JP5907000B2 - 転炉スカートシール部におけるダスト除去方法 - Google Patents

転炉スカートシール部におけるダスト除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5907000B2
JP5907000B2 JP2012186060A JP2012186060A JP5907000B2 JP 5907000 B2 JP5907000 B2 JP 5907000B2 JP 2012186060 A JP2012186060 A JP 2012186060A JP 2012186060 A JP2012186060 A JP 2012186060A JP 5907000 B2 JP5907000 B2 JP 5907000B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
water
sleeve
tank
skirt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012186060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014043608A (ja
Inventor
大樹 平下
大樹 平下
団平 早瀬
団平 早瀬
崇 福嶋
崇 福嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2012186060A priority Critical patent/JP5907000B2/ja
Publication of JP2014043608A publication Critical patent/JP2014043608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5907000B2 publication Critical patent/JP5907000B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

本発明は、転炉炉口とその上方に固定的に配置された煙道との間で昇降しつつ転炉炉口を覆うスカート部に設けられた、転炉スカートシール部におけるダスト除去方法に関するものである。
転炉の排ガス処理設備には、転炉炉口の上方に固定的に配置された煙道と転炉炉口との間にスカート部を設け、このスカート部を転炉の傾動に応じて昇降させる構造が用いられている。スカート部を昇降させても煙道との接続部分から転炉排ガスが漏れることのないように、転炉スカートシール部が設けられている。
この転炉スカートシール部は特許文献1及び特許文献2に示されるように、煙道の下端に形成されたスリーブをスカート部の周囲に形成された環状のスリーブ水封槽に浸漬して水封する構造である。このスリーブ水封槽の深さをスカート部の昇降ストロークよりも大きくしておけば、スカート部を昇降させても常に煙道とスカート部との間のシールを確保することができる。
ところが転炉の排ガス中には微細な鉄粉などのダストが大量に含まれているため、吹き上げられた排ガス中のダストがスリーブ水封槽の内部に入り、その底部に徐々に堆積して行くことが避けられない。この堆積層が厚くなるとスリーブの下端がダストの堆積層に当たり、所期の昇降ストロークを確保できなくなる。このような事態に至ると転炉の排ガス中に含まれるCOなどを確実に回収することができなくなり、転炉の操業を停止せざるを得なくなる。
そこで特許文献1では、スリーブ水封槽の内部にガスのヘッダー管を設け、ヘッダー管の吐出孔から横向きに空気を噴出させることにより槽内水を撹拌し、堆積したダストを浮上させて排出するダスト除去方法が提案されている。
また特許文献2では、水中ポンプを利用して槽内水を撹拌し、堆積したダストを浮上させて排出するダスト除去方法が提案されている。
ところがこれらの従来技術によってはダストの堆積を十分に防止することは困難であり、出願人会社の実績によれば、年間に8回程度、スリーブ水封槽の清掃を行なう必要があった。この清掃作業の間は転炉の操業を停止せざるを得ないため、大きな生産障害となっていた。
特開2004−162127号公報 特開平11−279617号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、スリーブ水封槽の内部へのダストの堆積を効果的に防止することができる転炉スカートシール部におけるダスト除去方法を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、転炉炉口の上方に固定的に配置された煙道と、転炉の傾動に応じて昇降しつつ転炉炉口を覆うスカート部とを備え、煙道の下端に形成されたスリーブをスカート部の周囲に形成された環状のスリーブ水封槽に浸漬して水封する転炉スカートシール部におけるダスト除去方法であって、
この環状のスリーブ水封槽の内部にノズルとディフューザとを備えた複数のエゼクターノズルを分散配置し、これらのエゼクターノズルに窒素ガスを供給し、ノズルから吐出される窒素ガス流がスリーブ水封槽の内部の水を吸い込みながらディフューザに流入することにより、スリーブ水封槽の内部に旋回流を発生させて槽内ダストを流動させながら、スリーブ水封槽の底部から排出することを特徴とするものである。
本発明によれば、環状のスリーブ水封槽の内部に分散配置されたノズルとディフューザとを備えた複数のエゼクターノズルに不活性ガスを供給し、エゼクターノズルの周囲の槽内水を吸引しながら吐出させる。このときの吸引水量はノズルからの吐出量の数倍に達するので、スリーブ水封槽の内部に強い旋回流を発生させることができる。このため槽内に侵入したダストを流動させながら、スリーブ水封槽の底部から効率よく排出することができ、スリーブ水封槽の清掃頻度を大幅に低減させることが可能となった。なお、エゼクターノズルの作動用流体として窒素などの不活性ガスを用いたので、転炉排ガスに混入した場合にも燃焼その他のトラブルを引き起こすことはない。
本発明の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の実施形態を示す水平断面図である。 エゼクターノズルの説明図である。
以下に図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態を示す断面図であり、1は転炉炉口、2はこの転炉炉口1の上方に固定的に配置され、転炉炉口1から吹き上げる転炉排ガスを吸引するための煙道である。煙道2はその外周に、下方に垂下する環状のスリーブ3を備えている。
4は転炉炉口1を覆う水冷式のスカート部であり、その下部5は図1に示すように転炉炉口1の上部外周に被さり、転炉炉口1から吹き上げる排ガスを煙道2に導くことができるようになっている。またスカート部4の上部は上記したスリーブ3に向かって外側に拡がり、その外周に環状のスリーブ水封槽6が設けられている。これらの煙道2、スリーブ3、スカート部4、スリーブ水封槽6等によって、転炉スカートシール部が構成されている。
周知のように転炉は傾動動作を行うため、スカート部4は転炉の傾動に応じて昇降しつつ転炉炉口1を覆う必要がある。このため昇降するスカート部4のスリーブ水封槽6に煙道2のスリーブ3が挿入される構造となっており、スカート部4が昇降してもスリーブ水封槽6内のシール水によりスリーブ3を常に水封し、転炉の排ガスが外部に漏洩することを防止している。なお従来と同様にスリーブ水封槽6の内部には図示を略した給水口からシール水が常時給水されるとともに等量が常時排水されており、シール水の水位を常に一定に維持している。
このスリーブ水封槽6は転炉排ガスをシールするためのものであり、排ガス中に含まれるダストが堆積し易いことは前述のとおりである。そこで本発明では、図1、図2に示すようにスリーブ水封槽6の内部に複数のエゼクターノズル7を分散配置した。
エゼクターノズル7は図3に示すように、ノズル8と先端に向かって拡径したディフューザ9とを備えたもので、両者は腕部10によって所定の間隔を設けて連結されている。ノズル8から高速で作動流体をディフューザ9に向けて吐出するとその周囲に負圧を生じ、作動流体は周囲の流体を吸い込みながらディフューザ9に流入し、その先端から高速で吐出される。液体の吸引量は作動流体の流量の3〜5倍に達する。
本発明ではエゼクターノズル7の作動流体として不活性ガスを使用し、この実施形態ではスリーブ水封槽6の外周に設けられた窒素配管11から供給される高圧窒素ガスが使用されている。窒素ガスは比較的安価であるうえ、転炉ガスに混入しても燃焼その他のトラブルに至らない利点がある。また、窒素ガスが浮上する際にスリーブ水封槽6内のダストを浮上させる副次的効果もある。
なおエゼクターノズル7としては市販品を使用することができ、例えばスプレーイング・システムス・ジャパン株式会社から液中用ノズルとして市販されている製品を使用することができる。またその設置数は適宜設定することができるが、この実施形態では相互の間隔が0.8〜2mの範囲となるように配置した。なお図2においてエゼクターノズル7は均等配置されていないのは付帯設備との関係であり、できるだけ均等配置とすることが好ましいことはいうまでもない。
図2に示されるように、スリーブ水封槽6の内部に多数のエゼクターノズル7が分散配置されている。各エゼクターノズル7からの流体吐出方向は図2では時計方向であり、各エゼクターノズル7からの吐出流によってスリーブ水封槽6の内部に強い旋回流が形成される。このため槽内のダストは堆積することなく激しく撹拌されつつスリーブ水封槽6の内部を流動し、スリーブ水封槽6の底部の排水口12から外部に排水される。
このようにして外部に取り出されたシール水は図示しない汚泥処理設備においてダスト分を沈降分離され、微細な鉄粉が主成分であるダストは鉄資源として再利用することができる。また水は水処理されたうえで再利用や放水される。
上記したように、本発明によればスリーブ水封槽6の内部にエゼクターノズル7により強い旋回流を発生させて槽内ダストを流動させながら排出することができるので、従来のようにスリーブ水封槽6の内部にダストが堆積することがない。このため、従来は年間8回程度の頻度で行われていたスリーブ水封槽6の清掃を、年に1回にまで大幅に低減させることが可能となり、転炉の生産性を大幅に向上させることができた。
1 転炉炉口
2 煙道
3 スリーブ
4 スカート部
5 下部
6 スリーブ水封槽
7 エゼクターノズル
8 ノズル
9 ディフューザ
10 腕部
11 窒素配管
12 排水口

Claims (1)

  1. 転炉炉口の上方に固定的に配置された煙道と、転炉の傾動に応じて昇降しつつ転炉炉口を覆うスカート部とを備え、煙道の下端に形成されたスリーブをスカート部の周囲に形成された環状のスリーブ水封槽に浸漬して水封する転炉スカートシール部におけるダスト除去方法であって、
    この環状のスリーブ水封槽の内部にノズルとディフューザとを備えた複数のエゼクターノズルを分散配置し、これらのエゼクターノズルに窒素ガスを供給し、ノズルから吐出される窒素ガス流がスリーブ水封槽の内部の水を吸い込みながらディフューザに流入することにより、スリーブ水封槽の内部に旋回流を発生させて槽内ダストを流動させながら、スリーブ水封槽の底部から排出することを特徴とする転炉スカートシール部におけるダスト除去方法。
JP2012186060A 2012-08-27 2012-08-27 転炉スカートシール部におけるダスト除去方法 Active JP5907000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012186060A JP5907000B2 (ja) 2012-08-27 2012-08-27 転炉スカートシール部におけるダスト除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012186060A JP5907000B2 (ja) 2012-08-27 2012-08-27 転炉スカートシール部におけるダスト除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014043608A JP2014043608A (ja) 2014-03-13
JP5907000B2 true JP5907000B2 (ja) 2016-04-20

Family

ID=50395084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012186060A Active JP5907000B2 (ja) 2012-08-27 2012-08-27 転炉スカートシール部におけるダスト除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5907000B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112410500A (zh) * 2020-11-18 2021-02-26 新疆昆玉钢铁有限公司 烟尘防溢装置、活动烟罩及转炉炼钢设备

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6213298B2 (ja) * 2014-02-24 2017-10-18 新日鐵住金株式会社 転炉スカートシール部におけるダスト除去方法
CN106828664B (zh) * 2016-12-27 2019-02-12 中冶东方工程技术有限公司 一种用于转炉汽化冷却烟罩的活动车及使用方法
CN110863082A (zh) * 2019-12-12 2020-03-06 北京京诚科林环保科技有限公司 一种具有反吹功能的烟道取压口自洁装置和汽化冷却烟道

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56151357U (ja) * 1980-04-15 1981-11-13
JPH10251732A (ja) * 1997-03-18 1998-09-22 Kawasaki Steel Corp 転炉排ガス処理設備におけるスカートシール部のダスト除去装置
JP3743107B2 (ja) * 1997-04-11 2006-02-08 Jfeスチール株式会社 転炉用スカートジャケットにおけるダスト排出方法および装置
JP3711748B2 (ja) * 1997-05-26 2005-11-02 Jfeスチール株式会社 転炉排ガス処理設備のダスト除去装置
JP4882449B2 (ja) * 2006-03-29 2012-02-22 Jfeスチール株式会社 転炉排ガス処理設備のダスト除去方法および装置
JP5169267B2 (ja) * 2008-02-06 2013-03-27 三菱電機株式会社 風呂給湯装置
JP5652916B2 (ja) * 2011-05-17 2015-01-14 スチールプランテック株式会社 転炉排ガス処理装置のスカートシール装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112410500A (zh) * 2020-11-18 2021-02-26 新疆昆玉钢铁有限公司 烟尘防溢装置、活动烟罩及转炉炼钢设备
CN112410500B (zh) * 2020-11-18 2021-08-20 新疆昆玉钢铁有限公司 烟尘防溢装置、活动烟罩及转炉炼钢设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014043608A (ja) 2014-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5907000B2 (ja) 転炉スカートシール部におけるダスト除去方法
JP2010036151A (ja) 揚砂装置
CN107309101A (zh) 安装棒针堵塞疏通装置的冲洗喷嘴
CN205627428U (zh) 一种环保机械用喷淋除尘装置
CN217110493U (zh) 一种金属铋精炼炉的下灰装置
CN216755773U (zh) 一种高耐磨材料生产用除尘装置
JP4869308B2 (ja) 揚砂装置
CN205605807U (zh) 一种压力容器排污缓冲器
KR101841621B1 (ko) 오물 수거차량용 밸브장치
CN205586626U (zh) 一种新型竖流式沉淀罐
JP5652916B2 (ja) 転炉排ガス処理装置のスカートシール装置
CN214616659U (zh) 一种煤矿水泵吸水笼头防堵塞装置
CN206305122U (zh) 冰箱垫圈进给装置
CN210889508U (zh) 一种环保水喷射泵
KR20120002794U (ko) 우유 기포 제거장치
CN105347287A (zh) 一种负压型废液收集装置
JPH11279617A (ja) 転炉排ガス処理設備におけるスカートシール部のダスト除去方法
WO2020022460A1 (ja) 転炉排ガス処理装置
CN204563835U (zh) 新型高效降温洗涤装置
CN209574619U (zh) 一种连续浸泡洗碗机的除渣装置
CN214936234U (zh) 一种用于油田采出水处理的除油罐
CN219595926U (zh) 一种除油装置
CN213684233U (zh) 一种卧式负压排渣放水器
KR200467309Y1 (ko) 공기 압축기의 배출 포트
CN203874614U (zh) 一种除尘系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160307

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5907000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350