JP5914394B2 - パケット抽出方法、パケット抽出装置及びパケット抽出プログラム - Google Patents

パケット抽出方法、パケット抽出装置及びパケット抽出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、パケットをキャプチャして抽出する技術に関する。
近年、IP(Internet Protocol)を利用した電話サービスであるIP電話サービスが広まっている。IP電話サービスなどIPを利用したサービスの故障解析の際には、パケットをキャプチャしてシーケンスを解析する方法が有効である。例えば、特許文献1では、呼制御信号に記載された呼を識別するCall−IDと発電番情報、着電番情報に基づいて同一の呼処理と類推される呼制御信号を抽出し、故障の解析に用いるシーケンスを生成している。
特開2004−248192号公報
IP電話サービスでは、例えば、呼制御信号としてSIP(Session Initiation Protocol)を用い、帯域制御信号としてMegaco(Media Gateway Control Protocol)を用いるなど、通話帯域の確保等を実施する際には呼制御信号とは異なるプロトコルの信号が用いられている。異なる複数種類のプロトコルにまたがる一連のシーケンスを解析する場合、プロトコル毎にそれぞれで収集したメッセージデータを手作業で突合していたため、故障解析に要する時間が多大となっていた。
特許文献1は、Call−IDや発電番情報、着電番情報などを用いることで、同一呼の識別や発着信端末の識別をすることはできるが、異なるプロトコル間にまたがる一連のシーケンスを抽出して故障解析に用いることに着目していないため、呼制御信号とそれ以外の信号を関連付けて一連のシーケンスとすることはできない。また、IP網と公衆交換電話網(PSTN)との間でシグナリングゲートウェイを介して呼制御信号を交換する場合、IP網の呼制御信号であるSIP信号とPSTNの呼制御信号であるISUP信号をIP網上で転送するSIGTRAN信号が用いられるが、特許文献1の技術では、SIP信号とSIGTRAN信号を対応する同一呼として識別することはできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、異なるプロトコル間にまたがる一連のシーケンスを抽出することを目的とする。
第1の本発明に係るパケット抽出装置は、通信経路を流れるパケットをキャプチャして蓄積したパケットデータ記憶装置からパケットを取得し、異なるネットワークそれぞれで呼制御を行う第1、第2のパケット間で対応する同一呼のパケットを抽出するパケット抽出装置であって、キャプチャするパケットには前記ネットワーク上の通話路を設定するための第3のパケットを含み、前記第1、第2、第3のパケット毎に、一連のシーケンスを識別するためのシーケンス識別子が同一のパケットを一連のシーケンスとして関連付ける第1関連付け手段と、第1のパケットに記載された通話路設定情報と同一の通話路設定情報を持つ第3のパケットを前記第1のパケットに一連のシーケンスとして関連付ける第2関連付け手段と、ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1の回線特定情報と第2のパケットに記載される第2の回線特定情報とを関連付けた回線情報を記憶した回線情報記憶手段と、ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1のノード特定情報と第2のパケットの送信先となる第2のノード特定情報とを関連付けたノード情報を記憶したノード情報記憶手段と、前記回線情報記憶手段に記憶された回線情報に該当する、前記第1の回線特定情報と前記第2の回線特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出するとともに、前記ノード情報記憶手段に記憶されたノード情報に該当する、前記第1のノード特定情報と前記第2のノード特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出し、それぞれで抽出された候補の双方に含まれる第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスとして関連付ける第3関連付け手段と、を有することを特徴とする。
第2の本発明に係るパケット抽出方法は、通信経路を流れるパケットをキャプチャして蓄積したパケットデータ記憶装置からパケットを取得し、異なるネットワークそれぞれで呼制御を行う第1、第2のパケット間で対応する同一呼のパケットを抽出するパケット抽出方法であって、キャプチャするパケットには前記ネットワーク上の通話路を設定するための第3のパケットを含み、前記第1、第2、第3のパケット毎に、一連のシーケンスを識別するためのシーケンス識別子が同一のパケットを一連のシーケンスとして関連付けるステップと、第1のパケットに記載された通話路設定情報と同一の通話路設定情報を持つ第3のパケットを前記第1のパケットに一連のシーケンスとして関連付けるステップと、ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1の回線特定情報と第2のパケットに記載される第2の回線特定情報とを関連付けた回線情報に該当する、前記第1の回線特定情報と前記第2の回線特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出するステップと、ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1のノード特定情報と第2のパケットの送信先となる第2のノード特定情報とを関連付けたノード情報に該当する、前記第1のノード特定情報と前記第2のノード特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出するステップと、抽出するステップのそれぞれで抽出された候補の双方に含まれる第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスとして関連付けるステップと、を有することを特徴とする。
第3の本発明に係るパケット抽出プログラムは、上記パケット抽出装置としてコンピュータを動作させることを特徴とする。
本発明によれば、異なるプロトコル間にまたがる一連のシーケンスを抽出することができる。
第1の実施の形態におけるパケット抽出装置を含む全体構成図である。 キャプチャされるパケットの例を示す図である。 キャプチャされたパケットデータの例を示す図である。 第1の実施の形態におけるパケット抽出装置の構成を示す機能ブロック図である。 SIPのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 Megacoのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 一連のシーケンスのパケットを関連付けたデータの例を示す図である。 UA間でセッションを開始して通話路を確保したとき送受信されるパケットの様子を示す図である。 第2の実施の形態におけるパケット抽出装置を含む全体構成図である。 第2の実施の形態におけるパケット抽出装置の構成を示す機能ブロック図である。 SIPのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 Megacoのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 SIGTRANのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 回線情報の例を示す図である。 IP網側からPSTN側に発信して通話路を確保するときに送受信されるパケットの様子を示す図である。 第3の実施の形態におけるパケット抽出装置の構成を示す機能ブロック図である。 SIPのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 Megacoのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 SIGTRANのパケットから抽出したデータの例を示す図である。 回線情報の例を示す図である。 ノード情報の例を示す図である。 比較結果記憶部に格納されるデータの例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態におけるパケット抽出装置1を含む全体構成図である。
同図に示すサーバ3、ルータ4A,4Bは、ネットワーク上に配置され、IP電話サービスなどを提供する。UA(User Agent)5A,5Bは、IP電話機などの端末であり、それぞれルータ4A,4Bに収容される。UA5A,5B間で通話を行う場合、サーバ3の呼制御部32がSIPを用いてUA5A,5B間のセッションを確立するとともに、サーバ3のコントローラ31がMegacoを用いてその呼で用いるルータ4A,4B間の通話路を確保する。
パケットデータ記憶部2には、サーバ3とルータ4A,4Bとの間の通信経路を流れるパケットがキャプチャポイントでキャプチャされて記憶される。具体的には、呼制御部32とUA5A,5B間で送受信される呼制御用のSIPのパケットとコントローラ31とルータ4A,4B間で送受信される帯域制御用のMegacoのパケットがキャプチャされてパケットデータ記憶部2に記憶される。パケット抽出装置1は、パケットデータ記憶部2に接続し、パケットデータ記憶部2から複数のプロトコルをまたがる関連性のあるパケットを抽出する。パケット抽出装置1については後述する。
図2に、パケットデータ記憶部2にキャプチャされるパケットの例を示す。
図2に示す例では、まず、UA5AからSIPのINVITE(呼設定)メッセージが呼制御部32に向けて送信される。INVITEメッセージのパケットP1は、UA5Aからルータ4Aを経由し、キャプチャポイントでキャプチャされてパケットデータ記憶部2に記憶される。パケットP1には、同一呼を特定するためのCall−ID「XXX」と発信元のUA5Aの接続IPアドレス「1.1.1.1」が記載されている。ここでいう「接続IPアドレス」とは、パケット内の「c=」行で指定されるconnection−addressを指す。
INVITEメッセージを受信した呼制御部32はコントローラ31に対して通話路制御を要求する。コントローラ31は、ルータ4Aに対してMegacoのAdd Requestを送信してUA5A向けの通話路の確保を要求する。Add RequestのパケットP2は、キャプチャポイントでキャプチャされてパケットデータ記憶部2に記憶される。パケットP2には、同一制御を特定するためのtransaction−ID「999999」と通話路の接続先を示すUA5Aの接続IPアドレス「1.1.1.1」が記載されている。
ルータ4Aは、UA5A向けの通話路を確保し、MegacoのAdd Replyをコントローラ31に返信する。Add ReplyのパケットP3もキャプチャポイントでキャプチャされてパケットデータ記憶部2に記憶される。パケットP3には、同一制御を特定するためのtransaction−ID「999999」とUA5Aに接続する接続元を示すルータ4Aの接続IPアドレス「3.3.3.3」が記載されている。
その後、対向するUA5Bを収容するルータ4Bを同様に制御してUA5A,5B間の通話路を確保するとともに、UA5BにINVITEメッセージなどを送信してUA5A,5B間のセッションを確立し、呼制御部32がUA5Aに200 OK(応答)メッセージを送信する。200 OKメッセージのパケットP4もキャプチャポイントでキャプチャされてパケットデータ記憶部2に記憶される。パケットP4には、同一呼を特定するためのCall−ID「XXX」が記載されている。
図2に示す例のパケットP1,P4とパケットP2,P3とは異なるプロトコルであるが、パケットP2,P3による通話路の確保は、パケットP1の呼設定を契機として行われたものであるので、パケットP1〜P4は、複数のプロトコルにまたがる関連性のある一連のシーケンスのパケットである。
このように、パケットデータ記憶部2には、キャプチャポイントを流れるSIPのパケットP1,P4とMegacoのパケットP2,P3が記憶される。SIPのパケットP1,P4には同一のCall−ID「XXX」が付与されている。MegacoのパケットP2,P3には同一のtransaction−ID「999999」が付与されている。Call−ID及びtransaction−IDにより、各プロトコルそれぞれで関連するパケット、つまり、パケットP1,P4、パケットP2,P3それぞれを括り付けることができる。しかしながら、SIPのCall−IDとMegacoのtransaction−IDに関連性がないので、パケットP1〜P4の全てを一連のシーケンスとして関連付けることはできない。
そこで、本実施の形態におけるパケット抽出装置1は、異なるプロトコル間で共通する情報を用いて異なるプロトコル間で関連性のあるパケットを括り付けた。具体的には、各プロトコルのパケットに含まれる論理アドレス情報を用いて異なるプロトコル間で関連するパケットを括り付けた。例えば、SIPのINVITEメッセージのパケットP1には、発信元のUA5Aの接続IPアドレス「1.1.1.1」が付与されており、MegacoのAdd RequestのパケットP2には、発信元への通話路を確保するためにUA5Aの接続IPアドレス「1.1.1.1」が付与されているので、パケットP1,P2は関連するパケットであると判断して括り付ける。これにより、パケットP1〜P4の全てが一連のシーケンスのパケットであると括り付けられる。
図3に、パケットデータ記憶部2に記憶されるパケットデータの例を示す。同図に示すパケットデータは、パケットを一意に識別するための番号、プロトコル種別、パケットの送出時刻を示す通信開始時間、パケット種別、SIPのCall−IDを示す第一識別子、Megacoのtransaction−IDを示す第二識別子、接続IPアドレス、および電話番号(発側、着側)を有する。もちろん上記以外の項目を有するものでもよい。プロトコル種別については、パケットの送信元あるいは宛先のポート番号が5060のものをSIP、2944のものをMegacoと判別する。
次に、本実施の形態におけるパケット抽出装置について説明する。
図4は、本実施の形態におけるパケット抽出装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すパケット抽出装置1は、パケット解析部11、第一条件管理部12、第一条件記憶部13、第二条件管理部14、第二条件記憶部15、比較管理部16、比較結果記憶部17、パケット抽出部18、および抽出結果記憶部19を備える。パケット抽出装置が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムはパケット抽出装置が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。以下、各部について説明する。
パケット解析部11は、指定された期間内にキャプチャされたパケットをパケットデータ記憶部2から読み出し、読み出したパケットのプロトコル種別に応じて、SIPのパケットは第一条件管理部12、Megacoのパケットは第二条件管理部14に振り分ける。例えば、ある通話で発生した障害について調べるため、その通話の開始から終了までの期間を指定してパケットを読み出し、プロトコル種別に基づいてパケットを振り分ける。
第一条件管理部12は、呼制御に関するSIPのパケットから複数のプロトコルにまたがる一連のシーケンスを抽出するために必要な情報を取得して第一条件記憶部13に記憶させる。具体的には、パケット解析部11からSIPのパケットを受信して同一呼を特定するための第一識別子(Call−ID)とそのパケットに記載された接続IPアドレスを抽出して第一条件記憶部13に記憶させ、同一のCall−IDを持つパケットを同一呼のシーケンスとして関連付ける。図5に第一条件記憶部13に記憶されるデータの例を示す。図5に示す例では、パケットを一意に識別する番号(パケット識別子)、第一識別子(シーケンス識別子)、接続IPアドレスが記憶されている。1番と5番のパケットのCall−IDは「XXX」で同じであるので一つのシーケンスとして関連付ける。また、6番と10番のパケットのCall−IDは「ZZZ」で同じであるので一つのシーケンスとして関連付ける。
第二条件管理部14は、帯域制御に関するMegacoのパケットから複数のプロトコルにまたがる一連のシーケンスを抽出するために必要な情報を取得して第二条件記憶部15に記憶させる。具体的には、パケット解析部11からMegacoのパケットを受信して同一制御を特定するための第二識別子(transaction−ID)とそのパケットに記載された接続IPアドレスを抽出して第二条件記憶部15に記憶させ、同一のtransaction−IDを持つパケットを同一制御のシーケンスとして関連付ける。図6に第二条件記憶部15に記憶されるデータの例を示す。図6に示す例では、パケットを一意に識別する番号(パケット識別子)、第二識別子(シーケンス識別子)、接続IPアドレスが記憶されている。2番と3番と4番のパケットのtransaction−IDは「999999」で同じであるので一つのシーケンスとして関連付ける。また、7番と8番と9番のパケットのtransaction−IDは「123456」で同じであるので一つのシーケンスとして関連付ける。
比較管理部16は、第一条件管理部12、第二条件管理部14それぞれが関連付けたシーケンス間でパケットの接続IPアドレスを比較し、同じ接続IPアドレスが記載されたパケットが存在する場合は、それらのシーケンスのパケットをまとめて一連のシーケンスとして関連付けて比較結果記憶部17に記憶させる。
図7に比較結果記憶部17に記憶されるデータの例を示す。図7に示す例では、一連のシーケンスそれぞれに同一呼シーケンスIDを付与し、一連のシーケンスとして関連付けたパケットの番号を記載している。図5と図6の例を用いて説明すると、図5の1番のパケットの接続IPアドレスと図6の2番のパケットの接続IPアドレスは「1.1.1.1」で同じであるので1番と2番のパケットを関連付ける。1番のパケットは5番のパケットに関連付けられており、2番のパケットは3番と4番のパケットに関連付けられているので、比較結果記憶部17において1〜5番のパケットが一連のシーケンスとして関連付けられる。同様に、6〜10番のパケットも一連のシーケンスとして関連付けられる。
パケット抽出部18は、比較結果記憶部17を参照して、所望の同一呼シーケンスIDに含まれるパケットの番号を取得し、取得したパケットの番号のパケットデータをパケットデータ記憶部2から読み出して抽出結果記憶部19に記憶させる。その結果、抽出結果記憶部19には、一連のシーケンスのパケットデータがすべて格納される。
故障解析の際には、抽出結果記憶部19にコンピュータを接続し、抽出結果記憶部19に格納されたデータから、特定の検索キー(発信電話番号や着信電話番号など)を使用して、検索キーを含む一連のシーケンスのパケットデータを抽出して、コンピュータのディスプレイに抽出結果を表示させる。パケット抽出装置1が検索手段を備えてもよい。
次に、一方のUA5A側の通信経路を流れるパケットだけでなく、対向するUA5B側の通信経路を流れるパケットも一連のシーケンスとして括り付ける実施例について説明する。UA5A,5B間でセッションを確立する際にサーバ3とUA5A間とサーバ3とUA5B間それぞれで送受信されるSIPのCall−IDは異なるので、Call−IDだけで単純に一つのシーケンスとすることはできないが、論理アドレス情報を用いてSIP,Megacoの一連のシーケンスのパケットを関連付けることにより、対向側のパケットも一連のシーケンスとして関連付けることができる。
図8は、UA5A,5B間でセッションを開始して通話路を確保するときに送受信されるパケットの様子を示す図である。
まず、図8に示した一連のシーケンスのパケットの流れについて説明する。
〈セッションの開始〉
セッションを開始する際、UA5Aがサーバ3に向けてSIPのINVITEメッセージのパケットP101を送信する。パケットP101には、Call−ID「XXX」と発信元のUA5Aの接続IPアドレス「1.1.1.1」が記載される。
サーバ3がINVITEメッセージを受信すると、UA5Aに対してSIPの100 TryingメッセージのパケットP102を送信する。パケットP102には、Call−ID「XXX」が記載される。
〈対向UAからの通話路を確保〉
続いて、サーバ3は発信元のUA5Aへの通話路を確保するために、ルータ4Aに向けてMegacoのAdd RequestのパケットP201を送信する。パケットP201には、transaction−ID「999999」と通話路の接続先のUA5Aの接続IPアドレス「1.1.1.1」が記載される。
ルータ4Aは、UA5A向けの通話路を確保し、サーバ3に向けてMegacoのAdd ReplyのパケットP202を送信する。パケットP202には、transaction−ID「999999」とルータ4Aに接続する接続元を示すルータ4Aの接続IPアドレス「3.3.3.3」が記載される。
サーバ3はAdd Replyを受信すると、ルータ4Aに向けてMegacoのACKのパケットP203を送信する。パケットP203には、transaction−ID「999999」が記載される。
続いて、サーバ3は対向のUA5Bを収容するルータ4BからUA5Aを収容するルータ4Aへの通話路を確保するために、ルータ4Bに向けてMegacoのAdd RequestのパケットP301を送信する。パケットP301には、transaction−ID「888888」と通話路の接続先のルータ4Aの接続IPアドレス「3.3.3.3」が記載される。
ルータ4Bは、ルータ4A向けの通話路を確保し、サーバ3に向けてMegacoのAdd ReplyのパケットP302を送信する。パケットP302には、transaction−ID「888888」とルータ4Bに接続する接続元を示すルータ4Bの接続IPアドレス「5.5.5.5」が記載される。
サーバ3はAdd Replyを受信すると、ルータ4Bに向けてMegacoのACKのパケットP303を送信する。パケットP303には、transaction−ID「888888」が記載される。
これまでの帯域制御処理により、ルータ4Bの接続IPアドレス「5.5.5.5」に向けた通信は、ルータ4Bによりルータ4Aの接続IPアドレス「3.3.3.3」に転送されて、さらに、ルータ4AによりUA5Aのアドレス「1.1.1.1」に転送される。つまり、ルータ4BからUA5Aに向かう通話路が確保されたことになる。
〈対向UAの呼出〉
続いて、サーバ3がUA5Bに向けてSIPのINVITEメッセージのパケットP401を送信してUA5Bを呼び出す。パケットP401には、Call−ID「YYY」とUA5Aに向かう通話路を確保したルータ4Bの接続IPアドレス「5.5.5.5」が記載される。
UA5BがINVITEメッセージを受信すると、サーバ3に対して、SIPの100 TryingメッセージのパケットP402を送信し、SIPの180 RingingメッセージのパケットP403を送信する。パケットP402,P403には、Call−ID「YYY」が記載される。
サーバ3が180 Ringingメッセージを受信すると、UA5Aに対してSIPの180 RingingメッセージのパケットP103を送信する。UA5Aは、サーバ3から180 Ringingメッセージを受信すると、サーバ3に対してSIPのPRACKメッセージのパケットP104を送信する。パケットP103,P104には、Call−ID「XXX」が記載される。
そして、サーバ3は、UA5Bに対してPRACKメッセージのパケットP404を送信し、UA5Bは、PRACKメッセージに対する200 OKメッセージのパケットP405を送信する。UA5Bがオフフックすると、UA5Bは、INVITEメッセージに対する200 OKメッセージのパケットP406を送信する。パケットP404〜P406には、Call−ID「YYY」が記載される。また、INVITEメッセージに対する応答のパケットP406には、着信先のUA5Bの接続IPアドレス「6.6.6.6」が記載される。
〈対向UAへの通話路の確保〉
続いて、サーバ3は着信先のUA5Bへの通話路を確保するために、ルータ4Bに向けてMegacoのModify RequestのパケットP501を送信する。パケットP501には、transaction−ID「777777」と通話路の接続先のUA5Bの接続IPアドレス「6.6.6.6」が記載される。なお、図示していないが、パケットP501には、パケットP301〜P303の処理で確保した通話路を識別するためのtermination−IDも記載されている。つまり、パケットP302とパケットP501には同一のtermination−IDが記載されている。
ルータ4Bは、UA5B向けの通話路を確保し、サーバ3に向けてMegacoのModify ReplyのパケットP502を送信する。パケットP502には、transaction−ID「777777」とルータ4Bに接続する接続元を示すルータ4Bの接続IPアドレス「4.4.4.4」が記載される。
サーバ3はModify Replyを受信すると、ルータ4Bに向けてMegacoのACKのパケットP503を送信する。パケットP503には、transaction−ID「777777」が記載される。
続いて、サーバ3はルータ4Aからルータ4Bへの通話路を確保するために、ルータ4Aに向けてMegacoのModify RequestのパケットP601を送信する。パケットP601には、transaction−ID「666666」と通話路の接続先のルータ4Bの接続IPアドレス「4.4.4.4」が記載される。なお、図示していないが、パケットP601には、パケットP201〜P203の処理で確保した通話路を識別するためのtermination−IDも記載されている。つまり、パケットP202とパケットP601には同一のtermination−IDが記載されている。
ルータ4Aは、ルータ4B向けの通話路を確保し、サーバ3に向けてMegacoのModify ReplyのパケットP602を送信する。パケットP602には、transaction−ID「666666」とルータ4Aに接続する接続元を示す接続IPアドレス「2.2.2.2」が記載される。
サーバ3はModify Replyを受信すると、ルータ4Aに向けてMegacoのACKのパケットP603を送信する。パケットP603には、transaction−ID「666666」が記載される。
これまでの帯域制御処理により、ルータ4Aの接続IPアドレス「2.2.2.2」に向けた通信は、ルータ4Aによりルータ4Bの接続IPアドレス「4.4.4.4」に転送されて、さらに、ルータ4BによりUA5Bのアドレス「6.6.6.6」に転送される。つまり、ルータ4AからUA5Bに向かう通話路が確保されて、UA5A,5B間の通話路が確保されたことになる。
〈セッションの確立〉
UA5A,5B間の通話路が確保されると、サーバ3は、UA5Aに対して、UA5Aから受信したINVITEメッセージに対する200 OKメッセージのパケットP105を送信し、UA5Aは、サーバ3に対してSIPのACKメッセージのパケットP106を送信する。パケットP105,P106には、Call−ID「XXX」が記載される。
そして、サーバ3は、UA5Bに対してAKCメッセージのパケットP407を送信し、セッションが確立される。パケットP407には、Call−ID「YYY」が記載される。
続いて、図8に示した一連のシーケンスのパケットを括り付ける処理の流れについて説明する。
パケットデータ記憶部2には、サーバ3とルータ4A,4B間のキャプチャポイントでキャプチャされたパケットが記憶されている。
まず、パケット解析部11がパケットデータ記憶部2からパケットを読み出し、SIPのパケットは第一条件管理部12に、Megacoのパケットは第二条件管理部14に振り分ける。
続いて、第一条件管理部12が、SIPのパケットに記載されたCall−IDに基づいてパケットを関連付ける。具体的には、パケットP101〜P106には同一のCall−ID「XXX」が、パケットP401〜P407には同一のCall−ID「YYY」が記載されているのでそれぞれ関連付けられて、第一条件記憶部13に記憶される。
また、第二条件管理部14が、Megacoのパケットに記載されたtransaction−IDに基づいてパケットを関連付ける。具体的には、パケットP201〜P203には同一のtransaction−ID「999999」が、パケットP301〜P303には同一のtransaction−ID「888888」が、パケットP501〜P503には同一のtransaction−ID「777777」が、パケットP601〜P603には同一のtransaction−ID「666666」が記載されているのでそれぞれ関連付けられて、第二条件記憶部15に記憶される。
ここまでの処理により、パケットP101〜P106、パケットP401〜P407、パケットP201〜P203、パケットP301〜P303、パケットP501〜P503、およびパケットP601〜P603のそれぞれがシーケンスとして関連付けられる。
続いて、比較管理部16が、シーケンス間でパケットの接続IPアドレスを比較し、同一の接続IPアドレスを持つパケットが存在するシーケンスを一つにまとめて一連のシーケンスとして比較結果記憶部17に記憶する。具体的には、パケットP101とパケットP201のそれぞれには同一の接続IPアドレス「1.1.1.1」が記載されているので、パケットP101〜P106,P201〜P203が一連のシーケンスとして関連付けられる。また、パケットP202とパケットP301のそれぞれには同一の接続IPアドレス「3.3.3.3」が記載されているので、パケットP301〜P303が上記の一連のシーケンスに関連付けられる。また、パケットP302とパケットP401のそれぞれには同一の接続IPアドレス「5.5.5.5」が記載されているので、パケットP401〜P407が上記の一連のシーケンスに関連付けられる。また、パケットP406とパケットP501のそれぞれには同一の接続IPアドレス「6.6.6.6」が記載されているので、パケットP501〜P503が上記の一連のシーケンスに関連付けられる。そして、パケットP502とパケットP601のそれぞれには同一の接続IPアドレス「4.4.4.4」が記載されているので、パケットP601〜P603が上記の一連のシーケンスに関連付けられる。
このように、最終的には、図8に記載した全てのパケットP101〜P106,P201〜P203,P301〜P303,P401〜P407,P501〜P503,P601〜P603が一連のシーケンスとして一つにまとめて関連付けられて比較結果記憶部17に格納される。
なお、上記では論理アドレス情報として接続IPアドレスのみを用いた例で説明したが、ポート番号を含むものであってもよい。
また、通話路の解放時には、MegacoのパケットP202,P302それぞれに記載されたtermination−IDと同一のものを記載したパケットをサーバ3がルータ4A,4Bそれぞれに送信して通話路を識別し解放するので、この解放時のシーケンスについては、論理アドレス情報以外の情報であるtermination−IDを用いて上記の一連のシーケンスに括り付けることができる。
また、図8に示す例では、UA5A,5Bそれぞれに別のCall−ID(XXX,YYY)を払い出しているが、各UA5A,5Bに対して同一のCall−ID(例えば、XXXに統一)を払い出すことも可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、パケット解析部11がパケットデータ記憶部2からパケットを読み出し、読み出したパケットのプロトコル種別に応じて、SIPのパケットは第一条件管理部12、Megacoのパケットは第二条件管理部14に振り分け、第一条件管理部12はSIPのパケット、第二条件管理部14はMegacoのパケットについて、パケットに記載された第一、第二識別子が同一のパケットを一つのシーケンスとして関連付け、比較管理部16が、関連付けられたシーケンス間でパケットの接続IPアドレスを比較し、同じ接続IPアドレスが記載されたパケットが存在する場合は、それらのシーケンスを一つにまとめて、パケットを一連のシーケンスとして比較結果記憶部17に記憶させることにより、異なるプロトコル間にまたがる一連のシーケンスを抽出することが可能となる。その結果、複数種類のプロトコルにまたがった解析作業を自動化でき、故障解析する保守者は作業の効率化を図ることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、SIP信号とSIGTRAN信号を括り付ける例について説明する。SIP信号とSIGTRAN信号との間には、対応する同一呼として識別できる情報がない。そこで、第2の実施の形態では、通話路確保時に送信されるMegaco信号のパラメータを用いてSIGTRAN信号とMegaco信号とを括り付け、Megaco信号を介してSIGTRAN信号とSIP信号を括り付けた。
図9は、第2の実施の形態におけるパケット抽出装置1を含む全体構成図である。
IP網には、加入者系呼制御サーバ3A、中継系呼制御サーバ3B、およびルータ4が配置される。加入者系呼制御サーバ3A、中継系呼制御サーバ3Bは、図1のコントローラ31、呼制御部32と同様の機能を備える。PSTNには、信号中継交換器(STP)8、相互接続用関門交換機(ISG)9が配置される。IP網とPSTNの間には、メディアゲートウェイ(MG)6、シグナリングゲートウェイ(SG)7が配置される。
パケットデータ記憶部2には、ルータ4と加入者系呼制御サーバ3A、加入者系呼制御サーバ3Aと中継系呼制御サーバ3B、中継系呼制御サーバ3BとMG6、および中継系呼制御サーバ3BとSG7のそれぞれの間の通信経路を流れるパケットがキャプチャポイントでキャプチャされて記憶される。具体的には、ルータ4と加入者系呼制御サーバ3A、加入者系呼制御サーバ3Aと中継系呼制御サーバ3Bの間のキャプチャポイントでは、IP網で呼制御を行うSIPのパケットがキャプチャされ、中継系呼制御サーバ3BとMG6の間のキャプチャポイントでは、MG6のPSTN側のポートとIP網側の接続IPアドレスを結びつけて通話路を確保するMegacoのパケットがキャプチャされ、中継系呼制御サーバ3BとSG7の間のキャプチャポイントでは、SIPに対応するSIGTRANのパケットがキャプチャされてパケットデータ記憶部2に記憶される。
パケット抽出装置1は、パケットデータ記憶部2に接続し、複数のプロトコルにまたがる関連性のあるパケットを抽出する。
図10は、第2の実施の形態におけるパケット抽出装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すパケット抽出装置1は、図4に示した第1の実施の形態におけるパケット抽出装置1に、第三条件管理部21、第三条件記憶部22、および回線情報記憶部23を備えた構成である。
パケット解析部11は、指定された期間内にキャプチャされたパケットをパケットデータ記憶部2から読み出し、読み出したパケットをプロトコル種別に応じて振り分ける。SIPのパケットは第一条件管理部12、Megacoのパケットは第二条件管理部14、SIGTRANのパケットは第三条件管理部21に振り分ける。
第一条件管理部12は、SIPのパケットから複数のプロトコルにまたがる一連のシーケンスを抽出するために必要な情報を取得して第一条件記憶部13に記憶させる。図11に、第一条件記憶部13に記憶されるデータの例を示す。図11に示す例では、パケットを一意に識別する番号、第一識別子としてCall−ID、および接続IPアドレスが記憶されている。第一識別子が同じパケットは同一呼で一つのシーケンスとして関連付ける。
第二条件管理部14は、Megacoのパケットから複数のプロトコルにまたがる一連のシーケンスを抽出するために必要な情報を取得して第二条件記憶部15に記憶させる。図12に、第二条件記憶部15に記憶されるデータの例を示す。図12に示す例では、パケットを一意に識別する番号、第二識別子としてtransaction−ID、第三識別子としてtermination−ID、および接続IPアドレスが記憶されている。第二識別子あるいは第三識別子が同じパケットは同一制御で一つのシーケンスとして関連付ける。図12に示す例では、2番と3番と4番、8番と9番、15番と16番と17番それぞれは、transaction−IDが同じであるので一つのシーケンスとして関連付ける。また、2〜4番と15〜17番は、termination−IDが同じであるので一つのシーケンスとして関連付け、2〜4番と15〜17番はまとめて一連のシーケンスとして関連付けられる。なお、termination−IDは、通話路として用いるMG6のポートを指定する情報である。
第三条件管理部21は、SIGTRANのパケットから複数のプロトコルにまたがる一連のシーケンスを抽出するために必要な情報を取得して第三条件記憶部22に記憶させる。図13に、第三条件記憶部22に記憶されるデータの例を示す。図13に示す例では、パケットを一意に識別する番号、第四識別子としてCIC(回線識別番号)、第五識別子としてポイントコード(装置番号)が記憶される。第五識別子として記憶するポイントコードは、通話路を設定するためにMG6に接続される接続先装置の装置番号を用いる。CICとポイントコードの組みをシーケンス識別子として利用し、CICとポイントコードの両方が同じパケットは同一呼で一つのシーケンスとして関連付ける。なお、CICとポイントコードでMG6に接続するPSTN側の装置と回線が指定される。
比較管理部16は、第一条件管理部12、第二条件管理部14それぞれが関連付けたシーケンス間でパケットの接続IPアドレスを比較して一連のシーケンスを抽出し、比較結果記憶部17に記憶させる。さらに、第二条件記憶部15に記憶されたtermination−IDと第三条件記憶部22に記憶されたCIC、ポイントコードを回線情報記憶部23に記憶された回線情報と比較し、termination−IDとCIC、ポイントコードの組み合わせと同じ内容の回線情報が存在する場合には、それらのパケットは、対応する同一呼であるとして、それらのパケットが属するシーケンスを一連のシーケンスとしてまとめて比較結果記憶部17に記憶させる。
図14に、回線情報記憶部23に記憶される回線情報の例を示す。図14に示す例では、装置番号(ポイントコード)、回線識別番号(CIC)に物理termination−IDを関連付けた回線情報を記憶している。装置番号、回線識別番号と物理termination−IDの関連は、中継系呼制御サーバ3BとMG6の設定で予め静的に決められるので、装置番号、回線識別番号、物理termination−IDを関連付けて回線情報として回線情報記憶部23に記憶させる。
比較結果記憶部17は、一連のシーケンスそれぞれに同一呼シーケンスIDを付与し、一連のシーケンスとして関連付けたパケットの番号を記載したデータを記憶している。
パケット抽出部18は、所望の同一呼シーケンスIDに含まれるパケットの番号を取得し、取得したパケットの番号のパケットデータをパケットデータ記憶部2から読み出して抽出結果記憶部19に記憶させる。
次に、IP網とPSTNで通話路を確保するときのパケットを一連のシーケンスとして括り付ける実施例について説明する。
図15は、IP網側からPSTN側に発信して通話路を確保するときに送受信されるパケットの様子を示す図である。
SIPのパケットとMegacoのパケットについては、第1の実施の形態で説明したように、同じプロトコル間では、同一のシーケンス識別子(Call−ID、transaction−ID、termination−ID)を持つパケットを一つのシーケンスとして関連付け、SIPとMegaco間では、SIPとMegacoのパケットの両方に含まれる通話路を設定する情報である接続IPアドレスが同じパケットを一連のシーケンスとしてまとめる。
また、SIGTRANのパケットについても同様に、CIC、ポイントコードの両方とも同じパケットを一つのシーケンスとして関連付けておく。
続いて、MegacoとSIGTRANのパケットの関連付けについて説明する。IP網側からPSTN側に発信した場合、中継系呼制御サーバ3Bは、MG6に対してtermination−IDを含むMegacoのパケットを送信するとともに、SG7に対してCIC、OPC(Origination Point Code:発装置番号)、DPC(Destination Point Code:着装置番号)を含むSIGTRANのパケットを送信することでIP網とPSTNを接続する通話路を確保する。このとき、CIC、ポイントコード、termination−IDの組み合わせは回線情報記憶部23に記憶された回線情報のいずれかとなる。そこで、回線情報記憶部23に記憶されている回線情報と、第二条件記憶部15に記憶されたtermination−IDと第三条件記憶部22に記憶されたCICとポイントコードの組み合わせを比較し、回線情報と合致するパケットの組み合わせがあれば、そのパケットの組み合わせを含むシーケンスを関連するパケットとして一連のシーケンスにまとめる。
図15に示す例では、Megacoのパケットのtermination−IDが「00000088」で、SIGTRANのパケットのCICが「111」、ポイントコードが「1234」であり、図14に示した例の中に、ポイントコードが「1234」、CICが「111」、termination−IDが「00000088」の回線情報が存在するので、図15のMegacoとSIGTRANのパケットは一連のシーケンスとして関連付けられる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、予め静的に決められるMegaco信号に含まれるtermination−IDとSIGTRAN信号に含まれるCIC、ポイントコードの関係を回線情報として回線情報記憶部23に記憶させておき、SIP信号とMegaco信号を接続IPアドレスを用いて括り付け、Megaco信号とSIGTRAN信号を回線情報を参照して括り付けることにより、SIP信号とSIGTRAN信号との間に対応する同一呼として識別できる情報が無い場合でも、通話路を確保するためのMegaco信号を介してSIP信号とSIGTRAN信号を括り付けることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、Megaco信号を介してSIP信号とSIGTRAN信号を括り付ける例について説明する。
図16は、第3の実施の形態におけるパケット抽出装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すパケット抽出装置1は、図10に示した第2の実施の形態におけるパケット抽出装置1に、ノード情報記憶部24を備えた構成である。以下、各部の処理について説明する。
パケット解析部11は、パケットデータ記憶部2からパケットを読み出し、パケットのプロトコル種別に応じて、SIP信号のパケットは第一条件管理部12、Megaco信号のパケットは第二条件管理部14、SIGTRAN信号のパケットは第三条件管理部21に振り分ける。
第一条件管理部12、第二条件管理部14、第三条件管理部21は、第2の実施の形態と同様に、複数のプロトコルにまたがる一連のシーケンスを抽出するために必要な情報を各パケットから取得し、同じプロトコルのパケット間で取得した情報を比較して一連のシーケンスとして関連付け、第一条件記憶部13、第二条件記憶部15、第三条件記憶部22それぞれに記憶させる。第一条件記憶部13ではCall−IDが同一のパケット、第二条件記憶部15ではtransaction−IDまたは物理termination−IDが同一のパケット、第三条件記憶部22ではCICとポイントコードが同一のパケットをそれぞれの記憶部において一連のシーケンスとして関連付ける。図17,18,19に、第一条件記憶部13、第二条件記憶部15、第三条件記憶部22に記憶されるデータの例を示す。第3の実施の形態では、第二条件記憶部15に、Megaco信号のパケットから抽出した情報に加えて、Megaco信号のパケットを運ぶIPパケットから抽出した送信先IPアドレスを記憶させる。
比較管理部16は、第1,2の実施の形態と同様に、第一条件管理部12、第二条件管理部14それぞれが関連付けたシーケンス間でSIP信号とMegaco信号それぞれに記載された接続IPアドレスを比較し、同一の接続IPアドレスを含むものを一連のシーケンスとして比較結果記憶部17に記憶させる。この処理によって、同一呼のSIP信号とMegaco信号が関連付けられる。
比較管理部16は、さらに、回線情報記憶部23に記憶した回線情報とノード情報記憶部24に記憶したノード情報を用いて、同一呼のMegaco信号とSIGTRAN信号を関連付ける。図20に、回線情報記憶部23に記憶される回線情報の例を示す。図20に示す例では、回線識別番号(CIC)に物理termination−IDを関連付けた回線情報を記憶している。CICと物理termination−IDで構成される回線情報は、中継系呼制御サーバ3BとMG6の設定で静的に決定される。また、図21に、ノード情報記憶部24に記憶されるノード情報の例を示す。図21に示す例では、装置番号(ポイントコード)と送信先IPアドレスを関連付けたノード情報を記憶している。ポイントコードとMegaco信号の送信先IPアドレスの組み合わせは、中継系呼制御サーバ3BとMG6の設定で静的に決定される。第2の実施の形態では回線情報にポイントコードも関連付けていたが、第3の実施の形態では回線情報にポイントコードを関連付けずに、ノードの構成に基づいてMegaco信号とSIGTRAN信号を関連付けるノード情報として別に管理した。
次に、同一呼のMegaco信号とSIGTRAN信号を関連付ける処理を具体的に説明する。
比較管理部16は、第二条件記憶部15に記憶されたMegaco信号のAdd Requestに含まれる物理termination−IDと第三条件記憶部22に記憶されたSIGTRAN信号のIAM信号に含まれるCICを、回線情報記憶部23に記憶された回線情報と比較し、回線情報の物理termination−IDとCICの組み合わせと同じ値を持つMegaco信号のパケットとSIGTRAN信号のパケットの組み合わせを抽出する。
また、比較管理部16は、第二条件記憶部15に記憶されたMegaco信号のAdd Requestの送信先IPアドレスと第三条件記憶部22に記憶されたSIGTRAN信号のIAM信号に含まれるポイントコードを、ノード情報記憶部24に記憶されたノード情報と比較し、ノード情報の送信先IPアドレスとポイントコードの組み合わせと同じ値を持つMegaco信号のパケットとSIGTRAN信号のパケットの組み合わせを抽出する。なお、回線情報とノード情報のいずれを先に用いてもよい。
そして、回線情報とノード情報を用いて抽出された組み合わせの双方に含まれる組み合わせを一連のシーケンスとして、その組み合わせを構成するMegaco信号のパケットとSIGTRAN信号のパケットを関連付ける。上記の処理でSIGTRAN信号に関連付けられたMegaco信号の接続IPアドレスがSIP信号とMegaco信号の関連付けに用いた接続IPアドレスと一致していれば、これらのSIP信号、Megaco信号、およびSIGTRAN信号は同一呼であるので、これらの全てのパケットに同一呼シーケンスIDを付与し、一連のシーケンスとして比較結果記憶部17に記憶させる。
図22は、比較結果記憶部17に格納されるデータの例を示す図である。同図に示すパケット番号101,102,105のパケットは、それぞれSIP信号、Megaco信号、SIGTRAN信号から抽出したパケットで、一連のシーケンスとして判定されたものである。SIP信号とMegaco信号については、接続IPアドレスが同じパケットが一連のシーケンスとして関連付けられる。図22の例では、パケット番号が101,102のパケットが該当する。
また、Megaco信号とSIGTRAN信号については、回線情報記憶部23に記憶された回線情報と同じ値を持つパケットの組み合わせであって、ノード情報記憶部24に記憶されたノード情報と同じ値を持つパケットの組み合わせを一連のシーケンスとして関連付けられる。図22の例では、物理termination−IDが00000088、CICが111の組み合わせで、送信先IPアドレスが11.22.33.44、ポイントコードが1234の組み合わせのパケット番号102,105のパケットが該当する。したがって、図22に示した、パケット番号101,102,105のパケットは、一連のシーケンスとして、同じ同一呼シーケンスIDが付与されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、中継系呼制御サーバ3BとMG6の設定で静的に決定される、Megaco信号に含まれる物理termination−IDとSIGTRAN信号に含まれるCICを関連付けた回線情報を回線情報記憶部23に記憶させ、Megaco信号の送信先IPアドレスとSIGTRAN信号に含まれる装置番号を関連付けたノード情報をノード情報記憶部24に記憶させておき、SIP信号とMegaco信号を接続IPアドレスを用いて括り付け、Megaco信号とSIGTRAN信号を回線情報とノード情報を用いて括り付けることにより、SIP信号とSIGTRAN信号との間に対応する同一呼として識別できる情報が無い場合でも、通話路を確保するためのMegaco信号を介してSIP信号とSIGTRAN信号を括り付けることができる。
1…パケット抽出装置
11…パケット解析部
12…第一条件管理部
13…第一条件記憶部
14…第二条件管理部
15…第二条件記憶部
16…比較管理部
17…比較結果記憶部
18…パケット抽出部
19…抽出結果記憶部
21…第三条件管理部
22…第三条件記憶部
23…回線情報記憶部
24…ノード情報記憶部
2…パケットデータ記憶部
3…サーバ
31…コントローラ
32…呼制御部
3A…加入者系呼制御サーバ
3B…中継系呼制御サーバ
4,4A,4B…ルータ
5A,5B…UA
6…MG
7…SG
8…STP
9…IGS

Claims (3)

  1. 通信経路を流れるパケットをキャプチャして蓄積したパケットデータ記憶装置からパケットを取得し、異なるネットワークそれぞれで呼制御を行う第1、第2のパケット間で対応する同一呼のパケットを抽出するパケット抽出装置であって、キャプチャするパケットには前記ネットワーク上の通話路を設定するための第3のパケットを含み、
    前記第1、第2、第3のパケット毎に、一連のシーケンスを識別するためのシーケンス識別子が同一のパケットを一連のシーケンスとして関連付ける第1関連付け手段と、
    第1のパケットに記載された通話路設定情報と同一の通話路設定情報を持つ第3のパケットを前記第1のパケットに一連のシーケンスとして関連付ける第2関連付け手段と、
    ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1の回線特定情報と第2のパケットに記載される第2の回線特定情報とを関連付けた回線情報を記憶した回線情報記憶手段と、
    ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1のノード特定情報と第2のパケットの送信先となる第2のノード特定情報とを関連付けたノード情報を記憶したノード情報記憶手段と、
    前記回線情報記憶手段に記憶された回線情報に該当する、前記第1の回線特定情報と前記第2の回線特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出するとともに、前記ノード情報記憶手段に記憶されたノード情報に該当する、前記第1のノード特定情報と前記第2のノード特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出し、それぞれで抽出された候補の双方に含まれる第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスとして関連付ける第3関連付け手段と、
    を有することを特徴とするパケット抽出装置。
  2. 通信経路を流れるパケットをキャプチャして蓄積したパケットデータ記憶装置からパケットを取得し、異なるネットワークそれぞれで呼制御を行う第1、第2のパケット間で対応する同一呼のパケットを抽出するパケット抽出方法であって、キャプチャするパケットには前記ネットワーク上の通話路を設定するための第3のパケットを含み、
    前記第1、第2、第3のパケット毎に、一連のシーケンスを識別するためのシーケンス識別子が同一のパケットを一連のシーケンスとして関連付けるステップと、
    第1のパケットに記載された通話路設定情報と同一の通話路設定情報を持つ第3のパケットを前記第1のパケットに一連のシーケンスとして関連付けるステップと、
    ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1の回線特定情報と第2のパケットに記載される第2の回線特定情報とを関連付けた回線情報に該当する、前記第1の回線特定情報と前記第2の回線特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出するステップと、
    ネットワーク上の装置の設定によって静的に決定される、第3のパケットに記載される第1のノード特定情報と第2のパケットの送信先となる第2のノード特定情報とを関連付けたノード情報に該当する、前記第1のノード特定情報と前記第2のノード特定情報を持つ第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスの候補として抽出するステップと、
    抽出するステップのそれぞれで抽出された候補の双方に含まれる第2のパケットと第3のパケットの組み合わせを一連のシーケンスとして関連付けるステップと、
    を有することを特徴とするパケット抽出方法。
  3. 請求項1に記載のパケット抽出装置としてコンピュータを動作させることを特徴とするパケット抽出プログラム。
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