JP5908332B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズを備えた移動体や磁気駆動機構がケースの内側に設けられたレンズ駆動装置に関するものである。
カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラ等に搭載されるレンズ駆動装置は、撮像素子等を保持するベースと、ベースのレンズ光軸方向前側に固定された筒状あるいは箱形形状のケースとを備えており、ケースの内側にレンズを備えた移動体や磁気駆動機構が設けられている。かかるレンズ駆動装置をカメラ付き携帯電話機やデジタルカメラ等の機器に搭載するにあたって、機器側にソケット状の穴を設けておき、穴にレンズ駆動装置を装着する方式が採用されることがある。その際、ケースの筒部より外側に突き出て筒部の外面に沿ってレンズ光軸方向前側に延在した突起をベースに設けておけば、レンズ駆動装置を装着する際の向きや位置を規制するガイドとして突起を利用することができる(特許文献1参照)。
特開2008−112200号公報
レンズ駆動装置では、ベースとケースとの間から内部に異物が侵入して撮像素子等の光学素子に付着すると、撮影画像の品位が低下してしまう。そこで、ベースとケースとを固定する際、ベースに接着剤を塗布しておき、ベースとケースとの隙間を接着剤によって封止することが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載の構成のように、ベースに突起を設けると、ベースにケースを固定する前であっても、突起が邪魔になって、突起が形成されている部分ではベースに接着剤を塗布するのが困難である。また、ベースにケースを固定した後、突起とケースとに挟まれた個所にニードルを進入させ、ニードルから封止材を塗布する方法もあるが、このような方法を行おうとしても、突起とケースとの間には極めて狭い隙間しか存在しないため、ニードルを突起とケースとの間に進入させることが困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ケースの外面に沿うように延在する突起をベースに設けた場合でも、突起とケースとに挟まれた個所に封止材を容易かつ確実に塗布することのできるレンズ駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、ベースと、該ベースのレンズ光軸方向前側に固定された筒部を備えたケースと、レンズを備え、前記筒部の内側にレンズ光軸方向に変位可能に配置された移動体と、該移動体と前記筒部との間に設けられ、前記移動体を前記ケースに対してレンズ光軸方向に磁気駆動する磁気駆動機構と、を有するレンズ駆動装置において、前記ベースは、前記筒部より外側に突き出て当該筒部の外面に沿ってレンズ光軸方向前側に延在した突起を備え、当該突起の前記筒部の外面と対向する部分は、前記筒部の外面と前記突起との間隔をレンズ光軸方向後側よりレンズ光軸方向前側で広くするテーパ面を有し、前記突起は、前記ベースからレンズ光軸方向に直交する方向に延在して前記筒部より外側に突き出た胴部と、該胴部の外端から前記筒部の外面に沿ってレンズ光軸方向前側に延在する頭部と、を備え、前記頭部の前記筒部の外面と対向する部分には、前記胴部の最も光軸方向前側に位置する部分から前記頭部の最も光軸方向前側に位置する部分まで前記テーパ面が形成され、前記筒部から前記突起が突出している部分では、当該筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記ベースとの間に封止材が設けられていることを特徴とする。
本発明では、ケースの筒部の外面に沿うように延在する突起をベースに設けた場合でも、突起において筒部の外面と対向する部分は、筒部の外面と突起との間隔をレンズ光軸方向後側よりレンズ光軸方向前側で広くする形状を有している。このため、ベースにケースを固定した後でも、筒部の外面と突起との間隔がレンズ光軸方向前側で広いので、筒部から突起が突出している部分において、筒部のレンズ光軸方向後側の縁とベースとの間に封止材を容易かつ確実に塗布することができる。
本発明において、前記突起の前記筒部の外面と対向する部分には、前記筒部の外面と前記突起との間隔をレンズ光軸方向後側よりレンズ光軸方向前側で広くするテーパ面が形成されている。突起に対するテーパ面の形成によって筒部の外面と突起との間隔をレンズ光軸方向後側よりレンズ光軸方向前側で広くした構成であれば、突起の根元部分では突起が太い。従って、突起の強度が低下することがない。それ故、機器側に設けたソケット状の穴にレンズ駆動装置を装着する際に突起を向きや位置を規制するガイドとして用いても、突起が破損することがない。
この場合、前記胴部のレンズ光軸方向前側に向く面は、当該胴部の突出方向および光軸方向に直交する幅方向の両側が円弧面またはテーパ面になっていることが好ましい。
本発明において、前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁には、前記突起が突出する切り欠きが形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、切り欠きが形成されている以外の領域では、筒部のレンズ光軸方向後側の端部とベースとが重なるので、ベースにケースを固定する際、ベースとケースとを接着剤で固定することができるとともに、かかる接着剤によって、ベースとケースと隙間を封止することができる。
本発明において、前記切り欠きの形状は、前記突起において前記切り欠き内に位置する部分の形状と同一または略同一であることが好ましい。かかる構成によれば、切り欠きと突起との間の隙間を狭くすることができるので、封止材によって封止する必要のある領域が狭く済む。
本発明において、前記切り欠きの内縁は、前記突起から離間して延在していることが好ましい。かかる構成によれば、切り欠きの内縁が突起に当接しないので、ケースをベースに確実に重ねることができる。
本発明において、前記封止材は、前記突起が形成されている個所では、前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記ベースのうち、前記突起が形成されていない部分との間に設けられている構成、および前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記ベースの前記突起との間に設けられている構成のいずれであってもよい。後者の場合、前記封止材は、前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記突起の双方に跨って設けられている構成となる。
本発明において、前記ベースのレンズ光軸方向前側の面には、前記筒部を間に挟んで前記突起と対向する壁部が設けられ、前記壁部の光軸方向前側の端部は、前記突起の光軸方向前側の端部と光軸方向で同一の位置または前側に位置することが好ましい。かかる構成によれば、封止材が移動体等に付着しない等の利点がある。
本発明において、前記壁部は、前記筒部の内面に沿って全周または略全周にわたって形成されており、前記壁部の外面と前記筒部の内面とは接着剤によって接合されていることが好ましい。かかる構成によれば、ベースにケースを固定する際、ベースとケースとを接着剤で固定することができるとともに、かかる接着剤によって、ベースとケースと隙間を封止することができる。
本発明において、前記ベースは、前記突起を含めて一体の樹脂成形品からなることが好ましい。樹脂成形品であれば、突起を任意の形状に形成することができるとともに、突起を備えたベースを安価に製造することができる。
本発明を適用したレンズ駆動装置では、ケースの筒部の外面に沿うように延在する突起をベースに設けた場合でも、突起において筒部の外面と対向する部分は、筒部の外面と突起との間隔をレンズ光軸方向後側よりレンズ光軸方向前側で広くする形状を有している。このため、ベースにケースを固定した後でも、筒部の外面と突起との間隔がレンズ光軸方向前側で広いので、筒部から突起が突出している部分において筒部のレンズ光軸方向後側の縁とベースとの間に封止材を容易かつ確実に塗布することができる。それ故、突起が形成されている部分であっても、ケースとベースとの間から異物が侵入することを防止することができる。
本発明を適用したレンズ駆動装置の全体構成を示す説明図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置をさらに細かく分解した分解斜視図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置をXZ面で切断した様子を示す縦断面図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置に用いたベース等の説明図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置のベースに形成した突起の説明図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置の製造工程で封止材を塗布する様子の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、レンズ光軸方向を単に「光軸方向」として説明する。また、以下の説明においては、光軸Lの方向をZ軸方向とし、Z軸方向に直交する方向をX軸方向とし、X軸方向およびZ軸方向に直交する方向をY軸方向とする。また、X軸方向の一方側をX1側とし、他方側をX2側とし、Y軸方向の一方側をY1側とし、他方側をY2側とし、Z軸方向の一方側(光軸方向後側/像側)をZ1側とし、他方側(光軸方向前側/被写体側)をZ2側として表してある。また、以下に説明するレンズ駆動装置は、カメラ付き携帯電話機の他にも、様々な電子機器に取り付けることが可能である。例えば、薄型のデジタルカメラ、PHS、PDA、バーコードリーダ、監視カメラ、車の背後確認用カメラ、光学的認証機能を有するドア等に用いることができる。
(レンズ駆動装置の全体構成)
図1は、本発明を適用したレンズ駆動装置の全体構成を示す説明図であり、図1(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置を光軸方向前側(被写体側)の斜め方向からみた外観図、および光軸方向前側の斜め方向からみた分解斜視図である。図2は、本発明を適用したレンズ駆動装置をさらに細かく分解した分解斜視図であり、図2(a)、(b)は、レンズ駆動装置を光軸方向前側の斜め方向からみた分解斜視図、および移動体を光軸方向前側の斜め方向からみた分解斜視図である。図3は、本発明を適用したレンズ駆動装置をXZ面で切断した様子を示す縦断面図であり、図3(a)、(b)は、レンズ駆動装置の断面図、およびレンズ駆動装置をベースと他の部材とに分解したときの断面図である。図4は、本発明を適用したレンズ駆動装置に用いたベース等の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)、(d)は、ベースにヨークを固定した様子を光軸方向前側(被写体側)の斜め方向からみた斜視図、ベースにヨークを固定する前の様子を光軸方向前側(被写体側)の斜め方向からみた斜視図、ベースにヨークを固定した様子を光軸方向前側(被写体側)の別の斜め方向からみた斜視図、ベースにヨークを固定する前の様子を光軸方向前側(被写体側)の別の斜め方向からみた斜視図である。なお、図1(b)、図2および図3では、レンズを含めてレンズホルダの全体を省略してある。
図1、図2および図3において、本形態のレンズ駆動装置1は、カメラ付き携帯電話機等に用いられる薄型カメラにおいてレンズ4を光軸L方向に沿って被写体(物体側/光軸方向前側)に近づくA方向、および被写体とは反対側のB方向(光軸方向後側)の双方向に移動させるためのものであり、略直方体形状を有している。レンズ駆動装置1は、概ね、レンズ4を備えた移動体3と、移動体3の周りを囲む支持体2と、磁気駆動機構5とを有している。
(支持体2の構成)
本形態のレンズ駆動装置1において、支持体2は、光軸方向後側で撮像素子やIRフィルタを保持するためのベース19と、ベース19に対して光軸方向前側に配置されたヨーク18(ケース)と、ヨーク18の前板部185を光軸方向前側で覆うカバー17と、カバー17とヨーク18との間に介在する四角枠状のシール部材16とを備えている。ベース19の中央には、撮像素子に対する光路や撮像素子を配置するスペースを確保する円形の開口部190が形成されており、かかる開口部190は、ベース19を光軸方向で貫通している。カバー17の前板部175には開口部170が形成され、ヨーク18の前板部185にも開口部180が形成されている。従って、被写体からの光は、開口部170、180を介してレンズ4に入射した後、撮像素子に入射する。
レンズ駆動装置1において、ヨーク18は、磁性板を箱形状や筒形状に加工した部材であり、レンズ駆動装置1のケースとして用いられている。本形態において、ヨーク18は箱形状を有しているため、ヨーク18は、前板部185と、前板部185の外周縁から光軸方向後側に向けて延在する筒部186とを備えている。本形態において、前板部185は四角形であり、筒部186は四角筒状である。従って、筒部186は、4つの側板部181、182、183、184を備えている。
カバー17において、前板部175は四角形であり、前板部175の外縁から光軸方向後側に向けて突出した4つの側板部171、172、173、174を備えている。カバー17において、Y方向で対向する側板部173、174には、光軸方向後側に突出した連結板部178がX軸方向の両端部の各々に形成されている。従って、カバー17をヨーク18に重ねた際、連結板部178は、ヨーク18の側板部183、184の外面に重なるので、接着や溶接によって、カバー17とヨーク18とを連結することができる。その際、カバー17の前板部175とヨーク18の前板部185との間には四角枠状のシール部材16が配置される。本形態において、シール部材16はゴム製である。また、カバー17とヨーク18とを連結した状態でカバー17の前板部175とヨーク18の前板部185との間には空間が形成され、かかる空間には、後述する第2バネ部材62が配置される。
図2、図3および図4に示すように、ベース19は、開口部190が中央に形成された矩形の底板部195を有しており、かかる底板部195の側面には端子14a、14bが保持されている。ベース19の底板部195では、4つの辺の各々に光軸方向前側に向けて突出した板状部191、192、193、194が形成されている。ここで、板状部191、192、193、194は、底板部195の外縁からわずか内側位置で光軸方向前側に向けて突出している。このため、底板部195には、板状部191、192、193、194の外側に、光軸方向前側に向いた段部191a、192a、193a、194aが形成されている。従って、ベース19の底板部195にヨーク18の筒部186を重ねると、ヨーク18の筒部186(側板部181、182、183、184)の光軸方向後側の縁が段部191a、192a、193a、194aで支持される。本形態において、板状部191、192は、底板部195の辺部分では、底板部195の外縁に近い位置に形成され、底板部195の角部分では、底板部195の外縁から大きく離間した位置に形成されている。このため、段部191a、192aの幅寸法は、底板部195の辺部分では狭く、底板部195の角部分では広くなっている。
また、ヨーク18の筒部186(側板部181、182、183、184)は、板状部191、192、193、194の外面に重なる形状に形成されており、板状部191、192、193、194の外面は、ヨーク18の筒部186(側板部181、182、183、184)の内面に沿って延在する壁部191b、192b、193b、194bになっている。このため、板状部191、192、193、194の外面(壁部191b、192b、193b、194b)は、ヨーク18の筒部186(側板部181、182、183、184)の内面に狭い隙間を介して重なっている。従って、ヨーク18の筒部186(側板部181、182、183、184)とベース19の壁部191b、192b、193b、194bとを溶着あるいは接着によって接合すれば、ベース19とヨーク18とを固定することができる。本形態では、後述するように、ヨーク18の筒部186の内面とベース19の壁部191b、192b、193b、194bとを接着することにより、ベース19とヨーク18とを固定する。
ここで、底板部195の光軸方向前側の面において、角部分には、板状部191、192、193、194より内側に小さな凸部196が形成されており、かかる凸部196が形成されている領域は、後述する第1バネ部材61の支持体側連結部611をベース19に固定するのに利用される。また、底板部195のY方向の一方側Y1の側面には2つの凹部195e、195fが形成されており、かかる凹部195e、195fは、端子14a、14bを設けるのに利用される。
また、底板部195の光軸方向前側の面において、外縁寄りの位置には複数の凸状ストッパ198が形成されており、かかる凸状ストッパ198は、移動体3が光軸方向後側に移動した際に移動体3が当接するストッパ部として利用される。なお、凸状ストッパ198が形成されている位置では、板状部191、192、193、194の光軸方向前側の端部が切り欠かれており、移動体3が光軸方向後側に移動した際、移動体3や第1バネ部材61が板状部191、192、193、194と干渉しないようになっている。但し、凸状ストッパ198が形成されている位置では、板状部191、192、193、194の光軸方向前側の端部が切り欠かれているが、壁部191b、192b、193b、194bは、筒部186の内面に沿って全周にわたって形成されている。
(移動体3の構成)
図1、図2よび図3に示すように、移動体3は、内側にレンズホルダ37を介してレンズ4や絞り等を保持するスリーブ30を有しており、スリーブ30は、レンズ4等を保持する円筒部31と、円筒部31の光軸方向後側の端部から外側に広がるフランジ部33とを備えている。本形態において、フランジ部33は四角形である。フランジ部33の光軸方向前側の面には、後述するコイル51を保持するコイル保持面34が形成されており、かかるコイル保持面34は、光軸方向に直交する平坦面として略全周にわたって形成されている。また、フランジ部33の光軸方向前側の面において、フランジ部33の角部に相当する部分には、コイル保持面34よりも光軸方向前側に位置する台形形状の段部が形成されており、かかる段部は、移動体3が光軸方向前側に移動した際に、後述する磁石部55が当接するストッパ部35として利用される。
また、スリーブ30において、フランジ部33の4つの辺に相当する各々の部分には、フランジ部33と円筒部31とに跨るようにコイル受け部36が形成されている。本形態において、コイル受け部36は、コイル51の内面を受ける受け面として利用される。その際、コイル受け部36の光軸方向前側には、コイル51と円筒部31との間に隙間が発生するので、かかる隙間を利用して、コイル51はスリーブ30に接着固定される。
このような構成のスリーブ30に対してコイル51を搭載するにあたって、コイル51は、光軸方向の幅寸法が光軸方向に直交する方向の厚さ寸法に比して大の筒状コイルとして構成されている。本形態において、コイル51は四角筒形状を有しており、光軸方向からみたとき、コイル51は正方形である。かかるコイル51は、フランジ部33の外側端部より僅かに内側位置に配置される。
ここで、フランジ部33の角部分には、コイル51の内周面、フランジ部33の光軸方向前側の面、および円筒部31の外周面によって、光軸方向前側に向けて開口する凹部39が形成されている。かかる凹部39は、以下に説明する磁石部55が位置する部分として利用される。
(磁気駆動機構5の構成)
本形態では、移動体3とヨーク18との間に磁気駆動機構5が構成されている。より具体的には、移動体3とヨーク18との間において、移動体3側に保持されたコイル51と、支持体2側に保持された磁石部55とによって、移動体3を光軸方向に駆動する磁気駆動機構5が構成されている。本形態において、磁石部55は、ヨーク18の前板部185の光軸方向後側の面において、筒部186から内側へ所定の寸法隔てた位置に設けられている。磁石部55は、ヨーク18の前板部185の光軸方向後側の面において、筒部186から所定の寸法隔てた位置に固着された永久磁石56と、永久磁石56の光軸方向後側の面に固着された磁性板57とからなる。磁石部55は、ヨーク18の4つの角部分の各々に配置されており、ヨーク18の角部分の形状に対応する三角柱形状を有している。より具体的には、磁石部55は、三角柱状の永久磁石56と、永久磁石56の底部と重なる三角形の磁性板57とから構成されており、永久磁石56および磁性板57は、光軸方向からみたとき、略直角二等辺三角形になっている。ここで、永久磁石56は、上端面の磁極と下端面の磁極とが異なるように光軸方向で2極に着磁されている。例えば、永久磁石56の光軸方向前側端部がS極であり、光軸方向後側端部はN極である。
かかる磁石部55は、ヨーク18の前板部185の光軸方向後側の面から光軸方向後側に突出し、磁石部55の光軸方向後側端部は、移動体3においてスリーブ30のフランジ部33の角部分に構成された凹部39の内側に位置している。このため、磁石部55の光軸方向後側端部は、略直角二等辺三角形において直交する2辺に相当する面が各々、コイル51の内周面と対向している。従って、磁石部55において磁性板57と、ヨーク18の筒部186との間に生成された磁界は、コイル51に鎖交することになる。それ故、コイル51に通電すると、移動体3は光軸方向への推力を受けることになる。ここで、磁石部55の光軸方向後側端部とフランジ部33のストッパ部35との間に形成される隙間は、磁石部55の光軸方向後側端部とフランジ部33のコイル保持面34との間に形成される隙間よりも、光軸方向における寸法が狭くなっている。すなわち、ストッパ部35は、コイル保持面34よりも光軸方向前側に位置する。また、磁石部55は、光軸L方向からみたとき、フランジ部33のストッパ部35と重なっている。従って、移動体3が光軸方向前側に移動した際、磁石部55の光軸方向後側端部とフランジ部33のストッパ部35とが当接し、移動体3の光軸方向前側への可動範囲が制限される。
(バネ部材の構成)
図2および図3に示すように、移動体3は、第1バネ部材61および第2バネ部材62によって、光軸L方向に移動可能に支持体2に支持されている。第1バネ部材61および第2バネ部材62は、例えば、ベリリウム銅等からなる金属製の薄板から形成された板バネ状のジンバルバネである。
第1バネ部材61は、ベース19の4つの角部分に連結される4つの支持体側連結部611と、スリーブ30の後側端縁に連結される移動体側連結部612と、支持体側連結部611と移動体側連結部612とを接続する4本のアーム部613とを備えている。本形態において、移動体側連結部612には、計6つの穴612aが形成されており、かかる穴612aにスリーブ30の光軸方向後側の端部に形成された凸部(図示せず)が嵌る。また、4つの支持体側連結部611には穴611aが各々形成されており、かかる穴611aにベース19の光軸方向前側の端面に形成された凸部196が嵌る。
第2バネ部材62は、ヨーク18の前板部185の光軸方向前側の面に連結される枠状の支持体側連結部621と、スリーブ30の光軸方向前側端部に連結される円環状の移動体側連結部622と、支持体側連結部621と移動体側連結部622とを接続する4本のアーム部623とを備えている。
かかる第1バネ部材61および第2バネ部材62は、移動体3を光軸方向に変位可能に支持するとともに、移動体3の光軸周りの回転を阻止する機能を担っている。なお、本形態では、第2バネ部材62の支持体側連結部621とヨーク18の前板部185とを連結するにあたっては溶接を利用する。その際、支持体側連結部621が損傷しないように、第2バネ部材62の支持体側連結部621には、光軸方向前側に枠状のフレーム11が接合されており、かかるフレーム11によって、第2バネ部材62の支持体側連結部621が補強されている。
本形態において、第2バネ部材62は、全体が一体として形成されている。これに対して、第1バネ部材61は、電気的に分離された2枚のバネ片からなり、コイル51の端部がハンダ等により電気的に接続されている。また、第1バネ部材61を構成するバネ片は、端子14a、14bに導通している。従って、端子14a、14bに給電すれば、コイル51に給電することができる。
(動作)
本形態のレンズ駆動装置1において、まず、磁気駆動機構5が停止している待機期間中、第1バネ部材61および第2バネ部材62の付勢力によって、移動体3は、光軸方向後側に位置し、スリーブ30がベース19に弾性をもって当接している状態にある。
このような状態において、磁気駆動機構5のコイル51に所定方向の電流を流すと、コイル51は、光軸方向前側の電磁力を受けることになる。これにより、コイル51が固着されたスリーブ30(移動体3)は、光軸方向前側に移動し始めることになる。このとき、第1バネ部材61とスリーブ30の後側端部との間、および第2バネ部材62とスリーブ30の前側端部との間には、それぞれスリーブ30の移動を規制する弾性力が発生する。このため、スリーブ30を光軸方向前側に移動させようとする電磁力と、スリーブ30の移動を規制する弾性力とが釣り合ったとき、スリーブ30は停止する。その際、コイル51に流す電流量と、第1バネ部材61および第2バネ部材62によってスリーブ30に働く弾性力とを調整することで、スリーブ30(移動体3)を所望の位置に停止させることができる。
(ベース19の突起の構成)
図5は、本発明を適用したレンズ駆動装置のベースに形成した突起の説明図であり、図5(a)、(b)は、突起をヨーク側とは反対側からみたときの説明図、および突起をヨーク側からみたときの説明図である。
本形態のレンズ駆動装置1をカメラ付き携帯電話機やデジタルカメラ等の機器に搭載するにあたって、機器側にソケット状の穴を設けておき、穴にレンズ駆動装置1を光軸方向後側から装着する。このため、図4および図5に示すように、ベース19には、ヨーク18の筒部186より外側に突き出て筒部186の外面に沿って光軸方向前側(Z方向の他方側Z2)に延在した棒状の突起15が形成されており、かかる突起15は、レンズ駆動装置1を機器に装着する際の向きや位置を規制するガイドとして機能する。
本形態において、ベース19は、突起15も含めて一体の樹脂成形品からなり、突起15は、底板部195においてX方向の他方側X2に位置する側面に形成されている。ここで、突起15の筒部186の外面(側板部181の外面)と対向する部分は、筒部186の外面と突起15との間隔を光軸方向後側より光軸方向前側で広くする形状を有しており、図3(a)および図4(a)に示すように、筒部186から突起15が突出している部分では、筒部186の光軸方向後側の縁とベース19との間には封止材7が設けられている。
図3、図4および図5に示すように、本形態では、突起15の筒部186の外面と対向する部分には、光軸方向前側に向いたテーパ面152aが形成されており、かかるテーパ面152aによって、筒部186の外面と突起15との間隔は、光軸方向後側より光軸方向前側で広くなっている。より具体的には、突起15は、ベース19から光軸方向に直交する方向に延在して筒部186より外側に突き出た胴部151と、胴部151の外端から筒部186の外面に沿って光軸方向前側に延在する頭部152とを備えており、頭部152の筒部186の外面と対向する部分にテーパ面152aが形成されている。本形態では、胴部151の光軸方向前側に向く面151aは、胴部151の突出方向(X方向)および光軸方向(Z方向)に直交する幅方向(Y方向)の両側が円弧面またはテーパ面になっている。
かかる突起15を外側に突出させるにあたって、筒部186の光軸方向後側の縁には、突起15が突出する切り欠き181aが形成されている。ここで、切り欠き181aの形状は、突起15において切り欠き181a内に位置する部分(胴部151)の形状と同一または略同一であり、Y方向の両側が円弧状または斜めになっている。また、切り欠き181aは、突起15よりわずかに大きく形成されており、切り欠き181aの内縁は、突起15の胴部151から離間して延在している。このため、切り欠き181aの内縁は、突起15の胴部151には当接していない。従って、切り欠き181aや胴部151に寸法ばらつきが発生した場合でも、ヨーク18の光軸方向後側の縁は、ベース19の段部191a、192a、193a、194aに確実に当接することになる。
また、ベース19の光軸方向前側の面には、筒部186を間に挟んで突起15と対向する壁部191b(板状部191)が形成されており、かかる壁部191b(板状部191)の光軸方向前側の端部は、突起15の光軸方向前側の端部と光軸方向で同一の位置または前側に位置している。このため、切り欠き181aからは移動体3が露出していない。
(埃等の異物の侵入対策)
図6は、本発明を適用したレンズ駆動装置の製造工程で封止材を塗布する様子の説明図であり、図6(a)、(b)は、塗布する様子の斜視図、および側面図である。
本形態のレンズ駆動装置1において、ヨーク18とベース19との隙間から埃等の異物が侵入して、ベース19に保持された撮像素子やIRフィルタに付着すると、撮像した画像の品位が低下する。そこで、本形態では、まず、レンズ駆動装置1の製造工程のうち、ヨーク18とベース19とを連結する工程では、図4(b)、(d)に示すように、ベース19の壁部191b、192b、193b、194bの複数個所に接着剤70を塗布した後、ベース19にヨーク18を被せる。その結果、接着剤70は、壁部191b、192b、193b、194bとヨーク18の筒部186(側板部181、182、183、184)の内面との間で広がる。従って、接着剤70を硬化させると、壁部191b、192b、193b、194bとヨーク18の筒部186(側板部181、182、183、184)の内面との隙間は、接着剤70によって封止される。
その際、突起15が形成されている部分では、突起15が邪魔になって、壁部191bに接着剤70を適正に塗布できず、壁部191bと筒部186(側板部181)との間が接着剤70によって封止されないことがある。
そこで、本形態では、図6に示すように、例えば、レンズ駆動装置1を組み立てた後、筒部186(側板部181)の外面と突起15とに挟まれた個所にニードル8の先端部を差し込み、ニードル8の先端部から封止材7を吐出して、切り欠き181aの内縁とベース19との間に封止材7を塗布し、その後、封止材7を硬化させる。その際、切り欠き181aの内縁とベース19の壁部191bとの間に封止材7を塗布してもよいが、本形態では、切り欠き181aが突起15の胴部151よりわずかに大きいだけであり、切り欠き181aからベース19の壁部191bが露出していない。従って、本形態では、切り欠き181aの内縁と突起15の胴部151との間に対して、切り欠き181aの内縁に沿うように封止材7を塗布する。従って、封止材7は、筒部186の光軸方向後側の縁(切り欠き181aの内縁)と突起15の胴部151の双方に跨って設けられ、ヨーク18と突起15との隙間は、封止材7によって封止される。それ故、ヨーク18とベース19との隙間から埃等の異物が侵入して、ベース19に保持された撮像素子やIRフィルタに付着するという事態を回避することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1において、ベース19は、ヨーク18(ケース)の筒部186より外側に突き出て筒部186の外面に沿って光軸方向前側に延在した突起15を備えている。このため、レンズ駆動装置1をカメラ付き携帯電話機やデジタルカメラ等の機器に搭載するにあたって、機器側にソケット状の穴を設けておき、穴にレンズ駆動装置1を装着する際、突起15をレンズ駆動装置1の向きや位置を規制するガイドとして利用することができる。
ここで、突起15の筒部186の外面と対向する部分は、筒部186の外面と突起15との間隔を光軸方向後側より光軸方向前側で広くする形状を有している。このため、突起15を設けた場合でも、筒部186の外面と突起15との間隔が光軸方向前側で広いので、筒部186の外面と突起15との間にニードル8を差し込んで、筒部186の光軸方向後側の縁(切り欠き181aの内縁)とベース19の突起15との間に封止材7を容易かつ確実に塗布することができる。
また、本形態では、突起15に対するテーパ面152aの形成によって筒部186の外面と突起15との間隔を光軸方向後側より光軸方向前側で広くしている。このため、突起15の根元部分では突起15が太い。従って、突起15の強度が低下することがない。それ故、機器側に設けたソケット状の穴にレンズ駆動装置1を装着する際に突起15を向きや位置を規制するガイドとして用いても、突起15が破損することがない。
また、突起15において胴部151の光軸方向前側に向く面151aは、幅方向の両側が円弧面またはテーパ面になっているため、角がない。従って、塗布した封止材7が面151aに沿って流動しやすいので、筒部186の光軸方向後側の縁(切り欠き181aの内縁)とベース19の突起15との間に対して、切り欠き181aの内縁に沿うように、封止材7を容易かつ確実に塗布することができる。
また、ヨーク18の筒部186の光軸方向後側の縁には、突起15が突出する切り欠き181aが形成されているため、切り欠き181aが形成されている以外の領域では、筒部186の光軸方向後側の端部とベース19とが重なる。しかも、切り欠き181aの内縁は、突起15の胴部151から離間して延在しており、切り欠き181aの内縁は、突起15の胴部151には当接していない。従って、切り欠き181aや胴部151に寸法ばらつきが発生した場合でも、ヨーク18の光軸方向後側の縁は、ベース19の段部191a、192a、193a、194aに確実に当接することになる。それ故、ベース19にヨーク18を固定する際、ベース19とヨーク18とを接着剤70で固定することができるとともに、かかる接着剤70によって、ベース19とヨーク18と隙間を封止することができる。
また、切り欠き181aの形状は、突起15において切り欠き181a内に位置する部分の形状と同一または略同一であるため、切り欠き181aと突起15との間の隙間が狭い。それ故、封止材7によって封止する必要のある領域が狭く済む。
また、ベース19の光軸方向前側の面には、筒部186を間に挟んで突起15と対向する壁部191b(板状部191)が形成されており、かかる壁部191b(板状部191)の光軸方向前側の端部は、突起15の光軸方向前側の端部と光軸方向で同一の位置または前側に位置している。このため、切り欠き181aからは移動体3が露出していないので、封止材7が移動体3に付着しない等の利点がある。また、壁部191b、192b、193b、194bは、筒部186の内面に沿って全周または略全周にわたって形成されている。このため、ベース19にヨーク18を固定する際、ベース19とヨーク18とを接着剤70で固定することができるとともに、かかる接着剤70によって、ベース19とヨーク18との隙間を封止することができる。
また、ベース19は、突起15を含めて一体の樹脂成形品からなる。従って、突起15を任意の形状に形成することができるとともに、突起15を備えたベース19を安価に製造することができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、ヨーク18等が角筒形状であったが、ヨーク18が円筒形状であるレンズ駆動装置1に本発明を適用してもよい。また、上記実施の形態では、ヨーク18がケースとして機能していたが、移動体3が非磁性のケースで覆われている場合に本発明を適用してもよい。上記実施の形態では、切り欠き181aの内縁と突起15の胴部151との間に封止材7を塗布したが、切り欠き181aの内縁とヨーク18の壁部191b(ベース19のうち、突起15が形成されていない部分)との間に封止材7を塗布してもよい。
1・・レンズ駆動装置
2・・支持体
3・・移動体
4・・レンズ
5・・磁気駆動機構
7・・封止材
15・・突起
18・・ヨーク(ケース)
19・・ベース
30・・スリーブ
61・・第1バネ部材
62・・第2バネ部材
51・・コイル
55・・磁石部
70・・接着剤
151・・胴部
152・・頭部
152a・・テーパ面
181a・・切り欠き
186・・筒部
191b、192b、193b、194b・・壁部

Claims (9)

  1. ベースと、
    該ベースのレンズ光軸方向前側に固定された筒部を備えたケースと、
    レンズを備え、前記筒部の内側にレンズ光軸方向に変位可能に配置された移動体と、
    該移動体と前記筒部との間に設けられ、前記移動体を前記ケースに対してレンズ光軸方向に磁気駆動する磁気駆動機構と、
    を有するレンズ駆動装置において、
    前記ベースは、前記筒部より外側に突き出て当該筒部の外面に沿ってレンズ光軸方向前側に延在した突起を備え、
    当該突起の前記筒部の外面と対向する部分は、前記筒部の外面と前記突起との間隔をレンズ光軸方向後側よりレンズ光軸方向前側で広くするテーパ面を有し、
    前記突起は、前記ベースからレンズ光軸方向に直交する方向に延在して前記筒部より外側に突き出た胴部と、該胴部の外端から前記筒部の外面に沿ってレンズ光軸方向前側に延在する頭部と、を備え、
    前記頭部の前記筒部の外面と対向する部分には、前記胴部の最も光軸方向前側に位置する部分から前記頭部の最も光軸方向前側に位置する部分まで前記テーパ面が形成され、
    前記筒部から前記突起が突出している部分では、当該筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記ベースとの間に封止材が設けられていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記胴部のレンズ光軸方向前側に向く面は、当該胴部の突出方向に直交する幅方向の両側が円弧面またはテーパ面になっていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁には、前記突起が突出する切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記切り欠きの形状は、前記突起において前記切り欠き内に位置する部分の形状と同一または略同一であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記切り欠きの内縁は、前記突起から離間して延在していることを特徴とする請求項3または4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記封止材は、前記筒部のレンズ光軸方向後側の縁と前記突起の双方に跨って設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記ベースのレンズ光軸方向前側の面には、前記筒部を間に挟んで前記突起と対向する壁部が設けられ、
    前記壁部の光軸方向前側の端部は、前記突起の光軸方向前側の端部と光軸方向で同一の位置または前側に位置することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記壁部は、前記筒部の内面に沿って全周または略全周にわたって形成されており、
    前記壁部の外面と前記筒部の内面とは接着剤によって接合されていることを特徴とする請求項に記載のレンズ駆動装置。
  9. 前記ベースは、前記突起を含めて一体の樹脂成形品からなることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
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