することができる。そのため、3軸の加速度システム500は、デカルト座標空間の3つの直交する軸における3軸の加速度計システム500に作用する外部加速度を算出するよう構成することができる。
3軸の光学式加速度計システム500は、複数の光学式加速度検知システム502と、1つの加速度プロセッサ504とを備える。図11の例において、各光学式加速度検知システム502は、デカルト座標空間におけるそれぞれ直交する別個の軸に関連し、そのため、それぞれ光学式加速度検知システムX、光学式加速度検知システムY、及び光学式加速度検知システムZという。一例として、各光学式加速度検知システム502は、それぞれの直交する軸における各光学式加速度検知システム502の光学キャビティ66,168,308,468及び480の配置に基づいて、図2,4,7及び10の各例における光学式加速度検知システム50,150,300及び450のうちの1つとほぼ同様に構成することができる。そのため、光学式加速度検知システム502は、それぞれ1つ以上のレーザー506と、各光学式加速度検知システム502が3つの直交する軸でそれぞれ物理的に連結されている加速度計ハウジングに加えられる外力に起因する動きを検知するよう構成される光学キャビティシステム508とを備える。レーザー506は、例えば、直交する励起軸を含む利得媒質を含むようなVCSELとして構成することができる。レーザー506は、前述のように直線偏光間で交互する光学ビームを生成するよう構成される。これらの個々の光学式加速度検知システム502のそれぞれは、図11の例における各光学式加速度検知システム502に、各基準信号を供給するようそれぞれ構成される図9の例の基準システム414と同様の基準システムを備えることができる。
図11の例において、光学キャビティシステム508は、バネを介して取り付けられるミラー510及び1つ以上の光検知器512を備える。ミラー510は、外力に応答するといったように、加速度計ハウジングの外部加速度に応答して加速度計ハウジングに対して動くことができるように、バネを介して加速度計ハウジングに取り付けることができる。ミラー510は、レーザー506から放射された光学ビームを、レーザー506から放射された光学ビームの偏光(例えば、水平又は直交偏光)とは逆の偏光で、光検知器512で受光されるべく光検知器512の方へ反射するよう構成される。また、ミラー510は、前述したように、レーザー506を水平及び直交偏光のうちの一方の放射と、水平及び直交偏光のうちの他方の放射との間で周期的に振動させるように、光学ビームをレーザー506にも戻す方へ反射することができる。
そのため、光検知器512は、反射した光学ビームの強度を測定し、少なくとも1つの各加速度信号ACCELを生成するよう構成することができる。図11の例では、光学式加速度検知システム502は、3つの直交する各軸それぞれにおける各動きに相当する各加速度信号ACCEL、ACCEL、及びACCELを生成するよう構成される。一例として、加速度信号ACCEL、ACCEL、及びACCELはそれぞれ、レーザー506からの水平及び垂直偏光の放射の間の周期的な振動に相当する周波数を有することができる。そのため、加速度信号ACCEL、ACCEL、及びACCELの周波数は、3つの直交する軸それぞれの外部加速度に応答する加速度計ハウジングに対するミラー510の動きの各ベクトル成分に応じて変わる。そのため、加速度信号ACCEL、ACCEL、及びACCELは、3次元における外部加速度の存在を示すことができる。加速度信号ACCEL、ACCEL、及びACCELは、加速度信号ACCEL、ACCEL、及びACCELの各周波数に基づいて3次元における外部加速度の大きさを算出するよう構成される加速度プロセッサ504に供給される。例えば、加速度プロセッサ504は、加速度信号ACCEL、ACCEL、及びACCELの周波数を所定の基準周波数F_REFと比較する。そのため、3軸の光学式加速度計システム500は、加速度プロセッサ504に基づいて3次元の外部加速度の大きさを算出するよう構成することができる。
前述の構造的及び機能的特徴に関して、本発明の様々な態様に従う方法論は、図12を参照することによってよりよく認識されるであろう。説明を簡潔にするために、図12の方法論は、連続的に実行するものとして示され、かつ説明されるも、本発明は例示された順序に限定されるものでないと理解され認識されるであろう。本発明のいくつかの態様は、異なる順序で、及び/又は、本明細書で示されまたは記載されたのとは異なる態様とともに行うことができる。さらに、示されたすべての特徴が、本発明の一態様による方法論を実行するのに必要とされるものではない。
図12は、加速度測定方法550の一例を示している。ステップ552では、光学ビーム(例えば、光学ビーム56)が直線偏光で生成される。ステップ554では、光学ビームは、バネ(例えば、バネ64)を介して加速度計ハウジング(例えば、加速度計ハウジング62)に連結されているミラー(例えば、ミラー60)を備えている光学キャビティシステム(例えば、光学キャビティシステム18)に供給される。ステップ556では、加速度信号(例えば、加速度信号ACCEL)が、光学ビーム及び反射した光学ビーム(例えば、反射した光学ビーム68)のうちの少なくとも一方の少なくとも一部を受光するよう構成された少なくとも1つの光検知器(例えば、光検知器22)により生成される。加速度信号は、加速度計ハウジングに作用する外部加速度に起因するミラーの動きを示すことができる。ステップ558では、外部加速度の大きさが、基準周波数(例えば、基準信号F_REF)に対する加速度信号の周波数の比較に基づいて算出される。
上述されていることは、本発明の例である。当然、本発明の目的において、考えられる構成要素または方法の組合せのすべてを記載するのは不可能であるが、当業者は、本発明においてさらに多くの組合せ及び置換が可能であることを理解するであろう。したがって、本発明は、添付の請求項を含む本出願の範囲内にある、このような置換、修正及び変更の全てを包含するよう意図されている。

Claims (14)

  1. 垂直キャビティ面発光レーザー(VCSEL)であって、第1の直線偏光での光学ビームの放射と、前記VCSELが反射した光学ビームを受光することに応答して前記第1の直線偏光に垂直な第2の直線偏光での前記光学ビームの放射との間で振動するよう構成された垂直キャビティ面発光レーザーと、
    バネを介して加速度計ハウジングに連結され、前記光学ビームを反射するよう構成されたミラーを備える光学キャビティシステムであって、前記光学ビーム及び前記反射した光学ビームの少なくとも一方の少なくとも一部を受光して、前記第1の直線偏光と前記第2の直線偏光との間の振動に基づいて、加速度計ハウジングに作用する外部加速度に起因する前記ミラーの動きを示す加速度信号を生成するよう構成された少なくとも1つの光検知器を備える前記光学キャビティシステムと、
    前記加速度信号に基づいて前記外部加速度の大きさを算出するよう構成された加速度プロセッサと、
    を備える、加速度計システム。
  2. 前記光学キャビティシステムは、前記レーザーと前記ミラーとの間に配置され、前記光学ビームを第1の直線偏光から円偏光に変換し、かつ前記反射した光学ビームを前記円偏光から第2の直線偏光に変換する1/4波長板をさらに備える、請求項1に記載の加速度計システム。
  3. 前記光学キャビティシステムは、前記少なくとも1つの光検知器を覆い、かつ前記少なくとも1つの光検知器から前記第1及び第2の直線偏光のうち一方を実質的にフィルタリングする少なくとも1つの偏光フィルタを、さらに備える、請求項に記載の加速度計システム。
  4. 前記加速度信号は、前記第1の直線偏光と前記反射した光学ビームの第2の直線偏光との間の振動に相当する周期的な遷移を含み、前記加速度プロセッサは、前記加速度信号の前記周期的な遷移の周波数に基づいて前記外部加速度の大きさを算出するよう構成される、請求項に記載の加速度計システム。
  5. 前記少なくとも1つの光検知器は、前記レーザーの利得媒質を実質上取り囲んで、ほぼ同一面上にある複数の光検知器を備え、
    前記複数の光検知器は、それぞれ複数の加速度信号を生成するよう構成され、前記加速度プロセッサは前記複数の加速度信号に基づいて前記外部加速度を算出するよう構成される、請求項に記載の加速度計システム。
  6. 前記ミラーは、前記少なくとも1つの光検知器に前記光学ビームの一部を通すよう構成された部分的に銀メッキしたミラーとして構成される、請求項1に記載の加速度計システム。
  7. 前記レーザーは、第1のレーザーであり、前記光学キャビティシステムは、第1のバネを介して前記加速度計ハウジングに連結された第1のミラーを備え、かつ第1の加速度信号を生成するよう構成され、
    前記加速度計システムはさらに、
    直線偏光で第2の光学ビームを放射するよう構成された第2のレーザーと、
    前記第1のバネのバネ定数とは異なるバネ定数を有する第2のバネを介して前記加速度計ハウジングに連結される第2のミラーを備える第2の光学キャビティシステムであって、前記第2のミラーは、前記第2の光学ビームを反射するよう構成され、前記第2の光学キャビティシステムは、前記第2の光学ビーム及び前記反射した第2の光学ビームのうちの一方の少なくとも一部を受光し、第2の加速度信号を生成するよう構成された少なくとも1つの第2の光検知器を備える第2の光学キャビティシステムと、
    前記加速度プロセッサは、前記第1及び第2の加速度信号の比率に基づいて、前記外部加速度の前記大きさを算出するよう構成される、請求項1に記載の加速度計システム。
  8. 前記レーザーは、第1のレーザーであり、前記光学キャビティシステムは、第1の光学キャビティシステムであって、前記加速度計システムはさらに、
    前記直線偏光で第2の光学ビームを放射するよう構成された第2のレーザーと、
    前記加速度計ハウジングに連結され、前記第2の光学ビームを反射するよう構成された第2のミラーを備え、前記第2の光学ビーム及び反射した前記第2の光学ビームのうちの一方の少なくとも一部を受光し、基準信号を生成するよう構成された少なくとも1つの第2の光検知器を備えている第2の光学キャビティシステムと、を備え、
    前記加速度プロセッサはさらに、前記基準信号に基づいて前記加速度信号の温度変化を実質的に補正するように構成される、請求項1に記載の加速度計システム。
  9. 前記レーザーは、第1の光学ビームを放射するよう構成されている第1のレーザーであり、前記光学キャビティシステムは、第1の加速度信号を生成するために前記第1の反射した光学ビームを受光するよう構成された少なくとも1つの第1の光検知器を備え、前記ミラーは、第1の表面で前記第1の光学ビームを反射するよう構成され、前記システムは、前記第1の表面とは反対の、ミラーの第2の表面から反射される直線偏光で第2の光学ビームを放射するよう構成された第2のレーザーをさらに備え、前記光学キャビティシステムは、反射された第2の光学ビームを受光して、第2の加速度信号を生成するよう構成された少なくとも1つの第2の光検知器をさらに備え、前記加速度プロセッサは、前記第1と第2の加速度信号の和に対する前記第1及び第2の加速度信号の差に基づいて前記外部加速度の大きさを算出するよう構成される、請求項1に記載の加速度計システム。
  10. 加速度を測定する方法であって、
    直線偏光で光学ビームを生成するステップと、
    バネを介して加速度計ハウジングに連結され、前記光学ビームを反射するよう構成されているミラーを備える光学キャビティシステム内に前記光学ビームを供給するステップと、

    前記光学ビーム及び前記反射した光学ビームのうちの少なくとも一方の少なくとも一部を受光するよう構成された少なくとも1つの光検知器を介して加速度信号を生成するステップであって、前記加速度信号は、前記加速度計ハウジングに作用する外部加速度に起因するミラーの動きを示す、ステップと、
    基準周波数に対する前記加速度信号の周波数の比較に基づいて、前記外部加速度の大きさを算出するステップと、を含む、加速度測定方法。
  11. 前記光学ビームを生成するステップは、前記光学ビームの前記直線偏光を第1の直線偏光と第2の直線偏光との間で周期的に切り替えるステップを含み、
    前記加速度信号を生成するステップは、前記加速度信号の前記周波数が前記光学ビームの前記直線偏光を前記第1の直線偏光と前記第2の直線偏光との間で周期的に切り替える頻度に基づくよう前記加速度信号を生成するステップを含む、請求項10に記載の加速度測定方法。
  12. 直線偏光で基準光学ビームを生成するステップと、
    基準ハウジングに静的に連結され、前記基準光学ビームを反射するよう構成されている基準ミラーを備えている基準光学キャビティシステム内に前記基準光学ビームを提供するステップと、
    前記基準光学ビーム及び前記反射した基準光学ビームのうちの少なくとも一方の少なくとも一部を受光するよう構成された少なくとも1つの基準光検知器を介して基準信号を生成するステップであって、前記基準信号は前記基準周波数に相当する周波数を有するステップと、
    をさらに含む、請求項10に記載の加速度測定方法。
  13. 前記光学ビームは、第1の光学ビームであり、前記光学キャビティシステムは、第1のバネ定数を有する第1のバネを介して加速度計ハウジングに連結され、かつ少なくとも1つの第1の光検知器の少なくとも1つを介して第1の加速度信号を生成するよう構成された第1のミラーを備えている第1の光学キャビティシステムであり、
    前記方法は、さらに、
    前記直線偏光で第2の光学ビームを生成するステップと、
    前記第1のバネ定数とは異なる第2のバネ定数を有する第2のバネを介して前記加速度計ハウジングに連結され、前記第2の光学ビームを反射するよう構成された第2のミラーを備えている第2の光学キャビティシステム内に、前記第2の光学ビームを提供するステップと、
    前記第2の光学ビーム及び前記反射した第2の光学ビームのうちの少なくとも一方の少なくとも一部を受光するよう構成された少なくとも1つの第2の光検知器を介して第2の加速度信号を生成するステップであって、前記第2の加速度信号は前記加速度計ハウジングに作用する前記外部加速度に起因する前記第2のミラーの動きを示すステップと、
    前記第1及び第2の加速度信号のそれぞれ前記周波数に基づいて前記外部加速度の大きさを算出するステップと、を含む、請求項10に記載の加速度測定方法。
  14. 前記光学ビームは第1の光学ビームであり、前記光学キャビティシステムは、前記ミラーの第1の表面を含み、かつ少なくとも1つの第1の光検知器を介して第1の加速度信号を生成するよう構成された方法であって、
    前記方法は、さらに
    前記直線偏光で第2の光学ビームを生成するステップと、
    前記第1の表面とは反対の、前記第2の光学ビームを反射するよう構成されている前記ミラーの第2の表面を備える第2の光学キャビティシステムに第2の光学ビームを供給するステップと、
    前記反射された前記第2の光学ビームの少なくとも一部を受光するよう構成された少なくとも1つの第2の光検知器を介して第2の加速度信号を生成するステップと、
    前記第1及び第2の加速度信号のそれぞれ前記周波数の和に対する前記第1及び第2の加速度信号のそれぞれ前記周波数の差に基づいて前記外部加速度の大きさを算出するステップと、を含む、請求項10に記載の加速度測定方法。
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