JP5915768B2 - 車両用加速抑制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加速抑制制御を実行する車両用加速抑制装置に関する。
従来、この種の技術としては、例えば、特許文献1に記載の従来技術がある。
この従来技術では、坂道発進時に、車速センサの検出値に基づいて、車両のずれ落ちを防止するように補助ブレーキを作動させるようになっている。
特開平11−348767号公報
しかしながら、上記従来技術では、坂道発進時を前提としており、加速抑制制御を行っている場合には、自車両がずれ落ちてしまう可能性があった。
本発明は、上記のような点に着目し、加速抑制制御作動時に、自車両のずれ落ちを抑制可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様では、自車両の駆動方向前方に存在する駐車枠及び障害物の少なくともいずれかに基づいて、車両加速部による自車両の加速を抑制する加速抑制制御を実行する。また、第一のタイミングにおける自車両の駆動方向前方に存在する駐車枠及び障害物の少なくともいずれかと自車両との間の第一の距離と、第一のタイミングより時間が経過した第二のタイミングにおける駐車枠及び障害物の少なくともいずれかと自車両との間の第二の距離との比較から、駐車枠及び障害物の少なくともいずれかと自車両との距離の増加を検出する。続いて、第一のタイミングと第二のタイミングとの間における自車両の移動距離を、車輪速に基づいて推定し、第一の距離に移動距離を加算することで第二のタイミングにおける駐車枠及び障害物の少なくともいずれかと自車両との距離である推定距離を推定する。続いて、駐車枠及び障害物の少なくともいずれかと自車両との距離の増加を検出し、第二の距離と推定距離との差が所定値以下である場合には、加速抑制制御を解除する
本発明の一態様によれば、加速抑制制御作動時に、自車両のずれ落ちを抑制できる。
車両用加速抑制装置1を備える自車両Vの構成を示す概念図である。 車両用加速抑制装置1の概略構成を示すブロック図である。 加速抑制制御内容演算部10Iの構成を示すブロック図である。 加速抑制作動条件判断部34が、加速抑制作動条件が成立するか否かを判断する処理を示すフローチャートである。 自車両Vと、駐車枠L0と、自車両Vと駐車枠L0との距離Dを説明する図である。 加速抑制解除条件判断部36が加速抑制制御量を設定する処理を示すフローチャートである。 加速抑制指令値演算部10Jが行う処理を示すフローチャートである。 目標スロットル開度演算部10Kが行う処理を示すフローチャートである。 車両用加速抑制装置1の動作を説明するための図である。 車両用加速抑制装置1の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態(以下、本実施形態と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1を用いて、車両用加速抑制装置1を備える自車両Vの構成を説明する。
図1は、車両用加速抑制装置1を備える自車両Vの構成を示す概念図である。
図1中に示すように、自車両Vは、車輪W(右前輪WFR、左前輪WFL、右後輪WRR、左後輪WRL)と、ブレーキ装置2と、流体圧回路4と、ブレーキコントローラ6を備える。これに加え、自車両Vは、エンジン8と、エンジンコントローラ12を備える。
ブレーキ装置2は、例えば、ホイールシリンダを用いて形成し、各車輪Wにそれぞれ設ける。なお、ブレーキ装置2は、流体圧で制動力を付与する装置に限定するものではなく、電動ブレーキ装置等を用いて形成してもよい。
流体圧回路4は、各ブレーキ装置2に接続する配管を含む回路である。
ブレーキコントローラ6は、上位コントローラである走行制御コントローラ10から入力を受けた制動力指令値に基づき、各ブレーキ装置2で発生する制動力を、流体圧回路4を介して、制動力指令値に応じた値に制御する。すなわち、ブレーキコントローラ6は、減速制御装置を形成する。なお、走行制御コントローラ10に関する説明は、後述する。
したがって、ブレーキ装置2、流体圧回路4及びブレーキコントローラ6は、制動力を発生する制動装置を形成する。
エンジン8は、自車両Vの駆動源を形成する。なお、自車両Vの駆動源は、エンジン8に限定するものではなく、電動モータを用いて形成してもよい。また、自車両Vの駆動源は、エンジン8と電動モータを組み合わせて形成してもよい。
エンジンコントローラ12は、走行制御コントローラ10から入力を受けた目標スロットル開度信号(加速指令値)に基づき、上位コントローラであるエンジン8で発生するトルク(駆動力)を制御する。すなわち、エンジンコントローラ12は、加速制御装置を形成する。なお、目標スロットル開度信号に関する説明は、後述する。
したがって、エンジン8及びエンジンコントローラ12は、駆動力を発生する駆動装置を形成する。
次に、図1を参照しつつ、図2を用いて、車両用加速抑制装置1の概略構成を説明する。
図2は、車両用加速抑制装置1の概略構成を示すブロック図である。
車両用加速抑制装置1は、図1及び図2中に示すように、周囲環境認識センサ14と、車輪速センサ16と、操舵角センサ18と、シフトポジションセンサ20と、ブレーキ操作検出センサ22と、アクセル操作検出センサ24を備える。これに加え、車両用加速抑制装置1は、ナビゲーション装置26と、走行制御コントローラ10を備える。
周囲環境認識センサ14は、自車両Vの周囲の画像を撮像し、撮像した各画像に基づき、複数の撮像方向に対応した個別の画像を含む情報信号(以降の説明では、「個別画像信号」と記載する場合がある)を生成する。そして、周囲環境認識センサ14は、生成した個別画像信号を、走行制御コントローラ10へ出力する。なお、本実施形態では、一例として、周囲環境認識センサ14を、前方カメラ14Fと、右側方カメラ14SRと、左側方カメラ14SLと、後方カメラ14Rを用いて形成した場合を説明する。ここで、前方カメラ14Fは、自車両前後方向前方を撮像するカメラであり、右側方カメラ14SRは、自車両Vの右側方を撮像するカメラである。また、左側方カメラ14SLは、自車両Vの左側方を撮像するカメラであり、後方カメラ14Rは、自車両前後方向後方を撮像するカメラである。
車輪速センサ16は、例えば、車輪速パルスを計測するロータリエンコーダ等のパルス発生器を用いて形成し、各車輪Wにそれぞれ設ける。また、車輪速センサ16は、各車輪Wの回転速度を検出し、この検出した回転速度を含む情報信号(以降の説明では、「車輪速信号」と記載する場合がある)を、走行制御コントローラ10に出力する。
操舵角センサ18は、例えば、ステアリングホイール28を回転可能に支持するステアリングコラム(図示せず)に設ける。また、操舵角センサ18は、操舵操作部であるステアリングホイール28の現在の回転角度(操舵操作量)である現在操舵角を検出し、この検出した現在操舵角を含む情報信号(以降の説明では、「現在操舵角信号」と記載する場合がある)を、走行制御コントローラ10に出力する。なお、操向輪の転舵角を含む情報信号を、操舵角を示す情報として検出してもよい。また、操舵操作部は、運転者が回転させるステアリングホイール28に限定するものではなく、例えば、運転者が手で傾ける操作を行うレバーとしてもよい。この場合、中立位置からのレバーの傾斜角度を、現在操舵角信号に相当する情報信号として出力する。
シフトポジションセンサ20は、シフトノブやシフトレバー等、自車両Vのシフト位置(例えば、「P」、「D」、「R」等)を変更する部材の現在位置を検出する。そして、シフトポジションセンサ20は、検出した現在位置を含む情報信号(以降の説明では、「シフト位置信号」と記載する場合がある)を、走行制御コントローラ10に出力する。
ブレーキ操作検出センサ22は、制動力指示操作部であるブレーキペダル30に対し、その開度を検出する。そして、ブレーキ操作検出センサ22は、検出したブレーキペダル30の開度を含む情報信号(以降の説明では、「ブレーキ開度信号」と記載する場合がある)を、走行制御コントローラ10に出力する。ここで、制動力指示操作部は、自車両Vの運転者が操作可能であり、且つ開度の変化により自車両Vの制動力を指示する構成である。なお、制動力指示操作部は、運転者が足で踏込み操作を行うブレーキペダル30に限定するものではなく、例えば、運転者が手で操作するレバーとしてもよい。
アクセル操作検出センサ24は、駆動力指示操作部であるアクセルペダル32に対し、その開度を検出する。そして、アクセル操作検出センサ24は、検出したアクセルペダル32の開度を含む情報信号(以降の説明では、「アクセル開度信号」と記載する場合がある)を、走行制御コントローラ10に出力する。ここで、駆動力指示操作部は、自車両Vの運転者が操作可能であり、且つ開度の変化により自車両Vの駆動力を指示する構成である。なお、駆動力指示操作部は、運転者が足で踏込み操作を行うアクセルペダル32に限定するものではなく、例えば、運転者が手で操作するレバーとしてもよい。
ナビゲーション装置26は、GPS(Global Positioning System)受信機、地図データベースと、表示モニタ等を有する情報呈示装置を備え、経路探索及び経路案内等を行う装置である。また、ナビゲーション装置26は、GPS受信機を用いて取得した自車両Vの現在位置と、地図データベースに格納された道路情報に基づいて、自車両Vが走行する道路の種別や幅員等の道路情報を取得することが可能である。また、ナビゲーション装置26は、GPS受信機を用いて取得した自車両Vの現在位置を含む情報信号(以降の説明では、「自車位置信号」と記載する場合がある)を、走行制御コントローラ10に出力する。これに加え、ナビゲーション装置26は、自車両Vが走行する道路の種別や道路幅員等を含む情報信号(以降の説明では、「走行道路情報信号」と記載する場合がある)を、走行制御コントローラ10に出力する。情報呈示装置は、走行制御コントローラ10からの制御信号に応じて、警報その他の呈示を音声や画像によって出力する。また、情報呈示装置は、例えば、ブザー音や音声により運転者への情報提供を行うスピーカと、画像やテキストの表示により情報提供を行う表示ユニッとを備える。また、表示ユニットは、例えば、ナビゲーション装置26の表示モニタを流用してもよい。
走行制御コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のCPU周辺部品から構成される電子制御ユニットである。また、走行制御コントローラ10は、駐車のための運転支援処理を行う駐車運転支援部を備える。走行制御コントローラ10の処理のうち駐車運転支援部は、機能的に、図2中に示すように、周囲環境認識情報演算部10Aと、自車両車速演算部10Bと、操舵角演算部10Cと、操舵角速度演算部10Dの処理を備える。これに加え、駐車運転支援部は、機能的に、シフトポジション演算部10Eと、ブレーキペダル操作情報演算部10Fと、アクセル操作量演算部10Gと、アクセル操作速度演算部10Hと、加速抑制制御内容演算部10Iの処理を備える。さらに、駐車運転支援部は、機能的に、加速抑制指令値演算部10Jと、目標スロットル開度演算部10Kの処理を備える。これらの機能は、一または二以上のプログラムで構成される。
周囲環境認識情報演算部10Aは、周囲環境認識センサ14から入力を受けた個別画像信号に基づき、自車両Vの上方から見た自車両Vの周囲の画像(俯瞰画像)を形成する。そして、周囲環境認識情報演算部10Aは、形成した俯瞰画像を含む情報信号(以降の説明では、「俯瞰画像信号」と記載する場合がある)を、加速抑制制御内容演算部10Iへ出力する。ここで、俯瞰画像は、例えば、各カメラ(前方カメラ14F、右側方カメラ14SR、左側方カメラ14SL、後方カメラ14R)で撮像した画像を合成して形成する。また、俯瞰画像には、例えば、路面上に表示された駐車枠の線(以降の説明では、「駐車枠線」と記載する場合がある)等の道路標示を示す画像を含む。
自車両車速演算部10Bは、車輪速センサ16から入力を受けた車輪速信号に基づき、車輪Wの回転速度から自車両Vの速度(車速)を演算する。そして、自車両車速演算部10Bは、演算した速度を含む情報信号(以降の説明では、「車速演算値信号」と記載する場合がある)を、加速抑制制御内容演算部10Iへ出力する。
操舵角演算部10Cは、操舵角センサ18から入力を受けた現在操舵角信号に基づき、ステアリングホイール28の現在の回転角度から、ステアリングホイール28の中立位置からの操作量(回転角)を演算する。そして、操舵角演算部10Cは、演算した中立位置からの操作量を含む情報信号(以降の説明では、「操舵角信号」と記載する場合がある)を、加速抑制制御内容演算部10Iへ出力する。
操舵角速度演算部10Dは、操舵角センサ18から入力を受けた現在操舵角信号が含む現在操舵角を微分処理することにより、ステアリングホイール28の操舵角速度を演算する。そして、操舵角速度演算部10Dは、演算した操舵角速度を含む情報信号(以降の説明では、「操舵角速度信号」と記載する場合がある)を、加速抑制制御内容演算部10Iへ出力する。
シフトポジション演算部10Eは、シフトポジションセンサ20から入力を受けたシフト位置信号に基づき、現在のシフト位置を判定する。そして、シフトポジション演算部10Eは、演算した現在のシフト位置を含む情報信号(以降の説明では、「現在シフト位置信号」と記載する場合がある)を、加速抑制制御内容演算部10Iへ出力する。
ブレーキペダル操作情報演算部10Fは、ブレーキ操作検出センサ22から入力を受けたブレーキ開度信号に基づき、踏込み量が「0」である状態を基準とした、ブレーキペダル30の踏込み量を演算する。そして、ブレーキペダル操作情報演算部10Fは、演算したブレーキペダル30の踏込み量を含む情報信号(以降の説明では、「制動側踏込み量信号」と記載する場合がある)を、加速抑制制御内容演算部10Iへ出力する。
アクセル操作量演算部10Gは、アクセル操作検出センサ24から入力を受けたアクセル開度信号に基づき、踏込み量が「0」である状態を基準とした、アクセルペダル32の踏込み量を演算する。そして、アクセル操作量演算部10Gは、演算したアクセルペダル32の踏込み量を含む情報信号(以降の説明では、「駆動側踏込み量信号」と記載する場合がある)を、加速抑制制御内容演算部10Iと、加速抑制指令値演算部10Jと、目標スロットル開度演算部10Kへ出力する。
アクセル操作速度演算部10Hは、アクセル操作検出センサ24から入力を受けたアクセル開度信号が含むアクセルペダル32の開度を微分処理することにより、アクセルペダル32の操作速度を演算する。そして、アクセル操作速度演算部10Hは、演算したアクセルペダル32の操作速度を含む情報信号(以降の説明では、「アクセル操作速度信号」と記載する場合がある)を、加速抑制指令値演算部10Jへ出力する。
加速抑制制御内容演算部10Iは、上述した各種の情報信号(俯瞰画像信号、車速演算値信号、操舵角信号、操舵角速度信号、現在シフト位置信号、制動側踏込み量信号、駆動側踏込み量信号、自車位置信号、走行道路情報信号)の入力を受ける。そして、加速抑制制御内容演算部10Iは、入力を受けた各種の情報信号に基づいて、後述する加速抑制作動条件判断結果を演算する。さらに、加速抑制制御内容演算部10Iは、これらの演算したパラメータを含む情報信号を、加速抑制指令値演算部10Jへ出力する。なお、加速抑制制御内容演算部10Iの詳細な構成と、加速抑制制御内容演算部10Iで行う処理については、後述する。
加速抑制指令値演算部10Jは、上述した駆動側踏込み量信号及びアクセル操作速度信号の入力と、後述する加速抑制作動条件判断結果信号の入力を受ける。そして、加速抑制指令値演算部10Jは、アクセルペダル32の踏込み量(駆動力操作量)に応じた加速指令値を抑制するための指令値である加速抑制指令値を演算する。さらに、加速抑制指令値演算部10Jは、演算した加速抑制指令値を含む情報信号(以降の説明では、「加速抑制指令値信号」と記載する場合がある)を、目標スロットル開度演算部10Kへ出力する。また、加速抑制指令値演算部10Jは、入力を受けた加速抑制作動条件判断結果信号の内容に応じて、通常の加速制御で用いる指令値である通常加速指令値を演算する。さらに、加速抑制指令値演算部10Jは、演算した通常加速指令値を含む情報信号(以降の説明では、「通常加速指令値信号」と記載する場合がある)を、目標スロットル開度演算部10Kへ出力する。なお、加速抑制指令値演算部10Jで行う処理については、後述する。
目標スロットル開度演算部10Kは、駆動側踏込み量信号と、加速抑制指令値信号または通常加速指令値信号の入力を受ける。そして、アクセルペダル32の踏込み量と、加速抑制指令値または通常加速指令値に基づいて、アクセルペダル32の踏込み量または加速抑制指令値に応じたスロットル開度である目標スロットル開度を演算する。さらに、演算した目標スロットル開度を含む情報信号(以降の説明では、「目標スロットル開度信号」と記載する場合がある)を、エンジンコントローラ12へ出力する。なお、目標スロットル開度演算部10Kで行う処理については、後述する。
(加速抑制制御内容演算部10Iの構成)
次に、図1及び図2を参照しつつ、図3を用いて、加速抑制制御内容演算部10Iの詳細な構成について説明する。
図3は、加速抑制制御内容演算部10Iの構成を示すブロック図である。
図3中に示すように、加速抑制制御内容演算部10Iは、加速抑制作動条件判断部34と、加速抑制解除条件判断部36を備える。
加速抑制作動条件判断部34は、加速抑制制御を作動させる条件が成立するか否かを判断し、その判断結果を含む情報信号(以降の説明では、「加速抑制作動条件判断結果信号」と記載する場合がある)を、加速抑制指令値演算部10Jへ出力する。ここで、加速抑制制御とは、アクセルペダル32の踏込み量に応じて自車両Vを加速させる加速指令値を、抑制する制御である。
なお、加速抑制作動条件判断部34が加速抑制制御を作動させる条件が成立するか否かを判断する処理については、後述する。
加速抑制解除条件判断部36は、加速抑制制御を解除(停止)させる条件が成立するか否かを判断し、その判断結果を含む情報信号(加速抑制作動条件判断結果信号)を、加速抑制指令値演算部10Jへ出力する。
なお、加速抑制解除条件判断部36が加速抑制制御を解除(停止)させる条件が成立するか否かを判断する処理については、後述する。
(加速抑制制御内容演算部10Iで行う処理)
次に、図1から図3を参照しつつ、図4から図6を用いて、加速抑制制御内容演算部10Iで行う処理について説明する。
・加速抑制作動条件判断部34が行う処理
図1から図3を参照しつつ、図4及び図5を用いて、加速抑制作動条件判断部34が加速抑制制御を作動させる条件(以降の説明では、「加速抑制作動条件」と記載する場合がある)が成立するか否かを判断する処理について説明する。
図4は、加速抑制作動条件判断部34が、加速抑制作動条件が成立するか否かを判断する処理を示すフローチャートである。なお、加速抑制作動条件判断部34は、予め設定したサンプリング時間(例えば、10[msec])毎に、以下に説明する処理を行う。
図4中に示すように、加速抑制作動条件判断部34が処理を開始(START)すると、まず、ステップS100において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vの周囲の画像を取得する処理(図中に示す「自車両周囲画像取得処理」)を行う。ステップS100において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vの周囲の画像を取得する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS102へ移行する。なお、自車両Vの周囲の画像は、周囲環境認識情報演算部10Aから入力を受けた俯瞰画像信号が含む自車両Vの周囲の俯瞰画像を参照して取得する。
ステップS102では、加速抑制作動条件判断部34は、ステップS100で取得した画像に基づいて、駐車枠の有無を判断する処理(図中に示す「駐車有無判断処理」)を行う。ここで、駐車枠の有無を判断する処理は、例えば、自車両Vを基準として予め設定した距離や領域(エリア)内に、駐車枠を特定する白線(駐車枠線)等が存在するか否かを判断して行う。また、ステップS100で取得した画像中から駐車枠線を認識する処理としては、例えば、二値化処理等、種々の公知の方式を用いる。ステップS102において、加速抑制作動条件判断部34は、駐車枠が有る(図中に示す「Yes」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS104へ移行する。一方、ステップS102において、加速抑制作動条件判断部34は、駐車枠が無い(図中に示す「No」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS120へ移行する。
ステップS104では、加速抑制作動条件判断部34は、自車両車速演算部10Bから入力を受けた車速演算値信号を参照して、自車両Vの車速を取得する処理(図中に示す「自車両車速情報取得処理」)を行う。ステップS104において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vの車速を取得する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS106へ移行する。
ステップS106では、加速抑制作動条件判断部34は、ステップS104で取得した車速に基づいて、自車両Vの車速が、予め設定した閾値車速未満である条件が成立しているか否かを判断する処理(図中に示す「自車両車速条件判断処理」)を行う。なお、本実施形態では、一例として、閾値車速を15[km/h]とした場合について説明する。ステップS106において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vの車速が閾値車速未満である条件が成立している(図中に示す「Yes」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS108へ移行する。一方、ステップS106において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vの車速が閾値車速未満である条件が成立していない(図中に示す「No」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS120へ移行する。
ステップS108では、加速抑制作動条件判断部34は、ブレーキペダル操作情報演算部10Fから入力を受けた制動側踏込み量信号を参照して、ブレーキペダル30の踏込み量(操作量)の情報を取得する処理(図中に示す「ブレーキペダル操作量情報取得処理」)を行う。ステップS108において、加速抑制作動条件判断部34は、ブレーキペダル30の踏込み量(操作量)の情報を取得する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS110へ移行する。
ステップS110では、加速抑制作動条件判断部34は、ステップS108で取得したブレーキペダル30の踏込み量に基づいて、ブレーキペダル30が操作されているか否かを判断する処理(図中に示す「ブレーキペダル操作判断処理」)を行う。ステップS110において、加速抑制作動条件判断部34は、ブレーキペダル30が操作されていない(図中に示す「No」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS112へ移行する。一方、ステップS110において、加速抑制作動条件判断部34は、ブレーキペダル30が操作されている(図中に示す「Yes」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS120へ移行する。
ステップS112では、加速抑制作動条件判断部34は、アクセル操作量演算部10Gから入力を受けた駆動側踏込み量信号を参照して、アクセルペダル32の踏込み量(操作量)の情報を取得する処理(図中に示す「アクセルペダル操作量情報取得処理」)を行う。ステップS112において、加速抑制作動条件判断部34は、アクセルペダル32の踏込み量(操作量)の情報を取得する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS114へ移行する。
ステップS114では、加速抑制作動条件判断部34は、アクセルペダル32の踏込み量(操作量)が、予め設定した閾値アクセル操作量以上である条件が成立しているか否かを判断する処理(図中に示す「アクセルペダル操作判断処理」)を行う。ここで、ステップS114の処理は、ステップS112で取得したアクセルペダル32の踏込み量に基づいて行う。なお、本実施形態では、一例として、閾値アクセル操作量を、アクセルペダル32の開度の3[%]に相当する操作量に設定した場合について説明する。ステップS114において、加速抑制作動条件判断部34は、アクセルペダル32の踏込み量(操作量)が閾値アクセル操作量以上である条件が成立している(図中に示す「Yes」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS116へ移行する。一方、ステップS114において、加速抑制作動条件判断部34は、アクセルペダル32の踏込み量(操作量)が閾値アクセル操作量以上である条件が成立していない(図中に示す「No」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS120へ移行する。
ステップS116では、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vが駐車枠へ進入するか否かを判断するための情報を取得する処理(図中に示す「駐車枠進入判断情報取得処理」)を行う。ここで、本実施形態では、一例として、ステアリングホイール28の操舵角と、自車両Vと駐車枠とのなす角度と、自車両Vと駐車枠との距離に基づいて、自車両Vが駐車枠へ進入するか否かを判断する場合を説明する。ステップS116において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vが駐車枠へ進入するか否かを判断するための情報を取得する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS118へ移行する。
ここで、ステップS116で行う処理の具体例を説明する。
ステップS116では、操舵角演算部10Cから入力を受けた操舵角信号を参照して、ステアリングホイール28の回転角(操舵角)を取得する。これに加え、周囲環境認識情報演算部10Aから入力を受けた俯瞰画像信号が含む自車両Vの周囲の俯瞰画像に基づき、自車両Vと駐車枠L0とのなす角度αと、自車両Vと駐車枠L0との距離Dを取得する。
ここで、角度αは、例えば、図5中に示すように、直線Xと、枠線L1及び駐車枠L0側の線との交角の絶対値とする。なお、図5は、自車両Vと、駐車枠L0と、自車両Vと駐車枠L0との距離Dを説明する図である。
また、直線Xは、自車両Vの中心を通る自車両Vの前後方向の直線(駆動方向に延びる直線)であり、枠線L1は、駐車枠L0に駐車が完了した際に自車両Vの前後方向と平行または略平行になる駐車枠L0部分の枠線である。また、駐車枠L0側の線とは、L1の延長線からなる駐車枠L0側の線である。
また、距離Dは、例えば、図5中に示すように、自車両Vの前端面の中心点PFと駐車枠L0の入り口L2の中心点PPとの距離とする。ただし、距離Dは、自車両Vの前端面が駐車枠L0の入り口L2を通過した後は、負の値とする。なお、距離Dは、自車両Vの前端面が駐車枠L0の入り口L2を通過した後は、ゼロに設定してもよい。
ここで、距離Dを特定するための自車両V側の位置は、中心点PFに限定するものではなく、例えば、自車両Vに予め設定した位置と、入り口L2の予め設定した位置としてもよい。この場合、距離Dは、自車両Vに予め設定した位置と、入り口L2の予め設定した位置との距離とする。
以上説明したように、ステップS116では、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vが駐車枠L0へ進入するか否かを判断するための情報として、操舵角、自車両Vと駐車枠L0の角度α、自車両Vと駐車枠L0の距離Dを取得する。
ステップS118では、加速抑制作動条件判断部34は、ステップS116で取得した情報に基づいて、自車両Vが駐車枠L0へ進入するか否かを判断する処理(図中に示す「駐車枠進入判断処理」)を行う。ステップS118において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vが駐車枠L0へ進入しない(図中に示す「No」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS120へ移行する。一方、ステップS118において、加速抑制作動条件判断部34は、自車両Vが駐車枠L0へ進入する(図中に示す「Yes」)と判断した場合、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS122へ移行する。
ここで、ステップS118で行う処理の具体例を説明する。
ステップS118では、加速抑制作動条件判断部34は、例えば、以下に示す三つの条件(A1〜A3)を全て満足した場合に、自車両Vが駐車枠L0へ進入すると判断する。条件A1.ステップS116で検出した操舵角が予め設定した設定舵角値(例えば、45[deg])以上の値となってから経過した時間が、予め設定した設定時間(例えば、20[sec])以内である。
条件A2.自車両Vと駐車枠L0の角度αが、予め設定した設定角度(例えば、40[deg])以下である。
条件A3.自車両Vと駐車枠L0の距離Dが、予め設定した設定距離(例えば3[m])以下である。
また、自車両Vが駐車枠L0へ進入するか否かの判断に用いる処理は、上記のように複数の条件を用いた処理に限定するものではなく、上述した三つの条件のうち一つ以上の条件で判断する処理を用いてもよい。また、自車両Vの車速を用いて、自車両Vが駐車枠L0へ進入するか否かを判断する処理を用いてもよい。
ステップS120では、加速抑制作動条件判断部34は、加速抑制作動条件判断結果信号を、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果を含む情報信号として生成する処理(図中に示す「加速抑制作動条件非成立」)を行う。ステップS120において、加速抑制作動条件判断部34は、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号を生成する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS124へ移行する。
ステップS122では、加速抑制作動条件判断部34は、加速抑制作動条件判断結果信号を、加速抑制制御作動条件が成立する判断結果を含む情報信号として生成する処理(図中に示す「加速抑制作動条件成立」)を行う。ステップS122において、加速抑制作動条件判断部34は、加速抑制制御作動条件が成立する判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号を生成する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS124へ移行する。
ステップS124では、加速抑制作動条件判断部34は、ステップS120またはステップS122で生成した加速抑制作動条件判断結果信号を、加速抑制指令値演算部10Jへ出力する処理(図中に示す「加速抑制作動条件判断結果出力」)を行う。ステップS124において、加速抑制作動条件判断部34は、加速抑制作動条件判断結果信号を加速抑制指令値演算部10Jへ出力する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS100の処理へ復帰(RETURN)する。
・加速抑制解除条件判断部36が行う処理
図1から図5を参照しつつ、図6を用いて、加速抑制解除条件判断部36が加速抑制制御量を設定する処理について説明する。
図6は、加速抑制解除条件判断部36が加速抑制制御量を設定する処理を示すフローチャートである。なお、加速抑制解除条件判断部36は、加速抑制制御の実行中、予め設定したサンプリング時間(例えば、10[msec])毎に、以下に説明する処理を行う。
図6中に示すように、加速抑制解除条件判断部36が処理を開始(START)すると、まず、ステップS200において、加速抑制解除条件判断部36は、シフトポジション演算部10Eから入力を受けた現在シフト位置信号を参照して、自車両Vのシフト位置(「P」、「D」、「R」等)の情報を取得する処理(図中に示す「シフト位置情報取得処理」)を行う。ステップS200において、自車両Vのシフト位置(「P」、「D」、「R」等)の情報を取得する処理を行うと、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS202へ移行する。
ステップS202では、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS200で取得した自車両Vのシフト位置(「P」、「D」、「R」等)に基づいて、自車両Vの駆動方向を検出する処理(図中に示す「駆動方向が自車両前後方向前方?」)を行う。具体的には、加速抑制解除条件判断部36は、自車両Vのシフト位置が「D」であるか否かを判定する。そして、加速抑制解除条件判断部36は、自車両Vのシフト位置が「D」であると判断した場合には、自車両Vの駆動方向が自車両前後方向前方である(図中に示す「Yes」)と検出し、ステップS202へ移行する。一方、加速抑制解除条件判断部36は、自車両Vのシフト位置が「R」であると判断した場合には、自車両Vの駆動方向が自車両前後方向後方である(図中に示す「No」)と検出し、ステップS216へ移行する。
ステップS204では、加速抑制解除条件判断部36は、周囲環境認識情報演算部10Aから入力を受けた俯瞰画像信号を参照して、自車両Vの周囲の画像を取得する。続いて、加速抑制解除条件判断部36は、取得した画像、及びステップS202で検出した駆動方向に基づいて、自車両Vの駆動方向前方、つまり、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0を検出する処理(図中に示す「自車両前後方向前方の駐車枠を検出」)を行う。
ステップS204において、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0を検出すると、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS206へ移行する。
ステップS206では、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS204で検出した自車両Vの駆動方向前方、つまり、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離を検出する処理(図中に示す「自車両から駐車枠までの距離を検出」)を行う。具体的には、加速抑制解除条件判断部36は、周囲環境認識情報演算部10Aから入力を受けた俯瞰画像信号を参照して、自車両Vの周囲の画像を取得する。続いて、加速抑制解除条件判断部36は、取得した画像、及びステップS204で検出した駐車枠L0に基づいて、自車両Vと駐車枠L0の入り口L2の左右端部との間の距離を検出する。ステップS206において、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離を検出すると、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS208へ移行する。
なお、本実施形態では、自車両Vと駐車枠L0の入り口L2の左右端部との間の距離を検出する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、自車両Vと駐車枠L0の奥側の左右角部との間の距離を検出するようにしてもよい。
ステップS208では、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS206で検出した自車両Vの駆動方向前方、つまり、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大傾向にあるか否かを判定する処理(図中に示す「駐車枠L0距離が増大傾向?」)を行う。具体的には、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS206で検出した距離がこの演算処理が前回実行されたときにステップS206で検出した距離よりも大きいか否かを判定する。そして、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS206で検出した距離がこの演算処理が前回実行されたときにステップS206で検出した距離よりも大きいと判定した場合には、ステップS206で検出した自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大傾向にある(図中に示す「Yes」)と判定し、ステップS210へ移行する。一方、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS206で検出した距離がこの演算処理が前回実行されたときにステップS206で検出した距離以下であると判定した場合には、ステップS206で検出した自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大傾向にない(図中に示す「No」)と判定し、この演算処理を終了(RETURN)する。
ステップS210では、加速抑制解除条件判断部36は、自車両車速演算部10Bから入力を受けた車速演算値信号を参照して、自車両Vの車速の情報を取得する処理(図中に示す「車速情報取得処理」)を行う。ステップS210において、車速の情報を取得する処理を行うと、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS212へ移行する。
ステップS212では、加速抑制解除条件判断部36は、この演算処理が前回実行されたときにステップS210で取得した自車両Vの車速に基づいて、ステップS204で検出した自車両Vの駆動方向、つまり、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の現在の距離を推定する処理(図中に示す「現在距離を推定」)を行う。具体的には、加速抑制解除条件判断部36は、この演算処理が前回実行されたときにステップS210で取得した自車両Vの車速の絶対値にサンプリング時間(10[msec])を乗算した乗算結果と、この演算処理が前回実行されたときにステップS206で検出した距離との加算結果を現在の距離とする。ステップS212において、現在の距離を推定する処理を行うと、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS214へ移行する。
ステップS214では、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS206で検出した距離とステップS212で推定した距離との差が設定値(例えば、30[cm])以下であるか否かを判定する処理(図中に示す「検出距離と推定距離との差が設定値以下?」)を行う。そして、加速抑制解除条件判断部36は、距離の差が設定値(30[cm])以下である(図中に示す「Yes」)と判定した場合には、ステップS228へ移行する。一方、加速抑制解除条件判断部36は、距離の差が設定値(30[cm])より大きい(図中に示す「No」)と判定した場合には、この演算処理を終了(RETURN)する。
一方、ステップS216では、加速抑制解除条件判断部36は、周囲環境認識情報演算部10Aから入力を受けた俯瞰画像信号を参照して、自車両Vの周囲の画像を取得する。続いて、加速抑制解除条件判断部36は、取得した画像、及びステップS202で検出した駆動方向に基づいて、自車両Vの駆動方向前方、つまり、自車両前後方向後方に存在する駐車枠L0を検出する処理(図中に示す「自車両前後方向後方の駐車枠L0を検出」)を行う。ステップS216において、自車両前後方向後方に存在する駐車枠L0を検出すると、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS218へ移行する。
ステップS218では、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS216で検出した自車両Vの駆動方向前方、つまり、自車両前後方向後方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離を検出する処理(図中に示す「自車両から駐車枠までの距離を検出」)を行う。具体的には、加速抑制解除条件判断部36は、周囲環境認識情報演算部10Aから入力を受けた俯瞰画像信号を参照して、自車両Vの周囲の画像を取得する。続いて、加速抑制解除条件判断部36は、取得した画像、及びステップS216で検出した駐車枠L0に基づいて、自車両Vと駐車枠L0の入り口L2の左右端部との間の距離を検出する。ステップS218において、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離を検出すると、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS220へ移行する。
ステップS220では、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS218で検出した自車両Vの駆動方向前方、つまり、自車両前後方向後方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大傾向にあるか否かを判定する処理(図中に示す「駐車枠L0距離が増大傾向?」)を行う。具体的には、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS218で検出した距離がこの演算処理が前回実行されたときにステップS218で検出した距離よりも大きいか否かを判定する。そして、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS218で検出した距離がこの演算処理が前回実行されたときにステップS218で検出した距離よりも大きいと判定した場合には、ステップS218で検出した自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大傾向にある(図中に示す「Yes」)と判定し、ステップS220へ移行する。一方、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS218で検出した距離がこの演算処理が前回実行されたときにステップS218で検出した距離以下であると判定した場合には、ステップS218で検出した自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大傾向にない(図中に示す「No」)と判定し、この演算処理を終了(RETURN)する。
ステップS222では、加速抑制解除条件判断部36は、自車両車速演算部10Bから入力を受けた車速演算値信号を参照して、自車両Vの車速の情報を取得する処理(図中に示す「車速情報取得処理」)を行う。ステップS222において、車速の情報を取得する処理を行うと、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS224へ移行する。
ステップS224では、加速抑制解除条件判断部36は、この演算処理が前回実行されたときにステップS222で取得した自車両Vの車速に基づいて、ステップS216で検出した自車両Vの駆動方向、つまり、自車両前後方向後方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の現在の距離を推定する処理(図中に示す「現在距離を推定」)を行う。具体的には、加速抑制解除条件判断部36は、この演算処理が前回実行されたときにステップS222で取得した自車両Vの車速の絶対値にサンプリング時間(10[msec])を乗算した乗算結果と、この演算処理が前回実行されたときにステップS218で検出した距離との加算結果を現在の距離とする。ステップS224において、現在の距離を推定する処理を行うと、加速抑制解除条件判断部36が行う処理は、ステップS226へ移行する。
ステップS226では、加速抑制解除条件判断部36は、ステップS218で検出した距離とステップS224で推定した距離との差が設定値(例えば、30[cm])以下であるか否かを判定する処理(図中に示す「検出距離と推定距離との差が設定値以下?」)を行う。そして、加速抑制解除条件判断部36は、距離の差が設定値(30[cm])以下である(図中に示す「Yes」)と判定した場合には、ステップS228へ移行する。一方、加速抑制解除条件判断部36は、距離の差が設定値(30[cm])より大きい(図中に示す「No」)と判定した場合には、この演算処理を終了(RETURN)する。
ステップS228では、加速抑制解除条件判断部36は、加速抑制作動条件判断結果信号を、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果を含む情報信号として生成する。続いて、加速抑制解除条件判断部36は、生成した加速抑制作動条件判断結果信号を、加速抑制指令値演算部10Jへ出力する処理(図中に示す「加速抑制作動条件判断結果出力」)を行う。ステップS228において、加速抑制作動条件判断結果信号を加速抑制指令値演算部10Jへ出力する処理を行うと、加速抑制作動条件判断部34が行う処理は、ステップS200の処理へ復帰(RETURN)する。
(加速抑制指令値演算部10Jで行う処理)
次に、図1から図6を参照しつつ、図7を用いて、加速抑制指令値演算部10Jで行う処理について説明する。
図7は、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理を示すフローチャートである。なお、加速抑制指令値演算部10Jは、予め設定したサンプリング時間(例えば、10[msec])毎に、以下に説明する処理を行う。
図7中に示すように、加速抑制指令値演算部10Jが処理を開始(START)すると、まず、ステップS300において、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制制御内容演算部10Iから入力を受けた加速抑制作動条件判断結果信号を参照する。そして、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制作動条件判断結果を取得する処理(図中に示す「加速抑制作動条件判断結果取得処理」)を行う。ステップS300において、加速抑制作動条件判断結果を取得する処理を行うと、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理は、ステップS302へ移行する。
ステップS302では、加速抑制指令値演算部10Jは、ステップS300で取得した加速抑制作動条件判断結果が、加速抑制制御作動条件が成立する判断結果か否かを判断する処理(図中に示す「加速抑制制御作動条件成立?」)を行う。ステップS302において、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制制御作動条件が成立する判断結果である(図中に示す「Yes」)と判断した場合、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理は、ステップS304へ移行する。一方、ステップS302において、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果である(図中に示す「No」)と判断した場合、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理は、ステップS306へ移行する。ここで、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制制御内容演算部10Iのうちの加速抑制作動条件判断部34及び加速抑制解除条件判断部36の両方から加速抑制作動条件判断結果信号の入力を受ける場合がある。この場合、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制作動条件判断部34からの加速抑制作動条件判断結果信号を破棄し、加速抑制解除条件判断部36からの加速抑制作動条件判断結果信号を採用する。例えば、加速抑制作動条件判断部34から、加速抑制制御作動条件が成立する判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号の入力を受け、加速抑制解除条件判断部36から、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号の入力を受けた場合には、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号を採用する。
ステップS304では、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制制御を行うための加速指令値である加速抑制指令値を演算する処理(図中に示す「加速抑制制御用指令値演算」)を行う。ステップS304において、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制指令値を演算する処理を行うと、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理は、ステップS308へ移行する。ここで、加速抑制指令値を演算する処理では、駆動側踏込み量信号が含むアクセルペダル32の踏込み量を参照する。そして、アクセルペダル32の踏込み量に応じたスロットル開度が予め設定した設定値(例えば、10[%])以上であるか否かを判定する。そして、設定値(10[%])以上であると判定した場合には、スロットル開度を予め設定した設定値(10[%])とする加速抑制制御量指令値を演算する。一方、設定値(10[%])以上であると判定したい場合には、実際のアクセルペダル32の開度に応じたスロットル開度とする加速抑制制御量指令値を演算する。そして、加速抑制指令値を演算する処理では、加速抑制指令値演算部10Jは、上記のように演算した加速抑制制御量指令値を含む指令値を、加速抑制指令値として演算する。
ステップS306では、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制制御を行なわない駆動力制御、すなわち、通常の加速制御で用いる加速指令値である通常加速指令値を演算する処理(図中に示す「通常加速制御用指令値演算」)を行う。ステップS306において、加速抑制指令値演算部10Jは、通常加速指令値を演算する処理を行うと、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理は、ステップS310へ移行する。ここで、通常加速指令値を演算する処理では、駆動側踏込み量信号が含むアクセルペダル32の踏込み量に基づいてスロットル開度を演算する指令値を、通常加速指令値として演算する。
ステップS308では、加速抑制指令値演算部10Jは、ステップS304で演算した加速抑制指令値を含む加速抑制指令値信号を、目標スロットル開度演算部10Kに出力する処理(図中に示す「加速抑制指令値出力」)を行う。ステップS308において、加速抑制指令値演算部10Jは、加速抑制指令値信号を出力する処理を行うと、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理は終了(END)する。
ステップS310では、加速抑制指令値演算部10Jは、ステップS306で演算した通常加速指令値を含む通常加速指令値信号を、目標スロットル開度演算部10Kに出力する処理(図中に示す「通常加速指令値出力」)を行う。ステップS310において、加速抑制指令値演算部10Jは、通常加速指令値信号を出力する処理を行うと、加速抑制指令値演算部10Jが行う処理は終了(END)する。
(目標スロットル開度演算部10Kで行う処理)
次に、図1から図7を参照しつつ、図8を用いて、目標スロットル開度演算部10Kで行う処理について説明する。
図8は、目標スロットル開度演算部10Kが行う処理を示すフローチャートである。なお、目標スロットル開度演算部10Kは、予め設定したサンプリング時間(例えば、10[msec])毎に、以下に説明する処理を行う。
図8中に示すように、目標スロットル開度演算部10Kが処理を開始(START)すると、まず、ステップS400において、目標スロットル開度演算部10Kは、アクセル操作量演算部10Gから入力を受けた駆動側踏込み量信号を参照する。そして、目標スロットル開度演算部10Kは、駆動側踏込み量信号が含むアクセルペダル32の踏込み量(操作量)を取得する処理(図中に示す「アクセル操作量取得処理」)を行う。ステップS400において、目標スロットル開度演算部10Kは、アクセルペダル32の踏込み量(操作量)を取得する処理を行うと、目標スロットル開度演算部10Kが行う処理は、ステップS402へ移行する。
ステップS402では、目標スロットル開度演算部10Kは、加速抑制指令値演算部10Jから入力を受けた情報信号に基づき、加速抑制指令値(ステップS304参照)または通常加速指令値(ステップS306参照)を取得する処理(図中に示す「指令値取得処理」)を行う。ステップS402において、目標スロットル開度演算部10Kは、加速抑制指令値または通常加速指令値を取得する処理を行うと、目標スロットル開度演算部10Kが行う処理は、ステップS404へ移行する。
ステップS404では、目標スロットル開度演算部10Kは、ステップS400で取得したアクセルペダル32の踏込み量と、ステップS402で取得した指令値に基づき、目標スロットル開度の演算(図中に示す「目標スロットル開度演算」)を行う。ステップS404において、目標スロットル開度演算部10Kは、目標スロットル開度を演算すると、目標スロットル開度演算部10Kが行う処理は、ステップS406へ移行する。ここで、ステップS404では、目標スロットル開度演算部10Kは、ステップS402で取得した指令値が通常加速指令値である場合(加速抑制作動条件が非成立である場合)は、アクセルペダル32の踏込み量に応じたスロットル開度を、目標スロットル開度として演算する。一方、目標スロットル開度演算部10Kは、ステップS402で取得した指令値が加速抑制指令値である場合(加速抑制作動条件が成立している場合)は、加速抑制制御量指令値に応じたスロットル開度を、目標スロットル開度として演算する。
目標スロットル開度は、例えば、以下の式(1)を用いて演算する。
θ*=θ1−Δθ … (1)
上式(1)中では、目標スロットル開度を「θ*」で示し、アクセルペダル32の踏込み量に応じたスロットル開度を「θ1」で示し、加速抑制制御量を「Δθ」で示す。
ステップS406では、目標スロットル開度演算部10Kは、ステップS404で演算した目標スロットル開度θ*を含む目標スロットル開度信号を、エンジンコントローラ12に出力(図中に示す「目標スロットル開度出力」)する。ステップS406において、目標スロットル開度信号をエンジンコントローラ12に出力する処理を行うと、目標スロットル開度演算部10Kが行う処理は終了(END)する。ここで、ステップS406では、目標スロットル開度演算部10Kは、ステップS402で取得した指令値が加速抑制指令値である場合は、アクセルペダル32の開度(踏込み量)が加速抑制制御開始タイミングに応じた開度に達したタイミングで、目標スロットル開度信号を出力する。
(動作その他)
次に、図1から図8を参照しつつ、図9を用いて、本実施形態の車両用加速抑制装置1を用いて行う動作の一例を説明する。
図9は、車両用加速抑制装置1の動作を説明するための図である。
以下に記載する動作の一例では、駐車場内を走行する自車両Vが、運転者の選択した駐車枠L0に進入する例を説明する。
駐車場内を走行する自車両Vの車速が、閾値車速である15[km/h]以上の状態では、加速抑制制御作動条件が成立しないため、自車両Vには加速抑制制御が作動することなく、運転者の加速意図を反映した通常の加速制御を行う(図4のステップS100、S102「Yes」、S104、S106「No」、S120、S124、図7のステップS300、S302「No」、S306、S310、図8のステップS400、S402、S404、S406)。車速が閾値車速未満となり、駐車枠L0を検出し、さらに、ブレーキペダル30が操作されておらず、アクセルペダル32の踏込み量が閾値アクセル操作量以上であると、自車両Vが駐車枠L0へ進入するか否かの判断を行う(図4のステップS106「No」、S108、S110「No」、S112、S114「Yes」、S116、S118)。そして、自車両Vが駐車枠L0へ進入すると判断し、加速抑制制御作動条件が成立すると判断すると、加速抑制指令値演算部10Jが、加速抑制指令値信号を目標スロットル開度演算部10Kへ出力する(S118「Yes」、S122、S124)。このため、加速抑制制御作動条件が成立した状態で、運転者がアクセルペダル32を操作すると、アクセルペダル32の踏込み量に応じたスロットル開度を、加速抑制制御量指令値に応じた開度(10%)に抑制する(図7のステップS300、S302「Yes」、S304、S308、図8のステップS400、S402、S404、S406)。
ここで、図9に示すように、駐車枠L0への進入方向が登り勾配となっており、アクセルペダル32の踏込み量に応じたスロットル開度が10[%]に抑制されたため、自車両Vが駐車枠L0から離れる方向へずれ落ちたとする。すると、加速抑制制御内容演算部10Iが、自車両Vのシフト位置に基づいて自車両Vの駆動方向が自車両前後方向前方であると判定する(図6のステップS200、S202「Yes」)。続いて、加速抑制制御内容演算部10Iが、周囲環境認識情報演算部10Aから入力を受けた俯瞰画像信号を参照して、自車両Vの周囲の画像を取得する。続いて、加速抑制制御内容演算部10Iが、取得した画像、及び検出した駆動方向に基づいて、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0を検出する(図6のステップS204)。続いて、加速抑制制御内容演算部10Iが、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離を検出する(図6のステップS206)。続いて、加速抑制制御内容演算部10Iが、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大傾向にあると判定する(図6のステップS208)。続いて、加速抑制制御内容演算部10Iが、自車両前後方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の現在の距離を推定する(図6のステップS212)。続いて、加速抑制制御内容演算部10Iが、検出した距離と推定した距離との差が設定値(30[cm])以下であると判定する(図6のステップS214「Yes」)。続いて、加速抑制制御内容演算部10Iが、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号を加速抑制指令値演算部10Jへ出力する(図6のステップS228)。これにより、自車両Vが加速抑制制御を停止し、運転者の加速意図を反映した通常の加速制御を行う(図7のステップS300、S302「No」、S306、S310、図8のステップS400、S402、S404、S406)。それゆえ、アクセルペダル32の踏込み量に応じた加速指令値が増大し、自車両Vの駆動力が増大する。そのため、加速抑制制御作動時に、自車両Vのずれ落ちが抑制される。
本実施形態では、図1の走行制御コントローラ10、図2の加速抑制制御内容演算部I、図3の加速抑制作動条件判断部34、図6のステップS200が駆動方向検出部を構成する。以下同様に、図1の走行制御コントローラ10、図2の加速抑制制御内容演算部I、図3の加速抑制作動条件判断部34、図6のステップS204、S216が前方検出部を構成する。また、図1のアクセルペダル32が加速操作部を構成する。さらに、図1、図2のアクセル操作検出センサ24、図2のアクセル操作量演算部10Gが操作量検出部を構成する。また、図1の走行制御コントローラ10、図2の加速抑制指令値演算部10J、図7のステップS304、S308が加速抑制部を構成する。さらに、図1の走行制御コントローラ10、図2の加速抑制制御内容演算部I、図3の加速抑制作動条件判断部34、図6のステップS208、S220が傾向検出部を構成する。また、図1、図2の車輪速センサ16、図2の自車両車速演算部10Bが車輪速検出部を構成する。さらに、図1の走行制御コントローラ10、図2の加速抑制制御内容演算部I、図3の加速抑制作動条件判断部34、図6のステップS212、S224が現在距離推定部を構成する。また、図1の走行制御コントローラ10、図2の加速抑制制御内容演算部I、図3の加速抑制作動条件判断部34、図6のステップS206、S218が現在距離検出部を構成する。さらに、図1、図2の周囲環境認識センサ14が撮像部を構成する。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、次の効果を奏する。
(1)走行制御コントローラ10は、自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0に基づいて、アクセル操作量に応じた自車両Vの加速指令値(加速)を抑制する加速抑制制御を実行する。そして、走行制御コントローラ10は、加速抑制制御の実行中に、自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離の増大傾向を検出した場合には、加速抑制制御を解除(停止)する。
このような構成によれば、例えば、登り勾配の駐車枠L0への進入時に、加速抑制制御が作動され、自車両Vが駐車枠L0から離れる方向へずれ落ち、駐車枠L0と自車両Vとの間の距離が増大した場合、加速抑制制御が解除(停止)される。それゆえ、アクセルペダル32の踏込み量に応じた加速指令値が増大し、自車両Vの駆動力が増大する。これにより、加速抑制制御作動時に、自車両Vのずれ落ちを抑制できる。
(2)走行制御コントローラ10は、車輪速に基づいて、自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離を推定する。続いて、走行制御コントローラ10は、自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離を検出する。続いて、走行制御コントローラ10は、加速抑制制御の実行中に、自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離の増大傾向を検出するとともに、推定した距離と検出した距離との差が設定値以下である場合には、加速抑制制御を解除(停止)する。
このような構成によれば、車輪速に基づいて推定した距離と、検出した距離、つまり、距離の増大傾向の検出に用いる距離との差が小さい場合に、加速抑制制御を解除する。これにより、加速抑制制御をより適切に解除できる。
(3)走行制御コントローラ10は、自車両Vの周囲の画像に基づいて、自車両Vの駆動方向前方に存在する駐車枠L0と自車両Vとの間の距離の増大傾向を検出する。
このような構成によれば、距離の増大傾向をより適切に検出できる。
(変形例1)
なお、本実施形態では、自車両Vの周囲の画像を撮像する前方カメラ14F、右側方カメラ14SR、左側方カメラ14SL及び後方カメラ14Rセンサを周囲環境認識センサ14として用いる例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、自車両Vの周囲に超音波を発射して自車両Vの周囲の障害物(例えば、壁等)を検出する超音波センサを周囲環境認識センサ14として用いる構成としてもよい。この場合、周囲環境認識センサ14を用い、自車両Vの駆動方向前方の駐車枠L0に代えて、自車両Vの駆動方向前方の障害物を検出する。加速抑制作動条件判断部34が行う処理では、駐車枠進入判断処理(図4のステップS118)に代えて、自車両Vを基準として予め設定した距離や領域(エリア)内に障害物があるか否かを判定する。そして、障害物があると判定した場合には、加速抑制制御作動条件が成立する判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号を加速抑制指令値演算部10Jへ出力する(図4のステップS122、S124)。一方、障害物があると判定した場合には、加速抑制制御作動条件が成立しない判断結果を含む加速抑制作動条件判断結果信号を加速抑制指令値演算部10Jへ出力する(図4のステップS120、S124)。また、加速抑制解除条件判断部36が行う処理では、自車両Vと駐車枠L0との間の距離に代えて、自車両Vと障害物との間の距離を用いる(図6のステップS206、S208、S212、S214、S218、S220、S224、S226)。
(本変形例の効果)
本変形例によれば、次の効果を奏する。
(1)走行制御コントローラ10は、自車両Vの駆動方向前方に存在する障害物に基づいて、アクセル操作量に応じた自車両Vの加速指令値(加速)を抑制する加速抑制制御を実行する。そして、走行制御コントローラ10は、加速抑制制御の実行中に、自車両Vの駆動方向前方に存在する障害物と自車両Vとの間の距離の増大傾向を検出した場合には、加速抑制制御を解除(停止)する。
図10は、車両用加速抑制装置1の動作を説明するための図である。
このような構成によれば、例えば、図10に示すように、登り勾配の駐車枠L0への進入時に、駐車枠L0よりも自車両Vの駆動方向前方に壁等の障害物が存在し、加速抑制制御が作動され、自車両Vが障害物から離れる方向へずれ落ち、障害物と自車両Vとの間の距離が増大した場合、加速抑制制御が解除される。それゆえ、アクセルペダル32の踏込み量に応じた加速指令値が増大し、自車両Vの駆動力が増大する。これにより、加速抑制制御作動時に、自車両Vのずれ落ちを抑制できる。
(変形例2)
また、本実施形態では、加速抑制制御の実行中に、自車両Vの駆動方向前方に存在する障害物と自車両Vとの間の距離の増大傾向を検出した場合には、加速抑制制御を停止する例を示したが、他の構成を採用することができる。例えば、アクセル操作量に応じた自車両Vの加速指令値の抑制量の絶対値を低減する構成としてもよい。すなわち、加速抑制制御の解除方法としては、例えば、加速抑制制御を停止する方法、加速抑制制御中のアクセル操作量に応じた自車両Vの加速指令値の抑制量の絶対値を低減する方法がある。
(変形例3)
さらに、本実施形態では、加速指令値を制御して、アクセルペダル32の踏込み量(駆動力操作量)に応じた自車両Vの加速を抑制したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、アクセルペダル32の踏込み量(駆動力操作量)に応じたスロットル開度を目標スロットル開度とし、さらに、上述した制動装置により制動力を発生させて、駆動力操作量に応じた自車両Vの加速を抑制してもよい。
以上、本願が優先権を主張する日本国特許出願2012−259184(2012年11月27日出願)の全内容は、参照により本開示の一部をなす。
ここでは、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく各実施形態の改変は当業者にとって自明なことである。
1 車両用加速抑制装置
2 ブレーキ装置
4 流体圧回路
6 ブレーキコントローラ
8 エンジン
10 走行制御コントローラ
10A 周囲環境認識情報演算部
10B 自車両車速演算部
10C 操舵角演算部
10D 操舵角速度演算部
10E シフトポジション演算部
10F ブレーキペダル操作情報演算部
10G アクセル操作量演算部
10H アクセル操作速度演算部
10I 加速抑制制御内容演算部
10J 加速抑制指令値演算部
10K 目標スロットル開度演算部
12 エンジンコントローラ
14 周囲環境認識センサ(前方カメラ14F、右側方カメラ14SR、左側方カメラ14SL、後方カメラ14R)
16 車輪速センサ
18 操舵角センサ
20 シフトポジションセンサ
22 ブレーキ操作検出センサ
24 アクセル操作検出センサ
26 ナビゲーション装置
28 ステアリングホイール
30 ブレーキペダル
32 アクセルペダル
34 加速抑制作動条件判断部
36 加速抑制制御量演算部
V 自車両
W 車輪(右前輪WFR、左前輪WFL、右後輪WRR、左後輪WRL)

Claims (2)

  1. 自車両の駆動方向を検出する駆動方向検出部と、
    前記自車両の駆動方向前方に存在する駐車枠及び障害物の少なくともいずれかを検出する検出部と、
    運転者が加速指示するために操作する加速操作部と、
    前記加速操作部の操作量を検出する操作量検出部と、
    前記操作量検出部が検出した前記加速操作部の操作量に応じて前記自車両を加速する車両加速部と、
    前記自車両の駆動方向前方に存在する駐車枠及び障害物の少なくともいずれかに基づいて、前記車両加速部による前記自車両の加速を抑制する加速抑制制御を実行する加速抑制部と、
    第一のタイミングにおける前記検出部が検出した前記自車両の駆動方向前方に存在する駐車枠及び障害物の少なくともいずれかと前記自車両との間の第一の距離と、前記第一のタイミングより時間が経過した第二のタイミングにおける前記駐車枠及び前記障害物の少なくともいずれかと前記自車両との間の第二の距離との比較から、前記駐車枠及び前記障害物の少なくともいずれかと前記自車両との距離の増加を検出する増加検出部と、
    前記自車両の車輪速を検出する車輪速検出部と、
    前記第一のタイミングと前記第二のタイミングとの間における前記自車両の移動距離を、前記車輪速に基づいて推定し、前記第一の距離に前記移動距離を加算することで前記第二のタイミングにおける前記駐車枠及び前記障害物の少なくともいずれかと前記自車両との距離である推定距離を推定する現在距離推定部と、を有し、
    前記増加検出部が前記駐車枠及び前記障害物の少なくともいずれかと前記自車両との距離の増加を検出し、前記第二の距離と前記推定距離との差が所定値以下である場合には、前記加速抑制制御を解除することを特徴とする車両用加速抑制装置。
  2. 前記自車両の周囲の画像を撮像する撮像部を備え、
    前記増加検出部は、前記撮像部が撮像した画像に基づいて、前記検出部が検出した前記自車両の駆動方向前方に存在する駐車枠と前記自車両との間の距離の増加を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両用加速抑制装置。
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