JP5925392B2 - 計時器用ばね仕掛けバランスアセンブリの慣性設定又は平衡化 - Google Patents
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Description
このばね仕掛けバランスアセンブリは、バランスコックを介してバランスばねスタッドを支えるプレート上でマウントされており、
前記ばね仕掛けバランスアセンブリは、回転軸を中心に回転するバランスと、及びバランスばねとを有し、
前記バランスばねの内側コイルは、前記バランス又は前記バランスと一体的にマウントされたコレットに固定され、
前記バランスばねの外側コイルは、前記スタッドに固定されて前記プレート又は前記バランスコック内に保持され、
材料の除去による前記バランスの慣性設定及び/又は平衡化のための再機械加工技術が、工具又は摩耗の機械加工、レーザービーム又はプラズマの射出、又は液体ジェット射出の中から選択され、この再機械加工技術は、摩耗及び/又はチャージ及び/又は変形及び/又は加熱処理の手段を有する再機械加工手段によって実装され、
この再機械加工技術の選択に応じて、前記バランスばねの任意の点と、前記バランスの慣性設定及び/又は平衡化のための再機械加工領域との間の最小距離を形成する第1の距離の値が定められ、
前記バランスばねは、前記バランスへの取り付けの前に、前記バランスばねの前記外側コイルが、前記バランスばねスタッドへの取り付け位置において、曲げられ及び/又はねじられ、これによって、前記外側コイルの活性な端部分を前記周表面から離し、
前記バランスと前記バランスばねは、前記内側コイルを前記バランス又は前記バランスと一体的にマウントされた前記コレットに固定することによって、お互いどうしが不可逆的に組み立てられ、
前記外側コイルは、前記バランスばねスタッドへと改変防止性を有する形態で定位置に固定され、前記バランスばねスタッドは、前記バランスコックに対する不可逆的な取り付けによって改変防止性を有する形態で動けなくされ、
前記バランスの周囲において、前記バランスの慣性設定及び/又は平衡化のために前記周表面を前記再機械加工領域として決め、前記表面の任意の点は、少なくとも前記第1の所定の距離の値の分、前記バランスばねから離れており、これによって、組み立てられたばね仕掛けバランスアセンブリ上の前記バランスの慣性設定及び/又は平衡化のための前記周領域上の前記バランスの不可逆的な再機械加工時の前記バランスばねの特徴に対するいずれの変更をも防ぎ、
前記バランスばねは、前記バランスへの取り付けの前に、その外側コイルが前記バランスばねスタッドへの取り付け位置において曲げられ及び/又はねじられ、これによって、前記外側コイルの活性な端部分を前記周表面から離し、
前記バランス及び前記バランスばねは、前記バランス又は前記バランスと一体的にマウントされた前記コレットに前記バランスばねの内側コイルを固定することによって、製造され、お互いと不可逆的に組み立てられ、
前記外側コイルは、前記バランスばねスタッドに改変防止性を有する形態で固定され、前記バランスばねスタッドは、前記バランスコックに対する不可逆的な取り付けによって改変防止性を有する形態で動けなくされ、
選択される再機械加工技術に応じて、前記第1の距離以上であって、前記バランスばねスタッドと、第2の所定の距離よりも大きな値の分前記バランスばねスタッドから離れた前記周表面との間の最小距離を形成する第2の距離の値が定められ、これによって、組み立てられたばね仕掛けバランスアセンブリ上の前記バランスの慣性設定及び/又は平衡化のための前記周領域上の前記バランスの再機械加工時における前記バランスばねスタッドへの前記バランスばねの取り付けの特徴に対するいずれの変更をも防ぎ、
慣性設定及び/又は平衡化のためのいずれの必要な再機械加工操作の値及び位置が決められ、
慣性設定及び/又は平衡化の再機械加工操作は、前記周表面上でのみ行われつつ、前記再機械加工手段の軌道を、前記回転軸を中心とする第1の回転面の外側であって前記周表面の最小半径上にあって前記バランスばねの任意の活性点から前記第1の距離よりも大きな距離離れているような空間に制限し、前記第1の表面は、第1の頂点を有し回転軸を中心とし第1の錐面の頂角が第1の所定の値よりも小さい。
− バランスとバランスばねが互いに不可逆的に固定されるようなばね仕掛けバランス対と、
− このばね仕掛けバランス対及びいずれの調整ねじの両方を有する規制メンバーであるトップアセンブリとである。
− 切断工具又はレーザーによって材料が除去されることを防ぐ表面処理又は保護(例、保護の場合の反射面保護)によって、又は
− 内側及び外側の2つの部分にてバランスを構築することによってである。この内側部分は、径がしきい値の径よりも小さく、切断工具ないしレーザーによる材料の除去を妨げる材料で作られている。
− バランス2及びバランスばね3は、バランスばね3の内側コイル4を、バランス2又はバランス2と一体的にマウントされたコレット5に固定することによって、互いに不可逆的に組み立てられるようにして製造される。
− バランスばね3の外側コイル6は、改変防止性を有する形態で、バランスばねスタッド7に定位置にて固定される。このバランスばねスタッド7は、バランスコック80に対する不可逆的な取り付けによって改変防止性を有する形態で動けなくされる。
− 材料の除去によるバランス2の慣性設定及び/又は平衡化のために、工具又は摩耗の機械加工、レーザービーム、プラズマ射出又は液体ジェット射出の中から、再機械加工技術が選択される。この再機械加工技術は、摩耗及び/又はチャージ及び/又は変形及び/又は加熱の手段を含む再機械加工手段によって実装される。
− 再機械加工技術の選択に応じて、第1の距離E1の値が定められる。これは、バランスばね3の任意の点と、及びバランス2の慣性を設定及び/又は平衡化のための再機械加工領域との間の最小距離を形成する。
− バランス2の周部にて、バランス2の慣性設定及び/又は平衡化のために、再機械加工領域として、周表面20が決定される。これにおいて、表面20の任意の点は、少なくとも第1の所定の距離E1の値の分、バランスばね3から離れている。これによって、組み立てられたばね仕掛けバランスアセンブリ1上のバランス2の慣性設定及び/又は平衡化をするための周領域20上のバランス2の不可逆的な再機械加工時のバランスばね3の特徴に対するいずれの変更をも防ぐ。
− 選択された再機械加工技術に応じて、第1の距離E1以上であって、バランスばねスタッド7と、及び第2の所定の距離E2よりも大きな値の分バランスばねスタッド7から離れている周表面20との間の最小距離を形成するような第2の距離E2の値が定められる。これによって、組み立てられたばね仕掛けバランスアセンブリ1上のバランス2の慣性設定及び/又は平衡化のための周領域20上のバランス2の再機械加工時のバランスばねスタッド7へのバランスばね3の取り付けの特徴に対するいずれの変更をも防ぐ。
− 慣性設定及び/又は平衡化のための任意の必要な再機械加工操作の値及び位置が決定される。
− 慣性設定及び/又は平衡化の再機械加工は、周表面20上でのみ行われつつ、回転軸Dを中心とする回転21の第1の表面の外であって周表面20の最小半径201上でバランスばね3の任意の活性点から第1の距離E1よりも大きい距離離れている空間内に、再機械加工手段の軌道を制限し、第1の表面21は、第1の頂点Sが回転軸Dを中心とし第1の頂角βが第1の所定の値βOよりも小さいような錐面である。
− バランスばね3の両端の位置は、一方では、バランス2に対して、他方では、ムーブメント10のプレート8又はバランスコック80に対して、改変防止性を有する形態で動けなくされたバランスばねスタッド7に対して、改変防止性を有する形態で設定される。
− バランスを調整するいずれの手段9も、再機械加工位置にて動けなくされる。
− 慣性設定及び/又は平衡化の再機械加工の操作が行われる。
− ばね仕掛けバランスアセンブリ1の近傍に、材料の除去、工具又は摩耗機械加工、レーザービーム又はプラズマの射出、又は液体ジェット射出によって機械加工する手段が置かれる。
− 外側コイル6は、改変防止性を有する形態でバランススタッド7に固定され、このバランススタッド7は、ムーブメント10のプレート8に対して又はバランスコック80に対しての不可逆的な取り付けによって、改変防止性を有する形態で動けなくされる。
− 慣性設定及び/又は平衡化のためのいずれの必要な再機械加工操作の値及び位置が決定される。
− 慣性設定及び/又は平衡化の再機械加工操作が、周表面20上で行われる。
− バランス2は、初期の製造段階において、2つの止め位置の間で捕獲されるようにマウントされる調整ねじ9を有する。これによって、出荷時設定位置においてばね仕掛けバランスアセンブリ1の慣性設定又は平衡化をする再機械加工操作を行い、バランス2の調整ねじ9はそれぞれ、バランス2上の第1の止め位置91にて動けなくされる。これにおいて、ねじ9が備える第1の頭93は、バランス2の周区画29に当接するように保持される。
Claims (12)
- 計時器用振動機構(10)においてマウントされるばね仕掛けバランスアセンブリ(1)を作り、慣性設定及び/又は平衡化をする方法であって、
このばね仕掛けバランスアセンブリ(1)は、バランスコック(80)を介してバランスばねスタッド(7)を支えるプレート(8)上でマウントされており、
前記ばね仕掛けバランスアセンブリ(1)は、回転軸(D)を中心に回転するバランス(2)と、及びバランスばね(3)とを有し、
前記バランスばね(3)の内側コイル(4)は、前記バランス(2)又は前記バランス(2)と一体的にマウントされたコレット(5)に固定され、
前記バランスばね(3)の外側コイル(6)は、前記バランスばねスタッド(7)に固定されて前記プレート(8)又は前記バランスコック(80)内に保持され、
前記バランス(2)は、以下のように製造され、すなわち、
前記バランスばね(3)は、前記バランス(2)への取り付けの前に、前記バランスばね(3)の前記外側コイル(6)が、前記バランスばねスタッド(7)への取り付け位置において、曲げられ及び/又はねじられ、これによって、前記外側コイル(6)の振動する端部分を前記バランス(2)の周表面(20)から離し、
前記バランス(2)と前記バランスばね(3)は、前記内側コイル(4)を前記バランス(2)又は前記バランス(2)と一体的にマウントされた前記コレット(5)に固定することによって、お互いどうしが不可逆的に組み立てられ、
前記外側コイル(6)は、前記バランスばねスタッド(7)へと改変防止性を有する形態で定位置に固定され、前記バランスばねスタッド(7)は、前記バランスコック(80)に対する不可逆的な取り付けによって改変防止性を有する形態で動けなくされ、
材料の除去による前記バランス(2)の慣性設定及び/又は平衡化のための再機械加工技術が、工具又は摩耗の機械加工、レーザービーム又はプラズマの射出、又は液体ジェット射出の中から選択され、この再機械加工技術は、摩耗及び/又はチャージ及び/又は変形及び/又は加熱処理の手段を有する再機械加工手段によって実装され、
この再機械加工技術の選択に応じて、前記バランスばね(3)の任意の点と、前記バランス(2)の慣性設定及び/又は平衡化のための再機械加工領域との間の最小距離を形成する第1の距離(E1)の値が定められ、
前記バランス(2)の周囲において、前記バランス(2)の慣性設定及び/又は平衡化のために前記周表面(20)を前記再機械加工領域として決め、前記周表面(20)の任意の点は、少なくとも前記第1の所定の距離(E1)の値の分、前記バランスばね(3)から離れており、これによって、組み立てられたばね仕掛けバランスアセンブリ(1)上の前記バランス(2)の慣性設定及び/又は平衡化のための前記周表面(20)上の前記バランス(2)の不可逆的な再機械加工時の前記バランスばね(3)の特徴に対するいずれの変更をも防ぎ、
前記バランスばね(3)は、前記バランス(2)への取り付けの前に、その外側コイル(6)が前記バランスばねスタッド(7)への取り付け位置において曲げられ及び/又はねじられ、これによって、前記外側コイル(6)の振動する端部分(61)を前記周表面(20)から離し、
前記バランス(2)及び前記バランスばね(3)は、前記バランス(2)又は前記バランス(2)と一体的にマウントされた前記コレット(5)に前記バランスばね(3)の内側コイル(4)を固定することによって、製造され、お互いと不可逆的に組み立てられ、
前記外側コイル(6)は、前記バランスばねスタッド(7)に改変防止性を有する形態で固定され、前記バランスばねスタッド(7)は、前記バランスコック(80)に対する不可逆的な取り付けによって改変防止性を有する形態で動けなくされ、
選択される再機械加工技術に応じて、前記第1の距離(E1)以上であって、前記バランスばねスタッド(7)と、第2の所定の距離(E2)よりも大きな値の分前記バランスばねスタッド(7)から離れた前記周表面(20)との間の最小距離を形成する第2の距離(E2)の値が定められ、これによって、組み立てられたばね仕掛けバランスアセンブリ(1)上の前記バランス(2)の慣性設定及び/又は平衡化のための前記周表面(20)上の前記バランス(2)の再機械加工時における前記バランスばねスタッド(7)への前記バランスばね(3)の取り付けの特徴に対するいずれの変更をも防ぎ、
慣性設定及び/又は平衡化のためのいずれの必要な再機械加工操作の値及び位置が決められ、
慣性設定及び/又は平衡化の再機械加工操作は、前記周表面(20)上でのみ行われつつ、前記再機械加工手段の軌道を、前記回転軸(D)を中心とする第1の表面(21)の外側であって前記周表面(20)の最小半径(201)上にあって前記バランスばね(3)の任意の活性点から前記第1の距離(E1)よりも大きな距離離れているような空間に制限し、前記第1の表面(21)は、第1の頂点(S1)を有し回転軸(D)を中心とし第1の頂角(β)が第1の所定の値(βO)よりも小さい錐面である
ことを特徴とする方法。 - 前記慣性設定及び/又は平衡化の再機械加工が前記周表面(20)上でのみ行われる場合に、前記再機械加工手段の軌道は、第2の表面(22)の内側であって前記周表面(20)の最大半径(202)上にあり前記振動機構(10)のための保護エンベロープ及び任意のチップ又は他の不要物の直接的又は間接的な飛び出しに対する前記バランスばね(3)のための保護エンベロープを定めるような空間に制限されており、
前記第2の表面(22)は、前記回転軸(D)を中心とする第2の頂点(S2)を有し所定の第2の値(θO)よりも小さい第2の頂角(θ)を有するような錐面である
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記第1の表面(21)の前記第1の頂点(S1)は、前記バランス(2)に対して前記バランスばね(3)と同じ側にある
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記第2の頂点(S2)は、前記バランス(2)に対して前記バランスばね(3)の反対側にある
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 前記第1の表面(21)及び前記第2の表面(22)どうしは、前記回転軸(D)を通る断面において、45°未満の所定の値(α0)よりも小さい第3の角(α)を形成する
ことを特徴とする請求項1と請求項2に記載の方法。 - 前記第2の所定の値(θO)は45°である
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 前記バランス(2)の前置製造時に、前記周表面(20)を越えて位置し前記回転軸(D)に対する距離が前記周表面(20)の最小半径(201)未満である前記バランス(2)の任意の領域(25)は、少なくとも表面に、工具、摩耗又はレーザーによる機械加工に対する前記周表面(20)の耐久性よりも大きな耐久性を与えるような加熱処理及び/又は表面処理が施されており、及び/又は
前記領域(25)は、工具、摩耗又はレーザーによる機械加工に対して前記周表面(20)よりも耐久性を有する材料で作られている
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記領域(25)の少なくとも一部は、表面のセメンテーション又は窒化処理が施されている
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 前記領域(25)の少なくとも一部は、レーザーの機械加工のために使用される通常の波長のレーザービームに表面が反射するようにさせる表面を金属化する処理が施されている
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 前記プレート(8)及び/又は前記バランスコック(80)は、前記再機械加工手段の前記周表面(20)へのアクセスが可能になるように作られる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 再機械加工操作が前記ばね仕掛けバランスアセンブリ(1)の慣性設定又は平衡化をするように行われる場合に、前記バランス(2)は、その1倍の幅(L)よりも大きい深さ(P)を有する狭い溝(S)を有するように機械加工される
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記バランス(2)に固定される前に、前記バランスばね(3)は、ケイ素、酸化ケイ素、単結晶ダイヤモンド、多結晶ダイヤモンド、ガラス、金属性ガラス、アモルファス金属、石英、常磁性体、強磁性体、又は反強磁性体で作られる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
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