JP5919676B2 - 液体噴射ヘッドの駆動方法 - Google Patents
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Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高分子を含有する液体を噴射するに際し噴射される液体を微小化することを目的とする。
電圧を液体噴射ヘッドに印加して、高分子を含有する液体を噴射させる液体噴射ヘッドの駆動方法であって、
前記電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させることと、
前記電圧を前記第1電圧から前記第2電圧に上昇させたときよりも大きな傾きで前記第2電圧から第3電圧に上昇させ、該第3電圧に保持することと、
前記電圧を前記第3電圧から第4電圧に降下させ、該第4電圧に保持することと、
前記電圧を前記第4電圧から第5電圧に上昇させ、該第5電圧に保持することと、
前記電圧を前記第5電圧から第6電圧に降下させ、該第6電圧に保持することと、
前記電圧を前記第6電圧から第7電圧に上昇させることと、を含み、
前記第5電圧は前記第3電圧よりも高いことを特徴とする液体噴射ヘッドの駆動方法である。
前記電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させることと、
前記電圧を前記第1電圧から前記第2電圧に上昇させたときよりも大きな傾きで前記第2電圧から第3電圧に上昇させ、該第3電圧に保持することと、
前記電圧を前記第3電圧から第4電圧に降下させ、該第4電圧に保持することと、
前記電圧を前記第4電圧から第5電圧に上昇させ、該第5電圧に保持することと、
前記電圧を前記第5電圧から第6電圧に降下させ、該第6電圧に保持することと、
前記電圧を前記第6電圧から第7電圧に上昇させることと、を含み、
前記第5電圧は前記第3電圧よりも高い液体噴射ヘッドの駆動方法。
このようにすることで、高分子を含有する液体を噴射するに際し噴射される液体を微小化することができる。また、前記第5電圧は前記第3電圧よりも高いため、前記第3電圧を付加したときに生じたメニスカスの引き込みよりも、さらに内側(非噴射される側)にメニスカスを引き込むことが出来るため、引き込む際の力が増大し、増大した強い力で液滴と液滴の尾を切り離せる。特に噴射させる溶液の粘度が高いほど液滴の尾が切れにくいが、前記第5電圧は前記第3電圧よりも高くすることで、液滴の尾が切ることができる。
このようにすることで、メニスカスに窪み部を形成して、より微小化した液体を噴射することができるようになる。
このようにすることで、第1電圧と第7電圧とを中間電圧とすることができる。
このようにすることで、大きな液滴を噴射しない程度にメニスカスを外側(噴射される側)に押し出すことができる。
このように、第5電圧の保持時間が第3電圧の保持時間より長いと、前記第4電圧から前記第5電圧に引き上げた際に発生させた内側向き(非噴射される方向)のメニスカス変動が、第5電圧の保持時間中に反作用による外側向き(噴射される方向)のメニスカス変動に変わってしまうため、切断された尾だけでなく、変動した液体全体が液滴として噴射されてしまう虞がある。そのため、第5電圧の保持時間を第3電圧の保持時間より短くすることで、外側向き(噴射される方向)のメニスカス変動による液滴噴射が起こる前に、次の駆動信号を印加する。そうすることで反作用によって生じた制御しにくい外側向き(噴射される方向)のメニスカス変動を、制御可能なメニスカス変動に変えることができるため、変動した液体全体が液滴として噴射されてしまうことを防止し、安定した液滴の噴射が可能となる。
このようにすることで、粘度の高い高分子の液体を含んだゲルを製造することができる。
このようにすることで、アルギン酸ナトリウムを含んだゲルを製造することができる。
前記ヘッドに印加する電圧を、
第1電圧に保持し、
前記第1電圧から上昇させて第2電圧にし、
前記第1電圧から前記第2電圧に上昇したときよりも大きな傾きで前記第2電圧から上昇させて第3電圧にし、該第3電圧に保持し、
前記第3電圧から降下させて第4電圧にし、該第4電圧に保持し、
前記第4電圧から上昇させて第5電圧にし、該第5電圧に保持し、
前記第5電圧から降下させて第6電圧にし、該第6電圧に保持し、
前記第6電圧から上昇させて第7電圧にし、
前記第5電圧は前記第3電圧よりも高い液体噴射ヘッドの駆動信号生成装置。
このようにすることで、高分子を含有する液体を噴射するに際し噴射される液体を微小化することができる。
図1は、ゲル製造装置を示す概略側面図であり、図2は、ゲル製造装置を示す概略平面図である。ゲル製造装置10は、噴射機構1と、流動機構2と、ゲル回収機構3と、噴射計測機構4と、ゲル計量機構5と、観察機構6とを備えている。
駆動信号COMを生成する場合には、コントローラー60は、所定の更新周期τ毎のDAC値を、D/A変換器711へ順次出力する。図7の例では、クロックCLKで規定されるタイミングt(n)で電圧V1に対応するDAC値が出力される。これにより、周期τ(n)にて、電圧増幅回路712からは電圧E1が出力される。そして、更新周期τ(n+4)までは、電圧E1に対応するDAC値がコントローラー60からD/A変換器711に順次入力され、電圧増幅回路712からは電圧E1が出力され続ける。また、タイミングt(n+5)では、電圧E2に対応するDAC値がコントローラー60からD/A変換器711に入力される。これにより、周期τ(n+5)にて、電圧増幅回路712の出力は、電圧E1から電圧E2へ降下する。同様に、タイミングt(n+6)では、電圧V3に対応するDAC値がコントローラー60からD/A変換器711に入力され、電圧増幅回路712の出力が電圧E2から電圧E3へ降下する。以下同様に、DAC値がD/A変換器711に順次入力されるため、電圧増幅回路712から出力される電圧は、次第に降下する。そして、周期τ(n+10)にて、電圧増幅回路712の出力は電圧E4まで降下する。このようにして、駆動信号が、波形生成回路71から出力される。
このようにすることによって、所望の形状の駆動信号を生成することができる。
なぜなら、電圧V4を電圧V1より低くした場合、液滴を形成し噴射するのに必要な電圧変化(電圧V1から電圧V3)よりも大きい電圧変化になってしまい、液滴の噴射促進だけでなく、ノズル内にある液体全体が液滴となって噴射されてしまう虞がある。そのため、電圧V4を電圧V1よりも高くすることで、ノズル内にある液体全体を噴射することを防止することができる。
また、成分番号8において、電圧保持時間t8は電圧保持時間t4よりも短く設定されている。第5電圧の保持時間が第3電圧の保持時間より長いと、第4電圧から第5電圧に引き上げた際に発生させた内側向き(非噴射される方向)のメニスカス変動が、第5電圧の保持時間中に反作用による外側向き(噴射される方向)のメニスカス変動に変わってしまうため、切断された尾だけでなく、変動した液体全体が液滴として噴射されてしまう虞がある。
そのため、第5電圧の保持時間を第3電圧の保持時間より短くすることで、外側向き(噴射される方向)のメニスカス変動による液滴噴射が起こる前に、次の波形成分を印加する。そうすることで反作用によって生じた制御不能の外側向き(噴射される方向)のメニスカス変動を、制御できるメニスカス変動に変えることができるため、変動した液体全体が液滴として噴射されることを防止し、安定した液滴噴射が可能になる。尚、ここでは、メニスカスの動きを整えてはいるが、液滴とメニスカスとの間に尾が生じていることが観察できる。
上述の実施形態では、液体噴射装置としてゲル製造装置10が説明されていたが、これに限られるものではなく他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルター製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
Claims (7)
- 電圧をピエゾ素子に印加してピエゾ素子を伸長または収縮させることで高分子を含有する液体を噴射させる液体噴射ヘッドの駆動方法であって、
前記電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させることと、
前記電圧を前記第1電圧から前記第2電圧に上昇させたときよりも大きな傾きで前記第2電圧から第3電圧に上昇させ、該第3電圧に保持することと、
前記電圧を前記第3電圧から第4電圧に降下させ、該第4電圧に保持することと、
前記電圧を前記第4電圧から第5電圧に上昇させ、該第5電圧に保持することと、
前記第3電圧から前記第4電圧に降下させたときよりも小さい傾きで前記第5電圧から第6電圧に降下させ、該第6電圧に保持することと、
前記電圧を前記第6電圧から第7電圧に上昇させることと、を含み、
前記第5電圧は前記第3電圧よりも高く、前記第6電圧は前記第1電圧より低いことを特徴とする液体噴射ヘッドの駆動方法。 - 前記第2電圧は前記第3電圧の50%以上の電圧を有する、請求項1に記載の駆動方法。
- 前記第1電圧は前記第7電圧と等しい、請求項1または2に記載の駆動方法。
- 前記第4電圧は前記第1電圧よりも高い、請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動方法。
- 前記第5電圧の保持時間は前記第3電圧の保持時間よりも短い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動方法。
- 前記高分子を含有する液体の粘度は5mPa.s以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動方法。
- 前記高分子を含有する液体は、アルギン酸ナトリウムを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の駆動方法。
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