JP5908878B2 - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、プロトンの磁化交換が発生する部位のデータを収集する磁気共鳴装置、およびこの磁気共鳴装置に適用されるプログラムに関する。
従来より、プロトンの磁化交換(Magnetization Transfer)の現象を検出するためのCEST(Chemical Exchange Saturation Transfer)法が知られている(特許文献1参照)。
特表2012−513239号公報
図18は、CEST法で使用されているシーケンスの一例を示す図である。
図18に示すシーケンスでは、プリパレーションパルスが繰り返し実行される。プリパレーションパルスは、RFパルスXと、縦磁化の定常状態を達成するためのキラー勾配パルスKとを含んでいる。プリパレーションパルスを繰り返し実行し、n回目のプリパレーションパルスが実行された後に、シングルショット法によりデータを収集するためのデータ収集シーケンスDAQが実行される。そして、データ収集シーケンスDAQを実行することにより得られたデータに基づいて、周波数と信号値との関係を表すz-スペクトルが作成される。図19に、ファントムとして生卵の白身を用いたときに得られたz-スペクトルの例を概略的に示す。図19は、RFパルスXのフリップ角αをα=90°に設定したときに得られたz-スペクトルである。z-スペクトルの横軸は周波数、縦軸は信号値である。尚、z-スペクトルの横軸の周波数は、MRスペクトロスコピー(spectroscopy)の概念を踏襲し、高周波側が左に示されており、低周波側が右に示されている。
図18に示すシーケンスでは、z-スペクトルのサイドローブを低減するために、RFパルスXは、ガウス分布やBlackman filter(三角関数+定数)のような形状を有するように設定されている。図19のz-スペクトルを見ると、単一の信号低下ピークが現れており、サイドローブは十分に低減されていることが分かる。また、z-スペクトルは静磁場不均一の影響を受けて中心周波数にずれが生じるので、中心周波数のずれを補正する必要があるが、図19に示すように、単一の信号低下ピークが現れていれば、中心周波数のずれを容易に補正することもできる。
しかし、図19のz-スペクトルでは、CEST効果を見たいプロトンの周波数fcestに信号低下ピークがほとんど現れず、CEST効果を認識することが難しい場合がある。この問題に対処する方法として、RFパルスのフリップ角αを大きくすることが考えられる(図20参照)。
図20に、RFパルスXのフリップ角αをα=360°に設定したときに得られたz−スペクトルを示す。
図20では、RFパルスXのフリップ角αをα=360°にしたことによって、CEST効果を見たいプロトンの周波数fcestの位置に、ある程度の信号低下が見られる。したがって、CEST効果による信号低下を認識することができる。しかし、RFパルスXのフリップ角αを大きくすると、z-スペクトルのサイドローブが目立ってしまい、中心周波数付近に、複数の信号低下ピークが現れる。このように、複数の信号低下ピークが現れると、中心周波数の位置を見つけにくいので、中心周波数のずれを補正することが難しいという問題がある。
したがって、CEST効果による信号低下を十分に確認することができるとともに、サイドローブが低減されたz-スペクトルを得るための技術が望まれている。
本発明の第1の観点は、プロトンの磁化交換を発生させるための複数のRFパルスと、プロトンの磁化交換が発生した部位からデータを収集するためのデータ収集シーケンスとを含むパルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴装置であって、
前記複数のRFパルスのうちのp番目のRFパルスの位相とp+1番目のRFパルスの位相との位相差が前記パルスシーケンスごとに異なるように、前記複数のRFパルスの位相をサイクルさせ、前記パルスシーケンスを複数回実行するスキャン手段と、
前記パルスシーケンスを複数回実行することにより得られたデータに基づいて、前記部位から得られた信号の信号強度と前記位相差との関係を表すスペクトルを求める手段とを有する磁気共鳴装置である。
本発明の第2の観点は、プロトンの磁化交換を発生させるための複数のRFパルスと、プロトンの磁化交換が発生した部位からデータを収集するためのデータ収集シーケンスとを含むパルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴装置であって、前記複数のRFパルスのうちのp番目のRFパルスの位相とp+1番目のRFパルスの位相との位相差が前記パルスシーケンスごとに異なるように、前記複数のRFパルスの位相をサイクルさせ、前記パルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記パルスシーケンスを複数回実行することにより得られたデータに基づいて、前記部位から得られた信号の信号強度と前記位相差との関係を表すスペクトルを求める処理を計算機に実行させるためのプログラムである。
RFパルスの位相差がパルスシーケンスごとに異なるようにRFパルスの位相をサイクルさせている。したがって、ガウス分布やBlackman filterのような形状のRFパルスの代わりに矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを用いて、スペクトルを作成することができる。矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを用いることによって、RFパルスの時間間隔を短くすることができるので、1つのRFパルスのフリップ角が小さくても、単位時間当たりのフリップ角を大きくすることができる。したがって、個々のRFパルスのフリップ角が小さくても、CEST効果を十分に検出することができる。更に、1つのRFパルスのフリップ角を小さくすることができるので、サイドローブが低減されたスペクトルを得ることができる。
本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。 本形態で実行されるスキャンの説明図である。 本形態におけるパルスシーケンスSEを具体的に示す図である。 n=16の場合のパルスシーケンスの例を示す図である。 式(2)により求められた各パルスシーケンスにおける位相差Δφ(1)〜Δφ(16)の値を示す図である。 1回目のパルスシーケンスSEにおいてRFパルスの位相をサイクルさせるときの説明図である。 2回目のパルスシーケンスSEにおいてRFパルスの位相をサイクルさせるときの説明図である。 9回目のパルスシーケンスSEにおいてRFパルスの位相をサイクルさせるときの説明図である。 16回目のパルスシーケンスSE16においてRFパルスの位相をサイクルさせるときの説明図である。 CEST画像を作成するときのフローを示す図である。 パルスシーケンスSE〜SE16を実行することにより得られたスライスSLの16個の画像D1〜D16を概略的に示す図である。 z-スペクトルを示す図である。 位相差を周波数に変換した後のzスペクトルを示す図である。 中心周波数のずれΔfを補正することにより得られたz-スペクトルw′を示す図である。 CEST画像の作成方法を示す図である。 q=4に設定した理由を説明するための図である。 マルチショット法でデータを収集する例を示す図である。 CEST法で使用されているシーケンスの一例を示す図である。 ファントムとして生卵の白身を用いたときに得られたz-スペクトルの例を概略的に示す図である。 ファントムとして生卵の白身を用いたときに得られたz-スペクトルの例を概略的に示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検体11が収容されるボア21を有している。また、マグネット2に、超伝導コイル、勾配コイル、およびRFコイルなどが内蔵されている。
テーブル3は、被検体11を支持するクレードル3aを有している。クレードル3aは、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体11はボア21に搬送される。
受信コイル4は、被検体11に取り付けられている。受信コイル4は、被検体11からの磁気共鳴信号を受信する。
MR装置100は、更に、送信器5、勾配磁場電源6、受信器7、制御部8、操作部9、および表示部10などを有している。
送信器5はRFコイルに電流を供給し、勾配磁場電源6は勾配コイルに電流を供給する。受信器7は、受信コイル4から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。尚、マグネット2、受信コイル4、送信器5、勾配磁場電源6、受信器7を合わせたものが、スキャン手段に相当する。
制御部8は、表示部10に必要な情報を伝送したり、受信コイル4から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部8は、画像作成手段81、スペクトル作成手段82、およびCEST画像作成手段83などを有している。
画像作成手段81は、後述するパルスシーケンスSE〜SE16(図11参照)により得られたデータに基づいて画像を作成する。
スペクトル作成手段82は、画像作成手段81により得られた画像に基づいて、z-スペクトルを作成する。
CEST画像作成手段83は、z-スペクトルに基づいてCEST画像を作成する。
尚、制御部8は、画像作成手段81、スペクトル作成手段82、およびCEST画像作成手段83を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部9は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部8に入力する。表示部10は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
図2は本形態で実行されるスキャンの説明図である。
スキャンSCは、CEST法を用いてスライスの画像を取得するためのスキャンである。スキャンSCでは、スライスの画像Dを取得するためのパルスシーケンスSE(k=1〜n)が実行される。本形態では、パルスシーケンスSEはn回実行されるので、スキャンSCを実行することにより、n個の画像D〜Dを取得することができる。
図3は、本形態におけるパルスシーケンスSEを具体的に示す図である。
k回目のパルスシーケンスSEは、第1〜第mのパルスセットSet1〜Setm、キラー勾配パルス、およびデータ収集シーケンスDAQを有している。以下では、先ず、第1〜第mのパルスセットSet1〜Setmについて説明する。尚、第1〜第mのパルスセットSet1〜Setmは同じ構成であるので、第1〜第mのパルスセットSet1〜Setmの説明に当たっては、代表して第1のパルスセットSet1を取り上げて説明する。
図3には、第1のパルスセットSet1が拡大して示されている。
第1のパルスセットSet1は、プロトンの磁化交換を発生させるためのn個のRFパルスX1〜Xnを有している。RFパルスX1〜Xnは、正のRFパルスと負のRFパルスが交互に現れるように構成されている。RFパルスX1〜Xnは、一定の時間間隔T_iterで印加される。時間間隔T_iterの具体的な値の決め方については後述する。符号「X1」〜「Xn」の下に記載されている「φ1」〜「φn」は、RFパルスの位相を表している。
次に、n個のRFパルスX1〜Xnの位相φ1〜φnについて説明する。先ず、n個のRFパルスX1〜Xnの中で、p番目のRFパルスXpと、p+1番目のRFパルスXp+1について考える(尚、pは、1≦p≦n−1である)。p番目のRFパルスXpの位相を「φp」で表し、p+1番目のRFパルスXp+1の位相を「φp+1」で表すと、k回目のパルスシーケンスSEにおけるRFパルスの位相差Δφ(k)=φp+1−φpは、以下の式を満たすように設定されている。
ここで、nはパルスシーケンスを実行する回数である。式(1)から、位相差Δφ(k)は、kの値に応じて変化するように設定されていることが分かる。kの値に応じて、位相差Δφ(k)がどのように変化するかについては、後で詳細に説明する。
図3では、第1のパルスセットSet1について示されているが、第2〜第mのパルスセットSet2〜Setmも、第1のパルスセットSet1と同じ構成である。したがって、どのパルスセットも、n個のRFパルスX1〜Xnを有しており、RFパルスの位相差Δφ(k)は式(1)を満たすように設定されている。
第1〜第mのパルスセットSet1〜Setmを印加した後、横磁化を消失させるためのキラー勾配パルスを印加する。そして、キラー勾配パルスを印加した後、CEST効果を見たいプロトンの周波数のデータを収集するためのデータ収集シーケンスDAQが実行される。ここでは、データ収集シーケンスDAQは、シングルショット法でデータを収集するとする。
k回目のパルスシーケンスSEは、上記のように構成されている。本形態では、パルスシーケンスSEがn回実行される。尚、実行されるパルスシーケンスの回数nが多いほど、周波数分解能の高いz-スペクトルが得られるので、nはある程度大きい値であることが望ましい。一般的には、n=16〜32に設定することが考えられる。図4に、n=16の場合のパルスシーケンスの例について示す。n=16の場合、パルスシーケンスは16回実行され、各パルスシーケンスに含まれるパルスセットは16個のRFパルスを有するように構成される。n=16の場合、k回目のパルスシーケンスSEにおけるRFパルスの位相差Δφ(k)は、式(1)にn=16を代入することによって求められる。
次に、RFパルスの位相差Δφ(k)がkの値に応じてどのように変化するかについて説明する。尚、以下では、理解を容易にするため、n=16、即ち、図4に示すパルスシーケンスSE〜SE16を実行する場合を考える。したがって、位相差Δφ(k)は、式(2)で表されるとする。
n=16の場合、kが取り得る値は、1〜16の整数である。したがって、式(2)のkに、1〜16の値を代入することによって、1回目のパルスシーケンスSE〜16回目のパルスシーケンスSE16におけるRFパルスの位相差Δφ(1)〜Δφ(16)を求めることができる。図5に、式(2)により求められた各パルスシーケンスにおける位相差Δφ(1)〜Δφ(16)の値を示す。図5から、位相差Δφ(1)〜Δφ(16)は異なる値であることが分かる。
本形態では、位相差Δφ(1)〜Δφ(16)に基づいて、各パルスシーケンスのRFパルスの位相をサイクルさせている。以下に、RFパルスの位相をどのようにサイクルさせているかについて説明する。
図6は、1回目のパルスシーケンスSEにおいてRFパルスの位相をサイクルさせるときの説明図である。
1回目のパルスシーケンスSEでは、RFパルスの位相差Δφ(1)は、Δφ(1)=0(rad)である。したがって、1回目のパルスシーケンスSEでは、位相差が0となるように、位相φ1〜φ16をサイクルさせている。図6の右下に、円を用いて、位相φ1〜φ16をサイクルさせるときの様子を示す。円の円周上の点sが、位相0(rad)の位置を表している。点sから時計方向に移動するに従って位相の値は大きくなり、円を一周すると、位相は0に戻る。説明の便宜上、本形態では、位相φ1は、φ1=0(rad)に設定されているとする。したがって、位相φ1=0から位相が0ずつ増加する(つまり、位相が変化しない)ように位相をサイクルさせることによって、位相φ1〜φ16を求めることができる。位相は変化しないので、位相φ1〜φ16は同じ位相(つまり、0)に設定される。
次に、2回目のパルスシーケンスSEにおいてRFパルスの位相をどのようにサイクルさせているかについて説明する(図7参照)。
図7は、2回目のパルスシーケンスSEにおいてRFパルスの位相をサイクルさせるときの説明図である。
2回目のパルスシーケンスSEでは、RFパルスの位相差Δφ(2)は、Δφ(2)=π/8である。したがって、2回目のパルスシーケンスSEでは、位相差がπ/8となるように、位相φ1〜φ16をサイクルさせている。図7の右下に、円を用いて、位相φ1〜φ16をサイクルさせるときの様子を示す。本形態では、位相φ1は、φ1=0に設定されているので、位相φ1=0から位相がπ/8ずつ増加するように位相をサイクルさせることによって、位相φ1〜φ16を求めることができる。
3回目のパルスシーケンスSE〜16回目のパルスシーケンスSE16についても、図5に示す位相差Δφ(k)だけ位相が増加するように位相φ1〜φ16をサイクルさせることによって、位相φ1〜φ16を求めることができる。図8には、9回目のパルスシーケンスSEにおいてRFパルスの位相をサイクルさせるやり方が示されている。
9回目のパルスシーケンスSEでは、RFパルスの位相差Δφ(9)は、Δφ(9)=πである。したがって、9回目のパルスシーケンスSEでは、位相差がπとなるように、位相φ1〜φ16をサイクルさせている。図8の右下に、円を用いて、位相φ1〜φ16をサイクルさせるときの様子を示す。本形態では、位相φ1は、φ1=0に設定されているので、位相φ1=0から位相がπずつ増加するように位相をサイクルさせることによって、位相φ1〜φ16を求めることができる。
最後に、16回目のパルスシーケンスSE16においてRFパルスの位相をどのようにサイクルさせているかについて説明する(図9参照)。
図9は、16回目のパルスシーケンスSE16においてRFパルスの位相をサイクルさせるときの説明図である。
16回目のパルスシーケンスSE16では、RFパルスの位相差Δφ(16)は、Δφ(16)=15π/8である。したがって、16回目のパルスシーケンスSE16では、位相差が15π/8となるように、位相φ1〜φ16をサイクルさせている。図9の右下に、円を用いて、位相φ1〜φ16をサイクルさせるときの様子を示す。本形態では、位相φ1はφ1=0に設定されているので、位相φ1=0から位相が15π/8ずつ増加するように位相をサイクルさせることによって、位相φ1〜φ16を求めることができる。
本形態では、複数のRFパルスX1〜X16の位相をサイクルさせながらパルスシーケンスを実行している。したがって、従来法で使用していたRFパルス(ガウス分布やBlackman filterのような形状のRFパルス)の代わりに、矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを使用することができる。矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを使用することによって、RFパルスの時間間隔T_iter(図4参照)を短くすることができるので、1つのRFパルスのフリップ角αが小さくても、単位時間当たりのフリップ角を大きくすることができる。したがって、個々のRFパルスのフリップ角が小さくても、CEST効果を高めることができる。本形態では、RFパルスX1〜X16のフリップ角αは、α=5°であるとする。
本形態では、上記の条件を満たすようにRFパルスの位相差Δφ(k)が設定されたパルスシーケンスSE〜SE16実行し、パルスシーケンスSE〜SEにより得られたデータに基づいて、CEST画像を作成している。以下に、CEST画像を作成するときのフローについて説明する。
図10は、CEST画像を作成するときのフローを示す図である。
ステップST1では、パルスシーケンスSE〜SE16を実行する。画像作成手段81(図1参照)は、パルスシーケンスSE〜SE16により得られたデータに基づいて、パルスシーケンスごとにスライスSLの画像を作成する。図11に、パルスシーケンスSE〜SE16を実行することにより得られたスライスSLの16個の画像D1〜D16を概略的に示す。パルスシーケンスSE〜SE16のRFパルスの位相差Δφ(k)は互いに異なる値に設定されているので、パルスシーケンスSE〜SE16を実行することにより、RFパルスの位相差Δφ(k)を16通りに変化させたときの画像D1〜D16を得ることができる。パルスシーケンスSE〜SE16を実行した後、ステップST2に進む。
ステップST2では、スペクトル作成手段82(図1参照)がz-スペクトルを作成する。図12に、z-スペクトルを示す。スペクトル作成手段82は、画像D1〜D16の同じ位置のピクセルを抽出し、位相差Δφ(k)と信号値との関係を表すz-スペクトルを作成する。図12では、画像D1〜D16の同じ位置のピクセルg1におけるz-スペクトルが示されているが、他のピクセルにおけるz-スペクトルも作成する。
z-スペクトルを作成した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、スペクトル作成手段82が、z-スペクトルの横軸の位相差Δφ(k)を周波数(ppm)に変換する。以下に、位相差Δφ(k)を周波数(ppm)に変換する方法について説明する。周波数fは、以下の式で求めることができる。
ここで、本形態では、B0=1.5(T)、γ=42.58MHz/Tである。したがって、式(3)は、以下の式(4)で表すことができる。
また、CEST効果を見たい水素の周波数をfcest(ppm)とすると、時間間隔T_iterは、以下の式で表される。
したがって、式(5)のfcestおよびqが決まれば、RFパルスの時間間隔T_iterを決めることができる。尚、以下の説明では、q=4とする。q=4とした理由については、後述する。q=4とすると、式(5)は以下の式(6)で表される。
したがって、CEST効果を見たい水素の周波数fcest(ppm)の値を式(6)に代入することによって、RFパルスの時間間隔T_iterを求めることができる。本形態では、fcest=3.5ppm(アミノ基のプロトン)であるとする。fcest=3.5ppmを式(6)に代入することにより、以下に示すように。T_iterを求めることができる。
T_iter=1.118msを式(4)に代入することにより、以下の式が得られる。
式(8)より、周波数f(ppm)は、Δφ(k)の変数で表されるので、位相差φ(k)を周波数fに変換することができる。図13に、位相差φ(k)を周波数fに変換した後のz-スペクトルを示す。
尚、z-スペクトルは、静磁場不均一の影響を受けて中心周波数がずれることがある。図13では、中心周波数がΔfだけずれている様子が示されている。そこで、中心周波数のずれΔfを補正するために、ステップST4に進む。
ステップST4では、スペクトル作成手段82が、z-スペクトルwの中心周波数のずれΔfを補正する。図14に、中心周波数のずれΔfを補正することにより得られたz-スペクトルw′を示す。図14では、中心周波数のずれΔfを補正する前のz-スペクトルwが破線で示されており、中心周波数のずれΔfを補正した後のz-スペクトルw′が実線で示されている。
本形態では、RFパルスX1〜X16のフリップ角αは十分に小さい値(本形態では、α=5°)に設定されているので、z-スペクトルに発生するサイドローブを十分に小さくすることができる。したがって、本形態の方法により得られたz-スペクトルには、従来法のz-スペクトルに見られる複数の低信号ピーク(図20参照)は現れにくくなるので、中心周波数のずれΔfを容易に補正することができる。
z-スペクトルの中心周波数のずれを補正した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、CEST画像を作成する。以下に、CEST画像の作成方法について、図15を参照しながら説明する。
CEST画像作成手段83(図1参照)は、先ず、補正後のz-スペクトルw′の0ppm〜−7ppmの信号値を、0ppmを中心にして、z-スペクトルw′の正の周波数側に反転させる。図15(a)は、0ppm〜−7ppmの信号値を反転させる前のz-スペクトルw′を示し、図15(b)は、0ppm〜−7ppmの信号値を正の周波数側に反転させた後のz-スペクトルw′を示す。図15(b)では、反転させる前の0ppm〜−7ppmの信号値を表すデータV1を破線で示し、0ppm〜−7ppmの信号値を反転させることにより得られたデータV2を実線で示してある。信号値を反転させた後、CEST画像作成手段83は、反転により得られたデータV2と、7ppm〜0ppmの信号値を表すデータV3との差分を計算する。図15(c)に、データV2とデータV3との差分を表す差分データDIFを示す。差分データDIFは、CEST効果により発生する信号の低下量を表している。差分データDIFを求めた後、CEST画像作成手段83は、差分データDIFの特徴量rを求める。図15(d)に、差分データDIFの特徴量rの一例を示す。例えば、差分データDIFの3.5ppmにおける信号値vや、差分データDIFの面積Sを、特徴量rとすることができる。このようにして求められた差分データDIFの特徴量rが、CEST画像のピクセルg1におけるピクセル値rとしてとして用いられる。図15(e)にCEST画像を概略的に示す。
図12〜図15では、CEST画像のピクセルg1のピクセル値を求める例について示されているが、CEST画像の他のピクセルのピクセル値も、図12〜図15に示す手順に従って求めることができる。
CEST画像を作成したら、フローを終了する。
本形態では、複数のRFパルスの位相をサイクルさせながらパルスシーケンスを実行している。したがって、従来法で使用していたRFパルス(ガウス分布やBlackman filterのような形状のRFパルス)の代わりに、矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを使用することができる。矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを使用することによって、RFパルスの時間間隔T_iterを短くすることができるので、1つのRFパルスのフリップ角が小さくても、単位時間当たりのフリップ角を大きくすることができる。したがって、個々のRFパルスのフリップ角が小さくても、十分にCEST効果を検出することができる。
尚、上記のフローのステップST3では、式(5)に含まれるqを、q=4に設定している。以下に、q=4に設定した理由について説明する。
図16は、q=4に設定した理由を説明するための図である。
図16では、理解を容易にするため、便宜上、q=1.2、q=2、q=4、q=8の4つの場合に分けて説明する。
図16(a)は、q=1.2の場合のzスペクトルを概略的に示す図である。
q=1.2の場合、式(5)は以下の式で表される。
式(9)から、時間間隔T_iterは、fCESTの1.2倍の周波数に相当することがわかる。したがって、式(9)の時間間隔T_iterでRFパルスを印加することによって、周波数帯域幅W=1.2fCEST(周波数範囲0.6fcest〜−0.6fcest)のz-スペクトルaが得られる。ただし、z-スペクトルaでは、周波数fcestにおける信号は、周波数範囲(0.6fcest〜−0.6fcest)の外側に位置している。したがって、本来は周波数fcestに現れるはずの信号低下ピークPaは、折り返しにより、周波数fCESTの位置から1.2fCESTだけずれた位置(つまり、−0.2fCESTの位置)に現れる。このため、q=1.2では、CEST効果が現れる周波数の位置を正しく同定することができないという問題がある。
次に、q=2の場合について考える。
図16(b)は、q=2の場合のz-スペクトルを概略的に示す図である。
q=2の場合、式(5)は以下の式で表される。
式(10)から、時間間隔T_iterは、fCESTの2倍の周波数に相当することがわかる。したがって、式(10)の時間間隔T_iterでRFパルスを印加することによって、周波数帯域幅W=2fCEST(周波数範囲fcest〜−fcest)のz-スペクトルbが得られる。尚、図16(b)では、周波数fCESTに現れるはずの信号低下ピークPbは、折り返しにより、周波数fCESTの位置から2fCESTだけずれた位置(つまり、−fcestの位置)に現れる。ただし、信号低下ピークPbは、一定の半値幅を持っているので、信号低下ピークPbのうち、周波数fcestよりも高周波側に現れる信号成分のみが、折り返しにより、周波数−fcestの位置に現れる。信号低下ピークPbのうち、周波数fcestよりも低周波側に現れる信号成分は、折り返しの影響は受けずに、周波数fcestに現れるピークとして残る。
したがって、q=2の場合、周波数fcestにピークが現れるので、CEST効果が現れる周波数の位置を知ることが可能となる。しかし、周波数fcestに現れるピークPbの一部が、折り返しの影響を受けて周波数−fcestの位置に現れるので、本来はCEST効果が生じない周波数−fcestの位置にCEST効果のピークの信号成分が現れるという問題がある。そこで、本形態では、q=4に設定している。以下に、q=4について考える。
図16(c)は、q=4の場合のz-スペクトルを概略的に示す図である。
q=4の場合、式(5)は式(6)で表される。式(6)から、時間間隔T_iterは、fCESTの4倍の周波数に相当することがわかる。したがって、式(6)の時間間隔T_iterでRFパルスを印加することによって、周波数帯域幅W=4fCEST(周波数範囲2fcest〜−2fcest)のz-スペクトルcが得られる。図16(c)では、周波数fCESTは、z-スペクトルcの周波数範囲2fcest〜−2fcestに含まれているので、周波数fCESTに現れる信号低下ピークPcは、折り返しの影響を受けずに、本来の周波数fCESTの位置に残る。したがって、CEST効果が現れる周波数の位置を正しく認識することができる。
このような理由から、本形態では、q=4に設定している。尚、本発明において、q=4に限定されることはなく、折り返しの影響を十分に小さくすることができるのであれば、qは4より小さくてもよい。ただし、qを4よりも小さくしすぎると、図16(a)および(b)で説明したような問題点が発生するので、qは4又は4に近い値に設定することが望ましい。
また、上記の説明では、q≦4の場合について説明したが、q>4に設定してもよい。図16(d)には、q=8の場合のz-スペクトルdが示されている。図16(d)では、周波数fCESTはz-スペクトルdの周波数範囲4fcest〜−4fcestに含まれているので、周波数fCESTに現れる信号低下ピークPdは、折り返しの影響を受けずに、本来の周波数fCESTの位置に残る。したがって、q=8としても、q=4の場合と同様に、CEST効果が現れる周波数の位置を正しく認識することができる。
ただし、q=8にすると、q=4のときよりもz-スペクトルの周波数範囲が2倍に広がる。したがって、q=8の場合、q=4のときよりも、周波数fcestの位置が中心周波数の位置に近くなる。このため、周波数fcestに現れる信号低下ピークPdの半値幅が広い場合、中心周波数に現れる信号低下ピークPeに重なってしまい、CEST効果を見ることが難しくなることがある。
したがって、図16(a)〜(d)に示されたz-スペクトルを比較すると、信頼性の高いCEST効果の情報を得るためには、q=4(又はq=4に近い値)が好ましいことが分かる。このような理由から、q=4に設定している。
q=4の場合、時間間隔T_iterは1.118msである。したがって、1個のRFパルスの印加時間が長くなってしまうと、1.118msの間隔でRFパルスを印加することができない。そこで、本形態では、矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを使用している。矩形波(又は矩形波に近い形状)のRFパルスを使用することによって、1.118msの間隔でRFパルスを印加することができる。また、RFパルスの時間間隔T_iterを短くすることができるので、1つのRFパルスのフリップ角が小さくても、単位時間当たりのフリップ角を大きくすることができる。したがって、個々のRFパルスのフリップ角が小さくても、CEST効果を高めることができる。
尚、本形態は、n個のRFパルスを有するパルスセットをm回実行している(図3参照)。パルスセットを実行する回数mは1回でもよいし、2回以上でもよい。更に、第mのパルスセットSetmを実行した後、キラー勾配パルスを印加する前に、1個〜n−1個のRFパルスを印加してもよい。
また、上記のパルスシーケンスで使用されているパルスセットは、正のRFパルスと負のRFパルスが交互に現れるように構成されている。しかし、正のRFパルスのみを用いてパルスセットを構成してもよいし、負のRFパルスセットのみを用いてパルスセットを構成してもよい。
更に、上記のパルスシーケンスで使用されているデータ収集シーケンスDAQは、シングルショット法でデータを収集している。しかし、データ収集シーケンスDAQは、シングルショット法に限定されることはなく、別の収集方法を使用することができる。例えば、マルチショット法でデータを収集してもよい。図17に、マルチショット法でデータを収集するときのパルスシーケンスの一例を示す。
図17は、マルチショット法でデータを収集する例を示す図である。
k回目のパルスシーケンスSEは、第1〜第zのパルスシーケンスJ1〜Jzを有している。
第1のパルスシーケンスJ1では、第1のパルスセットSet1〜第dのパルスセットSetdが実行され、キラー勾配パルスを印加した後、k空間の一部の領域のデータを収集するためのデータ収集シーケンスDAQが実行される。
第2のパルスシーケンスJ2〜第zのパルスシーケンスJzでも、第1のパルスシーケンスJ1と同様に、第1のパルスセットSet1〜第dのパルスセットSetdが実行され、キラー勾配パルスを印加した後、データ収集シーケンスDAQが実行される。
マルチショット法では、第1のパルスシーケンスJ1〜第zのパルスシーケンスJzを実行することによって、画像再構成に必要なk空間のデータを収集する。このように、本発明では、k空間のデータの収集方法は種々の方法を用いることができる。
尚、本形態では、シングルスライス法でデータを収集する例について説明されている。しかし、本発明は、マルチスライス法でデータを収集する場合にも適用することができる。マルチスライス法でデータを収集する場合、図17に示す第1〜第zのシーケンスJ1〜Jzを用いることにより、z枚のスライスのデータを収集することができる。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 送信器
6 勾配磁場電源
7 受信器
8 制御部
9 操作部
10 表示部
11 被検体
21 ボア
81 画像作成手段
82 スペクトル作成手段
83 CEST画像作成手段
100 MR装置

Claims (12)

  1. プロトンの磁化交換を発生させるための複数のRFパルスと、プロトンの磁化交換が発生した部位からデータを収集するためのデータ収集シーケンスとを含むパルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴装置であって、
    前記複数のRFパルスのうちのp番目のRFパルスの位相とp+1番目のRFパルスの位相との位相差が前記パルスシーケンスごとに異なるように、前記複数のRFパルスの位相をサイクルさせ、前記パルスシーケンスを複数回実行するスキャン手段と、
    前記パルスシーケンスを複数回実行することにより得られたデータに基づいて、前記部位から得られた信号の信号強度と前記位相差との関係を表すスペクトルを求める手段とを有する磁気共鳴装置。
  2. 前記複数のRFパルスの時間間隔は、磁化交換が発生するプロトンの共鳴周波数に基づいて設定されている、請求項1に記載の磁気共鳴装置。
  3. 前記複数のRFパルスの時間間隔は、磁化交換が発生するプロトンの共鳴周波数の4倍の周波数に基づいて設定されている、請求項2に記載の磁気共鳴装置。
  4. 前記スペクトルを求める手段は、
    前記パルスシーケンスを複数回実行することにより得られたデータに基づいて、前記パルスシーケンスごとに前記部位の画像を作成する画像作成手段と、
    前記画像作成手段により作成された複数の画像に基づいて前記スペクトルを作成するスペクトル作成手段とを有する、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  5. 前記スペクトル作成手段は、前記スペクトルの前記位相差を周波数に変換する、請求項4に記載の磁気共鳴装置。
  6. 前記スペクトル作成手段は、前記スペクトルの中心周波数を補正する、請求項4又は5に記載の磁気鳴装置。
  7. 前記中心周波数が補正されたスペクトルに基づいてCEST画像を作成するCEST画像作成手段を有する、請求項6に記載の磁気共鳴装置。
  8. k回目のパルスシーケンスにおける前記複数のRFパルスの位相差は、以下の式で設定されている、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  9. 前記パルスシーケンスは、
    前記複数のRFパルスを含むパルスセットを1個以上有している、請求項8に記載の磁気共鳴装置。
  10. 前記スキャン手段は、シングルショット法又はマルチショット法によりデータが収集されるように、前記データ収集シーケンスを実行する、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  11. 前記スキャン手段は、シングルスライス法又はマルチスライス法によりデータが収集されるように、前記データ収集シーケンスを実行する、請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  12. プロトンの磁化交換を発生させるための複数のRFパルスと、プロトンの磁化交換が発生した部位からデータを収集するためのデータ収集シーケンスとを含むパルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴装置であって、前記複数のRFパルスのうちのp番目のRFパルスの位相とp+1番目のRFパルスの位相との位相差が前記パルスシーケンスごとに異なるように、前記複数のRFパルスの位相をサイクルさせ、前記パルスシーケンスを複数回実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
    前記パルスシーケンスを複数回実行することにより得られたデータに基づいて、前記部位から得られた信号の信号強度と前記位相差との関係を表すスペクトルを求める処理、
    を計算機に実行させるためのプログラム。


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