JP5919668B2 - 冷却システム - Google Patents

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Description

この発明は、燃料電池車両に搭載されるヒーターコアに流入する冷却液の流量を調整する冷却システムに関する。
燃料電池を冷却することで温度が上昇した冷却液を利用して、エアコンディショナーのヒーターコアを加熱する冷却システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2007−173036号公報
しかしながら、特許文献1の冷却システムでは、冷却液を常時ヒーターコアに流すことが開示されている。このような構成では、暖機を促進したい冷機時にヒーターコアから放熱されてしまうため、暖機の妨げになってしまう。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた。本発明の目的は、冷機時にヒーターコアによって放熱する熱量を抑制でき、暖機を促進できる冷却システムを提供することである。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。
本発明による冷却システムのひとつの態様は、燃料電池と、冷却液の熱を放熱するラジエーターと、冷却液が循環して流れるように、前記燃料電池と前記ラジエーターとを結んで設けられる冷却液循環流路と、冷却液が前記ラジエーターをバイパスするように、ラジエーターよりも上流の冷却液循環流路とラジエーターよりも下流の冷却液循環流路とを結ぶラジエーターバイパス流路と、を含む。また、前記ラジエーターバイパス流路に設けられ、空気を加温するヒーターコアと、冷却液がヒーターコアをバイパスするように、前記ヒーターコアよりも上流から分岐するヒーターコアバイパス流路と、冷却液が温まるにつれて、冷却液が前記ヒーターコアに流れ易くなるようにする流量調整部と、をさらに含む。そして、前記流量調整部は、前記ヒーターコアバイパス流路に設けられるオリフィスであることを特徴とする。
この態様によれば、冷却液が低温のときは冷却液がヒーターコアに流れ難く、バイパス流路側へ流れることになる。これにより、冷機時にはヒーターコアからの放熱を抑制できるので、暖機を促進できる。
一方、冷却液が温まるにつれて、ヒーターコアへ温まった冷却液が循環するようになるので、暖房性能も損なわない。
本発明の実施形態、本発明の利点については、添付された図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1は、本発明による冷却システムの第1実施形態を示す図である。 図2は、本実施形態による作用効果を説明する図である。 図3は、本発明による冷却システムの第2実施形態を示す図である。 図4は、本発明による冷却システムの第3実施形態を示す図である。 図5は、本発明による冷却システムの第4実施形態を示す図である。 図6は、本発明による冷却システムの第5実施形態を示す図である。 図7は、本発明による冷却システムの第6実施形態を示す図である。 図8は、本発明による冷却システムの第7実施形態を示す図である。 図9は、本発明による冷却システムの第8実施形態を示す図である。
(第1実施形態)
図1は、本発明による冷却システムの第1実施形態を示す図である。
冷却システム1は、燃料電池10と、ラジエーター20と、冷却液循環流路30と、ラジエーターバイパス流路40と、三方弁50と、ヒーターコア60と、ヒーターコアバイパス流路70と、ヒーター80と、冷却液ポンプ90と、を含む。
燃料電池10は、電解質膜の両面にカソード電極触媒層及びアノード電極触媒層が形成された膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly;MEA)が数百枚積層されて構成される。反応ガス(カソードガスO2、アノードガスH2)が供給されると、各膜電極接合体(MEA)は、カソード電極触媒層及びアノード電極触媒層において次式(1-1)(1-2)の反応が生じて発電する。
Figure 0005919668
このような発電反応が効率的に行われるには、電解質膜が適度な湿潤状態に維持されていることが望ましい。電解質膜の湿潤状態は、燃料電池の温度と相関する。燃料電池の温度が高いと電解質膜の湿潤状態が下がって乾燥しやすくなる。燃料電池の温度が低いと電解質膜の湿潤状態が上がって湿潤しやすくなる。そこで燃料電池の温度を管理することが重要である。そこで、燃料電池スタック10には、冷却液循環流路30が接続される。
ラジエーター20は、冷却液の熱を放熱する。ラジエーター20は、冷却液循環流路30に設けられる。
冷却液循環流路30は、冷却液が循環して流れるように、燃料電池10とラジエーター20とを結ぶ。なお本実施形態では、冷却液は、図中の矢印方向に流れて循環する。循環する冷却液は、燃料電池10の入口11から流入し、出口12から流出する。
ラジエーターバイパス流路40は、ラジエーター20よりも上流の冷却液循環流路30とラジエーター20よりも下流の冷却液循環流路30とを結ぶ。冷却液は、ラジエーターバイパス流路40を流れると、ラジエーター20をバイパスする。
三方弁50は、冷却液循環流路30とラジエーターバイパス流路40とが交わる場所に設けられる。本実施形態では、三方弁50は、冷却液循環流路30を流れた冷却液とラジエーターバイパス流路40を流れた冷却液とが合流する合流部分に設けられる。三方弁50は、冷却液循環流路30から流れてきた冷却液の流量とラジエーターバイパス流路40から流れてきた冷却液の流量とを調整することで、冷却液を所定温度にして流出させる。三方弁50は、サーモスタット弁でも電制弁でもよい。
ヒーターコア60は、エアコンディショナーを構成する部品である。ヒーターコア60は、ラジエーターバイパス流路40に設けられる。ヒーターコア60は、多数のチューブと、チューブに接合されるフィンとを備える。チューブには、ラジエーターバイパス流路40から流入した冷却液が流れる。またフィンの間には、空気が流れる。このような構成になっているので、フィンの間を流れた空気が加温されて温風になる。このような加温効率が良くなるように、容積に対して表面積が大きいことが望ましい。そのため、チューブは、ラジエーターバイパス流路40よりも径が小さい。そしてこのような小径のチューブが多数設けられる。また放熱性向上のため、このようなチューブを蛇行させて流路長が長くなるように設けられることもある。
ヒーターコアバイパス流路70は、ヒーターコア60よりも上流のラジエーターバイパス流路40から分岐する。また本実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70は、三方弁50よりも下流であって冷却液ポンプ90よりも上流の冷却液循環流路30に合流する。冷却液は、ヒーターコアバイパス流路70を流れると、ヒーターコア60をバイパスする。この結果、ラジエーターバイパス流路40を流れる冷却液の一部が、ラジエーターバイパス流路40からヒーターコアバイパス流路70に分岐し、冷却液循環流路30に合流して、ヒーターコア60をバイパスする。ヒーターコアバイパス流路70には、オリフィス70aが設けられる。
ヒーター80は、ヒーターコアバイパス流路70がラジエーターバイパス流路40から分岐する場所よりも上流のラジエーターバイパス流路40に設けられる。ヒーター80は、冷却液を加熱する。すなわち、燃料電池10を冷温始動するときに、ヒーター80が冷却液を加熱する。このようにすれば、冷却液が早期に適温に達する。またヒーターコア60の加温能力が不足するときに、ヒーター80が冷却液を加熱する。このようにすれば、エアコンディショナーから適温の温風が送られる。
冷却液ポンプ90は、冷却液を圧送する。冷却液ポンプ90は、冷却液循環流路30とラジエーターバイパス流路40とが交わる場所よりも下流であって燃料電池10よりも上流の冷却液循環流路に設けられる。本実施形態では、三方弁50よりも下流であって燃料電池10よりも上流の冷却液循環流路30に設けられる。冷却液ポンプ90は、たとえば電動モーターによって駆動される。冷却液の流量は、冷却液ポンプ90の回転速度によって調整される。冷却液ポンプ90の回転速度が大であるほど、冷却液の流量も大である。
図2は、本実施形態による作用効果を説明する図である。
図2(A)の細破線は、低温時のヒーターコアによる圧力損失を示す。また図2(A)の太破線は、低温時のヒーターコアバイパス流路による圧力損失を示す。
低温時には、冷却液の粘性が上がることなどに基因して、低温時における冷却液ポンプ90による入口と出口との圧力差ΔPは、高温時における冷却液ポンプ90による入口と出口との圧力差ΔPに比べて小さく、たとえば図2(A)のΔP1である。
これらから、低温時にヒーターコア60に流れる流量はQ1であり、低温時にヒーターコアバイパス流路70に流れる流量はQ2であることが判る。流量Q1は、流量Q2よりも小さい。
また図2(A)の細実線は、高温時のヒーターコアによる圧力損失を示す。図2(A)の太実線は、高温時のヒーターコアバイパス流路による圧力損失を示す。
高温時には、冷却液の粘性が下がることなどに基因して、高温時における冷却液ポンプ90による入口と出口との圧力差ΔPは、低温時における冷却液ポンプ90による入口と出口との圧力差ΔPに比べて大きく、たとえば図2(A)のΔP2である。
これらから、高温時にヒーターコア60に流れる流量はQ4であり、高温時にヒーターコアバイパス流路70に流れる流量はQ3であることが判る。流量Q4は、流量Q3よりも大きい。
このように、本実施形態によれば、低温時には、ヒーターコア60に流れる流量Q1が、ヒーターコアバイパス流路70に流れる流量Q2よりも小さい。また、高温時には、ヒーターコア60に流れる流量Q4が、ヒーターコアバイパス流路70に流れる流量Q3よりも大きくなる。すなわち低温時と高温時とで流量の大小が逆転する。このようになる理由について説明する。
本実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70にオリフィス70aが設けられている。オリフィスの圧力損失ΔPは、理論的には次式(2)で表される。
Figure 0005919668
すなわちオリフィスの圧力損失ΔPは、冷却液の密度ρに比例するとともに、流速vの2乗に比例する。温度変化に対しては密度ρが関連するが、エチレングリコール50%水溶液は、温度に対する密度の変化は微小である。密度は、−20℃と60℃とでも3%程度しか変化しない。
そこでヒーターコアバイパス流路70の管径をある程度太くして流速を下げておくとともに、ヒーターコアバイパス流路70に、オリフィス70aを設けることで圧力損失を付ければ、温度が変化しても、圧力損失は数%程度しか変化しないこととなる。
これに対して、ヒーターコア60のチューブは、上述のように、ラジエーターバイパス流路40よりも径が小さい。そしてこのような小径のチューブが多数設けられる。また放熱性向上のため、このようなチューブを蛇行させて流路長が長くなるように設けられることもある。このような構成では、圧力損失は、温度差による冷却液の粘性変化の影響を受けやすい。そのためヒーターコア60の圧力損失は、図2(B)に示されるように、温度によって大きく変化する。
このため、本実施形態のように構成することで、冷却液が低温のときは、ヒーターコア60には冷却液が流れにくく、ヒーターコアバイパス流路70(オリフィス70a)に冷却液が流れやすい。そして、冷却液が温まるにつれて、徐々にヒーターコア60に冷却液が流れ易くなる。したがって、本来、冷却液の熱を放熱したくない低温時に、ヒーターコア60からの放熱量を低減することが可能である。
またたとえば特許文献1のシステムでは、冷却液の熱を放熱する部品がヒーターコアだけである。したがって、外気が高い環境(エアコンディショナーのヒーターを使用しない環境)では、冷却液の熱を十分に放熱できない可能性がある。これに対して、本実施形態では冷却液循環流路30にラジエーター20が設けられる。ゆえに、外気が高い環境(エアコンディショナーのヒーターを使用しない環境)でも、冷却液の熱を十分に放熱できる。
さらにヒーター80が設けられるので、燃料電池10を冷温始動するときに、冷却液が加熱され、燃料電池10に流入する冷却液が早期に適温に達する。またヒーターコア60の加温能力が不足するときに、ヒーター80が冷却液を加熱するので、エアコンディショナーから適温の温風が送られる。
なお低温時には、温められた冷却液をできる限り早期に燃料電池に戻したい。そこで、図1に示されるように、ヒーターコアバイパス流路70をできる限り短くすることが望ましい。このようにすれば、ヒーターコアバイパス流路70から熱が放熱されにくいので好ましい。
(第2実施形態)
図3は、本発明による冷却システムの第2実施形態を示す図である。
なお以下では前述と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。
本実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70には、シャット弁70bが設けられる。なおこのシャット弁70bは、冷却液の温度が低いときには開度が大きく、冷却液の温度が上がるにつれて開度が小さくなるものであれば、電制タイプでもサーモスタットタイプでもよい。このような構成であっても、冷却液が低温のときは、ヒーターコアバイパス流路70に冷却液が流れやすく、そして、冷却液が温まるにつれて、徐々にヒーターコア60に冷却液が流れ易くなる。したがって第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第3実施形態)
図4は、本発明による冷却システムの第3実施形態を示す図である。
本実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70がラジエーターバイパス流路40から分岐する場所よりも下流のラジエーターバイパス流路40に、シャット弁40aがさらに設けられる。なおこのシャット弁40aは、冷却液の温度が低いときには開度が小さく、冷却液の温度が上がるにつれて開度が大きくなるものであれば、電制タイプでもサーモスタットタイプでもよい。このような構成であっても、冷却液が低温のときは、ヒーターコアバイパス流路70に冷却液が流れやすく、そして、冷却液が温まるにつれて、徐々にヒーターコア60に冷却液が流れ易くなる。したがって、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第4実施形態)
図5は、本発明による冷却システムの第4実施形態を示す図である。
本実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70がラジエーターバイパス流路40から分岐する場所に三方弁51が設けられる。この三方弁51は、冷却液が低温のときは、ヒーターコアへ流れる冷却液の流量を少なくし、ヒーターコアバイパス流路70へ流れる冷却液の流量を多くする。そして、冷却液が温まるにつれて、徐々にヒーターコアへ流れる冷却液の流量を多くする。したがって、本実施形態によっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。なお三方弁51として、冷却液の温度によって流量を調整するサーモスタット弁が使用されれば、製造コストが安価に抑えられる。
(第5実施形態)
図6は、本発明による冷却システムの第5実施形態を示す図である。
本実施形態では、冷却液循環流路30とヒーターコアバイパス流路70とが交わる場所に、三方弁52が設けられる。このようにしても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。なお三方弁52として、第4実施形態と同様に、サーモスタット弁が使用されれば、製造コストが安価に抑えられる。
(第6実施形態)
図7は、本発明による冷却システムの第6実施形態を示す図である。
第5実施形態では、2つの三方弁が使用されたが、本実施形態では、1つの四方弁が使用される。すなわち本実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70が冷却液循環流路30に合流する場所に、四方弁53が設けられる。また四方弁53には、ラジエーターバイパス流路40が合流する。そして四方弁53から流出した冷却液が、冷却液ポンプ90に流入する。このような構成であっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。また第5実施形態では、2つの三方弁が使用されたが、本実施形態では、1つの四方弁が使用されればよい。このようにすれば弁の数が少なくて済み、製造コストが安価に抑えられる。
(第7実施形態)
図8は、本発明による冷却システムの第7実施形態を示す図である。
上記各実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70は、三方弁50よりも下流であって冷却液ポンプ90よりも上流の冷却液循環流路30に合流していた。これに対して、本実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70は、ヒーターコア60よりも下流であって三方弁50よりも上流のラジエーターバイパス流路40に合流する。このような構成であっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第8実施形態)
図9は、本発明による冷却システムの第8実施形態を示す図である。
本実施形態では、三方弁50のハウジング51にバイパス流路55が設けられている。ここで図9(B)を参照して、三方弁50の構造について説明する。なおここでは、サーモスタット弁が三方弁50として使用されるが、電制弁であってもよい。
三方弁(サーモスタット弁)50は、ハウジング51と、低温側弁体52と、高温側弁体53と、伸縮体54と、を含む。
ハウジング51には、低温部51aと高温部51bと中温部51cとが形成される。低温部51aには、ラジエーター20で放熱された低温の冷却液が流入する。高温部51bには、ラジエーターバイパス流路40を流れてラジエーター20をバイパスした高温の冷却液が流入する。中温部51cは、低温側開口51dを介して低温部51aに連通するとともに高温側開口51eを介して高温部51bに連通する。
低温側弁体52は、低温側開口51dを開閉する。
高温側弁体53は、高温側開口51eを開閉する。
伸縮体54は、低温側弁体52及び高温側弁体53に接続される。伸縮体54には、ワックス(たとえばパラフィンワックス)が内蔵される。このようなワックスは、温度に応じて熱膨張するので、温度に応じて低温側弁体52及び高温側弁体53を移動させる。すなわち中温部51cの温度が高いほど、低温側弁体52の開度が大きくなって、中温部51cに低温の冷却液が導入される。中温部51cの温度が低いほど、高温側弁体53の開度が大きくなって、中温部51cに高温の冷却液が導入される。
このような構成であるので、冷却液は中温部51cで所定温度(サーモスタット設定温度)に調整されて流出路51fから流出する。
なお以上のような構造及び作用は、一般的なサーモスタットバルブであるので、ここでは以上の説明にとどめる。
さらに本実施形態の三方弁(サーモスタット弁)50は、ハウジング51に、高温部51bと、中温部51cに連続する流出路51fと、を接続するバイパス流路55が形成される。
このような構成であるので、たとえば燃料電池10の温度が非常に高く、三方弁(サーモスタット弁)50の高温側弁体53を全閉している状態であっても、冷却液がバイパス流路55を流れる。したがってヒーターコア60に冷却液が流れるので、十分な暖房性能を確保できる。
なお本実施形態では、バイパス流路55は、ハウジング51に形成(内蔵)されているが、ハウジング51の外に設けてもよい。
または、高温側弁体53を持たない構造や、高温側弁体53が全閉にならない構造としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
たとえば、第1実施形態等において、燃料電池10の温度が非常に高くても、全閉することはない三方弁50を使用すれば、燃料電池10の温度が非常に高くても冷却液が三方弁50を流れる。したがって燃料電池10の温度が非常に高くてもヒーターコア60に冷却液が流れるので、十分な暖房性能を確保できる。
また第1実施形態等では、ヒーターコアバイパス流路70に、オリフィス70aを設けて流路形状を変化させたが、これには限られない。エルボ、ベンド管、急拡大管、急縮小管等であっても、同様の作用効果を得ることができる。
また第3実施形態では、ヒーターコアバイパス流路70にシャット弁70bが設けられるとともに、ラジエーターバイパス流路40にシャット弁40aが設けられていた。しかしながら、ヒーターコアバイパス流路70にシャット弁70bが設けることなく、ラジエーターバイパス流路40にシャット弁40aを設けてもよい。
その他にも、上記の各実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
1 冷却システム
10 燃料電池
20 ラジエーター
30 冷却液循環流路
40 ラジエーターバイパス流路
40a シャット弁(流量調整部)
50 三方弁
51 三方弁(流量調整部)
52 三方弁(流量調整部)
53 四方弁(流量調整部)
60 ヒーターコア
70 ヒーターコアバイパス流路
70a オリフィス(流量調整部)
70b シャット弁(流量調整部)
80 ヒーター
90 冷却液ポンプ

Claims (5)

  1. 燃料電池と、
    冷却液の熱を放熱するラジエーターと、
    冷却液が循環して流れるように、前記燃料電池と前記ラジエーターとを結んで設けられる冷却液循環流路と、
    冷却液が前記ラジエーターをバイパスするように、ラジエーターよりも上流の冷却液循環流路とラジエーターよりも下流の冷却液循環流路とを結ぶラジエーターバイパス流路と、
    前記ラジエーターバイパス流路に設けられ、空気を加温するヒーターコアと、
    冷却液がヒーターコアをバイパスするように、前記ヒーターコアよりも上流から分岐するヒーターコアバイパス流路と、
    冷却液が温まるにつれて、冷却液が前記ヒーターコアに流れ易くなるようにする流量調整部と、
    を含み、
    前記流量調整部は、前記ヒーターコアバイパス流路に設けられるオリフィスである、冷却システム。
  2. 請求項1に記載の冷却システムにおいて、
    前記ヒーターコアバイパス流路が前記ラジエーターバイパス流路から分岐する場所よりも上流のラジエーターバイパス流路に設けられ、冷却液を加熱するヒーターをさらに含む、
    冷却システム。
  3. 請求項1又は2に記載の冷却システムにおいて、
    前記冷却液循環流路と前記ラジエーターバイパス流路とが交わる場所に設けられる三方弁をさらに含む、
    冷却システム。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の冷却システムにおいて、
    前記冷却液循環流路と前記ラジエーターバイパス流路とが交わる場所よりも下流であって前記燃料電池よりも上流の冷却液循環流路に設けられる冷却液ポンプをさらに含み、
    前記ヒーターコアバイパス流路は、前記冷却液循環流路と前記ラジエーターバイパス流路とが交わる場所よりも下流であって前記冷却液ポンプよりも上流の冷却液循環流路に合流する、
    冷却システム。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の冷却システムにおいて、
    前記ヒーターコアバイパス流路は、前記ヒーターコアよりも下流のラジエーターバイパス流路に合流する、
    冷却システム。
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