JP5920127B2 - 過給機のデポジット除去装置 - Google Patents

過給機のデポジット除去装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5920127B2
JP5920127B2 JP2012196387A JP2012196387A JP5920127B2 JP 5920127 B2 JP5920127 B2 JP 5920127B2 JP 2012196387 A JP2012196387 A JP 2012196387A JP 2012196387 A JP2012196387 A JP 2012196387A JP 5920127 B2 JP5920127 B2 JP 5920127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
intake
deposit
passage
supercharger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012196387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014051915A (ja
Inventor
五十嵐 修
修 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012196387A priority Critical patent/JP5920127B2/ja
Publication of JP2014051915A publication Critical patent/JP2014051915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5920127B2 publication Critical patent/JP5920127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/70Suction grids; Strainers; Dust separation; Cleaning
    • F04D29/701Suction grids; Strainers; Dust separation; Cleaning especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/4206Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/4213Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps suction ports
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/68Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers
    • F04D29/681Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/685Inducing localised fluid recirculation in the stator-rotor interface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、デポジット除去剤を過給機に供給して同過給機に堆積したデポジットの量を減少させる過給機のデポジット除去装置に関する。
内燃機関の過給機では、コンプレッサにより吸気を加圧して燃焼室に過給するため、同コンプレッサが高温となる。そのため、吸気通路に還流させたブローバイガスに含まれるオイルの一部がコンプレッサの熱により気化してデポジットとなり、コンプレッサのインペラやディフューザー等に堆積することがある。
そこで、特許文献1に記載の装置では、過給機よりも吸気上流側の吸気通路にデポジット除去剤を噴射してこれをコンプレッサに供給することにより、同コンプレッサに堆積したデポジットを減少させるようにしている。
特開2008‐138623号公報
ところで、吸気通路に噴射されたデポジット除去剤は、吸気とともにコンプレッサのインペラに供給され、その流れ方向がインペラの回転軸方向から径方向に変化した後、ディフューザーに供給される。この際、デポジット除去剤に作用する慣性力の影響により、ディフューザーを通過するデポジット除去剤の多くがそのハブ側の壁面に供給されることとなる。その結果、ディフューザーにおいてハブ側の壁面と対向するシュラウド側の壁面に供給されるデポジット除去剤の量が少なくなり、同壁面に堆積するデポジットを効率よく除去できないおそれがある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンプレッサのシュラウド側の壁面に堆積したデポジットを効率よく除去することのできる過給機のデポジット除去装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する過給機のデポジット除去装置は、コンプレッサ用のインペラと、ディフューザーが形成されたケーシングと、インペラよりも吸気上流側で吸気通路から分岐し同インペラの外周に開口する還流路を形成するケーシングトリートメントと、吸気通路においてインペラをバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路に設けられた吸気バイパスバルブと、還流路にデポジット除去剤を噴射する噴射装置とを含む過給機をその適用対象としている。そして、上記デポジット除去装置は、前記インペラの回転速度が予め設定された所定回転速度以上である場合、又は、前記インペラを通過する吸気量が予め設定された所定吸気量以上である場合、又は、前記インペラを通過する排気量が予め設定された所定排気量以上である場合に、前記インペラの回転速度が高回転域にあると判断する制御装置を備え、噴射装置は、インペラの回転速度が高回転域にあり且つ吸気バイパスバルブが開弁状態であることを実行条件として還流路にデポジット除去剤を噴射することとした。
過給機が通常の過給状態にあると、インペラの外周部分における吸気の圧力がその上流側の圧力と比較して高くなるため、ケーシングトリートメントに形成された還流路にはインペラ側から吸気通路上流側に逆流する吸気の流れが形成される。このように吸気の一部が還流路を通じて吸気通路上流側に戻されることにより、インペラを通過する吸気の量が増大して過給機のサージングが抑制される。
一方、インペラの回転速度が上昇するとともに、バイパス通路を通じて吸気がインペラに戻されることによりインペラを通過する吸気の量が更に増大すると、過給機はチョーク状態、すなわち、それ以上過給することができない状態となる。このように過給機がチョーク状態となった場合には、インペラの外周部分における吸気の圧力が吸気上流側の圧力よりも低くなる。そのため、還流路には、吸気が吸気上流側からインペラの外周部分に流れる順流が形成される。
そのため、上記構成のように、コンプレッサのインペラの回転速度が高回転域にあり、且つ吸気バイパスバルブが開弁状態であることを実行条件として還流路にデポジット除去剤を噴射するようにすれば、還流路の吸気の流れが順流となっているときに同還流路にデポジット除去剤を噴射することができる。そして、デポジット除去剤は、還流路の順流によってインペラの外周部分に供給され、ディフューザーのシュラウド側の壁面に沿って流動する吸気によって同壁面にも供給される。したがって、上記構成によれば、シュラウド側壁面に対するデポジット除去剤の供給量を増大させることができ、同壁面に付着するデポジットを効率よく除去することができるようになる。
また、上記デポジット除去装置では、吸気通路及び還流路に対してデポジット除去剤を噴射可能な噴射装置を採用し、上記実行条件が成立しないときには吸気通路にデポジット除去剤を噴射するのが望ましい。
上記構成によれば、還流路に順流が形成されているときには、同還流路にデポジット除去剤を噴射することで、シュラウド側の壁面に堆積したデポジットを効率よく除去することができる。一方、還流路に逆流が形成されているときには、吸気通路にデポジット除去剤を噴射することで、インペラ及びディフューザーのハブ側の壁面に堆積したデポジットを効率よく除去することができる。したがって、コンプレッサに堆積したデポジットの量を効果的に減少させることができるようになる。
過給機のデポジット除去装置の一実施形態の全体構成図。 コンプレッサの断面構造を示す断面図。 デポジット除去ルーチンの手順を示すフローチャート。 過給機が過給状態にあるときのコンプレッサにおける吸気の流れについてその一例を示す図。 過給機がチョーク状態にあるときのコンプレッサにおける吸気の流れについてその一例を示す図。
以下、過給機のデポジット除去装置の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関の過給機1は、吸気通路2に設けられたコンプレッサ3と、排気通路4に設けられたタービン5とを備えている。コンプレッサ3のインペラ6とタービン5のインペラ7とは回転軸8により連結されている。燃焼室9から排気通路4に排出された排気は、その下流側に設けられたタービン5のインペラ7を回転させる。この回転に伴ってコンプレッサ3のインペラ6が回転すると、吸気通路2の吸気が加圧され、吸気が燃焼室9に過給される。
また、吸気通路2にはコンプレッサ3よりも吸気上流側の部分に第1の噴射弁10と第2の噴射弁11とが配設されている。
吸気通路2においてコンプレッサ3の吸気下流側には、スロットルバルブ12が設けられている。スロットルバルブ12の開度が調節されることによって燃焼室9に吸入される吸気が調量される。
また、吸気通路2には、コンプレッサ3の上流側部分と下流側部分とをバイパスするバイパス通路13が設けられている。バイパス通路13には吸気バイパスバルブ14が取付けられている。吸気バイパスバルブ14が開閉することによりコンプレッサ3の上流部分と下流部分とが連通又は遮断される。例えば、運転者が高速走行時にアクセルの踏込み操作を解除した場合等、コンプレッサ3が高い回転速度を維持した状態でスロットルバルブ12が閉弁された場合には、吸気通路2においてスロットルバルブ12とコンプレッサ3との間の吸気の圧力が過度に上昇する。そして、コンプレッサ3の下流側の吸気がインペラ6を通過して上流側へ逆流することにより、騒音が発生する。したがって、こうした場合には、吸気バイパスバルブ14を開弁させて、コンプレッサ3とスロットルバルブ12との間の吸気をコンプレッサ3上流側に戻すようにしている。
また、吸気通路2においてコンプレッサ3の上流側と内燃機関のクランクケース15とはブローバイガス通路16により連通されている。ブローバイガス通路16には、PCV(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション)バルブ17が設けられている。このPCVバルブ17が開弁することでクランクケース15内のブローバイガスが吸気通路2に還流される。
内燃機関の制御装置18には、過給機1の回転軸8の回転速度を検出する回転速度センサ19等、各種センサの検出信号が取り込まれる。制御装置18は、各種センサの検出信号に基づいてスロットルバルブ12、吸気バイパスバルブ14、及びPCVバルブ17等の開度制御、並びに第1の噴射弁10及び第2の噴射弁11の噴射制御等を実行する。
次に、こうした過給機1のコンプレッサ3の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、コンプレッサ3は、回転軸8を中心として回転可能に設けられたインペラ6と、ケーシング20とを有している。ケーシング20には、回転軸8の径方向に延びるディフューザー21が形成されている。ディフューザー21は、回転軸8の軸方向後方(図中の右側)に位置するハブ側の壁面22と、ハブ側の壁面22に対向するシュラウド側の壁面23とを有している。また、ケーシング20には、その内周から突出して円筒状に形成されたケーシングトリートメント24が形成されている。ケーシングトリートメント24には、インペラ6の外周に開口する開口部25が形成されている。これにより、ケーシングトリートメント24には、インペラ6よりも吸気上流側で吸気通路2から分岐する円筒状の還流路26が形成されている。なお、開口部25はインペラ6のスロート部27よりも吸気下流側に設けられている。
ここで、過給機1が通常の過給状態にあるときには、インペラ6の外周部分における吸気の圧力がその上流側の圧力と比較して高くなるため、還流路26にはインペラ6側から吸気通路2上流側に逆流する吸気の流れが形成される。こうして吸気の一部が還流路26を通じて吸気通路2上流側に戻されることによりインペラ6を通過する吸気の量が増大し、過給機1のサージングが抑制される。
また、第1の噴射弁10は、その噴射口が還流路26に指向した状態で設けられている。一方、第1の噴射弁10よりも吸気上流側に設けられた第2の噴射弁11は、その噴射口が吸気通路2に指向した状態で設けられている。これら第1の噴射弁10及び第2の噴射弁11が還流路26にデポジット除去剤を噴射する噴射装置として機能する。
次に、本実施形態の過給機1のデポジット除去装置の動作について図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、この処理は過給機1のコンプレッサ3に堆積したデポジットを除去するためのデポジット除去ルーチンであり、制御装置18を通じて所定の周期で繰り返し実行される。
図3に示すように、本処理ではまず、前回のデポジット除去処理が実行されてからのインペラ6の回転数積算値を算出し、同回転数積算値に基づいてコンプレッサ3におけるデポジット堆積量を推定する(ステップS1)。
次に、ステップS1において算出されたデポジット堆積量が所定量Td以上であるか否かを判定する(ステップS2)。この所定量Tdは、この所定量Tdを上回る量のデポジットが堆積すると過給機1の性能低下が無視できなくなる値に設定されている。そして、ステップS2の処理において、デポジット堆積量が所定量Td未満であると判断された場合(ステップS2:NO)、すなわち、過給機1の性能低下が生じるほどデポジットが堆積していないと判断された場合には、その後の処理を行わずに本処理を終了する。
一方、ステップS2の処理において、デポジット堆積量が所定量Td以上であると判断された場合(ステップS2:YES)には、その処理をステップS3へ移行する。ステップS3の処理では、回転速度センサ19からの信号に基づいて過給機1における回転軸8の回転速度、換言すれば、インペラ回転速度Ntが所定回転速度Tn以上であるか否かを判定する。所定回転速度Tnは、インペラ6の回転速度Ntが高回転域にあるか否かを判定するための値であり、例えば、80000rpmに設定される。そして、ステップS3の処理において、インペラ回転速度Ntが所定回転速度Tn以上であると判断された場合(ステップS3:YES)には、次に吸気バイパスバルブ14が開弁状態であるか否かを判定する(ステップS4)。なお、吸気バイパスバルブ14に制御装置18から開弁信号が出力されていることによって、同バルブ14が開弁状態であると判断できる。
そして、吸気バイパスバルブ14が開弁状態であると判断された場合(ステップS4:YES)、すなわち、インペラ6の回転速度Ntが高回転域にあり、且つインペラ6を通過する吸気の量が多いと判断された場合、換言すれば過給機1がチョーク状態であると判断された場合には、第1の噴射弁10から還流路26にデポジット除去剤を噴射する(ステップS5)。
一方、インペラ回転速度Ntが所定回転速度Tn未満であると判断された場合(ステップS3:NO)や、吸気バイパスバルブ14が閉弁状態であると判断された場合(ステップS4:NO)、すなわち、過給機1がチョーク状態ではないと判断された場合には、第2の噴射弁11から吸気通路2にデポジット除去剤を噴射する(ステップS6)。
次に、本実施形態の過給機1のデポジット除去装置の作用について説明する。
本実施形態では、上述したように、インペラ6の回転速度Ntが所定回転速度Tn以上であり且つ吸気バイパスバルブ14が開弁状態であることを実行条件として第1の噴射弁10から還流路26にデポジット除去剤を噴射するようにしている。
図4に示すように、インペラ6の回転速度Ntが所定回転速度Tn以上であり且つ吸気バイパスバルブ14が開弁状態であるとき、すなわち過給機1がチョーク状態であるときには、インペラ6の外周部分における吸気の圧力が吸気上流側の圧力よりも低くなる。そのため、還流路26には、吸気が吸気通路2の上流側からインペラ6の外周部分に流れる順流が形成される。
そのため、第1の噴射弁10から還流路26に噴射されたデポジット除去剤は、吸気によってインペラ6の外周部分に運ばれ、ディフューザー21のシュラウド側の壁面23に沿って流動する吸気によって同壁面23に供給される。
一方、上記実行条件が成立しないとき、すなわち過給機1がチョーク状態ではなく通常の過給状態にある場合には、第2の噴射弁11から吸気通路2にデポジット除去剤を噴射するようにしている。
図5に示すように、過給機1が通常の過給状態にあると、インペラ6の外周部分における吸気の圧力が吸気上流側の圧力と比較して高くなる。そのため、還流路26にはインペラ6側から吸気通路2の上流側に逆流する吸気の流れが形成される。
そのため、第2の噴射弁11から吸気通路2に噴射されたデポジット除去剤は、還流路26を流れずに、ケーシングトリートメント24よりも内側の吸気通路2を流動する。そして、吸気とともにインペラ6に供給され、その流れ方向がインペラ6の回転軸8方向から径方向に変化した後、ディフューザー21に供給される。この際、デポジット除去剤に作用する慣性力の影響により、ディフューザー21を通過するデポジット除去剤の多くがそのハブ側の壁面22に供給される。
本実施形態の過給機1のデポジット除去装置によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)還流路26の吸気の流れが順流となっているときに同還流路26にデポジット除去剤を噴射するようにした。そのため、ディフューザー21のシュラウド側の壁面23に沿って流動する吸気によってデポジット除去剤が同壁面23に供給される。したがって、シュラウド側壁面23に対するデポジット除去剤の供給量が増大し、同壁面23に付着するデポジットを効率的に除去することができる。
(2)還流路26に逆流が形成されているときには、吸気通路2にデポジット除去剤を噴射するようにした。そのため、インペラ6及びディフューザー21のハブ側の壁面22に堆積したデポジットを効率よく除去することができ、コンプレッサ3に堆積したデポジットの量を効果的に減少させることができる。
(3)デポジット除去剤を噴射する噴射装置として、吸気通路2に向けてデポジット除去剤を噴射する第2の噴射弁11とは別に、還流路26にデポジット除去剤を噴射する第1の噴射弁10を備えることとした。そのため、第1の噴射弁10から還流路26に効果的にデポジット除去剤を導入することができる。
なお、上記実施形態は、これを変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、所定量Tdを、この所定量Tdを上回る量のデポジットが堆積すると過給機1の性能低下が無視できなくなる値に設定したが、所定量Tdは適宜変更することが可能である。また、このようにデポジットの堆積量を監視することなく、所定時間毎に第1の噴射弁10又は第2の噴射弁11からデポジット除去剤を噴射するようにしてもよい。
・上記実施形態では、デポジットの堆積量をインペラ6の回転数積算値に基づいて推定するようにしたが、デポジット堆積量と相関がある他のパラメータ、例えば吸入空気量の積算値等に基づいてデポジット堆積量を算出するようにしてもよい。あるいは、過給機1の過給効率の低下度合いに基づいてデポジットの堆積量を推定することもできる。
・上記各実施形態では、インペラ6の回転速度Ntが高回転域にあるか否かを同回転速度Ntが所定回転速度Tn以上であることに基づいて判断するようにしたが、例えば、インペラ6を通過する吸気量や排気流量が所定量以上であることに基づいてこれを判断することもできる。
・上記各実施形態では、制御装置18から吸気バイパスバルブ14に開弁信号が出力されているときに同バルブ14が開弁状態であると判断したが、吸気バイパスバルブ14の開度を検出するセンサを設け、同センサの信号に基づいて吸気バイパスバルブ14の開弁状態を判断するようにしてもよい。また、減速時であるときに常に吸気バイパスバルブ14が開弁状態に移行するのであれば、減速時であることに基づいて吸気バイパスバルブ14が開弁状態であることを判断するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、過給機1がチョーク状態にあるときには、第1の噴射弁10からデポジット除去剤を噴射する一方、第2の噴射弁11からデポジット除去剤を噴射しない構成としたが、過給機1がチョーク状態にあるときに、第1及び第2の噴射弁10、11からデポジット除去剤を噴射するようにしてもよい。こうした構成であっても、第1の噴射弁10から還流路26に効果的にデポジット除去剤を導入することができる。
・上記各実施形態では、還流路26にデポジット除去剤を噴射する噴射装置として2つ噴射弁10、11を設けたが、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。なお、噴射弁を1つとする場合には、デポジット除去剤を還流路26へ噴射する態様と、デポジット除去剤を吸気通路2へ噴射する態様とでその噴射態様を切替えることが可能な噴射弁を採用する。
・上記各実施形態では、過給機1が通常の過給状態にあるときには、第2の噴射弁11からデポジット除去剤を噴射するようにしたが、こうした構成を省略してもよい。この場合であっても、第1の噴射弁10から還流路26に噴射されたデポジット除去剤はシュラウド側の壁面23の他、その一部がディフューザー21のハブ側の壁面22にも供給されるため、同壁面22に堆積したデポジットについてもこれを除去することはできる。
1…過給機、2…吸気通路、3…コンプレッサ、4…排気通路、5…タービン、6…コンプレッサのインペラ、7…タービンのインペラ、8…回転軸、9…燃焼室、10…第1の噴射弁、11…第2の噴射弁、12…スロットルバルブ、13…バイパス通路、14…吸気バイパスバルブ、15…クランクケース、16…ブローバイガス通路、17…PCVバルブ、18…制御装置、19…回転速度センサ、20…ケーシング、21…ディフューザー、22…ハブ側の壁面、23…シュラウド側の壁面、24…ケーシングトリートメント、25…開口部、26…還流路、27…スロート部。

Claims (2)

  1. コンプレッサ用のインペラと、ディフューザーが形成されたケーシングと、前記インペラよりも吸気上流側で吸気通路から分岐し同インペラの外周に開口する還流路を形成するケーシングトリートメントと、前記吸気通路において前記インペラをバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路に設けられた吸気バイパスバルブと、前記還流路にデポジット除去剤を噴射する噴射装置とを含む過給機のデポジットを除去する除去装置において、
    前記インペラの回転速度が予め設定された所定回転速度以上である場合、又は、前記インペラを通過する吸気量が予め設定された所定吸気量以上である場合、又は、前記インペラを通過する排気量が予め設定された所定排気量以上である場合に、前記インペラの回転速度が高回転域にあると判断する制御装置を備え、
    前記噴射装置は、前記インペラの回転速度が高回転域にあり且つ前記吸気バイパスバルブが開弁状態であることを実行条件として前記還流路にデポジット除去剤を噴射する
    ことを特徴とする過給機のデポジット除去装置。
  2. 前記噴射装置は、前記吸気通路及び前記還流路に対してデポジット除去剤を噴射可能であり、前記実行条件が成立しないときには前記吸気通路にデポジット除去剤を噴射する
    請求項1に記載の過給機のデポジット除去装置。
JP2012196387A 2012-09-06 2012-09-06 過給機のデポジット除去装置 Active JP5920127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012196387A JP5920127B2 (ja) 2012-09-06 2012-09-06 過給機のデポジット除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012196387A JP5920127B2 (ja) 2012-09-06 2012-09-06 過給機のデポジット除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014051915A JP2014051915A (ja) 2014-03-20
JP5920127B2 true JP5920127B2 (ja) 2016-05-18

Family

ID=50610612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012196387A Active JP5920127B2 (ja) 2012-09-06 2012-09-06 過給機のデポジット除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5920127B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104500155A (zh) * 2014-12-12 2015-04-08 常州环能涡轮动力股份有限公司 带旁通流道的废气涡轮增压器压壳

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3670347D1 (de) * 1985-12-24 1990-05-17 Holset Engineering Co Kompressoren.
JPH05141397A (ja) * 1991-11-15 1993-06-08 Hitachi Ltd 羽根車を有する回転機械の羽根車洗浄装置
JP2003074371A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Hks Co Ltd エンジンの吸気系洗浄装置
EP1473465B2 (en) * 2003-04-30 2018-08-01 Holset Engineering Company Limited Compressor
JP4803007B2 (ja) * 2006-12-04 2011-10-26 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2008248726A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Osaka Gas Co Ltd 過給式エンジン
DE102008047506A1 (de) * 2008-09-17 2010-04-15 Daimler Ag Radialverdichter, insbesondere für einen Abgasturbolader einer Brennkraftmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014051915A (ja) 2014-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5828806B2 (ja) エンジンの排気還流装置
US9903320B2 (en) Control system for internal combustion engine
JP5975102B2 (ja) 内燃機関の過給機のコンプレッサ
JP2010180781A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2009299645A (ja) ブローバイガス還元装置
JP2011094557A (ja) ブローバイガス還元装置
JP6531780B2 (ja) エンジンの制御方法及びエンジンの制御装置
US20160186701A1 (en) Exhaust Gas Recirculation System for Internal Combustion Engine
CN108463620A (zh) 废气旁通阀的控制方法及控制装置
JP6597667B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007255381A (ja) 遠心圧縮機およびこれを用いたエンジンの吸気制御システムならびに吸気制御方法
WO2014188245A2 (en) Turbine housing of turbosupercharger
JP2014015876A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2010024878A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5920127B2 (ja) 過給機のデポジット除去装置
JP2012067614A (ja) コンプレッサ出口圧力制御装置
CN109209620A (zh) 内燃机的控制装置
JP5304149B2 (ja) 多気筒エンジンの排気装置
JP6772901B2 (ja) 内燃機関の排気システム
CN106050401A (zh) 具有双流道涡轮机和分组汽缸的增压内燃发动机
JP2011179477A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6354714B2 (ja) 過給機付き内燃機関の異常診断装置
JP2008223613A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
WO2020183703A1 (ja) サージング抑制装置、排気タービン式の過給機およびサージング抑制方法
JP6879800B2 (ja) 過給アシスト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160328