JP5921227B2 - 製品モジュール化プロセス装置、製品モジュール化方法及びプログラム - Google Patents

製品モジュール化プロセス装置、製品モジュール化方法及びプログラム Download PDF

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この発明は、製品モジュール化プロセス装置、製品モジュール化方法及びプログラムに関する。
従来より、各種製品の設計においては、コストや効率の観点から、製品を構成する部品の共通化が試みられることが多い。このため、部品を共通化するための種々の設計支援装置が提案されている。例えば、部品に関する様々な情報の入力を設計者に要求し、その要求に応じて入力された情報に基づいて共通化された部品の評価を行なう設計支援装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−288848号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の設定支援装置を用いて、製品の部品を共通化し、グループ化してモジュール化設計を行うためには、まず最初に、製品に使用される複数の部品に関する様々な情報を入力する入力作業が必要となる。この入力作業は、部品の数や種類が多くなるほど工数が膨大になり、モジュール化設計を開始するまでに時間がかかる。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、より効果的、効率的な製品のモジュール化設計を可能とする製品モジュール化プロセス装置、製品モジュール化方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る製品モジュール化プロセス装置は、
複数の製品各々に使用される部品に関する情報と、前記各製品における部品間の接続関係を示す情報とを含む3次元CADモデルデータに基づいて、製品のモジュール化を行う製品モジュール化プロセス装置であって、
前記各製品の3次元CADモデルデータに基づいて、前記各製品を構成する部品間の接続関係を示す第1の情報を製品毎に生成する接続情報生成部と、
前記第1の情報に基づいて、前記各製品を構成する部品を示す第2の情報と、前記複数の製品に跨る全ての部品の間の接続関係を示す第3の情報を生成する接続情報整理部と、
前記第2の情報及び前記第3の情報に基づいて、グループ化される部品に関する情報、部品のモジュール化に関する特性及び他の部品との接続に関する制約条件を含む第4の情報を、部品毎に生成するモジュール化情報生成部と、
前記第4の情報に基づいて、前記各製品の3次元CADモデルデータを再構成する再構成部と、
を備える。
この発明によれば、製品の3次元CADモデルデータに含まれる部品に関する情報と、部品間の接続関係に関する情報を、各製品を構成する部品を示す第2の情報と、複数の製品に跨る全ての部品の間の接続関係を示す第3の情報とに展開し、第2の情報及び第3の情報に基づいて、部品を用いた製品の設計指針に関する第4の情報を自動的に生成することができる。このため、部品に関連する様々な情報の入力作業を行うことなく、その部品を用いた製品の設計指針を自動的に得ることができるので、より効果的、効率的な製品のモジュール化設計が可能となる。
この発明の実施の形態1に係る製品モジュール化プロセス装置の概略的な構成を示すブロック図である。 図1のモデルデータベースにおける3次元CADモデルの登録状態の一例を示す図である。 図1の3次元CADモデル入力部の動作の流れ(その1)を示す模式図である。 図1の3次元CADモデル入力部の動作の流れ(その2)を示す模式図である。 図1の3次元CADモデル入力部の動作の流れ(その3)を示す模式図である。 図1の接続情報整理部の動作の流れを示す模式図である。 図1のモジュール特性決定部の動作の流れを示す模式図である。 図8(A)及び図8(B)は、図1の3次元CADモデル出力部の動作を説明するための図である。 製品モジュール化プロセス装置の全体の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る製品モジュール化プロセス装置の概略的な構成を示すブロック図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1には、この実施の形態に係る製品モジュール化プロセス装置1の概略的な構成が示されている。図1に示すように、製品モジュール化プロセス装置1は、モデルデータベース2に接続されている。この製品モジュール化プロセス装置1は、モデルデータベース2に登録された、3次元CAD(Computer Aided Design)モデルデータに対応する製品のモジュール化を行う。
製品モジュール化プロセス装置1は、コンピュータである。このコンピュータには、CPU、メモリ、キーボード等の入力装置及びディスプレイやプリンタ等の出力装置を備える。このコンピュータのCPUがメモリに格納されたプログラムを実行することにより、製品モジュール化プロセス装置1の機能が実現される。
モデルデータベース2には、複数の製品の3次元CADモデルデータ(以下、「3次元CADモデル」と略述する)が登録されている。3次元CADモデルは、個々の製品の3次元形状を表すデータである。3次元CADモデルは、製品毎に登録されている。一例として、図2では、モデルデータベース2に、製品αの3次元CADモデル7、製品βの3次元CADモデル8、製品γの3次元CADモデル9が登録されている様子が示されている。
3次元CADモデルには、その製品に用いられる部品に関する情報が含まれている。
3次元CADモデルは、3次元CADツールによって複数の部品モデルを組み合わせることにより生成されている。部品モデルは、実際に、その製品の一部をなす部品に対応するCADデータである。
例えば、図2に示すように、製品αの3次元CADモデル7は、部品モデルA、B、C、Dから構成されている。また、製品βの3次元CADモデル8は、部品モデルA、B、E、Fから構成されている。さらに、製品γの3次元CADモデル9は、部品モデルA、B、C、Gから構成されている。以下では、部品モデルA乃至Gを、単に部品A乃至Gとも呼ぶこととする。図2では、互いに接する部品同士が、直接接続される関係にあるように示されている。
3次元CADモデルは、そのモデルを構成する部品のCADデータに加え、部品間の接続関係を示すデータを含んでいる。部品間の接続関係を示すデータとは、どの部品が、どの部品と接続され、どの部品と接続されていないかを示すデータである。
例えば、図2に示すように、製品αの3次元CADモデル7には、部品A、B、C、DのCADデータと、部品A、B、C、D間の接続関係を示すデータとが含まれる。図2では、例えば、製品αの3次元CADモデル7において、部品Aが部品Bに接続され、部品Bが部品Cに接続され、部品Cが部品Dに接続され、部品Dが部品B、Cに接続されていることが模式的に示されている。製品βの3次元CADモデル8及び製品γの3次元CADモデル9も同様である。
以下では、主として、製品モジュール化プロセス装置1が、モデルデータベース2に登録された複数の製品α、β、γの3次元CADモデル7、8、9を構成する複数の部品A乃至Gのモジュール化に関する処理を行う場合を例にとって説明する。
製品モジュール化プロセス装置1は、3次元CADモデル入力部3と、接続情報整理部4と、モジュール特性決定部5と、3次元CADモデル出力部6とを備える。
3次元CADモデル入力部3は、モデルデータベース2に登録された3次元CADモデルを入力する。3次元CADモデル入力部3は、モデルデータベース2に登録された複数の製品の3次元CADモデルに基づいて、各製品を構成する部品間の接続関係を示す情報を製品毎に生成する。より具体的には、3次元CADモデル入力部3は、モデルデータベース2から読み出した3次元CADモデルを構成する部品の接続情報を、部品接続情報としての部品間接続表に展開する。この実施の形態では、3次元CADモデル入力部3が、接続情報生成部に対応する。
3次元CADモデル入力部3について、より詳細に説明する。図3乃至図5には、3次元CADモデル入力部3の動作の流れが模式的に示されている。
図3に示すように、3次元CADモデル入力部3は、製品αの3次元CADモデル7をモデルデータベース2から読み出す。さらに、3次元CADモデル入力部3は、読み出した製品αの3次元CADモデル7から部品間の接続情報を抽出し、抽出した接続情報に基づいて、製品αの部品間接続表12を生成する。
図3に示す製品αの部品間接続表12では、製品αを構成する部品A乃至Dについての接続関係が示されている。部品間接続表12を参照すれば、製品αでは、例えば、部品Aと部品Bとが接続しており、部品Aと部品Cは直接には接続していないことがわかる。
3次元CADモデル入力部3は、製品αの部品間接続表12のデータを、接続情報整理部4へ出力する。
図4に示すように、3次元CADモデル入力部3は、製品βの3次元CADモデル8をモデルデータベース2から読み出す。さらに、3次元CADモデル入力部3は、読み出した製品βの3次元CADモデル8から部品間の接続情報を抽出し、抽出した接続情報に基づいて、製品αの部品間接続表13を生成する。図4に示す製品βの部品間接続表13では、製品βを構成する部品A、B、E、Fについての接続関係が示されている。
3次元CADモデル入力部3は、製品βの部品間接続表13のデータを、接続情報整理部4へ出力する。
図5に示すように、3次元CADモデル入力部3は、製品γの3次元CADモデル9をモデルデータベース2から読み出す。さらに、3次元CADモデル入力部3は、読み出した製品γの3次元CADモデル9から部品間の接続情報を抽出し、抽出した接続情報に基づいて、製品γの部品間接続表14を生成する。
3次元CADモデル入力部3は、製品γの部品間接続表14のデータを接続情報整理部4に出力する。
なお、この実施の形態では、製品αの部品間接続表12のデータと、製品βの部品間接続表13のデータと、製品γの部品間接続表14のデータとが、第1の情報に対応する。
図1に戻り、接続情報整理部4は、各製品の3次元CADモデルの部品間接続表12、13、14に基づいて、各製品を構成する部品を示す情報と、複数の製品に跨る全ての部品の間の接続関係を示す情報を生成する。
接続情報整理部4についてより詳細に説明する。図6には、接続情報整理部4の動作が模式的に示されている。図6に示すように、接続情報整理部4は、製品αの部品間接続表12のデータと、製品βの部品間接続表13のデータと、製品γの部品間接続表14のデータとを入力する。
続いて、接続情報整理部4は、入力した部品間接続表12、13、14のデータに基づいて、どの部品がどの製品で使用されているかを整理し、各製品を構成する部品を示す情報を生成する。図6では、全部品使用表20がこれに対応する。すなわち全部品使用表20のデータが第2の情報に相当する。
また、接続情報整理部4は、入力した部品間接続表12、13、14のデータに基づいて、複数の製品に跨る全ての部品間の接続関係を示す情報を生成する。より具体的には、接続情報整理部4は、製品αの部品間接続表12、製品βの部品間接続表13、製品γの部品間接続表14を合成し、全部品間接続表21を生成する。この実施の形態では、全部品間接続表21のデータが、第3の情報に対応する。
接続情報整理部4は、全部品使用表20のデータと全部品間接続表21のデータをモジュール特性決定部5へ出力する。
図1に戻り、モジュール特性決定部5は、全部品使用表20のデータと全部品間接続表21のデータに基づいて、グループ化方針、部品のモジュール化に関する特性及び他の部品との接続に関する制約条件を含む情報を、部品毎に生成する。この情報は、言い換えると、部品が複数機種に使われる場合の使われ方に関するもの、すなわち部品を用いた製品の設計指針に関する情報であるとも言える。
図7には、モジュール特性決定部5の動作が示されている。図7に示すように、モジュール特性決定部5は、全部品使用表20と全部品間接続表21とを入力する。モジュール特性決定部5は、入力した全部品使用表20と全部品間接続表21に基づいて、モジュール特性表22を生成する。この実施の形態では、このモジュール特性表22のデータが、第4の情報に対応する。
図7に示すように、モジュール特性表22では、グループ化方針と、部品のモジュール化に関するモジュール特性と、他部品との接続制約とが、部品毎に登録されている。
グループ化方針は、グループ化される部品に関する情報である。より詳細には、グループ化方針は、全部品に対して、他の部品とグループ化し一人の設計者がまとめて設計を行うことを推奨する部品群を示す。
例えば、部品A、Bは、全部品間接続表21で互いに接続関係にあり、かつ、部品A、Bが製品α、β、γに共通に用いられていることから、モジュール化情報生成部としてのモジュール特性決定部5は、部品A、Bは、それぞれA、Bとグループ化することをグループ化方針として設定する。モジュール特性決定部5は、その他の部品については、グループ化の必要無しを設定する。すなわち、モジュール特性決定部5は、全ての製品に用いられ、かつ、互いに接続されている部品の組み合わせをグループ化する部品として決定する。
モジュール特性は、各部品がプラットフォームとなる部品であるか、オプションとなる部品であるか、製品毎に異なる個別部品であるか、という情報である。より具体的には、モジュール特性は、その部品がどの製品でも共通して利用するプラットフォームとなる部品、すなわちプラットフォーム部品であるか、製品によって使用される場合と使用されない場合があるオプション部品であるか、製品毎に異なる部品を利用する個別部品であるかのいずれかを示す。
例えば、部品A、Bはすべての製品α、β、γで使用されているので、モジュール特性決定部5は、部品A、Bをプラットフォーム部品として設定する。また、部品Cについては、製品α、γに用いられており、製品βに用いられていないのでモジュール特性決定部5は、オプション部品を設定する。
言い換えると、モジュール特性決定部5は、全ての製品に用いられている部品を、プラットフォームとなる部品として決定する。また、モジュール特性決定部5は、一部の製品に用いられている部品を、オプションとなる部品として決定する。さらに、モジュール特性決定部5は、1つの製品に用いられている部品を、個別部品として決定する。
他部品との接続制約列は、ある部品に対して接続可能な部品を示す。言い換えると、接続制約列には、接続される他の部品の制約条件が含まれている。例えば、部品A、Bには、部品D、Eだけが接続可能となり、部品Cには、部品B、Dが接続可能となる。なお、接続制約列に設定される部品からは、グループ化される部品が除かれている。
図1に戻り、モジュール特性決定部5は、生成したモジュール特性表22のデータを、3次元CADモデル出力部6に出力する。
3次元CADモデル出力部6は、モジュール特性表22のデータに基づいて、3次元CADモデルを再構成する。
図8(A)及び図8(B)には、3次元CADモデル出力部6の動作が示されている。3次元CADモデル出力部6は、モジュール特性表22を入力し、モジュール特性表22に記載された情報が入力を、製品αの3次元CADモデル7、製品βの3次元CADモデル13、製品γの3次元CADモデル14のそれぞれの部品CADモデルの属性情報に追加する。
また、再構成部としての3次元CADモデル出力部6は、例えば、図8(A)に示す入力前の製品の3次元CADモデル23の構成を、モジュール特性表22のグループ化方針に従って、例えば、図8(B)に示す入力後の3次元CADモデル24のように、再構成する。図8(B)では、製品αの部品A、Bが1つのモジュールに纏められている。
3次元CADモデル出力部6は、再構成後の製品の3次元CADモデルをモデルデータベース2に出力し、各製品の3次元CADモデルを更新する。
次に、製品モジュール化プロセス装置1の全体の動作について説明する。
図9には、製品モジュール化プロセス装置1の全体の動作を示すフローチャートが示されている。図9に示すように、製品モジュール化プロセス装置1は、例えば操作入力により、モデルデータベース2から3次元CADモデルを入力する(ステップS1)。
続いて、製品モジュール化プロセス装置1は、入力された3次元CADモデルに基づいて、部品間接続表を生成する(ステップS2)。
続いて、製品モジュール化プロセス装置1は、未入力の3次元CADモデルがあるか否かを判定する(ステップS3)。より具体的には、製品モジュール化プロセス装置1は、ユーザに対して、さらに入力する3次元CADモデルがあるかを問い合わせる表示画面を表示する。ユーザは、この表示画面を見て、未入力の3次元CADモデルがあるか否かの入力を行う。製品モジュール化プロセス装置1は、この入力結果に基づいて、未入力の3次元CADモデルがあるか否かを判定する。
未入力の3次元CADモデルがあると判定された場合(ステップS3;Yes)、ステップS1に戻る。以降、未入力の3次元CADモデルがないと判定されるまで(ステップS3;No)、製品モジュール化プロセス装置1は、新たな3次元CADモデルの入力(ステップS1)と、部品間接続表の生成(ステップS2)と、上記判定(ステップS3)とを繰り返す。この手順により、部品間接続表12、13、14が生成される。
未入力の3次元CADモデルがないと判定されると(ステップS3;Yes)、製品モジュール化プロセス装置1は、生成された部品間接続表12、13、14に基づいて、全部品使用表20を生成する(ステップS4)。
続いて、製品モジュール化プロセス装置1は、生成した部品間接続表12、13、14に基づいて、全部品間接続表21を生成する(ステップS5)。
続いて、製品モジュール化プロセス装置1は、全部品使用表生成20と全部品間接続表21に基づいて、モジュール特性表22のデータを生成する(ステップS6)。
続いて、製品モジュール化プロセス装置1は、生成したモジュール特性表22のデータに基づいて、モデルデータベース2に含まれる3次元CADモデルを更新する(ステップS7)。
続いて、製品モジュール化プロセス装置1は、モジュール特性表のグループ化方針等に従って3次元CADモデルの構成を再構成する(ステップS8)。ステップS8終了後、製品モジュール化プロセス装置1は、処理を終了する。
この実施の形態は、3次元CADモデルで設計を進めており、設計の初期段階で部品の共通化とモジュール化の対象部品を決定するプロセスに対して有効である。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、製品の3次元CADモデルに含まれる部品に関する情報と、部品間の接続関係に関する情報を、各製品を構成する部品を示す情報(全部品使用表20)と、複数の製品に跨る全ての部品の間の接続関係を示す情報(全部品間接続表21)とに展開し、それらの情報に基づいて、部品を用いた製品の設計指針に関する情報を自動的に生成することができる。このため、部品に関連する様々な情報の入力作業を行うことなく、その部品を用いた製品の設計指針を自動的に得ることができるので、より効果的、効率的な製品のモジュール化設計が可能となる。
3次元CADモデルを構成する部品モデルのモジュール化は様々な恩恵をもたらす。例えば、設計経験の少ない設計者であっても、共通化された部品を用い、部品の特性を考慮し、接続制約を守りながら、容易に設計を進めることができるようになる。
例えば、モジュール化された部品については、個々の部品を設定することなく、設計が可能になる。また、部品特性を考慮すれば、プラットフォーム部品を選択し、それを基礎としてから、オプション部品や個別部品を選択するといったように、部品を絞り込んだ設計を行うことができるので、設計手順が効率化される。また、他部品との接続制約により、接続すべきでない部品同士を接続させるような誤った設計を防止することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、説明する。
図10には、この実施の形態に係る製品モジュール化プロセス装置1の概略的な構成が示されている。図10に示すように、この製品モジュールプロセス装置1は、入力部31と出力部32とを備える点が、図1に示す上記実施の形態1に係る製品モジュール化プロセス装置1と異なっている。なお、この実施の形態では、3次元CADモデル入力部3と、接続情報整理部4と、モジュール特性決定部5と、3次元CADモデル出力部6とは、処理部30として纏められている。
入力部31は、キーボードやポインティングデバイス等の操作入力を受け付ける入力インターフェイスである。ユーザによる操作入力により、ユーザからの情報の出力要求を受け付ける。出力要求は、処理部30に出力される。
処理部30は、出力要求に応じたデータを出力部32に出力する。
出力部32は、ディスプレイの表示装置や、プリンタ等である。出力部32は、処理部30から出力された情報をユーザに認識できる形式で、外部出力する。
この出力要求により、出力部8により出力されるデータには、以下のものがある。
(1)部品間接続表12、13、14
(2)全部品使用表20
(3)全部品間接続表21
(4)モジュール特性表22
(5)再構成された3次元CADモデル
入力部31から部品間接続表12、13、14の出力要求が入力されると、3次元CADモデル入力部3は、部品間接続表12、13、14のデータを、出力部32に出力する。出力部32は、このデータに基づく部品間接続表12、13、14を、例えば、図3乃至図5に示す表形式のデータとして外部に出力する。
入力部31から全部品使用表20の出力要求が入力されると、接続情報整理部4は、全部品使用表20のデータを、出力部32に出力する。出力部32は、このデータに基づく全部品使用表20を、例えば図6に示す表形式のデータとして外部に出力する。
入力部31から全部品間接続表21の出力要求が入力されると、接続情報整理部4は、全部品使用表21のデータを、出力部32に出力する。出力部32は、このデータに基づく全部品使用表21を、例えば、図6に示す表形式のデータとして外部に出力する。
入力部31からモジュール特性表22の出力要求が入力されると、モジュール特性決定部5は、モジュール特性表22のデータを、出力部32に出力する。出力部32は、このデータに基づくモジュール特性表22を、例えば、図7に示す表形式のデータとして外部に出力する。
入力部31から、再構成された3次元CADモデルの出力要求が入力されると、3次元CADモデル出力部6は、再構成された3次元CADモデルのデータを、出力部32に出力する。出力部32は、このデータに基づく再構成された3次元CADモデルを、例えば、図8(B)に示す表形式のデータとして外部に出力する。
以上詳細に説明したように、この実施の形態に係る製品モジュール化プロセス装置1では、3次元CADモデルに用いられる部品のモジュール化を行う過程で得られる様々な情報をユーザに提供可能である。これにより、ユーザがこれらの情報を参照して、3次元CADモデルのモジュール化についてチェックを行うことができる。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述のスレッドを実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、3次元CADによる製品の設計に好適である。
1 製品モジュール化プロセス装置
2 モデルデータベース
3 3次元CADモデル入力部
4 接続情報整理部
5 モジュール特性決定部
6 3次元CADモデル出力部
7、8、9 3次元CADモデル
12、13、14 部品間接続表
20 全部品使用表
21 全部品間接続表
22 モジュール特性表
23、24 3次元CADモデル
30 処理部
31 入力部
32 出力部

Claims (10)

  1. 複数の製品各々に使用される部品に関する情報と、前記各製品における部品間の接続関係を示す情報とを含む3次元CADモデルデータに基づいて、製品のモジュール化を行う製品モジュール化プロセス装置であって、
    前記各製品の3次元CADモデルデータに基づいて、前記各製品を構成する部品間の接続関係を示す第1の情報を製品毎に生成する接続情報生成部と、
    前記第1の情報に基づいて、前記各製品を構成する部品を示す第2の情報と、前記複数の製品に跨る全ての部品の間の接続関係を示す第3の情報を生成する接続情報整理部と、
    前記第2の情報及び前記第3の情報に基づいて、グループ化される部品に関する情報、部品のモジュール化に関する特性及び他の部品との接続に関する制約条件を含む第4の情報を、部品毎に生成するモジュール化情報生成部と、
    前記第4の情報に基づいて、前記各製品の3次元CADモデルデータを再構成する再構成部と、
    を備える製品モジュール化プロセス装置。
  2. 前記第4の情報には、
    グループ化される部品に関する情報が含まれ、
    前記モジュール化情報生成部は、
    全ての製品に用いられ、かつ、互いに接続されている部品の組み合わせをグループ化する部品として決定する、
    求項1に記載の製品モジュール化プロセス装置。
  3. 前記第4の情報には、
    前記各部品がプラットフォームとなる部品であるか、オプションとなる部品であるか、製品毎に個別に用いられる個別部品であるか、という情報が含まれ、
    前記モジュール化情報生成部は、
    全ての製品に用いられている部品を、プラットフォームとなる部品として決定し、
    一部の製品に用いられている部品を、オプションとなる部品として決定し、
    1つの製品に用いられている部品を、個別部品として決定する、
    求項1又は2に記載の製品モジュールプロセス装置。
  4. 前記第4の情報には、
    接続される他の部品の制約条件が含まれ、
    前記モジュール化情報生成部は、
    前記各部品に接続されている部品を接続が可能な部品として決定する、
    求項1から3のいずれか一項に記載の製品モジュールプロセス装置。
  5. 前記接続情報生成部は、
    前記第1の情報を、表形式のデータとして外部に出力可能である、
    求項1から4のいずれか一項に記載の製品モジュール化プロセス装置。
  6. 前記接続情報整理部は、
    前記第2の情報及び前記第3の情報を、表形式のデータとして外部に出力可能である、
    求項1から5に記載の製品モジュール化プロセス装置。
  7. 前記特定部は、
    前記第4の情報を、表形式のデータとして外部に出力可能である、
    求項1から6のいずれか一項に記載の製品モジュール化プロセス装置。
  8. 前記再構成部は、前記3次元CADモデルの再構成に関する情報を外部に出力可能である、
    求項1から7のいずれか一項に記載の製品モジュール化プロセス装置。
  9. 複数の製品各々に使用される部品に関する情報と、前記各製品における部品間の接続関係を示す情報とを含む3次元CADモデルデータに基づいて、製品のモジュール化を行う製品モジュール化方法であって、
    コンピュータが、前記各製品の3次元CADモデルデータに基づいて、前記各製品を構成する部品間の接続関係を示す第1の情報を製品毎に生成する接続情報生成工程と、
    コンピュータが、前記第1の情報に基づいて、前記各製品を構成する部品を示す第2の情報と、前記複数の製品に跨る全ての部品の間の接続関係を示す第3の情報を生成する接続情報整理工程と、
    コンピュータが、前記第2の情報及び前記第3の情報に基づいて、グループ化される部品に関する情報、部品のモジュール化に関する特性及び他の部品との接続に関する制約条件を含む第4の情報を、部品毎に生成するモジュール化情報生成工程と、
    コンピュータが、前記第4の情報に基づいて、前記各製品の3次元CADモデルデータを再構成する再構成工程と、
    を備える製品モジュール化方法。
  10. 複数の製品各々に使用される部品に関する情報と、前記各製品における部品間の接続関係を示す情報とを含む3次元CADモデルデータに基づいて、製品のモジュール化を行うコンピュータを、
    前記各製品の3次元CADモデルデータに基づいて、前記各製品を構成する部品間の接続関係を示す第1の情報を製品毎に生成する接続情報生成部、
    前記第1の情報に基づいて、前記各製品を構成する部品を示す第2の情報と、前記複数の製品に跨る全ての部品の間の接続関係を示す第3の情報を生成する接続情報整理部、
    前記第2の情報及び前記第3の情報に基づいて、グループ化される部品に関する情報、部品のモジュール化に関する特性及び他の部品との接続に関する制約条件を含む第4の情報を、部品毎に生成するモジュール化情報生成部、
    前記第4の情報に基づいて、前記各製品の3次元CADモデルデータを再構成する再構成部、
    として機能させるプログラム。
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