JP5915450B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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請求項1の発明は、印刷対象のページ毎に、該ページをカラー印刷するか否かを示す情報を取得する取得手段と、第1の印刷対象と第2の印刷対象における前記取得手段によって取得された情報のページ順におけるパターンが同じであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づいて、前記第1の印刷対象と前記第2の印刷対象とにおいて、ページの順番が同じページを、同じ用紙に印刷する組み合わせとするか否かを決定する決定手段と、前記決定手段によって同じ用紙に印刷する組み合わせと決定された場合は、前記第1の印刷対象と前記第2の印刷対象の印刷データを予め定められた位置に面付けする面付手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
画像処理装置であるプリンタを利用する場合について説明する。例えば、複数の電子データを印刷する場合、小さいページを小さい用紙に複数ページ印刷するよりも、同じページを面付けして大きな用紙に印刷するほうが印刷コストは低い。具体的に、図11(a)の例に示すような8ページの印刷データがあった場合(両面印刷)には、ページサイズと同じ大きさのカット紙に印刷するよりも、図11(b)〜(e)の例に示すように、ページサイズよりも大きな紙面に面付けして、印刷出力し(図11(b))、紙を折って(図11(c)、(d))、辺を裁断する(図11(e))ほうが、一般的には印刷コストがかからない。なお、図11の各図に示される数字はページ番号であり、数字の向きはページの向きを示す。後述する図3、4、8も同様である。
通常、カラーページとモノクロページが混在した印刷データをジョブ(印刷指示)単位で面付けすると、連続又はページ位置の近いカラーページとモノクロページを同一の面に面付けしてしまう。このため、カラーページをカラー印刷するためには、多くのモノクロページをカラーとして印刷しなければならなく、印刷コストを抑えることができなくなってしまう。そこで、カラーページのページ配置を予め定めておき、モノクロページをカラー印刷しないように、そして、カラーページをカラーで印刷できるように工夫していた。
しかし、レコードにあるデータ内容/量によって、印刷ページ数やカラーページ位置が可変となるバリアブル印刷においては、カラーページ/モノクロページのページ配置を事前に定めておくことができない。カラーページをカラー印刷するためには、モノクロページも一緒にカラー印刷して、印刷コストがかかってしまう。
つまり、請求項目数やページ配置などによって、1レコードから作成される印刷データの総ページ数やカラーページの位置などが異なる。また、これらの情報は大量に処理されるため、そのレコード数も大量となる。
カラーにしたいページ(前述の例では、お奨め商品情報や重要な情報)をモノクロで印刷することなく、カラーとして処理・印刷したうえで、より多くのモノクロページ(前述の例では、請求リストや支払履歴などの印刷ページ)をモノクロとして印刷したいのだが、従来技術では面付けとページ順や、表面がカラーで裏面がモノクロなどのページ位置などに制約があり、前述のようなページ数や項目のページ位置が可変となる印刷データを扱うバリアブル印刷では、カラーページを予め定められたページに配置できないため、ほとんどの印刷データをカラーとして処理・印刷するしかなかった。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
大量のバリアブルデータから、カラーとモノクロが混在ページを面付けする場合、カラー・モノクロのページ配置が同じになる印刷データ(レコード、印刷対象)を集める。そして、そのカラー・モノクロのページ配置のまま、面付けすることで、カラーページをカラーのまま、モノクロページをモノクロのまま処理する。具体例としては、1つの用紙に複数の印刷データの同じページが面付けされることになる。
従来は、図3の例に示すように、1つの印刷データを1つの用紙にまとめて面付けして、印刷していた。つまり、レコード単位面付け印刷ページ310は最初の印刷データ、レコード単位面付け印刷ページ320は2個目の印刷データ、レコード単位面付け印刷ページ330は3個目の印刷データ等のようになる。なお、1レコードは8ページ分の印刷データである例を示している。
カラー・モノクロのページ配置及びページ数が同一で、異なる内容の印刷データを集め、同じページを同じ面に面付けすることで、面に対するカラー・モノクロをページと同一にする。これによりモノクロページに関連する面をモノクロで、カラーに関連する面をカラーで処理できる。
データ受付モジュール120は、データ記憶モジュール110、印刷データ作成モジュール130と接続されている。データ受付モジュール120は、データ記憶モジュール110から印刷対象とするデータを抽出する。
印刷データ作成モジュール130は、データ受付モジュール120、印刷データ記憶モジュール140と接続されている。印刷データ作成モジュール130は、印刷対象とするデータから、印刷モジュール170が印刷可能な印刷データ142を作成する。印刷データ142とは、例えばバリアブルデータから作成した印刷可能なページデータを意味する。PDLにより記述され、そのコンテンツはカラーページ・モノクロページの並びとなる。例えば、CSVファイルの1行(1レコード)から、1つのPDF文書を生成する場合、作成されたPDFファイルのことを指す。
そして、ページ配置情報テーブル144を作成する。図2は、ページ配置情報テーブル144のデータ構造例を示す説明図である。ページ配置情報テーブル144は、データID欄202、ページ数欄204、両面/片面欄206、サイズ欄208、ページ1カラー/モノクロ欄210、ページ2カラー/モノクロ欄212等を有している。データID欄202は、その印刷対象を本実施の形態において一意に識別するための情報(データID)を記憶している。ページ数欄204は、その印刷対象のページ数を記憶している。両面/片面欄206は、その印刷対象が両面印刷(片面印刷)であるか否かを示す情報を記憶している。サイズ欄208は、その印刷対象の印刷時のページサイズ(A4、B5、レターサイズ等)を記憶している。ページ1カラー/モノクロ欄210は、1ページ目におけるカラー印刷するか否かを示す情報を記憶している。ページ2カラー/モノクロ欄212は、2ページ目におけるカラー印刷するか否かを示す情報を記憶している。ページ1カラー/モノクロ欄210以降は、ページ数欄204に記憶されているページ数分だけの欄が続くことになる。なお、カラー印刷するか否かを示す情報には、意味的に同値であるモノクロ印刷するか否かを示す情報も含まれる。
面付けモジュール150は、印刷データ記憶モジュール140と接続されている。面付けモジュール150は、ページ配置情報取得モジュール152、ページ配置情報判断モジュール154、面付け対象決定モジュール156、面付けデータ作成モジュール158を有している。
ページ配置情報取得モジュール152は、印刷対象のページ毎に、そのページをカラー印刷するか否かを示す情報を取得する。例えば、ページ配置情報テーブル144を取得する。
ページ配置情報判断モジュール154は、第1の印刷対象と第2の印刷対象におけるページ配置情報取得モジュール152によって取得された情報のページ順におけるパターンが同じであるか否かを判断する。もちろんのことながら、第2の印刷対象は、第1の印刷対象とは異なる印刷対象である。また、4面の面付け、8面の面付け等も含まれる。つまり、4面の面付けの場合は、第1〜4の印刷対象におけるページ配置情報取得モジュール152によって取得された情報のページ順におけるパターンが同じであるか否かを判断し、8面の面付けの場合は、第1〜8の印刷対象におけるページ配置情報取得モジュール152によって取得された情報のページ順におけるパターンが同じであるか否かを判断することとなる。
ここで、「ページ順におけるパターン」とは、カラー印刷するか否かを示す情報をページ順に並べたデータの並びであり、前述のページ配置に該当する。
また、ページ配置情報判断モジュール154は、第1の印刷対象と第2の印刷対象のいずれか一方が両面印刷であり、他方が片面印刷である場合は、その両面印刷の表面側のパターンと片面印刷である印刷対象の表面側のパターンとを比べることによって、パターンが同じであるか否かを判断するようにしてもよい。両面印刷と片面印刷が混在する場合、片面印刷の裏面はカラー印刷でもモノクロ印刷でもよいので、両方の表面のパターンで比較する。なお、片面印刷の裏面をカラー印刷するか否かを示す情報として、いわゆるワイルドカードとしての情報(カラー印刷、モノクロ印刷のいずれでも一致する情報)として、裏面の情報も含めたパターンで比較することも含まれる。なお、裏面を印刷しないページが含まれる場合の裏面の処理に関しては後述する。
また、ページ配置情報判断モジュール154は、ページ数が同じ印刷対象に対して、前述の判断処理を行うようにしてもよい。ページ数が異なる印刷対象の組は、パターンを比べることなく、パターンは異なると判断してもよい。
例えば、ページ配置情報判断モジュール154によってパターンが同じと判断した場合、第1の印刷対象と第2の印刷対象を同じ用紙に印刷する組み合わせと決定する。ページ配置情報判断モジュール154によってパターンが異なると判断した場合、第1の印刷対象と第2の印刷対象を同じ用紙に印刷する組み合わせとは決定しない。
また、面付け対象決定モジュール156は、ページ配置情報判断モジュール154によって第1の印刷対象と第2の印刷対象が異なるページ数であるためにパターンが異なると判断した場合は、ページ数の少ない印刷対象のパターンをページ数の多い印刷対象のパターンが含んでいるときに、第1の印刷対象と第2の印刷対象を同じ用紙に印刷する組み合わせとして決定するようにしてもよい。「ページ数の少ない印刷対象のパターンをページ数の多い印刷対象のパターンが含んでいるとき」とは、ページ数の多い印刷対象のパターンの一部とページ数の少ない印刷対象のパターン全部が一致することをいう。
また面付けデータ作成モジュール158は、ページ数の多い印刷対象のパターンに合うように、ページ数の少ない印刷対象のパターンのページをずらして面付け処理を行うようにしてもよい。
ページをずらすとは、ページの最初にダミーページを挿入すること、ページの最後にダミーページを挿入すること、最初と最後にダミーページを挿入することのいずれかである。つまり、ページ数の少ない印刷対象は連続したページを維持するように印刷できればよい。そのために、ダミーページを挿入する位置は、前のみ、後のみ、前と後の両方である。また、ダミーページを挿入する位置が、前のみ、前と後の両方の2つ可能である場合は、前のみを採用する。ダミーページを挿入する位置が、後のみ、前と後の両方の2つ可能である場合は、後のみを採用する。さらに、ダミーページを挿入する位置が、前のみ、後のみ、前と後の両方の3つ可能である場合は、前のみ、後のみのいずれかを採用する。
なお、印刷データ142、面付けデータ160は、PDF(Portable Document Format)やPostScriptなどPDL(Page Description Language)で記述されたファイルである。印刷データ142と面付けデータ160のPDLが異なっていてもかまわない。ただし、面付けデータ160は、カラー印刷を行うことがあるので、印刷モジュール170で処理できるPDLである。
(1)表紙は、個人情報(宛先、氏名、会員番号など)、請求書情報(請求対象年月など)と、請求項目の一部が印刷されているカラーページとする。便宜上、1ページ目に印刷される請求項目は10項目とする。
(2)2ページ(両面の場合は1ページの裏となる)以降は、残りの請求項目リストが印刷されているモノクロページとする。便宜上、2ページ以降に印刷される請求項目はページあたり20項目とする。請求項目が少ない場合には、このページは存在しない。ただし、請求項目の最終ページが10項目以下である場合には、余った紙面に「おすすめ情報1」を印刷して、これをカラーページに変更する。
(3)先月までの支払い履歴や積算したポイントなどを印刷したモノクロページが必ず1ページ存在する。
(4)「おすすめ情報2」のページは2ページのカラーページとする。
(5)重要な情報がある場合には、必ず1ページのカラーページとして印刷する。
つまり、次のようなページ配置、順となる。
[表紙(10件)] (1ページ/カラー)
[請求項目(20件)] (0ページ以上/モノクロ)
[請求項目(10件)+おすすめ情報1] (0又は1ページ/カラー)
[支払履歴] (1ページ/モノクロ)
[おすすめ情報2] (2ページ/カラー)
[重要情報] (0又は1ページ/カラー)
・カラー − モノクロ − カラー − カラー
・カラー − モノクロ − カラー − カラー − カラー
・カラー − カラー − モノクロ − カラー − カラー
・カラー − カラー − モノクロ − カラー − カラー − カラー
・カラー − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー
・カラー − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー
− カラー
・カラー − モノクロ − カラー − モノクロ − カラー − カラー
・カラー − モノクロ − カラー − モノクロ − カラー − カラー
− カラー
・カラー − モノクロ − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー
・カラー − モノクロ − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー
− カラー
本実施の形態では、パターンが同一となる印刷データを集めて、前述の方法で面付けすることによって、印刷面のカラー・モノクロ情報を揃える。この結果、カラー印刷面へのモノクロページの混在を抑えることができる。
さらに、同一のページ配置の印刷データが一定数(面付けに必要な数)揃わない場合(面付けできずに余った場合)でも、一部同一の印刷データや、ページ数の少ない複数の印刷データを組み合わせるなどして、カラーはカラー同士で面付けし、モノクロはモノクロ同士で面付けすることで、モノクロ印刷処理できる面を増やすようにする。
図5は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。なお、面付けモジュール150の処理について主に説明する。つまり、既に、データ受付モジュール120、印刷データ作成モジュール130による処理は終了しており、印刷データ記憶モジュール140内には印刷データ142、ページ配置情報テーブル144が記憶されている状態とする。なお、データ受付モジュール120、印刷データ作成モジュール130による処理は、従来から用いられている技術、それと同等の技術である。
以下、模式的に、両面、4面付けの例を用いて説明する。なお、説明を簡略化するためにページサイズについては記述していないが、各ページは同一のページサイズであるとする。
図6は、本実施の形態による処理例(ステップS502の処理例)を示すフローチャートである。
ステップS602では、ページ配置情報取得モジュール152が、初期ページ配置情報(初期パターン)を取得する。
同じパターン(例えば、ページ配置情報テーブル144内のページ1カラー/モノクロ欄210、ページ2カラー/モノクロ欄212等の組み合わせを少なくとも含み、ページ数欄204、両面/片面欄206、サイズ欄208のうち0個以上の組み合わせ)である印刷データが4つ以上存在すれば、同じページを同じ面に面付けすることで、すべてのカラーページをカラーとして、モノクロページをモノクロとして面付けして印刷することができる。面付けに必要な印刷データ数分(面付け数分、例えば、4面の面付けならば4)、同じパターン(ページ配置)を持つ印刷データが存在するかどうかを検査し、存在するページ配置を取得する。例えば、[カラー/モノクロ − カラー/カラー](なお、両面印刷の場合は「/」で区切る)のパターンを持つ印刷データが4つ以上(4面付けのため)あることを検出したならば、これを初期のページ配置情報として取得する。
面付けすべき、カラー・モノクロの配置を次のように決定する。
・1面:1シートおもて:カラー
・2面:1シート裏 :モノクロ
・3面:2シートおもて:カラー
・4面:2シート裏 :カラー
ステップS606では、面付け対象決定モジュール156が、カラー面を用意する。つまり、1面(1ページ目)、3面(3ページ目)、4面(4ページ目)はカラー印刷が必要であることを検出する。
以上のように、必要な面を用意したところで、初期処理を終了する。
図7は、本実施の形態による処理例(ステップS504の処理例)を示すフローチャートである。
ステップS702では、ページ配置情報取得モジュール152が、ページ配置に合致する印刷データ142を印刷データ記憶モジュール140内から取得する。前述の例では、[カラー/モノクロ − カラー/カラー]のパターンをもつ印刷データ142を1つ取得する。
ステップS704では、ページ配置情報判断モジュール154が、ステップS702で取得したパターンと同じパターンを持つ印刷データ142が見つかったか否かを判断し、見つかった場合はステップS708へ進み、それ以外の場合はステップS706へ進む。
ステップS706では、ページ配置情報判断モジュール154が、類似しているページ配置を選択する。この処理については後述する。
ステップS710では、面付けデータ作成モジュール158が、面付けデータを作成する。例えば、図8に示すように、1つ目の印刷データ142の各ページを1ページ目印刷データ(表)810、2ページ目印刷データ(裏)820、3ページ目印刷データ(表)830、4ページ目印刷データ(裏)840の各左上に面付けする。
ステップS508では、面付けデータ作成モジュール158が、埋まった面を出力する。つまり、面付けデータ作成モジュール158は、面付けデータ160を作成して、印刷モジュール170に渡す。そして、同じページ配置を持つ印刷データが4つ以上ある場合は、ステップS504の処理を繰り返して、カラーページはカラーに、モノクロページはモノクロとして印刷処理できる面付けデータを作成する。
ステップS510では、終了したか否かを判断し、終了した場合は処理を終了し(ステップS599)、それ以外の場合はステップS502へ戻る。
残りは、それぞれのページ配置で3つ以下の印刷データしか残っていない。まれに作成される印刷データ(請求項目数が50件以上)や残った印刷データをすべて印刷したい場合、印刷データを従来どおりに印刷してかまわない。
新しい印刷データの追加と印刷処理を繰り返す場合は、残っている印刷データをチェックして、ここで処理を終了して、次回残った印刷データを優先的に処理できるようにしてもよい。
本実施の形態を適用するためには、面付けに必要な数の印刷データを集める必要がある。余った印刷データや、まれにしか作成されない印刷データは、前述した方法では印刷できない。本実施の形態で印刷できるページに比較すると、残ったページは非常に少ないのだが、従来の方法では残ったモノクロページがほぼすべてカラーとして処理されてしまう。ページ配置情報が合致する印刷データが必要な数存在しない場合、類似しているページ配置情報を有する印刷データを次のように選択することで、より多くモノクロページをモノクロとして印刷できるようにしてもよい。
前述した例((1)〜(5)のページ配置を持つ印刷データの10パターン)に対して、次の組み合わせは合致する部分が多いので、一緒に面付けする。
・[カラー − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー]
・[カラー − カラー − モノクロ − カラー − カラー]
[カラー − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー]を初期データとして、[カラー − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー]のページ配置を持つ印刷データを面付けする。次に、「[カラー − モノクロ − モノクロ − カラー − カラー]の印刷データ検索時に、合致する印刷データが存在しなかったら、より近い「[カラー − カラー − モノクロ − カラー − カラー]を有する印刷データを取得して、面付けする。このとき、既に面付けしてある印刷データも[カラー − カラー − モノクロ − カラー − カラー]として処理することになるため、2面目がカラーに変更される。現時点では、3面目のモノクロはそのままモノクロとして処理される。
このように、割付ける面の色として、既にモノクロがある場合には、そのモノクロページパターンの一部分のパターンを持つ印刷データを取得して、面のモノクロ→カラー変更が少ないページ配置情報を選択する。
両面の場合には、裏面の処理が必要となる。印刷するページ数が異なるが、裏面を印刷する印刷データと、裏面を印刷しない印刷データが存在する。印刷しないページを「空き」で表現する。
印刷データのいずれか一方が両面印刷であり、他方が片面印刷である場合は、両面印刷の表面側のページ配置と該片面印刷である印刷対象の表面側のページ配置とを比べることによって、ページ配置が同じであるか否かを判断する。
そして、両面印刷と片面印刷が混在する場合だけでなく、両面印刷同士の場合も含めた場合について説明する。表面のすべてのページ配置は一致しているが、裏面(「空き」、「モノクロ」、「カラー」の対応)は一致しない場合がある。
裏面にカラーページをもつ印刷データが存在する場合、その裏面を印刷するためにはカラー面としなければならない。カラー面の余った領域に「モノクロ」→「空き」の優先順位で印刷ページを埋めていくように、パターンを選択する。
同様にして、モノクロページを持つ印刷データが存在、又は残っている場合、モノクロ面を用意する。同じページ配置を持つ印刷データがなくなったら、「空き」を持つ印刷データで埋めていく。
いろいろな合致条件が少なくなってくると、ページ数も合致しない場合がある。それでも、印刷コストを抑えたい場合に次の処理を行うようにしてもよい。
以下の例の場合、単純に組み合わせると、7面を印刷して、うち4面が合致する。ただし、モノクロ面は2面目の1面だけで、あとはすべてカラー面となる。
・[カラー − モノクロ − カラー − カラー − カラー]
・[カラー − モノクロ − カラー − モノクロ − カラー − カラー − カラー]
これをずらして、次のように合わせる(後者の長いパターン内で前者の短いパターンが一致するように合わせる)と、7面を印刷して、うち、モノクロが2面に増える。
・[空き − 空き − カラー − モノクロ − カラー − カラー − カラー]
・[カラー − モノクロ − カラー − モノクロ − カラー − カラー − カラー]
印刷面の後ろに空きページがあることも、前に空きページがあることも印刷コストは変わらない。空きページ領域の位置を追加することで、カラー・モノクロのパターンを合致させることができることがある。
なお、空き領域の紙は裁断後に取り除かなければならない。これを分かりやすくするために空きであることを示す文字、図形等を印刷してもよい。
また、1つのパターンの印刷処理が終了した後に、そのパターンの印刷が終了し、次の異なるパターンが始まることを示す差し紙を挿入してもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
120…データ受付モジュール
130…印刷データ作成モジュール
140…印刷データ記憶モジュール
142…印刷データ
144…ページ配置情報テーブル
150…面付けモジュール
152…ページ配置情報取得モジュール
154…ページ配置情報判断モジュール
156…面付け対象決定モジュール
158…面付けデータ作成モジュール
160…面付けデータ
170…印刷モジュール
Claims (5)
- 印刷対象のページ毎に、該ページをカラー印刷するか否かを示す情報を取得する取得手段と、
第1の印刷対象と第2の印刷対象における前記取得手段によって取得された情報のページ順におけるパターンが同じであるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に基づいて、前記第1の印刷対象と前記第2の印刷対象とにおいて、ページの順番が同じページを、同じ用紙に印刷する組み合わせとするか否かを決定する決定手段と、
前記決定手段によって同じ用紙に印刷する組み合わせと決定された場合は、前記第1の印刷対象と前記第2の印刷対象の印刷データを予め定められた位置に面付けする面付手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記決定手段は、前記判断手段によってパターンが異なると判断した場合は、前記面付手段によって面付けをしたときにカラー印刷ではないページが多くなるように、印刷対象の組み合わせとして決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記判断手段は、第1の印刷対象と第2の印刷対象のいずれか一方が両面印刷であり、他方が片面印刷である場合は、該両面印刷の表面側のパターンと該片面印刷である印刷対象の表面側のパターンとを比べることによって、パターンが同じであるか否かを判断する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、前記判断手段によって前記第1の印刷対象と前記第2の印刷対象が異なるページ数であるためにパターンが異なると判断した場合は、ページ数の少ない印刷対象のパターンをページ数の多い印刷対象のパターンが含んでいるときに、該第1の印刷対象と該第2の印刷対象とにおいて、ページの順番が同じページを、同じ用紙に印刷する組み合わせとして決定し、
前記面付手段は、ページ数の多い印刷対象のパターンに合うように、ページ数の少ない印刷対象のパターンのページをずらして面付け処理を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
印刷対象のページ毎に、該ページをカラー印刷するか否かを示す情報を取得する取得手段と、
第1の印刷対象と第2の印刷対象における前記取得手段によって取得された情報のページ順におけるパターンが同じであるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に基づいて、前記第1の印刷対象と前記第2の印刷対象とにおいて、ページの順番が同じページを、同じ用紙に印刷する組み合わせとするか否かを決定する決定手段と、
前記決定手段によって同じ用紙に印刷する組み合わせと決定された場合は、前記第1の印刷対象と前記第2の印刷対象の印刷データを予め定められた位置に面付けする面付手段
として機能させるための画像処理プログラム。
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