JP5920963B2 - 給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置 - Google Patents

給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置 Download PDF

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Description

本発明は、給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置に関し、このハウス、又は畜舎、或いは工場を、経済的、省コスト、また省資源(エコ)で冷却可能とすること、又は、ハウス、又は畜舎、或いは工場の空気透過パッドの腐蝕防止を図る給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置に関する。
従来、この種の空気透過パッドを利用した冷却方法(加湿式空調機装置)がある。例えば、単純に建物の側面開放部に、空気透過パッドと配管とをセットし、吸込手段で、外気を吸込む際に、加湿した空気を建屋内に取込み、気化冷却を図る構造であって、例えば、畜舎、工場等に採用されている。しかし、この空気透過パッドを、枠体に容易に組立て、しかも現場において、組立てること、等に関しては、開示がないこと、そして、また、農業分野において、空気透過パッドに向かって飛来する害虫防止に関する構造の開示がなされていないこと、等の問題が挙げられる。その他は、例えば、空気透過パッドの汚れ、細菌による汚染とか、この空気透過パッドの交換頻度が早く、その短命化等の問題が指摘されている。また、一方で、この空気透過パッドを、空調機用の気化式加湿器に採用し、主として、湿度管理(加湿制御)と、空調の補助を図る構造がある。しかし、空気透過パッドと、枠体との関係に関しては、同様に開示がないので、問題である。そして、また、空気透過パッドの汚れ、細菌による汚染とかによる異臭・短命化の問題と、さらには、静圧損失が高い(使わないときは撤去しないとエネルギーの無駄になる)こと、等の問題が考えられる。
以上の問題解消と、又は本発明と技術分野が類似する先行文献として、下記の文献(1)〜(3)が挙げられる。
その文献(1)は、特開平9−112946の「簡易空気冷却システム」であり、前述した、空気透過パッドを利用した冷却方法と同じ構造である。しかし、この文献(1)では、前述した問題に関しては、開示されていない。そして、これに関連する文献として、文献(2)の特開2010−230282の「空気調和機」とか、文献(3)の特開2010−276240の「空気調和装置」とかがある。何れも、前述の文献(1)と同じように、前述した問題に関しては、開示されていない。
また、文献(4)は、技術分野が類似する先行文献であり、特開2001−215027の「畜舎及び栽培室用建物の空調システム」であり、多数枚の空気透過パッド(空気透過パッド)に対峙して配管を付設し、この配管からの水と、空気透過パッドに噴霧し、畜舎内に霧化し、気化冷却効果を図る構造であり、ファンの動力負荷の軽減化と、経済性の確保を意図する。しかし、この文献(4)では、前述した問題解消に関しては、開示されていない。
特開平9−112946 特開2010−230282 特開2010−276240 特開2001−215027
前記で開示した、文献(1)〜(4)においては、次のような問題がある。例えば、空気透過パッドを、枠体に容易に組立て、しかも現場において、簡便に組立てること、等に関しては、開示がないこと、そして、また、農業分野において、空気透過パッドに向かって飛来する害虫防止に関する構造の開示がなされていないこと、等の問題が挙げられる。さらに、空気透過パッドの汚れ、細菌による汚染とかによる異臭・短命化の問題と、静圧損失が高い(使わないときは撤去しないとエネルギーの無駄になる)こと、等の問題」に関して、改良が行われていない。
上記に鑑み、本発明は、この問題を解消し、下記の特徴を達成することにある。
1.は、「空気透過パッドを、枠体に容易に組立て(組立てが簡易なこと)、しかも現場において、設置(簡便に設置)可能とすること、等に関する構造を提案すること、そして、また、農業分野において、空気透過パッドに向かって飛来する害虫防止に関する構造を提案すること、等にある」。
また、2.は、「空気透過パッドの汚れ、細菌による汚染とかによる異臭・短命化の問題解消に役立つこと、静圧損失を低くする(使わないときは撤去なしでも可能である)こと、等にある」。
そして、3.は、「防虫ネットと、ハウスのビニールフィルムとを、簡易に取付け、取外し可能とし、空気透過パッドを利用した気化冷却装置のハウスへの設置の簡便化と、経済性の向上と、空気透過パッドを利用した気化冷却装置の組付けの強度の向上等を図る」。
さらに、4.は、「枠体内に、給水管と排水手段を配置し、空気透過パッドを防虫ネットで被覆し、かつ面一に張装することで、ハウス、又は畜舎の体裁を確保する」。
また、5.は、「各空気透過パッドの内外面の幅内に、二本の給水管と、集合排水路(排水手段)を設置し、確実な給排水を図り、この各空気透過パッド内における均等な給排水を達成することで、カビ等の発生を極力少なくし、異臭・短命化の問題を解消する」。
そして、また、6.は、「各空気透過パッドに、銀イオン等の殺菌手段を利用し、雑菌繁殖の抑制と、悪臭弊害と、ハウス内への悪臭の排出なくし、作物の生育と病気防止、及び/又は、作業者の健康管理を図る」。
請求項1の発明は、前記1.〜.を達成することを意図する。
請求項1は、ハウス、又は畜舎、或いは工場の妻面の幅一杯に第一枠体〜第四枠体で構成した方形状の枠を設け、この方形状の枠に空気透過パッドを設けるとともに、この空気透過パッドの上端側に、二本の給水管を併設し、この二本の給水管への給水は、同時に行い、かつ一方側から他方側に向かって行う構造とし、常時、前記空気透過パッドの上端に、均等に、給水するとともに、この二本の給水管は、連結継手を介して、隣接する他の二本の給水管に接続可能とし、また、前記空気透過パッドの下端側に設けてなる排水手段と、で構成した冷却用パッド装置において
前記空気透過パッドは、前記方形状の枠内に組付ける構成とするとともに、この空気透過パッドの外面に、防虫ネットを面一に張装配置する構成とし、
また、前記二本の給水管は、前記空気透過パッドの上側と、前記方形状の枠の第一枠体との空間に設けるとともに、前記排水手段は、前記空気透過パッドの下側と、前記方形状の枠の第二枠体との空間に設けるとともに、この排水手段は、その一方側から他方側に向かって傾斜して設け、この他方側には繋ぎ管を繋ぐ構成とした給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置である。
請求項の発明は、前記1.〜3.を達成することを意図する。
請求項は、請求項1に記載の給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置において、
前記防虫ネットは、前記第一枠体〜第四枠体の外面の四面に、それぞれ設けた各取付け手段を介して、前記空気透過パッドを、確実に被覆可能とする構成とした給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置である。
請求項1の発明は、ハウス、又は畜舎、或いは工場の妻面の幅一杯に第一枠体〜第四枠体で構成した方形状の枠を設け、方形状の枠に空気透過パッドを設けるとともに、空気透過パッドの上端側に、二本の給水管を併設し、二本の給水管への給水は、同時に行い、かつ一方側から他方側に向かって行う構造とし、常時、空気透過パッドの上端に、均等に、給水するとともに、この二本の給水管は、連結継手を介して、隣接する他の二本の給水管に接続可能とし、また、空気透過パッドの下端側に設けてなる排水手段と、で構成した冷却用パッド装置において
空気透過パッドは、方形状の枠内に組付ける構成とするとともに、この空気透過パッドの外面に、防虫ネットを面一に張装配置する構成とし、
また、二本の給水管は、空気透過パッドの上側と、方形状の枠の第一枠体との空間に設けるとともに、排水手段は、空気透過パッドの下側と、方形状の枠の第二枠体との空間に設けるとともに、排水手段は、その一方側から他方側に向かって傾斜して設け、他方側には繋ぎ管を繋ぐ構成とした給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置である。
従って、請求項1は、下記の1.〜3.の特徴がある。
1.は「空気透過パッドを、枠体に容易に組立て、しかも現場において、設置(簡便に設置)可能なこと、等に関する構造を提案できること、そして、また、農業分野において、空気透過パッドに向かって飛来する害虫防止に関する構造を提案できること、等である」。
また、2.は「空気透過パッドの汚れ、細菌による汚染とかによる異臭・短命化の問題解消に役立つこと、静圧損失を低くできる(使わないときは撤去なしでも可能である)こと、等である」。
そして、3.は「防虫ネットと、ハウスのビニールフィルムとを、簡易に取付け、取外し可能とし、空気透過パッドを利用した気化冷却装置のハウスへの設置の簡便化と、経済性の向上と、空気透過パッドを利用した気化冷却装置の組付けの強度の向上等が図れる」。
さらに、請求項は、記の1.〜3.のほかに4.の特徴がある。
さらに、4.は、「枠体内に、給水管と排水手段を配置し、空気透過パッドを防虫ネットで被覆し、かつ面一に張装することで、ハウス、又は畜舎の体裁を確保できる」。
またさらに、請求項は、記の1.〜3.のほかに5.の特徴がある。
また、5.は、「各空気透過パッドの内外面の幅内に、二本の給水管と、集合排水路(排水手段)を設置し、確実な給排水が図れ、この各空気透過パッド内における均等な給排水を達成できることで、カビ等の発生を極力少なくし、異臭・短命化の問題を解消できる」。
請求項の発明は、請求項1に記載の給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置において、
防虫ネットは、第一枠体〜第四枠体の外面の四面に、それぞれ設けた各取付け手段を介して、空気透過パッドを、確実に被覆可能とする構成とした給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置である。
従って、請求項の発明は、前記1.〜3.の特徴がある。
ハウスの妻面に空気透過パッドを利用した気化冷却装置を設置した縮尺正面図 図1のハウス内より見た縮尺正面図 図1のA−A‘断面図 一基の枠体に、一枚の空気透過パッドを組立てた状態の正面図 一基の枠体に、一枚の空気透過パッドを組立てた状態で、給排管の位置関係を説明する正面摸式図 図4−1において、給水管と一枚の空気透過パッドとの関係を説明した拡大正面摸式図 図4−1において、排水管と一枚の空気透過パッドとの関係を説明した拡大正面摸式図 枠体と、取付け手段、並びに一枚の空気透過パッドとの関係を説明した平面摸式図 図5−1の給水管の配管構造を示した平面模式図 枠体と、取付け手段、並びに一枚の空気透過パッドとの関係を説明した側面摸式図 図5−1の給水管の配管構造を示した側面模式図
1はハウス(ハウス1は、畜舎、工場等の一例である)で、このハウス1は骨格を形成する柱鋼材2と梁鋼材3で枠組みした躯体100と、この躯体100に設けたビニールフィルム5(ガラス等の他の壁材もある。以下、フィルム5とする)とで構成する。そして、このハウス1の妻面1aには、後述する空気透過パッド7と、その装置を架承する支持鋼材6、6が設けられる。
7はセルローズ紙のシートを接着、かつ編成した構造で、鋭角と鈍角の異なる溝角を備えた波形形状、又は、耐水性のセルローズ繊維からなる複数枚の自己支持性波板を凸条部で重ね合わせた多隙体形状等でなる本体部と、この本体部に無数形成された空気透過隙間を備えた空気透過パッドで、この空気透過パッド7は、組付け可能な第一枠体8aと、第二枠体8bと、第三枠体8cと、第四枠体8dを枠組み構成した方形状の枠8内に、その周辺部を組付けられる(設置される)。そして、この組付け時に空気透過パッド7の上側7−1(上端側)と第一枠体8aとの空間に、二本の給水管10を設け、かつこの二本の給水管10を、繋ぎ管10a、10bを介して連結する。この連結を介して、この二本の給水管10の一方側から他方側、又は他方側から一方側の如く、それぞれの方向に、同時に給水する。また、この二本の給水管10は、空気透過パッド7の表裏側7a、7b(表側7a、裏側7b、即ち、両外面の一例)の幅X間で、かつ枠体8の幅Y間に設けられる。即ち、空気透過パッド7の表裏側7a、7bより突出せず、コンパクトで、かつ体裁よく組付けられる。また、二本の給水管10の保守管理と、メンテナンスの簡便化等を図る。また、設置時に空気透過パッド7の下側7−2(下端側)と第二枠体8bとの空間に、排水樋11(排水手段)を設ける。この排水樋11は、前記幅X、Y内に収める(空気透過パッド7の鉛直線上に配備する)ことで、前記同じ効果が期待できる。この排水樋11を一方側が高く、他方側が低くなる傾斜形状として、排水の流れと集水を図る。そして、この排水樋11の集水側は、繋ぎ管12を介して排水管13に接続されている。従って、集水された排水は、排水樋11から排水管13に導かれる。尚、給水管10と空気透過パッド7の上側7−1と、排水樋11と空気透過パッド7の下側7−2との間に、それぞれ隙間を形成する。これにより、例えば、給水管10と空気透過パッド7の上側7−1の隙間は、給水管10の目詰まり防止、及び空気透過パッド7への均等な給水確保とを図る。また、排水樋11と空気透過パッド7の下側7−2の隙間は、排水樋11を流れる排水と、この空気透過パッド7を流下する排水とを遮断し、この排水のスムーズな流れと、空気透過パッド7を流下する排水のスムーズな流下とを図る。尚、排水手段を、排水管13の単独とするか、排水樋11・繋ぎ管12・排水管13の何れかの組合せとするかは、適宜選択することが望ましい。例えば、空気透過パッド7の下端をビニールや樹脂等で封水する封水構造とし、この封水構造を、繋ぎ管12を介して、排水管13に接続することで、封水構造が排水樋11の代替となる。尚、空気透過パッド7の下側7−2を、繋ぎ管12に向かって下降する傾斜形状にすることで、排水のスムーズな流れを確保できる。
前記空気透過パッド7を、枠8に取付ける際には、この空気透過パッド7の上側7−1に、給水管10を載架し、また、空気透過パッド7の下側7−2に排水樋11をセットした、その左右側7−3、7−4に、枠8の第三枠体8cと第四枠体8dに近接する。この状態で枠8の四隅に設けた孔15に図示しない止具を差込み緊締することで、組立てる構造である。
この空気透過パッド7の表側7aには、先付け式の防虫ネット16が張装される。この例では、枠8の表面に設けた取付け手段17を利用して張装し、この空気透過パッド7の表側7aを、少しの隙間Bを保持しながら被覆する。尚、この防虫ネット16の張装の望ましい一例は、取付け手段17に、防虫ネット16と、ハウス1のビニールフィルム5を同時に設け、同時に、後付けで張装することが、簡便な設置ができること、また、ハウス1の密閉度が確保できるので、望ましい。この後付けの例では、現場において、簡易かつ確実に、防虫ネット16を張装、かつ施工できる。
そして、この組立てた枠8に、給水管10と、排水樋11、防虫ネット16(先付け式の例では)を備えた空気透過パッド7を、設置して一体化することで、現場において、気化冷却用の空気透過パッド装置Aの一基が完成する(現場設置)。この作業で、ハウス1の妻面1aに数基設置する。処で、この空気透過パッド装置Aを、ハウス1に配備するには、ハウス1の妻面1aに設けた支持鋼材6を利用する。即ち、図1と図2の如く、この支持鋼材6間に、複数基の空気透過パッド装置Aを取付ける。その後、複数の二本の給水管10の繋ぎ管10aには、本管18を接続し、この給水管10の繋ぎ管10b、及び/又は、連結継手10cを経由して、次の給水管10の繋ぎ管10aに接続する。そして、本発明では、この二本の給水管10の細孔1000による給水は、この空気透過パッド7の表裏側7a、7bを始めとして、その全体の厚みと幅に、万遍なく、略均等に供給されることで、後述する加湿空気の一定の湿り化を確保し、また、ハウス1内の略均等な気化冷却効果とを発揮できる。また、複数の排水樋11の繋ぎ管12を、それぞれ排水管13に接続する。そして、これらの設置作業は、現場において、簡易かつ確実に行える特徴がある。
従って、給水は、本管18より、繋ぎ管10aから給水管10に至り、繋ぎ管10b、及び/又は、連結継手10cを経由し、次の給水管10の繋ぎ管10aに導かれる構造である(後は繰返しである)。この給水管10に至った水は、この給水管10に複数開設した細孔1000より、空気透過パッド7の上側7−1より、順次、下側7−2に浸透流下される。この浸透流下の過程で、この空気透過パッド7を通過する風を湿潤(加湿)し、ハウス1内に、加湿空気を送り、気化冷却効果を図る。尚、外気の導入は、他の妻面に設けたファンを利用する。そして、空気透過パッド7を浸透流下した水は、排水として排水樋11に至る。従って、夏場等の高温下における、生育と、生育環境維持に有効である。また、適度の湿度の確保にも有効である。
この空気透過パッド7には、雑菌繁殖防止と、悪臭回避、又は腐蝕防止等を図るために抗菌処理、除菌処理を行う。例えば、銀イオン処理、チタン処理、又は防虫・防黴等の化学処理、その他の処理を行うこともあり得る。この処理は、給水に所定量混合し、希釈化した薬品を所定時間、空気透過パッド7に流す方法も有効である。殊に、この空気透過パッド7が湿潤時に行うことが有効である。
そして、図示しないが、畜舎の例も、前述のハウス1の例に準ずる。また、夏場等の高温下における、家畜の成育と、生育環境維持等に有効である。図中Cは虫である。
尚、図示しないが、工場の例も、前述のハウス1の例に準ずる。また、その他は、畜舎の例に準ずる。
1 ハウス
100 躯体
1a 妻面
2 柱鋼材
3 梁鋼材
5 ビニールフィルム
6 支持鋼材
7 空気透過パッド
7a 表側
7b 裏側
7−1 上側
7−2 下側
7−3 左側
7−4 右側
8 枠
8a 第一枠体
8b 第二枠体
8c 第三枠体
8d 第四枠体
10 給水管
10a 繋ぎ管
10b 繋ぎ管
10c 連結継手
1000 細孔
11 排水樋
12 繋ぎ管
13 排水管
15 孔
16 防虫ネット
17 取付け手段
18 本管
A 空気透過パッド装置
B 隙間
C 虫
X 幅
Y 幅

Claims (2)

  1. ハウス、又は畜舎、或いは工場の妻面の幅一杯に第一枠体〜第四枠体で構成した方形状の枠を設け、この方形状の枠に空気透過パッドを設けるとともに、この空気透過パッドの上端側に、二本の給水管を併設し、この二本の給水管への給水は、同時に行い、かつ一方側から他方側に向かって行う構造とし、常時、前記空気透過パッドの上端に、均等に、給水するとともに、この二本の給水管は、連結継手を介して、隣接する他の二本の給水管に接続可能とし、また、前記空気透過パッドの下端側に設けてなる排水手段と、で構成した冷却用パッド装置において
    前記空気透過パッドは、前記方形状の枠内に組付ける構成とするとともに、この空気透過パッドの外面に、防虫ネットを面一に張装配置する構成とし、
    また、前記二本の給水管は、前記空気透過パッドの上側と、前記方形状の枠の第一枠体との空間に設けるとともに、前記排水手段は、前記空気透過パッドの下側と、前記方形状の枠の第二枠体との空間に設けるとともに、この排水手段は、その一方側から他方側に向かって傾斜して設け、この他方側には繋ぎ管を繋ぐ構成とした給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置。
  2. 請求項1に記載の給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置において、
    前記防虫ネットは、前記第一枠体〜第四枠体の外面の四面に、それぞれ設けた各取付け手段を介して、前記空気透過パッドを、確実に被覆可能とする構成とした給排水管と防虫ネットとを備えた冷却用パッド装置。
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