JP5923702B2 - 電子機器の冷却機構 - Google Patents
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この構成によれば、前記下方開口部が前記放熱体と前記冷却ファンとの間隙部の下方に位置する筐体底面に開口していることにより、放熱体の上流側端部近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、効果的に下方開口部から筐体外部に排出して、放熱体の上流側端部近傍に堆積することを抑制することができる。
この構成によれば、放熱体の上流側端部が上述のように傾斜状に形成されていることにより、放熱体の上流側端部近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、上述の傾斜に沿ってより効果的に下方開口部から筐体外部に排出して、放熱体の上流側端部近傍に塵埃が堆積することをより効果的に抑制することができる。
この構成によれば、各々の下方開口部の開口サイズ及び数を適切に設定することにより、必要な開口面積を確保した上で、所定の大きさ以上の異物が下方開口部から電子機器内へ侵入することを防止できる。
この構成によれば、送風路における送風方向に沿った板状フィンを送風方向に直交する方向に複数並べて放熱体を構成することにより、非常に放熱効率の高い放熱体を得ることができる。この場合において、複数の板状フィンの上流側端部に沿って下方開口部を設けることにより、放熱体の上流側端部近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、効果的に下方開口部から筐体外部に排出して、放熱体の上流側端部近傍に塵埃が堆積することを効果的に抑制することができる。
この構成によれば、前記下方開口部は取り外し可能なカバー体に設けられているので、筐体自体に設ける場合に比して下方開口部の設置が容易であり、また、カバー体を取り外すことによってメインテナンスもより容易に行えるようになる。
以下、本発明の実施形態について、所謂ノートパソコンを例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用する場合があるが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものではない。
より詳しく説明すれば、第1筐体11および第2筐体31は共に、平面視における全体としての基本形状が略長方形状に形成されており、その一辺11r,31r側(つまり、ユーザがノートパソコンWを操作する操作状態における当該ノートパソコンWのユーザから見た後側)どうしをヒンジ機構20を介して結合することにより、ヒンジ軸21(図4参照)を中心にして両筐体が相対的に開閉動作を行えるようになっている。尚、本明細書において、前記「長方形」とは、その一形態として「正方形」である場合を含むものである。
図8は、前記ノートパソコンWの底面に取り付けられたカバー体(後述する)を拡大して示す底面図であり、(a)は本実施形態のカバー体の拡大底面図、(b)は変形例におけるカバー体の拡大底面図である。また、図9は前記ノートパソコンWのキーボード32を取り外して示した冷却機構40の平面図、図10前記ノートパソコンWの第2筐体31を取り外して示した冷却機構40の底面図、図11は、前記冷却機構40の構造を示す断面図で、図9のY11−Y11線に沿った縦断面図である。更に、図12は、図11の要部を拡大して示した縦断面図である。
また、前記放熱フィン44は、やはり熱伝導率の高い金属材料を用いた多数の薄板で成り、より好ましくは、前記送風路43における送風方向Ksに沿った薄板状フィン44を送風方向Ksに直交する方向に多数並べて構成されている(図10参照)。この放熱フィン44は、放熱効率をより高めるために、好ましくは、側方開口部40Hのできるだけ近傍に配置されている。更に、より好ましくは、放熱フィン44の上側および下側は、熱伝導率の低い例えば発泡材料で形成された断熱層49で覆われている。
第2筐体31の底面31bには、図7から良く分かるように、底面視における長方形の4隅に、所定高さの突起部31pが設けられており、ノートパソコンWを机上などに置いた場合に、カバー体51と机面Fd(図11参照)との間に所定の間隙が確保され、開口部51hから排出される空気は、筐体31の底面31bと机面Fdとの間を通って、支障なくスムースに筐体31の外部に流れ出るようになっている。
尚、カバー体51の開口部を上述のように複数の開口部51hで構成する代わりに、図8(b)に示すように、スリット状の開口部51sで構成してもよい。
また、第2筐体31の設計によっては、筐体底面31bが放熱フィン44の上流側端部44a近傍の下方を覆っていない場合もある。このような場合には、下方開口部50Hはカバー体51の複数の開口部51hのみで形成されることになる。この場合には、カバー体51を取り外すことにより、放熱フィン44及び下方開口部50Hを含む冷却機構40のメインテナンスが非常にし易くなる。或いは、これとは逆に、カバー体51を設けずに、筐体底面31bのみにスリット状もしくは複数の開口部を形成し、これを下方開口部50Hとしてもよい。
特に、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に塵埃が付着し始めて側方開口部40Hから排出される空気量が低下し始めた場合には、それに対応して下方開口部50Hから排出される空気量が増加するようになり、それだけ塵埃を下方開口部50Hから筐体外部へ排出する効果も増すことなる。従って、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に塵埃が堆積することを抑制することができ、長期間使用しても、熱交換効率の低下による冷却性能の低下を抑制することが可能になる。
31b 第2筐体の底部
31s 第2筐体の側面
40 冷却機構
40H 側方開口部
41 冷却ファン
42 間隙部
43 送風路
44 放熱フィン
44a 放熱フィンの上流側端部
50H 下方開口部
51 カバー体
51h カバー体の開口部
51s カバー体のスリット状開口部
W ノートパソコン
Claims (5)
- 電子回路を筐体内に収容した電子機器の冷却機構であって、
前記筐体の内部に配設された冷却ファンと、
前記筐体の側面に開口する側方開口部と、
該側方開口部と前記冷却ファンとの間に形成された送風路において前記冷却ファンと所定の間隙を隔ててその下流側に配置された放熱体と、
該放熱体の上流側端部近傍の下方に位置する筐体底面に開口し、前記冷却ファンからの空気を排出する下方開口部と、
を備え、
該放熱体の上流側端部近傍の下方に位置する筐体底面の少なくとも一部は、取り外し可能なカバー体で構成され、前記下方開口部は前記カバー体に設けられていることを特徴とする電子機器の冷却機構。 - 前記下方開口部は、前記放熱体と前記冷却ファンとの間隙部の下方に位置する筐体底面に開口している、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却機構。
- 前記放熱体の上流側端部は、前記筐体底面に近づくに連れて送風路の下流側に位置するように傾斜状に形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器の冷却機構。
- 前記下方開口部は複数設けられている、ことを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の電子機器の冷却機構。
- 前記放熱体は、前記送風路における送風方向に沿った板状フィンを前記送風方向に直交する方向に複数並べて構成され、前記下方開口部は前記複数の板状フィンの上流側端部に沿って設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器の冷却機構。
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