JP5908332B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明を適用したレンズ駆動装置の全体構成を示す説明図であり、図1(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置を光軸方向前側(被写体側)の斜め方向からみた外観図、および光軸方向前側の斜め方向からみた分解斜視図である。図2は、本発明を適用したレンズ駆動装置をさらに細かく分解した分解斜視図であり、図2(a)、(b)は、レンズ駆動装置を光軸方向前側の斜め方向からみた分解斜視図、および移動体を光軸方向前側の斜め方向からみた分解斜視図である。図3は、本発明を適用したレンズ駆動装置をXZ面で切断した様子を示す縦断面図であり、図3(a)、(b)は、レンズ駆動装置の断面図、およびレンズ駆動装置をベースと他の部材とに分解したときの断面図である。図4は、本発明を適用したレンズ駆動装置に用いたベース等の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)、(d)は、ベースにヨークを固定した様子を光軸方向前側(被写体側)の斜め方向からみた斜視図、ベースにヨークを固定する前の様子を光軸方向前側(被写体側)の斜め方向からみた斜視図、ベースにヨークを固定した様子を光軸方向前側(被写体側)の別の斜め方向からみた斜視図、ベースにヨークを固定する前の様子を光軸方向前側(被写体側)の別の斜め方向からみた斜視図である。なお、図1(b)、図2および図3では、レンズを含めてレンズホルダの全体を省略してある。
本形態のレンズ駆動装置1において、支持体2は、光軸方向後側で撮像素子やIRフィルタを保持するためのベース19と、ベース19に対して光軸方向前側に配置されたヨーク18(ケース)と、ヨーク18の前板部185を光軸方向前側で覆うカバー17と、カバー17とヨーク18との間に介在する四角枠状のシール部材16とを備えている。ベース19の中央には、撮像素子に対する光路や撮像素子を配置するスペースを確保する円形の開口部190が形成されており、かかる開口部190は、ベース19を光軸方向で貫通している。カバー17の前板部175には開口部170が形成され、ヨーク18の前板部185にも開口部180が形成されている。従って、被写体からの光は、開口部170、180を介してレンズ4に入射した後、撮像素子に入射する。
図1、図2よび図3に示すように、移動体3は、内側にレンズホルダ37を介してレンズ4や絞り等を保持するスリーブ30を有しており、スリーブ30は、レンズ4等を保持する円筒部31と、円筒部31の光軸方向後側の端部から外側に広がるフランジ部33とを備えている。本形態において、フランジ部33は四角形である。フランジ部33の光軸方向前側の面には、後述するコイル51を保持するコイル保持面34が形成されており、かかるコイル保持面34は、光軸方向に直交する平坦面として略全周にわたって形成されている。また、フランジ部33の光軸方向前側の面において、フランジ部33の角部に相当する部分には、コイル保持面34よりも光軸方向前側に位置する台形形状の段部が形成されており、かかる段部は、移動体3が光軸方向前側に移動した際に、後述する磁石部55が当接するストッパ部35として利用される。
本形態では、移動体3とヨーク18との間に磁気駆動機構5が構成されている。より具体的には、移動体3とヨーク18との間において、移動体3側に保持されたコイル51と、支持体2側に保持された磁石部55とによって、移動体3を光軸方向に駆動する磁気駆動機構5が構成されている。本形態において、磁石部55は、ヨーク18の前板部185の光軸方向後側の面において、筒部186から内側へ所定の寸法隔てた位置に設けられている。磁石部55は、ヨーク18の前板部185の光軸方向後側の面において、筒部186から所定の寸法隔てた位置に固着された永久磁石56と、永久磁石56の光軸方向後側の面に固着された磁性板57とからなる。磁石部55は、ヨーク18の4つの角部分の各々に配置されており、ヨーク18の角部分の形状に対応する三角柱形状を有している。より具体的には、磁石部55は、三角柱状の永久磁石56と、永久磁石56の底部と重なる三角形の磁性板57とから構成されており、永久磁石56および磁性板57は、光軸方向からみたとき、略直角二等辺三角形になっている。ここで、永久磁石56は、上端面の磁極と下端面の磁極とが異なるように光軸方向で2極に着磁されている。例えば、永久磁石56の光軸方向前側端部がS極であり、光軸方向後側端部はN極である。
図2および図3に示すように、移動体3は、第1バネ部材61および第2バネ部材62によって、光軸L方向に移動可能に支持体2に支持されている。第1バネ部材61および第2バネ部材62は、例えば、ベリリウム銅等からなる金属製の薄板から形成された板バネ状のジンバルバネである。
本形態のレンズ駆動装置1において、まず、磁気駆動機構5が停止している待機期間中、第1バネ部材61および第2バネ部材62の付勢力によって、移動体3は、光軸方向後側に位置し、スリーブ30がベース19に弾性をもって当接している状態にある。
図5は、本発明を適用したレンズ駆動装置のベースに形成した突起の説明図であり、図5(a)、(b)は、突起をヨーク側とは反対側からみたときの説明図、および突起をヨーク側からみたときの説明図である。
図6は、本発明を適用したレンズ駆動装置の製造工程で封止材を塗布する様子の説明図であり、図6(a)、(b)は、塗布する様子の斜視図、および側面図である。
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1において、ベース19は、ヨーク18(ケース)の筒部186より外側に突き出て筒部186の外面に沿って光軸方向前側に延在した突起15を備えている。このため、レンズ駆動装置1をカメラ付き携帯電話機やデジタルカメラ等の機器に搭載するにあたって、機器側にソケット状の穴を設けておき、穴にレンズ駆動装置1を装着する際、突起15をレンズ駆動装置1の向きや位置を規制するガイドとして利用することができる。
上記実施の形態では、ヨーク18等が角筒形状であったが、ヨーク18が円筒形状であるレンズ駆動装置1に本発明を適用してもよい。また、上記実施の形態では、ヨーク18がケースとして機能していたが、移動体3が非磁性のケースで覆われている場合に本発明を適用してもよい。上記実施の形態では、切り欠き181aの内縁と突起15の胴部151との間に封止材7を塗布したが、切り欠き181aの内縁とヨーク18の壁部191b(ベース19のうち、突起15が形成されていない部分)との間に封止材7を塗布してもよい。
2・・支持体
3・・移動体
4・・レンズ
5・・磁気駆動機構
7・・封止材
15・・突起
18・・ヨーク(ケース)
19・・ベース
30・・スリーブ
61・・第1バネ部材
62・・第2バネ部材
51・・コイル
55・・磁石部
70・・接着剤
151・・胴部
152・・頭部
152a・・テーパ面
181a・・切り欠き
186・・筒部
191b、192b、193b、194b・・壁部
Claims (9)
- ベースと、
該ベースのレンズ光軸方向前側に固定された筒部を備えたケースと、
レンズを備え、前記筒部の内側にレンズ光軸方向に変位可能に配置された移動体と、
該移動体と前記筒部との間に設けられ、前記移動体を前記ケースに対してレンズ光軸方向に磁気駆動する磁気駆動機構と、
を有するレンズ駆動装置において、
前記ベースは、前記筒部より外側に突き出て当該筒部の外面に沿ってレンズ光軸方向前側に延在した突起を備え、
当該突起の前記筒部の外面と対向する部分は、前記筒部の外面と前記突起との間隔をレンズ光軸方向後側よりレンズ光軸方向前側で広くするテーパ面を有し、
前記突起は、前記ベースからレンズ光軸方向に直交する方向に延在して前記筒部より外側に突き出た胴部と、該胴部の外端から前記筒部の外面に沿ってレンズ光軸方向前側に延在する頭部と、を備え、
前記頭部の前記筒部の外面と対向する部分には、前記胴部の最も光軸方向前側に位置する部分から前記頭部の最も光軸方向前側に位置する部分まで前記テーパ面が形成され、
前記筒部から前記突起が突出している部分では、当該筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記ベースとの間に封止材が設けられていることを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記胴部のレンズ光軸方向前側に向く面は、当該胴部の突出方向に直交する幅方向の両側が円弧面またはテーパ面になっていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
- 前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁には、前記突起が突出する切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
- 前記切り欠きの形状は、前記突起において前記切り欠き内に位置する部分の形状と同一または略同一であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ駆動装置。
- 前記切り欠きの内縁は、前記突起から離間して延在していることを特徴とする請求項3または4に記載のレンズ駆動装置。
- 前記封止材は、前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記突起の双方に跨って設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
- 前記ベースのレンズ光軸方向前側の面には、前記筒部を間に挟んで前記突起と対向する壁部が設けられ、
前記壁部の光軸方向前側の端部は、前記突起の光軸方向前側の端部と光軸方向で同一の位置または前側に位置することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。 - 前記壁部は、前記筒部の内面に沿って全周または略全周にわたって形成されており、
前記壁部の外面と前記筒部の内面とは接着剤によって接合されていることを特徴とする請求項7に記載のレンズ駆動装置。 - 前記ベースは、前記突起を含めて一体の樹脂成形品からなることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
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