JP5925753B2 - 多関節高所作業車用ウインチカバー - Google Patents

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本発明は、多関節高所作業車のウインチのロープ巻取部を被覆して雨水からロープを保護することができ、走行時にカバーが剥離する恐れがなく、しかも、その着脱作業を作業者がバケットに乗ったまま行うことができる多関節高所作業車用ウインチカバーに関する。
ここで、図4,5を参照しながら従来技術について詳細に説明する。
図4は多関節高所作業車の平面図である。また、図5は従来技術に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの装着状態を示す側面図である。なお、図5は図4中の符号Bで示す方向から見た部分矢視図である。
従来、多関節高所作業車12はウインチ16を備えており、このウインチ16に用いるロープ21は通常、合成樹脂製である。そして、このような合成樹脂製のロープ21は紫外線や雨水に曝されることで劣化しやすいという性質がある。
このため、多関節高所作業車の不使用時に、ウインチ16のロープ巻取部17を被覆してロープ21を保護する必要があった。
これまで多関節高所作業車12のロープ巻取部17には、例えば、図5に示すように合成樹脂製又は防水加工を施した織地等からなるシート状あるいは簡易な立体形状を有するカバー体20を被覆して紐22を巻き付けるなどして固定していた。
上述のような、従来技術に係るカバー体20を、多関節高所作業車12のロープ巻取部17に被覆して紐22を巻き付けて固定する作業は、図4に示すバケット15に作業者が乗ったままの状態で行うことができなかった。このため、作業者はバケット15から降りて、ブーム13上やアーム14上で従来技術に係るカバー体20を被覆したり、紐22等で固定する作業を行う必要があった。
この場合、作業者がバランスを崩してブーム13上やアーム14上から転落する事故が度々起こり安全性の点で課題であった。
このため、図4に示すような多関節高所作業車12のウインチ16のロープ巻取部17に対して、作業者がバケット15に乗ったまま着脱作業を行うことができる多関節高所作業車用ウインチカバーが必要とされていた。
本願発明と同一の解決すべき課題を有する先行技術文献は現時点では発見されていないが、関連する技術分野の先行技術文献としては以下に示すようなものが知られている。
特許文献1には「ウインチ用保護カバーおよびウインチ」という名称で、ウインチに取り付けられるウインチ用保護カバーおよび、保護カバーを備えるウインチに関する発明が開示されている。
特許文献1に開示される発明の出願は本願と同一の出願人によるものであり、特許文献1中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、ドラム14を覆い開閉自在なドラムカバー2と、ドラムカバー2の開閉に連動し、操作レバー15の操作を制限可能なレバー制限体3と、を備え、ドラムカバー2が閉じた状態ではレバー制限体3による制限が解除され、操作レバー15がニュートラル状態にのみドラムカバー2が開き、かつドラムカバー2が開いた状態ではレバー制限体3によって操作レバー15の操作が制限されるように、ドラムカバー2とレバー制限体3とを配設することを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に開示される発明によれば、ドラムの回転を停止させなければ、ドラムカバーが開らかないため、ドラムの回転中にドラムカバーを開けてしまいドラムに接触するということを確実に防止することができる。また、ドラムカバーが開いた状態では、レバー制限手段によって操作レバーの操作が制限されるため、ドラムカバーを開けた状態でドラムを回転させてしまいドラムに接触するということを確実に防止することができる。
特許文献2には「ドラム巻取索用保護カバー」という名称で、船舶の甲板上に備えられた索具の保護カバーの自動化に関する考案が開示されている。
特許文献2に開示される考案であるドラム巻取索用保護カバーは、索巻取ウインチの上部に巻取軸と平行にカバー取付軸を配設し、該カバー取付軸に回動自在に支持されてなる円弧状のカバーを設け、該カバーの端部に回動装置を取り付けたことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献2に開示される考案によれば、索具の保護カバーの取外し、取付け作業に人力を必要とせず、自動的に行うことができるので係船作業の全自動化が可能になる。
特許文献3には「ウインチドラム防護カバー」という名称で、シャフトドライブ・ウインチ車のウインチドラムの防護カバーに関する考案が開示されている。
特許文献3に開示される考案は、特許文献2中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、前面骨組み金属2で縁取りされた前面と、前面骨組み金属2,後面骨組み金属3と金属棒4とで縁取りされた上面とを金網5で被い、左右の側面に掛け金具11を先端に付けた蓋留具6を固着し金属棒4を軸として開閉する開閉蓋7を付けてドラム防護カバー1を形成し、該ドラム防護部1をウインチ車に固定する支持具8を差し込ませ長さを調節して固定する調整ネジ9が付いた支持具固定管10を後面骨組金属3に溶接した構造を有することを特徴とするものである。
上記構成の特許文献3に開示される考案によれば、ウインチドラムへの保護カバーの取付けが容易になるとともに、ウインチドラムの作業中に作業者が直接ドラムに触れることがないので、作業時の安全性が向上する。
特開2012−153459号公報 実開昭61−80790号公報 実開昭51−143964号公報
上述の特許文献1−3に開示される発明又は考案は、いずれも固定式のドラムカバーに関するものであり、本願発明のようにカバー本体を目的に応じて着脱して使用するものではない。つまり、特許文献1−3に開示される発明又は考案では、本願発明が有するような解決すべき課題が、そもそも課題として想定されていない。そして、特許文献1−3に開示される発明又は考案はいずれも、多関節高所作業車のバケットに作業者が乗ったままカバー本体を着脱させることができるよう構成されるものでもない。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものでありその目的は、多関節高所作業車のバケットに作業者が乗ったままカバー本体を着脱させることができ、それにより作業者の作業時の安全性を向上できる多関節高所作業車用ウインチカバーを提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1記載の発明である多関節高所作業車用ウインチカバーは、多関節高所作業車のブームの先端に取設されるウインチのロープ巻取部を被覆して雨水から保護するためのカバーであって、不透水性を有する材質からなり水平方向に開口部を備える袋状のカバー本体と、口部からカバー本体の側面を経由して袋状の底に向かって形成される切込みと、この切込みを開閉させる開閉具と、開口部に取設されてその締緩を調整する締緩具と、この締緩具を締めた状態で保持するための固定部と、カバー本体を被装着対象に装着した際にカバー本体の鉛直方向最下底部に穿設される少なくとも1つの水抜き孔と、を有し、切込み及び開閉具は、多関節高所作業車のバケット側に配置されており、固定部は、開口部と切込みの交差部又はその近傍に配置されていることを特徴とするものである。
上記構成の請求項1記載の発明において、カバー本体はウインチのロープ巻取部を被覆して、ロープを雨水や紫外線から保護するという作用を有する。また、切込みは、カバー本体の開口部からカバー本体の側面を経由して袋状の底に向かって形成されることで実質的に開口部を拡張するという作用を有する。より具体的には、開口部の径が被装着対象の径よりも小さい場合でも、切込みを備えることでカバー本体の開口部を広げることができ、被装着対象へのカバー本体の着脱を可能にするという作用を有する。
また、切込みを開閉させる開閉具は、切込みの開放状態と閉合状態を切り替え可能にするという作用を有する。開口部に設けられる締緩具は、開口部の締緩を調節可能にするという作用を有する。また、この締緩具に設けられる固定部は、締緩具を締めた状態で保持するという作用を有する。水抜き孔は、カバー本体装着時に、カバー本体内に侵入した雨水を外部に排出させるという作用を有する。
さらに、切込み及びその開閉具を多関節高所作業車のバケット側に配置することで、作業者による切込みの開閉作業を多関節高所作業車のバケットに乗ったまま行うことを可能にするという作用を有する。加えて、締緩具の固定部を開口部と切込みの交差部又はその近傍に配置することで、固定部の操作も作業者が多関節高所作業車のバケットに乗ったままの状態で行うことを可能にするという作用を有する。さらに、固定部が、開口部と切込みの交差部又はその近傍に配置されていることで、締緩具が切込みの開放の妨げになるのを防止するという作用を有する。
請求項2記載の発明である多関節高所作業車用ウインチカバーは、請求項1記載の多関節高所作業車用ウインチカバーであって、カバー本体は、開口部に隣接して形成される膨大部を備え、カバー本体を被装着対象に装着した際に被装着対象に膨大部が掛止されることを特徴とするものである。
上記構成の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同じ作用に加えて、カバー本体の開口部に隣接して形成される膨大部は、カバー本体を被装着対象に装着した際に被装着対象に掛止して、カバー本体から被装着対象が抜けにくくするという作用を有する。
請求項3記載の発明である多関節高所作業車用ウインチカバーは、請求項1又は請求項2に記載の多関節高所作業車用ウインチカバーであって、切込みの鉛直上方側の縁部はカバー本体の外側に迫出す庇部を備え、この庇部により切込みが被覆されていることを特徴とするものである。
上記構成の請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明と同じ作用に加えて、切込みの鉛直上方側の縁部に設けられる庇部は、切込みを被覆して雨水が切込みからカバー本体内部に侵入するのを妨げるという作用を有する。
請求項4記載の発明である多関節高所作業車用ウインチカバーは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の多関節高所作業車用ウインチカバーであって、開閉具はファスナであることを特徴とするものである。
上記構成の請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、開閉具をファスナとすることで、切込みをワンタッチで開閉可能にするという作用を有する。
請求項5記載の発明である多関節高所作業車用ウインチカバーは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の多関節高所作業車用ウインチカバーであって、カバー本体は、テント生地からなることを特徴とするものである。
上記構成の請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、カバー本体をテント生地により構成することで、カバー本体の耐久性を大幅に向上させるという作用を有する。
請求項6記載の発明である多関節高所作業車用ウインチカバーは、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の多関節高所作業車用ウインチカバーであって、締緩具はベルトであり、固定部はバックルであることを特徴とするものである。
上記構成の請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、締緩具としてベルトを用い、固定部としてバックルを用いることで、バックルにベルトを通して、バックルから導出されるベルトを引っ張るだけで、開口部の締め付け状態を所望の程度に調整するという作用を有する。
本発明の請求項1記載の発明によれば、作業者は多関節高所作業車のバケットに乗ったままカバー本体に設けられる開閉具を操作することができる。加えて、締緩具が締まった状態を固定部により保持する作業や、締緩具を緩める作業についても作業者は多関節高所作業車のバケットに乗ったまま行うことができる。この結果、作業者は、被装着対象であるロープ巻取部へのカバー本体の着脱作業を多関節高所作業車のバケットに乗ったまま行うことができる。
この場合、請求項1記載の発明である多関節高所作業車用ウインチカバーの着脱に際し、作業者は多関節高所作業車のブーム上やアーム上に移動する必要がないので、作業者の安全を確実に確保することができる。
よって、請求項1記載の発明によれば、多関節高所作業車の使用に伴う作業の安全性を大幅に向上できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同じ効果に加えて、カバー本体がその開口部に隣接して形成される膨大部を備えることで、カバー本体の装着時に、特に多関節高所作業車の走行時に、被装着対象であるロープ巻取部からカバー本体が外れるのを好適に防止できる。
より具体的に説明すると、多関節高所作業車の走行時、風圧により請求項2記載の発明を被装着対象からを引き剥がすような力が作用する。これに対して、請求項2記載の発明では、開口部に隣接して膨大部が形成されていることで、膨大部を含めたカバー本体の中空部の径(鉛直方向径)が開口部の径(鉛直方向径)よりも実質的に大きくなる。これにより、切れ込みを開放することなしに開口部から被装着対象を抜き出すことができなくなるので、多関節高所作業車の走行時に被装着対象からカバー本体が外れるのを確実に防止できる。
その一方で、請求項2記載の発明の場合は、開口部の径(鉛直方向径)が被装着対象の径(鉛直方向径)よりも小さいことになるが、請求項2記載の発明が切込みを備えていることで、この切込みを利用して開口部の径を実質的に広げることができるので被装着対象へのカバー本体の着脱も支障なく行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明と同じ効果に加えて、庇部を備えることで、切込みからカバー本体内部への雨水の侵入を一層好適に防止できる。この結果、ロープ巻取部に巻き取られているロープの保護効果を高めることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の発明と同じ効果に加えて、開閉具をファスナとすることで、切込みの開閉作業をワンタッチで行うことができる。この結果、請求項4記載の発明の着脱作業を容易にできる。よって、被装着対象へのカバー本体の装着を安全かつスムースに行うことができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のそれぞれに記載の発明と同じ効果に加えて、カバー本体をテント生地により構成することで、カバー本体を合成樹脂製のシート材により構成する場合に比べてその耐久性を大幅に向上できる。この結果、請求項5記載の発明の耐用期間を長くできる。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のそれぞれに記載の発明と同じ効果に加えて、締緩具としてベルトを用い、さらに、固定部をバックルとすることで、バックルにベルトを通してその導出部分を作業者がバケットに居ながら引っ張るだけで、カバー本体の開口部を所望の程度に締まった状態にすることができる。また、必要に応じて簡単な操作で容易にベルトを緩めることもできる。この結果、請求項6記載の発明の着脱作業を一層容易にできる。
本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの概念図である。 本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの使用状態を示す概念図である。 本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの変形例を示す断面図である。 本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの装着対象である多関節高所作業車の平面図である。 従来技術に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの装着状態を示す側面図である。
本発明の実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバーについて図1乃至図3を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの概要について図1を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの概念図である。
本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aは、先の図4に示すような多関節高所作業車12のブーム13の先端13a(図5を参照)に設けられるウインチ16のロープ巻取部17を被覆するように設けられて、ロープ巻取部17に巻き取られているロープ21(図4を参照)を雨水や紫外線から保護するためのものである。
このような本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aは、図1に示すように、不透水性を有する材質からなり開口部3を備えて水平方向に伸長する袋状のカバー本体2と、このカバー本体2の開口部3から袋状体の側面を経由して底に向かって形成される切れ込み4と、この切れ込み4を開閉させるファスナ5(開閉具)と、先の開口部3の周縁に取設されてその締緩を調整するバンド6a,6b(締緩具)と、このバンド6a,6bを締めた状態で保持するためのバックル7(固定部)と、カバー本体2を被装着対象(図4に示すロープ巻取部17)に装着した際に、カバー本体2の鉛直方向最下底部に穿設される少なくとも1つの水抜き孔8により構成されるものである。
さらに、上述のような本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、カバー本体2に設けられる切れ込み4及びそれを開閉させるためのファスナ5(開閉具)が、図4に示す多関節高所作業車12におけるバケット15側に配置されている(以下で参照する図2を参照)。
加えて、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、カバー本体2の開口部3の周縁と切れ込み4の交差部9又はその近傍に、バックル7(固定部)が配置されている。
なお、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、カバー本体2の表面にバンド通し18を設けてこのバンド通し18にバンド6a,6b(締緩具)を挿通させる場合を例に挙げて説明しているが、カバー本体2の開口部3に巾着状のバンド通し(図示せず)を形成しておき、このバンド通しにバンド6a,6b(締緩具)を挿通させる構造でもよい。
次に、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの使用方法について図1,2,4を参照しながら詳細に説明する。
ロープ巻取部17への本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの装着は、作業者が多関節高所作業車12のバケット15に乗ったまま行う。従って、図4に示す状態で、バケット15に乗った作業者の手がロープ巻取部17に届かない場合は、多関節高所作業車12のアーム14を操作してロープ巻取部17にバケット15を可能な限り近づけて多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの装着作業を行うとよい。なお、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの取外し作業を行う場合も同じである。
図2は本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの使用状態を示す概念図である。なお、図1,4,5に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。なお、図2は、図4に示す多関節高所作業車12のバケット15にいる作業者が被装着対象であるロープ巻取部17及びそれに装着される多関節高所作業車用ウインチカバー1Aを見た状態を示している。
本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの装着を行うに当たり、まず、多関節高所作業車12におけるバケット15位置を必要に応じて本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの装着に好適な位置に移動する。
次に、図1に示す多関節高所作業車用ウインチカバー1Aのバンド6a,6b(締緩具)が締まった状態であれば、バックル7(固定部)からバンド6bを抜き取って交差部9上に配されるバンド6a,6b(締緩具)を開放状態にしておく。さらに、図1に示す多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの切れ込み4に設けられるファスナ5(開閉具)を操作して切れ込み4を開いた状態にする。
そして、この状態で開口部3及び切れ込み4からなるカバー本体2の開放部分から被装着対象であるロープ巻取部17をカバー本体2の中空部内に収容する。この後、開閉具である例えばファスナ5を操作して切れ込み4を閉じる。
さらに、開口部3の周縁に取設されるバンド6a(締緩具)の端部に設けられるバックル7(固定部)に他のバンド6b(締緩具)の端部を挿通して、バンド6bの端部を所望量だけ引っ張って、バンド6a,6b(締緩具)による開口部3の締め付け程度を所望量に調整すればよい。
このように本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、多関節高所作業車12のバケット15が配される側のカバー本体2に、切れ込み4及びその開閉のためのファスナ5(開閉具)が設けられており、かつ、バンド6a,6b(締緩具)のバックル7(固定部)もカバー本体2のバケット15が配される側に設けられているので、作業者はバケット15に乗ったままカバー本体2の切れ込み4の開閉動作と、バンド6a,6b(締緩具)の締緩作業を行うことができる。
すなわち、作業者が多関節高所作業車12のバケット15に乗ったまま、ウインチ16のロープ巻取部17に本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aを装着することができる。
なお、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、カバー本体2の開口部3の周縁と切れ込み4の交差部9に又はその近傍に、バックル7(固定部)が配置されている。
この場合、開口部3の周縁に設けられるバンド6a,6b(締緩具)が、切れ込み4を開放状態にする際の妨げにならない。
より具体的に説明すると、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、上記構成を備えることで、カバー本体2の開口部3の周縁と切れ込み4の交差部9上において、バンド6a,6b(締緩具)がつながった状態(連結された状態)から分かれた状態に状態が変化する。つまり、バンド6a,6b(締緩具)が不連続になる位置に切れ込み4の始点が形成されることで、切れ込み4を構成する辺部4a,4bをスムースに離間させて切れ込み4を開放状態にすることができる。
これにより、被装着対象であるロープ巻取部17へのカバー本体2の着脱を確実にかつスムースに行うことができる。
なお、カバー本体2において開口部3と切れ込み4の交差部9上においてバンド6a,6b(締緩具)が連続状態になる場合であっても、バンド6a,6b(締緩具)が十分な長さを有して所望程度に緩めることができれば、カバー本体2を被装着対象に装着できないことはないが、弛んだバンド6a,6b(締緩具)が障害になってカバー本体2の着脱がスムースにできなくなると考えられるため、作業性はやや低下する。
また、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、切れ込み4の開閉具としてファスナ5を用いる場合を例に挙げて説明しているが、開閉具としてファスナ5以外のものを用いることもできる。
ファスナ5以外の開閉具としては、例えば、面ファスナやスナップボタン、ホック、マグネット使用開閉構造等を用いることができる。つまり、カバー本体2に形成される切れ込み4の開閉状態を切り替え可能に構成されるものであればどのようなものでも使用可能である。
本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aにおいて切れ込み4の開閉具として特にファスナ5を用いる場合は、ワンタッチで切れ込み4の開閉を行うことができるというメリットがある。
さらに、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、カバー本体2の開口部3に締緩具としてバンド6a,6bを、また、固定部としてバックル7を用いる場合を例に挙げて説明しているが、これ以外にも、例えば、カバー本体2の開口部3を巾着状にして、袋状の折り返し部内に紐を挿通させておき、この紐の端部を交差部9から、より具体的には交差部9において切れ込み4を挟んだ辺部4a,4bのそれぞれから導出させて、導出された紐を結んでその結び目を固定部としてもよい。
あるいは、図1に示す固定部としてのバックル7に代えて面ファスナをバンド6a,6bの端部に取設しておき、面ファスナの掛着位置を変えることでバンド6a,6bによる開口部3の締め付け程度を変更可能に構成することもできる。
また、これ以外の方法としては、カバー本体2の開口部3の周縁に伸縮性を有するゴムバンドを周設しておき、開口部3と切れ込み4の交差部において、例えば、スナップボタンや面ファスナ等を固定部として用いてこのゴムバンドの連続状態と不連続状態を切り替え可能に構成してもよい。
すなわち、開口部3と切れ込み4の交差部又はその近傍に固定部を備えて、開口部3の締緩を切り替え可能にできるのであれば、図1に示すようなバンド6a,6bやバックル7を用いる必要は必ずしもない。
なお、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの締緩具として特にバンド6a,6bを、固定部としてバックル7を用いる場合は、開口部3の締緩構造をシンプルにできるとともに、開口部3の締め付けの程度を無段階の所望の程度に調整しその状態を保持することができるというメリットがある。
また、図1に示す本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aのカバー本体2を構成するシート材は、不透水性有しかつ縫製や熱圧着等の加工が可能なシート体であればどのようなものでも使用できる。
特にカバー本体2を、織地に防水加工を施してなるテント生地により構成する場合は、カバー本体2の耐久性を大幅に向上できるというメリットがある。
この場合、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの耐用期間を長くできる。
続いて、再び図1を参照しながら本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの変形例について説明する。
本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aは、カバー本体2の開口部3にその締緩を調整するための構成として締緩具及び固定部を備えているので、図1に示す開口部3径C(開口部3の鉛直方向径)が、被装着対象の径(被装着対象の鉛直方向径)とほぼ同じでも何ら支障はない。
しかしながら、図4に示すような多関節高所作業車12が走行すると、図4の紙面左側から右側に向かう方向に風圧が作用する。つまり、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aをロープ巻取部17から引き剥がすような力が作用する。
この場合、万一、締緩具(例えば、バンド6a,6b)に緩みがある場合に、多関節高所作業車用ウインチカバー1Aが被装着対象であるロープ巻取部17から外れる懸念がある。
このような事情に鑑み、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aでは、図1に示すように、カバー本体2の開口部3に隣接して膨大部10を形成しておくとよい。膨大部10とは、カバー本体2の袋状部分の中空部径Dが開口部3径Cよりも大きくなるように構成された部分を意味している。ただし、中空部径Dは少なくとも、被装着対象であるロープ巻取部17の径(鉛直方向径)と同じかあるいはそれにクリアランスを含めた大きさにしておく必要がある。
この場合、切れ込み4を開放状態にしないと被装着対象であるロープ巻取部17にカバー本体2を装着できないものの、ロープ巻取部17にカバー本体2を装着した際に、ロープ巻取部17の鉛直下方側の角部17aにカバー本体2の膨大部10が係止することで、被装着対象であるロープ巻取部17から本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aが外れるのを防止することができる。
従って、カバー本体2がその開口部3に近接する位置に膨大部10を備えることで、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aを被装着対象から外れ難くすることができる。
なお、ここでは多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの中空部の水平方向径については特に触れていないが、この部分を、少なくとも被装着対象の水平方向径と同じかそれにクリアランスを含めた大きさにしておく必要があることは言うまでもない。
最後に図3を参照しながら、本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aの他の変形例について説明する。
図3は本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバーの変形例を示す断面図である。なお、図1又は図2に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図3に示す変形例に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Bは、先の図1に示すように配置した多関節高所作業車用ウインチカバー1Bを図1中のA−A線矢視方向から見た断面図である。
本発明の変形例に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Bは、上述の本実施の形態に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Aとほぼ同じ構成を有するものであるが、切れ込み4を構成する鉛直上方側の辺部4a(縁部)に、カバー本体2の外側に向かって迫り(せり)出す庇部11を備える点が異なっている。
本発明の変形例に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Bは、上述のような庇部11を備えることで、切れ込み4から雨水がカバー本体2の中空部内に侵入するのを好適に防止できる。
このような本発明の変形例に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1Bによれば、カバー本体2によるロープ21の保護効果を一層高めることができる。
なお、カバー本体2をテント生地等の布地で構成する場合は、布地同士の重なり部を図3中に示される縫い糸19により固定するとよい。また、カバー本体2を合成樹脂製のシート材により構成する場合は、縫い糸19を用いる代わりに熱圧着するなどしてシート材同士を固定してもよい。
上述のような本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1A,1Bによれば、作業者は多関節高所作業車12のバケット15に乗ったまま手を伸ばしてウインチ16のロープ巻取部17にカバー本体2を着脱することができる。
この結果、ロープ巻取部17へのカバー本体2の着脱作業を行うに当たり、作業者が多関節高所作業車12のブーム13上やアーム14所に乗り移る必要がなくなり、これによりブーム13上やアーム14上からの作業者が転落する事故が発生するのを確実に防止できる。
また、本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1A,1Bによれば、図5に示すような従来技術に係るカバー体20に比べて、カバー本体2を大幅にコンパクトにできるので、不使用時の収納も容易になる。
加えて、本発明に係る多関節高所作業車用ウインチカバー1A,1Bによれば、ロープ巻取部17に対しその形状にフィットした形態のカバー本体2が装着されるので、多関節高所作業車12の審美性も高めることができる。
以上説明したように本発明は、多関節高所作業車のバケットに乗ったまま、ウインチのロープ巻取部に対して着脱することができる多関節高所作業車用ウインチカバーであり、多関節高所作業車を含むメンテナンス設備に関する技術分野において利用可能である。
1A,1B…多関節高所作業車用ウインチカバー 2…カバー本体 3…開口部 4…切れ込み 4a,4b…辺部 5…ファスナ(開閉具) 6a,6b…バンド(締緩具) 7…バックル(固定部) 8…水抜き孔 9…交差部 10…膨大部 11…庇部 12…多関節高所作業車 13…ブーム 13a…先端 14…アーム 15…バケット 16…ウインチ 17…ロープ巻取部(被装着対象) 17a…角部 18…バンド通し 19…縫い糸 20…カバー体 21…ロープ 22…紐

Claims (6)

  1. 多関節高所作業車のブームの先端に取設されるウインチのロープ巻取部を被覆して雨水から保護するためのカバーであって、
    不透水性を有する材質からなり水平方向に開口部を備える袋状のカバー本体と、
    記開口部から前記カバー本体の側面を経由して袋状の底に向かって形成される切込みと、
    この切込みを開閉させる開閉具と、
    前記開口部に取設されてその締緩を調整する締緩具と、
    この締緩具を締めた状態で保持するための固定部と、
    前記カバー本体を被装着対象に装着した際に前記カバー本体の鉛直方向最下底部に穿設される少なくとも1つの水抜き孔と、を有し、
    前記切込み及び前記開閉具は、前記多関節高所作業車のバケット側に配置されており、
    前記固定部は、前記開口部と前記切込みの交差部又はその近傍に配置されていることを特徴とする多関節高所作業車用ウインチカバー。
  2. 前記カバー本体は、前記開口部に隣接して形成される膨大部を備え、
    前記カバー本体を前記被装着対象に装着した際に前記被装着対象に前記膨大部が掛止されることを特徴とする請求項1記載の多関節高所作業車用ウインチカバー。
  3. 前記切込みの鉛直上方側の縁部は前記カバー本体の外側に迫出す庇部を備え、
    この庇部により前記切込みが被覆されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多関節高所作業車用ウインチカバー。
  4. 前記開閉具はファスナであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の多関節高所作業車用ウインチカバー。
  5. 前記カバー本体は、テント生地からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の多関節高所作業車用ウインチカバー。
  6. 前記締緩具はベルトであり、
    前記固定部はバックルであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の多関節高所作業車用ウインチカバー。
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