JP5916309B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP5916309B2
JP5916309B2 JP2011160473A JP2011160473A JP5916309B2 JP 5916309 B2 JP5916309 B2 JP 5916309B2 JP 2011160473 A JP2011160473 A JP 2011160473A JP 2011160473 A JP2011160473 A JP 2011160473A JP 5916309 B2 JP5916309 B2 JP 5916309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pipe
drain pipe
oil drain
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011160473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013024153A (ja
Inventor
創 佐藤
創 佐藤
央幸 木全
央幸 木全
陽平 堀田
陽平 堀田
善彰 宮本
善彰 宮本
後藤 利行
利行 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2011160473A priority Critical patent/JP5916309B2/ja
Priority to PCT/JP2012/068435 priority patent/WO2013015215A1/ja
Priority to EP12818449.6A priority patent/EP2735742B1/en
Priority to EP15177846.1A priority patent/EP2960513B1/en
Publication of JP2013024153A publication Critical patent/JP2013024153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5916309B2 publication Critical patent/JP5916309B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、密閉ハウジング内にモータが内蔵され、その上部に圧縮機構が設けられている密閉型圧縮機に関するものである。
密閉ハウジングの中間位置にモータが設置され、その上部に回転軸を介して駆動される圧縮機構が配設されている密閉型圧縮機では、密閉ハウジング底部の油溜まりに充填されている潤滑油を給油ポンプおよび回転軸中の給油孔を介して圧縮機構の所要潤滑部位に給油し、該部位を潤滑した油を圧縮機構の支持部材に設けられている排油孔を介して油溜まりに戻すようにしている。このような密閉型圧縮機では、所要の潤滑部位を潤滑し、排油孔から排出されて油溜まりへと流下する油が、冷媒ガス流により巻き上げられ、冷媒ガスと共に圧縮機構に吸込まれて圧縮された後、圧縮機外部へと吐出されることになる。この油上がり現象が顕著な場合、油溜まりの潤滑油が不足気味となり、圧縮機が潤滑不良に陥ったり、システム効率が低下したりする等の問題が発生する。
そこで、所要の潤滑部位を潤滑した後、排油孔から排出されて流下する油の流下経路を覆うように、ガイドプレートを密閉ハウジングに対して溶接等により設置したもの(例えば、特許文献1参照)や、排油孔に排油パイプの一端を接続し、その下端を油溜まりの上方部位まで延長したもの、あるいはモータのステータ外周に設けられているステータカット位置の上方部位まで延長したもの(例えば、特許文献2,3参照)等が提案され、排油孔から排出された油と冷媒ガスとの接触を抑制し、油上がりを低減するようにしている。
特開2000−291552号公報 特開2005−273463号公報 特開平7−158569号公報
しかしながら、特許文献1に示されるように、ガイドプレートを設けたものでは、排油孔が設けられている支持部材とガイドプレートとの間に隙間ができ易く、そこから油を巻き上げてしまうため、油上がりを十分に抑制することができないとともに、ガイドプレートを密閉ハウジングに溶接する必要があることから、組み立て性が低下する等の問題があった。また、特許文献2に示されるように、排油パイプの下端を油溜まりの上方部位まで延長したものでは、ステータ外周に設けられているステータカットを通して排油パイプを下方に延ばす必要があり、排油パイプを通すため、ステータカットを大きくすると、モータ効率が低下し、密閉ハウジングを大きくすると、圧縮機が大型化してしまう等の課題があった。
さらに、特許文献3に示されるように、排油パイプの下端をステータカットの上方部位まで延長したものでは、排油パイプの下端から流出される油を確実にステータカット内に導入するため、ステータカットを大きくするか、または排油パイプを細めにして流出される油の指向性を高め、確実に油をステータカット内に導き入れる必要があり、流路圧損の増大やパイプの向き調整等を含め、油のステータカットへの導入が難しくなる等の課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ハウジング径やステータカットを大きくすることなく、また流路圧損を抑制しながら排油パイプから排出される油を確実にステータカットに導入してスムーズに油溜まりへと流下させ、油上がりを防止することができる密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる密閉型圧縮機は、密閉ハウジング内にモータが内蔵され、その上部に該モータにより回転軸を介して駆動される圧縮機構が設けられるとともに、前記密閉ハウジング底部の油溜まりに充填された潤滑油を給油ポンプおよび前記回転軸中の給油孔を介して前記圧縮機構の所要潤滑部位に給油し、該部位を潤滑した油を前記圧縮機構の支持部材に設けられている排油孔および排油パイプを介して前記油溜まりに戻すようにしている密閉型圧縮機であって、前記排油パイプは、前記支持部材に半径方向外側に向って設けられている前記排油孔と交差する下向きのパイプ挿入孔に該排油パイプ上端部が挿入設置されており、前記排油パイプ上端部の外周面に設けられている横穴または切欠きを介して前記排油孔から排出される油が前記排油パイプ側に導入可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機構の所要潤滑部位を潤滑した油を圧縮機構の支持部材に設けられている排油孔および排油パイプを介して油溜まりに戻すようにしている密閉型圧縮機にあって、排油パイプが、支持部材に半径方向外側に向って設けられている排油孔と交差する下向きのパイプ挿入孔に該排油パイプ上端部が挿入設置されており、その排油パイプ上端部の外周面に設けられている横穴または切欠きを介して排油孔から排出される油が排油パイプ側に導入可能とされているため、排油パイプの上端部を排油孔と交差する下向きのパイプ挿入孔に挿入することによって、排油パイプの上端部の外周面に設けられている横穴または切欠きと排油孔とを連通させ、圧縮機構の潤滑部位を潤滑した油をステータカットへと導く排油経路を形成することができる。従って、排油孔の外側端部を塞ぐ必要がなく、排油経路の形成を容易化することができるとともに、冷媒ガスによる油の巻き上げを確実に抑制することができる。
さらに、本発明の密閉型圧縮機は、上記の密閉型圧縮機において、前記排油パイプは、該排油パイプ下端が前記モータのステータコイルエンドよりも下方で、かつステータの上端よりも上方の該ステータ外周に設けられているステータカットと対向する位置で開口されており、該排油パイプの下方部が前記ステータの内周側から外周側に向って遠心方向に湾曲されているとともに、該排油パイプの外径が前記ステータカットの径方向幅よりも大きくされていることを特徴とする。
本発明によれば、排油パイプの下端がモータのステータコイルエンドよりも下方で、かつステータの上端よりも上方の該ステータ外周に設けられているステータカットと対向する位置で開口されており、その排油パイプの下方部がステータの内周側から外周側に向って遠心方向に湾曲されているとともに、該排油パイプの外径がステータカットの径方向幅よりも大きくされているため、圧縮機構の潤滑部位を潤滑した油を支持部材に設けられている排油孔から排油パイプへと導き、ステータカットの径方向幅よりも外径が大きくされている排油パイプによって流路圧損を抑えつつ、パイプ下方部のステータ内周側から外周側に向って遠心方向に湾曲されている部位により遠心方向に向って流出させ、排油パイプの下端開口から対向するステータカット内へと導き入れることができる。従って、ハウジング径やステータカット幅を大きくすることなく、また排油経路中の流路圧損を抑制しながら、排油パイプから流出される油を確実にステータカットへと導入してスムーズに油溜まりに流下させることができ、密閉型圧縮機からの油上がりを防止することができる。
さらに、本発明の密閉型圧縮機は、上述のいずれかの密閉型圧縮機において、前記排油パイプの下端開口部は、前記密閉ハウジングの内周面に沿って開口するように斜めにカットされていることを特徴とする。
本発明によれば、排油パイプの下端開口部が、密閉ハウジングの内周面に沿って開口するように斜めにカットされているため、排油パイプの下端開口部を密閉ハウジングの内周面と略平行に下方に向って長く開口することができる。これによって、排油パイプの下端開口からステータカットに向って流出される油の指向性を高め、より確実にステータカット内に導入することができる。
さらに、本発明の密閉型圧縮機は、上述のいずれかの密閉型圧縮機において、前記排油パイプは、前記排油パイプ上端部が前記パイプ挿入孔に圧入により挿入設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、排油パイプの上端部がパイプ挿入孔に圧入により挿入設置されているため、排油パイプとパイプ挿入孔との間および排油孔の排油パイプより外側端部への油の漏れ隙間をなくすることができる。これにより、排油孔およびパイプ挿入孔からの油漏れをなくし、効果的に油を油溜まりへと導くことができ、油上がりを抑制することができるとともに、排油パイプの脱落を確実に防止することができる。
さらに、本発明の密閉型圧縮機は、上述のいずれかの密閉型圧縮機において、前記排油パイプは、前記パイプ挿入孔に挿入設置される前記排油パイプ上端部の下位置に取付けプレートが一体に設けられ、該取付けプレートを介して前記排油パイプが前記支持部材に対して前記パイプ挿入孔を閉鎖するように挿入設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、排油パイプが、パイプ挿入孔に挿入設置される該排油パイプ上端部の下位置に取付けプレートが一体に設けられ、該取付けプレートを介して排油パイプが支持部材に対してパイプ挿入孔を閉鎖するように挿入設置されているため、取付けプレートが一体に設けられている排油パイプの上端部分をパイプ挿入孔に挿入し、支持部材に排油パイプを設置することによって、取付けプレートでパイプ挿入孔を油漏れしないように封鎖することができる。従って、パイプ挿入孔からの油漏れをなくし、効果的に油を油溜まりへと導くことができ、油上がりを抑制することができるとともに、排油パイプの脱落を防止することができる。
さらに、本発明の密閉型圧縮機は、上記の密閉型圧縮機において、前記取付けプレートは、前記支持部材に対してネジ止め固定され、その状態で前記排油孔と前記排油パイプに設けられている前記横穴または切欠きとの位置および前記排油パイプの方向が所定位置および方向に設定されるように予め前記排油パイプと一体化されていることを特徴とする。
本発明によれば、取付けプレートが、支持部材に対してネジ止め固定され、その状態で排油孔と排油パイプに設けられている横穴または切欠きとの位置および排油パイプの方向が所定位置および方向に設定されるように予め排油パイプと一体化されているため、取付けプレートが一体にアセンブリされている排油パイプをパイプ挿入孔に挿入し、取付けプレートを支持部材にネジ止め固定するだけで、排油孔と排油パイプに設けられている横穴または切欠きとの位置および排油パイプの方向を所定の位置および方向に設定することができる。これによって、排油パイプの組み付けの容易化と組み付け精度の向上を図ることができ、油をより確実にステータカット内に導き入れることができる。
さらに、本発明の密閉型圧縮機は、上述のいずれかの密閉型圧縮機において、前記排油パイプは、前記パイプ挿入孔に挿入設置される前記排油パイプ上端部の下位置で径が縮小された段付きパイプとされ、該段付き部に前記取付けプレートが接合されていることを特徴とする。
本発明によれば、排油パイプが、パイプ挿入孔に挿入設置される該排油パイプ上端部の下位置で径が縮小された段付きパイプとされ、該段付き部に取付けプレートが接合されているため、取付けプレートをパイプの段付き部を利用して排油パイプの規定位置に簡易にロー付けまたは接着等により接合し、一体にアセンブリすることができる。従って、取付けプレート付き排油パイプの製造およびその組み付けを容易化し、密閉型圧縮機の組み立て性を向上することができる。
本発明の密閉型圧縮機によると、排油パイプの上端部を排油孔と交差する下向きのパイプ挿入孔に挿入することにより、排油パイプ上端部の外周面に設けられている横穴または切欠きと排油孔とを連通させ、圧縮機構の潤滑部位を潤滑した油をステータカットへと導く排油経路を形成することができるため、排油孔の外側端部を塞ぐ必要がなく、排油経路の形成を容易化することができるとともに、冷媒ガスによる油の巻き上げを確実に抑制することができる。
また、本発明の密閉型圧縮機によると、圧縮機構の潤滑部位を潤滑した油を支持部材に設けられている排油孔から排油パイプへと導き、ステータカットの径方向幅よりも外径が大きくされている排油パイプにより流路圧損を抑えつつ、パイプ下方部のステータ内周側から外周側に向って遠心方向に湾曲されている部位により遠心方向に向って流出させ、排油パイプの下端開口から対向するステータカット内へと導き入れることができるため、ハウジング径やステータカット幅を大きくすることなく、また排油経路中の流路圧損を抑制しつつ、排油パイプから流出される油を確実にステータカットへと導入してスムーズに油溜まりに流下させることができ、密閉型圧縮機からの油上がりを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図である。 図1に示す密閉型圧縮機のA矢視図である。 図1に示す密閉型圧縮機のB矢視図である。 図1に示す密閉型圧縮機の排油パイプ設置部の構成図である。 図1に示す密閉型圧縮機の排油孔と排油パイプの接続部の構成図である。 図5に示す排油孔と排油パイプの接続部の変形例(A),(B)の部分構成図である。 本発明の第実施形態に係る排油パイプ設置部の構成図である。 図7に示す排油パイプアセンブリの正面図(A)とその左側面図(B)、右側面図(C)および平面図(D)である。 本発明の第実施形態に係る排油パイプ設置部の構成図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図が示され、図2には、そのA矢視図、図3には、そのB矢視図、図4には、その排油パイプ設置部の構成図、図5には、排油孔と排油パイプの接続部の構成図が示されている。なお、本実施形態においては、便宜的に、低段側圧縮機構2にロータリ圧縮機構、高段側圧縮機構3にスクロール圧縮機構を用いた密閉型多段圧縮機(密閉型圧縮機)1の例について説明するが、密閉型圧縮機は、多段圧縮機である必要はなく、単段圧縮機であってもよいことはもちろんであり、また、圧縮機構も上記のロータリやスクロール式の圧縮機構に限定されるものでないことはもちろんである。
密閉型多段圧縮機1は、密閉ハウジング10を備えている。密閉ハウジング10内の略中央部には、ステータ5とロータ6とから構成されるモータ4が固定設置され、該ロータ6には、回転軸(クランク軸)7が一体に結合されている。モータ4の下部には、低段側ロータリ圧縮機構2が設置されている。低段側ロータリ圧縮機構2は、シリンダ室20を備え、密閉ハウジング10に固定設置されたシリンダ本体21と、シリンダ本体21の上下に固定設置され、シリンダ室20の上部および下部を密閉する上部軸受22および下部軸受23と、回転軸7のクランク部7Aに嵌合され、シリンダ室20の内周面を回動するロータ24と、シリンダ室20内を吸入側と吐出側とに仕切る図示省略のブレードおよびブレード押えバネ等とを備えている。
低段側ロータリ圧縮機構2自体は、公知のものでよく、吸入管25を介してシリンダ室20内に低圧の冷媒ガス(作動ガス)を吸入し、この冷媒ガスをロータ24の回動によって中間圧まで圧縮した後、吐出チャンバ26A,26Bに吐出し、吐出チャンバ26Aで合流した後、密閉ハウジング2内に吐き出すように構成されている。この中間圧冷媒ガスは、モータ4のロータ6に設けられているガス通路孔6A等を流通してモータ4の上部空間に流動し、更に高段側スクロール圧縮機構3へと吸入されて2段圧縮されるようになっている。
高段側スクロール圧縮機構3は、モータ4の上部に設置されており、回転軸7を支持する軸受30が設けられ、密閉ハウジング10内に固定設置される支持部材31(フレーム部材または軸受部材とも云う。)上に組み込まれるようになっている。支持部材31は、密閉ハウジング10に対して円周上の複数箇所(例えば、3箇所)で栓溶接等により固定設置されており、その外周面には、密閉ハウジング10の内周面との間で冷媒ガスの吸込み流路を構成する切欠き部31A(図3参照)が形成されている。
この高段側スクロール圧縮機構3は、各々端板32A,33A上に立設された渦巻き状ラップ32B,33Bを備え、渦巻き状ラップ32B,33Bを互いに噛み合わせて支持部材31上に組み付けることにより一対の圧縮室34を構成する固定スクロール部材32および旋回スクロール部材33と、旋回スクロール部材33と回転軸7の軸端に設けられた偏心ピン7Bとをドライブブッシュ、旋回ベアリング等を介して結合し、旋回スクロール部材33を固定スクロール部材32の周りに公転旋回駆動させる旋回ボス部35と、旋回スクロール部材33と支持部材31との間に設けられ、旋回スクロール部材33をその自転を阻止しつつ公転旋回させるオルダムリング等の自転阻止機構36と、固定スクロール部材32の背面に設けられた吐出弁40と、固定スクロール部材32の背面に固定設置され、固定スクロール部材32との間に吐出チャンバ41を形成する吐出カバー42等とを備えている。
高段側スクロール圧縮機構3自体は、公知のものでよく、低段側ロータリ圧縮機構2により圧縮されて密閉ハウジング10内に吐き出された中間圧の冷媒ガスを圧縮室34内に吸込み、それを旋回スクロール部材33の公転旋回駆動により吐出圧(高圧)まで圧縮した後、吐出弁40を経て吐出チャンバ41に吐き出すように構成されている。この高圧冷媒ガスは、吐出チャンバ41から吐出管43を経て圧縮機外部、すなわち冷凍サイクル側に吐出されるようになっている。
回転軸7の最下端部位と低段側ロータリ圧縮機構2の下部軸受23との間には、公知の容積形給油ポンプ11が組み込まれている。この容積形の給油ポンプ11は、密閉ハウジング10の底部に形成される油溜まり12に充填されている潤滑油(以下、単に油と称する場合もある。)13を汲み上げ、回転軸7内に設けられている給油孔14を介して低段側ロータリ圧縮機構2および高段側スクロール圧縮機構3の軸受部等の所要潤滑部位に潤滑油13を強制給油するためのものである。
さらに、高段側スクロール圧縮機構3には、軸受部等の所要の潤滑部位を潤滑した油を密閉ハウジング10底部の油溜まり12に戻すための排油経路が設けられている。この排油経路は、旋回スクロール部材33の旋回ボス部35が収容されるとともに、所要潤滑部位を潤滑した油が集まる支持部材31の空間部45と、該空間部45と支持部材31の外周部との間に穿設された排油孔46と、該排油孔46と交差する下向きのパイプ挿入孔47に挿入設置された排油パイプ48とから構成されている。
排油パイプ48は、図4に示されるように、支持部材31の下面から下方に延長されており、その下端が高段側スクロール圧縮機構3の下方に配置されているモータ4のステータコイルエンド5Aよりも下方で、かつステータ5の上端よりも上方の範囲Hの間に配設された構成とされている。また、この排油パイプ48は、下方部がステータ5の外周側に向って滑らかに湾曲されているとともに、その下端開口がステータ5の外周に設けられている複数箇所のステータカット5B(図1参照)の1つと対向する位置で開口されるように構成されている。更に、排油パイプ48の外径Dは、ステータカット5Bの径方向幅Lよりも大きくされ、排油経路での流路圧損を低減し、油をスムーズに排油できるように構成されている。
なお、本発明にあって、排油パイプ48の下方部がステータ5の外周側に向って滑らかに湾曲されているとは、円弧状に滑らかに湾曲されているものはもちろんのこと、下方部分が外周側に向って屈曲され、全体として下方部分が滑らかに曲げられているものも包含するものとする。
さらに、本実施形態にあって、上記排油パイプ48は、以下のような設置構造とされている。
排油パイプ48の上端部は、図5に示されるように、排油孔46と交差する下向きのパイプ挿入孔47に圧入(軽圧入を含む)されることにより、パイプ挿入孔47内に固定設置されるとともに、該排油パイプ48の上端部の外周面に設けられている横穴49が排油孔46と連通され、排油孔46から排出されてくる油が横穴49により排油パイプ48内に導入可能な構成とされている。
なお、上記実施形態では、排油パイプ48の上端部の外周面に横穴49を設けた構成としているが、この横穴49に代えて、図6(A)および(B)に示されるように、排油パイプ48の上端部の排油孔46と対向する側の一部を長方形状または三角形状に切欠いた切欠き50A,50Bを設けた構成としてもよい。
以上に説明の構成により、本実施形態によると、以下の作用効果を奏する。
吸入管25を介して低段側ロータリ圧縮機構2のシリンダ室20に直接吸入された低圧の冷媒ガスは、ロータ24の回動により中間圧まで圧縮された後、吐出チャンバ26A,26Bに吐き出される。この中間圧冷媒ガスは、吐出チャンバ26Aで合流され、電動モータ4の下部空間内に吐き出された後、モータ4のロータ6に設けられているガス通路孔6A等を流通してモータ4の上部空間に流動される。
モータ4の上部空間に流動された中間圧の冷媒ガスは、高段側スクロール圧縮機構3を構成する支持部材31の外周面に設けられている切欠き部31Aを経て高段側スクロール圧縮機構3の吸入口に導かれ、圧縮室34に吸込まれる。この中間圧の冷媒ガスは、高段側スクロール圧縮機構3によって高圧に2段圧縮された後、吐出弁40から吐出チャンバ41内に吐き出され、吐出管43を介して圧縮機の外部、すなわち冷凍サイクル側へと送り出される。
この2段圧縮過程中に、給油ポンプ11により給油孔14を介して低段側ロータリ圧縮機構2の潤滑部位に給油された潤滑油13は、所要の潤滑部位を潤滑後、その一部は油溜まり12に流下し、他の一部は冷媒ガス中に溶け込み、中間圧の冷媒ガスと共にモータ4の下部空間内に吐き出され、そこで分離されて油溜まり12に流下する。一方、給油孔14を介して高段側スクロール圧縮機構3の潤滑部位に給油された潤滑油13は、所要の潤滑部位を潤滑した後、一部は冷媒ガス中に溶け込むことにより、そのまま吐出ガスと共に冷凍サイクル側へと送り出されるが、大部分は支持部材31の空間部45に集められる。
この空間部45に集められた潤滑油13は、該空間部45に連通されている排油孔46および排油パイプ48を経由して、排油パイプ48の下端開口よりモータ4のステータカット5B内へと導かれ、該ステータカット5Bを介して密閉ハウジング10底部の油溜まり12に流下される。これによって、密閉型圧縮機1から冷凍サイクル側への油上がりを低減し、システム効率を向上させることができるとともに、圧縮機1での潤滑油不足を解消することができる。
さらに、本実施形態では、高段側スクロール圧縮機構3の所要潤滑部位を潤滑した油が冷媒ガスにより巻き上げられないように、排油孔46および排油パイプ48を介して油溜まり12に戻すようにしているが、排油パイプ48の下端をモータ4のステータコイルエンド5Aよりも下方で、かつステータ5の上端よりも上方の範囲Hの間に配設し、ステータ5の外周に設けられているステータカット5Bと対向する位置で開口させ、更に排油パイプ48の下方部をステータ5の外周側に向って滑らかに湾曲させるとともに、該排油パイプ48の外径Dをステータカット5Bの径方向幅Lよりも大きくしている。
このため、高段側スクロール圧縮機構3の所要潤滑部位を潤滑した油を、支持部材31に設けられている空間部45から排油孔46および排油パイプ48へと導き、ステータカット5Bの径方向幅Lよりも外径Dが大きくされている排油パイプ48によって流路圧損を抑えつつ、排油パイプ48下方部のステータ5の外周側に向って湾曲されている部位により遠心方向に流出させ、その下端開口から対向するステータカット5B内へと確実に導き入れることができる。従って、密閉ハウジング10の外径やステータカット5Bの幅Lを大きくすることなく、また排油経路中の流路圧損を抑えつつ、排油パイプ48から流出される油を確実にステータカット5Bに導入してスムーズに油溜まり12へと流下させることができ、密閉型圧縮機1からの油上がりを防止することができる。
また、上記の如く、排油パイプ48の上端部を支持部材31に半径方向外側に向って設けられている排油孔46と交差する下向きのパイプ挿入孔47に挿入設置し、該排油パイプ48の上端部に設けられている横穴49または切欠き50A,50Bを介して排油孔46から排出されてくる油を排油パイプ48側に導入可能な構成とすることにより、排油パイプ48の上端部を排油孔46と交差する下向きのパイプ挿入孔47に挿入し、排油パイプ48の上端部の外周面に設けられている横穴49または切欠き50A,50Bと排油孔46とを連通させることで、高段側スクロール圧縮機構3の潤滑部位を潤滑した油をステータカット5Bへと導く排油経路を形成することができる。このため、排油孔46の外側端部を塞ぐ必要がなく、排油経路の形成を容易化することができるとともに、冷媒ガスによる油の巻き上げを確実に抑制することができる。
しかも、排油パイプ48の上端部をパイプ挿入孔47に圧入によって挿入設置しているため、排油パイプ48とパイプ挿入孔47との間および排油孔46の排油パイプ48より外側端部への油の漏れ隙間をなくすることができる。これにより、排油孔46およびパイプ挿入孔47からの油漏れをなくし、効果的に油を油溜まり12へと導くことができ、油上がりを抑制することができるとともに、排油パイプ48の支持部材31からの脱落を確実に防止することができる。
[第実施形態]
次に、本発明の第実施形態について、図7および図8を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第実施形態に対して、排油パイプ48Aの取付け構造が異なっている。その他の点については、第実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、排油パイプ48Aが、パイプ挿入孔47に挿入設置される上端部の下位置に、外径がテーパ状に縮小された段付き部51が設けられ、上端部の径がやや太くされた段付き排油パイプ48Aとされるとともに、この段付き部51に取付けプレート52がロー付けまたは接着等により一体に接合されたアセンブリ構造とされている。
この段付き排油パイプアセンブリ(排油パイプ)48Aは、取付けプレート52を介してパイプ挿入孔47に挿入設置されるようになっており、更に取付けプレート52は、ボルト53を介して支持部材31にネジ止め固定される構成とされている。また、取付けプレート52は、図7に示されるように、ボルト孔54を有するとともに、支持部材31にボルト53を介してネジ止め固定された状態で、排油孔46と排油パイプ48Aに設けられている横穴49または切欠き50A,50Bとの位置および排油パイプ48Aの湾曲方向が所定位置および方向に設定されるように、予め排油パイプ48Aとロー付けまたは接着等によって一体化された構成とされている。
上記のように、排油パイプ48Aに対して、パイプ挿入孔47に挿入設置される上端部の下位置に取付けプレート52を一体に設け、該取付けプレート52により排油パイプ48Aを支持部材31にパイプ挿入孔47を閉鎖するように挿入設置しているため、取付けプレート52が一体に設けられている排油パイプ48Aの上端部分をパイプ挿入孔47に挿入し、支持部材31に排油パイプ48Aを設置することにより、取付けプレート52でパイプ挿入孔47を油漏れしないように封鎖することができる。従って、パイプ挿入孔47からの油漏れをなくし、効果的に油を油溜まり12へと導くことができ、油上がりを抑制することができるとともに、排油パイプ48Aの脱落を防止することができる。
また、取付けプレート52は、支持部材31に対してボルト53によりネジ止め固定された状態で、排油孔46と排油パイプ48Aに設けられている横穴49または切欠き50A,50Bとの位置および排油パイプ48Aの湾曲方向が所定位置および方向に設定されるように、予め排油パイプ48Aと一体化されている。このため、取付けプレート52が一体にアセンブリされている排油パイプ48Aをパイプ挿入孔47に挿入し、取付けプレート52を支持部材31にネジ止め固定するだけで、排油孔46と排油パイプ48Aに設けられている横穴49または切欠き50A,50Bとの位置および排油パイプ48Aの方向を所定の位置および方向に設定することができる。従って、排油パイプ48Aの組み付けの容易化および組み付け精度の向上を図ることができ、油をより確実にステータカット5B内に導入することができるようになる。
さらに、本実施形態では、排油パイプ48Aが、パイプ挿入孔47に挿入設置される上端部の下位置で径が縮小された段付き排油パイプ48Aとされ、該段付き部51に取付けプレート52が接合された構成とされているため、取付けプレート52をパイプの段付き部51を利用して排油パイプ48Aの規定位置に簡易にロー付けまたは接着等によって接合し、一体にアセンブリすることができる。従って、取付けプレート52付きの排油パイプ48Aの製造およびその組み付けを容易化し、密閉型圧縮機1の組み立て性を向上することができる。
[第実施形態]
次に、本発明の第実施形態について、図9を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、排油パイプ48Bの構成が異なっている。その他の点については、第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態においては、図9に示されるように、排油パイプ48Bのステータカット5Bに向って油を流出する下端開口部48Cが、密閉ハウジング10の内周面に沿って開口するように、斜めにカットされた構成とされている。
このように、排油パイプ48Bの下端開口部48Cを、密閉ハウジング10の内周面に沿って開口するように斜めにカットした構成とすることにより、排油パイプ48Bの下端開口部48Cを密閉ハウジング10の内周面と略平行に下方に向って長く開口することができる。このため、排油パイプ48Bの下端開口部48Cからステータカット5Bに向って流出される油の指向性を高め、より確実にステータカット5B内へと導き入れることができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、本発明が適用される密閉型圧縮機は、密閉ハウジング内において、モータの上部に圧縮機構が設けられており、密閉ハウジング底部の油溜まりに充填されている潤滑油が給油ポンプおよび給油孔を介して圧縮機構に給油され、所要の潤滑部位を潤滑後、油溜まりに流下されるものであれば、単段、多段を問わず、また圧縮機構の様式を問わずに適用できるものである。
1 密閉型多段圧縮機(密閉型圧縮機)
2 低段側圧縮機構
3 高段側圧縮機構
4 モータ
5 ステータ
5A ステータコイルエンド
5B ステータカット
7 回転軸(クランク軸)
10 密閉ハウジング
11 給油ポンプ
12 油溜まり
13 潤滑油(油)
14 給油孔
31 支持部材
46 排油孔
47 パイプ挿入孔
48,48A,48B 排油パイプ
48C 下端開口部
49 横穴
50A,50B 切欠き
51 段付き部
52 取付けプレート
53 ボルト
D 排油パイプの外径
L ステータカットの径方向幅

Claims (6)

  1. 密閉ハウジング内にモータが内蔵され、その上部に該モータにより回転軸を介して駆動される圧縮機構が設けられるとともに、前記密閉ハウジング底部の油溜まりに充填された潤滑油を給油ポンプおよび前記回転軸中の給油孔を介して前記圧縮機構の所要潤滑部位に給油し、該部位を潤滑した油を前記圧縮機構の支持部材に設けられている排油孔および排油パイプを介して前記油溜まりに戻すようにしている密閉型圧縮機であって、
    前記排油パイプは、前記支持部材に半径方向外側に向って設けられている前記排油孔と交差する下向きのパイプ挿入孔に該排油パイプ上端部が挿入設置されており、
    前記排油パイプ上端部の外周面に設けられている横穴または切欠きを介して前記排油孔から排出される油が前記排油パイプ側に導入可能とされていることを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記排油パイプは、該排油パイプ下端が前記モータのステータコイルエンドよりも下方で、かつステータの上端よりも上方の該ステータ外周に設けられているステータカットと対向する位置で開口されており、
    該排油パイプの下方部が前記ステータの内周側から外周側に向って遠心方向に湾曲されているとともに、該排油パイプの外径が前記ステータカットの径方向幅よりも大きくされていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記排油パイプの下端開口部は、前記密閉ハウジングの内周面に沿って開口するように斜めにカットされていることを特徴とする請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記排油パイプは、前記パイプ挿入孔に挿入設置される前記排油パイプ上端部の下位置に取付けプレートが一体に設けられ、
    該取付けプレートを介して前記排油パイプが前記支持部材に対して前記パイプ挿入孔を閉鎖するように挿入設置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記取付けプレートは、前記支持部材に対してネジ止め固定され、その状態で前記排油孔と前記排油パイプに設けられている前記横穴または切欠きとの位置および前記排油パイプの方向が所定位置および方向に設定されるように予め前記排油パイプと一体化されていることを特徴とする請求項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 前記排油パイプは、前記パイプ挿入孔に挿入設置される前記排油パイプ上端部の下位置で径が縮小された段付きパイプとされ、該段付き部に前記取付けプレートが接合されていることを特徴とする請求項またはに記載の密閉型圧縮機。
JP2011160473A 2011-07-22 2011-07-22 密閉型圧縮機 Active JP5916309B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011160473A JP5916309B2 (ja) 2011-07-22 2011-07-22 密閉型圧縮機
PCT/JP2012/068435 WO2013015215A1 (ja) 2011-07-22 2012-07-20 流体機械
EP12818449.6A EP2735742B1 (en) 2011-07-22 2012-07-20 Fluid machine
EP15177846.1A EP2960513B1 (en) 2011-07-22 2012-07-20 Hermetic compressor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011160473A JP5916309B2 (ja) 2011-07-22 2011-07-22 密閉型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013024153A JP2013024153A (ja) 2013-02-04
JP5916309B2 true JP5916309B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=47782786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011160473A Active JP5916309B2 (ja) 2011-07-22 2011-07-22 密閉型圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5916309B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6596233B2 (ja) * 2015-05-20 2019-10-23 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 密閉型スクロール圧縮機
WO2020202459A1 (ja) 2019-04-02 2020-10-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 圧縮機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2629178B2 (ja) * 1987-01-26 1997-07-09 松下電器産業株式会社 電動圧縮機
JPH04241781A (ja) * 1991-01-09 1992-08-28 Daikin Ind Ltd 連結型圧縮装置
US6247907B1 (en) * 1999-12-02 2001-06-19 Scroll Technologies Thin counterweight for sealed compressor
JP2002242855A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Fujitsu General Ltd スクロール圧縮機
US6464480B2 (en) * 2001-03-16 2002-10-15 Scroll Technologies Oil spout for scroll compressor
JP2003206883A (ja) * 2002-01-18 2003-07-25 Fujitsu General Ltd 密閉型圧縮機
JP4315339B2 (ja) * 2004-02-20 2009-08-19 日立アプライアンス株式会社 スクロール流体機械
JP2006097517A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Fujitsu General Ltd 圧縮機および圧縮機用電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013024153A (ja) 2013-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2177768B1 (en) Multi-stage compressor
US7753663B2 (en) Mounting structure of discharge valve in rotary compressor
US11002278B2 (en) Pump mechanism and horizontal compressor having same
JP5427892B2 (ja) 多段圧縮機
EP1630421A2 (en) Lubricant pump of a compressor
JP5232595B2 (ja) 多段圧縮機
JP5112090B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2012219654A (ja) 回転式流体機械
JP5916309B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP5244407B2 (ja) 密閉型スクロール圧縮機及びその製造方法
EP2253849B1 (en) Hermetic compressor
EP2960513B1 (en) Hermetic compressor
JP5999922B2 (ja) スクロール圧縮機
JP4939239B2 (ja) クランクシャフト
JP2004036455A (ja) 電動圧縮機
JP6779712B2 (ja) スクロール圧縮機
KR100341273B1 (ko) 스크롤형 압축기의 압력분리판 지지구조
JP2005264878A (ja) 横形回転圧縮機
WO2018043328A1 (ja) スクロール圧縮機
KR20040023069A (ko) 밀폐형 회전식 압축기
JP2014152683A (ja) 密閉型スクロール圧縮機
JP2006104958A (ja) スクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160405

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5916309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350