JP5923702B2 - 電子機器の冷却機構 - Google Patents

電子機器の冷却機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5923702B2
JP5923702B2 JP2012012156A JP2012012156A JP5923702B2 JP 5923702 B2 JP5923702 B2 JP 5923702B2 JP 2012012156 A JP2012012156 A JP 2012012156A JP 2012012156 A JP2012012156 A JP 2012012156A JP 5923702 B2 JP5923702 B2 JP 5923702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
cooling mechanism
opening
upstream end
lower opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012012156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013152536A (ja
Inventor
田中 慎太郎
慎太郎 田中
亮 米澤
亮 米澤
和弘 白神
和弘 白神
吉成 松山
吉成 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012012156A priority Critical patent/JP5923702B2/ja
Publication of JP2013152536A publication Critical patent/JP2013152536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5923702B2 publication Critical patent/JP5923702B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以下、適宜、「ノートパソコン」と略称する)などの電子機器に備えられる冷却機構に関する。
周知のように、例えばノートパソコン等の電子機器では、筐体内に種々の電子回路が収容されている。特に近年では、これら電子機器の高性能化に伴って電子回路の負荷も増大し、その発熱量もますます多くなる傾向にある。このような電子回路が発生する熱は、できるだけ速やかに当該筐体の外部に放散させることが求められる。このため、多くの場合、電子機器には、筐体内部で発生した熱を外部に放出して筐体内部を冷却する冷却機構が組み込まれるようになって来ている。
かかる冷却機構としては、筐体内部に配設された冷却ファンと筐体側部の開口との間に放熱フィンを配置しておき、電子回路等の発熱部品で発生した熱を伝熱部材(所謂ヒートパイプ)を介して放熱フィンに運び、冷却ファンからの送風によって空気と熱交換を行わせ、昇温した空気を筐体側部の開口から外部に排出することにより、発熱部品を冷却するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−243925号公報
このような構成の冷却機構では、冷却ファンにより送られて来る空気に含まれる塵埃が放熱フィンの特に上流側端部の近辺に付着し易く、或る程度の期間使用すると、この付着した塵埃が堆積して放熱フィン間の送風路を狭め、極端な場合には放熱フィン間の送風路の一部が塞がれてしまう。このような状態になると、放熱フィンによる空気との熱交換効率が著しく低下し、発熱部品を有効に冷却することが難しくなる、という技術的課題がある。
そこで、本発明は、長期間使用しても、熱交換効率の低下による冷却性能の低下を抑制することができる電子機器の冷却機構を提供することを、基本的な目的としてなされたものである。
このため、本発明に係る電子機器の冷却機構は、電子回路を筐体内に収容した電子機器の冷却機構であって、a)前記筐体の内部に配設された冷却ファンと、b)前記筐体の側面に開口する側方開口部と、c)該側方開口部と前記冷却ファンとの間に形成された送風路において前記冷却ファンと所定の間隙を隔ててその下流側に配置された放熱体と、d)該放熱体の上流側端部近傍の下方に位置する筐体底面に開口する下方開口部と、を備える、ことを特徴としたものである。
本発明によれば、放熱体の上流側端部近傍の下方に位置する筐体底面に開口する開口部(下方開口部)が設けられているので、送風路に沿って側方開口部から筐体側方へ排出される冷却ファンからの送風の一部を、下方開口部から筐体下方へ排出させることができるようになる。これにより、従来であれば放熱体の上流側端部近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、前記下方開口部から筐体外部に排出することができる。特に、放熱体の上流側端部近傍に塵埃が付着し始めて側方開口部から排出される空気量が低下し始めた場合には、それに対応して下方開口部から排出される空気量が増加するようになり、それだけ塵埃を下方開口部から筐体外部へ排出する効果も増すことなる。従って、放熱体の上流側端部近傍に塵埃が堆積することを抑制することができ、長期間使用しても、熱交換効率の低下による冷却性能の低下を抑制することが可能になる。
本発明の実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態を示す全体斜視図 前記ノートパソコンの不使用状態を示す全体斜視図 前記ノートパソコンの不使用状態における背面図 前記ノートパソコンの不使用状態における平面図 前記ノートパソコンの不使用状態における正面図 前記ノートパソコンの不使用状態における側面図であり、(a)は左側面図、(b)は右側面図 前記ノートパソコンの不使用状態における底面図 前記ノートパソコンの底面に取り付けられたカバー体を拡大して示す底面図であり、(a)は本実施形態に係るカバー体の拡大底面図、(b)は変形例に係るカバー体の拡大底面図 前記ノートパソコンの入力装置を取り外して表示した冷却機構の平面図 前記ノートパソコンの第2筐体を取り外して表示した冷却機構の底面図 前記冷却機構の構造を示す断面図であり、図9のY11−Y11線に沿った縦断面図 図11の要部を拡大して示す縦断面図
本発明に係る電子機器の冷却機構は、上述の構成を基本として、以下のような態様をとることができる。すなわち、前記構成の冷却機構において、前記下方開口部は、前記放熱体と前記冷却ファンとの間隙部の下方に位置する筐体底面に開口している、ことが好ましい。
この構成によれば、前記下方開口部が前記放熱体と前記冷却ファンとの間隙部の下方に位置する筐体底面に開口していることにより、放熱体の上流側端部近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、効果的に下方開口部から筐体外部に排出して、放熱体の上流側端部近傍に堆積することを抑制することができる。
以上の場合において、前記放熱体の上流側端部は、前記筐体底面に近づくに連れて送風路の下流側に位置するように傾斜状に形成されている、ことがより好ましい。
この構成によれば、放熱体の上流側端部が上述のように傾斜状に形成されていることにより、放熱体の上流側端部近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、上述の傾斜に沿ってより効果的に下方開口部から筐体外部に排出して、放熱体の上流側端部近傍に塵埃が堆積することをより効果的に抑制することができる。
また、以上の場合において、前記下方開口部は複数設けられていることが好ましい。
この構成によれば、各々の下方開口部の開口サイズ及び数を適切に設定することにより、必要な開口面積を確保した上で、所定の大きさ以上の異物が下方開口部から電子機器内へ侵入することを防止できる。
この場合において、より好ましくは、前記放熱体は、前記送風路における送風方向に沿った板状フィンを前記送風方向に直交する方向に複数並べて構成され、前記下方開口部は前記複数のフィンの上流側端部に沿って設けられている。
この構成によれば、送風路における送風方向に沿った板状フィンを送風方向に直交する方向に複数並べて放熱体を構成することにより、非常に放熱効率の高い放熱体を得ることができる。この場合において、複数の板状フィンの上流側端部に沿って下方開口部を設けることにより、放熱体の上流側端部近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、効果的に下方開口部から筐体外部に排出して、放熱体の上流側端部近傍に塵埃が堆積することを効果的に抑制することができる。
更に、以上の場合において、該放熱体の上流側端部近傍の下方に位置する筐体底面の少なくとも一部は、取り外し可能なカバー体で構成され、前記下方開口部は前記カバー体に設けられていてもよい。
この構成によれば、前記下方開口部は取り外し可能なカバー体に設けられているので、筐体自体に設ける場合に比して下方開口部の設置が容易であり、また、カバー体を取り外すことによってメインテナンスもより容易に行えるようになる。
<実施の形態>
以下、本発明の実施形態について、所謂ノートパソコンを例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用する場合があるが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものではない。
図1及び図2は、本実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態(開状態)および不使用状態(閉状態)をそれぞれ示す斜視図である。また、図3,図4,図5,図6及び図7は、前記ノートパソコンの不使用状態における背面図,平面図,正面図,側面図および底面図である。尚、図6の側面図において、(a)は左側面図を示し(b)は右側面図を示している。
これらの図に示すように、本実施形態に係る電子機器としてのノートパソコンWは、例えば液晶式とされた表示画面12を有する表示部10と、該表示部10に入力される表示信号を生成し得る操作制御部30とを備えている。該操作制御部30は、キーボード等の入力装置32、該入力装置32による入力操作等に基づいて表示部へ出力する表示信号を生成する信号処理回路や中央演算処理装置(所謂CPU)、更にはそれらの周辺部品(何れも不図示)などを含むものである。また、ユーザ(使用者)がノートパソコンWを操作する操作状態において当該ユーザから見てキーボード32の手前側には、タッチパッド33が設けられており、ユーザはこのタッチパッド33を上下左右になぞるだけで、カーソルの移動や表示画面12のスクロール等を行うことができる。
前記表示部10は、表示部側の筐体11(第1筐体)に格納されてその周縁および背面が覆われており、一方、操作制御部30は操作制御部側の筐体31(第2筐体)に格納され、両筐体10,30は、ヒンジ機構20により開閉可能に結合されている。
より詳しく説明すれば、第1筐体11および第2筐体31は共に、平面視における全体としての基本形状が略長方形状に形成されており、その一辺11r,31r側(つまり、ユーザがノートパソコンWを操作する操作状態における当該ノートパソコンWのユーザから見た後側)どうしをヒンジ機構20を介して結合することにより、ヒンジ軸21(図4参照)を中心にして両筐体が相対的に開閉動作を行えるようになっている。尚、本明細書において、前記「長方形」とは、その一形態として「正方形」である場合を含むものである。
前記ノートパソコンWの第2筐体31には、前記信号処理回路や中央演算処理装置(所謂CPU)をはじめとして種々の電子回路が内蔵されており、ノートパソコンWの作動中には、これら電子回路が駆動されて昇温・発熱する。特に近年では、ノートパソコンWの高性能化に伴って電子回路の負荷も増大し、その発熱量もますます多くなる傾向にある。このような電子回路が発生する熱は、できるだけ速やかに当該筐体31の外部に放散させることが求められる。
本実施形態では、このようにノートパソコンW内に内蔵された電子回路が発生する熱を、第2筐体31の外部へできるだけ効率良く速やかに放散させるために、冷却ファン及び放熱フィンを含む冷却機構が備えられている。次に、この冷却機構について説明する。
図8は、前記ノートパソコンWの底面に取り付けられたカバー体(後述する)を拡大して示す底面図であり、(a)は本実施形態のカバー体の拡大底面図、(b)は変形例におけるカバー体の拡大底面図である。また、図9は前記ノートパソコンWのキーボード32を取り外して示した冷却機構40の平面図、図10前記ノートパソコンWの第2筐体31を取り外して示した冷却機構40の底面図、図11は、前記冷却機構40の構造を示す断面図で、図9のY11−Y11線に沿った縦断面図である。更に、図12は、図11の要部を拡大して示した縦断面図である。
図6及び図9から分かるように、本実施形態では、冷却機構40は、第2筐体31の一側部(例えば左側部)で後辺31r側の比較的近くに位置する部分に配置されている。この冷却機構40は、図9〜図12に示されるように、第2筐体31の内部に配設された冷却ファン41と、第2筐体31の側面31sに開口する側方開口部40Hと、該側方開口部40Hと前記冷却ファン41との間に形成された送風路43において冷却ファン41と所定の間隙を隔ててその下流側に配置された放熱フィン44と、を備えている。前記側方開口部40Hには、放熱フィン44の外側部を覆って保護するために、例えば樹脂製の格子状部材46(放熱グリル)が装着されている。
本実施形態では、第2筐体31に内蔵された種々の電子回路のうちの少なくとも幾つか(より好ましくは、発熱量が多いもの)について、そのできるだけ近傍に、例えば、所定厚さおよび幅の中実状または中空状の伝熱部材48(所謂ヒートパイプ)を延設し、図11及び図12に示すように、この伝熱部材48の端末部分を放熱フィン44に取り付けて、第2筐体31の外部への熱放散を促進するようにしている。
前記伝熱部材48は、熱伝導率の高い例えば銅などの金属材料を用いて、例えば、冷却対象とする電子回路群の配置構造に合わせて曲がりくねった形状に形成されている。
また、前記放熱フィン44は、やはり熱伝導率の高い金属材料を用いた多数の薄板で成り、より好ましくは、前記送風路43における送風方向Ksに沿った薄板状フィン44を送風方向Ksに直交する方向に多数並べて構成されている(図10参照)。この放熱フィン44は、放熱効率をより高めるために、好ましくは、側方開口部40Hのできるだけ近傍に配置されている。更に、より好ましくは、放熱フィン44の上側および下側は、熱伝導率の低い例えば発泡材料で形成された断熱層49で覆われている。
冷却ファン41としては種々のタイプのものを適用することができるが、本実施形態では、例えば従来公知のシロッコファンを用いた。この冷却ファン41は、図9に示されるように、その周縁部の3箇所で第2筐体31に固定されている。
従来では、このような構成の冷却機構40では、冷却ファン41から送られて来る空気に含まれる塵埃が放熱フィン44の特に上流側端部44aの近辺に付着し易く、或る程度の期間使用すると、この付着した塵埃が堆積して放熱フィン44間の送風路を狭め、極端な場合には、放熱フィン44間の送風路の一部が塞がれてしまう。このような状態になると、放熱フィン44による空気との熱交換効率が著しく低下し、発熱部品(電気回路)を有効に冷却することが難しくなる。
そこで、本実施形態では、長期間使用しても、熱交換効率の低下による冷却性能の低下を抑制することができるように、放熱フィン44の上流側端部44a近傍の下方、好ましくは、放熱フィン44と冷却ファン41との間隙部42の下方、に位置する筐体底面31bに開口する下方開口部50Hを備えている。
より詳細に説明すれば、図12に示すように、前記間隙部42の下方に位置する冷却ファン41のケース41aの底板41bに、例えば所定幅および長さのスリット状開口部41hが形成され、この開口部41hの下方に位置する筐体底面31bにも、前記スリット状開口部41hに対応するスリット状の開口部31hが形成されている。
更に、本実施形態では、前記間隙部42の下方に位置する筐体底面31bの少なくとも一部に対応する部分が、取り外し可能なカバー体51で覆われており、このカバー体51にも、前記スリット状の開口部41h,31hに対応した範囲に、多数の開口部51hが形成されている(図8(a)参照)。
第2筐体31の底面31bには、図7から良く分かるように、底面視における長方形の4隅に、所定高さの突起部31pが設けられており、ノートパソコンWを机上などに置いた場合に、カバー体51と机面Fd(図11参照)との間に所定の間隙が確保され、開口部51hから排出される空気は、筐体31の底面31bと机面Fdとの間を通って、支障なくスムースに筐体31の外部に流れ出るようになっている。
本実施形態の場合、前述のように、ケース体底板41bのスリット状開口部41hと筐体底面31bのスリット状開口部31hとカバー体51の複数の開口部51hとで、下方開口部50Hが形成されている。
尚、カバー体51の開口部を上述のように複数の開口部51hで構成する代わりに、図8(b)に示すように、スリット状の開口部51sで構成してもよい。
前記カバー体51は、図8に示すように、底面視で略長方形状の薄板で構成され、筐体底面31bのスリット状開口部31hに対応した部位に、複数の開口部51h若しくはスリット状の開口部51sが設けられる。このカバー体51は、例えば、その長手方向の一端が、従来公知の差し込み構造51cにて、筐体31の裏面側の溝に差し込まれた上で、他端近傍がネジ部材52を用いて締め付け固定されることにより、第2筐体31の裏面側から取り付けられる。
尚、冷却ファンのタイプによっては、ケース体41aの底板41bが放熱フィン44の上流側端部44a近傍の下方を覆っていない場合もある。このような場合には、下方開口部50Hは、筐体底面31bのスリット状開口部31hとカバー体51の複数の開口部51hとで形成されることになる。
また、第2筐体31の設計によっては、筐体底面31bが放熱フィン44の上流側端部44a近傍の下方を覆っていない場合もある。このような場合には、下方開口部50Hはカバー体51の複数の開口部51hのみで形成されることになる。この場合には、カバー体51を取り外すことにより、放熱フィン44及び下方開口部50Hを含む冷却機構40のメインテナンスが非常にし易くなる。或いは、これとは逆に、カバー体51を設けずに、筐体底面31bのみにスリット状もしくは複数の開口部を形成し、これを下方開口部50Hとしてもよい。
以上のように構成された冷却機構40においては、放熱フィン44の上流側端部44a近傍の下方に位置する筐体底面31bに開口する開口部50H(下方開口部)が設けられているので、送風路43に沿って側方開口部40Hから筐体31の側方へ排出される冷却ファン41からの送風(図12:矢印Ks参照)の一部を、下方開口部50Hから筐体下方へ排出させることができる(図12:矢印Kb参照)ようになる。これにより、従来であれば放熱フィン44の上流側端部44a近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、前記下方開口部50Hから筐体外部に排出することができるのである。
特に、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に塵埃が付着し始めて側方開口部40Hから排出される空気量が低下し始めた場合には、それに対応して下方開口部50Hから排出される空気量が増加するようになり、それだけ塵埃を下方開口部50Hから筐体外部へ排出する効果も増すことなる。従って、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に塵埃が堆積することを抑制することができ、長期間使用しても、熱交換効率の低下による冷却性能の低下を抑制することが可能になる。
特に、好ましくは、前記下方開口部50Hが放熱フィン44と冷却ファン41との間隙部42の下方に位置する筐体31の底面31bに開口していることにより、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、効果的に下方開口部50Hから筐体31の外部に排出して、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に堆積することを抑制することができる。
また、好ましくは、放熱フィン44の上流側端部44aは、筐体底面31bに近づくに連れて送風路43の下流側に位置するように傾斜状に形成されているので、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、上述の傾斜に沿ってより効果的に下方開口部50Hから筐体外部に排出して、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に塵埃が堆積することをより効果的に抑制することができる。
更に、前記下方開口部50Hを複数の開口51hで構成することが好ましく、この場合には、各々の開口51hの開口サイズ及び数を適切に設定することにより、必要な開口面積を確保した上で、所定の大きさ以上の異物が下方開口部50Hから機器内へ侵入することを防止できる。
また更に、より好ましくは、放熱フィン44は、送風路43における送風方向(図10及び図12:矢印Ks参照)に沿った板状フィン44を前記送風方向に直交する方向に多数並べて構成されているので、非常に放熱効率の高い放熱体を得ることができる。そして、前記下方開口部50Hは複数のフィン44の上流側端部44aに沿って設けられているので、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に付着しがちである空気中の塵埃を、効果的に下方開口部50Hから筐体外部に排出して、放熱フィン44の上流側端部44a近傍に塵埃が堆積することを効果的に抑制することができる。
また更に、好ましくは、放熱フィン44の上流側端部44a近傍の下方に位置する筐体底面31bの少なくとも一部は、取り外し可能なカバー体51で構成され、前記下方開口部50Hは前記カバー体51に設けられているので、筐体31自体に設ける場合に比して下方開口部50Hの設置が容易であり、また、カバー体51を取り外すことによってメインテナンスもより容易に行える。
尚、以上の説明は、ノートパソコンを例にとったものであったが、本発明はかかる場合に限定されるものではなく、放熱フィンを備える他の種々の電子機器においても、有効に適用することができる。
このように、本発明は、上述の実施形態や変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や設計上の改良等を行い得るものであることは、言うまでもない。
本発明は、例えばノートパソコンなどの電子機器に備えられる冷却機構として、有効に利用することができる。
31 第2筐体
31b 第2筐体の底部
31s 第2筐体の側面
40 冷却機構
40H 側方開口部
41 冷却ファン
42 間隙部
43 送風路
44 放熱フィン
44a 放熱フィンの上流側端部
50H 下方開口部
51 カバー体
51h カバー体の開口部
51s カバー体のスリット状開口部
W ノートパソコン

Claims (5)

  1. 電子回路を筐体内に収容した電子機器の冷却機構であって、
    前記筐体の内部に配設された冷却ファンと、
    前記筐体の側面に開口する側方開口部と、
    該側方開口部と前記冷却ファンとの間に形成された送風路において前記冷却ファンと所定の間隙を隔ててその下流側に配置された放熱体と、
    該放熱体の上流側端部近傍の下方に位置する筐体底面に開口し、前記冷却ファンからの空気を排出する下方開口部と、
    を備え、
    該放熱体の上流側端部近傍の下方に位置する筐体底面の少なくとも一部は、取り外し可能なカバー体で構成され、前記下方開口部は前記カバー体に設けられていることを特徴とする電子機器の冷却機構。
  2. 前記下方開口部は、前記放熱体と前記冷却ファンとの間隙部の下方に位置する筐体底面に開口している、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却機構。
  3. 前記放熱体の上流側端部は、前記筐体底面に近づくに連れて送風路の下流側に位置するように傾斜状に形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器の冷却機構。
  4. 前記下方開口部は複数設けられている、ことを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の電子機器の冷却機構。
  5. 前記放熱体は、前記送風路における送風方向に沿った板状フィンを前記送風方向に直交する方向に複数並べて構成され、前記下方開口部は前記複数の板状フィンの上流側端部に沿って設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器の冷却機構。
JP2012012156A 2012-01-24 2012-01-24 電子機器の冷却機構 Active JP5923702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012012156A JP5923702B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 電子機器の冷却機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012012156A JP5923702B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 電子機器の冷却機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013152536A JP2013152536A (ja) 2013-08-08
JP5923702B2 true JP5923702B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=49048844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012012156A Active JP5923702B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 電子機器の冷却機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5923702B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318738A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Sony Corp 電子機器
JP2008085144A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置
TWI342484B (en) * 2007-12-06 2011-05-21 Wistron Corp Electronic device
JP5195043B2 (ja) * 2008-05-30 2013-05-08 富士電機株式会社 インバータ装置の筐体構造
JP2010086053A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Fujitsu Ltd 電子機器
JP2010224587A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Toshiba Corp 電子機器
JP5435038B2 (ja) * 2009-12-04 2014-03-05 富士通株式会社 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013152536A (ja) 2013-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7495912B2 (en) Heat dissipation device
JPWO2011096218A1 (ja) 放熱装置およびそれを用いた電子機器
JP5725039B2 (ja) 冷却ユニット,電子機器及び案内部材
TW201228579A (en) Electronic device and heat dissipation device thereof
US8085535B2 (en) Fan casing integrated heat spreader for active cooling of computing system skins
EP3528282A1 (en) Electronic device with cooling
JP2011034309A (ja) 電子機器
JP4829192B2 (ja) 電子機器
TWI421461B (zh) 散熱裝置及其製造方法
JP5923702B2 (ja) 電子機器の冷却機構
US20160070319A1 (en) Heat sink
JP2010165761A (ja) 電子部品冷却構造
JP6271265B2 (ja) モータ駆動装置
JP2013250880A (ja) 電子機器
US10638643B2 (en) Electronic device
JP2019080015A (ja) 電子機器
JP4897107B2 (ja) 電子機器
JP2012227350A (ja) 発熱部品の冷却構造
JP6044157B2 (ja) 冷却部品
JP2013214771A (ja) 電子部品冷却構造
JP6669975B2 (ja) 情報処理装置
EP1480503A2 (en) Heat-dissipating fan module of electronic apparatus
WO2014181221A2 (en) Heat sink
JP2007280281A (ja) 電子機器
JP4486853B2 (ja) 電子機器冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140723

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141008

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20141014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160304

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5923702

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151