JP5916689B2 - フェライトコアケース及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズ対策部品としてケーブルに取り付けられるフェライトコアケース、及びそれが取り付けられるパチスロやパチンコなどの遊技機に関する。
一般に、遊技機が設置される遊技場は、静電気が帯電した遊技球、球補給機、島設備、インバータ照明などから生ずる電磁波ノイズが多く存在する。このような電磁波ノイズは、遊技機の内部に設けられた各種電気部品に誤作動を生じさせる可能性がある。
そこで、特許文献1に開示される遊技機では、通信ケーブルとして光通信用の光ケーブルを用いることで、所定の通信速度を維持しつつ電磁波ノイズの発生を防止し、副制御回路や主制御回路などにおける誤動作を防止するようにしている。
特開2009−297167号公報
しかしながら、光ケーブルは通常のケーブル(メタルケーブル)に対して高価であるため、全ての通信ケーブルに光ケーブルを使用することはコスト面から困難である。また、光ケーブルはメタルケーブルと異なり電流を流すことができないため、電源供給用に適していないという問題もある。
本発明は、メタルケーブルを使用した場合でも簡単な構成でノイズを適切に除去し、且つ風適法上も問題とならない遊技機を実現することが可能なフェライトコアケース及び遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技機に使用されるケーブルに取り付けられるフェライトコアケースであって、前記ケーブルが挿通される2分割型のフェライトコアと、前記ケーブルを束ねて締め付けることにより、前記フェライトコアを前記ケーブルに取り付ける位置及び向きを固定する結束手段とを備え、前記結束手段は、バンドの外周から鍔部を介して突き出した矢じり形状の凸部を備え、前記フェライトコアは、前記凸部が嵌め込まれる凹部において前記鍔部の回転を防止する回転防止片を備え、前記フェライトコアにおいて前記結束手段が設けられる側と反対側が開閉し、前記結束手段に前記ケーブルが挿通される挿通方向と前記フェライトコアに前記ケーブルが挿通される挿通方向とが略平行になる
上記の構成によれば、ケーブルから発生する磁場がフェライトコアに吸収されるため、ノイズを適切に除去することができる。また、ケーブルからフェライトコアを一旦取り外した場合でも、固定手段によりフェライトコアの取り付け位置及び向きが固定されているため、ケーブルの巻き方を同一にするだけで、簡単に取り外す前の状態に戻すことが可能である。
第2の発明は、第1の発明において、前記固定手段は、前記ケーブルを束ねて締め付けるインシュロック構造の結束手段であってもよい。
上記の構成によれば、ケーブルを束ねて締め付けるという簡単な方法で、フェライトコアの取り付け位置及び向きを固定することが可能である。
第3の発明は、第2の発明において、前記結束手段は、バンドの外周から鍔部を介して突き出した矢じり形状の凸部を備え、前記フェライトコアは、前記凸部が嵌め込まれる凹部において前記鍔部の回転を防止する回転防止片を備えてもよい。
上記の構成によれば、結束手段の凸部をフェライトコアの凹部に嵌め込むと、結束手段とフェライトコアとを強固に接続することができる。すなわち、結束手段の凸部は矢じり形状であるため、フェライトコアの凹部から抜けることを防止することが可能である。また、フェライトコアの凹部に回転防止片を備えるため、結束手段の凸部がフェライトコアの凹部内で回転することを防止することが可能である。
第4の発明は、第3の発明において、前記結束手段に前記ケーブルが挿通される挿通方向と前記フェライトコアに前記ケーブルが挿通される挿通方向とが平行になるように、前記フェライトコアの凹部の開口形状が非対称性を持ってもよい。
上記の構成によれば、結束手段の凸部をフェライトコアの凹部に嵌め込む向きが制限され、正しい向きに嵌め込むと、結束手段にケーブルが挿通される挿通方向とフェライトコアにケーブルが挿通される挿通方向とが平行になる。これにより、2ターン等の巻き方で見栄えよく且つ省スペース化を図りながらケーブルを巻くことが可能である。
第5の発明は、第3又は4の発明において、前記フェライトコアは、一方端が開閉する2分割型のフェライトコアであって、前記一方端に対向する他方端側に前記凹部を備えてもよい。
上記の構成によれば、結束手段が設けられる側と反対側が開閉することになるため、2ターン等の巻き方で簡単にケーブルをフェライトコアに挿通させることが可能である。
第6の発明は、第1乃至5のいずれかの発明において、前記フェライトコアの端面外周は、八角形であり、前記フェライトコアの端面内周は、前記八角形のうちの相互に対向する2辺を2つ組み合わせた四角形であってもよい。
上記の構成によれば、フェライトコアにケーブルが挿通される挿通孔が平板状に形成されるため、平板状のケーブルにフェライトコアケースを取り付ける場合に適している。すなわち、平板状のケーブルの外形を変形させることなく、簡単にフェライトコアケースを取り付けることが可能である。また、フェライトコアの端面外周が八角形であるため、円形である場合に比べて省スペース化を図ることができる。さらに、八角形に面取りされているため、使い勝手がよいという効果もある。
第7の発明は、第1乃至6のいずれかの発明において、前記遊技機は、遊技の制御を行う主制御基板と、遊技の進行に応じた演出の制御を行う副制御基板と、当該遊技機の各装置に電力を供給する電源基板と、当該遊技機において使用されるケーブルとを備え、前記フェライトコアケースは、前記電源基板に接続されるケーブルに取り付けられてもよい。
上記の構成によれば、光ケーブルを使用することが困難な電源部分にメタルケーブルを使用した場合でも、そのケーブルから発生する磁場がフェライトコアに吸収されるため、ノイズの影響を受けることなく安定して遊技機を動作させることが可能である。
の発明は、遊技の制御を行う主制御基板と、遊技の進行に応じた演出の制御を行う副制御基板と、当該遊技機の各装置に電力を供給する電源基板と、当該遊技機において使用されるケーブルと、前記ケーブルに取り付けられるフェライトコアケースとを備える遊技機であって、前記フェライトコアケースは、前記ケーブルが挿通される2分割型のフェライトコアと、前記ケーブルを束ねて締め付けることにより、前記フェライトコアを前記ケーブルに取り付ける位置及び向きを固定する結束手段とを備え、前記結束手段は、バンドの外周から鍔部を介して突き出した矢じり形状の凸部を備え、前記フェライトコアは、前記凸部が嵌め込まれる凹部において前記鍔部の回転を防止する回転防止片を備え、前記フェライトコアにおいて前記結束手段が設けられる側と反対側が開閉し、前記結束手段に前記ケーブルが挿通される挿通方向と前記フェライトコアに前記ケーブルが挿通される挿通方向とが略平行になる
上記の構成によれば、ケーブルから発生する磁場がフェライトコアに吸収されるため、ノイズを適切に除去することができる。また、ケーブルからフェライトコアを一旦取り外した場合でも、固定手段によりフェライトコアの取り付け位置及び向きが固定されているため、ケーブルの巻き方を同一にするだけで、簡単に取り外す前の状態に戻すことが可能である。
このようなフェライトコアケースは、規則または法律のもとで試験を受け、さらにその試験を受けた状態を維持することが義務付けられている遊技機に適用すると、特に効果的である。すなわち、保安通信協会で試験を受けた状態と同じ状態に復元することができるため、風適法上も問題とならない遊技機を提供することが可能となる。
第9の発明は、第8の発明において、前記フェライトコアケースは、前記電源基板に接続されるケーブルに取り付けられてもよい。
上記の構成によれば、光ケーブルを使用することが困難な電源部分にメタルケーブルを使用した場合でも、そのケーブルから発生する磁場がフェライトコアに吸収されるため、ノイズの影響を受けることなく安定して遊技機を動作させることが可能である。
本発明は、メタルケーブルを使用した場合でも簡単な構成でノイズを適切に除去し、且つ風適法上も問題とならない遊技機を実現することが可能なフェライトコアケース及び遊技機を提供することができる。
本発明の一実施形態における遊技機(パチスロ)の外観構成例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における遊技機(パチスロ)の内部構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における遊技機(パチスロ)のキャビネットの内部を示す説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機(パチスロ)のフロントドアの裏面側を示す説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機(パチスロ)の制御系を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるフェライトコアケースを示す斜視図である。 本発明の一実施形態における固定手段を示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 本発明の一実施形態におけるフェライトコアを示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 本発明の一実施形態におけるフェライトコアの凹部の開口形状を説明するための図であって、(a)は凹部を真上から見た場合の平面図、(b)は(a)を90°回転させた場合の平面図、(c)はケーブルが挿通される挿通方向を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるフェライトコアを示す斜視図であって、(a)は閉じた状態を示す図、(b)は開いた状態を示す図である。 本発明の一実施形態におけるフェライトコアケースをケーブルに取り付ける手順を示す図であって、(a)は取り付け前の状態を示す図、(b)は結束手段を取り付けた状態を示す図、(c)はフェライトコアを取り付けた状態を示す図、(d)はケーブルを挿通させた状態を示す図である。 本発明の他の実施形態における固定手段をケーブルに取り付けた状態示す図であって、(a)は上面図、(b)は断面図である。 本発明の他の実施形態におけるフェライトコアを示す斜視図であって、(a)は閉じた状態を示す図、(b)は開いた状態を示す図である。 本発明の他の実施形態におけるフェライトコアケースを示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 図14に示されるフェライトコアケースをケーブルに取り付ける手順を示す図であって、(a)は取り付け前の状態を示す図、(b)はフェライトコアケースを取り付けた状態を示す図、(c)はケーブルを挿通させた状態を示す図である。 本発明の一実施形態における遊技機(パチンコ)の制御回路(主として主制御回路)を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における遊技機(パチンコ)の制御回路(主として副制御回路)を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース及び遊技機について、図面を参照しながら説明する。
<パチスロの構造>
まず、図1〜図4を参照して、一実施形態におけるパチスロ1の構造について説明する。
[外観構造]
図1は、パチスロ1の外部構造を示す斜視図である。
パチスロ1の外装体2は、リールや回路基板等を収容するキャビネット2aと、キャビネット2aに対して開閉可能に取り付けられるフロントドア2bとを有している。
キャビネット2aの両側面には、把手7が設けられている。この把手7は、パチスロ1を運搬するときに手をかける凹部である。
キャビネット2aの内部には、3つのリール3L,3C,3Rが横並びに設けられている。以下、各リール3L,3C,3Rを、それぞれ左リール3L、中リール3C、右リール3Rという。各リール3L,3C,3Rは、円筒状に形成されたリール本体と、リール本体の周面に装着された透光性のシート材を有している。シート材の表面には、複数(例えば21個)の図柄が周方向に沿って所定の間隔をあけて描かれている。
フロントドア2bの中央には、液晶表示装置10が設けられている。この液晶表示装置10は、図柄表示領域4L,4C,4Rを含む表示画面を備え、正面から見て3つのリール3L,3C,3Rに重畳する手前側に位置するように設けられている。本実施の形態では、図柄表示領域4L,4C,4Rを含めた表示画面の全体を使って、映像の表示が行われ、演出が実行される。
図柄表示領域4L,4C,4Rは、3つのリール3L,3C,3Rのそれぞれに対応して設けられている。この図柄表示領域4L,4C,4Rは、表示窓としての機能を果たすものであり、その背後に設けられた各リール3L,3C,3Rを透過することが可能な構成になっている。以下、図柄表示領域4L,4C,4Rを、それぞれ左表示窓4L、中表示窓4C、右表示窓4Rという。
表示窓4L,4C,4Rは、その背後に設けられたリール3L,3C,3Rの回転が停止されたとき、各リール3L,3C,3Rの複数種類の図柄のうち、その枠内における上段、中段及び下段の各領域にそれぞれ1個の図柄(合計で3個)を表示する。各表示窓4L,4C,4Rが有する上段、中段及び下段からなる3つの領域のうち予め定められたいずれかをそれぞれ組合せてなる擬似的なラインを、入賞か否かの判定を行う対象となるライン(入賞判定ライン)として定義する。
本実施の形態では、入賞判定ラインとしてセンタライン8が設けられている。センタライン8は、左表示窓4Lの中段、中表示窓4Cの中段及び右表示窓4Rの中段の組合せからなる。
液晶表示装置10の表示画面の側方には、7セグメントLED(Light Emitting Diode)からなる7セグ表示器6が設けられている。この7セグ表示器6は、特典として遊技者に対して払い出すメダルの枚数(以下、払出枚数)、パチスロ内部に預けられているメダルの枚数(以下、クレジット枚数)等の情報をデジタル表示する。
フロントドア2bには、遊技者による操作の対象となる各種装置が設けられている。メダル投入口11は、遊技者によって外部から投下されるメダルを受け入れるために設けられる。メダル投入口11に受け入れられたメダルは、予め定められた規定数を上限として1回の遊技に投入されることとなり、規定数を超えた分はパチスロ1の内部に預けることが可能となる(いわゆるクレジット機能)。
BETボタン12は、パチスロ1の内部に預けられているメダルから1回の遊技に投入する枚数を決定するために設けられる。精算ボタン14は、パチスロ1の内部に預けられているメダルを外部に引き出すために設けられる。
スタートレバー16は、全てのリール(3L,3C,3R)の回転を開始するために設けられる。ストップボタン17L,17C,17Rは、3つのリール3L,3C,3Rのそれぞれに対応づけられ、対応するリールの回転を停止するために設けられる。以下、ストップボタン17L,17C,17Rを、それぞれ左ストップボタン17L、中ストップボタン17C、右ストップボタン17Rという。
メダル払出口18は、後述のメダル払出装置34の駆動により排出されるメダルを外部に導く。メダル払出口18から排出されたメダルは、メダル受皿19に貯められる。ランプ(LED等)20は、演出内容に応じた点消灯のパターンにて光を出力する。スピーカ用孔21L,21R,22L,22Rは、演出内容に応じた効果音や楽曲等の音を出力するために設けられている。
[内部構造]
図2は、パチスロ1の内部構造を示す斜視図である。この図2では、フロントドア2bが開放され、フロントドア2bの裏面側の構造及びキャビネット2aの内部の構造が示されている。図3は、キャビネット2aの内部を示す説明図である。図4は、フロントドア2bの裏面側を示す説明図である。
図3に示すように、キャビネット2a内部の上側には、主制御回路を構成する主制御基板31が配設されている。主制御回路は、内部当籤役の決定、リール3L,3C,3Rの回転及び停止、入賞の有無の判定といった、パチスロ1における遊技の主な流れを制御する回路である。
キャビネット2aの内部の中央には、3つのリール3L,3C,3Rが設けられている。なお、図3では、各リール3L,3C,3Rからシート材を取り除いてリール本体を露出させた状態を示している。3つのリール3L,3C,3Rには、所定の減速比をもったギアを介してステッピングモータが接続されている。
キャビネット2a内部を正面から見て、右リール3Rの右側には、設定用鍵型スイッチ32と、外部集中端子板33が配設されている。設定用鍵型スイッチ32は、パチスロ1の設定を変更もしくは確認を行うときに使用する。
外部集中端子板33は、キャビネット2aの側板に取り付けられている。この外部集中端子板33は、メダル投入信号、メダル払出信号及びセキュリティー信号などの信号をパチスロ1の外部へ出力するために設けられている。
キャビネット2aの内部の下方には、多量のメダルを収容可能で、それらを1枚ずつ排出可能な構造を有するメダル払出装置(以下、ホッパー装置)34が設けられている。このホッパー装置34は、貯留されたメダルが例えば50枚を超えたとき、又は精算ボタンが押圧されてメダルの精算を行うときに、メダルを払い出す。ホッパー装置34によって払い出されたメダルは、メダル払出口18(図1参照)から排出される。
キャビネット2a内部を正面から見て、ホッパー装置34の右側には、ホッパー装置34から溢れ出たメダルを収納するメダル補助庫35が配設されている。また、キャビネット2a内部を正面から見て、ホッパー装置34の左側には、パチスロ1が有する各装置に対して必要な電力を供給するための電源装置36が設けられている。この電源装置36は、電源スイッチ36aと、電源基板36b(図5参照)を有している。
また、ホッパー装置34と3つのリール3L,3C,3Rとの間には、サブスピーカ37が配設されている。
図2及び図4に示すように、フロントドア2bの裏面における上側には、副制御基板41(図5参照)を収容する副制御基板ケース42が配設されている。副制御基板41は、副制御基板ケース42を介してキャビネット2aの内部の主制御基板31に対向している。そして、副制御基板41は、副制御回路を構成する。副制御回路は、映像の表示等による演出の実行を制御する回路である。
フロントドア2bを裏面側から見て、副制御基板ケース42の右側方には、副中継基板43が配設されている。この副中継基板43は、副制御基板41と、この副制御基板41の周辺に配設された基板との配線を中継する基板である。なお、副制御基板41の周辺に配設される基板としては、後述するLED基板45A,45B,45CやサウンドI/O基板46が挙げられる。
LED基板45Aは、フロントドア2bの裏面側から見て、副制御基板ケース42の上方に配設されている。また、LED基板45Bは、フロントドア2bの裏面側から見て、副中継基板43の右側方に配設されており、LED基板45Cは、副中継基板43の右側方に配設されている。これらLED基板45A,45B,45Cは、副制御回路の制御により実行される演出に応じて、点滅パターンを表示する。
サウンドI/O基板46は、フロントドア2bの裏面における中央(表示窓4L,4C,4Rの下側)に配設されている。このサウンドI/O基板46は、後述するスピーカ48L,48R,49L,49Rへの音声の出力を行う。
サウンドI/O基板46の下側には、遊技動作表示基板47が配設されている。この遊技動作表示基板47は、メダルの投入を受け付けるとき、3つのリール3L,3C,3Rが回動可能なとき及び再遊技を行うときに、投入されたメダルの枚数を7セグ表示器6に表示させるための基板である。
サウンドI/O基板46及び遊技動作表示基板47の左側及び右側には、上部スピーカ48L,48Rが配設されている。そして、フロントドア2bの裏面における下側には、下部スピーカ49L,49Rが配設されている。上部スピーカ48L,48Rは、それぞれスピーカ用孔21L,21Rに対向しており、下部スピーカ49L,49Rは、それぞれスピーカ用孔22L,22Rに対向している。
上部スピーカ48Rと下部スピーカ49Rとの間には、セレクタ51と、ドア開閉監視スイッチ52が配設されている。セレクタ51は、メダルの材質や形状等が適正であるか否かを選別する装置であり、メダル投入口11に受け入れられた適正なメダルをホッパー装置34へ案内する。セレクタ51内においてメダルが通過する経路上には、適正なメダルが通過したことを検出するメダルセンサ(不図示)が設けられている。
ドア開閉監視スイッチ52は、フロントドア2bを裏面側から見て、セレクタ51の左側に配置されている。このドア開閉監視スイッチ52は、パチスロ1の外部へ、フロントドア2bの開閉を報知するためのセキュリティー信号を出力する。
フロントドア2bを裏面側から見て、セレクタ51の右側には、ドア中継基板53が配設されている。このドア中継基板53は、主制御基板31(図3参照)と、各種のボタンやスイッチ、副制御基板41(図5参照)、遊技動作表示基板47及びセレクタ51との配線を中継する基板である。なお、各種のボタン及びスイッチとしては、例えば、BETボタン12、精算ボタン14、ドア開閉監視スイッチ52、後述するBETスイッチ55及びスタートスイッチ57等を挙げることができる。
ドア中継基板53の下側には、24hドア開閉監視ユニット54が配設されている。この24hドア開閉監視ユニット54は、フロントドア2bの開閉の履歴を保存する。また、フロントドア2bを開放したとき、又はセレクタ51を取り外したときに、液晶表示装置10にエラー表示を行うための信号を副制御基板41(副制御回路)に出力する。
<パチスロが備える制御系>
次に、パチスロ1が備える制御系について、図5を参照して説明する。
図5は、パチスロ1の制御系を示すブロック図である。
パチスロ1は、キャビネット2aに配設された主制御基板31と、フロントドア2bに配設された副制御基板41を有している。上述したように、主制御基板31は、遊技の制御を行うための基板であり、副制御基板41は、遊技の進行に応じた演出の制御を行うための基板である。
主制御基板31には、設定用鍵型スイッチ32と、外部集中端子板33と、ホッパー装置34と、リール中継端子板38と、電源装置36の電源基板36bと、メダル補助庫スイッチ39が接続されている。設定用鍵型スイッチ32、外部集中端子板33及びホッパー装置34については、上述したため、説明を省略する。
電源装置36の電源基板36bには、電源スイッチ36aと電源プラグ36cが接続されている。電源プラグ36cと、この電源プラグ36cと電源基板36bを接続するコードは、キャビネット2aの背面部に設けられた貫通孔(不図示)から引き出される。そして、電源プラグ36cは、パチスロ1の外部に設けられた電源コンセントの差し込み口に差し込まれる。以下の説明では、電源基板36bとその周辺各部(電源スイッチ36a,主制御基板31,電源プラグ36c,副中継基板43)とを接続するケーブルやコードをそれぞれケーブルC1,C2,C3,C4という。
リール中継端子板38は、各リール3L,3C,3Rのリール本体の内側に配設されている。このリール中継端子板38は、各リール3L,3C,3Rのステッピングモータ(不図示)に電気的に接続されており、主制御基板31からステッピングモータに出力される信号を中継する。
メダル補助庫スイッチ39は、メダル補助庫35に設けられている。このメダル補助庫スイッチ39は、メダル補助庫35がメダルで満杯になっているか否かを検出する。
また、主制御基板31には、ドア中継基板53を介して、セレクタ51、ドア開閉監視スイッチ52、遊技動作表示基板47、BETスイッチ55、精算スイッチ56、スタートスイッチ57、ストップスイッチ基板58及び副中継基板43が接続されている。セレクタ51、ドア開閉監視スイッチ52及び遊技動作表示基板47については、上述したため、説明を省略する。
BETスイッチ55は、BETボタン12が遊技者により押されたことを検出する。精算スイッチ56は、精算ボタン14が遊技者により押されたことを検出する。スタートスイッチ57は、スタートレバー16が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。
ストップスイッチ基板58は、回転しているリールを停止させるための回路と、停止可能なリールをLEDなどにより表示するための回路を構成する基板である。このストップスイッチ基板58には、ストップスイッチが設けられている。このストップスイッチは、各ストップボタン17L,17C,17Rが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。
遊技動作表示基板47には、7セグ表示器6とLED59が接続されている。LED59は、例えば、遊技の開始を表示するマークや再遊技を行うマークなどを点灯させる。
副制御基板41は、ドア中継基板53と副中継基板43を介して主制御基板31に接続されている。この副制御基板41には、副中継基板43を介して、LED基板45A,45B,45C、サウンドI/O基板46、24hドア開閉監視ユニット54が接続されている。これらLED基板45A,45B,45C、サウンドI/O基板46及び24hドア開閉監視ユニット54については、上述したため、説明を省略する。
また、副制御基板41には、ロムカートリッジ基板61と、液晶中継基板62が接続されている。これらロムカートリッジ基板61及び液晶中継基板62は、副制御基板41と共に副制御基板ケース42に収容されている。
ロムカートリッジ基板61は、演出用の画像(映像)、音声、LED基板45A,45B,45C及び通信のデータを管理するための基板である。液晶中継基板62は、副制御基板41と液晶表示装置10との配線を中継する基板である。
<ノイズ対策>
一般に、ノイズ対策部品としてフェライトコアが知られているが、パチスロやパチンコなどの遊技機でフェライトコアを採用する場合は、風適法上の問題が生じないようにする必要がある。すなわち、パチスロやパチンコなどの遊技機は、常に保安通信協会で試験を受けた状態と同じ状態に復元しなければならないという業界特有の問題がある。
一方、通信ケーブルとして光ケーブルを使用すればノイズの影響を受けずに済むが、光ケーブルはメタルケーブルに対して高価であるため、全ての通信ケーブルに光ケーブルを使用することはコスト面から困難である。また、光ケーブルはメタルケーブルと異なり電流を流すことができないため、電源供給用に適していないという問題もある。
そこで、本発明の一実施形態におけるパチスロ1では、メタルケーブルにフェライトコアを取り付けることでノイズ対策を行う。例えば、図5に示すように、電源装置36の電源基板36bに接続されるケーブルC1,C2,C3,C4には、電源供給面から光ケーブルを使用することが困難であるため、メタルケーブルを使用してフェライトコアを取り付けるようにしている。
<フェライトコアケース>
以下、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース100について説明する。
[全体構成]
図6は、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース100を示す斜視図である。このフェライトコアケース100は、パチスロ1などの遊技機に使用されるケーブル130に取り付けられるフェライトコアケース100であって、図6に示すように、ケーブル130が挿通されるフェライトコア110と、フェライトコア110をケーブル130に取り付ける位置及び向きを固定する固定手段120とを備える。すなわち、フェライトコアケース100は、フェライトコア110とその固定手段120とからなる。ケーブル130は、ノイズ対策が必要な各種のケーブルであり、例えば、電源装置36の電源基板36bに接続されるケーブルC1,C2,C3,C4などである。
このような構成によれば、ケーブル130から発生する磁場がフェライトコア110に吸収されるため、ノイズを適切に除去することができる。また、ケーブル130からフェライトコア110を一旦取り外した場合でも、固定手段120によりフェライトコア110の取り付け位置及び向きが固定されているため、ケーブル130の巻き方を同一にするだけで、簡単に取り外す前の状態に戻すことが可能である。
[結束手段]
図7は、本発明の一実施形態における固定手段120を示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。この図に示すように、固定手段120としては、ケーブル130を束ねて締め付けるインシュロック(登録商標)構造をもったハーネスアクセサリなどの結束手段120を採用することができる。このような結束手段120によれば、ケーブル130を束ねて締め付けるという簡単な方法で、フェライトコア110の取り付け位置及び向きを固定することが可能である。
具体的には、図7に示すように、側面視でC字状に湾曲するバンド121によりケーブル130を束ね、ケーブル130の軸方向に動かない程度の結束力をもってバンド止め124により締め付ける。バンド121の外周の一端(下端)から鍔部122を介して矢じり形状の凸部123が突き出している。これら各部の形成方法は特に限定されるものではないが、例えば、弾性を有する熱可塑性樹脂を成形加工することにより一体的に形成することが可能である。
[フェライトコア]
図8は、本発明の一実施形態におけるフェライトコア110を示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。この図に示すように、フェライトコア110は、フェライトで作られた円筒状の部材であり、ケーブル130が挿通される円柱状の挿通孔114を備える。フェライトコア110の所定位置(後述する)には凹部112が形成され、この凹部112の底の中央部分には嵌込穴112aが形成されている。結束手段120の凸部123が凹部112に嵌め込まれ、嵌込穴112aを突き抜けると、凸部123の矢じりが外側に開いて逆行が防止される。凹部112の開口形状は、結束手段120の鍔部122に合わせて上面視で十字形状に形成され、凹部112の開口内側に突き出した4つの回転防止片113により鍔部122の回転が防止される構造になっている。
このように、結束手段120の凸部123をフェライトコア110の凹部112に嵌め込むと、結束手段120とフェライトコア110とを強固に接続することができる。すなわち、結束手段120の凸部123は矢じり形状であるため、フェライトコア110の凹部112から抜けることを防止することが可能である。また、フェライトコア110の凹部112に回転防止片113を備えるため、結束手段120の凸部123がフェライトコア110の凹部112内で回転することを防止することが可能である。
図9は、本発明の一実施形態におけるフェライトコア110の凹部112の開口形状を説明するための図である。凹部112を真上から見ると、図9(a)に示すように横長の十字形状であるが、90°回転させると、図9(b)に示すように縦長の十字形状になる。すなわち、凹部112の開口形状は、90°回転させた場合に異なる形状となる(非対称性を持つ)。
このような構成によれば、結束手段120の凸部123をフェライトコア110の凹部112に嵌め込む向きが制限される。すなわち、凸部123を誤った向きで嵌め込もうとしても、凹部112の開口形状との関係で凸部123を凹部112の底まで嵌め込むことができない。凸部123を正しい向きに嵌め込むと、凹部112の底に形成された嵌込穴112aを突き抜けて矢じりが外側に開き、図9(c)に示すように、結束手段120にケーブル130が挿通される挿通方向D1とフェライトコア110にケーブル130が挿通される挿通方向D2とが平行になる。ここでいう「平行」が誤差を含んでいてもよいことはもちろんである。
このように、挿通方向D1とD2とが平行になれば、2ターン等の巻き方で見栄えよく且つ省スペース化を図りながらケーブル130を巻くことが可能である。また、保安通信協会で試験を受けた状態と同じ状態の遊技機を量産する際、ケーブル130の巻き方を間違えることを防止する効果もある。
図10は、本発明の一実施形態におけるフェライトコア110を示す斜視図であって、(a)は閉じた状態を示す図、(b)は開いた状態を示す図である。この図に示すように、フェライトコア110は、一方端(下端)が開閉する2分割型のフェライトコアであって、一方端(下端)に対向する他方端(上端)側に凹部112を備える。
具体的には、ケーブル130が挿通される挿通方向D2に2分割された半円筒状の第1の本体111aと第2の本体111bとを備え、その外側をカバー部材111cで覆っている。カバー部材111cは、弾性を有する樹脂などで形成することができる。第1の本体111aと第2の本体111bの下端において外向きに引き離す力を加えると、上部側に支軸されて回動して下端が開く。力を加えなければ、カバー部材111cの弾性力により下端が閉じるようになっている。このような構成によれば、結束手段120が設けられる側と反対側が開閉することになるため、2ターン等の巻き方で簡単にケーブル130をフェライトコア110に挿通させることができる。
[取り付け手順]
図11は、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース100をケーブル130に取り付ける手順を示す図である。ここでは、図11(a)に示すように、ケーブル130として、両端にコネクタ131、132を備えたワイヤーハーネスを例示している。すなわち、遊技盤の裏側には、制御基板などの各種電気部品が設けられている。これらの電気部品は、複数の電気配線を束ねた電気配線束により電気的に接続されている。この電気配線束の両端には、電気部品と電気配線束とを接合するコネクタが設けられている。この電気配線束とコネクタとを一体化した部品を一般に「ワイヤーハーネス」と呼んでいる。
まず、図11(b)に示すように、インシュロック構造をもった結束手段120をケーブル130に取り付けて位置決めをしておく。次いで、図11(c)に示すように、結束手段120の凸部123をフェライトコア110の凹部112に嵌め込む。図11(b)と図11(c)の順番を入れ替えることも可能である。
あとは、保安通信協会で試験を受けた状態と同じ状態となるように、フェライトコア110にケーブル130を挿通させてセッティングする。例えば、フェライトコア110の下端を開いた状態でケーブル130をターンさせ、フェライトコア110にケーブル130を通した状態でフェライトコア110の下端を閉じる。これにより、図11(d)に示すように、ケーブル130を2ターンで簡単にフェライトコア110に挿通させることが可能である。
その後、ケーブル130に異常がないことを確認するために、ケーブル130からフェライトコア110を一旦取り外す必要が生じたものと仮定する。このような場合、従来のフェライトコアのケースは特に位置決めのための構造を備えていないため、ジグなしでフェライトコアを元の状態に戻すことが非常に困難であった。
この点、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース100によれば、結束手段120によりフェライトコア110の取り付け位置及び向きが固定されているため、ケーブル130の巻き方を同一にするだけで、簡単に取り外す前の状態に戻すことが可能である。すなわち、図11(d)に示すように、ケーブル130を2ターンでフェライトコア110に取り付けた場合でも、フェライトコア110の下端を開いてケーブル130を解くと、図11(c)に示すように、フェライトコア110の内部に隠れていた部分を外部から視認することができる。これにより、ケーブル130に異常がないことを確認することができたときは、図11(d)に示すように、再びケーブル130を2ターンでフェライトコア110に挿通させればよい。
このようなフェライトコアケース100は、規則または法律のもとで試験を受け、さらにその試験を受けた状態を維持することが義務付けられている遊技機に適用すると、特に効果的である。すなわち、保安通信協会で試験を受けた状態と同じ状態に復元することができるため、風適法上も問題とならない遊技機を提供することが可能となる。
なお、ここでは、ケーブル130の巻き方として2ターンを例示しているが、その他の巻き方(3ターン等)を採用してもよい。すなわち、フェライトコア110をケーブル130に取り付ける位置及び向きを固定手段120により固定することができる以上、ケーブル130の巻き方にかかわらず、同様の効果を得ることが可能である。
[固定手段の変形例]
図12は、本発明の他の実施形態における固定手段120をケーブル130に取り付けた状態示す図であって、(a)は上面図、(b)は断面図である。この図に示すように、固定手段120は、弾性を有する樹脂などで形成されたバンド通し120であってもよい。この例では、上面の一部分125が長手方向に開放されたバンド通し120に平板状のケーブル130を挿通させている。ケーブル130の軸方向に動かない程度の弾性力をもってバンド通し120がケーブル130を挟み込む構造であれば、フェライトコア110をケーブル130に取り付ける位置及び向きを固定することができる。
もちろん、固定手段120の変形例はこれに限定されるものではない。例えば、フェライトコア110が軸方向に動かないようにするための係止溝をケーブル130の外装側に形成する等、種々の変形が可能である。
[フェライトコアの変形例]
図13は、本発明の他の実施形態におけるフェライトコア110を示す斜視図であって、(a)は閉じた状態を示す図、(b)は開いた状態を示す図である。この図に示すように、フェライトコア110の端面外周は、縦長の八角形であり、フェライトコア110の端面内周は、八角形のうちの相互に対向する2辺を2つ組み合わせた四角形であってもよい。縦長の八角形の短辺側(上部側)に凹部112が形成されている。その他の点は、基本的に円筒状のフェライトコア110と同様である(図10参照)。
このような構成によれば、挿通孔114が平板状に形成されるため、平板状のケーブル130にフェライトコアケース100を取り付ける場合に適している。すなわち、平板状のケーブル130の外形を変形させることなく、簡単にフェライトコアケース100を取り付けることが可能である。また、フェライトコア110の端面外周が八角形であるため、円形である場合に比べて省スペース化を図ることができる。さらに、八角形に面取りされているため、使い勝手がよいという効果もある。
[フェライトコアケースの変形例]
図14は、本発明の他の実施形態におけるフェライトコアケース100を示す図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。この図に示すように、フェライトコア110と結束手段120とを一体に形成してもよい。この場合、フェライトコア110と結束手段120とを接続する構造が限定されないため、凸部123や凹部112、鍔部122などを必ずしも形成する必要がなく、設計自由度が高まる。
[取り付け手順の変形例]
図15は、図14に示されるフェライトコアケース100をケーブルに取り付ける手順を示す図である。まず、図15(a)(b)に示すように、フェライトコア110と一体に形成された結束手段120をケーブル130に取り付ける。次いで、フェライトコア110の下端を開いた状態でケーブル130をターンさせ、フェライトコア110にケーブル130を通した状態でフェライトコア110の下端を閉じる。これにより、図15(c)に示すように、ケーブル130を2ターンで簡単にフェライトコア110に挿通させることが可能である。その後、ケーブル130に異常がないことを確認するための手順は、先の例と同様である(図11参照)。
既に説明した通り、フェライトコア110と結束手段120とを一体に形成した場合は、フェライトコア110と結束手段120との接続構造が限定されないため、設計自由度が高まるという利点がある。一方、フェライトコア110と結束手段120とを別体に形成した場合は、予め結束手段120だけをケーブル130に取り付けて位置決めしておくことができるため、遊技機の組み立て工程を簡略化できるという利点がある。状況に応じて使い勝手のよい方を選択すればよい。
<パチンコへの適用例>
次に、図16及び図17を参照しながら、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース100をパチンコ1aに適用した場合について説明する。
図16及び図17に示すように、パチンコ1aは、遊技の制御を行う主制御回路210と、遊技の進行に応じた演出の制御を行う副制御回路220と、を備えている。主制御回路210は主制御基板に配設され、副制御回路220は副制御基板に配設されている。
図16に示すように、主制御回路210は、メインCPU211、メインROM212(読み出し専用メモリ)、メインRAM213(読み書き可能メモリ)、初期リセット回路214、シリアル通信用IC215、及びリセット用クロックパルス発生回路216を備えているとともに、各種の装置や各種のスイッチと接続されている。
メインCPU211は、メインROM212及びメインRAM213と接続されており、メインROM212に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。
メインROM212は、メインCPU211によりパチンコ1aの動作を制御するためのプログラムの他、各種のテーブルが記憶されている。
メインRAM213は、メインCPU211の一時記憶領域として、種々のフラグ及び変数の値を記憶する機能を有する。メインCPU211の一時記憶領域としては、メインRAM213に代えて、他の読み書き可能な記憶媒体を用いることもできる。
初期リセット回路214は、電源投入時においてリセット信号を生成するものであり、メインCPU211に接続されている。
シリアル通信用IC215は、メインCPU211からのコマンドを副制御回路220に送信するものであり、メインCPU211に接続されている。
リセット用クロックパルス発生回路216は、システムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2msec)毎にクロックパルスを発生するためのものであり、メインCPU211に接続されている。
主制御回路210に接続される各種の装置としては、図柄表示装置230の他、センサ類、ソレノイド類、及びバックアップクリアスイッチ250が含まれる。
図柄表示装置230は、普通図柄ゲームにおける普通図柄の可変表示を行う普通図柄表示装置231、普通図柄保留表示装置232、特別図柄ゲームにおける特別図柄の可変表示を行う第1特別図柄表示装置233及び第2特別図柄表示装置234、第1特別図柄保留表示装置235、第2特別図柄保留表示装置236、第1特別図柄変動中表示ランプ237、及び第2特別図柄変動中表示ランプ238を含んでいる。
図16に示すセンサ類は、第1カウントセンサ240、第2カウントセンサ241、一般入賞口入球センサ242、通過球センサ243、第1始動口入球センサ244、及び第2始動口入球センサ245を含んでいる。第1カウントセンサ240及び第2カウントセンサ241は、第1及び第2大入賞口の所定領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路210に供給するものである。一般入賞口入球センサ242は、一般入賞口に遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路210に供給するものである。通過球センサ243は、通過ゲートを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路210に供給するものである。第1始動口入球センサ244及び第2始動口入球センサ245は、第1及び第2始動口に遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路210に供給するものである。
ソレノイド類は、普通電動役物ソレノイド246、第1大入賞口ソレノイド247、及び第2大入賞口ソレノイド248を含んでいる。普通電動役物ソレノイド246は、第2始動口への遊技球の入賞を許容するために、普通電動役物としての一対の羽根部材を駆動させるためのものである。第1大入賞口ソレノイド247は、第1大入賞口を開放するために、第1シャッタを駆動させるためのものである。第2大入賞口ソレノイド248は、第2大入賞口を開放するために、第2シャッタを駆動させるためのものである。
バッククリアスイッチ250は、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアするものである。
主制御回路210にはさらに、払出・発射制御回路251が接続されている。払出・発射制御回路251は、払出装置252及び発射装置253と接続されており、これらの払出装置252及び発射装置253を制御する。払出・発射制御回路251にはさらに、カードユニット254が接続されている。カードユニット254は、遊技者の操作によって、カードユニット254に遊技球の貸し出しを要求する信号を出力する貸し出し用操作部255との間で送受信可能である。払出・発射制御回路251は、主制御回路210から供給される賞球制御コマンド、カードユニット254から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置252に対して所定の信号を送信することにより、払出装置252に遊技球を払い出させる。払出・発射制御回路251はさらに、発射装置253の発射ハンドルが遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力を供給し、遊技球を発射させる制御を行う。
図17に示したように、副制御回路220は、コマンド入力ポート(図示略)を介して主制御回路210に接続されており、主制御回路210からコマンドが供給されるように構成されている。この副制御回路220は、主制御回路210から供給される各種のコマンドに応じて、各種の制御を行うものであり、サブCPU221、プログラムROM222、ワークRAM223、可動装飾部材制御回路224、表示制御回路225、音声制御回路226、及びランプ制御回路227を備えている。
サブCPU221は、プログラムROM222に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU221は、主制御回路210から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路220の制御を行う。
プログラムROM222には、サブCPU221によりパチンコ1aの遊技演出を制御するためのプログラムの他、各種のテーブルが記憶されている。プログラムや各種のテーブルは、プログラムROM222に代えて、あるいはプログラムROM222に加えて、コンピュータにおいて読み取り可能な他の記憶媒体に記録されたものを使用することができる。この場合の記憶媒体としては、例えばハードディスク装置、CD−ROM、DVD−ROM、ROMカートリッジを使用することができる。また、上述のプログラムやテーブルは、電源投入後にパチンコ1aの外部のサーバからダウンロードし、ワークRAM223に記録するようにしてもよい。
ワークRAM223は、サブCPU221の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶するものである。サブCPU221の一時記憶領域としては、ワークRAM223に代えて、あるいはワークRAM223に加えて、他の読み書き可能な記憶媒体を使用することができる。
可動装飾部材制御回路224は、第1及び第2特別図柄が変動表示しているときの演出として、あるいは大当り遊技状態での演出として可動装飾部材271A,271Bを駆動制御するためのものである。
表示制御回路225は、サブCPU221から供給されるデータに応じて、表示装飾部材272及び液晶表示装置273における表示を制御するものである。この表示制御回路225は、表示装飾部材272を制御して、表示装飾部材272において所定のデジタル数字を変動表示あるいは停止表示させる制御を行う。
表示制御回路225はまた、液晶表示装置273において画像表示を行うために、画像データプロセッサ(VDP)、各種の画像データを生成するためのデータが記憶されている画像データROM、画像データをバッファするフレームバッファ、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ等を含んでいる。表示制御回路225は、サブCPU221から供給される画像表示命令に応じて、液晶表示装置273に表示させるための画像データを一時的にフレームバッファに格納する。画像データとしては、例えば装飾図柄画像データ、背景画像データ、各種演出用画像データが含まれる。
表示制御回路225はさらに、所定のタイミングで、フレームバッファに格納された画像データをD/Aコンバータに供給する。D/Aコンバータは、画像データを画像信号として変換し、所定のタイミングでこの画像信号を液晶表示装置273に供給する。液晶表示装置273では、D/Aコンバータからの画像信号に基づいて画像が表示される。
音声制御回路226は、スピーカ274から発生させる音声に関する制御を行うためのものであり、例えば音声に関する制御を行う音源IC、各種の音声データを記憶する音声データROM、音声信号を増幅するための増幅器(AMP)を含んでいる。音源ICは、スピーカ274から発生させる音声、例えば告知、演出、エラー報知の制御を行うものである。音源ICは、サブCPU221から供給される音声発生命令に応じて、音声データROMに記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択することができる。音源ICはさらに、選択された音声データを音声データROMから読み出し、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMPに供給することもできる。AMPは、音声信号を増幅させ、スピーカ274から音声を発生させる。
ランプ制御回路227は、装飾ランプ等を含むランプ275の制御を行うためのものであり、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路、複数種類のランプ装飾パターンが記憶されている装飾データROM等から構成されている。ランプ275は、例えば演出や告知など各種の報知を行うものである。
図16や図17では、主制御回路210から副制御回路220に信号を供給し、副制御回路220から主制御回路210に対して信号を供給できないように構成された状態が示されているが、副制御回路220から主制御回路210に対して信号を送信できるように構成してもよい。
図16や図17に示すように、パチンコ1aが有する各装置に対して必要な電力を供給するための電源装置260が設けられている。電源装置260は電源基板260bを備え、電源基板260bには電源プラグ260cが接続されている。電源プラグ260cとそのコードC3は、キャビネットの背面部に設けられた貫通孔(不図示)から引き出される。引き出された電源プラグ260cは、パチンコ1aの外部に設けられた電源コンセントの差し込み口に差し込まれる。この例では、電源基板260bと副制御回路220とが直接接続されているが、これらの間には中継基板などが介在してもよい。
このようなパチンコ1aでも、電源装置260の電源基板260bに接続されるケーブルC1,C2,C3,C4にはメタルケーブルを使用してフェライトコアを取り付けるのが望ましい。この場合、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース100を適用すれば、パチスロ1の場合と同様の効果を得ることが可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態には限定されず、種々に設計変更可能である。例えば、本発明の一実施形態におけるフェライトコアケース100をパチスロ1とパチンコ1aに適用した場合について説明したが、このようなフェライトコアケース100は、規則または法律のもとで試験を受け、さらにその試験を受けた状態を維持することが義務付けられている種々の遊技機に適用することができる。また、フェライトコアケース100を遊技機の電源部分に適用する場合について説明したが、電源部分以外に適用してもよいことはもちろんである。さらに、遊技機やフェライトコアケース100の細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜変更することが可能である。
1 パチスロ(遊技機)
1a パチンコ(遊技機)
36b,260b 電源基板
100 フェライトコアケース
110 フェライトコア
112 凹部
113 回転防止片
120 固定手段,結束手段
121 バンド
122 鍔部
123 凸部
130 ケーブル
D1,D2 ケーブルが挿通される挿通方向

Claims (5)

  1. 遊技機に使用されるケーブルに取り付けられるフェライトコアケースであって、
    前記ケーブルが挿通される2分割型のフェライトコアと、
    前記ケーブルを束ねて締め付けることにより、前記フェライトコアを前記ケーブルに取り付ける位置及び向きを固定する結束手段
    を備え
    前記結束手段は、バンドの外周から鍔部を介して突き出した矢じり形状の凸部を備え、
    前記フェライトコアは、前記凸部が嵌め込まれる凹部において前記鍔部の回転を防止する回転防止片を備え、
    前記フェライトコアにおいて前記結束手段が設けられる側と反対側が開閉し、前記結束手段に前記ケーブルが挿通される挿通方向と前記フェライトコアに前記ケーブルが挿通される挿通方向とが略平行になる
    ことを特徴とするフェライトコアケース。
  2. 前記フェライトコアの端面外周は、八角形であり、
    前記フェライトコアの端面内周は、前記八角形のうちの相互に対向する2辺を2つ組み合わせた四角形である
    ことを特徴とする請求項に記載のフェライトコアケース。
  3. 前記遊技機は、遊技の制御を行う主制御基板と、遊技の進行に応じた演出の制御を行う副制御基板と、当該遊技機の各装置に電力を供給する電源基板と、当該遊技機において使用されるケーブルとを備え、
    前記フェライトコアケースは、前記電源基板に接続されるケーブルに取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェライトコアケース。
  4. 遊技の制御を行う主制御基板と、遊技の進行に応じた演出の制御を行う副制御基板と、当該遊技機の各装置に電力を供給する電源基板と、当該遊技機において使用されるケーブルと、前記ケーブルに取り付けられるフェライトコアケースとを備える遊技機であって、
    前記フェライトコアケースは、
    前記ケーブルが挿通される2分割型のフェライトコアと、
    前記ケーブルを束ねて締め付けることにより、前記フェライトコアを前記ケーブルに取り付ける位置及び向きを固定する結束手段
    を備え
    前記結束手段は、バンドの外周から鍔部を介して突き出した矢じり形状の凸部を備え、
    前記フェライトコアは、前記凸部が嵌め込まれる凹部において前記鍔部の回転を防止する回転防止片を備え、
    前記フェライトコアにおいて前記結束手段が設けられる側と反対側が開閉し、前記結束手段に前記ケーブルが挿通される挿通方向と前記フェライトコアに前記ケーブルが挿通される挿通方向とが略平行になる
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 前記フェライトコアケースは、前記電源基板に接続されるケーブルに取り付けられることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
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