JP5909424B2 - ハンガー連結構造体および洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、ハンガー連結構造体および洗濯機に関し、詳しくは2つのハンガーを着脱可能に連結するハンガー連結構造体およびそれを備えた洗濯機に関する。
従来、ハンガー連結構造体としては、第1,第2のハンガーがリンク機構からなる開閉部により互いに分離不可かつ開閉可能に接続したものがある(例えば、特開2003−299900号公報(特許文献1)参照)。
ところが、上記ハンガー連結構造体では、リンク機構を用いているために構造が複雑な上に、第1,第2のハンガーが分離不可つまり着脱できないため、使い勝手が悪く、さらに、第1のハンガーと第2のハンガーが開いた状態では、第2のハンガーが第1のハンガーに対して平行ではなく、傾斜しているため、さらに使い勝手が悪く、かつ、第2のハンガーに比較的重い洗濯物を掛けることができないという問題がある。
特に、この従来のハンガー連結構造体を狭い洗濯機内で使おうとすると、使い勝手の悪さや重量物を掛けることができないとうことは重大な問題となる。
特開2003−299900号公報
そこで、この発明の課題は、2つのハンガーを平行にかつ分離可能に配置することにより、使い勝手がよく、かつ、重量物を掛けることができるハンガー連結構造体およびそれを備えた洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のハンガー連結構造体は、
第1のハンガーと、
第2のハンガーと、
上記第1のハンガーと上記第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結する連結部材と
を備え
上記第1のハンガーは、首部に設けられた連結用穴を有し、
上記第2のハンガーに一端が回動可能に取り付けられた上記連結部材の他端が、上記第1のハンガーの上記連結用穴に挿入されて上記首部に連結されると共に、
上記連結部材は、上記第1のハンガーと上記第2のハンガーとを連結した状態で、上記連結部材の一端は、上記第2のハンガーの首部の横部材に上側が開口した状態で係合する一方、上記連結部材の他端は、上記第1のハンガーの上記連結用穴の下縁部に嵌合していることを特徴とする。
上記構成によれば、リンク機構を用いない連結部材を用いているので、構造が簡単かつ安価であり、さらに、第1のハンガーと第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて連結部材により着脱可能つまり分離可能に連結するので、必要に応じて第1のハンガーと第2のハンガーを連結または分離できて使い勝手がよく、かつ、第2のハンガーが第1のハンガーと平行であるが、第2のハンガーに第1のハンガーと同様に重い洗濯物を掛けることができる。
また、第2のハンガーに一端が回動可能に取り付けられた連結部材の他端が、第1のハンガーの首部に設けられた連結用穴に挿入されて首部に連結されることによって、簡単な構成で第1のハンガーと第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結することができる。
さらに、第1のハンガーと第2のハンガーを連結した状態で、連結部材の他端により第1のハンガーの連結用穴の下縁部に嵌合しているので、第1のハンガーにより連結部材の他端を確実に支持すると共に、連結部材の一端が第2のハンガーの首部の横部材に上側が開口した状態で係合するので、連結部材により第2のハンガーを確実に支持することができる。
また、この発明のハンガー連結構造体は、
第1のハンガーと、
第2のハンガーと、
上記第1のハンガーと上記第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結する連結部材と
を備え、
上記第1のハンガーまたは上記第2のハンガーのうちの少なくとも上記第1のハンガーは、本体下側に横方向に架けられた横架部を有し、
少なくとも上記第1のハンガーの上記横架部に、少なくとも2つの貫通穴を設け、上記貫通穴の間の部分を上記第2のハンガーのフック部を掛ける係止部としたことを特徴とする。
上記構成によれば、リンク機構を用いない連結部材を用いているので、構造が簡単かつ安価であり、さらに、第1のハンガーと第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて連結部材により着脱可能つまり分離可能に連結するので、必要に応じて第1のハンガーと第2のハンガーを連結または分離できて使い勝手がよく、かつ、第2のハンガーが第1のハンガーと平行であるが、第2のハンガーに第1のハンガーと同様に重い洗濯物を掛けることができる。
また、少なくとも第1のハンガーの横架部に、少なくとも2つの貫通穴を設けることによって、洗濯物を掛けて乾燥させる時に横架部の貫通穴を乾燥空気が上下方向に通過できるので、乾燥効率が向上する。
また、一実施形態のハンガー連結構造体では、
上記第1のハンガーは、首部に設けられた連結用穴を有し、
上記第2のハンガーに一端が回動可能に取り付けられた上記連結部材の他端が、上記第1のハンガーの上記連結用穴に挿入されて上記首部に連結される。
上記実施形態によれば、第2のハンガーに一端が回動可能に取り付けられた連結部材の他端が、第1のハンガーの首部に設けられた連結用穴に挿入されて首部に連結されることによって、簡単な構成で第1のハンガーと第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結することができる。
また、一実施形態のハンガー連結構造体では、
上記連結部材は、上記第1のハンガーと上記第2のハンガーとを連結した状態で、上記連結部材の一端は、上記第2のハンガーの首部の横部材に上側が開口した状態で係合する一方、上記連結部材の他端は、上記第1のハンガーの上記連結用穴の下縁部に嵌合している。
上記実施形態によれば、第1のハンガーと第2のハンガーを連結した状態で、連結部材の他端により第1のハンガーの連結用穴の下縁部に嵌合しているので、第1のハンガーにより連結部材の他端を確実に支持すると共に、連結部材の一端が第2のハンガーの首部の横部材に上側が開口した状態で係合するので、連結部材により第2のハンガーを確実に支持することができる。
また、一実施形態のハンガー連結構造体では、
上記第1のハンガーと上記第2のハンガーが上記連結部材を介して連結された状態で、上記第2のハンガーが上記第1のハンガーよりも低い位置にある。
上記実施形態によれば、第2のハンガーが第1のハンガーよりも低い位置にあるから、例えば、乾燥機能を備えた洗濯機の上蓋にハンガー連結構造体を掛けた場合、上蓋が閉じられて傾斜した状態でも、第2のハンガーと上蓋とが干渉するのを防止できる。
また、一実施形態のハンガー連結構造体では、
上記第1のハンガーまたは上記第2のハンガーの少なくとも一方は、本体下側に横方向に架けられた断面略円形の横架部を有し、
上記横架部を挟むように取り付けられたクリップを備え、
上記横架部に長手方向に溝が設けられると共に、
上記クリップが挟まれる上記横架部に、上記溝を分断するようにかつ上記横架部に長手方向に予め決められた間隔をあけて複数のリブを設け、
上記複数のリブの外周縁は、上記横架部の上記溝を除く外周面が含まれる円筒面に沿う形状をしている。
上記実施形態によれば、第1のハンガーまたは第2のハンガーの少なくとも一方の本体下側に横方向に架けられた断面略円形の横架部に、樹脂成形時の肉厚を均一にするために長手方向に溝を設けて、その横架部を挟むように取り付けられたクリップにより挟まれる横架部に、溝を分断するようにかつ横架部に長手方向に予め決められた間隔をあけて複数のリブを設ける。この複数のリブの外周縁が横架部の溝を除く外周面が含まれる円筒面に沿う形状をしていることによって、小さな力でクリップをスムーズに開くことができる。
また、この発明の洗濯機では、
上記のいずれか1つのハンガー連結構造体を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、着脱可能に連結された2つの略平行な第1,第2のハンガーに夫々洗濯物を掛けて干すことが容易にできる使い勝手のよいハンガー連結構造体を備えるので、狭い洗濯槽内に多くの洗濯物を掛ける上で使い勝手がよく、かつ、スーツなどの重量物を干すことができる。
以上より明らかなように、この発明によれば、簡単な構成で、使い勝手がよく、かつ重量物を干すことができる。ハンガー連結構造体を実現することができる。
また、この発明によれば、乾燥空気を洗濯槽内に供給する機能を備えた洗濯機において、狭い洗濯槽内で多くの洗濯物を乾燥させる上で、使い勝手のよい洗濯機を実現することができる。
図1はこの発明の実施の一形態のハンガー連結構造体の斜視図である。 図2は図1のII−II線から見たハンガー連結構造体の断面図である。 図3は図1のIII−III線から見たハンガー連結構造体の断面図である。 図4は上記ハンガー連結構造体の第1,第2のハンガーが上下方向に配置された状態の斜視図である。 図5は図4のV−V線から見たハンガー連結構造体の断面図である。 図6は上記第2のハンガーの要部断面図である。 図7は上記ハンガー連結構造体の第1,第2のハンガーが上下方向に配置された状態の斜視図である。 図8は図7のVIII−VIII線から見たハンガー連結構造体の断面図である。 図9は図8のIX−IX線から見たハンガー連結構造体の断面図である。 図10は上記ハンガー連結構造体を用いた洗濯機の断面図である。
以下、この発明のハンガー連結構造体を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態のハンガー連結構造体を説明するための斜視図を示している。
このハンガー連結構造体は、図1に示すように、合成樹脂製の第1のハンガー100と、合成樹脂製の第2のハンガー200と、第1のハンガー100と第2のハンガー200を、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結する合成樹脂製の連結部材300とを備えている。
上記第1のハンガー100は、フック部101と、フック部101の下側に設けられた首部102と、首部102の両側から斜め下方かつ外側に向かって延びるショルダー部103,103(図4に示す)と、ショルダー部103,103の下端間に架けられた横架部104とを有している。上記第1のハンガー100の首部102に連結用穴102aを設けている。このフック部101と首部102とショルダー部103,103と横架部104を有する第1のハンガー100は、樹脂成形により一体に形成されている。
また、上記第2のハンガー200は、フック部201と、フック部201の下側に設けられた首部202と、首部202の両側から斜め下方かつ外側に向かって延びるショルダー部203,203と、ショルダー部203,203の下端間に架けられた横架部204とを有している。また、第2のハンガー200は、首部202の両側から下方に延びて横架部204に接続された補強部205,205を有している。このフック部201と首部202とショルダー部203,203と横架部204と補強部205,205を有する第2のハンガー200は、樹脂成形により一体に形成されている。
また、上記第2のハンガー200の横架部204に、横架部204を挟むように、洗濯バサミ状のクリップ400,400を取り付けている。
図1に示すように、第2のハンガー200に一端が回動可能に取り付けられた連結部材300の一端が、第1のハンガー100の連結用穴102aの下縁部に嵌合することにより、第1のハンガー100と第2のハンガー200を連結部材300を介して連結している。
図2は図1のII−II線から見たハンガー連結構造体の断面図を示している。
図2に示すように、第2のハンガー200の横架部204を挟むようにクリップ400を取り付けている。このクリップ400は、2つの挟持板401,401をU字形状の弾性バネ部材402により連結し、横架部204を中心に回動させ、洗濯物などを挟むように挟持板401,401の先端を弾性バネ部材402で付勢している。
また、第2のハンガー200の横架部204には、両側面に溝211,212を設けると共に、リブ210を設けている。このリブ210は、横架部204の長手方向に予め決められた間隔をあけて設けている。このリブ210によって、横架部204の両側面の溝211,212は夫々、複数に分断されている。
この第2のハンガー200の横架部204の溝211,212は、良好な樹脂成形を行うために必要なものである。
図3は図1のIII−III線から見たハンガー連結構造体の上記連結部材300の部分を含めた断面図を示している。
図3に示すように、連結部材300は、第2のハンガー200の首部202の下側の円柱形状の横部材202aに回転可能に嵌合した回転嵌合凹部301と、その回転嵌合凹部301から延びる基部302と、基部302の回転嵌合凹部301と反対側の端部に設けられた断面コの字状の嵌合凹部303と、基部302に沿って回転嵌合凹部301,嵌合凹部303間に立設された2つのリブ304(図3では1つのみを示す)とを有する。回転嵌合凹部301は、横部材202aに対して回転可能とするため、図3に示すように断面円形状をしており、その断面円形状の一部が横部材202aに嵌合させるために開口している。
ハンガー連結構造体は、上記第1のハンガー100の連結用穴102aの下縁に、連結部材300の断面コの字状の嵌合凹部303が嵌合することにより、第1のハンガー100と第2のハンガー200を略平行にかつ間隔あけて連結している。
図4は上記ハンガー連結構造体の第1,第2のハンガー100,200が上下方向に配置された状態の斜視図を示している。図4において、図1と同一の構成部には同一参照番号を付している。
このハンガー連結構造体は、図4に示すように、第1のハンガー100の横架部104に、空気が上下方向に通過できる長穴形状の少なくとも2つの貫通穴105,105を設けている。
この貫通穴105,105を設ける目的は、空気の流れ、循環を良好にし、ハンガーに掛けられた洗濯物に常に新鮮が空気を送り込み、洗濯物の乾燥効率を上げるためである。つまり、横架部104で、洗濯物で覆われたハンガー内に空気の流れが遮断されることがある。これを解消するためにも、横架部104に貫通穴105を設けることで、空気の流れ、流通を良好にでき、乾燥を良好に、乾燥効率を上げることができる。
また、この貫通穴105は2個でなく、それ以上設けることもできる。上記第1のハンガー100の横架部104に設けられた貫通穴105,105との間は、第2のハンガー200のフック部201を掛ける係止部(図9に示す106)の役割を果たす。この貫通穴105,105の係止部に、第2のハンガー200のフック部201を掛けることによって、第1のハンガー100と第2のハンガー200が図4に示すように上下方向に配列される。
また、上記第2のハンガー200の首部202と補強部205,205との間に、連結部材300を収納する収納部を構成する。図4はその収納状態を示している。
図5は図4のV−V線から見た第1,第2のハンガー100,200の断面図を示しており、図6は上記第2のハンガー200の要部断面図を示している。図5,図6において、図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。以下に連結部材300の収納構成について説明する。
図5,図6に示すように、連結部材300の断面コの字状の嵌合凹部303は、第2のハンガー200の横架部204に設けられた凹部204aに先端の一部が当接し係合するようにして収容されている。これにより、第2のハンガー200内に連結部材300が収容された状態になるので、厚さを薄くできる。また、連結部材300の非使用時に、邪魔にならないようにし、第2のハンガーを単独で使用できる。
図7は図4に示した上記ハンガー連結構造体の収納時の正面図を示している。また、図8は図7のVIII−VIII線から見たハンガー連結構造体の断面図を示している。図7,図8において、図4と同一の構成部には同一参照番号を付している。
さらに、図9は図7のIX−IX線から見たハンガー連結構造体の断面図を示している。
図9に示すように、第1のハンガー100の横架部104に設けられた貫通穴105,105に、第2のハンガー200のフック部201を通して、貫通穴105,105間の係止部106に掛けることによって、第1のハンガー100と第2のハンガー200が上下方向に配列されている。
上記構成のハンガー連結構造体によれば、リンク機構を用いない連結部材300を用いているので、構造が簡単かつ安価であると共に、第1のハンガー100と第2のハンガー200を、略平行にかつ間隔あけて連結部材300により着脱可能つまり分離可能に連結するので、必要に応じて第1のハンガー100と第2のハンガー200を連結または分離できて使い勝手がよく、かつ、第2のハンガー200が第1のハンガー100と平行であるが、第2のハンガー200に第1のハンガー100と同様に重い洗濯物を掛けることができる。
したがって、第1,第2のハンガー100,200を平行にかつ分離可能に配置することにより、それぞれを単独で使用することもでき、非常に使い勝手がよく、かつ、重量物を掛けることができる。
また、上記第2のハンガー200に一端が回動可能に取り付けられた連結部材300の他端が、第1のハンガー100の首部102に設けられた連結用穴102aに挿入されて首部102に連結されることによって、簡単な構成で第1のハンガー100と第2のハンガー200を、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結することができる。
ここで、連結部材300は、図3に示すように一端側の回転嵌合凹部301の断面が一部開口された円形状で、円柱形状の横部材202aに回転可能に嵌合されている。また、連結部材300の他端側の回転嵌合凹部301は、断面がコ字形状に形成され、このコ字形状の開口部が第1のハンガー100の連結用穴102aの下縁部に嵌り込むため、第1のハンガー100のフック部101を掛けた状態で、第2のハンガー200は回転することなく、確実に連結部材300の長さに相当する間隔で平行に保持される。なお、連結部材300の回転嵌合凹部301は、第2のハンガー200の横部材202aに開口部を合わせ、樹脂の弾性変形を利用して嵌め込むことで、回転可能に保持され、離脱することがないようにしている。
また、上記第2のハンガー200が第1のハンガー100よりも低い位置にあるから、例えば、乾燥機能を備えた洗濯機の上蓋にハンガー連結構造体を掛けた場合、上蓋が閉じられて傾斜した状態でも、第2のハンガー200と上蓋とが干渉するのを防止できる。つまり、連結部材300による連結構造において、回転嵌合凹部301は、第2のハンガー200の首部202の上部、つまり開口された上位置に回転可能に横部材202aに保持されている。そして、連結部材300の嵌合凹部303は、第1のハンガー100の連結用穴102aの下縁部に嵌合される形態である。そのため、連結部材300で第1、第2のハンガー100、200を連結すれば、フック部101が上位置になり、部202が下位置になる。
また、図3に示すように、第1のハンガー100と第2のハンガー200を連結した状態で、連結部材300の他端が第1のハンガー100の連結用穴102aの下縁部に嵌合しているので、第1のハンガー100により連結部材300の他端を確実に支持すると共に、連結部材300の一端が第2のハンガー200の首部202の横部材202aに上側が開口した状態で係合するので、連結部材300により第2のハンガー200を確実に支持することができる。つまり、第1のハンガー100側に嵌合された連結部材300は、回転を阻止された状態であり、この連結部材300の回転嵌合凹部301の開口が上になるため、第1のハンガー100と、第2のハンガー200とを平行に、一定の間隔を保って支持することができる。
また、図4,図9に示すように、第1のハンガー100の横架部104に、空気が上下方向に通過できる貫通穴105,105を設けることによって、洗濯物を掛けて乾燥させる時に横架部104の貫通穴105,105を乾燥空気が上下方向に通過することができるので、乾燥効率が向上する。
また、図9に示すように、第1のハンガー100の横架部104の貫通穴105,105の間の部分は、ハンガーのフック部を掛ける係止部106としての機能を果たせる。そのために、第2のハンガー200のフック部201を掛けることによって、第1のハンガー100と第2のハンガー200が上下方向にかつ同一平面上に配列されるようにしたので、例えば洗濯機の側面に設けられたフックに、第1のハンガー100と第2のハンガー200が上下方向にかつ同一平面上に配列されたハンガー連結構造体を掛けることによって、洗濯機の側面と隣接する壁などとの間の距離が短い狭空間にハンガー連結構造体を収納することが可能になる。
また、図2に示すように、第2のハンガー200の本体下側に横方向に架けられた断面略円形の横架部204に、樹脂成形時の肉厚を均一にするために長手方向に溝211,212を設けて、その横架部204を挟むように取り付けられたクリップにより挟まれる横架部204に、溝211,212を分断するようにかつ横架部204に長手方向に予め決められた間隔をあけて複数のリブ210を設ける。この複数のリブ210の外周縁が横架部204の溝を除く外周面が含まれる円筒面に沿う形状をしていることによって、小さな力でクリップ400,400をスムーズに開くことができる。
なお、上記実施の形態では、第2のハンガー200にクリップ400,400を取り付けたが、第1のハンガー100にクリップを取り付けてもよいし、第1,第2のハンガーの両方にクリップを取り付けてもよい。この場合、クリップを取り付けるハンガーの横架部に、リブ210と同様のリブを設けている。このリブは、横架部の長手方向に予め決められた間隔をあけて設ける。
次に、上述した構成のハンガー連結構造体を洗濯機で実際に利用する形態について以下に説明する。図10はその一例を示す図であり、上記ハンガー連結構造体を用いた洗濯機の断面図を示している。
図10に示すように、洗濯機は、金属または合成樹脂製の本体ケーシング1を備える。本体ケーシング1は直方体形状に成形され、その上面および底面は開口部となっている。本体ケーシング1の上面開口部には操作パネル5等が設けられた合成樹脂製の上面板11が固定されている。本体ケーシング1の底面開口部には、合成樹脂製のベース12が固定されている。
上面板11に洗濯機内に洗濯物を投入するための洗濯物投入口1aを設けている。その洗濯物投入口1aを開閉する上蓋4を、洗濯機の奧側で上面板11に回動可能に支持している。上蓋4を上下に回動させて洗濯物投入口1aを開閉する。
本体ケーシング1内には、洗濯槽3とその洗濯槽3を収納する水槽2を収容している。洗濯槽3は、洗剤を溶かした水またはすすぎ用の水を溜める。水槽2および洗濯槽3は、上側が開口した有底筒状のカップの形状をしており、各々中心軸を垂直にして、水槽2を外側とし、洗濯槽3を内側とする形で同軸に配置されている。
洗濯槽3の上部開口部の縁に、洗濯物の脱水のため洗濯槽3を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする環状のバランサ20を装着している。洗濯槽3内の底面に撹拌翼21を回転可能に配置している。
また、本体ケーシング1内の水槽2の下側に、モータ31とクラッチ・ブレーキ機構32とを有する駆動ユニット30を取り付けている。
また、上記洗濯機は、本体ケーシング1内の上側かつ後面側にヒータにより加熱した乾燥用空気を洗濯槽3内に供給する乾燥空気送風部6を備えている。特に、乾燥空気送風部6は、洗濯槽3へと乾燥空気を吐出する吹出部6aと、その吹出部6aよりも上位置に洗濯槽3内の湿った空気を吸引する吸引部6bを備える。さらに、乾燥効率を上げるために、水槽2の上端部と上面板11との間を連結する環状の蛇腹状の弾性体7が取り付けられる。これにより、水槽2を含め洗濯槽3と上蓋4との間の空間を気密状態にし、乾燥効率を上げることができる。また、上蓋4からの下部を乾燥空間として利用できる。
上記構成の洗濯機において、上蓋4の洗濯槽3に対向する側(下面)にハンガー取り付け部4a,4bを設けている。このハンガー取り付け部4a,4bの両方に、図1に示すハンガー連結構造体を掛けることによって、乾燥空気を洗濯槽内に供給する乾燥空気送風部6を備えた洗濯機では、狭い洗濯槽内に多くの洗濯物を干して、乾燥させることができる。
また、上記第2のハンガー200は第1のハンガー100よりも低い位置にあるので、洗濯機の上蓋4にハンガー連結構造体を掛けた場合、上蓋4が閉じられて傾斜した状態でも、第2のハンガー200と上蓋4とが干渉するのを防止できる。なお、本発明のハンガー連結構造体は、ハンガー取り付け部4a,4bの両方に掛けることなく、いずれか一方に掛けて、洗濯物等の乾燥を行うこともできる。
上記実施の形態では、ハンガー連結構造体を備えた洗濯機について説明したが、ハンガー連結構造体はこれに限らず、ハンガー連結構造体のみで使用してもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…本体ケーシング
2…水槽
3…洗濯槽
4…上蓋
5…操作パネル
6…乾燥空気送風部
7…弾性体
11…上面板
12…ベース
20…バランサ
30…駆動ユニット
31…モータ
32…クラッチ・ブレーキ機構
100…第1のハンガー
101…フック部
102…首部
102a…連結用穴
103,103…ショルダー部
104…横架部
105…貫通穴
200…第2のハンガー
201…フック部
202…首部
203,203…ショルダー部
204…横架部
205,205…補強部
210…リブ
211,212…溝
300…連結部材
301…回転嵌合凹部
302…基部
303…嵌合凹部
304…リブ
400…クリップ
401,401…挟持板
402…弾性バネ部材

Claims (7)

  1. 第1のハンガーと、
    第2のハンガーと、
    上記第1のハンガーと上記第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結する連結部材と
    を備え
    上記第1のハンガーは、首部に設けられた連結用穴を有し、
    上記第2のハンガーに一端が回動可能に取り付けられた上記連結部材の他端が、上記第1のハンガーの上記連結用穴に挿入されて上記首部に連結されると共に、
    上記連結部材は、上記第1のハンガーと上記第2のハンガーとを連結した状態で、上記連結部材の一端は、上記第2のハンガーの首部の横部材に上側が開口した状態で係合する一方、上記連結部材の他端は、上記第1のハンガーの上記連結用穴の下縁部に嵌合していることを特徴とするハンガー連結構造体。
  2. 第1のハンガーと、
    第2のハンガーと、
    上記第1のハンガーと上記第2のハンガーを、略平行にかつ間隔あけて着脱可能に連結する連結部材と
    を備え、
    上記第1のハンガーまたは上記第2のハンガーのうちの少なくとも上記第1のハンガーは、本体下側に横方向に架けられた横架部を有し、
    少なくとも上記第1のハンガーの上記横架部に、少なくとも2つの貫通穴を設け、上記貫通穴の間の部分を上記第2のハンガーのフック部を掛ける係止部としたことを特徴とするハンガー連結構造体。
  3. 請求項に記載のハンガー連結構造体において、
    上記第1のハンガーは、首部に設けられた連結用穴を有し、
    上記第2のハンガーに一端が回動可能に取り付けられた上記連結部材の他端が、上記第1のハンガーの上記連結用穴に挿入されて上記首部に連結されることを特徴とするハンガー連結構造体。
  4. 請求項に記載のハンガー連結構造体において、
    上記連結部材は、上記第1のハンガーと上記第2のハンガーとを連結した状態で、上記連結部材の一端は、上記第2のハンガーの首部の横部材に上側が開口した状態で係合する一方、上記連結部材の他端は、上記第1のハンガーの上記連結用穴の下縁部に嵌合していることを特徴とするハンガー連結構造体。
  5. 請求項1からまでのいずれか1つに記載のハンガー連結構造体において、
    上記第1のハンガーと上記第2のハンガーが上記連結部材を介して連結された状態で、上記第2のハンガーが上記第1のハンガーよりも低い位置にあることを特徴とするハンガー連結構造体。
  6. 請求項1に記載のハンガー連結構造体において、
    上記第1のハンガーまたは上記第2のハンガーの少なくとも一方は、本体下側に横方向に架けられた断面略円形の横架部を有し、
    上記横架部を挟むように取り付けられたクリップを備え、
    上記横架部に長手方向に溝が設けられると共に、
    上記クリップが挟まれる上記横架部に、上記溝を分断するようにかつ上記横架部に長手方向に予め決められた間隔をあけて複数のリブを設け、
    上記複数のリブの外周縁は、上記横架部の上記溝を除く外周面が含まれる円筒面に沿う形状をしていることを特徴とするハンガー連結構造体。
  7. 請求項1から6までのいずれか1つに記載のハンガー連結構造体を備えたことを特徴とする洗濯機。
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