JP5926070B2 - 回転操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転操作子と、回転操作子の回転を検出する検出部と、を備えた回転操作装置に関するものである。
従来、この種の回転操作装置として、光ディスク再生装置に備えるジョグダイヤルが知られている(特許文献1および2参照)。このジョグダイヤルは、円盤状のダイヤル本体が、モーターの主軸である回転軸に軸着した構造を有している。ダイヤル本体は、周縁部に複数のスリットを有する操作円盤部と、操作円盤部を支持すると共に、下面に複数のスリットを形成した環状の突起部を有する円盤部と、操作円盤部と円盤部との間に介設したシート部と、操作円盤部のスリットに臨む第1の光センサーと、円盤部のスリットに臨む第2の光センサーと、を備えている。第1の光センサーは、操作円盤部の回転速度および回転方向を検出し、第2の光センサーは、モーターの制御のために用いられる。そして、ダイヤル本体が回転操作されることにより、第1の光センサーからの操作信号に基づいて所定の再生(スクラッチ再生)が行われる。
特開2004−079113号公報 特開2006−092617号公報
ところで、プレーヤーがジョグダイヤルに手を着いて力を加え、或いはこれを叩く演奏スタイルがある。また近年、ジョグダイヤルにセンサーやスイッチを組み込んでおいて、モード切替えにより、ジョグダイヤルにパーカッション等の機能を持たせ、プレーの多様化を図ることが行われている。
この点において、上記従来のジョグダイヤルでは、ダイヤル本体が操作円盤部、シート部および円盤部で構成されているため、「叩き」等の繰返し荷重に対し十分な強度を持たせることができる。しかし、十分な強度を持たせ得る分、ダイヤル本体の重量が増し、慣性モーメントが大きくなって回転操作の操作感が損なわれる問題があった。また、「叩き」等の押圧操作によって、操作円盤部の周縁が撓むと、その周縁部が第1のセンサーに干渉し、検出に支障を生ずるだけでなく、センサーが損傷または破損するおそれがあった。
本発明は、回転操作子の回転検出に支障を生ずることなく、繰返し荷重に対する回転操作子の強度維持と、回転操作子の良好な操作感とを両立させることができる回転操作装置を提供することを課題としている。
本発明の回転操作装置は、回転操作子と、回転操作子を回転自在に支持する支持ベースと、回転操作子の裏面側に設けられ、回転操作子を補強する補強板と、補強板に設けられ、外周縁に被検出部位を有する検出円板と、検出円板の被検出部位に臨み、回転操作子の回転を検出する検出部と、支持ベースに回転自在に支持された回転軸と、を備え、補強板は、回転軸に固定され、回転操作子は、補強板に固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、回転操作子に加わる「叩き」等の押圧操作による繰返し荷重は、回転操作子を介して補強板が受けることになる。したがって、繰返し荷重に対する回転操作子の強度を維持することができる。また、補強板の材質、径および厚みにより、回転操作子および補強板から成る回転部分の慣性モーメントを適切なものに調整することができ、回転操作子の操作感を向上させることができる。しかも、検出円板が補強板に設けられているため、「叩き」等の押圧操作による回転操作子の撓みが、検出円板の回転検出に影響を与えることがない。したがって、回転操作子の回転検出に支障を生ずることなく、繰返し荷重に対する回転操作子の強度維持と、回転操作子の良好な操作感とを両立させることができる。
また、補強板を介して回転操作子を回転軸に固定するため、回転操作子を、広い面積を有して回転軸に支持固定することができ、回転操作子の撓みを抑制しつつ、これを安定的に支持することができる。
さらにこの場合、回転軸は、フランジ部を有し、補強板は、フランジ部に固定されていることが好ましい。
これらの構成によれば、補強板を回転軸のフランジ部に固定することにより、補強板を安定な姿勢で且つ強固に回転軸に固定することができる。
一方、補強板、検出円板および検出部は、回転操作子と支持ベースとの空間に配設されていることが好ましい。
この構成によれば、装置全体をスペース効率良く、且つコンパクトに構成することができる。また、装置の防塵性が高められ、検出部の誤検出等を有効に防止することができる。
さらに、検出円板は、外周縁に被検出部位を有するリング状の円板本体と、円板本体を保持すると共に、補強板に固定された円板ホルダーと、を有していることが好ましい。
この場合、円板ホルダーは、円錐台形状の輪郭を有するガイド斜面と、ガイド斜面に連なると共に、回転軸に直交する面に平行なリング状の保持面と、を有し、円板本体は、内周縁部で保持面に取り付けられていることが好ましい。
これら構成によれば、被検出部位を有する円板本体と、補強板および回転操作子と、の間で軸方向における距離をとることができるため、操作時における円板本体と回転操作子との干渉を有効に防止することができる。また、ガイド斜面により、リング状の円板本体を、円板ホルダーに簡単かつ精度良く取り付けることができる。なお、円板本体のホルダーへの取り付けは、接着剤により接着、或いは両面粘着テープによる貼着とすることが好ましい。
また、補強板と検出円板とは、回転操作子の裏面側に共締め状態でねじ止めされていることが好ましい。
この構成によれば、ねじ止めの箇所、組立工程および部品点数を削減することができると共に、回転操作子、補強板および検出円板を強固に一体化することができる。
一方、検出部は、支持ベースの表面側に取り付けられ、支持ベースには、裏面側から検出部を取り付けるための取付開口が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、支持ベースに回転操作子、補強板および検出円板を取り付けた後、取付開口を介して、検出部を支持ベースの裏側から取り付けることができる。したがって、検出円板および検出部が、回転操作子と支持ベースとの空間(スペース)に配設される構造であっても、組立て性が損なわれることがない。
また、回転操作子が、ジョグダイヤルであることが好ましい。
この構成によれば、ジョグダイヤルの回転検出に支障を生ずることなく、繰返し荷重に対するジョグダイヤルの強度維持と、ジョグダイヤルの良好な操作感とを両立させることができる。また、例えば補強板を金属プレート等で形成することにより、その径(サイズ)や重さを簡単に調整することができ、プレーヤー(DJ)の操作感を自在に調整することができる。
本発明の一実施形態に係るジョグダイヤルユニット(回転操作装置)の断面図である。 ジョグダイヤルユニットの分解斜視図である。 ジョグダイヤルユニットの組立方法を説明する説明図である。 第2実施形態に係るジョグダイヤルユニットの断面図である。 第3実施形態に係るジョグダイヤルユニットの断面図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の回転操作装置をジョグダイヤルユニットに適用した実施形態について説明する。このジョグダイヤルユニットは、ジョグダイヤルおよびジョグダイヤル廻りの構成部品をユニット化したものであり、スクラッチ再生を行うコントローラー製品の操作パネルに組み込まれる。
図1は、ジョグダイヤルユニット1の断面図であり、図2は、ジョグダイヤルユニット1の分解斜視図である。これらの図に示すように、ジョグダイヤルユニット1は、プレーヤーにより直接操作されるジョグダイヤル2と、ジョグダイヤル2を同軸上において支持する回転軸3、回転軸3を回転自在に支持する軸受部5を有する円形の支持ベース4と、ジョグダイヤル2の裏面側に設けた補強板6と、補強板6の裏面側に垂設された検出円板7と、検出円板7に臨む検出部8と、を備えている。ジョグダイヤル2と検出円板7とは、補強板6を介して回転軸3に固定されており、ジョグダイヤル2と検出円板7とは一体に回転し、またスクラッチ再生のためのジョグダイヤル2の回転速度および回転方向等が、検出円板7に臨む検出部8により検出される。
ジョグダイヤル2は、扁平な略円錐台形状を有する樹脂製のジョグダイヤル本体11と、ジョグダイヤル本体11の上面に広く貼着した円形の化粧板12と、を有している。ジョグダイヤル本体11の中心部には、後述するナット46およびワッシャー45が投入される円形開口14が形成されている。また、円形開口14の外側に位置して、ジョグダイヤル本体11には、4つの下孔15が形成されている。4つの下孔15は、周方向に等間隔に配設され、この4つの下孔15に螺合する4つの固定ビス16により、ジョグダイヤル2に補強板6および検出円板7が固定されている(詳細は後述する。)。
ジョグダイヤル本体11の周縁部は、環状の湾曲斜面17となっており、この部分には、ジョグダイヤル2の回転操作を補助するための複数の回転指標部位17aが等間隔に形成されている。また、環状の湾曲斜面17に連なるジョグダイヤル本体11の周端部18は下向きに垂設され(図2参照)、この周端部18は、コントローラー製品の操作パネルPに没するように配設されている。さらに、図示では省略したが、実施形態のジョグダイヤルユニット1では、モード切替えを前提として、ジョグダイヤル2にパーカッション等の機能を持たせている。
支持ベース4は、多数の抜き孔を有する円板状のベース本体21と、ベース本体21の中心部に設けられ、嵌合孔22aを有する筒状ボス部22と、筒状ボス部22の外側において筒状ボス部22と同心上に設けた内側環状リブ部23と、内側環状リブ部23の外側において内側環状リブ部23と同心上に設けた中間環状リブ部24と、中間環状リブ部24の外側において中間環状リブ部24と同心上に設けた外側環状リブ部25と、ベース本体21の外周端に突設した複数の取付片部26と、を備え、樹脂により一体に形成されている。そして、筒状ボス部22の嵌合孔22aには、上記の軸受部5が一体的に固定されている。
筒状ボス部22と内側環状リブ部23との間には、複数の第1径方向リブ部27が設けられ、また内側環状リブ部23と中間環状リブ部24との間には、複数の第2径方向リブ部28が設けられている。すなわち、筒状ボス部22、内側環状リブ部23および中間環状リブ部24は、複数の第1径方向リブ部27および複数の第2径方向リブ部28により補強されている。中間環状リブ部24は、高く起立しており、その上端部はジョグダイヤル本体11の裏面環状段部(図示省略)に臨んでいる。中間環状リブ部24とこの裏面環状段部とは、上下方向にオーバーラップしており、これらにより囲まれたジョグダイヤル2と支持ベース4との間隙に防塵スペース29が構成されている。
そして、この防塵スペース29には、上記の回転軸3、補強板6、検出円板7および検出部8が配設(収容)されている。すなわち、ジョグダイヤル2の回転を検出するための主要部分および軸部分が、ジョグダイヤル2と支持ベース4との間の空間に配設され、且つこの空間が防塵スペース29となっている。また、詳細は後述するが、防塵スペース29に臨んで、ベース本体21には、検出部8を取り付けるための取付開口30が形成されている。
複数の取付片部26は、ベース本体21の外周端から放射状に突出しており、支持ベース4(ジョグダイヤルユニット1)は、この部分でコントローラー製品の操作パネルPに内側からねじ止めされる。また、支持ベース4を、操作パネルPに取り付けた状態で、外側環状リブ部25が図示しない操作パネルP側の環状凸部に係合し、支持ベース4が操作パネルPに位置決めされるようになっている。
軸受部5は、回転軸3を介してジョグダイヤル2からスラスト力を受ける真鍮製等の滑り軸受で構成されている。軸受部5の外周面には鍔部32が設けられており、軸受部5は、図示しない金属蓋およびねじにより、支持ベース4の筒状ボス部22に保持されている。なお、ジョグダイヤル2からのスラスト力(軸方向の押圧力)は、後述する回転軸3のフランジ部42が、軸受部5の上端に上方から当接することで、受けられる。
回転軸3は、軸受部5に回転自在に支持される軸部本体41と、軸部本体41の上側に連なるフランジ部42と、フランジ部42の上側に連なる雄ねじ部43とを有し、ステンレス等の金属材料で一体に形成されている。また、フランジ部42と雄ねじ部43との間には、上記の補強板6が嵌合する補強板取付部44が形成されている。補強板取付部44は、一部が弦状に切り欠かかれており、これに軸方向から嵌合した補強板6は、回転止め状態で位置決めされる。本実施形態では、補強板6は、補強板取付部44に嵌合した状態でフランジ部42の上面に着座し、ジョグダイヤル本体11の円形開口14から投入したワッシャー45により押さえられ、さらに雄ねじ部43に螺合したナット46により、回転軸3に固定されている。なお、図2中の符号47は、化粧板12と雄ねじ部43とを電気的に導通させる導通部材である。
補強板6は、いわゆる板金製であって、ジョグダイヤル2の径より十分に小径(フランジ部42に対し十分に大径)の円板状に形成されている。補強板6の中心部には、上記回転軸3の補強板取付部44と相補的形状を為す取付孔51が形成されている。また、補強板6には、ジョグダイヤル2(ジョグダイヤル本体11)にねじ止めするための4つのばか孔52が形成されている。すなわち、この4つのばか孔52は、ジョグダイヤル本体11の4つの下孔15に合致する位置に形成されている。補強板6は、例えば1mm程度の厚みを有し、その径は、ジョグダイヤル2の操作感が良好になるように設計され、且つ最終的に製品毎に調整されるようになっている。
検出円板7は、外周縁に被検出部位61aを形成したリング状の円板本体61と、円板本体61を保持する円板ホルダー62と、を有している。円板本体61は、薄手の透光性(透明)樹脂で形成されている。被検出部位61aは、放射状に形成した複数のスリット状の開口部や切欠き部で形成しても良いが、実施形態のものは、音響的な分解能を考慮し、放射状の細線を印刷することが形成されている。後述するように、光センサーで構成された検出部8は、印刷した黒色の細線(画線)部分で光遮蔽され、細線間の透明下地部分で光透過されることで、検出信号(パルス信号)を得るようになっている。
円板ホルダー62は、円錐台形状の輪郭を有するガイド斜面64と、ガイド斜面64の上端部に設けた4つの固定片部65と、ガイド斜面64の下端部から外側に連なるリング状の保持板部66とを有し、樹脂等で一体に成形されている。ガイド斜面64には、周方向に等間隔で複数のガイド凸部64aが設けられ、実質的に、この複数のガイド凸部64aにより、円板本体61の保持板部66への装着がガイドされるようになっている。
4つの固定片部65は、ガイド斜面64の上端部から内側に向かって放射状に延在し、補強板6と平行に配設されている。各固定片部65には、円板ホルダー62を補強板6と共にジョグダイヤル2に固定するための貫通孔67が形成されており、計4つの貫通孔67は、補強板6の4つのばか孔52と合致するように配設されている。これにより、検出円板7と補強板6とが、4つの固定ビス16により、ジョグダイヤル2に共締め状態でねじ止め(ビス止め)されている。言い換えれば、補強板6は回転軸3のフランジ部42に固定され、ジョグダイヤル2および検出円板7は補強板6に固定されている。
保持板部66の上面は、回転軸3に直交する面に平行なリング状の保持面68となっており、この部分に円板本体61が着座するように取り付けられている。図示では省略したが、円板本体61の下面には、リング状の両面粘着テープが貼着されており、ガイド斜面64(複数のガイド凸部64a)を案内にして、円板本体61を上側から装着することにより、円板本体61の内周縁部が、両面粘着テープを介して保持面68に貼着される。これにより、円板本体61は、その回転中心と、ジョグダイヤル2および補強板6との平行度とにおいて、円板ホルダー62に精度良く取り付けられる。
検出部8は、検出間隙が円板本体61の被検出部位61aに臨むフォトインタラプタ71と、フォトインタラプタ71を保持する保持部材72と、を有している。フォトインタラプタ71は、図示しないが発光素子および受光素子から成るセンシング部分が、横並びに2組設けられており、検出円板7の回転速度のみならず回転方向も検出可能に構成されている。保持部材72は、フォトインタラプタ71をねじ止め固定すると共に、自身は、上記の取付開口30を介して支持ベース4の上面に、且つ検出円板7の被検出部位61aを受容するように固定される。
次に、図3を参照して、検出部8の取付けの手順を中心に、ジョグダイヤルユニット1の組立方法について説明する。上述のように支持ベース4の防塵スペース29の部分に位置して、取付開口30が形成されている。取付開口30の近傍には、検出部8(保持部材72)を固定するための固定部33が設けられており、固定部33には、保持部材72を投入位置から固定位置への移動をガイドするスライドガイドが設けられている(図示省略)。なお、検出部8の固定は、ねじ等で行われる。
ジョグダイヤルユニット1の組立では、先ず支持ベース4の筒状ボス部22に軸受部5を嵌合し、図外の金属蓋等により、軸受部5の鍔部32を筒状ボス部22にねじ止め固定する。次に、軸部本体41にグリスを塗った回転軸3を、軸受部5に挿入する(同図(a))。また、これと相前後し、両面粘着テープにより、円板ホルダー62に円板本体61を貼着して、検出円板7を組み立てる。ここで、ジョグダイヤル2に、補強板6(表裏反転)および検出円板7(表裏反転)を位置合わせし、4本の固定ビス16により、検出円板7と補強板6とを共締め状態でジョグダイヤル2にねじ止め固定する(同図(b))。
このようにして、ジョグダイヤル2、補強板6および検出円板7を組み立てたら、これを回転軸3のフランジ部42に載せる。すなわち、回転軸3の補強板取付部44に、補強板6の取付孔51を位置合わせして、ジョグダイヤル2、補強板6および検出円板7をフランジ部42に載置する。次に、ナット46およびワッシャー45を用いて、補強板6をフランジ部42に固定する。続いて、回転軸3の雄ねじ部43に導通部材47を貼り付け、さらに、両面粘着テープにより、ジョグダイヤル本体11に化粧板12に貼着する。この状態で、全体を表裏反転させ、筒状ボス部22(軸受部5)の下端から突出した回転軸3に、ワッシャーおよび止め輪(いずれも図示省略)を取り付け、回転軸3の抜止め防止を行う(同図(c))。そして、最後に、支持ベース4の部分に検出部8を取り付けるようにする。
検出部8の支持ベース4への取付けでは、作業者は、先ず検出部8を把持してこれを取付開口30から防塵スペース29内に挿入する(同図(d))。取付開口30は、円板本体61(被検出部位61a)から外側にセットバックした位置に形成されており、防塵スペース29内に挿入した検出部8を、支持ベース4の固定部33を支点に回転するようにして、検出部8の検出間隙を検出円板7の被検出部位61aに合わせ込む(同図(e))。検出部8を合わせ込んだら、検出部8を前進させて固定部33に装着する(同図(f))。その後、検出部8の保持部材72を固定部33にねじ止めし、検出部8を支持ベース4に固定する。このようにして組み立てたジョグダイヤルユニット1は、ジョグダイヤル2を回転操作してその操作感を確認し、必要であれば、分解してより軽量の補強板に入れ替えたり、或いは錘を負荷して最良の操作感を奏するよう調整する。
以上のように、本実施形態では、回転軸3に補強板6を固定し、この補強板6にジョグダイヤル2および検出円板7を固定するようにしているため、ジョグダイヤル2に対し、パーカッションモード等により繰返し荷重がかかっても、これを補強板6で無理なく受けることができる。したがって、繰返し荷重に対するジョグダイヤル2の強度を維持することができる。また、補強板6に固定された検出円板7は、ジョグダイヤル2の撓み等の影響を受けることがなく、ジョグダイヤル2の回転検出に支障を生ずることがない。
一方、補強板6は、その径および厚みにより、ジョグダイヤル2および補強板6から成る回転部分の慣性モーメントを適切なものに調整することができる。これにより、ジョグダイヤル2のデザイン性を優先しつつ、ジョグダイヤル2の操作感を最良のものに調整することができる。しかも、補強板6、検出円板7および検出部8は、ジョグダイヤル2と支持ベース4との間の防塵スペース29に配設されているため、ジョグダイヤルユニット1全体をスペース効率良く、且つコンパクトに構成することができる。これにより、コントローラー製品の薄型化を促進することができる。また、防塵スペース29の防塵性により、検出部8の誤検出等を有効に防止することができる。
次に、図4を参照して、ジョグダイヤルユニット1の第2実施形態について説明する。この実施形態では、検出円板7において、円板本体61と円板ホルダー62とが一体に形成されている。すなわち、円板本体61と円板ホルダー62とが、透明な(透光性の)樹脂材料により一体に成形されている。もちろん、円板本体61と円板ホルダー62とを、いわゆる2色成形としてもよい(この場合には、円板ホルダー62のみ透明)。このように、円板本体61と円板ホルダー62とを一体に成形することにより、検出円板7を低コストで簡単に製造することができる。
次に、図5を参照して、ジョグダイヤルユニット1の第3実施形態について説明する。この実施形態では、補強板6と検出円板7の円板ホルダー62とが一体に形成されている。すなわち、金属プレートをプレス成型(絞り加工)して、補強板6と円板ホルダー62とを一体に形成する。一体に形成した補強板6と円板ホルダー62とは、全体として逆皿型の形状となる。そこで、この場合における操作感の調整は、円板ホルダー62の保持板部66の部分で行う。このように、補強板6と円板ホルダー62とを一体に成形することにより、この部分を低コストで簡単に製造することができる。
なお、補強板6と検出円板7(円板本体61+円板ホルダー62)と、を樹脂材料で一体に形成することも可能である。この場合は、補強板6部分に高い強度が要求されない、小径のジョグダイヤルユニット1等に有用となる。また、補強板6と検出円板7(円板本体61+円板ホルダー62)と、を金属材料で一体に形成することも可能である。但し、この場合には、被検出部位61aをスリット状の開口部や切欠き部とせざるを得ず、高い分解能を要求されることないジョグダイヤルユニット1等に有用となる。
1 ジョグダイヤルユニット、2 ジョグダイヤル、3 回転軸、4 支持ベース、5 軸受部、6 補強板、7 検出円板、8 検出部、16 固定ビス、29 防塵スペース、30 取付開口、41 軸部本体、42 フランジ部、61 円板本体、61a 被検出部位、62 円板ホルダー、64 ガイド斜面、66 保持板部、 68 保持面、 71 フォトインタラプタ

Claims (8)

  1. 回転操作子と、
    前記回転操作子を回転自在に支持する支持ベースと、
    前記回転操作子の裏面側に設けられ、前記回転操作子を補強する補強板と、
    前記補強板に設けられ、外周縁に被検出部位を有する検出円板と、
    前記検出円板の前記被検出部位に臨み、前記回転操作子の回転を検出する検出部と、
    前記支持ベースに回転自在に支持された回転軸と、を備え
    前記補強板は、前記回転軸に固定され、
    前記回転操作子は、前記補強板に固定されていることを特徴とする回転操作装置。
  2. 前記回転軸は、フランジ部を有し、
    前記補強板は、前記フランジ部に固定されていることを特徴とする請求項に記載の回転操作装置。
  3. 前記補強板、前記検出円板および前記検出部は、前記回転操作子と支持ベースとの空間に配設されていることを特徴とする請求項に記載の回転操作装置。
  4. 前記検出円板は、
    外周縁に前記被検出部位を有するリング状の円板本体と、
    前記円板本体を保持すると共に、前記補強板に固定された円板ホルダーと、を有していることを特徴とする請求項に記載の回転操作装置。
  5. 前記円板ホルダーは、
    円錐台形状の輪郭を有するガイド斜面と、
    前記ガイド斜面に連なると共に、前記回転軸に直交する面に平行なリング状の保持面と、を有し、
    前記円板本体は、内周縁部で前記保持面に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の回転操作装置。
  6. 前記補強板と前記検出円板とは、前記回転操作子の裏面側に共締め状態でねじ止めされていることを特徴とする請求項に記載の回転操作装置。
  7. 前記検出部は、前記支持ベースの表面側に取り付けられ、
    前記支持ベースには、裏面側から前記検出部を取り付けるための取付開口が形成されていることを特徴とする請求項に記載の回転操作装置。
  8. 前記回転操作子が、ジョグダイヤルであることを特徴とする請求項に記載の回転操作装置。
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