JP5916496B2 - 状態監視装置、及び回転機械 - Google Patents

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Description

本発明は、回転機械の運転時の状態監視を行なう装置に関するものである。
ターボ機械等の回転機械にはロータと一体に回転する翼が設けられている。
通常、この翼と翼を外周側から覆うケーシングとの間には、翼とケーシングとの接触を確実に防止するため、所定量のクリアランスが必要とされている。
しかし、回転機械の運転時には、ロータの回転周波数に起因する同期振動や、ロータを支持する軸受部のガタ、流通する主流体の乱れ等に起因する非同期振動が発生することがあり、このような振動によって上記クリアランスにもかかわらず翼が揺動し、翼がケーシングに接触してしまうことがある。
このような問題を鑑みて、特許文献1には、回転機械の軸受け部に一対の振動検出器を軸に近接して設置し、軸芯の移動量、軸と軸受けの最大隙間および最小隙間を定量的に確認することを可能とした軸受監視装置によって、回転機械の状態を監視する技術が開示されている。
また、特許文献2には、シリンダ周りに設けられた少なくとも3つのセンサによって、各動翼が各センサに到達する実際到達時間と予想到達時間との間の偏差を求めることによって、動翼の同期振動をモニターする装置が開示されている。
特開平6−241880号公報 特開平5−65803号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、軸と軸受け部の間の隙間の監視、評価を行っているのみであり、翼とケーシングとの接触を確実に回避するように状態監視を行なうには、情報量が不足している。また、特許文献2に開示された装置では、センサを少なくとも3つ設置する必要があり、複数のセンサから供給される多くのデータの処理が複雑であることや、センサ及びそのデータの処理装置のコストが高いという問題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、コストを抑えながら確実に状態監視を可能とする回転機械の状態監視装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る状態監視装置は、回転機械の回転体との間に半径方向に間隔をおいて設けられて、前記回転体の回転に同期した信号を出力するセンサと、前記センサからの出力信号を受けて該出力信号を所定回数毎に出力するとともに、該所定回数毎の前記出力信号から前記回転体の回転数を演算する第一の演算器と、前記センサからの前記出力信号のピーク値を検出するとともに、該ピーク値の変化から前記回転体の振動を演算する第二の演算器と、前記センサからの前記出力信号の前記ピーク値のうちの最大値を前記回転体が1回転する毎に検出するとともに、該最大値から、前記回転体と該回転体に対向する部材との間の前記半径方向のクリアランスを演算する第三の演算器と、を備えることを特徴とする。
このような回転機械の監視装置によると、第一の演算器がいわゆる分周器として機能して、センサからの出力信号により回転体の回転数を演算することができる。また、第二の演算器がセンサからの出力信号のピーク値を検出してこれらのピーク値の連続的な変化を捉え、回転体の振動の振幅及び周期である振動を演算することができる。さらに、第三の演算器が、センサからの出力信号の上記ピーク値のうちで振幅が最大となる最大値を検出することで、回転体と回転体に対向する部材とが最も接近した際のこれらの間のクリアランスを演算できる。
このようにして、1つのセンサの出力信号から回転体の回転数、回転体の振動、回転体との間のクリアランスの3つの数値を取得することが可能となる。
また、前記回転数と前記振動と前記クリアランスとの基準値を予め記録し、前記回転機械の運転中に演算された前記振動と前記クリアランスとを、これら振動及びクリアランスが演算された時点の前記回転数と同一の該回転数における前記基準値と比較してもよい。
このように、基準値と運転中の現状値との比較を同一回転数の条件の下で行なうことによって、異常状態の早期検知が可能となり、より確実な状態監視が可能となる。
さらに、前記回転機械の運転中に演算された前記振動を、該振動の周波数変換値と比較してもよい。
このような比較を行なうことで、回転体の振動における支配的な周波数成分の特定が可能となるため、異常状態の原因究明を容易化でき、より確実な状態監視が可能となる。
また、予め記録された基準値に対する前記振動の比率と、該基準値に対する前記クリアランスの比率と、前記クリアランスと、前記振動に対する該振動の周波数変換値の比率とに、重み付けを行なって前記回転機械の状態を評価してもよい。
このような重み付けを用いた評価によって、状態監視の信頼性向上が可能となる。
さらに、予め記録された基準値に対する前記振動の比率と、該基準値に対する前記クリアランスの比率と、前記クリアランスと、前記振動に対する該振動の周波数変換値の比率とを各々別々の座標上にプロットして正規分布図を作成し、該正規分布図にプロットされた点がこれらの正規分布図における標準偏差の所定数倍以上となるかどうかで前記回転機械の状態を評価してもよい。
このような標準偏差を評価基準に取り入れることによって、さらなる状態監視の信頼性向上が可能となる。
また、本発明に係る回転機械は、上記の状態監視装置を備えることを特徴とする。
このような回転機械によると、第一の演算器、第二の演算器、及び第三の演算器によって、1つのセンサの出力信号から回転体の回転数、回転体の振動、回転体との間のクリアランスの3つの数値を取得することが可能となり、コストを抑えながら確実に状態監視が可能となる。
本発明の回転機械の監視装置によると、1つのセンサによって回転体の回転数、振動、回転体とのクリアランスの3つのデータを取得することができるため、コストを抑えながら確実に状態監視が可能となる。
本発明の第一実施形態に係る状態監視装置と、状態監視装置が設けられる過給機の断面図を示すものであり、(b)は(a)のA−A断面を示すものである。 本発明の第一実施形態に係る状態監視装置に関し、圧縮機羽根車が1回転する間の、各羽根部とセンサとが対向した際のセンサからの出力信号の波形図である。 本発明の第二実施形態に係る状態監視装置を示すものである。 本発明の第二実施形態に係る状態監視装置に関し、基準値記録部における処理フローを示す図である。 本発明の第二実施形態に係る状態監視装置に関し、比較処理部における処理フローを示す図である。 本発明の第三実施形態に係る状態監視装置を示すものである。 本発明の第三実施形態に係る状態監視装置に関し、振動比較処理部における処理フローを示す図である。 本発明の第四実施形態に係る状態監視装置を示すものである。 本発明の第四実施形態に係る状態監視装置に関し、重み付け処理部における処理フローを示す図である。 本発明の第五実施形態に係る状態監視装置を示すものである。 本発明の第五実施形態に係る状態監視装置に関し、分布図作成処理部における処理フローを示す図である。
以下、本発明の第一実施形態に係る過給機(回転機械)1Aについて説明する。
図1に示すように、過給機1Aは、いわゆるターボチャージャーであって、エンジンの排気ガスEのエネルギを回転に変換するタービン2と、このタービン2によって駆動される圧縮機11とを主要な構成としている。前記圧縮機11は、吸入される空気Wを圧縮して圧縮空気PWとして、エンジンに強制的に送り込んでいる。さらに前記圧縮機11には、運転状態を監視する状態監視装置10が設けられている。
タービン2は、タービン本体3と、このタービン本体3を外周側から覆うとともに排気ガスEの入口通路5及び出口通路6とを有するタービンケーシング4とによって構成されている。
タービン本体3は、タービンケーシング4に取り付けられた静翼7と、軸Pを中心に回転するディスク9に取り付けられた動翼8とを有している。
静翼7は、入口通路5と出口通路6との接続部分に、タービンケーシング4から軸Pの半径方向内側に突出するように、軸Pの周方向に複数が間隔をあけて取り付けられた翼部材である。
動翼8は、ディスク9の外周面から半径方向外方に突出して設けられ、前記静翼7の下流側(図1の紙面左側)で、この静翼7との間に所定の間隔をおいて配置されている。
圧縮機11は、軸Pを中心に回転可能とされた圧縮機羽根車(回転体)12と、この圧縮機羽根車12を外周から覆う圧縮機ケーシング14とを有している。
圧縮機羽根車12は、羽根部13を有する遠心型のインペラである。
圧縮機ケーシング14は、空気Wを取り込む空気流入口15と、圧縮機羽根車12によって圧縮された圧縮空気PWを吐出する出口スクロール16とを有している。
本実施形態では、図1(b)に示すように、羽根部13は軸Pの周方向に一定の間隔をあけて11枚が設けられている。
そして、圧縮機羽根車12とディスク9とは軸Pを中心に回転するロータ17に嵌め込まれて軸Pを中心に一体となって回転するようにされている。またこのロータ17は、2つのラジアル軸受18と、1つのスラスト軸受19とによって、軸Pを中心に回転自在に支持されている。
次に、状態監視装置10について説明する。
図1に示すように、状態監視装置10は、圧縮機羽根車12の羽根部13に対向する位置で圧縮機ケーシング14に設けられて、羽根部13の先端との距離を測定するセンサ21と、センサ21からの出力信号を増幅する変換器22と、変換器22の出力から異なる3つの演算を行う第一の演算器31、第二の演算器41、第三の演算器51とを備えている。
センサ21は、例えば渦電流効果を利用した非接触式の変位計であって、圧縮機ケーシング14に1つのみが設けられて動翼8の回転に同期した出力信号を出力するものである。
ここで、上記渦電流効果を利用した変位計の動作原理について説明する。この変位計は、高周波磁束を発生するコイルにより構成され、このコイルから発生した高周波磁束によって、ターゲット(測定対象)である羽根部13の表面に発生する渦電流の変化をコイルのインピーダンスの変化として検出する。即ち、前記羽根部13の通過に伴う上記距離の変化を前記コイルのインピーダンスの変化として検出するもので、前記羽根部13が最も接近する際に最大の出力が得られる構成となっている。
図2に示すように、本実施形態では、センサ21が各羽根部13と対向する際にセンサ21と対象物との間の距離が最も小さくなるため、センサからの出力信号は最大となる。即ち、周期的に出力される信号は、各羽根部13とセンサ21とが対向する際に最大の振幅となるとともに、各羽根部13とセンサ21とが最も離れた位置、具体的には隣接する羽根部13同士の中間地点においては最小の振幅となるような波形を示す。即ち、センサ21からは羽根部13の枚数に応じた回数(本実施形態では11回)の出力信号が出力されるようになっている。
変換器22は、例えばトランジスタ等を用いた増幅回路から構成され、センサ21からの微弱な出力信号を増幅して、第一の演算器31、第二の演算器41、第三の演算器51へ増幅した信号を送信するものである。
第一の演算器31は、変換器22で増幅されたセンサ21からの出力信号を受け、この出力信号を所定回数(本実施形態では、羽根部13の枚数と同じ11回)で分周して、圧縮機羽根車12の回転数に同期した信号を出力する分周器よりなる分周部32と、分周部32からの出力信号の回数をカウントすることで回転数を演算する回転数算出部33とを有している。上記分周器は、例えば論理回路より構成されている。
第二の演算器41は、変換器22で増幅されたセンサ21からの出力信号のうちで、最も大きな振幅を持つ値であるピーク値Aを検出してサンプリングするピークホールド回路よりなるピークホールド部42を有している。上記ピークホールド回路は、例えばコンデンサ、ダイオード、オペアンプ等によって構成されている。ここでこれらピーク値Aは、各羽根部13とセンサ21とが対向する個数、即ち、本実施形態では圧縮機羽根車12が1回転する間に羽根部13の枚数と同じ11個がサンプリングされることとなる。
さらに、この第二の演算器41は、これらピーク値Aを時系列につないで連続的な変化を捉え、例えばその包絡線から圧縮機羽根車12の振幅及び周期を表す振動を演算する振動算出部43を有している。
第三の演算器51は、変換器22で増幅されたセンサ21からの出力信号における上記ピーク値Aを検出するとともに、圧縮機羽根車12が1回転する中で最も大きな振幅を持つピーク値Aを最大ピーク値(最大値)Amaxとして検出する最大値検出部52と、この最大ピーク値Amaxを受けて、圧縮機羽根車12の羽根部13のチップと圧縮機ケーシング14との間のクリアランスを演算するクリアランス算出部53とを有している。
このような過給機1Aにおいては、圧縮機羽根車12が軸P回りに1回転する間に前記センサ21から11個のピークを持ったパルスが出力され、このパルスは、分周部32において分周されて圧縮機羽根車12の回転数に対応する信号が回転数算出部33へ供給される。この回転数算出部33は、前記パルスのカウント値から圧縮機羽根車12の回転数を演算する。
また、第二の演算器41におけるピークホールド部42は、センサ21からの出力信号のピーク値Aを検出して、圧縮機羽根車12の回転にともなうピーク値Aの連続的な変化を捉える。そしてこの連続的な変化から、圧縮機羽根車12の振動の周期性の有無等を判別することができる。
さらに、第三の演算器51における最大値検出部52で、センサ21からの出力信号の最大ピーク値Amaxを圧縮機羽根車12が1回転する毎に検出する。そして、この最大ピーク値Amaxの振幅から、クリアランス算出部53がクリアランスを演算することができる。
このように、1つのセンサの出力信号から、圧縮機羽根車12の回転数、圧縮機羽根車12の振動、圧縮機羽根車12と圧縮機ケーシング14との間のクリアランスの3つの数値を取得することができる。
本実施形態の過給機1Aによると、1つのセンサ21の出力信号から、上記の3つの数値を並行して取得することが可能となり、コストを抑えながら運転監視に必要な回転数、振動、クリアランスの3つのデータを取得することができ、状態監視が可能となる。
なお、上記実施形態では1つのセンサ21を設けた場合について説明したが、圧縮機羽根車12の回転方向に位相をずらして複数のセンサを設けるようにしても良い。この場合、位相を90度ずらすことによって、圧縮機羽根車12に生じる異なる方向への周期的変化を捉えることができる。また、位相を180度ずらすことによって、ある方向への微少な周期的変化を捉えることができる。
次に、本発明の第二実施形態に係る過給機1Bについて説明する。
なお、第一実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、第一実施形態における状態監視装置10が診断処理部61をさらに備えた状態監視装置60となっている点で、第一実施形態の過給機1Aとは異なっている。
図3に示すように、診断処理部61は、第一の演算器31、第二の演算器41、第三の演算器51で演算された回転数、振動、クリアランスを受信する受信部62と、例えば過給機1Bの初期運転時における第一の演算器31、第二の演算器41、第三の演算器51で演算された回転数、振動、クリアランスを基準値として記録する基準値記録部63と、これら受信部62における数値と基準値記録部63における数値とを比較して診断を行なう比較処理部64とを有している。
受信部62は、第一の演算器31からの圧縮機羽根車12の回転数、第二の演算器41からの振動、第三の演算器51からのクリアランスの3つの数値を取り込むものである。
基準値記録部63は、過給機1Bの初期運転時において演算された第二の演算器41からの振動を基準振動Vとし、第三の演算器51からのクリアランスを基準クリアランスLとして、これらが演算された時点における第一の演算器31で演算された回転数毎、即ち基準回転数N毎に記録するものである。なお、記録を行なう圧縮機羽根車12の基準回転数Nについては、過給機1Bの運転時に想定される数値を予め選択しておくことができ、例えば500(rpm)毎に記録される。
比較処理部64は、基準値記録部63に記録された基準値のうち、受信部62に取り込まれた数値の回転数に一致する基準回転数Nにおける基準振動V、基準クリアランスLを呼び出し、同一回転数の条件下で、受信部62の振動と基準振動Vとを比較し、また受信部62のクリアランスと基準クリアランスLとを比較する。
次に、図4に沿って、基準値記録部63における比較診断の処理手順について説明する。
まず、例えば客先納入前の試運転等の初期運転時において、第一の演算器31、第二の演算器41、第三の演算器51で演算した回転数、振動、クリアランスを基準値として収集する(S100)。そしてこの基準値が、回転数N毎の基準振動V、基準クリアランスLとして記録される(S101)。
続いて、図5に沿って、比較処理部64における比較診断の処理手順について説明する。
実際に客先納入後に運転を開始し、受信部62にて第一の演算器31、第二の演算器41、第三の演算器51で演算した回転数N、振動V、クリアランスLを所定時間毎に収集する(S110)。なお、データ収集を行なう所定時間とは、例えば1分毎であったり、1時間毎であったり、適宜選択が可能である。
そして、受信部62にて収集した回転数N、振動V、クリアランスLを比較処理部64が取り込み(S111)、これらのうちから振動Vを抽出する(S112)。その後、振動Vの比較診断を行なう。具体的には、受信部62が1回目に収集した振動Vを回転数Nにおける振動Vとして、この振動Vを、回転数Nと同じ基準回転数Nにおける基準振動Vで割ることによってV/Vの値を算出する(S113)。そしてこのV/Vを振動Vの増幅率Aとし、この増幅率Aが、予め設定した所定の閾値Aを超過した場合にはYESとし(S114)、異常状態にあるという診断を下して警告を発する(S115)。なお、増幅率Aが大きくなればなるほど、初期運転時と比較して振動Vの振幅が大きくなっていることを意味している。
一方で、増幅率Aが、予め設定した所定の閾値Aを下回った場合にはNOとし、正常状態にあるという診断を下して警告は行なわない(S114)。
以下、S110に戻って、所定時間毎に診断を繰り返す。
同様に、振動の比較診断と並行して、受信部62にて収集した回転数N、振動V、クリアランスLのうちからクリアランスLを抽出し(S122)、このクリアランスLを相対的に比較診断する。具体的には、受信部62が1回目に収集したクリアランスLを回転数NにおけるクリアランスLとして、このクリアランスLを、回転数Nと同じ基準回転数Nにおける基準クリアランスLで割ることによってL/Lの値を算出する(S123)。そしてこのL/LをクリアランスLの増幅率Bとし、この増幅率Bが、予め設定した所定の閾値Bを下回った場合にはYESとし(S124)、異常状態にあるという診断を下して警告を発する(S125)。なお、増幅率Bが小さくなればなるほど、初期運転時と比較してクリアランスLが小さくなっていることを意味し、即ち、圧縮機ケーシング14と圧縮機羽根車12の羽根部13のチップとが接近してきていることを意味している。
一方で、増幅率Bが、予め設定した所定の閾値Bを超過した場合にはNOとし、正常状態にあるという診断を下して警告は行なわない(S124)。
以下、S110に戻って、所定時間毎に診断を繰り返す。
また、振動Vの比較診断及びクリアランスLの相対的な比較診断に並行して、クリアランスLの絶対的な比較診断も行い、即ち、受信部62が1回目に収集したクリアランスLが、予め設定した所定の閾値Lを下回った場合にはYESとし(S134)、異常状態にあるという診断を下して警告を発する(S135)。一方で、閾値Lを超過した場合にはNOとし、正常状態にあるという診断を下して警告は行なわない(S134)。
以下、S110に戻って、所定時間毎に診断を繰り返す。
このような過給機1Bにおいては、診断処理部61を備えていることで、初期運転時における基準振動V及び基準クリアランスLと、運転中における振動V及び基準クリアランスLの現状値とを同一の回転数の下で比較、診断することができるため、異常状態の早期検知が可能となり、また、異常状態である場合には、適切な処置を速やかに施すことができる。
また、クリアランスLについては、相対的に行なう場合と絶対的に行なう場合との2つの手法で比較診断することで、圧縮機ケーシング14と圧縮機羽根車12の羽根部13との間のクリアランスの監視を行なっている。このため、より確実に羽根部13と圧縮機ケーシング14との接触を回避することができる。特に相対的に比較診断する手法を導入することによっては、仮に運転中のクリアランスLが0となって圧縮機羽根車12と圧縮機ケーシング14とが接触してしまう状態にはならないとしても、増幅率Bの値が客先納入後の運転開始時と比べて大きくなってきているような場合には、将来的な異常発生の予測が可能となる。そして、このような予測によって異常検知の信頼性を向上することができる。
本実施形態の過給機1Bによると、コストを抑えながら運転監視に必要な回転数、振動、クリアランスの3つのデータを取得することができるとともに、診断処理部61によって、異常状態の早期検知が可能となり、より確実に状態監視が可能となる。
次に、本発明の第三実施形態に係る過給機1Cについて説明する。
なお、第一実施形態及び第二実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、第一実施形態における状態監視装置10が振動診断処理部71をさらに備えた状態監視装置70となっている点で、第一実施形態の過給機1Aとは異なっている。
図6に示すように、振動診断処理部71は、第二の演算器41で演算された振動を受信する振動受信部72と、第二の演算器41で演算された振動に周波数変換を施す周波数変換部73と、これらの振動と周波数変換された数値とを比較して診断を行なう振動比較処理部74とを有している。
振動受信部72は、第二の演算器41からの振動を取り込むものである。
周波数変換部73は、第二の演算器41で演算された振動を取り込んで、この振動を、異なる周波数を有する複数の周波数成分に分解する。
ここで、このように振動を複数の周波数成分に分解する手法としては、例えばFFT(Fast Fourier Transform(高速フーリエ変換))を用いることができる。このFFTでは、得られた波形を複数の異なる波長を有する正弦波及び余弦波の和によって表現し、これにより振動を複数の異なる周波数成分に分解してスペクトル分析することができる。
なお、複数の周波数成分に分解する手法は、FFTには限定されず、他の手法であってもよい。
振動比較処理部74は、周波数変換部73で周波数変換された振動の周波数成分のうちで診断対象となる周波数を有する周波数成分である周波数変換値と、振動受信部72に取り込まれた振動とを比較する。
次に、図7に沿って、振動比較処理部74における比較診断の処理手順について説明する。
まず、運転を開始し、振動受信部72が第二の演算器41からの振動Vを所定時間毎に収集し(S140)、この振動Vを抽出する(S141)。
なお、データ収集を行なう所定時間とは、例えば1分毎であったり、1時間毎であったり、適宜選択が可能である。
次に、周波数変換部73が、振動受信部72で収集されて抽出された振動Vを複数の周波数成分に分解し、これら周波数成分のうちで診断対象となる周波数を有する周波数成分である周波数変換値Fを準備する(S150)。
その後、振動Vの比較診断を行なう。具体的には、振動受信部72が1回目に収集した振動Vを振動Vとして、この振動Vから分解されて準備された周波数変換値Fを振動Vで割ることによってF/Vの値を算出する(S142)。そしてこのF/Vを比率Xとし、この比率Xが、予め設定した所定の閾値Xを超過した場合にはYESとし(S143)、異常状態にあるという診断を下して警告を発する(S144)。なお、比率Xが1に近づくほど、振動Vの支配的な周波数成分が周波数変換値Fであることを示し、即ち診断対象となる周波数に近いことを意味している。例えば、診断対象となる周波数を圧縮機羽根車12の回転の周波数とした場合には、振動が圧縮機羽根車12の回転に起因するものであるということになる。
一方で、比率Xが、予め設定した所定の閾値Xを下回った場合にはNOとし、正常状態にあるという診断を下して警告は行なわない(S143)。
以下、S140に戻って、所定時間毎に診断を繰り返す。
このような過給機1Cにおいては、振動診断処理部71を備えていることで、振動Vと、この振動Vからの周波数変換値Fとを比較、診断することができる。
本実施形態の過給機1Cによると、コストを抑えながら運転監視に必要な回転数、振動、クリアランスの3つのデータを取得することができるとともに、振動診断処理部71によって、圧縮機羽根車12の振動における支配的な周波数成分の特定が可能となるため、異常状態の原因究明を容易化でき、より確実な状態監視が可能となる。
なお、本実施形態では、診断対象となる周波数変換値Fとの比較のみを行なっているが、例えば、この周波数分変換値Fを基本波として、2倍、3倍の周波数を有する第二高調波、第三高調波等についても比較検討の対象としてもよく、このようにすることで、例えば経年劣化による過給機1C全体の変形や、軸受の摩耗によるガタの発生等、振動の他の要因についても同時に診断可能となる。
また、本実施形態の振動比較処理部74と第二実施形態の診断処理部61とを併設してもよい。
次に、本発明の第四実施形態に係る過給機1Dについて説明する。
なお、第一実施形態から第三実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、第一実施形態における状態監視装置10が診断処理部81をさらに備えた状態監視装置80となっている点で、第一実施形態の過給機1Aとは異なっている。
図8に示すように、診断処理部81は、第二実施形態の受信部62及び基準値記録部63と、第三実施形態の振動受信部72及び周波数変換部73と、さらに重み付け処理部86を有している。
重み付け処理部86は、受信部62からの振動V及びクリアランスLと、基準値記録部63からの基準振動V及び基準クリアランスLが入力され、これらから上述の増幅率A及び増幅率Bを算出する。
さらに、振動受信部72からの振動Vと、周波数変換部73からの周波数変換値Fが入力され、これらから上述の比率Xを算出する。
そして、重み付け処理部86はこれら、増幅率A、増幅率B、クリアランスL、比率Xの各因子に対して、予め決められた係数を掛け合わせてこれらを合計するとともに、これらの数値から過給機1Cの状態を評価する。
次に、図9に沿って、重み付け処理部86における処理の手順について説明する。
まず、運転を開始し、受信部62が振動V及びクリアランスLを、基準値記録部63が基準振動V及び基準クリアランスLを所定時間毎に収集する(S160)。その後、これらからクリアランスLの抽出及び増幅率Aと増幅率Bと比率Xとの算出を行なう(S161)。
続いて、これら増幅率A、増幅率B、クリアランスL、比率Xから、予め記憶され、上記の因子各々の係数(本実施形態では、a、b、c、d)が設定されたチャート85に基づいて、(a×A)+(b×B)+(c×L)+(d×X)の数値が計算され、これが総和Zとされる(S162)。
その後、この総和Zが予め設定した閾値Zを超過した場合にはYESとし(S163)、異常状態にあるという評価を下して警告を発する(S164)。
一方で、総和Zが、予め設定した所定の閾値Zを下回った場合にはNOとし、正常状態にあるという評価を下して警告は行なわない(S163)。
以下、S160に戻って、所定時間毎に評価を繰り返す。
このような過給機1Dにおいては、診断処理部81が重み付け処理部86をさらに有していることで、上記4つの各因子について重み付けを行なうことができ、過給機1Dの状態を総合的に評価、判断することが可能となる。
本実施形態の過給機1Dによると、コストを抑えながら運転監視に必要な回転数、振動、クリアランスの3つのデータを取得することができるとともに、重み付け処理部86によって、さらなる状態監視の信頼性向上が可能となる。
なお、重み付けを行なう因子は、本実施形態では増幅率A、増幅率B、クリアランスL、比率Xの4つとしていたが、他の因子についても重み付けの対象とすることが可能である。
次に、本発明の第五実施形態に係る過給機1Eについて説明する。
なお、第一実施形態から第四実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、第一実施形態における状態監視装置10が診断処理部91をさらに備えた状態監視装置90となっている点で、第一実施形態の過給機1Aとは異なっている。
図10に示すように、診断処理部91は、第二実施形態の受信部62及び基準値記録部63と、第三実施形態の振動受信部72及び周波数変換部73と、さらに分布図作成処理部96を有している。
分布図作成処理部96は、受信部62からの振動V及びクリアランスLと、基準値記録部63からの基準振動V及び基準クリアランスLが入力され、これらから上述の増幅率A及び増幅率Bを算出する。
さらに、振動受信部72からの振動Vと、周波数変換部73からの周波数変換値Fを入力され、これらから上述の比率Xを算出する。
そして、分布図作成処理部96はこれら、増幅率A、増幅率B、クリアランスL、比率Xの各因子を各々別々に座標上にプロットして分布図を作成するとともに、プロットされた数値から過給機1Dの状態を評価する。
次に、図11に沿って、分布図作成処理部96における処理の手順について説明する。
まず、運転を開始し、受信部62が振動V及びクリアランスLを、基準値記録部63が基準振動V及び基準クリアランスLを所定時間毎に収集する(S170)。その後、これらからクリアランスLの抽出及び増幅率Aと増幅率Bと比率Xとの算出を行なう(S171)。
続いて、これら増幅率A、増幅率B、クリアランスL、比率Xを、これら因子毎に別々に、予め記憶された座標上へ所定時間毎にプロットして、分布図95を作成する(S172)。そして、このようにして作成された因子毎の分布図95においては、プロット数がある程度の大きさとなった時点では正規分布となることが考えられる。
ここで、ある程度のプロット数によって分布図95が作成されて正規分布となった時点で、閾値を分布図95における標準偏差σの所定数倍(例えば3倍に設定すると3σ)として設定する。そして、次のプロットが行なわれた際に、このプロットが閾値以上の範囲に位置する場合、YESとし(S173)、異常状態にあるという評価を下して警告を発する(S174)。
一方で、次のプロットが行なわれた際に、このプロットが閾値を下回る範囲に位置する場合、NOとし、正常状態にあるという評価を下して警告は行なわない(S173)。
以下、S170に戻って、所定時間毎に評価を繰り返す。
このような過給機1Eにおいては、診断処理部91が分布図作成処理部96をさらに有していることで、上記4つの各因子について分布図を作成して、標準偏差を基準とした評価を行なうことができ、過給機1Eの状態を判断することが可能となる。
本実施形態の過給機1Eによると、コストを抑えながら運転監視に必要な回転数、振動、クリアランスの3つのデータを取得することができるとともに、分布図作成処理部96によって、さらなる状態監視の信頼性向上が可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、上述の実施形態では回転機械の一例として過給機1A、1B、1C、1D、1Eについて説明を行なったが、例えば回転機械はガスタービン等、他の回転機械であってもよい。
また、状態監視装置10、60、70、80、90をタービン2に設けてもよい。
1A、1B、1C、1D、1E…過給機(回転機械) 2…タービン 3…タービン本体 4…タービンケーシング 5…入口通路 6…出口通路 7…静翼 8…動翼 9…ディスク 10…状態監視装置 11…圧縮機 12…圧縮機羽根車(回転体) 13…羽根部 14…圧縮機ケーシング 15…空気流入口 16…出口スクロール 17…ロータ 18…ラジアル軸受 19…スラスト軸受 21…センサ 22…変換器 31…第一の演算器 32…分周部 33…回転数算出部 41…第二の演算器 42…ピークホールド部 43…振動算出部 51…第三の演算器 52…最大値検出部 53…クリアランス算出部 60…状態監視装置 61…診断処理部 62…受信部 63…基準値記録部 64…比較処理部 70…状態監視装置 71…振動診断処理部 72…振動受信部 73…周波数変換部 74…振動比較処理部 80…状態監視装置 81…診断処理部 85…チャート 86…重み付け処理部 90…状態監視装置 91…診断処理部 95…分布図 96…分布図作成処理部 E…排気ガス P…軸 W…空気 PW…圧縮空気 A…ピーク値 Amax…最大ピーク値(最大値)

Claims (6)

  1. 回転機械の回転体との間に半径方向に間隔をおいて設けられて、前記回転体の回転に同期した信号を出力するセンサと、
    前記センサからの出力信号を受けて該出力信号を所定回数毎に出力するとともに、該所定回数毎の前記出力信号から前記回転体の回転数を演算する第一の演算器と、
    前記センサからの前記出力信号のピーク値を検出するとともに、該ピーク値の変化から前記回転体の振動を演算する第二の演算器と、
    前記センサからの前記出力信号の前記ピーク値のうちの最大値を前記回転体が1回転する毎に検出するとともに、該最大値から、前記回転体と該回転体に対向する部材との間の前記半径方向のクリアランスを演算する第三の演算器と、を備え
    前記回転機械の初期運転時において演算された前記振動および前記クリアランスの各々を基準振動および基準クリアランスとし、前記基準振動および前記基準クリアランスが演算された時点における回転数を基準回転数として、前記基準振動および前記基準クリアランスを前記基準回転数毎に予め記録し、
    前記回転機械の運転中に演算された前記振動および前記クリアランスと、前記振動および前記クリアランスが演算された時点の前記回転数と同一の回転数における前記基準振動および前記基準クリアランスとを比較する相対的な比較診断を行うことを特徴とする状態監視装置。
  2. 前記相対的な比較診断と並行して、前記回転機械の運転中に演算された前記クリアランスと予め設定した所定の閾値とを比較する絶対的な比較診断を行うことを特徴とする請求項1に記載の状態監視装置。
  3. 前記回転機械の運転中に演算された前記振動を、該振動の周波数変換値と比較することを特徴とする請求項1又は2に記載の状態監視装置。
  4. 予め記録された前記基準振動に対する前記振動の比率と、前記基準クリアランスに対する前記クリアランスの比率と、前記クリアランスと、前記振動に対する該振動の周波数変換値の比率とに、重み付けを行なって前記回転機械の状態を評価することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の状態監視装置。
  5. 予め記録された前記基準振動に対する前記振動の比率と、前記基準クリアランスに対する前記クリアランスの比率と、前記クリアランスと、前記振動に対する該振動の周波数変換値の比率とを各々別々の座標上にプロットして正規分布図を作成し、該正規分布図にプロットされた点がこれらの正規分布図における標準偏差の所定数倍以上となるかどうかで前記回転機械の状態を評価することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の状態監視装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の状態監視装置を備えることを特徴とする回転機械。
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