JP5919517B2 - 車載用充電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自宅の電源を用いて電気自動車等の車両の動力源である蓄電池を充電する車載用充電装置に関する。
近年、電気自動車等の車両に搭載されている蓄電池を、一般家庭用の電源を用いて充電することが行われている。この充電の際、一般家庭用の電源から送出される電流(以下、適宜「充電用電流」という)は、例えばケーブル等の電源供給ラインを介して、車両の蓄電池へ供給される。
上記電源供給ラインには、断線などの劣化によりインピーダンスの上昇(以下、「異常」という)が生じるおそれがある。この異常が生じているにも関わらず電源供給ラインに充電用電流が流れ続けると、発熱などの危険性が高まる。よって、充電を実行する場合には、電源供給ラインに生じる異常を検出し、充電用電流を抑制(例えば、低減または停止)することが必要となる。
一般家庭用の電源を用いて車両の蓄電池を充電する技術は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の車両用充電システムは、最適な電流で充電を行うために、車両の蓄電池に供給される電流が規定の範囲を超えないように制御する。
特開2011−078205号公報
しかしながら、特許文献1の車両用充電システムは、電源供給ラインに生じた異常を検出するための手段を備えていない。そのため、特許文献1の車両用充電システムは、電流を制御する手段を備えてはいるが、電源供給ラインに異常が生じても、充電用電流を抑制することができない。
本発明の目的は、車両の外部にある電源を用いて車両の蓄電池を充電する場合に、電源供給ラインに異常が生じたことを検出し、充電用電流を抑制できる車載用充電装置を提供することである。
本発明の車載用充電装置は、車両の外部にある電源から前記車両に搭載された蓄電池を充電する車載用充電装置であって、前記電源と電源供給ラインを介して接続し、前記電源から供給される電流を前記蓄電池へ供給する充電器と、前記電源供給ラインの車両側を流れる車両側電流と、当該車両側電流に対応する車両側電圧とを測定する測定部と、前記電源供給ラインの電源側を流れる電源側電流に対応する電源側電圧を受信する通信機と、前記測定部により測定した前記車両側電圧と前記通信機により受信した前記電源側電圧の差と、前記測定部により測定した前記車両側電流とを基にインピーダンス値を算出し、前記インピーダンス値が予め定められた閾値より大きい場合に、前記電源供給ラインに異常が発生したと判定し、前記インピーダンス値が予め定められた閾値以下である場合に、前記電源供給ラインに異常が発生していないと判定する制御部と、を具備し、前記制御部は、前記電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合、前記充電器から前記蓄電池への電流の供給を抑制するように前記充電器を制御し、前記電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合、前記充電器から前記蓄電池への電流の供給を続行し、前記蓄電池へ供給される電流を初期値より大きくするように前記充電器を制御し、前記蓄電池へ供給される電流を大きくした場合に前記電源供給ラインに異常が発生したか否かを判定する処理と、前記電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合に前記蓄電池へ供給される電流を大きくする処理とを繰り返し行う構成を採る。
本発明によれば、車両の外部にある電源を用いて車両の蓄電池を充電する場合に、電源供給ラインに異常が生じたことを検出し、充電用電流を抑制できる。
本発明の実施の形態1における充電システムの構成を示す図 本発明の実施の形態1における電流制御の動作例1を示す図 本発明の実施の形態1における電流制御の動作例2を示す図 本発明の実施の形態1における充電用電流量および電圧降下量と閾値との関係を示す図 本発明の実施の形態1における電流制御の動作例3を示す図 本発明の動作例3におけるインピーダンス値の変化の一例を示す図 本発明の実施の形態2における充電システムの構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<充電システムの構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る充電システム100の構成を示す図である。
家屋150は、例えば車両160の所有者の自宅である。家屋150には、車両160の車載用充電装置170と接続するソケット105が備えられている。家屋150は、電源101より電源電流を供給する電源供給回路180を有する。家屋150には、電源供給回路180に過電流が流れた場合に、電源供給回路180を遮断するブレーカ盤(配電盤)106が備えられている。
車両160は、家屋150の宅内に例えば発電所等から供給される電源101を用いて、ソケット105に接続された車載用充電装置170により、車両160に搭載している蓄電池115を充電する。車両160は、蓄電池115を駆動源として走行する電気自動車等である。
車載用充電装置170は、車両160に搭載されている蓄電池115を充電する。なお、車載用充電装置170の構成の詳細については、後述する。
電源供給回路180は、電源101と、電源101と充電器114とを接続する配線のインピーダンス104と、から構成される。電源供給回路180は、車載用充電装置170に電源101より電源を供給するための回路である。電源101は、例えば、交流の商用電源である。
ブレーカ盤106は、電圧測定部102および通信機103を有する。電圧測定部102は、蓄電池115の充電中に、家屋150側の電力線を流れる充電用電流に対応する電圧(A点とB点の間の電圧)を測定する。通信機103は、電圧測定部102により測定された電圧測定値(以下、「第1の電圧測定値」という)を、通信機116へ送信する。この第1の電圧測定値の送信は、例えば、ケーブル等の電力線を通信回線として利用するPLC(Power Line Communication:電力線通信)を用いて行われる。以下では、電源101から充電器114までを接続する電力線を「電源供給ライン」という。
<車載用充電装置の構成>
車載用充電装置170は、電圧測定部111と、電流測定部112と、制御部113と、充電器114と、通信機116とを有する。
電圧測定部111は、蓄電池115の充電中に、車両160側の電力線を流れる充電用電流に対応する電圧(C点とD点の間の電圧)を測定する。そして、電圧測定部111は、測定結果である電圧測定値(以下、「第2の電圧測定値」という)を制御部113へ出力する。
電流測定部112は、蓄電池115の充電中に、車両160側の電力線を流れる充電用電流を測定する。そして、電流測定部112は、測定結果である電流測定値を制御部113へ出力する。
通信機116は、蓄電池115の充電中に、通信機103から第1の電圧測定値を受信し、制御部113へ出力する。
制御部113は、蓄電池115の充電中に以下の動作を行う。まず、制御部113は、通信機116から入力した第1の電圧測定値と、電圧測定部111から入力した第2の電圧測定値との差を算出する。この差は「電流降下量」という。次に、制御部113は、算出した電流降下量を、電流測定部112から入力した電流測定値で割ることで、インピーダンス値を算出する。次に、制御部113は、算出したインピーダンス値と、予め定められた閾値とを比較する。この閾値は、例えば、制御部113に予め設定されている。比較の結果、インピーダンス値が閾値より大きい場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定する。一方、比較の結果、インピーダンス値が閾値以下である場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定する。
また、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合、充電用電流の電流量を変えずに充電を続行するように制御する、または、充電用電流の電流量を増加させて充電を続行するように制御する。その一方、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合、充電を停止するように制御する、または、充電用電流の電流量を減少させて充電を続行するように制御する。
なお、上記制御部113の詳細な動作については、後述する。
充電器114は、電源101を用いて、制御部113により制御された充電用電流で蓄電池115を充電する。車両160の外部から供給される電気エネルギは交流であるため、充電器114は、この交流の電気エネルギを直流の電気エネルギに変換し、蓄電池115へ供給する。
次に、車載用充電装置170が充電用電流を制御する動作例についてそれぞれ説明する。
(動作例1)
図2は、充電用電流を制御する動作例1を示す図である。
制御部113は、充電の開始にあたり、予め定められた電流量(例えば、1アンペア)で充電を行うように充電器114を制御する(ステップST1101)。そして、電源101から車両160へ充電用電流の供給が開始されると、電圧測定部102、電圧測定部111および電流測定部112はそれぞれ測定を行い、測定した値を制御部113へ出力する。なお、電圧測定部102で測定された第1の電圧測定値は、通信機103から通信機116へ送信され、制御部113へ出力される。
次に、制御部113は、通信機116から第1の電圧測定値を、電圧測定部111から第2の電圧測定値を、電流測定部112から電流測定値をそれぞれ入力する(ステップST1102)。
次に、制御部113は、第1の電圧測定値と第2の電圧測定値の差である電流降下量を求め、その電流降下量を電流測定値で割ってインピーダンス値を算出する(ステップST1103)。
次に、制御部113は、算出したインピーダンス値と予め定められた閾値とを比較する(ステップST1104)。
上記比較の結果、インピーダンス値が閾値以下である場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定し(ステップST1105:NO)、ステップST1102へ戻る。すなわち、1アンペアのまま充電が続行される。
一方、上記比較の結果、インピーダンス値が閾値より大きい場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定し(ステップST1105:YES)、充電用電流の蓄電池115への供給を停止するように充電器114を制御する。これにより、充電は停止する。
このように動作例1によれば、以下の効果が得られる。すなわち、動作例1では、車両の外部にある電源を用いて車両の蓄電池を充電する場合に、家屋側の電圧と車両側の電圧の差と、電流とを基に算出したインピーダンス値を閾値と比較することにより、電源供給ラインに異常が発生したことを検出できる。また、動作例1では、電源供給ラインに異常が発生したことを検出した場合、充電を停止することにより、インピーダンスが上昇した状態(高抵抗状態)で充電用電流が流れ続けることを防止でき、発熱等の危険を回避できる。
(動作例2)
動作例2では、電源供給ラインにおける異常の発生を検出しなかった場合に、充電用電流の電流量を増加させる。
図3は、充電用電流を制御する動作例2を示す図である。
図3のステップST1111は、動作例1で説明した図2のステップST1101と同じであるので、ここでの説明は省略する。また、図3では図示していないが、ステップST1111とステップST1112との間において、図2のステップST1102〜ST1104と同じ処理が行われる。ただし、本動作例2では、ステップST1104において、制御部113は、予め定められた3つの閾値のうち最小値である閾値aと、算出したインピーダンス値とを比較する。なお、本動作例2では、上記閾値aの他に、閾値b、cを用いる。これらの閾値は、図4に示すように定められ、充電用電流の電流量と比例して大きくなる。本動作例2では、閾値cが最も大きく、その次に閾値bが大きく、閾値aが最も小さいとする。
上記比較の結果、インピーダンス値が閾値aより大きい場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定し(ステップST1112:YES)、実行中の充電を停止するように充電器114を制御する。これにより、充電は停止する。
一方、上記比較の結果、インピーダンス値が閾値a以下である場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定し(ステップST1112:NO)、ステップST1113へ進む。
制御部113は、充電用電流の電流量を増加させて充電を続行するように充電器114を制御する(ステップST1113)。例えば、ステップST1111において電流量が1アンペアであった場合、このステップST1113において電流量は2アンペアに増加する。これにより、2アンペアで充電が続行される。
次に、図3では図示していないが、図2のステップST1102〜ST1104と同じ処理が行われる。ただし、本動作例2では、ステップST1104において、制御部113は、予め定められた3つの閾値のうち中間値である閾値bと、算出したインピーダンス値とを比較する。
上記比較の結果、インピーダンス値が閾値bより大きい場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定し(ステップST1114:YES)、充電用電流の蓄電池115への供給を停止するように充電器114を制御する。これにより、充電は停止する。
一方、上記比較の結果、インピーダンス値が閾値b以下である場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定し(ステップST1114:NO)、ステップST1115へ進む。
制御部113は、充電用電流の電流量を増加させて充電を続行するように充電器114を制御する(ステップST1115)。例えば、ステップST1114において電流量が2アンペアであった場合、このステップST1115において電流量は予め定められた最大値(以下、「最大アンペア」という)に増加する。これにより、最大アンペアで充電が続行される。
次に、図3では図示していないが、図2のステップST1102〜ST1104と同じ処理が行われる。ただし、本動作例2では、ステップST1104において、制御部113は、予め定められた3つの閾値のうち最大値である閾値cと、算出したインピーダンス値とを比較する。
上記比較の結果、インピーダンス値が閾値cより大きい場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定し(ステップST1116:YES)、充電用電流の蓄電池115への供給を停止するように充電器114を制御する。これにより、充電は停止する。
一方、上記比較の結果、インピーダンス値が閾値c以下である場合、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定し(ステップST1116:NO)、図示しないステップST1102〜ST1104へ進む。すなわち、電源供給ラインにおける異常の発生が検出されるまで、最大アンペアのまま充電が続行される。
このように動作例2によれば、上記動作例1で説明した効果に加えて、以下の効果が得られる。すなわち、動作例2では、電源供給ラインにおける異常の発生を検出しなかったことを条件として段階的に充電用電流の電流量を増加させることにより、電源供給ラインに異常が発生していない場合には充電を急速に行うことができる。
(動作例3)
動作例3は、上述した動作例2のフローと基本的に同じであるが、充電用電流の電流量を増加させた後で電源供給ラインにおける異常の発生を検出した場合に、充電を停止せずに、増加させる前の電流量に充電用電流を戻して充電を続行する点が動作例2と異なる。
図5は、充電用電流を制御する動作例3を示す図である。
充電の開始前、制御部113には、判定フラグ=0と設定されている。判定フラグとは、増加させる前の電流量に戻した場合に、その電流量を維持しながら充電を続行するために用いられる情報である。
制御部113は、充電の開始にあたり、判定フラグ=1に設定する(ステップST1121)。その後のステップST1122、ST1123は、上述した動作例2のステップST1111、ST1112とそれぞれ同じであるので、説明は省略する。
制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合(ステップST1123:YES)、判定フラグが初期値の0であることを確認し(ステップST1132)、充電用電流の蓄電池115への供給を停止するように充電器114を制御する。これにより、充電は停止する。
一方、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合(ステップST1123:NO)、判定フラグが1より大きいか否かを確認する(ステップST1124)。
上記確認の結果、判定フラグが1より大きい場合(ステップST1124:YES)、制御部113は、ステップST1122へ戻る。これにより、電源供給ラインにおける異常の発生が検出されるまで、1アンペアのまま充電が続行される。
上記確認の結果、判定フラグが1より大きくない場合(ステップST1124:NO)、制御部113は、判定フラグ=2に設定する(ステップST1125)。その後のステップST1126、ST1127は、上述した動作例2のステップST1113、ST1114とそれぞれ同じであるので、説明は省略する。
制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合(ステップST1127:YES)、ステップST1122へ戻る。これにより、充電用電流は、2アンペアから1アンペアに戻される。すなわち、電源供給ラインにおける異常の発生が検出されるまで、1アンペアのまま充電が続行される。
一方、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合(ステップST1127:NO)、判定フラグが2より大きいか否かを確認する(ステップST1128)。
上記確認の結果、判定フラグが2より大きい場合(ステップST1128:YES)、制御部113は、ステップST1126へ戻る。これにより、電源供給ラインにおける異常の発生が検出されるまで、2アンペアのまま充電が続行される。
上記確認の結果、判定フラグが2より大きくない場合(ステップST1128:NO)、制御部113は、判定フラグ=3に設定する(ステップST1129)。その後のステップST1130、ST1131は、上述した動作例2のステップST1115、ST1116とそれぞれ同じであるので、説明は省略する。
制御部113は、電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合(ステップST1131:YES)、ステップST1126へ戻る。これにより、充電用電流は、最大アンペアから2アンペアに戻される。すなわち、電源供給ラインにおける異常の発生が検出されるまで、2アンペアのまま充電が続行される。
一方、制御部113は、電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合(ステップST1131:NO)、ステップST1130へ戻る。すなわち、電源供給ラインにおける異常の発生が検出されるまで、最大アンペアのまま充電が続行される。
なお、図6に示すグラフは、本動作例において、充電用電流を増加させていったときのインピーダンス値の変化の一例を示している。図中のaは、充電用電流が2アンペアのときに算出されるインピーダンス値を示している。また、図中のbは、充電用電流が最大アンペアのときに算出されるインピーダンス値を示している。上述したように、制御部113は、充電用電流を最大アンペアに増加した後、電源供給ラインにおける異常の発生を判定するために、インピーダンス値を算出する。そして、制御部113は、算出したインピーダンス値と閾値とを比較した結果、図中のbに示すようにインピーダンス値が閾値を超えた場合、電源供給ラインに異常が発生したと判定する。そこで、本動作例では、制御部113は、図中のaに示すようにインピーダンス値が閾値を超えない電流量である2アンペアに戻し、その2アンペアを維持しながら充電を継続する。
このように動作例3によれば、上記動作例2で説明した効果に加えて、以下の効果が得られる。すなわち、動作例3では、充電用電流の電流量を増加させた後で電源供給ラインにおける異常の発生を検出した場合には、充電用電流を、増加させる前の電流量に戻し、その電流量を維持しながら充電を続行することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を得られる。すなわち、本実施の形態では、車両の外部にある電源を用いて車両の蓄電池を充電する場合に、家屋側の電圧と車両側の電圧の差と、電流とを基に算出したインピーダンス値を閾値と比較することにより、電源供給ラインに異常が発生したことを検出できる。
また、本実施の形態では、電源供給ラインに異常が発生したことを検出した場合、充電を停止することにより、インピーダンスが上昇した状態(高抵抗状態)で充電用電流が流れ続けることを防止でき、発熱等の危険を回避できる。
また、本実施の形態では、電源供給ラインにおける異常の発生を検出しなかったことを条件として段階的に充電用電流の電流量を増加させることにより、電源供給ラインに異常が発生していない場合には充電を急速に行うことができる。
また、本実施の形態では、電流量を増加させた後で電源供給ラインにおける異常の発生を検出した場合に、充電用電流を、増加させる前の電流量に戻すことにより、充電を続行することができる。
(実施の形態2)
<充電システムの構成>
図7は、本発明の実施の形態2に係る充電システム100の構成を示す図である。図7では、図1と同じ構成について、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
家屋150には、ソケット105に加えて、それと同じ機能を有するソケット107が備えられている。ソケット107には、簡易検出器190が接続されている。簡易検出器190には、電圧測定部102および通信機108が備えられている。電圧測定部102は、蓄電池115の充電中に、家屋150側の電力線を流れる充電用電流に対応する電圧(A点とB点の間の電圧)を測定する。通信機108は、電圧測定部102により測定された第1の電圧測定値を、通信機116へ送信する。この第1の電圧測定値の送信は、例えば、例えば、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信回線を用いて行われる。
このように構成された充電システム100において、車載用充電装置170は上述した動作例1〜3の動作を実行する。動作例1〜3についての説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1で説明した効果に加えて、以下の効果を得られる。すなわち、本実施の形態2では、空いているソケットに簡易検出器を接続することにより、簡単に家屋側の電圧を測定し、その測定値を車両側へ送信することができる。よって、ブレーカ盤に電圧測定部および通信機を備えていない場所(例えば家屋)で充電を行う場合でも、上記実施の形態1で述べた効果を得ることができる。
以上、実施の形態1および実施の形態2について説明したが、本発明は上記説明に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施の形態の動作例2および動作例3において、充電用電流の電流量の増加を3段階で行ったが、本発明は、これに限定されるものではなく、2段階としてもよいし、あるいは、4段階以上としてもよい。また、上記の動作例2および動作例3において、3つの閾値a、b、cは、図4に示すように定義されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、例えば、上記の実施の形態1および実施の形態2において、制御部113が、充電開始前と充電中においてそれぞれ測定された、家屋150側の電力線を流れる充電用電流に対応する電圧を通信機116から入力し、それら電圧の差を求め、求めた差を基に電源供給ラインにおける電力安定性を確認するようにしてもよい。
また、例えば、上記の動作例2および動作例3において、制御部113が、電流量を増加する毎に算出するインピーダンス値を基に、電源供給ラインにおける温度を推定し、推定した温度に収まるように電流を制御してもよい。
本発明にかかる車載用充電装置は、例えば自宅の電源を用いて電気自動車等の車両の動力源である蓄電池を充電するのに好適である。
100 充電システム
101 電源
102 電圧測定部
103 通信機
104 インピーダンス
105 ソケット
106 ブレーカ盤
107 ソケット
108 通信機
111 電圧測定部
112 電流測定部
113 制御部
114 充電器
115 蓄電池
116 通信機
150 家屋
160 車両
170 車載用充電装置
180 電源供給回路
190 簡易検出器

Claims (6)

  1. 車両の外部にある電源から前記車両に搭載された蓄電池を充電する車載用充電装置であって、
    前記電源と電源供給ラインを介して接続し、前記電源から供給される電流を前記蓄電池へ供給する充電器と、
    前記電源供給ラインの車両側を流れる車両側電流と、当該車両側電流に対応する車両側電圧とを測定する測定部と、
    前記電源供給ラインの電源側を流れる電源側電流に対応する電源側電圧を受信する通信機と、
    前記測定部により測定した前記車両側電圧と前記通信機により受信した前記電源側電圧の差と、前記測定部により測定した前記車両側電流とを基にインピーダンス値を算出し、前記インピーダンス値が予め定められた閾値より大きい場合に、前記電源供給ラインに異常が発生したと判定し、前記インピーダンス値が予め定められた閾値以下である場合に、前記電源供給ラインに異常が発生していないと判定する制御部と、を具備し、
    前記制御部は、
    前記電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合、前記充電器から前記蓄電池への電流の供給を抑制するように前記充電器を制御し、
    前記電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合、前記充電器から前記蓄電池への電流の供給を続行し、前記蓄電池へ供給される電流を初期値より大きくするように前記充電器を制御し、
    前記蓄電池へ供給される電流を大きくした場合に前記電源供給ラインに異常が発生したか否かを判定する処理と、前記電源供給ラインに異常が発生していないと判定した場合に前記蓄電池へ供給される電流を大きくする処理とを繰り返し行う
    車載用充電装置。
  2. 前記制御部は、
    前記蓄電池へ供給される電流を予め定められた最大値にまで大きくした場合、当該最大値の電流を維持しながら前記蓄電池への電流の供給を続行するように前記充電器を制御するとともに、前記電源供給ラインに異常が発生したか否かを判定する、
    請求項記載の車載用充電装置。
  3. 前記制御部は、
    前記蓄電池へ供給される電流を大きくした後で前記電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合、前記充電器から前記蓄電池への電流の供給を抑制するように前記充電器を制御する、
    請求項記載の車載用充電装置。
  4. 前記制御部は、
    前記蓄電池へ供給される電流を大きくした後で前記電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合、大きくする前の値に前記電流を戻し、当該値の電流を維持しながら前記蓄電池への電流の供給を続行するように前記充電器を制御するとともに、前記電源供給ラインに異常が発生したか否かを判定する、
    請求項記載の車載用充電装置。
  5. 前記制御部は、
    前記蓄電池へ供給される電流を予め定められた最小値に戻すように前記充電器を制御した後で前記電源供給ラインに異常が発生したと判定した場合、前記充電器から前記蓄電池への電流の供給を抑制するように前記充電器を制御する、
    請求項記載の車載用充電装置。
  6. 前記通信機は、PLCまたは無線を用いて、前記電源側にある測定部で測定された前記電源側電圧を受信する、
    請求項1記載の車載用充電装置。
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