JP5914124B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関する。
デジタル技術の発達により、銀塩フィルムカメラの代わりにデジタル式のビデオカメラを用いて映画撮影を行なうデジタルシネマが普及してきている。デジタルシネマ用のビデオカメラにおいては、デジタルとフィルムとの親和性を高めるために、Log(ログ)ガンマと呼ばれる入力値の線形的な増加に対して出力値が対数的に増加する非線形な変換特性(Cineon Log)を用いて画像を生成している。このようなLogガンマを用いた色変換に関する処理により、白とびや黒つぶれは抑制されて高い階調性が維持出来るため、ネガフィルムが有する広いダイナミックレンジや対数化された露光量が記録される記録特性がデジタル画像においても維持される。
一方、静止画撮影を目的としたデジタルカメラにおいても、動画撮影機能を搭載したものが広く知られている。また、静止画撮影用のデジタルカメラに搭載された動画撮影機能に、上述したようなLogガンマの機能を持たせることが検討されている。このような構成によれば、高画質な静止画撮影が可能なデジタルカメラをデジタルシネマの撮影が可能なデジタルシネマカメラとして利用することが可能になる。
特許文献1には、動画撮影時に、画像データの記録媒体への記録と表示とを同時に行うとともに、表示における画像の視認性を確保するために画像特性を変更する構成が記載されている。特許文献1では、撮影モードに応じて異なる映像信号特性の画像を画像表示装置に適した特性に変換するために、コントラスト、ブライトネス、ガンマなどを調整するための制御データを、撮影モードに応じて切り替える構成が記載されている。このような特許文献1の技術を用いれば、1つのルックアップテーブルに複数の機能を実現させることができる。
特許第4500711号公報
デジタルカメラをデジタルシネマへ対応させることを考慮すると、上述したLogを用いた画像特性を持つ画像の記録に加えて、4096画素×2160画素という画素数(以下、4k2kという)での画像記録が要求される。4k2kという高解像度での動画記録とそのモニタ表示を同時に行うことをデジタルカメラで実現するために、動画記録のための画像処理エンジンと表示に用いる画像を生成するための画像処理エンジンとを別々に設けて処理する構成も考えられる。また、4k2k以外の画像記録では、一方の画像処理エンジンのみを用いて記録用の動画と表示用の動画を生成するように処理経路を切り替えることも考えられる。このように、撮影モードに応じて使用する画像処理エンジンの数や画像信号の処理経路が切り替わると、ルックアップテーブルを各処理経路の適した場所に配置する必要が生じる。その結果、用意しておくべきルックアップテーブルが増加し、システムリソースが逼迫する。特許文献1では、制御データの変更により複数の撮影モード(映像信号特性)に対応するが、上述したような複数の処理経路の切り替えへの対応については考慮されていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、処理経路が異なる多様な撮影モードを有する撮像装置において、確保しておくルックアップテーブルの数を減らし、システムリソースを有効に利用できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
撮影された画像の記録と表示を同時に実行可能な撮像装置であって、
撮像素子から得られた画像を現像する2つの画像処理エンジンと、
テーブル内のデータの変更が可能な少なくとも2つのルックアップテーブルと、
第1のモードでは、前記2つの画像処理エンジンが生成した画像の一方を記録、他方を表示に使用するように表示経路と記録経路を設定し、前記2つのルックアップテーブルを一方が記録経路に、他方が表示経路に含まれるように接続し、第2のモードでは、前記2つの画像処理エンジンのいずれか1つが生成した画像を記録と表示に使用するように表示経路と記録経路を設定し、前記2つのルックアップテーブルを一方が記録経路と表示経路に、他方が表示経路のみに含まれるように接続する接続手段と、を備える。
本発明によれば、処理経路が異なる多様な撮影モードを有する撮像装置において、確保しておくルックアップテーブルの数を減らし、システムリソースを有効に利用できるようになる。
実施形態によるデジタルカメラの構成例を示すブロック図。 撮像部、エンジン、記録部、表示部の詳細を示すブロック図。 4k2k画像撮影時の動作を説明する図。 4k2k以外の画像撮影時の動作を説明する図。 コントローラによる経路設定、LUTの制御を説明するフローチャート。 実施形態における関数で定義されたLogガンマの入出力特性を示す図。 ビューアシストを実現するLUTの特性を示す図。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、実施形態による撮像装置としてのデジタルカメラ100における、撮像、現像、出力に関わる構成例を示すブロック図である。本実施形態のデジタルカメラ100では、撮影された画像の記録と表示とを同時に実行可能となっている。コントローラ130は不図示のCPU、ROMやRAM等のメモリを有し、例えばCPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより以下に説明する各部を制御したり、各部の機能の一部もしくは全てを実現したりする。したがって、以下に説明する構成は、ハードウェアにより、ソフトウェアにより、あるいはハードウェアとソフトウェアの協働により実現される。
撮像部101は、撮影光学系および撮像素子を含み、撮像素子の撮像面に結像された光学像を電気信号に変換し、取得された電気信号をデジタル信号に変換して出力する。撮像部101のより詳細な構成を図2(a)に示す。図2(a)において、撮影画面範囲内の被写体像は撮影光学系201を介して撮像素子としてのCMOS202の撮像面上に結像する。なお、撮像素子はCMOSに限られるものではなく、CCD等の他の素子であってもよいことは言うまでもない。CDS/AGC回路203は、CMOS202から得られた電気信号に相関二重サンプリング/ゲイン調整を行なう。AD変換器204は、CDS/AGC回路203から出力される信号をデジタル変換し、画像信号として出力する。また、撮影光学系201は、絞りおよびフォーカスのための駆動機構206を有し、AE/AF部205はコントローラ130からの指示により駆動機構206の駆動を制御する。このようなAE/AF部205、駆動機構206により、自動焦点機能や自動露出機能が実現される。
図1に戻り、WB回路102は、撮像部101(AD変換器204)から出力された画像信号に対してホワイトバランス調整を行なう。WB回路102においてホワイトバランスが調整された画像信号は第1経路設定部103に供給される。第1経路設定部103では、コントローラ130の制御の下、ユーザの指示により選択された動作モード(本実施形態では、4k2kモードか、それ以外かなど)に応じて、入力された画像信号の経路を切り替える。第1経路設定部103の詳しい動作については後述する。
本実施形態のデジタルカメラ100では、現像処理のためのエンジン104が、2つの異なるタイプの画像処理エンジンを有する。第1の画像処理エンジンとしての画像処理エンジンA121は4k2kの動画を生成するための現像処理を行なう。他方、第2の画像処理エンジンとしての画像処理エンジンB122は、静止画撮影のための高画質な画像を生成するために最適化された画像処理エンジンであり、4k2k以外の動画のための現像にも用いられる。なお、画像処理エンジンA121は、画像処理エンジンB122よりも高速な現像を実現するように、処理速度を優先したエンジンである。
図2(b)は、画像処理エンジンA121、画像処理エンジンB122の詳細な機能構成を示す図である。ノイズ除去部211は、ホワイトバランス調整がされた画像信号に対してノイズ除去を行なう。なお、画像処理エンジンB122は静止画の現像に最適化されており、画像処理エンジンB122のノイズ除去部211は、静止画に適応したノイズ除去を提供する。より具体的には、たとえば、ノイズ除去部211は、入力された画像から複数種類の縮小画像を生成し、各縮小画像についてフィルタリングやノイズ除去を実行する。なお、このような画像処理エンジンB122のノイズ除去部211では、複数の縮小画像を生成してノイズ除去を行なうため、メモリへの画像の保持や読出しが多発し、処理負荷が大きい。これに対して、4k2k動画のための現像を行なう画像処理エンジンA121のノイズ除去部211は、たとえば、1階層のみのノイズ除去を行なう。このようにして、画像処理エンジンA121では、画像処理エンジンB122よりも処理負荷が軽減され、処理速度が向上する。
ノイズ除去部211から出力された画像信号は、色処理部と輝度処理部に分配される。色処理部では、まず、第1マトリクス212が、ノイズ除去部211から出力された画像信号(RGB)を、YUV信号に変換する。この際、第1マトリクス212は、撮像素子(CMOS202)の固有の分光特性に起因したばらつきを吸収するとともに、所望する絵作りに応じた画像となるようにマトリクス変換を行なう。色抑圧部213は、飽和時のホワイトバランスを維持するために高輝度部分の色値のゲインを調整(抑圧)する。
第2マトリクス214は、色抑圧部213により処理されたUV信号を含むYUV信号を、γ処理のためにRGB信号に変換する。Cγ処理部215は、第2マトリクス214により得られた画像信号(RGB信号)に対してγ処理を施す。そして、第3マトリクス216は、Cγ処理部215の出力(RGB信号)を再びYUV信号に変換する。ニー補正部217は、第3マトリクス216から出力されたYUV信号のうちのUV信号を入力し、高彩度における色空間の圧縮を行なって、画像信号を目標とする色空間に収める補正を行なう。
他方、ノイズ除去部211から出力された画像信号(RGB)のうちのG成分は輝度処理部に入力される。輝度処理部では、まず、適応処理部221が帯域を維持するためにG信号に適応化処理を施してY信号を生成する。Yγ処理部222は、適応処理部221により生成されたY信号にγ処理を施す。また、適応処理部221の出力はシャープネス部223にも供給され、シャープネス部223は、入力されたY信号からシャープネス量を検出し、これをYγ処理部222の出力に足し込む。
以上のようにして、ニー補正部217の出力信号(U,V)と輝度処理部から得られる信号(Y)が、画像処理エンジンA121または画像処理エンジンB122から、画像信号(YUV)として出力される。
図1に戻り、画像処理エンジンA121と画像処理エンジンB122から出力されたYUV信号は、それぞれ第2経路設定部105に供給される。第2経路設定部105は、コントローラ130の制御の下、各画像処理エンジンから供給されたYUV信号の経路を制御し、YUV信号を第1のルックアップテーブルである第1LUT106、第2のルックアップテーブルである第2LUT107などに供給する。なお、第2経路設定部105の動作の詳細については後述する。
第1LUT106および第2LUT107は、第2経路設定部105および第3経路設定部110と接続され、それぞれ変換すべきデータの入力元や変換後のデータの出力先を柔軟に設定できる。また、第1LUT106、第2LUT107のそれぞれのテーブル内のテーブルデータは、コントローラ130により、その接続元や接続先の切り替えに応じて変更が可能となっている。各ルックアップテーブルは、テーブル内に設定されたテーブルデータによりその変換特性が決定される。第3経路設定部110は、コントローラ130の制御下で、記録部111、表示部112、第1LUT106、第2LUT107の間の経路の設定を行なう。経路設定の詳細については後述する。また、表示部112における接続の一部は、第2経路設定部105と第3経路設定部110により制御され、変更されるようになっている。経路108は、第2経路設定部105と第3経路設定部110との間を画像信号がスルーするための経路である。
記録部111と表示部112の詳細構成について、図2(c)を参照して説明する。記録部111において、巡回NR部231は、入力されたYUV信号のフレーム間の相関性を利用してノイズ除去を行なう。なお、巡回NR部231は、動画記録時にのみ動作するようにコントローラ130により制御される。すなわち、静止画記録時には、巡回NR部231はスルー動作となる。
リサイズ部232は、記録される画像データの形式に応じてリサイズを行なう。リサイズが不要であれば、コントローラ130の制御下、リサイズ部232は画像信号をスルーする。マトリクス部233は、リサイズ部232から出力された画像信号について最終的な画像調整を行なう。圧縮部234はマトリクス部233から出力された画像信号(画像データ)に圧縮処理を施して、記録ファイル235を出力する。記録ファイル235は、メモリカード(不図示)等の記録媒体に記録される。
表示部112では、HDMI出力243およびLCD出力246を生成する。第3経路設定部110により設定された経路を介して提供された画像信号はそれぞれリサイズ部241,244に供給される。リサイズ部241は、供給された画像信号をHDMIの解像度(例えば1920×1080画素)にリサイズする。マトリクス部242は、リサイズ部241でリサイズされた画像信号に対して最終的な画像調整を行ない、HDMI出力243を得る。同様に、リサイズ部244は、供給された画像信号をLCD(本例では、デジタルカメラ100の背面に設けられた液晶表示器とする)の解像度(例えば、720×380画素)にリサイズする。マトリクス部245は、リサイズ部244でリサイズされた画像信号に対して最終的な画像調整を行ない、LCD出力246を得る。なお、リサイズ部244の出力側は第2経路設定部105と接続され、第3経路設定部110との協働により、必要に応じてビューアシスト機能を提供するためのルックアップテーブルがリサイズ部244とマトリクス部245との間に接続される。ビューアシスト機能については後述する。
また、巡回NR部231の出力はスイッチ251を介してリサイズ部241、244に接続されている。スイッチ251は第3経路設定部110による経路設定の一部を担っており、たとえば図3や図4により後述する経路設定で説明されるように開閉が制御される。
次に、図3、図4を参照して、第1経路設定部103、第2経路設定部105、第3経路設定部110による経路設定動作について説明する。なお、以下では、第1の撮影モードとして4k2kによる動画撮影が選択された場合の経路設定を図3を用いて、第2の撮影モードとして4k2k以外の動画撮影が選択された場合の経路設定を図4を用いて説明する。また、その際に、デジタルシネマ対応のためのLogガンマ変換の実行が指定された場合は、画像処理エンジンA121、画像処理エンジンB122において、入力値の線形的な増加に対して出力値が対数的に増加する非線形な入出力特性によるLogガンマ変換処理が施される。
Logガンマの入出力特性は、カメラ側で数値テーブルや関数で定義されている。Logガンマによる階調変換処理は、編集器側での後処理(ポストプロダクション処理という)を前提とした高い階調性を維持し、ダイナミックレンジの広い画像を提供することが目的となっている。そのため、図6に示すように暗部は少しオフセットされた状態で黒つぶれを防ぎ、中間輝度部は階調を最低限のビット数で維持し、明部は飽和まで白飛びを防いで階調を保つような特性を有している。その特性は、
出力値=A×log10(B×入力値+C)+D (式1)
(0<A<1,B,Cは定数)といった対数式で表される。
例えば、8ビットデータの場合、A=0.529136,B=10.1596,C=1.0,D=0.0730597とすると、暗部は少しオフセットされた状態で黒つぶれを防ぎ、中間輝度部は階調を最低限のビット数で維持し、明部は飽和まで白飛びを防いで高い階調を保つことが可能になる。
これにより、Logガンマを適用した動画像は、通常よりもコントラストが抑えられた動画像となる。このようにLogガンマを適用した動画像は、コントラストが抑えられているため、直接LCD等の表示装置で鑑賞するのには適さない。そこで、Logガンマによる動画記録中に、LCD等の表示装置にコントラストのついたメリハリのある動画を表示させるべく画像特性を変更する機能、いわゆるビューアシスト機能が用いられている。このようにビューアシスト機能を実現するLUTは、図7に示されるようにLogガンマで抑えていた中間輝度部のコントラストを上げる特性を有するLUTになっている。これにより、標準的な映像色空間(例えばBT.709)に従った明るさが再現される。つまり、ユーザは撮影時にviewingLUTで変換される前の状態で階調を確認し、viewingLUTで変換された状態で最終的な画像をイメージしながら撮影を行うことが可能になる。
図3は、「4k2kによる動画撮影」が指示された場合の、第1経路設定部103、第2経路設定部105、第3経路設定部110による画像信号の経路設定動作および現像処理に用いる画像処理エンジンの選択を説明する図である。なお、第1経路設定部103、第2経路設定部105、第3経路設定部110の動作等は、コントローラ130が制御する。図3に示すように、撮像部101から出力され、WB回路102を経た画像信号は、第1経路設定部103へ供給される。4k2kによる動画撮影が指定されている場合、画像処理エンジンA121を用いて4k2kの動画の現像を行ない、画像処理エンジンB122を用いて表示画像の現像を行なうように、経路が設定される。したがって、まず、第1経路設定部103は、画像処理エンジンA121と画像処理エンジンB122のそれぞれへ画像信号を供給するように経路を選択する。画像処理エンジンA121は、24fpsで4k2kの動画フレームを生成し、第2経路設定部105はこれら動画フレームを順次に第1LUT106に供給する。第1LUT106により調整された動画フレームは、第3経路設定部110を介して順次に記録部111に供給され、記録部111は24fpsで4k2kの動画像をメモリカード等の記録媒体に記録する。以上のように、4k2kで画像記録を行う撮影モードにおいては、例えば、画像処理エンジンA121、第1LUT106、記録部111により、画像を記録するための記録経路が形成される。
他方、4k2kの画像記録と同時に表示のための画像信号を出力するために、第1経路設定部103はWB回路102から供給された画像信号を画像処理エンジンBへ送る。画像処理エンジンB122は、たとえば、24fpsでフルハイビジョンの解像度(1920×1080画素)を有する画像信号を出力する。第2経路設定部105は画像処理エンジンB122からの画像信号を第2LUTへ供給する。第2LUT107は、供給された画像を表示に適するように調整し、調整された動画フレームは、第3経路設定部110を介して順次に表示部112に供給される。表示部112は、供給された動画フレームを処理して、HDMI出力243やLCD出力246を生成し、出力(表示)する。以上のように、4k2kで画像記録を行う撮影モードでは、例えば、画像処理エンジンB122、第2LUT107、表示部112により画像を表示するための表示経路が形成される。
ここで、画像処理エンジンB122から出力されるフレームの大きさは1920×1080画素となっているため、表示部112のリサイズ部241はスルー動作となる。エンジン104の画像処理エンジンA121からの画像信号は、マトリクス部242により調整された後、HDMI出力243となる。また、リサイズ部244は、エンジン104の画像処理エンジンA121からの画像信号をたとえば解像度が720×380画素の画像へ変換する。マトリクス部245は、この720×380画素の画像に調整を加えて、LCD出力246を得る。LCD出力246は例えばデジタルカメラの背面の液晶表示器に表示される。
なお、上記動作において、コントローラ130は、画像処理エンジンA121に対してはその最大性能を発揮するようなパラメータを設定する。また、画像処理エンジンB122に対しては、画像処理エンジンA121の出力と同等の画質となるようにパラメータを設定する。このようなパラメータ設定と、第2LUT107とにより、記録画像とHDMIやLCDで出力される画像の見えを一致させたり、ビューアシストにより見やすい画像を表示させたりすることができる。また、図3の接続状態によれば、記録経路に接続された第2LUT107のテーブルデータを書き換えることでビューアシストのオン、オフを切り替えることができ、処理手順(経路)の変更等が不要となる。
図4は、デジタルカメラ100に4k2k以外の動画撮影もしくは静止画撮影が設定された場合の、第1経路設定部103、第2経路設定部105、第3経路設定部110による経路設定動作および現像処理に用いる画像処理エンジンの選択を説明する図である。図4に示すように、撮像部101から出力され、WB回路102を経た画像信号は、第1経路設定部103へ供給される。4k2k以外の動画撮影や静止画モードが指定されている場合、第1経路設定部103は、画像信号を画像処理エンジンB122のみに供給するよう経路を設定する。画像処理エンジンB122は24fpsでフレームを生成し、第2経路設定部105はこれらフレームを順次に第1LUT106に供給して、画像を調整する。第1LUT106の出力は、第3経路設定部110を経て記録部111に供給され、24fpsの画像信号が不図示の記録媒体(メモリカード等)に記録される。以上のように、4k2k以外で画像記録を行う撮影モードにおいては、例えば、画像処理エンジンB122、第1LUT106、記録部111により、画像を記録するための記録経路が形成される。
4k2k以外の画像記録と同時になされる表示のための画像信号は、記録部111の巡回NR部231の出力を用いて生成される。図4に示されるように、第3経路設定部110は、スイッチ251を閉状態として巡回NR部231の出力を表示部112内のリサイズ部241,244に供給するように経路を設定する。更に、第3経路設定部110は、リサイズ部244とマトリクス部245の間に、ビューアシストを実現するためのルックアップテーブルとして、第2LUT107を挿入する。以上のように、4k2k以外で画像記録を行う撮影モードにおいては、例えば、画像処理エンジンB122、第1LUT106、表示部112、表示部112内に接続された第2LUT107により、画像を記録するための記録経路が形成される。ルックアップテーブルの接続に関して図3の状態と大きく異なるのは、記録経路において第1LUT106と第2LUT107が直列に接続されていることである。そして、表示部112内に接続された第2LUT107は、主としてビューアシストを実現するのに用いられる。図3の接続状態と同様に、記録経路に接続された第2LUT107のテーブルデータを書き換えることでビューアシストのオン、オフを切り替えることができ、処理手順(経路)の変更等が不要となる。
次に、第1LUT106や第2LUT107へのテーブルデータの設定について説明する。図5は、コントローラ130による制御を説明するフローチャートである。以下に説明するように、コントローラ130は、2つのルックアップテーブル(第1LUT106、第2LUT107)のそれぞれに、設定された経路に応じたテーブルデータを設定する。まず、コントローラ130は、ユーザにより指定された撮影モードが、4k2kかそれ以外かを判定する。指定された撮影モードが4k2kであった場合、処理はステップS511へ進む。
ステップS511において、コントローラ130は、第1経路設定部103、第2経路設定部105、第3経路設定部110を制御して、図3で説明した経路を構成する。そして、ステップS512において、コントローラ130は、特定のLogガンマ変換処理がオンされているか否かを判定する。特定のLogガンマ変換処理がオフであれば、処理はステップS513に進む。ステップS513において、コントローラ130は、第1LUT106および第2LUT107に、撮影シーンに応じた色相や彩度の変換を行う自動色補正用および撮影シーンに応じた輝度の自動階調補正用パラメータを設定する。自動色補正用パラメータでは、例えば、夕景シーンでは夕日の赤味を強めに、風景シーンでは青や緑を鮮やかにする。自動階調補正用パラメータは、例えば、逆光シーンなどの顔の輝度を適正に補正する。
ステップS512で特定のLogガンマ変換がオンであった場合、コントローラ130は、ステップS514において、第1LUT106にLogガンマ変換によるオフセットを調整するためのパラメータをセットする。続いて、コントローラ130は、ステップS515において、ビューアシストがオンされているか否かを判定する。ビューアシストがオフであった場合、処理はステップS516へ進み、コントローラ130は、第2LUT107にLogガンマ変換によるオフセットを調整するためのパラメータをセットする。以上、ステップS514、S516では、第1LUT106および第2LUT107に同じ、または対応するパラメータが設定される。そのため、ビューアシスト機能がオフの場合には記録部111により記録される画像と表示部112により表示される画像の見えを揃えることができる。
ステップS515において、ビューアシストがオンであると判定されると、処理はステップS517へ進む。ステップS517において、コントローラ130は、第2LUT107にビューアシスト用のパラメータをセットする。このような設定により、記録部111により記録される画像はLogガンマ変換された色空間で表される画像となり(ビューアシストの影響を受けない)、表示部112により表示される画像はビューアシスト機能により、コントラストのついた見やすい画像となる。
ステップS501において、指定された撮影モードが4k2k以外であると判定された場合、処理はステップS521へ進む。ステップS521において、コントローラ130は、第1経路設定部103、第2経路設定部105、第3経路設定部110を制御して、図4で説明した経路を構成する。そして、ステップS522において、コントローラ130は、特定のLogガンマ変換処理(例えば、Canon Log)がオンされているか否かを判定する。特定のLogガンマ変換がオフであれば、コントローラ130は、ステップS523において、自動色補正用および自動階調補正用パラメータを第1LUT106に設定し、ステップS527で第2LUT107をスルーに設定する。これにより、上記特定のLogガンマ変換処理がオフの場合の、記録部111により記録される画像と表示部112により表示される画像の見えを揃えることができる。
また、ステップS522で特定のLogガンマ変換がオンであった場合、コントローラ130は、ステップS524において第1LUT106にLogガンマ変換によるオフセットを調整するためのパラメータを設定する。そして、ステップS525において、コントローラ130は、ビューアシストがオンされているか否かを判定する。ビューアシストがオフであった場合、処理はステップS527へ進み、コントローラ130は、第2LUT107をスルーに設定する。以上、ステップS524、S527によるルックアップテーブルの設定では、記録画像と表示画像が第1LUT106により調整された画像となるので、記録部111により記録される画像と表示部112により表示される画像の見えを揃えることができる。
ステップS525において、ビューアシストがオンであると判定されると、処理はステップS526へ進む。ステップS526において、コントローラ130は、第2LUT107に、Logガンマ変換によるオフセットを相殺するとともに、ビューアシストを行なうためのパラメータをセットする。以上のステップS524、S526の設定により、記録部111により記録される画像はLogガンマ変換された色空間で表される画像となる(ビューアシストの影響を受けない)。また、表示部112により表示される画像は、Logガンマ変換によるオフセットが除去されるとともに、ビューアシスト機能により、コントラストのついた見やすい画像となる。
以上のように、実施形態によるデジタルカメラ100では、使用する画像処理エンジンの数やビューアシストのオン・オフといった種々の記録動作、表示動作の組み合わせをより少ないルックアップテーブルにより実現することが可能である。
なお、図4において、第1LUT106を記録経路に接続し、第2LUT107を表示経路に接続しているが、第2LUT107を記録経路に接続し、第1LUT106を表示経路に接続してもよい。即ち、4k2kの動画記録では2つのルックアップテーブルの一方が記録経路に他方が表示経路に接続され、4k2k以外の動画記録では2つのルックアップテーブルの一方が記録経路と表示経路の両方に、他方が表示経路のみに存在するように接続されればよい。
また、ビューアシスト機能で用いられるLUTは、上述のものに限らず、それぞれの動画像の視聴環境に応じたガンマ特性を有するLUTを適用しても良い。
また、本実施形態では、4k2k動画について説明をするが、QFDH(Quad Full High Definition)サイズの3840画素×2160画素という画素数のデジタルシネマ場合でも同様である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 撮影された画像の記録と表示を同時に実行可能な撮像装置であって、
    撮像素子から得られた画像を現像する2つの画像処理エンジンと、
    テーブルデータの変更が可能な少なくとも2つのルックアップテーブルと、
    第1の撮影モードでは、前記2つの画像処理エンジンが生成した画像の一方を記録、他方を表示に使用するように表示経路と記録経路を設定し、前記2つのルックアップテーブルを一方が記録経路に、他方が表示経路に含まれるように接続し、第2の撮影モードでは、前記2つの画像処理エンジンのいずれか1つが生成した画像を記録と表示に使用するように表示経路と記録経路を設定し、前記2つのルックアップテーブルを一方が記録経路と表示経路に、他方が表示経路のみに含まれるように接続する接続手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記2つのルックアップテーブルが設定された経路に応じて、該2つのルックアップテーブルのテーブルデータを設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定手段は、前記第1または第2の撮影モードにおいて、ユーザからの指示に応じてビューアシスト機能のオン、オフを切り替えるために、前記2つのルックアップテーブルのうち表示経路のみに含まれているルックアップテーブルのデータを変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記設定手段は、特定のLogガンマ変換がなされた画像のオフセットを記録経路に含まれるルックアップテーブルにおいて調整し、表示経路のみに含まれるルックアップテーブルにおいて前記オフセットを相殺するように、前記2つのルックアップテーブルのテーブルデータを設定することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の撮影モードは4k2kの解像度で画像を記録するモードであり、前記第2の撮影モードは4k2k以外の解像度で画像を記録するモードであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の撮影モードのルックアップテーブルは、Logガンマ変換処理のための設定がされることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記ビューアシスト機能を実現するルックアップテーブルは、中間輝度部のコントラストを上げる特性を有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  8. 撮像素子から得られた画像データを現像する2つの画像処理エンジンと、
    テーブル内のデータの変更が可能な少なくとも2つのルックアップテーブルと、を備え、撮影された画像の記録と表示を同時に実行可能な撮像装置の制御方法であって、
    第1の撮影モードでは、前記2つの画像処理エンジンが生成した画像の一方を記録、他方を表示に使用するように表示経路と記録経路を設定し、前記2つのルックアップテーブルを一方が記録経路に、他方が表示経路に含まれるように接続し、
    第2の撮影モードでは、前記2つの画像処理エンジンのいずれか1つが生成した画像を記録と表示に使用するように表示経路と記録経路を設定し、前記2つのルックアップテーブルを一方が記録経路と表示経路に、他方が表示経路のみに含まれるように接続する、ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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