JP5913458B2 - 袋の製造システム - Google Patents

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Description

本発明は袋を製造するシステムに関する。さらに詳しくは、底部を備えた袋を製造するシステムに関する。
特許文献1には、トイレットロール、キッチンタオル及びティッシュペーパーなどを充填した小型の袋を複数個収容する大型の袋が開示されている。この袋は、シートを筒状にし、それを平坦にした半製品から製造される。そのような袋の半製品は、その端部付近の一方の側壁を引き上げて、その引き上げる部位の両隅に頂部を外向きにする三角形状の展開部を形成しながら両側壁に台形状の部位を形成するように折り返される。
その両展開部には、例えば、コ字状あるいは門型の凸版から糊が転写される。その転写された糊の形状は、両展開部を跨ぐような、その凸版とほぼ同形のコ字状あるいは門形状である。
次いで、前記糊付けされた部位に、インナーパッチが貼り付けられる。その後、そのインナーパッチごと台形状の部位を折り返し、最後に、その折り返した上からアウターパッチを貼り付ける。
そのアウターパッチは、例えば、その外縁に枠状の部位を残すようにして、凸版により糊が転写される。
特許文献2には、筒体のフラップに糊を吐出する装置が開示されている。この糊貼袋はインナーパッチおよびアウターパッチを備えておらず、糊付けしたフラップを折り畳んで底部を閉じるものである。この装置は、前記筒体の閉鎖予定端部を開いた状態で搬送し、その閉鎖予定端部に糊吐出ガンのノズルから糊を吐出するものである。その封鎖予定部のあるフラップは、筒体に対してほぼ垂直になるように両外側に開いた起立させた状態で糊付けされる。この装置は、筒体が糊吐出ガンの設置された領域に達したことを検出する袋検出装置と、その袋検出装置の検出信号を受けて糊吐出ガンを作動させる制御装置とを備えている。その制御装置には、糊吐出ガンのバルブを開閉するタイミングが予め記憶されており、前記閉鎖予定端部の寸法に応じて多数のバルブのうち必要なバルブを開閉する、というものである。
特開2003−182767号公報 特開2012−176499号公報
袋の製造システムにおいて、糊付けするのに凸版で糊を転写すると、糊付けされる部材(すなわちインナーパッチ)が凸版が設けられたローラ等に貼り付くといった不具合を起こすことがあり、製造システムの生産効率が低い。さらに、凸版ローラおよびそれに糊を供給するローラ等のメンテナンスの必要な部材が多く、維持管理が煩雑である。
また、インナーパッチの貼付位置がずれていたり、それが貼り付けられていない、といった不具合は、折り畳まれてアウターパッチで閉じられた袋の内側で生じているため、その不具合を袋の外から視認しにくく、発見しにくい。
そこで本発明は、簡易で、そして生産性が高い袋の製造システムを提供することを目的
とする。
(1)本発明の袋の製造システムは、筒体を扁平にした帯状の部材を長手方向に進行させながら、底部を備えた袋を製造するシステムであって、前記帯状の部材を切断する切断装置と、その帯状の部材を切断して形成される筒状部材を進行方向に加速して送り出す送り装置と、その送り出される筒状部材の前端を開く底開き装置と、前記筒状部材の前端付近が設定した位置に到達するのを検出する噴射のためのセンサと、そのセンサの検出に基づいて、前記筒状部材の前端付近の開かれた部位に糊を噴射する噴射装置と、その糊が噴射された位置にインナーパッチを貼り付けるインナー貼付装置と、前記インナーパッチおよびその上に折り返された筒状部材の上から、アウターパッチを貼り付けて閉じるアウター貼付装置とを備えており前記インナー貼付装置が、帯状のシートをその長手方向に進行させながら、そのシートの上面のインナーパッチとなるべき前後端付近を真空シリンダ上に吸引支持し、その吸引支持したシートを所定の長さに切断してインナーパッチを成形し、その成形したインナーパッチを真空シリンダにより前記筒状部材の開かれた部位に押し付けて、貼り付けるものであることを特徴としている。
(2)本発明の袋の製造システムの第2態様は、筒体を扁平にした帯状の部材を長手方向に進行させながら、底部を備えた袋を製造するシステムであって、前記帯状の部材を切断する切断装置と、その帯状の部材を切断して形成される筒状部材を進行方向に加速して送り出す送り装置と、その送り出される筒状部材の前端を開く底開き装置と、前記筒状部材の前端付近が設定した位置に到達するのを検出する噴射のためのセンサと、そのセンサの検出に基づいて、前記筒状部材の前端付近の開かれた部位に糊を噴射する噴射装置と、その糊が噴射された位置にインナーパッチを貼り付けるインナー貼付装置と、前記インナーパッチおよびその上に折り返された筒状部材の上から、アウターパッチを貼り付けて閉じるアウター貼付装置とを備えておりそのアウターパッチ貼付装置が、アウターパッチとなるべき帯状のシートの全幅にかけて糊を転写するローラを押し当て、前記シートの一方の面の全面に糊を転写し、その糊が付着されたシートの反対の面をバキュームコンベヤで吸引支持しながら送り出すと共に、そのシートを吸引支持した上で所定の長さにカットし、そのカットされたアウターパッチを、筒状部材に押し当てて貼り付けるものであることを特徴としている。
(3)前記インナー貼付装置が、帯状のシートをその長手方向に進行させながら、そのシートの上面のインナーパッチとなるべき前後端付近を真空シリンダ上に吸引支持し、その吸引支持したシートを所定の長さに切断してインナーパッチを成形し、その成形したインナーパッチを真空シリンダにより前記筒状部材の開かれた部位に押し付けて、貼り付けるものであるのが好ましい。
(4)前記貼り付けられたインナーパッチの貼付位置の情報を検出する検出装置と、前記糊が噴射された筒状部材が設定された位置に到達するのを検出する貼付位置の情報を取得するためのセンサと、そのセンサの検出に基づいて、前記検出装置から貼付位置の情報を取得する位置情報用の取得手段と、その取得手段から得られた貼付位置の情報と予め登録された貼付位置の情報に基づいて、前記インナーパッチの貼付位置の不具合の有無を判定する判定手段とをさらに備えているのが好ましい。
前記位置情報用の取得手段は、実施形態において、ステップ4(図8参照)がこれに対応する。
前記判定手段は、実施形態において、ステップ5〜11(図8参照)がこれに対応する。
(1)本発明の袋の製造システムは、噴射により糊を塗布するから、糊を転写するための凸版ローラにインナーパッチがくっつくといった接触により引き起こされる不具合の発生がなくなる。そして、凸版ローラおよびそれに糊を供給するローラ等の転写のために用いる部材が不要であるから、システムが簡易であり、それに係るメンテナンスが不要になる。
また、帯状の部材を切断し、その切断により得られた筒状部材を進行方向に加速させ、後ろに続く帯状の部材の前端との間に間隔を設けている。その上で、筒状部材の前端付近の有無を検出して、糊を噴射している。このため、簡易なシステムで、精度の高い糊の噴射を行うことができる。
(2)さらに、前記アウターパッチ貼付装置が、アウターパッチとなるべき帯状のシートの全幅にかけて糊を転写するローラを押し当て、前記シートの一方の面の全面に糊を転写
し、そのシートの他方の面を吸引支持した上で、所定の長さにカットし、そのカットされたアウターパッチを、筒状部材に押し当てて貼り付けるものである場合は、切断する前の帯状のシートに糊を塗布するから、全面に糊を塗布するのが容易である。そして、吸引支持してカットするから刃とアウターパッチが糊で引っ付かない。さらに、吸引支持されたアウターパッチを筒状部材に押し当てて貼り付けるので、アウターパッチにシワなどをつけないで、貼り付けることができる。
そして、出来上がった袋に内容物を充填した際に、アウターパッチの周縁部が袋の側壁から離れず、その周縁部が袋の底部から剥がれにくいので、袋の強度が高い。
(3)さらに、前記インナー貼付装置が、帯状のシートをその長手方向に進行させながら、そのシートの上面のインナーパッチとなるべき前後端付近を真空シリンダ上に吸引支持し、その吸引支持したシートを所定の長さに切断してインナーパッチを成形し、その成形したインナーパッチを真空シリンダにより前記筒状部材の開かれた部位に押し付けて、貼り付けるものである場合は、簡易な構成でインナーパッチを前後方向に弛ませない状態で支持して、貼り付けることができる。
(4)前記貼り付けられたインナーパッチの貼付位置の情報を検出する検出装置と、前記糊が噴射された筒状部材が設定された位置に到達するのを検出する貼付位置の情報を取得するためのセンサと、そのセンサの検出に基づいて、前記検出装置から貼付位置の情報を取得する位置情報用の取得手段と、その取得手段から得られた貼付位置の情報と予め登録された貼付位置の情報に基づいて、前記インナーパッチの貼付位置の不具合の有無を判定する判定手段とをさらに備えている場合は、アウターパッチで閉じる前のインナーパッチの貼付位置を位置情報として取得しているから、不具合の発見が容易である。その上で、アウターパッチで閉じられたとしても、インナーパッチの貼付けに不具合がある袋あるいはその恐れのある袋の特定が容易である。
図1は本発明の袋を製造するシステムの一実施形態を示すブロック図である。 図2aは本発明のハードウェア構成の一実施形態を示す概略図、図2bは取得した位置情報のデータ構造の一例を示す概略図、図2cは、登録された位置情報のデータ構造の一例を示す概略図である。 図3は袋を製造する装置の全体を示す概略側面図である。 図4は図3のインナー貼付装置を拡大した側面図である。 図5は筒状部材にインナーパッチが貼り付けられる様子を示す概略工程図である。 図6は図4のインナー貼付装置を示す部分を拡大した上面図である。 図7は噴射を行うプログラムの一実施形態を示すフローチャートである。 図8はインナーパッチを貼り付けた位置の適否を判定するプログラムの一実施形態を示すフローチャートである。 図9はアウターパッチを貼り付ける工程の一実施形態を示す概略側面図である。
まず、図1のブロック図を用いて袋を製造するシステム(以下、単にシステムという)の概要を説明する。このシステム1は、筒体を扁平にした帯状の部材Tを長手方向に進行させ、切断装置32bで切断し、送り装置32cで切断した筒状部材20(図5参照)を加速する。そして、その加速した筒状部材20の前端を底開き装置28(図4参照)で開く。次いで、筒状部材の前端付近が噴射のために設定された位置に到達したことを噴射のためのセンサ9で検出する。その検出した情報を取得手段10が取得したのに基づき、筒
状部材20の開いた部位23(図5参照)に噴射装置2から糊を噴射する。その糊が噴射された部位にインナー貼付装置3でインナーパッチ21(図5参照)を貼り付ける、というものである。
さらに、このシステム1は、インナーパッチ21を張り付けた筒状部材20が貼付位置を検出するための設定された位置に到達したことを貼付位置の情報(以下、単に位置情報という)を取得するためのセンサ4bで検出する。その位置情報を位置情報用の取得手段4が取得するのに基づいて、検出装置4aからインナーパッチの貼付位置の情報を取り込む。その位置情報を判定手段5で予め登録された位置情報と比較することにより、貼り付けの不具合を判定する。その後、フラップを糊付けして底面を閉じる。最後に、アウター貼付装置6でアウターパッチ22(図5参照)を貼り付けて、袋の底部を形成する、というものである。
この実施形態における前記位置情報とは、筒状部材20に対するインナーパッチ21の位置に関する情報であり、画像処理において位置情報が抽出される元のインナーパッチ21が貼られた筒状部材20そのものの画像情報を含む。
次に、図2を用いて、前記システム1のハードウェア構成を示す。この実施形態のシステム1では、コンピュータを用いている。そのコンピュータはCPU11(中央演算装置)を備えている。そのCPU11には、ハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)などの不揮発性メモリ12、RAM(ランダムアクセスメモリ)などの揮発性メモリ13が接続され、それらにより制御装置14が構成されている。その制御装置14には、噴射用のセンサ9、噴射装置2、検出装置4a、位置情報用のセンサ4b、が接続されている。
そして前記不揮発性メモリ12には、判定手段3(図1参照)および位置情報用の取得手段4(図1参照)を実行するプログラム15a、さらに噴射用の取得手段10(図1参照)を実行するプログラム15bが記憶されている。さらに、その不揮発性メモリ12には、予め作成した適切な位置に貼り付けられたインナーパッチ21の位置情報16が記憶されている。
なお、位置情報用の取得手段4で取得した位置情報17を不揮発性メモリ12に記憶しておくと、出荷済の手元に存在しない袋において、そのインナーパッチの貼付状態を把握することができ、追跡的な商品管理ができる。
図3に袋を製造する装置の全体図を示す。その製袋機30は、図示しない印刷機(図の右側にある)と、その印刷機から送られてくる帯状のシートを扁平な筒状である帯状の部材に形成するチューバ31と、その帯状の部材Tを所定の長さに切断する切断装置32b、切断された筒状部材20を加速させる送り装置32cとを備えている。
その切断装置32bの下流(図の左側)に、上述した噴射用のセンサ9、噴射装置2、インナー貼付装置3、検出装置4a、位置情報用のセンサ4bおよびアウター貼付装置6が設けられている。そのアウター貼付装置6の下流には、製造された紙袋を積み重ねて送り出す整列搬送装置35が設けられている。
そして、前記インナーパッチおよびアウターパッチをそれぞれ供給するインナー供給装置33およびアウター供給装置34をさらに備えている。
前記製袋機30のインナー貼付装置3より上流側の部分(図3の右側)について、図4を用いて順に説明する。その製袋機30の上流側の部分には、チューバ31より流れてくる帯状の部材Tを引き出す引出しロール32aと、帯状の部材Tを所定の長さに切断する切断装置32bと、切断した筒状部材20を下流に向かって加速させて送り出す送り装置32cと、筒状部材20に横向きの折り目をつける横筋ロール32dと、斜めの折り目を付ける斜め筋ロール32eおよび開口シリンダ27とが設けられている。斜め筋ロールと
対向する下側の縦メスロール32fは、開く前の筒状部材20の先端に縦向きの切り込みを入れるカッター(縦メス)を備えている。切断装置32bと送り装置32cの間にはピンチロール32gが設けられている。これらのロール群39はモータMによって駆動される。これらローラ群39は連続回転している。
前記切断装置32bは、一対のロールからなり、それぞれの周面で帯状の部材Tの上下の面を挟むように設けられている。そして、一方のロールには切断のための刃が設けられており、他方のロールにその刃を押し付けることにより切断が行われる。
前記送り装置32cは、それぞれ反対向きに回転駆動する一対のロールからなる。それらのロールの間に、筒状部材20をその上下の面から挟み込みながら送り出している。なお、一方のロールを駆動させ、他方を従動させてもよい。
インナーパッチ供給装置33は、クラフト紙の原料ロール36を回転自在に、かつ、交換可能に保持する保持装置33aを備えている。そして、その装置から引出される帯状の紙の速度や大シリンダ37(後述する)の回転速度、前後の工程との調整などを設定し、その設定に基づいた制御を行う制御装置33bをさらに備えている。
前記インナー貼付装置3は、筒状部材20を支持し、その端部を拡げ、インナーパッチ21(図5参照)を貼り付けるときの台となる大シリンダ37を備えている。その大シリンダ37の上部には、インナーパッチ21の前後端を吸引して保持する真空シリンダ38が大シリンダ30との間に筒状部材20を挟み込むことができる隙間を空けて回転自在に設けられている。その真空シリンダ38の上流側には、ローラ群39から送られてくる筒状部材20の先端側を略六角形に開く底開き装置28および開口シリンダ27が設けられている。
図5に示すように、前記底開き装置28および開口シリンダ27(図4参照)により、筒状部材20の前端は、その対向する両側壁24a、24bに対称な台形状の突片25、25を形成するように折り返す。具体的には、前端の開口19の付近の上方の側壁24aを引き上げつつ、その引き上げる部位の両隅に頂部を外向きにする三角形の展開部26、26を形成しながら、前記側壁24aの引き上げ部分の内面を外側に曝すように、その背面を同じ側壁24aに当接させるように折り返す。図中の符号23は、その折り返して略六角形状の輪郭となるように開いた部位を示している。
また、前記展開部26、26には、図示しない印刷機により予めマーク18、18が印刷されている。そのマーク18はインナーパッチ21の有無を判定するのに用いられる。
図4に戻って、前記真空シリンダ38の下流側には、大シリンダに設けられた咥え部材(図示せず)で筒状部材20の先端近辺を咥えさせるバインダー40および咥え込みを解除する回転閉じバネ41が設けられている。咥えるタイミング、解除するタイミングは、カムなどによって定めることができる。さらに大シリンダ37の下部には、筒状部材20をアウター貼付装置6に送るための送りシリンダ42が設けられている。
前記真空シリンダ38と、底開き装置28との間には、噴射装置2が設けられている。その噴射装置2は、前記筒状部材20の開いた部位23の展開部26、26(図5参照)に糊を噴射する。
本実施形態では、開いた部位23(図5参照)の前端が噴射すべき位置に到達したことを噴射用のセンサ9が検出し、そのセンサ9の検出に基づいて噴射装置2が糊を噴射する。そのセンサ9は噴射装置2の両側に一対で設けられている(図6参照)。図6に示すように、その噴射装置2には、チューブから糊が供給されており、その供給された糊は加圧空気の空気流に乗せて噴射ノズル7から噴射される。その噴射ノズル7には、糊および加
圧空気の供給路を開閉するノズルヘッド8が設けられている。そのノズルヘッドのON・OFFを作動する機器としては、例えば電磁弁などが用いられる。
本実施形態では、噴射ノズルは2本設けられているが、1本あるいは3本以上であってもよい。
前記センサ9は、磁気センサである。袋は間隔を空けて流れているから、紙製の袋と、金属製の送り装置32c(図1参照)の回転ロータ群とで、磁気量(磁束密度など)に変化が生じる。この検出される磁気量が小さくなる変化を用いて、前記開いた部位23(図5参照)の前端が噴射すべき位置に到達したことが検出される。なお、袋の間隔を検出するセンサとして、レーザ光(フォトセンサ)を用いたり、他の従来公知のセンサを用いてもよい。
さらに具体的には、図7のフローチャートおよび図1のブロック図に示すように、前記CPU11は、噴射用のセンサ9(図1参照)により開いた部位23(図5参照)の前端の到達が検出されると、その到達したことの情報を噴射用の取得手段10(図1参照)で取得する(S1)。次いで、その取得に基づき、前記ノズルヘッド8の弁を開き、噴射装置2から糊を噴射する(S2)。前記検出がされない場合(S1)は、前記センサ9は状態変化が起こるまで待機している。
前記噴射により糊を塗布する形状は、定められた噴射のパターンになるように、予め噴射ノズル7(図6参照)の方向、噴射速度、噴射量などの噴射の態様が定められている。本実施形態では、全ての噴射ノズル7から一斉に糊を所定時間の間に噴射が行われる。図5の二点鎖線に示すような矩形状のパターンの範囲に糊を塗布すべく、前記パターンに沿うように噴射ノズル7(図6参照)が配置される。その噴射は、細かな点状の糊を前記範囲にほぼ均一に吹き付けるものである。
その他、糊の塗布のパターンに沿うように噴射ノズルを配置すると、筒状部材が噴射位置に到達したときに、糊を一斉に噴射して一気にパターンの全体に糊を塗布することができる。
さらにその他の例として、噴射のタイミングを制御してもよい。例えば、噴射ノズル7を筒状部材の噴射されるべき部位が通過する上空に配置しておく。噴射されるべき部位が噴射ノズル7の下にきたときに、順次糊を噴射し、前記パターンの範囲に糊を塗布する、というものである。
さらに、一部の噴射ノズル7(図6参照)の噴射の速度を強くし、噴射された糊をほぼ所定の軌跡で吹き飛ばし、噴射ノズル7から遠い糊の塗布が予定されている付近に落下させ、前記パターンの範囲に塗布してもよい。この場合には、噴射ノズル7をパターンのほぼ中央に集中させ、そこから外向きに噴射を行う。
また、これらの一斉噴射、噴射のタイミング制御、糊の吹き飛ばしは、糊の塗布のパターンに応じて、組み合わせて用いてもよい。
このような噴射のパターンは、必要な糊の圧力、噴射時間など共に、噴射パターンのデータベース48(図2a参照)にまとめられ、前記不揮発性メモリ12に記憶されている。例えば、そのデータベース48には、噴射パターンとして、線と点が交互、長線と短線が交互などの複数のパターンが登録されている。そして、線の太さ・点の径として、必要な噴射圧力などが記憶されている。さらに、線の長さとして、袋の進行速度毎に、必要な噴射圧力および噴射時間などが記憶されている。
図6に戻って、真空シリンダ38は、円筒状の部材で、その周面の一部に開口が形成されている。そして、その開口には、爪状の部材である、セグメント38c、38dが設けられている。そのセグメント38cの根元には複数個の吸引孔38a、38bが形成されている。それらの吸引孔38a、38bは、真空シリンダ38の周面に回転軸と平行で、
その回転方向に対し前後に2列で設けられている。
さらに具体的には、前記開口の前端(図6の下側)からは複数本のセグメント38cが後方向に向かって延びている。そのセグメント38cは、真空シリンダ38の外周面にほぼ沿うような湾曲した棒状の形状を呈している。その前端のセグメント38cの根元に、上述した前端の孔38aが設けられている。
一方、前記切り欠かれた部位の後端(図6の上側)からは、前方向に向かって前端のセグメント38dが延びている。それら前後端のセグメント38c、38dは、互い違いになるように配置されている。その後端のセグメント38dの根元に、上述した後端の孔38bが設けられている。
それら吸引孔のうち前列に配置された孔38a(図の下方の孔)が、インナーパッチ21の前端で、かつ、その裏面を吸引する。そして、後列の孔38bがインナーパッチ21の後端付近を吸引支持する。
前端のセグメント38cは前端の孔38aと共に、後端側に近づいたり、遠ざかったりするように真空シリンダ38に対して移動自在にされている。前端のセグメント38cを移動させると、前端のセグメントの爪を後端のセグメントの爪の間に深く入り込ませたり、浅くしたりすることができ、前記2列の孔38a、38bが形成された壁またはバーの間の距離を狭めたり、広げたりすることができる。
これにより、底部の大きさの異なる袋を製造する際に、インナーパッチの長さが異なっても、前後端の孔38a、38bの距離を変更することができる。そしてどの長さでも、インナーパッチ21の前後端付近を前後端の孔38a、38bで吸引支持しつつ、それら孔の間のインナーパッチ21の裏面部位を前記セグメント38c、38dで形成される円筒面で支えることができる。そして、前記セグメント38c、38dで、インナーパッチを筒状部材20に押し付けて、貼り付けることができる。
前記真空シリンダ38の上方にはカッタ38eが設けられている。そのカッタ38eは、インナーパッチ供給装置から供給される帯状のインナーパッチを切断する。その切断は、インナーパッチ21の前端と、切断後に後端になるであろう部位を前後の吸引孔38a、38bで吸引して、真空シリンダ37上で行われる。このため、インナーパッチ21を弛むことなく切断することができる。
前記真空シリンダ38に前後端を吸引支持されたインナーパッチ21は、大シリンダ37の周面上を転動する。このため、糊の付いた筒状部材20の上にインナーパッチ21を張った状態で重ねて、貼り付けることができる。その真空シリンダ38と大シリンダ37は、ギヤの噛み合いなどで同調している。
図4に戻って、前記検出装置4aは、大シリンダ37の上方で、真空シリンダ38の下流(左側)に設けられている。その検出装置4aは、CCDカメラ等の画像情報を取得する装置である。そして、インナーパッチが貼り付けられた後に、その貼付位置を画像情報17a(例えば、図2a参照)として取得する。その画像情報17aの取得は、前記筒状部材20が取得を開始するべき位置、すなわちCCDカメラの撮影領域にインナーパッチ21が到達したことを位置情報用のセンサ4bが検知すると、位置情報の取得手段4により行われており、揮発性メモリ13に取り込まれている。その位置情報用のセンサ4bは、前記検出装置4aの近傍のフレームに設けられている。
次に、システム1で実行される処理を図8のフローチャートおよび図1のブロック図を用いて説明する。
前記CPU11(図2参照)は、インナーパッチ21(図5参照)が予め設定した位置に到達して位置情報用のセンサ4bが到達した信号を検出すると、その検出したことの情
報を位置情報用の取得手段4で取得する(S3)。
前記取得手段4で検出の情報が取得されると、検出装置4aから取得手段4に画像情報を取り込む(S4)。
前記CPU11は、前記展開部に印刷されたマーク18の有無を確認する処理を行う(S5)。
次いで、マーク18(図5参照)の有無に基づき、間接的にインナーパッチ21(図5参照)の有無を確認する(S6)。具体的には、マーク18を検出することにより、インナーパッチ21が貼り付けられていないことを確認し、その他の場合には、インナーパッチ21が有ることを確認する。
前記CPU11(図2参照)は、インナーパッチ21が有ると、取得した画像情報から筒状部材20におけるインナーパッチ21の位置に関する情報を抽出する処理を行う(S7)。具体的には、筒状部材20の前端縁および両側縁から貼り付けられたインナーパッチ21の周縁までの距離に関する位置情報17を抽出する。
次いで、不揮発性メモリ12から予め登録しておいた位置情報16を呼び出す(S8)。
その呼び出した位置情報16を取得した位置情報17と比較する(S9)。取得した位置情報17が登録した位置情報16に対して所定の誤差の範囲である場合は、不具合のないことを判定する(S10)。そして、その貼付位置が適切であることを示す情報を不揮発性メモリ11に記憶してもよい。その場合に、前記情報に袋毎の識別番号(以下、IDという)を付して記憶してもよい。そして前記抽出した位置情報17と共に、さらには取得した画像情報17aを前記IDにより紐付けた上で不揮発性メモリ12に記憶してもよい。
図2bに位置情報17のデータ構造の一例を示す。そのデータ構造49は、袋毎に付されるID49a、筒状部材20の前端縁からインナーパッチの周縁までの距離49bおよび筒状部材の右側縁からインナーパッチの周縁までの距離49c、左側縁からインナーパッチの周縁までの距離49dからなる。これら符号49b、49c、49dは前記画像情報から抽出した位置情報17に相当する。
さらに、図2cには、予め登録された位置情報16のデータ構造を示す。そのデータ構造50は、パターンID50a、前端縁からの距離50b、右側縁からの距離50c、左側縁からの距離50dからなる。これら符号50b、50c、50dは予め取得した画像情報から抽出した位置情報16に相当する。登録された位置情報16は、製造される袋の大きさや種類に応じて、複数記憶されている。
なお、取得する位置情報として、インナーパッチの傾きを用いてもよい。さらに傾きを用いる代わりに、例えば左側縁からインナーパッチの左方の周縁までの距離を異なる2つの位置から取得してもよい。
さらに、インナーパッチのめくれを判断するようにしてもよい。例えば、めくれの程度を適切なインナーパッチの面積に対する割合として取得し、その割合と予め登録した閾値と比較し、その閾値より大きいと、不適合と判定する、というものである。
本実施形態では前記誤差の範囲を3%以下に設定している。具体的には、登録した位置情報17(図2参照)と取得した位置情報16であるインナーパッチからの距離のデータ、すなわち図2bおよび図2cに示す値を減算し、その絶対値を位置情報16の値で除した値を0.03(閾値)以下に設定している。このような誤差の範囲の算出方法として、他の公知の方法を採用してもよい。
一方、前記誤差の範囲を超えている場合や前記ステップS7でインナーパッチ21(図5参照)が無いことを確認すると、不具合が有ると判定する(S12)。
不具合の判定がされると、例えば、前記制御装置14(図2参照)に設けられた画面に警報を表示したり、警告音を発したり、ランプを点灯したり、それらを複合的に行ってもよい。さらに不具合のある位置情報16にIDを付して前記不揮発性メモリ11に記憶する。さらには、そのときの画像情報をIDを付して不揮発性メモリ11に記憶してもよい。そして、システム1(図1参照)が停止しないように、不具合のある袋をラインから抜き取る。この抜取りは、自動的に行う。なお、手動で取り除いてもよい。
図9には、アウター貼付装置の概略側面図を示す。そのアウター貼付装置6は、アウターパッチとなるべき帯状のシートUに糊が付けられたローラ43dを押し当てて糊を転写する転写装置43と、その糊が付着されたシートUの反対の面を吸引支持しながら送り出す吸引送り装置44とを備えている。ローラ43dはシートUの全幅にわたって押し当てており、シートの全面に糊を転写する。
前記転写装置43は、糊溜め43aに下端付近が浸されて、糊が付着される付着ローラ43bと、その付着ローラ43bから糊を受ける中間ローラ43cと、その中間ローラ43cにより糊付けされる転写ローラ43dとを備えている。その転写ローラ43dの糊の幅は前記シートUの幅以上に設定されている。
前記吸引送り装置44は、バキュームコンベヤであり、従来公知のものである。その送り装置44は、貼付け台44aと、その貼付け台44aの上面を移動する吸引ベルト44bとを備えている。前記吸引ベルト44bには細かな孔(図示せず)が形成されており、その孔から空気が図示しない吸引装置に吸引されている。
次いで、その支持されたシートUを所定の長さに切断する刃45aを備えたロータリーカッタ45が設けられている。カットして得たアウターパッチ22は、糊付けされていない側の面を吸引ローラ46に吸引支持され、糊付けされた側の面を筒状部材20に貼られたインナーパッチ21の上で、さらにフラップ25、25を折り重ねた上に貼り付けられる(図5参照)。その筒状部材20は、搬送ローラ47の周面に乗せられている。前記アウターパッチ22と筒状部材20は、それらの吸引ローラ46と搬送ローラ47の間に挟持され、貼り付けられる。
例えば、それらのローラは、既知のピッチの回転ギヤを用いて回転しているから、それらの回転を同期することができる。
なお、前記フラップ25の折り目線がインナーパッチを含む位置に設け、インナーパッチ21と共に、フラップ25を折り重ねてもよい。
前記噴射装置2に用いるガスは圧縮空気などの加圧ガスである。また圧縮ガスを用いず、糊を加圧して、噴射ノズルから噴射させてもよい。
糊を塗布するパターンは、矩形状の他、例えばインナーパッチ21(図5参照)の四隅に相当する部位に4つの略円形を形成するようなパターン、点状あるいは線状である。
上記実施形態では、図1に示す機能をCPU11とプログラム15a、15b(図2参照)を用いて実現しているが、その一部または全部を論理回路によって実現するようにしてもよい。
また、位置情報用のセンサ4bにより、筒状部材20の先端部分を検出しているが、筒状部材20に予めマークを印刷しておき、そのマークを検出するようにしてもよい。
前記噴射用のセンサ9および位置情報用のセンサ4bに用いるセンサは、光学式、電磁式のものなど従来公知のセンサを用いることが出来る。そして、これらセンサにより得られる情報の状態変化を各取得手段が取得している。例えば、センサに生じるONからOF
FあるいはOFFからONなどの状態変化を取得している。
前記貼り合わせに用いる接着剤としては、酢酸ビニル重合体系水性エマルジョン、糊あるいはエチレンビニルアセテート(エチレン酢酸ビニル共重合体、EVA)などである。
前記筒状部材、インナーパッチおよびアウターパッチに用いられているシート材は、強度が高く、張りおよび腰が強い材料で、伸びにくいもの、特に包装用に用いられている紙材あるいは樹脂材(ラミネートを含む)が用いられ、特にクラフト紙が好ましい。
さらに、そのシート材の外表面に合成樹脂層を被覆してもよい。その合成樹脂層としては、ポリプロピレン(二軸延伸プロピレン(OPP)、無延伸ポリプロピレン(CPP)等を含む)、ナイロン、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等を含む)あるいはポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂が用いられる。
1 システム
2 噴射装置
3 インナー貼付装置
4 位置情報用の取得手段
4a 検出装置
4b 位置情報用の検出センサ
5 判定手段
6 アウター貼付装置
7 噴射ノズル
8 ノズルヘッド
9 噴射用のセンサ
10 噴射用の取得手段
11 CPU
12 不揮発性メモリ
13 揮発性メモリ
14 制御装置
15a プログラム
15b プログラム
16 登録された位置情報
17 取得した位置情報
17a 取得した画像情報
18 マーク
19 開口
20 筒状部材
21 インナーパッチ
22 アウターパッチ
23 開いた部位
24a 側壁
24b 側壁
25 突片
26 展開部
27 開口シリンダ
28 底開き装置
30 製袋機
31 チューバ
32a 引出しロール
32b 切断装置
32c 送り装置
32d 横筋ロール
32e 斜め筋ロール
32f 縦メスロール
32g ピンチロール
33 インナー供給装置
33a 保持装置
33b 制御装置
34 アウター供給装置
35 整列搬送装置
36 原料ロール
37 大シリンダ
38 真空シリンダ
38a 吸引孔(前端)
38b 吸引孔(後端)
38c セグメント(前端)
38d セグメント(後端)
38e カッタ
39 ロール群
40 バインダー
41 回転閉じバネ
42 送りシリンダ
43 転写装置
43a 糊溜め
43b 付着ローラ
43c 中間ローラ
43d 転写ローラ
44 吸引送り装置
44a 貼付け台
44b 吸引ベルト
45 ロータリーカッタ
45a 刃
46 吸引ローラ
47 搬送シリンダ
48 データベース
49 取得されたデータ構造
49a ID
49b 前端縁からの距離
49c 右側縁からの距離
49d 左側縁からの距離
50 登録されたデータ構造
50a パターンID
50b 前端縁からの距離
50c 右側縁からの距離
50d 左側縁からの距離
T (筒体を扁平にした)帯状の部材
U 帯状のシート

Claims (4)

  1. 筒体を扁平にした帯状の部材を長手方向に進行させながら、底部を備えた袋を製造するシステムであって、
    前記帯状の部材を切断する切断装置と、
    その帯状の部材を切断して形成される筒状部材を進行方向に加速して送り出す送り装置と、
    その送り出される筒状部材の前端を開く底開き装置と、
    前記筒状部材の前端付近が設定した位置に到達するのを検出する噴射のためのセンサと、
    そのセンサの検出に基づいて、前記筒状部材の前端付近の開かれた部位に糊を噴射する噴射装置と、
    その糊が噴射された位置にインナーパッチを貼り付けるインナー貼付装置と、
    前記インナーパッチおよびその上に折り返された筒状部材の上から、アウターパッチを貼り付けて閉じるアウター貼付装置とを備えており
    前記インナー貼付装置が、帯状のシートをその長手方向に進行させながら、そのシートの上面のインナーパッチとなるべき前後端付近を真空シリンダ上に吸引支持し、その吸引支持したシートを所定の長さに切断してインナーパッチを成形し、その成形したインナーパッチを真空シリンダにより前記筒状部材の開かれた部位に押し付けて、貼り付けるものである、袋の製造システム。
  2. 筒体を扁平にした帯状の部材を長手方向に進行させながら、底部を備えた袋を製造するシステムであって、
    前記帯状の部材を切断する切断装置と、
    その帯状の部材を切断して形成される筒状部材を進行方向に加速して送り出す送り装置と、
    その送り出される筒状部材の前端を開く底開き装置と、
    前記筒状部材の前端付近が設定した位置に到達するのを検出する噴射のためのセンサと、
    そのセンサの検出に基づいて、前記筒状部材の前端付近の開かれた部位に糊を噴射する噴射装置と、
    その糊が噴射された位置にインナーパッチを貼り付けるインナー貼付装置と、
    前記インナーパッチおよびその上に折り返された筒状部材の上から、アウターパッチを貼り付けて閉じるアウター貼付装置とを備えており
    そのアウターパッチ貼付装置が、アウターパッチとなるべき帯状のシートの全幅にかけて糊を転写するローラを押し当て、前記シートの一方の面の全面に糊を転写し、その糊が付着されたシートの反対の面をバキュームコンベヤで吸引支持しながら送り出すと共に、そのシートを吸引支持した上で所定の長さにカットし、そのカットされたアウターパッチを、筒状部材に押し当てて貼り付けるものである、袋の製造システム。
  3. 前記インナー貼付装置が、
    帯状のシートをその長手方向に進行させながら、そのシートの上面のインナーパッチとなるべき前後端付近を真空シリンダ上に吸引支持し、
    その吸引支持したシートを所定の長さに切断してインナーパッチを成形し、
    その成形したインナーパッチを真空シリンダにより前記筒状部材の開かれた部位に押し付けて、貼り付けるものである、請求項2記載の袋の製造システム。
  4. 前記貼り付けられたインナーパッチの貼付位置の情報を検出する検出装置と、
    前記糊が噴射された筒状部材が設定された位置に到達するのを検出する貼付位置の情報を取得するためのセンサと、
    そのセンサの検出に基づいて、前記検出装置から貼付位置の情報を取得する位置情報用の取得手段と、
    その取得手段から得られた貼付位置の情報と予め登録された貼付位置の情報に基づいて、前記インナーパッチの貼付位置の不具合の有無を判定する判定手段とをさらに備えている、請求項1、2あるいは3のいずれかに記載の袋の製造システム。
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