JP5924539B2 - 実験用小動物の脳波測定用装置及び脳波測定方法 - Google Patents

実験用小動物の脳波測定用装置及び脳波測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5924539B2
JP5924539B2 JP2012527717A JP2012527717A JP5924539B2 JP 5924539 B2 JP5924539 B2 JP 5924539B2 JP 2012527717 A JP2012527717 A JP 2012527717A JP 2012527717 A JP2012527717 A JP 2012527717A JP 5924539 B2 JP5924539 B2 JP 5924539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electroencephalogram
electrode group
needle
needle electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012527717A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012017950A1 (ja
Inventor
原田 秀樹
秀樹 原田
由貴 五反田
由貴 五反田
勝哉 津田
勝哉 津田
恭子 阿部
恭子 阿部
真由 佐保
真由 佐保
一男 牛島
一男 牛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurume University
Original Assignee
Kurume University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurume University filed Critical Kurume University
Publication of JPWO2012017950A1 publication Critical patent/JPWO2012017950A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5924539B2 publication Critical patent/JP5924539B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/25Bioelectric electrodes therefor
    • A61B5/279Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses
    • A61B5/291Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses for electroencephalography [EEG]

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

本発明は、齧歯類などの実験用小動物の脳波測定用電極装置及び脳波測定方法に関する。
更に詳しくは、実験用小動物に簡便に装着でき、装着された電極が実験中に外れないか又は外れにくく、更には微弱な脳波電圧を高感度で安定的に測定できる脳波測定用電極装置及び脳波測定方法に関する。
動物実験は、医学の発展のために必要なものとしてやむをえず実施されている。動物実験としては、薬理効果の安全性や薬物動態確認のための実験の他に、脳虚血障害の治療のための実験も行われている。
当該実験は実験動物に外科的処置を施すことから、実験の適正な実施、実験動物の苦痛の軽減を図るため、実験動物に全身麻酔を施した後に実験を行っている。
実験動物に全身麻酔を施す場合、実験動物が手術に適した麻酔深度(麻酔状態)であるかどうかを確認する必要がある。麻酔深度の判定方法としては、一般的には、刺激に対する反射の有無、呼吸数や深さの変化、心拍数や血圧の変化、痛み刺激に対する反応などによって判定される。マウス、ラット等の齧歯類の場合は、尾に刺激を与え、尾を動かさなくなれば、外科的処置を伴う実験に適した麻酔深度にあるものとして、実験が開始される。
麻酔深度が浅く実験用小動物が苦痛や疼痛を感じて実験中に暴れると、その実験で得られたデータが誤差を含む可能性があることから、一連の実験のシリーズから当該データが除かれ、実験そのものが無駄となる場合がある。その結果、追加の実験動物が必要となり、実験動物の生命尊重の観点からは好ましくない。
実験中に麻酔深度が浅くなるのを防止するために、適正な麻酔深度を超えて麻酔を効かせる場合は、麻酔薬が実験動物の諸器官に作用し、得られた実験データの正確性が確保できない事態も懸念される。
従って、実験動物が手術に適した麻酔深度(麻酔状態)にあるかどうかを確認する何らかの手段が要望されている。
ヒトに対する麻酔深度(麻酔状態)の指標として脳波を測定することが行われており、そのような測定装置としてBIS(Bispectral index)モニター装置がある(例えば非特許文献1)。当該装置の測定アルゴリズムの詳細は公開されていないが、脳波を、増幅・フィルタリング・周波数解析し、表示モニターに0〜100までの数値(無次元数値)として定量表示する。前記測定装置は脳波の測定と解析に即時性を有するため多くの臨床例に使用されている。
通常の脳波測定は、得られた脳波信号を解析する。脳波信号の解析には時間が費やされることから、同時的に脳波信号より、麻酔の深度を推測することはできないが、前記したようにBISモニター装置により脳波を測定した場合には、得られた脳波信号が、同時的に表示モニターに表示されることから、とりわけ、意思表示の難しい動物類の麻酔深度を観察するには極めて好適な装置である。
BISモニター装置を羊、馬、豚、猫、イルカ、犬のような大型の実験動物に使用した例は報告されているがマウスやラットのような小型の実験動物について使用した報告はない。これはBISモニター装置に使用する脳波測定用電極がヒト用に設計された平板型電極構造で、形状も大きく、ラットやマウス等の小型の実験動物には使用できないからと思われる。
実験用小動物としてのラットやマウスの齧歯類に脳波測定用の電極の取り付ける手法としては、ラットやマウスの頭皮を切開し、定位的頭蓋骨2カ所にドリルで穴をあけ、電極を埋め込んだ後に、歯科用セメントで固定するという手法が行われている(例えば特許文献1第5頁段落〔0023〕参照。)。
この手法を使えば、BISモニター装置をラットやマウスなど齧歯類の動物実験に使用することは一応は可能であると推測される。
特開2006−14729号公報(第5頁段落〔0023〕)
http://www.nihonkohden.co.jp/iryo/products/monitor/01_bedside/a2000.html
しかし、頭蓋骨にドリルで穴を開ける外科的処置には、熟練した技術を必要とし、穴開けに失敗すると実験動物を無駄にしてしまうため慎重に行う必要があり、実験前の準備のために時間及び手間を必要とする課題がある。
また、頭蓋骨にドリルで穴を開ける際に硬膜を露出させてしまう可能性があり、脳研究の結果に大きなバイアスを与える頭蓋内圧に影響を与える課題がある。
(本発明の目的)
本発明の目的は、実験用小動物に脳波測定用電極を簡便に装着でき、装着された電極が実験中に外れないか又は外れにくく、更には微弱な脳波電圧を高感度で安定的に測定できるようにすることにある。
また、本発明の他の目的は、心臓等からもたらされるノイズの影響を防止することにある。
前記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
本発明は、実験用小動物の脳波を測定するための電極装置であって、複数本の針電極で構成される第1の電極群と、複数本の針電極で構成される第2の電極群と、を備え、前記第1の電極群及び第2の電極群の針電極は基体に固定されており、前記第1の電極群と第2の電極群は、実験用小動物の頭蓋骨両側に位置する左右の側頭筋にそれぞれ刺入させ装着させるように、第1の電極群及び第2の電極群のそれぞれの刺入部分となる先端部を含む針電極が基体から突出している、実験用小動物の脳波測定用電極装置である。
脳波測定用電極装置は、基体が、平板状もしくはコの字型の板状の絶縁体物質からなり、該基体に固定された第1の電極群と第2の電極群の各針電極の先端部が、前記基体のそれぞれの端から、実験用小動物の左右の側頭筋に刺入させるように垂直又は略垂直に突出しているのが好ましい。
脳波測定用電極装置は、基体に固定された第1の電極群の先端部と第2の電極群の先端部との間隔が、対象となる実験用小動物の左右の側頭筋の間隔の最小幅以上、最大幅以下であるのが好ましい。
脳波測定用電極装置は、第1の電極群及び第2の電極群のそれぞれの側頭筋への刺入部となる先端部の長さが、実験用小動物への側頭筋の刺入方向長さの5分の1以上1以下となるのが好ましい。
脳波測定用電極装置は、第1の電極群及び第2の電極群を構成する複数本の針電極の間隔は、その隣接する電極の間隔が、対応する実験小動物の大脳の長軸方向の長さの5分の1〜25分の1の長さ間隔となるのが好ましい。
脳波測定用電極装置は、第1の電極群及び第2の電極群は、それぞれ3本以上の針電極を列設して構成され、両端以外から選択される針電極の1本をアース電極とし、残りの電極のうちのそれぞれ2本の電極を使用して脳波を測定するのが好ましい。
脳波測定用電極装置は、BISモニター装置を使用して実験用小動物の脳波を測定するために、BISモニター装置に連結させ、BISモニター装置における脳波測定用電極装置として用いるのが好ましい。
脳波測定用電極装置は、BISモニター装置の脳波測定用電極装置であり、第1の電極群及び第2の電極群は、それぞれBISモニター装置の電極端子数の針電極を列設して構成され、両端以外から選択される針電極の1本をアース電極とし、残りの電極のうちのそれぞれ2本の電極を使用して脳波を測定するのが好ましい。
脳波測定用電極装置は、電極端子数が4であるBISモニター装置を用いた脳波の測定において、第1の電極群及び第2の電極群は、それぞれ4本の針電極を列設して構成され、それぞれの電極群の端から2番目の電極をアース電極とし、端から1番目と3番目及び端から1番目と4番目の電極間の電位差を測定するために使用するのが好ましい。
実験用小動物はラット等の齧歯類であるのが好ましい。
本発明は、実験用小動物の頭皮を切開して頭蓋骨の両側に位置する側頭筋を露出し、当該側頭筋に、アース電極及び測定用電極として少なくとも二本の針電極を刺入して脳波信号を取り出し、取り出された脳波信号をBISモニター装置を使用してリアルタイムで表示する、実験用小動物の脳波測定方法である。
脳波測定方法は、実験用小動物の脳の左半球と右半球の脳波を同時に又はいずれか一方を測定するのが好ましい。
脳波測定方法は、BISモニター装置2台及び電極装置を用いて、第1の電極群の端子を第1のBISモニター装置に接続し、第2の電極群の端子を第2のBISモニター装置に接続し、実験用小動物の脳の左半球と右半球の脳波を同時又はいずれか一方を測定するのが好ましい。
刺入して装着する実験用小動物の頭蓋骨両側に位置する側頭筋とそれぞれ対応して位置している第1の電極群及び第2の電極群を構成する複数本の針電極の間隔は1〜4mmが好ましい。
第1の電極群及び第2の電極群は、四本の針電極を列設して構成され、端から2番目の針電極をアース電極とし、残りの電極のうちの二本を使用して脳波を測定するのが好ましい。
本発明に係る脳波測定用電極装置及び脳波測定方法を用いることで、実験用小動物の脳の左半球と右半球の脳波は、同時に又はいずれか一方を測定することができる。
この際、BISモニター装置のように、電極端子数が限られている場合には、例えば、モニター装置を複数台、好ましくは2台用いて、例えば、第1の電極群を一方のモニター装置端子に接続し、第2の電極群を他方のモニター装置端子に接続することで大脳の左右の半球の脳波をそれぞれ同時に又は電極端子の取り外し等の操作を必要とせず、効率的に測定することができる。
例えば、通常市販のBISモニター装置においては、電極端子は4個所設けられている。その際に、本発明に係る電極装置として第1の電極群及び第2の電極群が、それぞれ4本の電極(そのうち1本はアース電極)で構成されている場合には、2台のBISモニター装置を用いて、第1の電極群を一方のBISモニター装置に接続し、他方のBISモニター装置に第2の電極群を接続する。このように接続することで、前記したように、同時に大脳の左右の半球の脳波を同時に測定することができる。
また、大脳の左右の半球の脳波を測定しようとする場合、1台のBISモニター装置では、一方の電極群の接続をはずし、もう一方の電極群を接続しなければならないが、2台のBISモニター装置を用いればこのような煩雑さは回避される。
しかしながら、本発明においてはこのような場合において、2台のBISモニター装置を用いることは発明の必須の要件ではない。
無論、使用するBISモニター装置の電極端子が、第1の電極群と第2の電極群の総てを接続出来得る端子を有している場合には、BISモニター装置1台でも効率的に脳波を測定することができる。
本発明で使用される針電極は市販のものが使用でき、実験用小動物の側頭筋に刺入し脳波の電位を導出できればその構造などは特に限定されない。本発明に使用される針電極は、側頭筋に刺入されることから、実験中に実験用小動物が動いたり、実験のために体位を変えても、針電極は外れないか、外れにくい。また、脳に近接している側頭筋に刺入できるため、通常の平面電極に比較して、より微弱な脳波電圧を高感度で安定的に測定できる。
複数の針電極を基体に固定して一体化することによって、装置の取扱いが簡便となる。
実験用小動物の脳波は微少電位であり、針電極の間隔が余りに狭いと、脳波電位の差が明瞭にあらわれない場合も生じる。しかしながら、それぞれの隣接した針電極間の間隔を広くすると脳波電位の差が明瞭にあらわれるが、そうすると心臓等から発せられるノイズの影響を受ける場合もあり、正確な脳波測定が困難となる。
この二律背反を克服するためには、針電極の間隔を調節する必要がある。その間隔は実験用小動物の大脳の大きさによりそれぞれ異なるが、隣接する対象となる実験用小動物の大脳の長軸方向長さの5分の1以下、25分の1以上の間隔とすることが好ましい。具体的には例えば、大脳の長軸方向の長さが、約25mmであるラットの場合には4mm以下、1mm以上が好ましい。また、3mm以下であればさらに好ましい。
ラットの場合、隣接する針電極の間隔を例えば1mmとし、隣接する針電極間の電位差を測定した場合には、電位差が小さく、有意な脳波測定が出来ない場合が生じる恐れがある。こういった場合、できるだけ隣接する針電極の間隔を狭くし、かつ、有効に電位差を測定するために、アース電極を配置された電極群の末端に位置させずに、内部に位置する針電極をアース電極とすることが、実質的に狭い針電極間隔であっても、測定電極を広くすることができ、本発明においては推奨される。
例えば、電極端子が4端子である2台のBISモニター装置にそれぞれ、基体上に固定された4本の針電極から構成される第1の電極群と第2の電極群からなる、本発明の電極装置において、内部に位置する2番目の針電極をアース電極とし、末端に位置する第1番目の針電極と内部に位置する第3番目の針電極との間の電位差及び第1番目の針電極と他の末端に位置する第4番目の針電極との電位差を測定することで、有効な電位差が得られ、脳波測定が精度良く達成される。
このような場合、電位差測定の針電極との間隔は、隣接する針電極との間隔がそれぞれ1mmであっても、実質的には2mm(第1番目と第3番目の針電極での測定)及び3mm(第1番目と第4番目の針電極での測定)となり、上記した二律背反の問題を解消することができる。
本発明で使用される基体の素材には、特に限定はされないが、絶縁体物質であることが推奨される。具体的には、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、パーフルオロエチレン(商品名テフロン(登録商標)等)等の合成樹脂等である。また、導電物質であっても、各電極をそれぞれ、基体と接触する部分を絶縁物質によりシールしておけば、金属或いはこれらの樹脂と金属等の複合物等が使用できる。無論、針電極とBISモニター装置等の脳波測定器とを接続するリード線は、合成樹脂等の絶縁物により被覆されている。
また、基板の形状や剛性は実験用小動物に装着できれば特に限定されるものではない。ラットやマウスのような齧歯類の場合は、頭部頂部は比較的平坦であるから、形状は平板状で支障はない。実験用小動物の頭部頂部が曲面を有する場合は、頂部曲面に合わせて形成できる。また、平板や湾曲した板の両末端部分に立ち上がり部を設けてコの字型となった形態も、針電極をそれぞれ固定するためには推奨される。
剛性については、あまり柔軟性を有すると、一回の操作で側頭筋に刺入できない場合が生じるので、一回の刺入操作で側頭筋に刺入できる程度に剛性を有することが好ましい。
一般的に市販されているBISモニター装置は電極端子が四箇所であり、実験用小動物の脳波を正確に測定するためは、脳の右半球と左半球の脳波測定を同時に行うのが好ましい。
このことから、BISモニター装置を2台同時に使用すると、実験用小動物の脳の右半球および左半球の脳波を同時に測定することができる。
本発明に係る電極装置は前記したように、第1の電極群と第2の電極群を基体に固定し一体化している。基体に固定されているそれぞれの電極群の針電極の先端が左右の側頭筋に刺入されることにより、安定に装着され且つ外れにくくなる。
本発明に係る電極装置においては、それぞれの電極群を構成し刺入部分となる先端部を含む針電極が基体から垂直またはほぼ垂直に突出しており、この先端部が側頭筋に刺入される。
この時、第1の電極群と第2の電極群との間隔(ほぼ、基体の両端間の間隔となる)は、対象となる実験用小動物の左右の側頭筋との間隔(厚みがあるので、厚みの中間間隔)とすることが推奨される。この間隔とすることで、特段の操作も必要としなくて簡便に電極を左右の側頭筋に刺入することが可能となる。例えば、実験用小動物としてラットを用いた場合、前記の間隔は12〜18mm程度となる。
また、本発明に係る電極装置において、各針電極の側頭筋への刺入部分となる先端部の長さ(刺入深さに対応)は、針電極の長さを刺入方向の側頭筋の長さの5分の1以上1以下とすることが好ましい。
これ以上の長さであっても、脳波を測定することは可能であるが、体外へ針電極先端が貫通する等の実験上の不備が生じる恐れがある。また、余りに、短い場合には安定的に刺入し、針電極を固定することが難しくなり、また、針電極が外れやすくなる恐れがあるためである。
具体的には、たとえば、ラットでは3mm〜10mm程度が推奨される。無論、基体がコの字型のものであっても、刺入可能な長さとして、前記の値が推奨される。
なお、針電極と接続されているリード線が実験中に対象部位へのアクセスを邪魔しないように、基体近傍でまとめるとよい。
(作 用)
本発明の作用を説明する。
実験用小動物の脳波を測定する場合は、まず、実験用小動物の頭皮を切開して頭蓋骨の両側に位置する側頭筋を露出させる。次いで電極装置の第1の電極群と第2の電極群の針電極の先端を頭蓋骨の両側に位置する側頭筋に当接し、押圧力をかけて針電極を側頭筋に刺入する。針電極の刺入作業は、基本的には一回で済むために、実験用小動物への電極の取付作業が簡便に、且つ短時間で行うことができる。
刺入した針電極で脳波信号を取り出し、取り出された脳波信号をBISモニター装置を使用してリアルタイムで表示する。これにより、実験用小動物の麻酔深度がリアルタイムに測定できるため、麻酔深度の深浅による前記課題が解決できる。
実験中に実験用小動物の麻酔深度が浅くなったことがBISモニター装置で表示された場合は、適正な麻酔深度になるように追加麻酔を施せばよい。
本発明によれば、複数本の針電極で構成される第1の電極群及び第2の電極群の針電極は基体に固定されており、第1の電極群と第2の電極群は、刺入して装着する実験用小動物の頭蓋骨両側に位置する側頭筋と対応して位置しているので、針電極の先端を頭蓋骨の両側に位置する側頭筋に当接し、押圧力をかけて針電極を側頭筋に刺入すれば良く、実験用小動物への脳波測定用電極の装着が極めて簡便に行える。
また、電極に針電極を使用し、左右の側頭筋に刺入することによって針電極が固定されるため、実験中に動物が動いて針も電極の位置がずれたりしない。更には、実験用小動物が動いても針電極を引き抜く方向に力を加えない限り電極が固定箇所から外れないか、外れにくい。
実験用小動物の脳波信号は、ヒト等の大きな動物に比較して非常に小さいことから、信号を感度良く取得するには、より脳の近傍に電極を位置させて脳波信号を採取する必要がある。本発明では、電極に針電極を使用し、脳の右半球と左半球に近接する側頭筋に刺入して脳波信号を採取することができるため、高感度で脳波信号を取得することが可能となる。
実験用小動物の脳内血流量を精度良く測定するには脳の右半球と左半球の脳波を同時に測定する必要がある。本発明では二つの電極群を有するので、脳の右半球と左半球の脳波を同時に測定することが容易となる。
針電極間の間隔が広い場合は観察される脳波電位の差は大きくなるが、心臓等からもたらされるノイズの影響を受けやすくなる。逆に、針電極間の間隔が狭過ぎると脳波電位の差が明瞭にあらわれない。
本発明では、針電極間の間隔を1〜4mmとしたので、心臓等からもたらされるノイズの影響を受けずに脳波電位の差を測定することができる。
実験用小動物の脳波測定用電極装置の要部を示す模式図である。 実験用小動物の脳波測定用電極装置を使用してマウスの脳波を測定している状態を示す説明図である。
本発明を図に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1を参照する。 脳波測定用電極装置100は、板状の基体1を備えている。基体1は、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate)で作られており、平面視細長の長方形に形成されている。本実施例の場合は、幅方向の長さは5mm、長手方向の長さは15mmに設定しているが、これらの長さに限定されない。
実験用小動物、特にラットやマウスのような齧歯類の場合は、頭部頂部は比較的平坦であるから、基体1の形状は平板状で支障はない。実験用小動物の頭部頂部が曲面を有する場合は、頂部曲面に合わせて形成する。
基体1の剛性については、一回の刺入操作で実験用小動物の側頭筋に刺入できる剛性としている。
基体1は、基板10の両側端に針電極を補強する立ち上がり部11,12を有する。立ち上がり部11,12の立ち上がり方向は、基板10の表面に対して垂直又は略垂直である。これらの立ち上がり部11,12に沿って一方側に第1の電極群2が、他方側に第2の電極群3が配置される。
第1の電極群2は、基体1の基板10表面に対して直交する方向に突出して列設されている4本の針電極21,22,23,24から構成されている。
第2の電極群3も、基体1の基板10表面に対して直交する方向に突出して列設されている4本の針電極31,32,33,34から構成されている。
第1の電極群2と第2の電極群3の針電極は、それぞれ側頭筋刺入方向に突出して実験用小動物への装着を容易にしている。本実施例では、前記4本の針電極は、対象となる実験用小動物の側頭筋に刺入し易いように、真っ直ぐもしくはほぼ真っ直ぐな形状が推奨されるが、特にその形状は限定されることはなく、対象となる実験用小動物の側頭筋に刺入出来る形状であればいずれの形状であっても差し支えない。
針電極の長さは、本実施例の場合は5mmとしているが、この長さに限定されるものではない。基本的には側頭筋に安定的に且つ、容易に外れない程度に刺入することが可能である長さが推奨される。具体的には側頭筋の電極刺入方向の長さの5分の1から1程度であり、ラットの場合では3mm〜10mm程度が推奨される。
第1の電極群2及び第2の電極群3間の間隔は、実験用小動物の側頭筋肉の間隔に対応して設計されるが、例えばラットであれば、12mm〜18mm程度の間隔となる。
既に説明したように、実験用小動物の脳波は微少電位であり、脳の電位差を有意ある値として測定するには第1の電極群2及び第2の電極群3の各4本の針電極の間隔は、一定以上の距離を保持する必要がある。具体的には、ラットにおける電位差を測定する2本の針電極の間隔は、少なくとも1mm以上、好ましくは2mm以上である。本実施例の場合は隣り合う2本の針電極の間隔は、1mmである。
第1の電極群2と第2の電極群3とは同じ構造であるから、第1の電極群2を例に取り、使用電極の説明をする。
4本の針電極のうち、端から2番目の電極22を脳波測定に使用されないアース電極とし、電位差の測定は、端から1番目の針電極21と3番目の針電極23、端から3番目の針電極23と4番目の針電極24、又は端から1番目の針電極21と4番目の針電極24の間で行う。
4本の針電極間の間隔は1mmであるから、測定電極の間隔は、端から1番目の針電極21と3番目の針電極23で測定する場合は2mmとなり、両端の針電極21,24間での測定の場合には3mmとなり、有意的に脳波測定を行うことが可能となる。
第2の電極群3の場合も第1の電極群2の場合と同様であるので、説明を省略する。
側頭筋への針電極の刺入深さは、基本的には実験用小動物の側頭筋肉の規格によって決定されるが、側頭筋内に刺入できれば良い。浅く刺入することも可能であるが、余りに浅い刺入の場合は、針電極が外れやすい恐れがある。具体的な例として、たとえばラットの場合であれば、前記したように3mm〜10mmの深さに挿入する。
第1の電極群2及び第2の電極群3の各針電極には、リード線(図示、符号共省略する。)の先端側が接続されており、リード線の基端側は、BISモニター装置5の電極端子(符号省略)に電気的に接続される。8本のリード線は、基体1に適宜手段で固定しており、基体1から出たところで収縮チューブである結束部材4で束ねられている。
(脳波の測定方法)
本発明に係る装置を使用して実験用小動物であるラットの脳波を測定する方法を説明する。
まず、ラットMに適正な麻酔深度を超えないように注意をしながら麻酔を効かせる。麻酔が効いたかどうかは、尾をクリップし、尾が動かないようであれば麻酔が効いていることが確認できる。
その後、頭皮を切開し頭蓋骨の両側に位置する側頭筋M2,M3を露出させた後、脳波測定用電極装置100の第1の電極群2及び第2の電極群3の各4本の針電極をラットMの左右の側頭筋M2,M3に刺入し、脳波測定用電極装置100の装着は終わる。
このように脳波測定用電極装置100の設定は、基板1に固定されている複数の針電極をラットMの左右の側頭筋M2,M3に刺入するだけであるから装着が簡便であり、装着時間も短時間ですみ、実験効率の向上を図ることができる。
刺入した針電極で脳波信号を取り出し、取り出された脳波信号をBISモニター装置5を使用してリアルタイムで表示する。これにより、ラットの麻酔深度がリアルタイムに測定できる。
第1の電極群2及び第2の電極群3の各4本の針電極はラットの左右の側頭筋M2,M3に刺入しているので、片側半球単独での脳波測定のみならず、左右両脳半球の脳波を同時測定することが可能である。
左右両脳半球の脳波を同時測定する場合は、BISモニター装置を2台使用し、各半球用電極を、それぞれのBISモニター装置に接続する。1台のBISモニター装置で、表示機能と処理機能を二つずつ有している場合は1台の装置でも同じ作業が行える。
このように両半球の脳波を同時測定することで、より正確な脳波測定および同調性の測定、更には、より正確な脳内血流量の測定が可能となる。
また、針電極はラットMの左右の側頭筋M2,M3に刺入しているので、実験中にラットMを動かしても脳波測定用電極装置100は側頭筋M2,M3から取り外れないか、取り外れにくい。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
(1)本発明によれば、複数本の針電極で構成される第1の電極群及び第2の電極群の針電極は基体に固定されており、第1の電極群と第2の電極群は、刺入して装着する実験用小動物の頭蓋骨両側に位置する側頭筋と対応して位置しているので、針電極の先端を頭蓋骨の両側に位置する側頭筋に当接し、押圧力をかけて針電極を側頭筋に刺入すれば良く、実験用小動物への脳波測定用電極の装着が極めて簡便に行える。
(2)また、電極に針電極を使用し、左右の側頭筋に刺入することによって針電極が固定されるため、実験中に動物が動いて針も電極の位置がずれたりしない。更には、実験用小動物が動いても針電極を引き抜く方向に力を加えない限り電極が固定箇所から外れないか、外れにくい。
(3)実験用小動物の脳波信号は、ヒト等の大きな動物に比較して非常に小さいことから、信号を感度良く取得するには、より脳の近傍に電極を位置させて脳波信号を採取する必要がある。本発明では、電極に針電極を使用し、脳の右半球と左半球に近接する側頭筋に刺入して脳波信号を採取することができるため、高感度で脳波信号を取得することが可能となる。
(4)実験用小動物の脳内血流量を精度良く測定するには脳の右半球と左半球の脳波を同時に測定する必要がある。本発明では二つの電極群を有するので、脳の右半球と左半球の脳波を同時に測定することが容易となる。
(5)針電極間の間隔が広い場合は観察される脳波電位の差は大きくなるが、心臓等からもたらされるノイズの影響を受けやすくなる。逆に、針電極間の間隔が狭過ぎると脳波電位の差が明瞭にあらわれない。本発明では、針電極間の間隔を1〜4mmとしたので、心臓等からもたらされるノイズの影響を受けずに脳波電位の差を測定することができる。
100 脳波測定用電極装置
1 基体
2 第1の電極群
21 針電極,22 針電極,23 針電極,24 針電極
3 第2の電極群
31 針電極,32 針電極,33 針電極,34 針電極
4 結束部材
5 BISモニター装置
M ラット
M1 側頭筋,M2 側頭筋

Claims (7)

  1. BISモニター装置と、
    該BISモニター装置に連結して実験用小動物の脳波を測定するために用いられ、平板状若しくはコの字型の板状の絶縁体物質からなる基体と、該基体の端に列設された3本以上の針電極を有し、両端以外から選択される同針電極の1本をアース電極とし、残りの同針電極のうちのそれぞれ2本の電極を使用して脳波を測定する第1の電極群と、該第1の電極群と正対する共に、前記基体の端に列設された3本以上の針電極を有し、両端以外から選択される同針電極の1本をアース電極とし、残りの同針電極のうちのそれぞれ2本の電極を使用して脳波を測定する第2の電極群とを有し、前記基体に固定された前記第1の電極群と前記第2の電極群の各針電極の先端部が、同基体のそれぞれの端から、実験用小動物の左右の側頭筋へ刺入可能に垂直又は略垂直に突出している脳波測定用電極装置とを備える
    実験用小動物の脳波測定用装置
  2. 前記BISモニター装置の電極端子が4つであり、
    前記第1の電極群及び前記第2の電極群が、それぞれ4本の針電極を列設したものであり、各電極群において、端から2番目の針電極が前記アース電極であると共に、端から1番目と3番目の針電極及び端から1番目と4番目の針電極が、電極間の電位差を測定するために使用される構成である
    請求項1に記載の実験用小動物の脳波測定用装置
  3. 前記基体に固定された前記第1の電極群の先端部と前記第2の電極群の先端部との間隔が、12mm以上18mm以下である
    請求項1又は請求項2に記載の実験用小動物の脳波測定用装置
  4. 前記第1の電極群及び前記第2の電極群の各針電極の突出長さが、3mm以上10mm以下である
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の実験用小動物の脳波測定用装置
  5. 前記第1の電極群及び前記第2の電極群を構成する複数本の針電極の間隔は、その隣接する電極の間隔が、1mm以上4mm以下である
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の実験用小動物の脳波測定用装置
  6. 実験用小動物の頭皮を切開して頭蓋骨の両側に位置する側頭筋を露出し、
    当該側頭筋に、アース電極及び測定用電極として少なくとも二本の針電極を刺入して脳波信号を取り出し、
    取り出された脳波信号を、BISモニター装置を使用してリアルタイムで表示する
    実験用小動物の脳波測定方法。
  7. 前記実験用小動物の脳の左半球と右半球の脳波を同時に又はいずれか一方を測定する
    請求項6記載の実験用小動物の脳波測定方法。
JP2012527717A 2010-08-03 2011-07-29 実験用小動物の脳波測定用装置及び脳波測定方法 Active JP5924539B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010174737 2010-08-03
JP2010174737 2010-08-03
PCT/JP2011/067469 WO2012017950A1 (ja) 2010-08-03 2011-07-29 実験用小動物の脳波測定用電極装置及び脳波測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012017950A1 JPWO2012017950A1 (ja) 2013-10-03
JP5924539B2 true JP5924539B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=45559450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012527717A Active JP5924539B2 (ja) 2010-08-03 2011-07-29 実験用小動物の脳波測定用装置及び脳波測定方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5924539B2 (ja)
WO (1) WO2012017950A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105011943B (zh) * 2015-07-14 2017-11-10 山东师范大学 一种大鼠行为红外线识别系统及其使用方法和应用
JP6974855B2 (ja) 2016-11-10 2021-12-01 学校法人 久留米大学 脳波スペクトル分析装置のためのセンサ接続装置
CN111655143A (zh) 2018-01-31 2020-09-11 京瓷株式会社 陶瓷引导件、陶瓷引导件装置以及陶瓷引导件模块
WO2021230377A1 (ja) 2020-05-15 2021-11-18 京セラ株式会社 生体用チューブおよび生体測定装置
CN114711745A (zh) * 2022-05-06 2022-07-08 燕山大学 一种神经血管信号检测装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004237077A (ja) * 2003-01-17 2004-08-26 Foundation For The Promotion Of Industrial Science フレキシブル神経プローブ、その製造方法およびその使用方法
WO2008141097A2 (en) * 2007-05-09 2008-11-20 Pharmacofore, Inc. Stereoisomers propofol therapeutic compounds

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004237077A (ja) * 2003-01-17 2004-08-26 Foundation For The Promotion Of Industrial Science フレキシブル神経プローブ、その製造方法およびその使用方法
WO2008141097A2 (en) * 2007-05-09 2008-11-20 Pharmacofore, Inc. Stereoisomers propofol therapeutic compounds

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6011044693; ANTONIA MATTIA and J.E.MORETON: 'ELECTROENCEPHALOGRAPHIC(EEG),EEG POWER SPECTRA, AND BEHAVIORAL CORRELATES IN RATS GIVEN PHENCYCLIDIN' NEUROPHARMACOLOGY Vol.25,No.7, 198607, pp.763-769, PERGAMON JOURNALS LTD *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012017950A1 (ja) 2012-02-09
JPWO2012017950A1 (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Paulk et al. Large-scale neural recordings with single neuron resolution using Neuropixels probes in human cortex
Im et al. A review of electrodes for the electrical brain signal recording
JP5924539B2 (ja) 実験用小動物の脳波測定用装置及び脳波測定方法
US20190274572A1 (en) Evoked response probe and method of use
JP5843201B2 (ja) 小動物用の脳測定用電極ユニットとそれを用いた測定システム
CA2868845C (en) Intracranial sensing & monitoring device with macro and micro electrodes
Botter et al. A novel system of electrodes transparent to ultrasound for simultaneous detection of myoelectric activity and B-mode ultrasound images of skeletal muscles
KR101679777B1 (ko) 패치형 전기화학적 바이오센서 및 그 제조방법
CN111093493A (zh) 脱脂棉刺激和记录电极组合件
Minxha et al. Surgical and electrophysiological techniques for single-neuron recordings in human epilepsy patients
Julkunen et al. Efficient reduction of stimulus artefact in TMS–EEG by epithelial short-circuiting by mini-punctures
Orsborn et al. Semi-chronic chamber system for simultaneous subdural electrocorticography, local field potentials, and spike recordings
Wasilczuk et al. High-density electroencephalographic acquisition in a rodent model using low-cost and open-source resources
Cho et al. Zebrafish needle EMG: a new tool for high-throughput drug screens
JP4686772B2 (ja) 双極刺激電極
JP2012130519A (ja) 電極プローブ、電極プローブ導入用グリッド、および、電極プローブ製造方法
Coughlin et al. Modified Neuropixels probes for recording human neurophysiology in the operating room
US20170340283A1 (en) Needle probe array and methods regarding same
US10213615B2 (en) System and method for micromagnetic stimulation of the central nervous system
Heim et al. Measuring synaptic transmission and plasticity with fEPSP recordings in behaving mice
CN113367665A (zh) 一种生化脑电同步监测皮层电极
Yoshikawa et al. Low-Cost Electroencephalographic Recording System Combined with a Millimeter-Sized Coil to Transcranially Stimulate the Mouse Brain In Vivo
KR20160091474A (ko) 통풍이 뛰어난 건식 전극 센서
KR102011199B1 (ko) 어류에서의 비침습 생체신호 측정 장치 및 이를 이용하는 방법
CN210056005U (zh) 一种安全防护针电极

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150512

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5924539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250